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2022年12月22日木曜日

12月22日木曜日/神楽坂で珍品噺を

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。普段はほとんど聴くことのない「パンサー向井の#ふらっと」をなんとなくつけてみたら、今日は向井が不在で、高橋ひかると喜入友浩がしゃべっていた。向井がいないほうがなんだか聴きやすい気がする。部屋が寒い。ラジオをつけたまま、少しぼんやりする。ツイッターを覗いてみると、フジテレビが芸歴16年以上の漫才の賞レースをスタートさせることが発表されていた。司会は東野幸治。「G-1グランプリ」の存在価値はどうなるだろうか。録画していたテレビ番組をいくつか。月曜の「しゃべくり007」(ゲスト・中山美穂)など。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけると、オープニングでは「M-1」の話をする。番組後半では、松本隆からのメッセージが流された。以前、清水ミチコが「風街ろまん」のジャケットに松本隆以外の3人のサインをもらっているという話をしたら、それをリスナーがツイッターに書き、松本隆本人の知るところになったという流れのようだ。ちょうどまた、松本隆は南佳孝と有楽町でイベントをやっていたというわけか。午後はそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。オープニングでは、昨夜の「水曜日のダウンタウン」のクロちゃんの企画を話題にしていた。テレビにクレームを入れるひとの気持ちがわかったと土屋さん。

◇ 五反田・神楽坂

 午後から外出。朝から雨降りだったが、いつの間にか止んでいた。ひどい空腹。横浜駅、西口五番街の龍王に入り、にんにく醤油のレバー丼を食べていく。600円。東急線を乗り継ぎ、まずは大崎広小路まで。五反田のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を3冊、単行本を3冊買う。

◇ ラジオ

 そのあとは飯田橋に移動し、神楽坂のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ラジオを聴いた。今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」は志らく師匠がゲスト。もちろん、今日も「M-1」の話になる。YouTube の配信で話していたこととも重複するのだが、大吉がポッドキャストで話していたことと合わせると、ふたりの採点の考えかたはとても似ていて、さや香をやすきよと比較するところまで一緒なのだが、大吉はやすきよを塗り替えたと評価し、志らく師はやすきよには及ばないと評価した。そのほか、ドラゴンズの話などもあり、最後は円楽の話になった。

◇ 落語会

 ベローチェを出て、すぐ近所の香音里に。志ら玉さん主催の「珍品噺研究会」。この会をいつ知ったのかは忘れてしまったが、必ず行くつもりではいたものの、予定の目処がなかなか立たず、予約したのは昨日だった。19時開演、15分ほど前に到着する。当日精算、1500円。受付にはがじらさんがいたので、「地蔵中毒観ましたよ」とひとこと言えた。この会は3年ぶりの開催になるのだろうか。珍品噺を掘り起こして口演する会なのだが、そもそも、談志師匠が珍品噺をよくやっていたのだから、こういう会を立川流がやる意義はとても大きいはずだ。しかし、お客さんはあまり入っておらず、顔見知りのひともいなくなってしまった。前座なし、寸志「蜀山人」、らく人「朝友」、志ら玉「厄払い」、仲入り、がじら「お産目出度や」、最後は座談。この会場、香音里が今月いっぱいで閉鎖するという残念なお知らせもあった。民家を利用した貸しスペースで、いい雰囲気の会場だった。



◇ 読書・テレビ

 神楽坂から東西線に乗って帰る。電車内で、和田誠・三谷幸喜「それはまた別の話」を読み終えた。2001年刊、文春文庫。親本は1997年刊。「キネマ旬報」の連載対談。このとき、和田誠は六十代だが、三谷幸喜はまだ三十代だ。この年齢で、和田誠が若いころに観ていた映画について語りあえていることに改めて驚く。古い映画だけでなく、新しいところでは、1996年公開の「トイ・ストーリー」を語っている回もある。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「徹子の部屋」を2日分、昨日の放送は片岡鶴太郎がゲスト。40年前、28歳のころに出演した映像も流れた。三線を引きながらものまねをする新ネタも披露。今日の放送は古田貴之がゲスト。「サンデージャポン」に出演していたロボット博士だ。若いころに難病にかかり、余命宣告をされたのだが、それがなぜか治ってしまったという話をしていた。その理由はわからないそうだ。

2021年12月14日火曜日

12月14日火曜日/「和田誠展」


◇ 東新宿

 昨夜は寒くてよく眠れず、足が冷えてしかたがない。なかなか布団から出られない。やっとのことで起きあがり、朝から都内に。東新宿に用があり、昼は新宿三丁目方面に歩き、金太郎という店に入り、サイコロステーキ定食を食べた。600円。雨にも降られ、寒くてたまらない。ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べた。ラジオを聴きながら、少し眠る。ツイッターから、たけしが「Nキャス」降板との記事を目にする。滞在時間、2時間半ほど。


◇ 展覧会

 新宿三丁目から、30分ぐらい歩き、初台の東京オペラシティアートギャラリーまで。今週いっぱいで終了する「和田誠展」にようやく訪れる。そのうち行こうと思いながら、まるで予定が作れずにいたが、せっかく新宿にいるのだから、今日しかチャンスはないと思った。一般料金、1200円のチケットを買い、館内に。さすがになかなか混雑していた。館内、写真撮影可なのが嬉しいが、混み合っていると、そう撮ってばかりもいられない。雑誌の記事などで展示の様子は少しは知っていたが、入るとまず、左側の壁に似顔絵がずらりと飾ってある。談志師匠の絵は「話の特集」の表紙になっていた絵だ。この部屋には柱が等間隔に並び、それぞれの柱の四面に一歳ずつ、和田誠の年表が作品とともに書かれている。プロ以前の時代の作品も、幼少期のものなど、よく保存されているものだ。ほかの展覧会でもそう思ったことがあるが、幼少期からすでに、芸術家になることがわかっているかのように作品がきちんと残されている。展示は年代順に並んでいたのかわからないが、初期の仕事や、あるいは、絵本や児童書など、子ども向けの仕事、それから、パロディや言葉遊び、ひとコマ漫画など、この部屋には稚気を感じさせるものが並ぶ。つぎの部屋になると、ぐんとおとな向けの仕事ばかりになり、右側の壁には和田誠が手掛けてきたさまざまなポスターがびっしりと飾られていた。芸能好きにとっては、ここの壁は特に面白い。舞台のポスターが多く、その出演者を確認してはいちいち喜んでいた。「小堺クンのおすましでSHOW」や、小さんの落語会のポスターなんかもあった。壁は囲いになっていて、囲いの内側に入ると、映画の仕事や、音楽、エッセイ、装丁の仕事などが展示されていた。手前のスクリーンには、監督作のダイジェストが。奥のモニターではアニメーションが上映されていて、アニメのほうは立ち止まってしばらく観ていた。壁の反対側にまわると、そちらには「週刊文春」の表紙絵がびっしりと飾られてあった。この部屋を出ると、廊下には和田誠の著書200冊がずらりと並び、こんなにたくさんの著書があったのかと圧倒される。その脇には、家族との仕事のコーナーもあった。17時過ぎに入場し、1時間ぐらいでまわれるかと思っていたが、閉館時間の19時まで、2時間あっても足りないくらいだった。最後にはまた映像があり、製作風景を撮ったこの映像は、以前、たばこと塩の博物館の展覧会で観ているような気もするが、立ち止まって観始めると、面白くて観入ってしまった。映像は30分以上あった。閉館まで残り3分になり、急いで上階に昇り、せっかくだから、企画展以外の展示もざっと観てまわった。






 新宿まで歩いて戻り、ブックオフに寄っていく。110円の文庫本を1冊だけ買う。代々木のブックオフにも寄り、こちらでも、110円の文庫本を1冊だけ、アプリの100円引きクーポンを使い、10円で買った。南新宿駅から小田急線に乗り、各停で座って帰ってきた。

 帰宅は夜遅くなり、録画していた今日の「徹子の部屋」を観た。はなわ夫妻がゲスト。よくネタにされている奥さんが、ネタのとおり、かわいらしかった。パンを食べたら腹が痛くなり、もう眠ってしまおうと思い、横になっていたら、少し回復した。Netflix で検索していて、モンティ・パイソンがあるとわかり、「空飛ぶモンティ・パイソン」のシーズン1第1話を観た。DVDももっていて、観なおそうと何度もチャレンジしているが、いっそ、Netflix でぜんぶ観なおしてしまおうか。そう思いながら、深夜1時前に眠る。

2021年9月30日木曜日

9月30日木曜日/三浦半島のブックオフ

◇ 油壺

 グーグルマップから事前に確認もしていたが、歩いて行けそうな範囲で、「カメハメハ大王の渚」というのが気になり、そこを目指してみる。油壺マリンパークを離れ、バスで通ってきた道を少し戻り、海の家の看板が出ているところから細い道に入っていく。すると、すぐそこは東大の実験所の入り口になっていた。実験所には進まず、細い坂道を下っていく。三浦市による「新井城址」の解説の看板があり、グーグルマップから新井城というのがあるのは確認していたが、しかし、そこにはどうやって行けるのかがわからない。侵入できないところにあるのだろうか。さらに進むと、油壺湾の解説、石碑も建っていて、木々のあいだから、たしかに油壺湾が見え、遠くにはヨットがたくさん停まっている。坂道をずんずん下っていくと、いよいよ海が見える。その先にも東大の敷地があり、立入禁止になっていて、油壷はほとんど東大に占領されているようだ。海岸に出ると、「カメハメハ大王の渚」(海の家の名称?)というのがあったが、想像よりもだいぶみすぼらしかった。コロナ禍の夏は、おそらく、海水浴場は稼働していなかっただろう。海上亭というお店も、坂道の入り口に看板は出ていたが、営業している気配はない。海岸を少し歩きまわり、写真を撮り、気が済んだので坂道を戻る。



























 油壺マリンパークまで戻ってくるが、バスの時間まではもう少しあり、グーグルマップから、マリンパーク沿いに細い道があるのを見つけ、こちらから新井城に行けそうな気がして、そちらに進んでみた。来園者用の駐車場があり、その脇を進んでいくと、突き当たりに細い坂道がある。「ファンタジアム」の建物沿いにその坂道はあり、進んでいいのかなという感じもする道だが、下りきると海岸に出て、なんてことはない、さっきの「カメハメハ大王の渚」とつながっていた。海岸沿いに歩いてくればすぐだったのに、わざわざ遠まわりをして、汗だくになった。新井城はどこにあるのか、さっぱりわからない。いったい、朝からどれだけ写真を撮っただろうか、スマホのバッテリーが早くもピンチになってきた。







◇ YRP野比・北久里浜・堀ノ内・横須賀中央

 12時59分発のバスで、油壺マリンパークを離れ、三崎口駅に戻ってきた。このまますぐ帰るだけではもったいないので、めったに行かない土地に行く場合は、ついでにブックオフをまわる決まりになっている。三浦半島にはブックオフが3店、三浦市には1店もなく、3店が横須賀市にあり、京浜急行沿いにどうやってまわろうかと事前に計画を練っていた。まずは、横須賀佐原店を目指すことにしたが、地図を見ると、駅からはかなり遠く、YRP野比、京急久里浜、北久里浜の3駅からはだいたい同じくらいの距離に見える。YRP野比から北久里浜までは県道が通っていて、ブックオフはおよそこの中間にあり、かなりの距離だが、ここを歩いてしまうのがわかりやすくていい。三崎口からYRP野比に移動する。この駅で降りるのはおそらく初めてだ。スマホのバッテリーをなんとかしたく、ローソンが駅前にあり、コンセントのあるイートインがあればと寄ってみるが、イートインはない。グーグルマップを見るとマクドナルドがあり、駅からは少し離れていて、方向も違うのだが、行ってみると、スーパーの隅っこに申し訳程度にあるようなマクドナルドで、ここにもコンセントは見当たらない。これから知らない土地を時間をかけて歩くというのに、充電が切れては不安だが、しかたがないので、どこか途中で充電できる可能性を考えて、ブックオフを目指し始める。すぐにローソンストア100があり、ここにもイートインはなかったが、だいぶ疲れてもきたので、アイスチョコモナカを買って食べた。食べながら歩いていたら、雨が降り始めた。傘をもってきたのが、ここで役に立った。もうしばらく歩いていたら、ファミリーマートがあり、念のため、寄ってみると、コンセントのあるイートインがあった。助かった。アイスコーヒーとパンをひとつ買い、ここでスマホを充電していく。さっき、アイスチョコモナカを食べたのは余計だった。昼食も食べそびれている。滞在時間、1時間半ほど。あんまり長居するつもりはなかったのだが、スマホが充電されるまで時間がかかった。





 ファミリーマートを出ると、ブックオフにはすぐにたどりつく。しかし、新陳代謝の悪そうな棚で、いい本があっても、汚れたものが多い。110円の文庫本ばかり、9冊買う。スマホの充電もできたので、北久里浜までの道のりは、ラジオを聴きながら歩いた。ブックオフから10分ぐらい歩くと、馬鹿に目立つ新古書店があり、せっかくだからここにも寄ってみると、まあ、わかってはいたが、たいして古本があるわけではなく、マンガとエロDVDが充実しているような店で、そのほか、カードゲーム、駄菓子、パチスロなどもあり、ちょっとしたアミューズメント施設になっている。




 北久里浜駅にたどりついたときには17時を過ぎ、横須賀佐原のブックオフから45分歩いたことになる。あたりは、すっかり暗くなっていた。北久里浜から、今度は堀ノ内に移動する。堀ノ内のブックオフは、なぜか駅のすぐそばのように勘違いをしていたが、意外と駅から遠かった。横須賀佐原と比べて、近いような錯覚をしていたのか。雑誌など、いいものがごっそりとあり、古い落語ファンの蔵書が処分されたのではと思うが、しかし、ここも汚れている本が多い。7冊買っていく。ここでいよいよ、カバンに本が入らなくなった。今日は寒くなるかもしれないと思い、カバンにパーカーを入れてきたが、ちっとも寒くならず、まったく必要がなかった。むしろ暑いくらいだが、カバンに本を詰めるため、しかたなく、パーカーを着る。

 堀ノ内から横須賀中央までは、歩くつもりで計画を立てていたが、疲れてしまい、堀ノ内駅まで戻った。なぜか、いくらでも歩けるつもりで計画を立てている。横須賀中央には、18時半頃に到着する。今日最後のブックオフでは、110円の本を3冊買った。すっかり遅くなってしまったが、19時前にようやくまともな食事となり、すき家に入り、豚丼を食べた。アイスチョコモナカとパンを食べたので、あまり腹は減っていなかった。






 横須賀中央から、あとは横浜に戻るのみ。京浜急行の快速に乗り、座って帰ることができた。電車内で、「村上春樹 雑文集」を読み終える。2015年刊、新潮文庫。親本は2011年刊。安西水丸と和田誠の解説対談が巻末に収録されているが、文庫化されるまでに安西水丸が亡くなり、今は和田誠も亡くなってしまった。村上春樹の小説は「ノルウェイの森」すら読んだことがなく、熱心な読者でもなんでもないのだが、村上春樹のエッセイは好きだと断言してもいいくらいだ。「音楽にせよ小説にせよ、いちばん基礎にあるものはリズムだ。自然で心地よい、そして確実なリズムがそこになければ、人は文章を読み進んではくれないだろう。僕はリズムというものの大切さを音楽から(主にジャズから)学んだ。それからそのリズムにあわせたメロディー、つまり的確な言葉の配列がやってくる。それが滑らかで美しいものであれば、もちろん言うことはない。そしてハーモニー、それらの言葉を支える内的な心の響き。その次に僕のもっとも好きな部分がやってくる――即興演奏だ。」

 疲れて、音楽も聴いていたのだが、横須賀の歌というと、まっさきに思い浮かぶのは山口百恵の「横須賀ストーリー」だが、「I CAME FROM 横須賀」という名曲があることをほんの数日前に知った。この曲も宇崎竜童と阿木燿子のコンビによる作だ。京浜急行の駅名を織り込んである詞がたまらない。子どものころは京浜急行沿線に住んでいたのに、なぜ今まで知る機会がなかったのだろう。

 20時半頃に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングだけは聴いておく。昨夜の「水曜日のダウンタウン」の話をするだろうと思い、どうしても聴いておきたかった。へとへとに疲れて、22時頃には眠った。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...