ラベル 紙とさまぁ~ず の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 紙とさまぁ~ず の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年5月10日水曜日

5月10日水曜日/テレビやラジオや雑誌

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 今日もうすら寒い。外出せず、録画しているテレビ番組をあれこれと。昨夜、「THE SECOND」の事前番組があったのに、録画を忘れてしまった。悔しいな。昨夜の「午前0時の森」は、ナレーションがうまくなりたい若林がナレーションに挑戦する企画。日本テレビアナウンサーの森富美、ラルフ鈴木、町田浩徳が登場した。

 昨夜の「刺さルール」はまた新企画、「テレビ欄でテレビ談」と題し、昔のテレビ欄を見ながらトークをする。ソファーに座り、トークするだけのシンプルな企画。企画が安定しない番組だが、この企画は爆笑問題にはうってつけだった。1987年12月24日のテレビ欄、「メリー・クリスマスショー」を話題にするが、その裏では「ザ・ベストテン」をやってたんだな。爆笑問題は同日の「パオパオチャンネル」に注目し、番組の映像も流れたのだが、テロップの解説はかなり不充分だと思った。

 月曜に放送された「アンタウォッチマン!」の特番は、石原良純特集で90分。中居正広、出川哲朗らが証言をする。番組では、もともとは雑誌の編集者として石原慎太郎と関わりがあった三原マネージャーとの関係に焦点をあてる。「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」に不破万作とともに出演していたことはよく覚えているのだが、「夢で逢えたら」にゲスト出演したことから「やるやら」に進展したというのは知らなかった。つかこうへいが演出する「熱海殺人事件サイコパス」に出演した際に、「揺れるなよ」と言われた話などもとても面白かった。

 「紙とさまぁ~ず」は日曜深夜放送に定まったのかと思ったら、また火曜深夜に移動した。もうちょっと観やすい番組にしてもらいたいよ。最新の回2週分は、春風亭昇太がゲストの前後編。これは絶対に録画しそこねたくはなかった。今やこの関係がわからないひとも多いだろうが、番組内でも触れられていたように、昇太師匠とさまぁ~ず(バカルディ)は若いころにはよく共演していたのだ。昇太師匠の回答はサービス満点、おおむね、答えすぎるくらいなのだが、「弟子時代に我慢していたことを教えて下さい」という質問には「師匠にはありません。我慢、弟子にはあります。」というまじめな答えだった。アテレコはさすがに上手い。 

 日曜深夜に放送されていた「衝動に駆られてみる」という新番組、なんとなく気になり、録画しておいた。相席スタート山添と市川紗椰が出演。テレビ朝日とハウフルスの制作だが、「タモリ俱楽部」の後継番組というわけにはいかないだろう。初回の放送では、本の匂いを嗅ぐのが好きな女性が登場し、最後は、沼津の印刷工場まで刷りたての本の匂いを嗅ぎに行くのだが、そこで次週に続いた。まあ、次週は観ないかな。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台のゲストは小猫改め五代目江戸家猫八。襲名披露興行をずっとやっていて、その話をしていたのだが、末広亭の中日あたりから流れが変わり、新しいお客がたくさんやってくるようになったんだそうだ。行きたいと思っていたんだけど、都合がつかずに無理だった。まだ国立演芸場もあるのだが、寄席に比べると魅力が落ちる。

 聴きそびれていた先週金曜の友近の「シン・ラジオ」を聴くと、子どもの日の放送ということで、この番組ではおなじみ、こうちゃんがついにスタジオに登場した。こうちゃんとちゃらんぽらん冨好さんの会話のなかで、こうちゃんのお母さんがフリーアナウンサーであることが明かされる。

 眠ってしまってちゃんと聴けてなかった昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴きなおすと、なんの話をしていたのかというと、又吉が Youtube で「笑って人類!」について語っていたという話から、村上春樹の新刊についてしゃべっていたのだった。太田がここまでストレートに村上春樹について語るのを初めて聴いた。話はそこからベルグソンにつながり、ベルグソンを語る小林秀雄の話になっていった。その又吉の動画もさっそく確認してみたのだが、これはアツい。22分間、丁寧に丁寧に「笑って人類!」について語られている。いい加減に言葉を発しているようなところがまったくない。


 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「POPEYE」と「サライ」にレコードの特集があり、「POPEYE」ではこういう特集はよくあるような気がするが、「サライ」のほうでは、角野卓造が神保町のレコード社を訪れたりなどしている。「サライ」には島田雅彦の新連載もあり、島田雅彦は今や、「POPEYE」よりも「サライ」になじむ作家になったか。「POPEYE」の特集では「いまさら聞けないレコードのはなし。」というページが面白く、その問いに答えているのは田口史人さんだ。円盤が 2020年に店名を変更していたとは知らなかった。今は「黒猫」というのか。「尊敬できるレコード好きは誰ですか?」という質問に、田口さんは岡田則夫氏の名をあげている。「著名なコレクターになると、死後、自身のコレクションを図書館などに寄贈することがありますが、岡田さんは「残ったレコードはすべて散逸させたい」と言っています。これはあくまでも自分のコレクション。一枚一枚集める過程こそが楽しかったし、それこそがレコードの醍醐味だから、次の人にもその愉しみを味わってほしい、と。まさにそのとおりだと思いますし、僕のコレクションも最後は散り散りにしたいですね。」

2023年4月10日月曜日

4月10日月曜日/シティポップ確認中

◇ 選挙

 早朝に目覚め、録画しておいた昨夜のTVKの選挙特番をざっと早送りで確認した。黒岩の当選直後のあいさつを観る。今回の選挙は、誰の演説もまったく観ることができなかったが、しかし、観るべき候補なんかいないのだからしかたがない。まるで、ウンコ味のカレーとウンコ味のウンコ、どっちがいいかと訊かれているような選挙だった。そう訊かれたら、ウンコ味のカレーに決まってるだろと言わざるをえない。



◇ 霞が関・五反田

 朝から都内に。昼食は霞が関、コモンゲートのとんかつまるやに入り、ロースかつ定食を食べた。700円。予定よりも時間がだいぶ空いてしまい、この空いた時間をどうしようからと考えながら、虎ノ門から新橋に歩き、山手線に乗り、五反田に移動した。新橋よりも五反田のほうがくつろげると思った。ブックオフの先のベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングだけ聴いた。それから、聴きそびれいていた先週月曜の放送を聴いた。矢部太郎がゲスト。聴きながら少し眠ってしまう。これも聴きそびれていた先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴いた。ナイツはこの日が春休み明け。塙さんが奄美のコミュニティFMに出演したそうで、これ、ぺこぱの番組で紹介されていた放送局だ。14時台は徳光和夫がゲスト。

 それから、図書館で借りてきた、Night Tempo「ジャパニーズ・シティポップ100」を読んでいた。2022年刊、303BOOKS。この本で紹介されている100曲のうち、Spotify にあるものはすべて、少しずつ確認しながら読んでいた。そんな読みかたをしていたら没頭してしまい、気がついたら3時間が経っていた。いや、しかし、これは面白い作業で没頭してしまう。シティポップといっても、アイドルの楽曲など、芸能的な背景とは無関係な視点のセレクトが特に面白く、これは日本の音楽ライターなんかには難しい芸当だ。



 ベローチェを出て、ブックオフに寄ったときにはすっかり夕方になってしまった。しかし、買えるものがぜんぜんない。390円の単行本を1冊だけ買っていく。本当はもう何店かブックオフをまわろうというつもりでいたのだが、ベローチェに長居しすぎた。大崎広小路駅から東急線を乗り継ぎ、自由が丘にだけ寄っていく。しかし、自由が丘のブックオフも買うものがない。220円の単行本を1冊だけ買う。腹が減り、ローソンでパンをひとつ買って食べる。コンビニでいざパンを買おうとすると、気に入るパンがなかなか見つからず、数店のコンビニをわたり歩くはめになった。

◇ テレビ・ポッドキャスト

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、とよた真帆がゲスト。去年亡くなった青山真治監督のことを中心に話していた。昨夜の「紙とさまぁ~ず」も録画していたが、初回から欠かさず観ていた番組だが、曜日も時間帯も定まらない番組で、日曜の深夜に放送されているのを見つけたのはよかったのだが、どうやら1週、優香がゲストの後編を録りそこねてしまっていたようだ。今まではぜんぶ録画していたが、これからは興味のあるゲストのときだけでいいか。今回のゲストは横浜流星。さっそく興味がない。

 Spotify に、Night Tempo の「ジャパニーズ・シティポップ100」発売に合わせたポッドキャストがあり、去年の1月から配信されている番組で、一度、再生した形跡はあるのだが、おそらく、眠りながら聴いたりしていて、あんまりきちんと聴いてはいなかった。本を読んだタイミングで、これは改めて聴きなおしておきたくなった。


2022年12月15日木曜日

12月15日木曜日/くちひげ男の質問攻め

◇ 神田・神保町

 今日も朝から都内に。神田のほうに用があり、午前中にすき家に入り、朝定食の納豆・牛まぜのっけ朝食を食べた。390円。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ここで少し仮眠をしていく。

 ある仕事で会ったおじさん、といっても、歳上か歳下か微妙なおじさんで、くちひげを生やし、黒い眼をしている。少し話したら、ずっと質問攻めになった。最初は仕事に関することを質問されていたのだが、どこに住んでるんですかというところから、神奈川県ですと答えると、神奈川県のどこですか。横浜だというと、横浜のどこですか。そこからはあいまいに相鉄線のほうですとぼやかして答えると、鶴ヶ峰ですか。そのあたりですというと、鶴ヶ峰のつぎは二俣川ですか。そうですというと、二俣川のつぎはどこですか、希望が丘のつぎはどこですか、三ツ境のつぎはどこですか、瀬谷のつぎはどこですかと、ひと駅ずつ訊いてくるので、このまま終点まで行くつもりかと怖くなり、大和で話を切ろうとすると、終点はどこですか。海老名ですというと、横浜から海老名まで何分ですか、急行は停まりますか、駅はぜんぶでいくつですか。駅の数まではさすがにぱっと答えられない。俺に訊かずに相鉄線のホームページを見ろと言いたくなったが、いつまでも雑談しているほどひまではなく、その後のなりゆきで質問攻めからは解放された。あとになって、最初のほうの質問で間違えて嘘を教えてしまっていたことに気がついたが、そのくちひげ男と再会することはもうなかった。

 神保町に移動し、靖国通り沿いに古本屋を覗いていくが、なにも買うものなし。すずらん通りに入り、東京堂を覗いていく。新刊をざっと眺め、「本の雑誌」と「フリースタイル」をぱらぱらと立ち読み。パークタワーのまいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとフレンチクルーラーを買って食べた。神保町から半蔵門線に乗り、渋谷に移動。まんだらけに寄っていくが、階段の百均の本箱は処分でもしたのか、ずいぶんすかすかになっていた。1冊だけ買っていく。兆楽の前を通ったが、「アメトーーク!」以降も意外と混んでいない感じだ。

◇ 読書・テレビ・雑誌・ラジオ

 星川に寄り、マクドナルドに入り、もうひと休み。ホットコーヒーと、新商品のビーフシチューパイを食べた。しばらく読書をする。清水幾太郎「私の文章作法」を読み終えた。2008年再版、中公文庫。親本は1971年刊。あとがきによると、もとは週刊誌の連載であり、記者にしゃべったものを整理してまとめたという手順を踏んでいる。その手順を知らずに読んでいたが、後半になると、脱線する部分が多くなるのはそのためだろうか。清水幾太郎の思想についてはまるで知らずに読んだが、デカルト批判や、幼稚園的民主主義批判の部分が面白かった。思ったとおりに書く、という文章訓がくり返し批判されているが、これのルーツについては、狐(山村修)による解説に突き止められている。

 コーナンで買いものしてから夜遅くに帰宅する。録画していた今日の「徹子の部屋」は真瀬樹里がゲスト。誰だっけと思ったが、そうだ、千葉真一と野際陽子の娘だ。放送時間帯が安定しない「紙とさまぁ~ず」もなんとかまだ観逃すことはなく、ひとりのゲストが2回分またぐので、だいたいいつも、2週分録画したところでまとめて観ている。この回は古市憲寿がゲスト。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「BRUTUS」は本の特集。BOOK STAND 若葉台には行ってみたいと思っているのだが、この店に寄るためだけに若葉台団地まで行くのはなかなか躊躇してしまう。同じ旭区に住んでいても、若葉台団地は近くて遠い場所。バスで行くことになるだろうが、わざわざ行ってみて、店が閉まっていたりでもしたらつまらないではないか。

 深夜、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、山田邦子がゲストだった。パートナーは大久保佳代子。このタイミングでの出演だから、やっぱり、「M-1」審査員の話題が中心になる。そういえば、大竹まことも審査員経験者だった。大竹からは「お笑いスター誕生!!」でガッツ石松に審査された思い出が出た。山田邦子との思い出も面白く、山田邦子の番組でコントをやっていた大竹は、桜金造と一緒に、笑福亭笑瓶を脱がせて客席に放り込んでいたという話など。それにしても、山田邦子のトークのテンポの早いこと。登場人物も、やすきよや坂上二郎など、さすがの歴史の厚みだ。

2022年10月22日土曜日

10月22日土曜日/叔父がくる

◇ 生活

 昨夜はラジオをつけっぱなしで眠り、「ナイツのちゃきちゃき大放送」が始まってから起きあがる。今日は午後から叔父が来宅するため、朝から慌ただしい。録画している「ワルイコあつまれ」だけ、追っかけ再生ですぐに観てしまう。「子ども記者会見」のコーナーには、平野レミが登場。和田誠についてもきちんと解説があった。午後はまたラジオ。「田村淳のNewsCLUB」をつけていると、淳が仲本工事の話をしていた。後輩たちを連れて、渋谷でたまたま入った店が仲本工事の店だったというのが出会いで、その後はツイッターでの親交もあったという。ニュース解説には古谷経衡が登場し、保守の立場から杉田水脈を強く批判していた。

 叔父がやってくる前に近所の郵便ポストまで投函に行き、そのついでに、かつやで食べてくる。かつやに着いたら、店の前で叔父にばったり会ってしまった。先に行ってもらうことにして、カツ丼を食べてからすぐに帰る。

◇ ラジオ・テレビ

 叔父がやってきたのは母に関することだったのだが、叔父は夕方に帰っていった。叔父が帰ったあとに、ドトールにでも行って読書をしようかと思っていたが、疲れてしまってやめる。横になり、タイムフリーで、今日放送された「アッコのいいかげんに1000回」を聴いた。タモリがゲスト。タモリが登場する前に和田アキ子が、タモリは地方で講座をたまにやってるというようなことを言っていたが、検索してみても情報は見つけられず、本当だろうか。タモリが話していたことでは、大学除籍後の時期の話を興味をもって聴いた。タモリの悪いうわさが親戚中に駆けめぐり、叔父に言われるままに保険会社に勤めていた時期があったが、そのころ、大学の先輩が村田英雄の後援会をやっていて、その運転手を日曜日にやっていたというのも初めて知る話だったが、その先輩の友だちが大分でホテルを経営していて、そのホテルは内紛が絶えないからというので、その原因を探るためにタモリが送り込まれることになり、タモリも面白そうだからというので保険会社に辞表を提出したという話だった。

 夜、録画していたテレビ番組をいくつか。「紙とさまぁ~ず」(ゲスト・三浦瑠璃)を観ると、放送時間が定まらないことをこの番組自らもネタにしている。「太田光のつぶやき英語」はオンタイムで観てしまう。森泉がゲスト。社交界とパリコレの裏側、そのあとには、動物の話題の特集もあった。録画していた「Nキャス」もすぐに観ると、仲本工事の訃報を扱っていたのだが、時間が短い。TBSなんだから、もうちょっといい映像を出してもらいたかった。そのほかでは、効果音を作るフォーリーアーティストの特集が面白かった。フォーリーアーティストという言葉も初めて知ったが、そのフォーリーアーティストであり、会社の代表でもある渡邊雅文というひとが取材に答えていた。サブスクの世界配信が前提になると、吹き替えが必ず作られるから、効果音の別録りの需要が増えていくと予測している。

 タイムフリーで、聴きそびれていた「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。TaiTan が「日曜サンデー」に出演したときのことを「脳盗」でしゃべっていたそうで、そのことから、太田がアーヴィングと対談したときのことに話は飛ぶ。「ガープの世界」のあらすじがえんえんと語られ、大衆とはなにかという話だった。オープニングだけ聴いて中断し、「脳盗」のほうも聴きたくなり、この番組を初めて聴いた。深夜3時頃に眠る。

2022年9月2日金曜日

9月2日金曜日/無言・怒りっぽい

◇ マネー

 早朝に目覚め、生島ヒロシのラジオをつけながら、まず、ブログの更新をひとつ。そういえば、うっかりしていたが、今朝の「THE TIME」の録画を忘れていた。観たかった。金の心配が出てくると、細かいことをいろいろと忘れる。その金の心配だが、一夜にして一気に解決した。ほっとするが、変な興奮もある。

 Spotify のニューリリースをチェックすると、Dos Monos の新曲に、なんと、筒井康隆が参加している。Dos Monos の TaiTan というひとは「奇奇怪怪明解事典」で知ったのだが、その「奇奇怪怪明解事典」をなにがきっかけで知ったのかというと、「ブックオフ大学」について語られていたことから初めて聴いてみたのだった。このポッドキャストは書籍化もされ、少し立ち読みもしてみたが、「ブックオフ大学」の回は未収録だった。ウィキペディアに初めてあたってみると、TaiTan という名前は太田光を敬愛するからなんだそうで、そうとわかれば、改めて親近感も湧く。



◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 録画していたテレビ番組をいくつか。水曜深夜に放送された「紙とさまぁ~ず」は、ユースケ・サンタマリアがゲストの後編。好きなグラビアアイドルベスト3を教えてくださいという質問があり、3位にあげられた名前は、つい最近、雑誌で目にしたグラビアアイドルだ。楽天マガジンを使うようになり、週刊誌はひととおり目を通すから、若いころよりも関心は落ちているに決まっているのに、今のほうがグラビアを目にすることがどうも増えてしまっている。しかし、ユースケ・サンタマリアは YouTube をチェックしているというから、あの年齢でなんて能動的なのだろうか。「紙とさまぁ~ず」は昨夜にももう1本放送があり、どういうわけか放送時間が定まらない番組で、今週は、水曜、木曜と、2夜連続で放送されていた。昨夜の放送は、菅田将暉がゲスト。こんな大物ゲストの回を、普段と違う放送時間に放送するっていうのはなんなんだろうか。配信を中心に考えられ、ついでに放送しているような番組である。

 「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」も2週分まとめて観た。まず、先週の放送はニューヨークのおすすめ芸人として、おしみんまるというひとが登場した。顔を見ても思い出せなかったが、犬の心というコンビだったひとだ。一昨日の放送では結成1年目のコンビが特集され、浅井企画のミスター大冒険はコンビ歴は1年目だが、それぞれ、6年目、9年目というキャリアがある。ひとりはペットボトル早飲みという特技があり、それを披露し、口から血を流した。その相方は、息を吐ききってから笛を吹くという特技を披露した。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴くと、12時台は中村勘九郎がゲストだったが、この部分だけは録音だった。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊文春」の宮藤官九郎の連載コラムでは、明治座の「ビバリー昼ズ寄席」のことが書かれていた。「三谷見なかったり幸喜!」「菌だらけ耕助!」という高田先生のシャレがきちんと記録されている。

 外は小雨。15時頃から外出し、まず、吉野家に寄り、月見牛とじ丼を食べる。602円。この時間はワンオペなのか、三十代か四十代に見える女性店員のすがたがあるが、カウンターには食べ終わったトレイがふたつ出しっぱなしにしてあった。自分が注文したあとに、ウーバーイーツみたいのがやってきて、注文の品を渡していたのだが、それが終わったらほっとしたのか、裏に引っ込んでしまい、明らかになんにもしていない時間があった。ワンオペかと思っていたら、裏から話し声が聴こえてきたから、交代で休憩していたのだろう。いやしかし、俺の注文はどうなったんだと不安になり始めていると、少し経ってからつぎの客がやってきて、同じく、月見牛とじ丼を注文した。すると、女性店員はすぐに調理にとりかかり、自分が注文したときには見なかった動作だ。まさか、あとの客の月見牛とじ丼を先に出しやしないかと、調理中の店員に一生懸命視線を送っていたら、さすがに思い出してくれたようで、先にこちらにもってきたが、それでも少し腹立たしくなるじゃないか。怒りっぽくていけないが、文句を言うのは不毛だとは思うものの、許すような寛容さもなく、無言になってしまう。食べているあいだも無言ならば、会計時も無言だ。無言の抵抗というかたちになったわけだが、しかし、店員にしてみれば、そんな客はわりとよくいるのではないだろうか。

(月見牛とじ丼は無言で撮影されたものです。)

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 ライフのマクドナルドに入り、しばらく読書をしていく。「文楽の落語藝談」を一気に読んだ。2015年刊、河出文庫。暉峻康隆による八代目文楽の聞き書きなのだが、暉峻康隆の「落語藝談」という本から、文楽の部分だけを文庫にしたもののようだ。その本は、1998年刊、小学館ライブラリーだということは書いてあるのだが、もとのインタビューがいつなのかということは書いていない。最後に付録として「厩火事」が収録されているのだが、これは初刊の「落語芸談」上巻から再録したと書いてあり、ここに1969年刊と書いてあるから、インタビューはこの時期なのだろう。小さん、馬生、談志といった名前が出てくると、自分の年齢でもたぐりよせられる話題だ。「厩火事」は改めて読まなくてもいいかとも思ったが、読んでみると、見事に文楽の調子があたまに再現され、楽しくなった。

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観た。延期になっていたおぼん・こぼんの回がようやく放送された。この番組には 24年ぶりの出演だそうで、1998年出演時の映像も流れる。タップの映像も流れ、スタジオにはその準備がなく、ここではやらないのかと思ったら、普通の床の状態で披露した。徹子さんが素晴らしいのは、タップが好きだし、おぼん・こぼんの芸が好きでしゃべっているところだ。徹子さんはタップを荻野幸久というひとに習っていたそうだ。おぼん・こぼんのふたりは、最後に、60周年のときにショウをやろうと約束する。はらはらもさせるし、じーんともさせるいい回だった。

 「ミュージックステーション」もすぐに観てしまうと、こちらでは、80年代女性アイドルの特集をやっていた。各アイドルのテレビ朝日初出演の映像が流れたのが面白く、松田聖子のテレビ朝日初出演は、1980年放送、円蔵、文珍が司会の「東西対抗お笑い秋の陣」という番組だというのは意外性があった。松田聖子はこの番組に、なぜか、中田カウス・ボタンの応援メッセージで出演していた。小泉今日子のテレビ朝日初出演は「歌謡ドッキリ大放送」。そして、スタジオには工藤静香が出演し、「MUGO・ん…色っぽい」「嵐の素顔」のメドレーがあり、最後にもう1曲、「抱いてくれたらいいのに」も歌った。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「CURIOCITY」を聴くと、この週はヒコロヒーが本を紹介していた。まず紹介されたのは、小砂川チト「家庭用安心抗夫」。ある番組で、芥川賞候補作についてキュレーションされるという仕事があり、そこから、鈴木涼美、高瀬隼子を読み、今、小砂川チトを読んでいる最中だという。そして、ヒコロヒーは谷川俊太郎がとても好きで、展示会があれば必ず行くほどなんだそうだが、なのに、なぜか今まで知ることがなかった茨木のり子を初めて読んでみたという。どうやら、岩波文庫の谷川俊太郎選「茨木のり子詩集」のようだ。先日の古舘伊知郎との番組でも、古舘が茨木のり子の名を出したときにヒコロヒーが強く反応するという場面があった。続けて、今日の放送も聴くと、こちらは大久保佳代子がゲスト。大久保佳代子が選んだ1曲は忌野清志郎「JUMP」、おすすめの映画は「トップガン・マーヴェリック」。トム・クルーズには「めちゃイケ」で会っているんだな。

◇ ブログ

 深夜、FC2ブログの発掘作業を始めてしまい、10年以上前に使っていたブログを手なおししたくなったからだが、しかし、ログインしようとするにも、メールアドレスもパスワードも覚えていないという状態だ。すぐに判明するだろうと思っていたのだが、予想以上に難航する。なにがユーザーIDで、なにがニックネームなのかもわからず、当てずっぽうでひとつひとつ試していくしかなく、IDは判明し、ログインできるかと思ったら、セキュリティが厳重に改正されたようで、二重認証になってしまう。メールアドレスはどうやらインフォシークを使っていたということがわかるが、このサービスは何年も前に廃止になってしまい、どうせあんまり使ってなかったから、なんだかきちんとチェックもしていなかった気がする。マイクロソフトに移行し、アドレスはそのまま生きているのかと思いきや、受信トレイにはなんにも入っていない。逆に、このアドレスから携帯にメールを送ってみると、差出人がなぜかヤフーのメールアドレスになってしまう。じゃあ、ヤフーのメールアドレスにメールが届いているかというと、こちらにも受信されていないからまるで意味がわからない。これはもう、使用中のアドレスだけにしぼらないとだめだと思い、アドレス変更の申請をするが、はたしてできるのかどうか。時間ばかりを食い、めんどうなことこのうえないが、ブログそのものは、タイトルで検索してみると、あっさりトップに出てきたのでそれはそれで驚いた。

2022年3月10日木曜日

3月10日木曜日/ツイートを見てみると

◇ 大手町・品川

 深夜からそのまま眠らずにいられるかと思っていたら、ラジオを聴きながら、やっぱり少し眠ってしまった。朝の時間というものは、途端に余裕がなくなるものだ。朝から都内に。霞が関から大手町に移動し、大手町ビルヂングの地下、庄屋という店に入り、鶏テキ定食を食べた。880円。夕方には品川にたどりつき、やけに腹が減ったものだから、マルエツを見つけ、飲みものとパンを買い、歩きながら食べた。それから、アレア品川のドトールに入り、さっきパンを食べたばかりだが、もうひとつ食べたくなり、ブレンドと、ブリオッシュショコラを食べた。スマホの充電をしながら、1時間ぐらい、読書をしていく。

◇ テレビ・ラジオ・ポッドキャスト

 品川から東海道線に乗り、夜に帰宅する。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」は、新内眞衣とファーストサマーウイカがゲスト。「キョコロヒー」は、謎解き企画に登坂淳一が登場する。「紙とさまぁ~ず」(ゲスト・上白石萌歌)は今週から放送日が水曜の深夜に移り、毎週録画に設定してあるから気がついたのだが、先週の放送で告知はされていたんだろうか。録画しているバラエティ番組がどういうわけか水曜の夜に集中していて、これでさらに増えることになった。

 タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」を聴き始めると、柴田理恵と喜入アナがしゃべっている。伊集院は発熱のためにお休み。残り少ない放送がこんなことで削られるとは。Spotify でポッドキャストを聴き始めたら、眠ってしまい、4時間ほど眠り、深夜に目覚め、ポッドキャストをまた聴きなおした。火曜日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のゲストがブッチャーブラザーズだった。以前、別の場でも語られていたが、宮沢章夫がブッチャーブラザーズにコントを書いていたそうで、竹中直人、宮沢章夫と、4人で集まってネタを作っていた時代もあったというから、考えてみれば、シティボーイズとはすぐ近い距離にいたのだ。聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、間寛平がゲスト。新喜劇GMに就任し、今後の新喜劇についての真剣な話にもなった。

 ネットニュースで、志らく師匠がコロナに感染したことを知り、師匠のツイートをひさしぶりに追いかけてみると、「新ニッポンの話芸」の広瀬和生の発言を批判していた。「新ニッポンの話芸」のポッドキャストは Spotify でも聴けるので、一応、聴いておくかと思い、その回を聴いてみると、志らく一門で行われたという「S-1グランプリ」についてしゃべっている。広瀬氏が調子に乗ってしゃべっているのだが、馬ること声が似ていて、どっちがしゃべっているのかわかりにくい。まあ、広瀬和生というひとは、落語界の状況認識については信用できるが、センスが悪い面も多々ある。笑いがわかるひとだとは思わない。そのついでに、ツイッターで情報を漁っていたら、志ら松さんが廃業したことを「ごくらくらくご」のツイートで知った。変な知りかたをしてしまった。志らく一門の下の世代のひとたちとはほとんど関わりはないのだが、志ら松さんとは縁があり、志ら玉さんや志らべさんにかわいがられていたから、お会いすることが比較的多かった。二ツ目も目前だと思っていたのに、単純に残念がるのも失礼だとは思うが、もうちょっと志ら松さんの高座を観ておけばよかった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、「私の読書日記」の執筆陣に橋本愛が加わっていた。紹介している本が自己啓発本ばかりなんだけど、大丈夫なんだろうか。Netflix で「トークサバイバー!」第3話を観て、早朝から眠りなおす。

2022年1月6日木曜日

1月6日木曜日/雪・眠りそこねて

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から5時間ぐらい眠り、起きあがって、録画していた昨夜の「あちこちオードリー」を観た。新年1回目の放送は、キングコングがゲスト。それぞれ、なにかと悪い評判がつきまとうコンビだが、ふたりそろって迎えているこの番組は、キングコングというコンビの面白さをきちんと差し示そうとしている。芸人を信頼している番組だ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。ラジオの天気予報を聴き、外を見ると、雪が少し積もっている。今日は映画を観に行くつもりでいたが、外出する気が萎えてしまった。年末に観そこねた「偶然と想像」を観たく、シネマジャック&ベティのホームページからタイムテーブルを確認すると、2月でもまだ上映している。もうちょっと延期にしてもいいか。午後も引き続き、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけっぱなしにしておくと、14時台は、林家三平がゲストだというので、これはぜひともオンタイムで聴いておきたかった。

 雪が降るなか、15時前に、近所の郵便ポストまで投函に行く。ちょっとの距離だが、鶴ヶ峰のダイソーで買った手袋を初めて着けていった。雪景色を写真に撮ろうかと、近くの神社に寄っていくが、先に写真を撮りまくっているおじさんがいて、一緒に撮るのはいやだから、本堂の前まで進まずに、手前で引き返して帰ってきた。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 641人に。昨日からの増加率がすさまじい。気になる府県を抜き出してみると、沖縄は981人、大阪は505人、京都は121人、山口は181人、広島は273人、兵庫は106人、愛知は159人、千葉は111人、埼玉は150人、神奈川は152人。神奈川県民としては、厚木基地で69人、キャンプ座間で12人という数字も怖い。

◇ さらにテレビ・ラジオ

 ブログの更新をしてから、早い時間にいったん眠り、夜にはまた、録画していたテレビ番組を観ていた。年末と年始に放送された「紙とさまぁ~ず」を2週分、尾田栄一郎がゲストの回をまとめて観た。この番組の形式ならば、テレビにはなかなか出ないようなゲストも迎えられるというわけだ。

 続けて、年末に放送された「ヒコロヒー×霜降り明星せいや 清純異性交遊」という特番を観た。ヒコロヒーとせいやは、近畿大学の先輩後輩という間柄なのだ。どういう番組かわからずに録画しておいたが、観てみると、これが想像以上に面白い番組だった。ヒコロヒーとせいやがクリスマスの横浜でデートをするという設定なのだが、恋愛リアリティショーでもなければ、街ブラ番組でもない。言うなれば、街のなかでコントをやっているような番組なのだが、ヒコロヒーがひたすらふざけ倒し、せいやがツッコミにまわるという、その役割分担がまず新鮮に感じられた。のびのびとふざけているヒコロヒーは、ほかの番組ではなかなか観ることがないんじゃないか。しかし、内容的にはまるで良質なラブコメ映画のようだ。日本のバラエティ番組を観ていると、即興芝居をあっさりやっていて、演劇として、じつはかなり高度なのではと思うことがよくあるが、寺山修司たちがやっていた街頭劇なんかも、バラエティ番組では、ずっとカジュアルなかたちで実現できている。この番組では、山下公園を歩いていると変なひとが入ってきて、収録が中断するところまで映していた。企画演出・井上将司、構成・堤映月、演出・田村優典。

 ブログをもうひとつ更新して、さっさと眠るつもりでいたら、やたらと時間を食った。深夜になり、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。大竹まことはまだ冬休みで、小島慶子、吉住、太田英明アナというメンバーだったが、CLP問題について、小島慶子がひとりでえんえんと説明を続けるという妙な放送になり、これはさすがにちょっとおかしいんじゃないかと思った。小島慶子のツイートを見ていないから、この問題のことはぜんぜん知らなかった。吉住はほぼしゃべることなく、つぎのコーナーの準備に移ってしまった。

 小島慶子のせいで、いよいよ眠れなくなり、同じく、Spotify のポッドキャストで、年末から配信が始まっていた、速水健朗とおぐらりゅうじの「すべてのニュースは賞味期限切れである。」という番組を聴いた。初回は、豊崎由美の TikToker 批判を俎上に乗せていたが、ツイッターから離れている身からすると、またツイッターのトラブルかという気にもさせられる。それでも眠れず、Netflix で「全裸監督」をついに観始めた。第1話には、桂雀々、板尾創路も出演していた。

2021年11月24日水曜日

11月24日水曜日/安西水丸のマンガ

◇ 生活

 今日は遅めに目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。なんだか気が抜けてしまい、虚脱感に襲われる時間があった。録画していた昨夜の「紙とさまぁ~ず」を観ると、この番組初の男性ゲストというので、誰かと思えば、秋元康だった。男性ゲストというだけでなく、タレント以外のゲストも初めてではないか。だったら、番組を褒めていた高田文夫先生もゲストに迎えてほしくなる。

 午後、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、チノパンを買っておく必要があり、ジョイナステラスの無印、ユニクロに寄るが、決められない。ドン・キホーテにも寄るが、こちらは品質的にまずい。ネットで事前に調べてもいたが、結局、GUで買うのがいちばんいいと思い、二俣川で用事が済むならやめようと思っていたが、映画を観たいとも思っていたので、横浜まで出ることにした。横浜に出て、まず先に、西口五番街の龍王にひさしぶりに入り、うま煮丼の大盛りを食べた。600円。そのあとにビブレに向かい、地下のGUに直行し、チノパンをすぐさま買った。GUはユニクロよりもだいぶ安く、ここではひとつも迷わない。隣りのタワーレコードにも寄り、「bounce」をもらっていく。上階のブックオフにも寄るが、さっぱり買うものなく、あきらめかけたときにようやく、110円の文庫の棚からいい本を1冊見つけ、これだけ買っていく。


◇ マンガ

 ドトールに入り、ひと休み。まず、「bounce」をぱらぱらと読みながら、Spotify で楽曲の確認をする。それから、マンガを1冊。板橋の古本屋で買った、安西水丸「普通の人」を読んだ。今年出た完全版、1993年に出た南風社版には村上春樹の解説があるようだが、これは1989年刊の JICC出版局版で、「宝島COMIC」と書いてある。村上春樹の解説は「村上春樹 雑文集」に収録されていて、それで読んだ。思い返してみると、安西水丸の名を初めて知ったのは中学生のころだったろうか。やはり、JICC出版局から出ていた、「宝島」の人気コーナーをまとめた「VOW」の単行本で、さまざまなマンガ家が4コママンガを描いているうちのひとりが安西水丸だった。だから、そもそもの安西水丸との出会いがマンガで、イラストレーターだとはわかっていなかった。しっかりと覚えているのは、安西水丸のそのマンガが面白かったからで、笑った記憶があるし、どういうマンガだったかも覚えている。てっきり、そのマンガが「普通の人」には載ってるんじゃないかと思って読んだが、そのマンガは収録されていなかった。「VOW」の単行本は、自分にとってはサブカルチャーの入り口になり、そういうひとがほかにいるのかはわからないが、ここにマンガを描いていたマンガ家を追いかけるように、のちには「ガロ」を読むようになった。安西水丸は「ガロ」にも叙情的なマンガを描いていたが、笑いにより記憶したという出会いは大きく、いい出会いかたをしたと思う。


◇ 映画

 ドトールを出て、ムービルで「SAYONARA AMERICA」を観た。細野晴臣のライブを記録したドキュメンタリー。特に優先的に観るつもりはなかった映画だが、ムービルでやっていると知ったら、急に観たくなってしまった。水曜サービスデー、1200円。19時55分の回。広い劇場で、窓口の女性は4席ぐらいを指し、そこ以外はすべて空いているという。G列をとったが、もっと前の席でもいいくらいだった。ここに記録されているのは、2019年にアメリカで開催されたライブで、もちろん、その後にコロナがあり、世の中が一変した現在の様子も映画には含まれている。ミニシアターではなく、がらがらの広い映画館でのんびり観ている時間がなんだかよかった。6月に観た「アメリカン・ユートピア」のことも思い浮かべる。上映時間は90分弱。



◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、昨夜に録画しそこねた「おげんさんといっしょ」を、NHKプラスの配信で観た。すぐに観ることができるのかと思っていたら、登録に手間がかかり、カップ麵を作ってしまったのに、なかなか食べられなくていらいらした。番組では「ハッチポッチステーション」と「クインテット」とのコラボ企画があり、これを観たくてしかたがなかった。「クインテット」という番組を観た記憶はないが、宮川彬良の番組で、なんとなくは知っていた。パペットたちに混じり、グッチ裕三だけは生身で登場する。星野源とグッチ裕三の共演がいちばんの観どころで、音楽家としてのグッチ裕三に対するリスペクトがしっかりとある。声をあてている正蔵師匠もはりきっていた。そのあとのコーナーでは、星野源が山本精一のアルバムを紹介していたのにも唸らされ、三浦大知のダンスなども素晴らしく、この番組は現代最高峰のバラエティショウだ。そう思いながら、深夜2時頃に眠る。

2021年10月27日水曜日

10月27日水曜日/眠くなる

◇ テレビ・ラジオ

 早朝にいったん目覚めるが、あたまがまわらず、二度寝する。午前中に録画していたテレビ番組をいくつか。先月終了した「紙とさまぁ~ず」が、嬉しいことに、さっそく復活してくれた。なんの情報も得ず、番組表から発見したのがわれながらえらい。よくぞ見落とさなかったものだ。復活1回目のゲストは原田知世。今、テレビ東京のドラマに主演しているのだ。

 タイムフリーで、昨日、途中まで聴いていた「ナイツ ザ・ラジオショー」の続きを聴いた。14時台はまず、眞子さまと小室圭さんの会見のニュースが10分以上あり、それからようやく、ゲストのコーナーになり、オキシジェンが登場した。江戸まちたいとう芸楽祭の「たけし杯」で優勝したあと、たけしに礼状を出したら、2日後には返信をもらい、一万円が同封されていたといういい話が聴けた。田中はなんと、青山剛昌のいとこで、コナンの作中に登場したこともあるというのも知らない話だった。ニュースが入ったぶん、15時台にも残り、この番組ではおなじみの師匠クイズを三好が出題し、これも面白かった。山口君と竹田君が、毎朝、リモートで稽古をしているという話にも驚く。そのほか、オキシジェンというコンビ名が覚えにくいので、改名したほうがいいかという話もしていて、コンビ名の由来は、てっきり、オキシジェン・デストロイヤーからきているのだとばっかり思っていたが、学生時代の演劇サークルの名前だったそうだ。ウィキペディアを見てみると、ふたりとも青山学院大学卒とわかり、それも意外だった。

 夕方、ヤマトの営業所まで。吉野家にも寄り、新メニューの牛ハヤシライスを食べた。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄る。それから、ドトールに入り、アイスコーヒーを飲んだ。ドトールでやったほうがはかどるだろうと思っていた仕事があったのだが、眠くなってしまった。滞在時間、2時間ほど。夜に帰宅し、ドトールでやりそこねた仕事に没頭し、深夜0時前に眠る。


2021年9月18日土曜日

9月18日土曜日/名前が覚えられない

◇ 雑誌

 台風が近づいているようで、昨夜からずっと雨降り。朝9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけるが、ぜんぶは聴かない。タイムフリーで、昨日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、なんと、高田先生も「紙とさまぁ~ず」を観ていたようだ。「週刊ポスト」のコラムに書いたそうだが、高田先生のコラムは楽天マガジンではカットされている。楽天マガジンで、最新号の「ビートたけしの21世紀毒談」を読むと、「そういえばオイラが襲撃された時、「直前の放送で共産党に投票するって言ったからだ」ってネットで真剣に議論されてたのは笑ったな。たしかに「ずっと主張が一貫してるのは共産党だ」とは言ったけど、この連載だったり、オイラの漫才やらを昔から見てる人たちは、オイラが共産党をずっとネタに使ってるのは知ってるだろって(笑)。」「オイラのスタンスなんてこんなもんなんで、真に受けるネット民のほうがどうかしてるよ。オイラのことなんて、よく知りもしないのに批判したりしてるヤツラばっかりなんだろうな。」

◇ 読書

 午後は、ラジオを聴きながら少し眠ってしまい、それから、部屋で読書をしていた。ガルシア=マルケス「予告された殺人の記録」を読んだが、読み慣れないラテンアメリカ文学で、登場人物の名前がとにかく覚えられず、これはだめだと思った。日本の小説ではそんなことはしたことがないけど、新しい人物が出てくるたびにメモ用紙に書いていったが、途中からはめんどくさくなり、書くのをやめたら、やっぱり、たちまち混乱する。サンティアゴ・ナサールとか、バヤルド・サン・ロマンとか、どの人物もなぜかいちいちフルネームで登場する。しかも、家族が出てくると、どうしても似た名前になり、かと思うと、夫婦で姓が違ったりもする。あとがきを読むと、兄弟姉妹を区別する習慣がなかったりなど、文化の違いもかなりあるから、どこまで理解できたか自信がもてず、こうなると、外国映画をぼんやり観るように味わうしかない。訳者による文庫版あとがきには、ウォン・カーウァイがこの小説の構成力に刺激を受け、「欲望の翼」以降の作風の違いはこの小説を読んだからだろうということが書いてあり、「欲望の翼」は大学生のころに観ているから、これが唯一のヒントになるが、こういうときにすぐに観なおすことができたらいいのだけど、あいにく、アマゾンプライムでは見放題にはなっていなかった。

 夜、スーパーまで買いものに行き、それから、コンビニにも寄り、「週刊文春」の小山田圭吾のインタビュー記事をようやく立ち読みした。「週刊ポスト」の高田先生のコラムも読むと、「紙とさまぁ~ず」を「東京味」と褒めている。ついでに、来週のダウ90000の公演のチケットを買っていこうとしたら、なんと、売り切れてしまっていた。つい最近まで残っていたことは確認していたのだが、都合がつくまで、一歩遅かった。

 帰宅して、録画していたテレビ番組を。先週土曜に放送された「生活笑百科」の仁鶴追悼番組をようやく観た。この番組も何年もまともに観た記憶がなく、現状をまるで知らなかったが、南光が相談室CEOというかたちで司会を引き継いでいたようだ。この番組はそもそも、最初は西川きよしが司会だったということも知らなかった。ウィキペディアにあたると、参院選出馬のために1年弱で降板したようだ。

 23時からはラジオ。「HONMOKU RED HOT STREET」を聴きながら、梱包を片づける。今日は雨降りだったが、どうも蒸し暑い。深夜1時前に眠る。

2021年9月14日火曜日

9月14日火曜日/振り込みが失敗する

◇ 障害

 朝、ブログの更新をひとつ済ませ、アマゾンセラーセントラルの画面を開くと、残高がなぜか増えていて、一瞬喜んだが、増えるわけがないので変だ。どうやら先週の売り上げが振り込まれておらず、それが繰り越されているだけなのだとわかった。10年以上利用していて、こんなことは初めてだ。なにが原因なのか。金が振り込まれるのと、金が振り込まれないのとでは、まるで状況が変わってしまう。9月は金が必要だとあらかじめわかっていたので、先月、ちょっとがんばって余裕を作ってはあったが、この金をあてにしていたら一巻の終わりだった。次回の振り込み(2週間後)で振り込まれればぎりぎりセーフだが、原因がわからなければ、2週間後に振り込まれるかも心配だ。とりあえず、テレビを観ながら、アマゾンの情報を確認し、銀行口座を登録しなおしたりなどしてみた。

 録画していた昨夜の「紙とさまぁ~ず」は、天海祐希がゲストの後編で、この番組はこれで最終回。「さまぁ~ず論」も観ると、銀シャリがゲストの続きから始まり、ゲストをまたぐかたちがいやだが、途中からは、サンドウィッチマンがゲスト。月曜の深夜はさまぁ~ずの番組が続いたが、こちらの番組ももうすぐ最終回だというので、いっぺんになくなってしまう。午後はラジオを聴きながら、クリックポストを作り、15時前に近所の郵便ポストまで出しに行った。

 部屋で読書をするが、眠くなり、まるで進まない。アマゾンセラーセントラルの画面をまた開いてみると、「重要なお知らせ」という表示があり、「振り込みが失敗する障害が発生しています」という障害報告だが、「影響:銀行口座情報の不備として振り込みが失敗する。」と書いてあるだけで、それ以上の詳細がわからない。とにかく、こちらの問題ではなく、ただの障害であるのならほっとする。ここで初めてツイッターで検索し、情報を探してみると、口座の名義が全角カタカナだと登録できず、半角で登録しなおしたというツイートがいくつかあり、まさに、午前中にまったく同じ作業をした。もしかしたら、なにもいじらないほうがよかっただろうか。

 夜まで読書を続け、それから、スーパーに買いものに行った。小雨が降っている。すぐに帰宅し、録画していた「さんま御殿」を観た。「話題の美女」という特集で、この番組、ヒコロヒーがかなりの頻度で登場している。夜にもまた、ブログの更新をひとつ。

 アマゾンプライムで映画を1本。「フランシス・ハ」を観た。そのうち観ようという候補にずっと入っていた映画だったが、ずいぶんあとまわしにしてしまい、ついに観たという感じだ。ノア・バームバックの作品を観るのは二本目で、一本観ただけではどうもよくわからなかったが、やっぱり、この監督の作品は気になる。この映画も、どういう映画だろうと観ているうちに、映画にも、映画の主人公にも、じわじわと愛着を感じていくような映画だった。最後の最後にタイトルの意味がわかり、ばちっと決まって鮮やかだ。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴き始めるが、すぐに眠ってしまった。

2021年8月18日水曜日

8月18日水曜日/ラジオとテレビの一日

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。ここ数日は忙しくしていて、少し間が空いてしまった。タイムフリーで、聴きそこねていた「ザ・ラジオショー」も、まずは先週の木曜、それから、金曜の中川家の日と順に聴いていく。木曜は、安田大サーカスの団長がゲストだった。「団長安田」というのが正式な芸名なようで、前からそうだったっけ。鬼越トマホークの YouTube に出たヒコロヒーが、松竹芸能の派閥についてしゃべっていたことに、でたらめだと怒っていたのが面白かった。松竹芸能には、どうもこの熱血漢の系譜がある。金曜まで聴いたら、つぎは「日曜サンデー」。中村獅童がゲストで、そういえば、爆笑問題とは日芸の先輩後輩だ。仕事の話になると、ついついまじめな口調になる獅童を、かっこつけていると太田がいちいち茶化すのが面白かった。

 録画していたテレビ番組もいくつか。「紙とさまぁ~ず」は、泉里香がゲスト。この番組、なんと、あと4回で終了のようだ。12回で終了というのはもともとの予定だったようだが、終わらせるにはもったいない番組だ。毎週観ている番組のなかでも、特に楽しみにする番組になっていただけに、なんとか延命できないものだろうか。この番組のことは、てれびのスキマさんも「週刊文春」のテレビ評でとりあげていた。そのほか、「さまぁ~ず論」(ゲスト・ナイツ)、「ボクらの時代」(稲川淳二・テリー伊藤・笑福亭鶴光)、「アド街ック天国」の八景島の回も観た。

 今日は外出らしい外出はせず、朝と夜と、二度、近所のスーパーまで行ってきたのみ。午前中、郵便ポストで出すものがあり、そのついでに買いものをして、すぐに帰ってきたが、帰宅後にすぐ、ゲリラ豪雨になった。間一髪。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 5386人に。神奈川は 2021人。千葉は 1692人、埼玉は 1451人。大阪もついに二千人超え、2296人。兵庫は 1088人、愛知は 1227人、福岡は 1253人。千人超えの県もだんだん増えている。

 楽天マガジンで、「週刊ポスト」のたけしの連載を読むと、「Nキャス」で開会式をボロクソにけなしたあと、劇団ひとりに会ったそうで、「「別にお前のこと言ってるんじゃなくて、全体的にだよ」みたいにフォローしといたけどね」と。開会式のあのタップのシーンが「座頭市」に似ていることは、たけしもやっぱり思ったようで、しかし、そんなたけしも、MISIA の「君が代」は褒めている。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。昨日は雨上がり決死隊の配信があったが、その直前の収録だったのが惜しい。オープニングの中盤から、太田が「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」について話し始め、そこから、話はメンタリストDaigo の発言につながり、熱がこもっていった。ドン・キホーテというのはまさに誰の得にもならない人物であり、テリー・ギリアムにとっては、映画がドン・キホーテであり、自身がサンチョ・パンサなのだと。つまり、無駄なものに引きずりまわされているという構図であると解釈する。「誰が得するんだよ」という今どきのツッコミに対する嫌悪感も示され、損得ではなく、無駄なものを肯定する話だった。

 アマゾンプライムで、短い時間でなにかドラマを観たくなり、適当に探し、「モーツァルト・イン・ジャングル」というドラマを観始めたら、これが当たり。シモネタにえげつない部分はあるが、笑いのセンスがいい。とりあえず、2話まで。これは続けて観てみよう。深夜1時頃に眠る。

2021年8月11日水曜日

8月11日水曜日/源流には

◇ テレビ

 朝、録画していた「紙とさまぁ~ず」を観た。ゲスト不在、ゲストのアンケートの答えだけを見ながらトークする番組だが、今回のゲストは内田理央で、この番組はここまでずっと女性ゲストばかりだ。若い女性ゲストのアンケートをもとに、おじさんふたりで勝手に盛りあがっているという構図が可笑しく、しかし、女性アナウンサーも同じ場にいるため、男だけの会話にもならないのがうまくできている。次週のゲストは泉里香で、今週は初めて、2週にまたがずに1週だけで終わった。月曜の深夜は、さまぁ~ずの番組が続けてあり、「さまぁ~ず論」はゲストにも寄るが、ここ3週は児嶋一哉が出ていて面白かった。

 昨夜に放送された、所ジョージの「ファミリーヒストリー」も録画していた。この放送は楽しみにしていて、すぐに観たかった。母型の祖父が飴売りの芸人だったということにまず驚くが、70年代に、その映像が資料として残されているくらいのひとなのだ。所ジョージはそのことを知らずに、芸能の道に進むというのはいったいなんなんだろうか。いっぽう、父は整備兵をやっていて、戦後は警察予備隊にいたが、露天商だった母型の祖父は警察が嫌いだったため、最初は結婚を認めてもらえなかったという。この番組はいつもそうだが、両親の結婚の過程に今回も感動させられる。なにしろ、ここがいちばん本人の存在に係わるところで、タイムトラベルものの映画みたいに、結婚できなかったら所ジョージが消えちゃうという気にさせられる。後半は、所ジョージ本人の道のりになっていくが、ここにもやはり、両親それぞれと似た部分をどうしても感じていくことになるのだから、この番組の構成は巧妙だ。



 夕方、駅前まで買いものに出て、吉野家にも寄り、牛カルビ丼を食べた。読書をするため、ドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4200人に。神奈川は 1565人。埼玉は 1227人。千葉は 955人。大阪は 1490人。感染者数は2週間前の結果だというのは、「グッとラック!」で北村義浩教授がさんざん言っていたことだが、オリンピックの影響がそろそろはっきりしてくる。神奈川は二千人以下に戻り、少しほっとする。

◇ 雑誌・映画

 ドトールでは、少し前にブックオフで買った、「本の雑誌」4月号の津野海太郎特集を読んでいた。佐久間文子によるロングインタビュー、本人のエッセイと「津野海太郎がつくった本25冊+3」、それから、近しいひとたちが寄稿している「私が知っている津野海太郎」、最後に年譜もあり。ぱらぱらと読むだけでは済まず、特集ページすべてを興味をもって読んだ。津野海太郎の名は、ちょうど、今年読んでいた「決定版 日本の喜劇人」のあとがきにも出てきたところだった。あの本の誕生に津野海太郎が関わっているとは、晶文社の本だから言われてみればそうかとも思うが、このあとがきを読んで改めて知った。植草甚一もそうだが、自分の好きなサブカルチャーの源流には、津野海太郎の存在がじつはとても大きい。特集では、小林信彦も植草甚一も、まだ浪人生だった高平哲郎に教えてもらったということが語られていて、それもすごい話だと思った。もし、高平哲郎が教えなかったら、サブカルチャーの歴史がまるっきり違ってしまっていた。

 夜に帰宅し、アマゾンプライムで映画を。大林宣彦監督の「さびしんぼう」を、昨夜に観ようとして中断してしまったが、その続きを今夜観た。しかし、今まで観た大林宣彦作品のなかでも、これはいちばん興味がもてなかった。富田靖子をなぜ白塗りにしたのだろう。大林作品では、未見の作品もまだたくさんあるが、叙情性よりも、「金田一耕助の冒険」や「HOUSE」のようなカオティックなもののほうが好きだ。

2021年7月28日水曜日

7月28日水曜日/ニュースが気になり


◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。昼食は四谷三丁目になり、なか卯を見つけ、鶏天おろしうどんを食べた。490円。それから、秋葉原まで行くことになり、とりあえず、ヨドバシカメラの脇のベローチェに入り、アイスコーヒーとクリームパンを食べた。日本橋あたりで映画でも観てから帰れないかと思ったが、金の計算をすると、考え込んでしまう。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 3177人に。昨日は4連休明けだから検査数が多いんだという話もあったが、今日も多いのでは話が違う。神奈川県は 1051人に。ついに千人を超えた。気になるニュースがもうひとつ、竹中直人もオリンピックの開会式に出演予定だったが、「放送禁止テレビ」のネタを理由に、前日に辞退を申し出ていたという。小山田圭吾や小林賢太郎よりも、段違いに知名度がある竹中直人までがこうなると、捉えられかたはまた変わるのではないか。しかし、こうつぎつぎにおかしなことが起こると、読書がまるで進まない。

 ベローチェを出て、ブックオフに寄っていく。いいものがひょいひょいと見つかり、結局、映画を観るくらいの金をここで使うことになった。秋葉原から山手線に乗り、品川から京浜急行に乗り換え、特急で横浜まで戻ってくる。感染者数が三千人超えだというのに、電車が混雑していて、恐怖を感じる。

◇ 音楽・テレビ・ラジオ

 とんねるずのビクター時代の楽曲がついにサブスク解禁になり、Spotify で、聴きながら帰った。ビクター時代のCDはベスト盤しかもっていなくて、たとえば、「一気!」のB面、「バハマ・サンセット」などは今までじっくり聴いたことはなかったが、いやあ、これはコメディアンらしい名曲だ。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜放送の「おかべろ」は飯尾和樹がゲスト。「かわおじ」現象についての会話はどうでもいいかと思って聴いていたが、40歳目前にして、家賃が払えなくなり、バイトをしていた時期があったという話と、それから、タモリから言われた「絶対に時代を追うな」という言葉のほか、内村、関根からのアドバイスの話はよかった。月曜の「紙とさまぁ~ず」は、有村架純がゲスト。ゲスト不在、ゲストのアンケートの答えだけを見ながら、おじさんふたりで勝手に盛りあがっているこの番組はやっぱり可笑しい。ラジオも、タイムフリーで、先週の「おぎやはぎのメガネびいき」を途中まで聴いた。小林賢太郎についてしゃべっていたというのがネットニュースになっていて、これは聴いておきたかった。聴きそびれた昨夜の「爆笑問題カーボーイ」も聴き、オンライン将棋を指し、深夜0時前には眠る。

2021年6月29日火曜日

6月29日火曜日/作戦ミスのブックの日

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「紙とさまぁ~ず」を観た。新番組だが、ゲストに答えてもらったアンケートをもとに、ゲスト不在で、さまぁ~ずがふたりだけでトークをするという番組で、この形式を考えたのは発明だ。初回のゲストは米倉涼子。どうでもいいことしか訊かないのがさらに面白く、これはむしろ、本人を前にしたならば、こういう話題はわざわざしないというような話題こそがいい。

 ラジオを聴きながら梱包をするが、セロテープを切らしてしまった。もうすぐなくなるとはわかっていたのに、買わなきゃと思いつつ、結局、買いそびれたままになった。正午前にいったん、ダイソーまで、セロテープを買いに行き、すぐに戻ってくる。タイムフリーで、先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。ロケット団がゲストというのは嬉しく、これはもっと早く聴かねばならなかった。漫才協会入りから、おぼん・こぼんに弟子入りするこまかい経緯は初めて知るものだった。ナイツとは同世代で、ナイツよりも先に漫才協会に入っていた若手漫才師であり、寄席での評価はナイツよりもロケット団のほうが早かったはずだ。

◇ ブックの日

 午後、改めて外出。忙しさは避けているつもりなのに、なにか歯車が噛み合っていないのか、ひどく疲れが溜まっている。眠気もひどく、あたまもまわらないが、ブックの日なので、今月もブックオフをまわらなければならない。まずは横浜に出て、西口五番街のひさごに入り、ランチメニューの牛すじライスを食べた。680円。1店目はビブレのブックオフから。1店目からなかなか買う本が見つけられず、粘りづよくまわり、なんとか500円オーバーにする。アプリのクーポンを使い、まあ、4冊買って、250円なのだからどう買っても得で、1冊でもいい本があれば寄る意味はある。跨線橋をわたり、平沼のブックオフに向かうが、跨線橋は陽射しが強く、暑かった。平沼も買うものがない。しかし、あきらめずにもう一周まわると、なにかしら見つけられるものだ。1周目で見落とす本というのはなんなんだろうか。


 最後は町田を目指し、横浜線沿いにまわっていこうと思うが、今日はどうも元気がない。しばらく行っていないアクロスプラザ店にも行きたかったが、駅から距離があるので躊躇する。駅から近い店舗ならば、つぎは中山なのだが、駅で運賃表を見ると、そのひとつ手前の鴨居までは運賃が安いことに気がつき、鴨居で降りたほうが若干安あがりである。しかし、鴨居の店舗も駅からは歩くのだ。電車でも座れず、立ちっぱなし。3店目、鴨居ではまず、文庫本を3冊、すいすいと手にとる。ところが、そのあとはいい本がない。2階も見て、なにもなくてまた1階に戻ってくるが、さっきはよく見なかったワゴンに意外と悪くない本が入っていることに気がつき、220円均一のワゴンからすぐに2冊を選び出した。ワゴンにはだいたい、大量に余っているような本を入れてあるのだろうと思っていたが、棚よりもいい本がある場合もあるのか。ここでは、770円から300円引き。駅まで戻る途中に、文教堂併設のローソンがあり、店内を覗いていった。こういう店は、店員の仕事内容はどうなっているのかが不思議だ。



 鴨居から、中山か十日市場に寄ろうかと考えていたが、時間も体力もつらくなってきた。町田を越えて、古淵に行くことにする。古淵までも電車内は座れず、横浜線がそんなに混んでるとは思わなかった。まず、ドトールに入り、ようやくひと休み。アイスコーヒーと、クイニーアマンを食べ、しばらく読書をする。山崎ナオコーラ「文豪お墓まいり記」を読み終えた。2019年刊。ブックの日には、本や作家に関係する本を読みながらブックオフをまわるのがいいだろうと思い、だいたいそうするようになった。ナオコーラさんの夫妻は夏葉社の島田さんが親しいようだから、自分もなんとなく近い距離にいるような気になっていたが、文体にもとても親近感が湧く。思考の展開のさせかたにかなり共感するところがあった。ナオコーラさんの本は、だいぶ前にエッセイを1冊読んで以来だったが、今度は小説を読もう。





 19時過ぎ、日が暮れてから、本日4店目、古淵のブックオフに。しかし、ここでも買うものなし。2周まわり、なんとか3冊選び、550円にする。1時間以上も食ってしまい、時間の配分を失敗した。外に出ると、小雨が降り始めていた。最後は町田。急いで移動し、21時閉店まで、30分ほどしかなく、2階から駆け足でまわる。町田店で買うものがないなんてことはまずないのだが、見るからに棚に隙間があり、閉店間際ではさすがにもういいものは残っていないか。110円の文庫本をやっとのことで5冊選び、500円以上にして、残り5分で1階に降り、220円の単行本で買うものを見つけ、文庫本は1冊、これは買わなくてもいいと思うのをやめることにした。660円から、町田店だけはブックの日は1割引きにもなり、それからさらに300円引きになる。町田を優先したほうが明らかに得なのだが、交通費を安くすることに囚われていた。町田で時間切れになるのならば、まず始めに町田に行ってしまったほうがよっぽどいい。ブックの日で、5店まわってこの程度かと思うようなものしか買えず、作戦ミスなのか、それともブックオフがもうだめなのか。鶴間店は22時閉店だから、寄ろうと思えばまだ寄ることはできたが、もう気力が落ちてしまった。雨も止まない。町田から、ちょうど急行に乗れたので、大和まで乗り、もう帰る。22時頃に帰宅し、深夜0時過ぎに眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...