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2024年11月1日金曜日

11月1日金曜日/神保町で唐十郎を観る

◇ 音楽・テレビ・ラジオ

 朝、Spotify のニューリリースから、細野晴臣「Hosono House」のカバーアルバムを聴きながら、ブログの更新をひとつ。少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「アメトーーク!」は「親が先生芸人」。堀内健、青木さやか、横澤夏子、紅しょうが稲田、カミナリたくみ、金魚番長箕輪、土佐兄弟が出演。昨夜の「私のバカせまい史」は、さらば森田がプレゼンターの「庶民派ママタレ史」。せいやがアグネス論争もよく知っている。昨夜の「ひっかかりニーチェ」は、視聴者から「おじさんになると新しい友だちができない」という投稿があった。永野は、岩井ジョニ男、野沢ダイブ禁止と友だちだそうだ。

 火曜の「アンタウォッチマン!」はランジャタイ国崎の応援企画。VTRでは、野田クリスタル、天竺鼠川原、そしてなぜか、ダウ90000の飯原と上原が証言する。飯原と上原は国崎自らインタビューしたが、国崎とは半年以上会ってない間柄だった。そして、国崎はピンネタを披露。鳥のマスクを脱いだらオール巨人のお面、さらに、アンタッチャブル、サンドウィッチマンの映像をリアクションとして勝手にコラージュする。それだけでなく、コントがもう1本用意されていた。これには、エキストラのお爺さん、お婆さん、子どもたちを参加させた。

 今日の「徹子の部屋」はいっこく堂がゲスト。現在、61歳。去年、孫が生まれたそうだ。さっそく、腹話術を披露。そのあとは「師匠」を抱えたままのトークになるが、普通にトークをしているのに人形の顔はつねに動いているし、ときどきあいづちが入る。もう無意識にできるレベルになっているんだろうな。徹子さんに英語のネタをリクエストされて、気の弱いカーナビというネタを披露する。そのあとには腹話術のものまねを披露し、谷村新司、八代亜紀の人形も出てきた。現代の名人と呼んでいいレベルの芸だろう。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴き、それから、聴きそびれていた「爆笑問題の日曜サンデー」の「サンデー芸人ランキング」のコーナーを聴いた。この日は磯山さやかが担当。「松村邦洋あるあるベスト3」と「名取裕子が出演する好きなドラマベスト3」を発表していた。

◇ 神保町

 午後から外出。やるべきことがなにも進まず、出かけるのはどうしようかと迷っていたが、むしろ、今のうちにしか動けないかと思い、やっぱり出かけることにした。雨雲レーダーを見ると雨になっているが、外に出てみると降っていない。一応、傘はもっていく。

 横浜から東横線、渋谷から半蔵門線に乗り換え、神保町まで。そういえば、今は「神田古本まつり」の最中だった。すずらん通りに入り、先に神保町シアターに向かう。今日のお目当ては唐十郎特集の「新宿泥棒日記」。上映までまだ1時間半ほどあるが、どのくらい混むのかわからないから、早めにチケットを買っておいたほうがいいと思った。チケットを買ってから、ひとまず、東京堂書店を覗き、それから遅めの昼食。小諸そばに入り、舞茸天せいろを食べた。590円。食べ終わり、食器を返そうとすると返却口がトレイで埋まっていた。店員さんに声をかけるが、忙しそうでぜんぜんきてくれないから、自分で食器をよけて、トレイを重ねて置こうとしたら、店員がすっ飛んできて、こっちのトレイを奪うようにされた。すっ飛んでこれるのなら最初からそうしろっつうの。ドトールに入り、ひと休み。少し読書をする。

 18時40分の回の大島渚監督「新宿泥棒日記」を観るため、上映開始10分前に神保町シアターに戻る。もう入場が始まっているかと思ったらまだだった。整理番号は11番。あんまり混むこともなく、4列目の観やすい席に座れた。予告編もなく、映画はいきなり始まる。唐十郎特集だが、この映画の主役は唐十郎ではなく、横尾忠則が主役なのだが、映画は唐十郎から始まる。新宿の風景に現われる状況劇場の俳優たち。紀伊国屋の田辺茂一が登場し、流れるような棒読みを見せる。渡辺文雄たちが性談義をする場面に、談志師匠らしきひとが一瞬映ったが、クレジットにはなかった。60年代の空気が充満しているようなこの映画は唐突に終わる。

 夜遅くに帰宅すると、どうやら子ネズミが産まれたようで、ネズミ捕りに一気に5匹も捕まっていた。しかし、図体の大きい親ネズミは捕まらない。自然に老衰してくれればいいんだけども、ネズミの寿命はどのくらいだろうな。

◇ テレビ・雑誌 

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。「NHKニュース7」によると、石破内閣発足1ヶ月。そして、能登半島地震から10ヶ月でもある。月曜に放送された「モンスター」第3話は、精子提供の経歴詐称トラブルの物語。趣里のコメディセンスがだんだん出てきているような気もするけど、しかし、もっとコメディのほうがいい。終盤に古田新太がちらっと出てきた。古田新太はいつから本格的に物語にからんでくるのか。そういえば、今週はYOUが出てこなかった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」の梅沢富美男の連載では西田敏行のことが語られていた。「淋しいのはお前だけじゃない」で共演して以来、「アニさん」と呼ぶ関係だったんだ。撮影後には西田敏行がしょっちゅう飲みに連れていってくれて、シメには決まって、下北沢の珉亭で江戸っ子ラーメンを食べていたという。ほかのページでは、山田邦子の連載対談のゲストに桂宮治が登場。井筒監督の映画評では「シビル・ウォー」を評価。「核のボタンを押す輩は現れなかったが、銃を持つ国の忌まわしい近未来がリアル過ぎて、もう絶句だ。」 「ジャーナリストの目」の欄では、鈴木エイトが統一教会と関係のあった議員を追跡している。ほかにも、衆院選後の分析記事、「ザ・炎上」と題する炎上を詳細に分析した16ページにも渡る特集記事があり、読みたい記事ばかりだが今週は読みきれないな。

 「東京人」最新号の特集は「劇場に行こう!」。これも読む時間が作れるかはわからないが、ひととおりスクショは撮っておく。タイミングよく、唐十郎追悼の座談会があり、これだけは先に読んだ。メンバーは、渡辺えり、佐野史郎、久保井研という3人。サルトルからの影響を渡辺えりが指摘していて、状況劇場の旗揚げ公演はサルトルの「恭しき娼婦」なのだ。渡辺「シュルレアリスムといえば、唐さんはアンドレ・ブルトンを読んでいる世代でしょう? 自動筆記にも影響を受けたでしょうね。脳を使わず何かを狙ったりせずに言葉を綴る。」 「佐川君からの手紙」にある「ファウストからメフィストへ!」という一文は渡辺えりの父の話がもとになっているという。

2022年6月7日火曜日

6月7日火曜日/テレビや読書

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に目覚めてしまい、ブログを更新しようとするが、やっぱり眠くなり、もう少し眠りなおしてから改めて書きあげた。午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」を観ると、ZAZYとお見送り芸人しんいちの小競り合いをこの番組では続けているが、今週はそこにみなみかわが加わるという流れになり、みなみかわが考えた「スーパーTKO」というトリオ名に笑った。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は坂本冬美がゲスト。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。こちらの14時台は、蝶花楼桃花がゲスト。ナイツとの直接の接点はあまりないようだが、にゃん子・金魚の情報交換をしたり、あるいは、小朝の会のケータリングを話題にする。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「美術手帖」の最新号が配信されていて、そういえば、何号か読みそびれているかもしれないと思い、バックナンバーを確認してみると、なんと、今号から季刊になっていた。読みそびれていたわけではなかったのだが、よくよく確認してみると、それ以前に、2018年から隔月の発売になっていたことにも今まで気がついていなかった。

 文春オンラインに、いっこく堂のインタビューがあるのを目にして、興味をもって読んだ。おおひなたごうのツイートがきっかけで、ちょっと注目されたというわけか。民藝に入団する以前の、ものまね芸人時代の話が特に面白い。横浜放送映画学院ではウッチャンナンチャンの1期先輩であり、在学中に「笑ってる場合ですよ!」のものまねコーナーで優勝し、芸能事務所に入るのだ。「お笑いスター誕生!!」のネタ見せでとんねるずと一緒だったというのも知らない話だった。さんまと一緒に地方営業に行っていたというのは、さんまもテレビで話していたのを聴いたことがある。2016年には自宅で倒れ、くも膜下出血になったということも知らなかった。

◇ 読書・テレビ・映画

 今日は、近所の郵便ポストに投函に行く以外は外出せず、部屋で読書をしていた。山田由香・高野文子「動物園ものがたり」を読んだ。2010年刊、くもん出版。児童向けの読みものだが、高野文子が挿し絵を描いているのが珍しく、何年か前に見つけて買っておいたものの、なかなか児童書を読もうというモードになれなかったのだが、今日はなぜか読めそうな気がして、すいすいと読んでしまえた。動物園を舞台に、登場人物それぞれの視点にくるくると切り換わりながら物語が進む。著者の山田由香は、高野文子よりもひと世代下の脚本家。アニメの「サザエさん」の脚本などを書いているようだ。

 午後もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は傑作選。「愉快な女友達」という特集で、富士眞奈美&吉行和子、波乃久里子&水谷八重子、平野レミ&清水ミチコ&森山良子という3組のダイジェストだった。すべて観ているはずだが、もう一度観ても面白い。それから、昨夜の「しゃべくり007」は、坂上忍がゲスト。さんま、出川に続き、「クイズ私のこと覚えてる?」の3回目。この企画、毎回面白い。

 土曜の夕方にフジテレビで放送されていた「ものまね師弟バトルMANE-1」という特番が面白そうだから録画しておいた。「浅草キッド」で、たけしを演じた柳楽優弥が松村邦洋から演技指導を受けたように、ものまね経験のない芸能人をものまね芸人が指導し、その成果を競うという番組。司会は、劇団ひとり、岡田結実。見届け人として、松村邦洋、原口あきまさ、朝日奈央が出演。登場する「師弟」は4組、1組目は、みかんが王林を指導し、鈴木奈々、渡辺真知子、倖田來未、おじゃる丸、LiSA のものまねを。2組目は、Mr.シャチホコがこがけんを指導し、和田アキ子、西城秀樹、渡部陽一、星野源を。3組目は、ビューティーこくぶが杉浦太陽を指導し、桐谷健太、GReeeeN、槇原敬之を。4組目は、荒牧陽子が佐藤仁美を指導し、中島みゆき、工藤静香、松任谷由実を披露した。最後の佐藤仁美の、中島みゆき、工藤静香のものまねが特に見事で、荒牧陽子の指導も上手かったのだろうが、そもそも俳優としての能力が高いから、ものまねも習得できてしまうのだ。具体的にどう指導しているのか、その場面をもうちょっと見せてもらいたい番組ではあった。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。1986年公開の「トップガン」を初めて観るが、まるで興味がもてず、かなり序盤の段階で、退屈してしまった。この時代のトム・クルーズがかっこよかったのかもよくわからない。Netflix で、「このサイテーな世界の終わり」というドラマも第2話まで観た。これは面白そうだから、続けて観てみよう。深夜はラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2021年1月10日日曜日

1月10日日曜日/「ただいま、ジャクリーン」

◇ 売れない

 最初の緊急事態宣言のときには売り上げが伸びてしまったのでちょっと期待していたのだが、今度はそういう気配はまだない。みんな、それほどステイホームというわけではないのか。年末はいいペースで売れていたのだが、年明けはどうも思うように売れない。正月にのんびりしすぎたのもよくなかった。感染者数のグラフは、2週間前の結果が現在だと、北村義浩教授はつねに言っているが、古本を売るのも似たようなもので、現在の売り上げは過去の仕事量の結果だ。金の心配がずっと解消されないのは、過去にとり返しのつかないことをしているからだ。

 夕方、ヤマトの営業所まで。駅前のドトールで読書をしてから帰る。

◇ テレビと映画

 夜は録画していたテレビを観る。「さんまのお笑い向上委員会」の新春特番。これも昨日観た「さんタク」と同じく、さんまが正月に海外に行けなくなった副産物だ。毎年恒例の「ブラタモリ」と「家族に乾杯」のコラボ番組も、今年はタモリと鶴瓶がスタジオでトークする番組になった。変化し続けるたけしは別として、さんま、タモリ、鶴瓶は、まるで変わらない存在感をテレビのなかでキープし続けている。

 一昨日の「タモリ俱楽部」は、太神楽のイチオシ第7世代を決定するという企画。今はもう、染之助染太郎をリアルタイムでは知らない世代が太神楽師になっている。芸の映像を観ることはあっても、バラエティ番組で活躍していたことを若い世代は理解できるだろうか。MCの三四郎にしても、〈お染ブラザーズ〉として「いいとも」レギュラーだったことは知らないのだろう。

 昨日の「週刊フジテレビ批評」には、遠藤龍之介社長が出演して、原田曜平と対談をしていた。もっとましな対談相手はいなかったのか。

 アマゾンプライムで短篇映画を1本。大九明子監督の「ただいま、ジャクリーン」という作品を検索していて見つけたが、これがやっぱりとてもよかった。腹話術人形の物語という題材がまずいい。主人公の少年がある男と出会うことで物語が展開していく、この男を演じているのがいっこく堂で、短い場面だが、画面に映るいっこく堂には、実在の腹話術師だと知らなくてもそう思えるような雰囲気がある。「ピノキオ」が好きな子という設定がうまい。養護施設の名が「チャップリンの家」という、これにもきちんと意味がある。好ましいところだらけのかわいらしい小品。

ブログ アーカイブ

6月30日日曜日/弘明寺と野田クリスタル

◇ 弘明寺  朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「にちようチャップリン」はトリオコント師の特集。や団、青色1号、ゼンモンキー、インスタントジョンソンが出演。しかし、眠気がひどくてしかたがない。横になり、ラジオを聴きながら、30分ぐらい眠りなおした。午後になり、あわただし...