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2021年5月25日火曜日

5月25日火曜日/低刺激な生活

◇ ラジオ・雑誌・本・映画・音楽

 何度か目覚めながら、ずるずると、朝10時前まで眠る。よっぽど疲れがひどく、ひさしぶりにたくさん眠った。「伊集院光とらじおと」をつける。ゲストは漫画家のコージィ城倉。前回出演時にも聴いていて、はっとすることを言っていた記憶があるが、それがなんだったか忘れてしまった。ちばあきおのリメイク作はぜんぜん読んでいないが、現代のマンガからすると「低刺激」になるという話などは面白かった。コージィ城倉の他の作品の読者からすると退屈に感じるということだが、昼間のAMラジオを聴くリスナーならば「低刺激」だからいいという良さがわかるということを伊集院は言う。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「サンデー毎日」の中野翠の連載では、「うっせぇわ」に共感を寄せていた。清水ミチコ、高田文夫と鼎談をしたというが、これは「婦人公論」に載るのだろうか。「週刊朝日」には、西条昇による澤田隆治追悼文が載っていた。「SPA!」を読むと、鴻上尚史の「ドン・キホーテのピアス」がなんと最終回。

 午後に少し外出し、支払いや、買いものだけしてすぐに帰ってくる。やや暑いところに風が吹いていて気持ちがいい。部屋で読書をして過ごし、野地秩嘉「芸能ビジネスを創った男 渡辺プロとその時代」を読み終えた。2006年刊。ずっと手元にあった本だが、「決定版 日本の喜劇人」が出たタイミングで、こちらも読んでおきたくなった。もとは「新潮45」の連載だったのか。渡辺プロ創業者の渡辺晋の評伝だが、芸能界を作った人物のひとりという漠然とした印象はあったが、具体的に、芸能プロというものを、番組制作費、原盤権で利益を生み出すビジネスに変えたのが渡辺晋であり、まさに「芸能ビジネスを創った男」なのだというのがこの本を読んでわかる。しかし、渡辺プロと日本テレビの全面戦争については、小林信彦「テレビの黄金時代」で読んだのとはだいぶ印象が違い、客観風ではあるが、完全に渡辺晋側から書かれている。こうなると、本全体の印象も、渡辺晋は善玉として描写されるが、ちょっと怪しくなってくる。渡辺プロと QUEEN の関係は初めて知るものだったが、渡辺晋と美佐が QUEEN を見つけ、ビッグアーティストに育てあげたというような表現はどこまで信じていいものか。

 アマゾンプライムで映画を1本。もうすぐ見放題が終了するので、三木聡監督「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」をようやく観た。三木聡監督作はおおむね追いかけて観ていたのだが、この作品はタイトルからしてあんまり観る気にはさせられなかった。今朝の「らじおと」で、「キャプテン」や「プレイボーイ」は検索しにくく、だから最近は長いタイトルが増えているというような話をしていたが、わざわざ長いタイトルにして、つまらなそうだと思われては元も子もない。冒頭、むしろ、宮藤官九郎が撮りそうな映画だなと思いながら、15分弱が経ったところでタイトルがやっと出る。ふせえり、松尾スズキが登場してからは面白くなりそうになるが、笑いは全体的には少ない。音楽映画だが、ハードロックが好きでない自分には、どうも最後までだめだった。

 深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴く。「クイック・ジャパン」でまた爆笑問題の特集があるそうだ。最後まで聴き、まだ眠くならず、Spotify でニューリリースのチェックをすると、聴きたい曲がたくさんあった。スチャダラパーと never young beach のコラボ曲があり、ちょうど、「音量を上げろタコ!」を観て、never young beach がこの映画に曲を提供しているという記事を読んだばかりだった。そのほか、フィッシュマンズのライブ音源や、小沢健二のここ最近の新曲連発ぶりもすごい。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...