ラベル イッセー尾形 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル イッセー尾形 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年1月9日月曜日

1月9日月曜日/「ぽかぽか」が始まる

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、もう少し眠りなおしてから、午前中になんとかひとつ更新。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」月曜の新年初回は今年もイッセー尾形がゲスト。近況が少し語られ、そのあとにはさっそく、恒例のラジオドラマがたっぷりと上演される。出演は、高田文夫、松本明子、イッセー尾形。原作脚本演出作詞作曲あれこれ(?)をイッセー尾形が手がけ、タイトルは「どうするマドロス 海、その愛とマドロス」。まさかのマドロスもので、妙なところでみうらじゅんとシンクロする。

 午後は録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は純烈がゲスト。小田井涼平が脱退し、岩永洋昭という新メンバーが加わった。このひとも仮面ライダー出身で、すでにかなりのキャリアがあるひとのようだ。

 新番組「ぽかぽか」の第1回も録画しておいた。とりあえず、最初の一週間は観てみようと思う。オープニングは、セット後方中央からハライチと神田愛花が登場し、脇のとびらからは月曜レギュラー陣、伊集院光、白河れい、岸本理沙アナが登場する。セットの作りが想像以上に「いいとも」っぽいと思った。白河れいというひとは誰かと思ったら、貴乃花と河野景子の娘だ。オープニングが7分半あり、つぎは「ぽいぽいトーク」というコーナーになり、ゲストの山田裕貴と北川景子が登場する。勝手なイメージをテーマにプライベートを深掘りするというコーナーで、レギュラー陣はいなくなり、ハライチ、神田愛花とゲストが残る。岩井と神田愛花がゲストへの質問をフリップで出すのだが、その質問がだんだん大喜利化していく。このコーナーがだらだらと続くので早送りしたが、このコーナーは50分近く続いた。続いては、成人の日特別企画「お母さんありがとうラップバトル」というコーナーになり、ここから伊集院光と白河れいが加わる。特別審査員に土屋アンナも登場。ハタチになったラッパーとそのお母さんが登場し、ラップで感謝を伝えるという企画。ここはかつてのフジテレビの匂いがあり、「いいとも」というよりも、「夕やけニャンニャン」や「パラダイスGoGo!!」の感じがする。そのつぎは「ハライチ岩井の世界一かわいいネコちゃん連れてきて」というコーナー。自称芸能界イチの猫好きだという岩井が世界一かわいい猫を決める企画という企画で、別セットの「ぽかぽかネコちゃんカフェ」から中継する。続いてはVTRになり、「ライオンちゃんと行く!肉食さんぽ」というコーナー。今もまだ、ライオンがスポンサーの時間があるのだな。ライオンちゃんがゲストとおいしい肉を食べ歩くという企画で、村重杏奈が登場した。つぎもVTR、野呂佳代と菊地亜美の「昼飲み主婦トーク」というコーナー。ゲストに平愛梨も登場。このへんはどんどん早送りする。最後には地方局の番組を紹介するコーナーがあり、サガテレビの「どぶろっくの一物」をほぼまるまる放送した。3時間の生放送だが、VTRを観るだけのコーナーがけっこう多い。エンディングでは、初回なのにいきなり、4月から2時間に短縮されることが発表された。

 土曜早朝の「週刊フジテレビ批評」では、フジテレビの港浩一社長と鈴木おさむの対談があった。バラエティ番組のコンプライアンスに関する話になり、港「すごくずーっと思うのは、やっぱり、自分の番組に対する愛情? 愛情をもっていれば、変なことはしないと思うんですよね。それで、どの時代でも、観終わって不快な気持ちになる番組っていうのはよくないですよね。で、そういうことトータルで言うと、自分の番組にどれだけ愛情をもっているかっていうことだと思うし、それと、なんだろうな、本当に面白いと、文脈で突破していけるんですよね。つまんないと、「あんなことして」とかってクレームきますけども、似たようなことやってもそれをうわまわる面白さがあると、突破していけるもんなんで、そのへんはちょっと、「腕」と「愛」でね、やってってほしいなあと。」 「愛情」の部分はどうだろうかと疑いながら聴いたが、後半、面白ければ「文脈で突破していける」ということのほうは本当だろうという気がした。

 大晦日に放送された「太田光のつぶやき英語」の特番もようやく観る。ゲストは吹石一恵。この番組のファンなんだそうで、マネージャーに出演を直訴したという。太田と共演した「爆笑・千原の天然パラダイス」(1998年放送)の映像が少し流れた。それから、幸本澄樹くんという10歳の俳優が登場し、観たことがないのだが、「カムカムエヴリバディ」に出演していたようなのだが、この子はジョージ・Y・ハリスンという名の環境活動家でもあるという。VTRでは、市川紗椰が日本の鉄道の魅力を世界に発信するというロケ企画があり、長良川鉄道の短いトンネルを紹介する場面では「超芸術トマソン」という言葉が市川紗椰から出た。そして、話題はがらりと変わり、ウクライナの現状も伝える。4月の放送で紹介されたキーウで動画配信をするジェスターさんのその後だが、配信元のSNSの仕様変更により、11月に配信を停止していたのだ。番組がコンタクトをとったジェスターさんからのメッセージ動画が流され、「金銭的な援助を求めるわけではありません。ウクライナに注目し続けてほしいのです。私たちはここで戦っていますが、世界の注目が必要なのです。」とジェスターさんは語った。

◇ 映画・雑誌

 夜、ブログの更新をふたつ。それから、アマゾンプライムで映画を1本。ヒッチコックの「バルカン超特急」を観た。DVDで観たことがあるような気がしていたけど、観始めてみると、どうやら初めてのようだ。小林信彦が選ぶ「洋画・邦画ベスト100」を勉強のつもりで順に観ているのだが、ぼんやりと観ていたら、終盤の展開にぐいぐい惹き込まれていった。勉強とは別に、これはまた改めて観なおさなければならないな。

 昨日、ブックオフで買った「東京人」(2022年12月号)の「東京映画館クロニクル」という特集が面白そうで、ぱらぱらと目を通していた。読み始めてはみたが、東京の映画館の体験が自分には乏しく、読んでもわからないことが多い。横浜の映画館ならば、それなりにわかるのだけれども。つまみ読みをする程度になるが、川本三郎と小西康陽のエッセイ、それと、片岡一郎さんが寄稿していて文芸坐について書いている。片岡さんの隣りのページでエッセイを書いているのは曽我部恵一だ。吉田伊知郎がラピュタ阿佐ヶ谷の取材をしていて、プロフィールが載っていたが、このひと、1978年生まれの歳下なんだな。モルモット吉田の名で、ずいぶん昔から雑誌で名前を見かけるひとだったから、上の世代だと完全に思い込んでいた。

2022年12月6日火曜日

12月6日火曜日/間抜けなことばかり

◇ ラジオ・テレビ

 朝早くに起きあがり、ブログの更新をしようと思うが、部屋が寒い。ストーブをつけ、ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。タイムフリーで、先週土曜に放送された「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を聴くと、北野誠や桂雀々と飲んでいたときに、やしきたかじんから電話がかかってきたという話をしていた。電話を渡されたらなぜか怒られたそうだが、たかじんは小朝だと思っていたという話だった。

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「午前0時の森」は、サッカー中継の裏で、劇団ひとりが持ち込んだという「カタうまい飯グランプリ」という企画。「キョコロヒー」は、ヒコロヒーがツイッターにオリジンのおにぎりについて投稿したことから、スタジオにオリジンの社員たちがやってきて、達人と呼ばれる女性が実際におにぎりを作ってみせた。番組後半には「ちょうどいい喫茶店」という企画もあり、かが屋が喫茶店をめぐる。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」の12時台は、浅野ゆう子がゲスト。東貴博とはよく知る間柄のようで、熱海五郎一座で共演しているからかと思ったが、じつは関係は古く、田中美佐子と浅野ゆう子が仲がよかったため、Take2のふたりとディズニーランドでダブルデートしたことがあるのだという。トレンディドラマの絶頂期からすると人気はやや落ち着いていた時代かもしれないが、それでもすごい話。

 注文の品が見つからず、またキャンセルを出すことになり、情けないかぎり。まあ、安いものだったからあきらめもつくが、去年、自分でも読んだ本だったから、ちょっと別のところに置いちゃったのかなあと思うが、本を探してみると、ネズミの被害を新たに発見することになり、なおさら虚しくなった。大事なサイン本の栞紐をかじられてしまったのがショックだ。売りものは気をつけるようにしていたが、こっちこそ用心しなければならなかった。それから、夕方から外出しようと、出かける前に、寒いから手袋が欲しくなり、手袋はそのへんにあったはずだと脱ぎ散らかした服をどかしてみたら、なんと、さっきキャンセルした本があっさり見つかった。なんだよこれと、また気が抜けてしまった。ほんとに間抜けなことばかり。

 駅前の郵便局まで出て、それから、吉野家に寄り、牛すき鍋膳を食べた。767円。二俣川まで歩き、ジョイナステラスのくまざわ書店を少し覗いていく。ドトールに入るつもりでいたが、小銭が惜しくなり、躊躇する。二俣川からすぐに折り返し、とりあえず、戻りながら考えることにするが、うちに帰ってしまうとやっぱりだらけそうだと思い、ライフのマクドナルドに寄っていく。ホットコーヒーと三角チョコパイを食べ、読書をするが、しかし、眠くなり、あまり読めなかった。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、夜も録画していたテレビ番組をあれこれと。まず、「さんま御殿」を追っかけ再生で観てしまう。それから、土曜の「お笑い向上委員会」。この番組に千原ジュニアが出ているのが珍しい気がした。世間知らズ西田が「モニター横」に登場するが、西田が演じる吉本のマネージャーのキャラクターを、さんまと今田は本当にマネージャーだと勘違いする。最後は年末恒例、ザブングル加藤が1年ぶりに登場。来週は「かしわ餅」こと、TKO木下も登場するようだ。

 先週の「爆笑問題カーボーイ」を聴いてなかったと思い、タイムフリーで聴き始めたら、どうも聴いたことのある話をしている。日記を確認すると、オンタイムでは眠ってしまったのだが、その後にちゃんと聴きなおしていた。この日記を確認しないと、なにもかもが思い出せないのか。脳がもうだめだ。代わりに、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台はシソンヌがゲスト。じろうは毎日新聞の「女の気持ち」という連載を読んでいるそうで、コントのネタはそういうところから引っぱっているのだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」には長井秀和のインタビューがあり、創価学会の芸能人を大暴露している。これはネットニュースにもなっていて、ツイッターのトレンドにもあがっていた。

  「週刊朝日」には、イッセー尾形のインタビューがあった。「市井の人々を演じていますが、人間観察からネタは生まれません。観察ってちっとも役に立たないんですよ。最初の一人芝居「バーテン」を作るとき、実際に昼間のスナックに行ってバーテンを観察したんです。でも何もおもしろいことがなかった。ただコーヒーを飲んで帰ってきただけ。そのとき「観察じゃないんだ。おもしろいものは自分で構築しないとダメなんだ」とわかりました。」

 「ダ・ヴィンチ」1月号は、毎年恒例の「ブック・オブ・ザ・イヤー」。しかし、読んだ本もなければ、読みたい本もない。ページをめくっていて、あれっと思ったのが、「サンデー毎日」で連載していた「本棚探偵」が「ダ・ヴィンチ」に引っ越していた。そんなことってあるのか。引っ越し2回目のようで、今回はあさのあつこの本棚が取材されている。そのほか、表紙を飾る大泉洋のインタビューでは、移動中に立ち寄った書店で出会ったという岸政彦「リリアン」について語っていたりなど。

 なにがどうしたというわけでもなく、胃が痛くなり、ブログの更新をする余力もなし。眠ってしまおうとしていたが、眠れもせず、部屋を暗くすると、ネズミの気配が気になる。深夜1時から「爆笑問題カーボーイ」を聴きながらようやく眠った。

2022年8月13日土曜日

8月13日土曜日/「まんが道」の再放送

◇ パソコン

 昨夜からパソコンが充電されず、原因がわからない。電源タップを交換し、ひとつのコンセントから電力をとっているから、電力が弱くなっているのではと思い、時間が経てば、充電器に電気が溜まるのかしらと考えていたが、朝を待っても状態は変わらない。今まで使っていた電源タップが熱で溶けていたことがわかり、怖いから、パソコンをつながないときはタップのスイッチを切っていたのもなにか関係しているだろうか。なんにしても、今日は台風だから外出しないつもりでいたのに、このまま一日、パソコンが使えないのは困る。家での作業はすべて止まってしまうし、ブログも更新できない。壊れるにしても、間が悪すぎる。なんとかならないかとスマホで検索し、調べてみるものの、ヨドバシカメラの相談窓口を利用するのがいちばん手っ取り早いとは思うのだが、台風の日にヨドバシカメラまで行くのはいやだ。明日になんとかするというのがいちばん楽なのだが、今日一日、パソコンは使わずに済ませられるだろうか。パソコンに悩まされながら、「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いた。ラジオを聴きながら、30分ぐらい眠る。

◇ テレビ

 今日はどうしようもないから、録画していたテレビ番組を観ていくしかない。昨夜の「タモリ倶楽部」には大塚愛が出演し、「世界のたこ焼きパーティー」という企画。今朝の「週刊フジテレビ批評」は、恒例の「夏ドラマ辛口放談」に、XXCLUB の大島育宙が初参加していた。(ドラマ考察の YouTube をやっている。) 大島のほかは、吉田潮、木村隆志、梅田恵子というメンバー。常連だったこじらせハスキーの橋爪ヨウコはいなくなってしまった。「ワルイコあつまれ」も観ると、「慎吾ママの部屋」のコーナーでは、宮澤エマが紫式部を演じていた。演技をする印象があまりないなと思ったが、そういえば、「鎌倉殿の13人」にも出ていたんだった。途中で観るのをやめたから忘れてしまっていた。ウィキペディアを見ると、香取慎吾とは、やはり、三谷幸喜の「誰かが、見ている」で共演しているのだが、これも1話だけしか観てないから忘れていた。

 水曜木曜の深夜に一挙再放送されていた「まんが道」を1話から順に観ていく。この2日間で全15話が放送される予定だったが、地震のニュースがあったために、9話までしか放送されなかった。続きの放送はいつになるのだろうか。このドラマはリアルタイムでも観ているのだが、ウィキペディアにあたってみると、1986年11月から「銀河テレビ小説」の枠で放送されている。ということは、小学5年生のときに観ていたのか。そのときに、原作は読んでいたのかどうか。中央公論社のぶ厚い愛蔵版が手元にあるのだが、何十年ぶりに取り出してみると、1986年10月初版になっているからドラマに合わせて発売されたのだろうか。しかし、手元にあるのは、1987年7月6版だから、明確にドラマの放送よりもあとに入手したものだとわかる。じゃあ、ドラマの翌年に読んだのかというと、よくよく記憶をたどってみると、初めて読んだときはどうも友だちに借りたような気もして、こうなるともう正確なことはわかりようがないのだが、原作との違いを感じながらドラマを観ていたような気もなんとなくしている。

 改めて観ると、子どものころには気がつかなかったキャストにも目が向く。喜劇人好きとしては、玉川良一が銭湯で浪曲を唸る場面だとか、桜井センリと犬塚弘が共演している場面などには心躍らされてしまうではないか。犬塚弘は「あばれはっちゃく」の教頭先生で知っていたが、桜井センリは当時は知らなかったんじゃないだろうか。編集者を演じるケーシー高峰は認識していたような気がする。そして、なんといっても、このドラマはイッセー尾形がすごくいい。満賀道雄の新聞社の上司にあたる人物を演じているのだが、原作でもこの変木さんというひとがもっとも印象に残っているし、満賀道雄が変木さんからさまざまな心得を教わるのと同じように、「まんが道」を読みながら、小学生だった自分も変木さんの影響を受けていたのだとすら思える。イッセー尾形は「意地悪ばあさん」のお巡りさんでもあったから、すでに親近感をもって観ていたのではとも思うが、いや、改めて観ると、一挙手一投足がすべて面白い。イッセー尾形の芝居に強く惹きつけられる。イッセー尾形だけでなく、この新聞社のひとたちのキャストは絶妙で、この新聞社のひとたちはこんなにいいひとたちだったんだというのは、小学生のころにはどこまで理解できていただろうか。子どものころには、当然、漫画家を目指す若者たちのストーリーに夢中になっていたはずだが、四十代のおとなの目で観ると、新聞社のだめな新人社員の物語に、わが身をふり返るようなところもあって、心打たれてしまう。木原光知子と小倉一郎の優しさに感動する。

◇ 読書

 「まんが道」は観始めたら止まらなくなり、結局、9話まで、録画したぶんはすべて観てしまった。23時からは「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。

 「まんが道」もさすがにぶっとおしで観ていたわけではなく、休みながら、その合間には読書もしていた。北杜夫「私はなぜにしてカンヅメに大失敗したか」を昼に読み始め、深夜に読み終えた。2012年刊、実業之日本社文庫。親本は1991年刊。それに、1992年発表、未収録の1篇が加えられた短篇集だ。北杜夫はどうも今まで縁がなく、1冊も読んだことがなかったのだが、初めて読むのがこの本でよかったのだろうか。しかし、今さらながら、すごくシンパシーを感じる部分があった。解説は坪内祐三。「私小説であるよりもこれは余談小説」「この種の余談小説を、読者を飽きさせずに描ける(語って行ける)作家は少ない。」 あるいは、作中にある「こんな妖しげなエッセイだか私小説」という言葉を引き、「そのような「妖しげなエッセイだか私小説」だかを書くことの出来る(た)最後の一人が北杜夫だ。」と評価する。坪内は、マーク・トウェイン以来のアメリカ文学の影響も指摘し、ほら話の系譜として、ともに純文学作家にしてユーモア作家であり、青山にゆかりがあるという共通点ももつ、小林信彦の名も挙げている。

2022年1月10日月曜日

1月10日月曜日/「イカゲーム」など

◇ ラジオ

 早朝から眠り、9時過ぎに目覚める。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」の月曜日は、今日が新年1回目。オープニングは、新年恒例の年賀状大賞。高田先生宅に届いた年賀状から、面白いものを紹介する。12時台は、イッセー尾形がゲスト。こちらも新年恒例、高田先生、松本明子と一緒に演じるラジオドラマが今年も楽しい。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、こちらは生放送ではなく、年末の収録だった。しかも、成人の日の短縮版となり、1時間半の放送。オープニングのトークもいつもより短く、普段は音楽をかけない番組だが、今日は20年前のヒット曲をかける。オンタイムのラジオは中断し、タイムフリーで、先週月曜の「伊集院光とらじおと」を聴いた。ザ・マミィがゲスト。嫉妬する若手を訊かれると、酒井はかが屋を、林田はダウ90000を挙げた。

 今日も外出する用はなし。午後、近所の郵便ポストまで投函に行き、夜にはスーパーまで買いものに行くが、それだけで、あとはずっと部屋にこもっていた。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 871人。沖縄の 779人、広島の 672人、大阪の 499人といった数字も気になる。

◇ テレビ

 録画していたテレビ番組をいろいろと観る一日。年末にNHKで放送された「このドキュメンタリーがヤバい!」という番組を観たが、この番組は前年にも放送されていたようだ。前年は観そこねてしまった。設楽統、ヒコロヒー、長濱ねる、大島新が出演。斉藤和義の名を番組表で目にしたが、このひとは同姓同名の「BRUTUS」編集者だった。しかし、紹介されるドキュメンタリーは自局の番組にかぎられ、面白そうな番組をさんざん紹介しておきながら、紹介した番組はNHKオンデマンドで観ることができるというのはちょっと引っかかるじゃないか。地上波で再放送してくれれば親切なのに。

 テレビ東京で、土曜の昼に放送されていた「ものまねコロッケ全部見せますスペシャル!」という番組も観た。小堺一機と、モーニング娘の石田亜佑美が司会を務める。冒頭からいきなり、コロッケのステージを10分以上放送するのがまず見事で、藤沢一賀という専属司会者も登場し、普段のステージを再現している。コロッケのステージをしっかり見せようという、芸に対する敬意がきちんとある番組だと思った。そのあとはバラエティ番組らしく、コロッケ、小堺、みかんのコラボで「徹子の部屋」を再現したり、荒牧陽子とのコラボ、あるいは、美川憲一本人と一緒に「さそり座の女」を歌うコーナーもあった。コロッケの代表作である、ロボット五木ひろしのフルバージョンも披露されたが、改めて驚かされたのは、この芸は、あらかじめ作ってある音に合わせて演じているのではなく、音効がその場で、コロッケに合わせて音をつけているのだという。最後は、北島三郎の「まつり」のヒップホップバージョンを披露したが、これにしても、コロッケの芸はダンスの領域だろう。

◇ 配信ドラマ

 Netflix で、「イカゲーム」全9話を最終話まで観了する。なんだか、長いマンガを全巻読破したような感覚をひさしぶりに味わった。1日1話というわけにはいかなかったけど、ずっと面白く、興味が途切れることはなかった。しかし、最後になにか深みをもたせようとしているのにはちょっとしらける感もあり、単に面白いだけのままで逃げきってもらいたかった。観終わったところでようやく、ウィキペディアを初めて見ると、「バトル・ロワイヤル」や、あるいは、「カイジ」や「LIAR GAME」といったマンガから具体的にヒントを得ているようだ。日本の場合は、こういうアイデアは、マンガやバラエティ番組に注がれていく。

◇ ラジオ

 深夜に、先週月曜深夜に放送された「ヨネダ2000のオールナイトニッポン0」を、タイムフリー切れぎりぎりでなんとか聴いた。思い出してよかった。意外と素顔を見せる放送で、新しい地図に会えたことを喜んでいたりなど、案外、普通の子たちだ。漫才で「どすこい」しか言ってなかった子のほうがよくしゃべる。ファンタスティック原田からメールが届いていた。最後まで聴き、夜明け前にブログの更新をひとつ。

2021年1月4日月曜日

1月4日月曜日/傑作「私をくいとめて」

◇ テレビとラジオ

 今朝の「グッとラック!」は、今週一週間は田村淳がお休みだそうで、代わりにゲストコメンテーターとして辛坊治郎が出ていた。今年1回目から、橋下徹と辛坊治郎という組み合わせはあまり観たいものではない。1都3県の知事が緊急事態宣言を要請とのニュースを受け、黒岩知事もリモート出演した。辛坊という人間は本当にひとの話を聞かない。ひとの話をさえぎってしゃべる。黒岩知事だけでなく、北村義浩教授にも挑発的で、じつにいやな態度だった。北村教授が珍しく興奮気味に反論していた。話題はオリンピック開催の可能性にも移り、今年1回目の放送はまるまるコロナ関連の話題になるが、エンディングには「アイ・アム・冒険少年」の番宣で、あばれる君とフワちゃんが登場した。ここに混じると場違いなようだが、フワちゃんは金曜のレギュラーである。ボケてみせた辛坊に「バーカ!」と言い放ったフワちゃんには爆笑した。

 昼からはラジオを。「ビバリー昼ズ」も今日が今年1回目。イッセー尾形がゲストで、ラジオドラマをやるのが新年恒例になっている。午後はそのまま続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴く。ゲストは錦鯉。なんと、生放送中に漫才協会に入会が決まってしまう。

 今朝の「伊集院光とらじおと」もあとからタイムフリーで聴いた。ゲストはニューヨークで、ここで話していたことがまたすごく面白い。ニューヨークよりも下の世代は「感動の「M‐1」を観て芸人になってる」「あそこで青春したいんですよ」「そういうマインドの後輩芸人たち、すごい多いんですよね」「人生M‐1みたいな」「M‐1くんみたいな」。嶋佐が「おれ、松本信者なんで」というと、屋敷が「だせえ、だせえ、だせえ」と。伊集院が示していた現在のお笑いへの違和感にも(これはまさに〈学校化したバラエティ〉への違和感だが)、ニューヨークのふたりはすべて共鳴していた。

◇ ブックオフ

 午後、町田に。ブックオフのウルトラセール最終日。あまりいいものは残ってないかと思っていたが、なんのなんの、いい本がごっそりとあった。所持金が心配で、やや抑え気味にしたほどだが、19冊買う。今日はもうこれで充分。ほかの店舗はまわる必要なし。やきとりセンターでから揚げ定食を食べ、駅前のマクドナルドでしばらく読書をしていく。

◇ 傑作「私をくいとめて」

 夜は海老名に移動。TOHOシネマズ海老名で、大九明子監督の「私をくいとめて」を観た。昨年末から公開されていて、なんとなくあとまわしになっていたが、正月映画にはめぼしいものがなく、なにか観るとしたらこの映画だなとは思っていた。いや、結論としては観逃してはいけない映画だった。「勝手にふるえてろ」を観て一発でファンになった大九監督だが、もしかすると、今作のほうがさらに傑作ではないだろうか。この映画好きだなと思う場面がいくつもあった。主題となっているのは暗くて重いものだったりするのだが、それをこんなに楽しく、面白い映画にしているところが素晴らしい。「勝手にふるえてろ」を観てから原作を読み、綿矢りさの小説の面白さにも驚いたのだが、今作でもその面白さは原作にすでにあるものなのだろうか。だとしても、大九監督は綿矢りさとはおそらく資質に大きく重なるところがある。笑いの感覚に誤差がないことに特に驚くのだ。そしてまた、のんというひとがここにある笑いの感覚にぴったりで、今のこの時代のコメディが似合う女優だとつくづく思った。「勝手にふるえてろ」の松岡茉優のコメディセンスもばつぐんだったが、のんのほうが現実から遊離しているようなところがあって、そこがコメディエンヌ的に優れている。「あまちゃん」を観ていたものとしては、橋本愛との共演にも喜んだ。コメディエンヌといえば、この映画には(絶妙に先取りしたタイミングで)吉住も出演していて、大九監督の経歴を知っているとこの出演場面にはさらに感じ入るものがある。

 

 

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...