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2023年1月6日金曜日

1月6日金曜日/ドリフと正月・希望

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から、ラジオをつけたまま、眠っていた。昨日、無駄な一日を過ごして調子が狂っている。午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。1月2日深夜に放送された「大バラバラ生放送」を観始める。テレビ朝日「バラバラ大作戦」の枠の番組がコラボした3時間の特番。オープニングはクールポコの餅つきでスタート。いつの間にか、傘まわしの芸もできるようになっている。司会は「キョコロヒー」のコンビ。スタジオには、見取り図、阿佐ヶ谷姉妹、シソンヌ長谷川が並ぶ。しかし、だらだらした番組だから、これはあとまわし。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴いて、午後はテレビ。「徹子の部屋」(ゲスト・前田美波里)をオンタイムで観てしまう。それから、たいしたこともしてないのに、あっという間に夕方になってしまった。ブログの更新をひとつ。

 夜もまた、録画していたテレビ番組を。元日に放送された「ドリフに大挑戦SP」を観る。この特番も今回で第3弾。ついに元日の夜に放送されるまでになったのだが、前回から今回までのあいだに、仲本工事が欠けてしまったのが大きな違いだ。(前回の放送直後には上島竜兵が亡くなっている。)喪に服さなくていいのかとも思うのだが、番組は正月らしく、飾りつけをされたお茶の間のセットから始まり、加藤茶、高木ブーを中心に、劇団ひとり、百田夏菜子、サンドウィッチマン、飯尾和樹、近藤春菜、みちょぱがこたつを囲む。高木ブーはみちょぱの大ファンなんだそうだ。VTRはまず、劇団ひとりとアンタッチャブル柴田のコントから始まった。この特番では毎回、このコンビのコントがだんとつで面白い。受験勉強をする女子高生ふたり、なぜか女子高生なのがまずくだらないのだが、勉強をしようとするとどうしても眠ってしまい、お互いがそれをどうやって起こすかが笑いのポイントになってるのだけど、その前に寝る演技に笑わされる。このコンビのコントは後半にももう1本あり、おなじみのCMコントだが、俳優を演じる劇団ひとりの相手役には岡田結実、監督を柴田が演じ、そのスタッフをハライチ澤部と近藤春菜が演じる。柴田のツッコミの激しさは現在のCMの撮影現場ではありえないもので、まわりが時代に合わせたアドリブを自在に入れていくのも見事だった。柴田がここまでドリフのコントにハマるとは、この特番が始まるまではわからなかったが、ズボラな奥さんを佐藤栞里が演じる夫婦のコントも面白かった。コンビのコントでは、バイきんぐ小峠と錦鯉まさのりの泥棒コントも息が合っている。意外なところでは、ハライチ澤部とみちょぱのわんこそばのコントも面白かった。初登場の出演者では、シソンヌがいくつかのコントで活躍を見せる。ドリフとシソンヌというのは遠いような気もするのだが、じつはこれがそんなこともない。むしろ、サンドウィッチマンやカンニング竹山が意外とハマらない(あるいは、別の面白さになってしまう。)ように感じられ、スタイリッシュなセンスが下地にあったほうがどうやらドリフらしくなるのではという気がする。珍しい企画では「忠臣蔵」のコントに神田伯山が登場するというものがあり、伯山の語り(ここだけ末廣亭での収録)から、加藤と志村の忠臣蔵コントのVTRに入っていく。なるほど、かつては説明不要だったが、今では忠臣蔵の説明がいるというわけだ。伯山の語りと過去のコントを交互に見せるという構成が続き、この流れから忠臣蔵の新作コントに入っていった。シソンヌじろうが演じる吉良が可笑しい。現役世代だけでなく、加藤茶、高木ブーの新作コントもいくつもあったのだが、それだけでなく、今回嬉しかったのは、なんといってもすわ親治の登場だ。志村けんとすわ親治が親分子分を演じる過去のコントの映像を流してから、「雷様」のコントにすわ親治が登場した。もちろん、雷様は高木ブーを中心に、加藤茶、すわ親治が加わり、いかりやの役は肥後克広が担当する。すわ親治はギターを弾くピンネタも披露した。続く、勝地涼と加藤茶が神主と巫女を演じるコントでも、すわ親治はブルース・リーネタで登場する。番組終盤になり、すわ親治が活躍する場面が急に増えた。4時間の特番、最後は「少年少女合唱隊」だったが、ここには桑野信義も登場する。桑野はコントにも1本登場し、トランペットを吹くだけの役割だったが、ここでも桑野は演奏のみ、ひとこともしゃべらなかった。体調はどんなものだろうかと思うが、知らなければ気がつかせない。かっこよく登場してみせたのがよかった。このコーナー、最後は音楽のアドリブを勉強するという趣向。高木ブーがカズーを演奏してみせ、それに続き、佐々木彩夏、近藤春菜、錦鯉まさのりもやってみせると、高木ブーはさすがにプロの演奏だとわかる。そして、最後は加藤茶がびしっと決めてみせた。そのまま、「いい湯だな」の大合唱となり、4時間の放送が終わった。

◇ 雑誌・映画

 楽天マガジンで読んだ「ダ・ヴィンチ」2月号、星野源が表紙を飾り、巻末インタビューでは養老孟司について語っている。表紙の星野源は、養老孟司「〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁」という本を手にしていて、この本は毎日新聞の書評をまとめた本なのだが、養老孟司はそのなかで、タイトルとは逆のような、本当の自分なんてものはないということを書いているのだという。四十過ぎから本を書き始め、六十五歳で初めて本が売れた養老孟司は、「六十歳で自分はなにものかを尋ねられたら、著述家とはいわなかったであろう。著述はそれまで間違いなく私の余技だった。いまでもそうだが、それでも作家といわれて、いまでは否定しない。「本当の自分」など、わかりはしない。それを昔から希望と呼んだのである。」と語っているそうで、この箇所を引き、星野源は「僕も『いのちの車窓から』の文庫版あとがきで、〝わからない、ということは希望である〟というようなことを書きました。」と語る。なるほど、星野源のこの本は読んでいないが、日記を毎日書いていると、わからないことや知らないことをやたらと自分が書いていると気がつかされるのだが、もしかすると、それは「希望」なのだろうか。星野源に倣って、養老孟司の本を読みなおしてみようか。

 アマゾンプライムで映画を1本。ルネ・クレール監督「自由を我等に」を観た。以前、観ようとして中断してしまったが、中断したあとからがよかった。ラスト10分ほどの場面には惹きつけられた。これはまた、いずれ観なおしたい映画だ。

 深夜、ブログの更新をもうひとつ。思い出したようにたけしの公式サイトを覗いてみると、昨日5日付けで、新年のコメントが出ていた。「今年は映画の編集作業を再開。ご期待ください。家族が一匹増えました。ゴンちゃんの妹でフクちゃんです。」

 Spotify でポッドキャストを聴きながら、深夜3時過ぎに眠る。

2022年11月15日火曜日

11月15日火曜日/印刷がかすれる

◇ テレビ

 早朝に目覚め、ブログの更新をしようとするが、あたまがまわらない。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「午前0時の森」を観ると、辞書の特集があり、飯間浩明が出演していた。飯間浩明の話はとても面白かったのだが、しかし、村上信五はなんだかあんまりひとの話を聴いてないし、あたまがいい感じもしない。このひとはなぜ司会者として重宝されているのかがわからない。中居正広たちが切り開いた道を歩んでいるだけのひとではないのか。

 昨夜の「しゃべくり007」は、佐藤仁美、柿澤勇人がゲスト。吉田羊の回にもやった音楽祭の2回目。珍しいひとが登場するのでついつい観てしまう企画だが、H2Oのなかざわけんじに続き、平松愛理をテレビで観るのもひさしぶりだったが、つぎにやってきたのは ZIGGYの森重樹一で、もちろん、「GLORIA」を歌った。ホリケンからは、営業でよく一緒になったシェイプUPガールズの登場曲だったという思い出も出た。続いて登場したのは浅香唯で、「セシル」と「C-Girl」を歌った。浅香唯の曲、Spotify を確かめてみると、以前はライブ盤しかなかったはずだが、いつの間にか、オリジナルアルバムがずいぶん配信されていた。


◇ 横浜

 朝から横浜まで。雨降り。ようやく寒くなる。電車内ではラジオを聴きたかったが、イヤホンの調子が悪く、停まったと思ったら、再生しなおすとどうも音が変な気がして、耳からイヤホンを外してみると、スマホからじかに音声が流れていたので焦った。それは駅のホームにいるあいだに起きたことだったからまだよかったのだが、聴きなおすと、車内でもまた停まり、音が出ては困るから、再生しなおせられなくなった。

 用事が想定外に早く片づき、思いがけず、時間がたっぷりとできた。有隣堂を覗き、それから、プリンターのインクを購入する必要があり、ヨドバシカメラに寄っていく。1色だけ切らしたのに、6色セットのものをいちいち買わねばならないのも腹立たしいことだが、バラ売りで買っていくほうが結局は高くつくことになるのだから悩ましい。しかも、どういうわけか6色は均等に減らない。しかし、長期的な節約というのがあれば、短期的な節約というのもあるので、今は短期的な節約の必要に迫られているため、今日はグレイ1色だけを買っていくことにする。スマホからヨドバシドットコムの価格を確認し、売り場の商品の値札と比べるとヨドバシドットコムのほうが安いので、店員さんにこの値段になるのかと確認してから買った。

 外に出ると、だいぶ小雨になっている。ハマボウルの先まで歩き、北幸のすき家に入り、朝定食の納豆・牛まぜのっけ朝食を食べた。390円。駅のほうまで戻り、五番街のマクドナルドに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。この店舗に入るのもかなりひさしぶりな気がしたのだが、しょっちゅう寄っていた時期もあったのに、コロナの前後で習慣が変わってしまったようだ。





 雨は止んだ。仕事があるために午後には帰宅する。買ってきたプリンターのインクを交換し、15時までに発送品を作り、投函してこようと思っていたのだが、インクを交換したばかりだというのに、どういうわけか印刷がかすれてしまう。買ってきたグレイ以外は買い置きがあったから、6色すべてを交換したばかりなのだ。原因がさっぱりわからないまま、何度もくり返してみるが、まるでなおらず、四苦八苦していたが、これが皮肉なもので、15時を過ぎたらなんでもなく印刷できるようになった。原因はやっぱりわからない。

◇ ラジオ・読書・テレビ

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。火曜は東貴博と黒沢かずこのペアだが、黒沢の原稿の読み間違いがすごくて笑ってしまう。今まで、こんなにひどかったっけ。この音読のひどさは「HONMOKU RED HOT STREET」のスモーキーテツニと双璧だ。12時台は、ケラリーノ・サンドロヴィッチがゲスト。ケラが「ビバリー」に登場とは珍しい。ケラの「世界は笑う」を高田先生が観に行ったことにも驚いたが、ケラも高田先生に会ってみたいというので、これはぜひ実現してもらいたいな。ケラが渋谷円山町の出身だというと、東貴博からは「円山見番寄席」でウッチャンナンチャンを観ていたという話があり、すると、ケラからはさらに、日本映画学校の1年後輩だったウッチャンナンチャンの漫才の発表会を観に行ったことがあるという話が出た。そうかと思ったのは、東貴博は、東八郎が「お笑いスター誕生!!」の審査員をやっていたから、番組の観覧によく行っていたのだ。

 夕方にまた改めて外出し、駅前のドトールに入り、しばらく読書をした。ここ数日、読む本がまるで定まらず、あれこれつまみ読みしてばかり。なにか小説をひとつ読んでしまいたかったが、保坂和志「言葉の外へ」を優先する。2012年刊、河出文庫。親本は2003年刊。言葉について書かれた本だろうと読み始めてみたが、言ってしまえば、雑文集のような本で、あちこちの新聞や雑誌に書かれた文章が集められている。第2章には「将棋世界」の連載がまるまる収録されていて、いっぽうでは「現代思想」や「文學界」に書かれたものもあり、この区別のなさには興奮させられる。以下、引用をいくつか。P10「人は、そういう特別な人たちが残した特別な成果をもとにして、それへと至る時間・行為の積み重ねを知る。特別な成果が残されていなければ、それへと至る(それを取り巻く)膨大な時間は誰にも知られず、時間の闇の中に消えてゆく。――という、この世界像がそもそもの間違い、人間の認識をつまらない方へ向かわせてきたのではないか。」 P76「すごく大雑把な言い方をすれば、「勝負」が現実世界であり、可能性の世界とは「研究」のことだ。研究は時代とともに進歩する。科学がまさにそれだ。しかし芸術はそうとは限らない。芸術は時代を超える。とりわけ演奏がそうだ。」 P102「ハイデガーとカフカ、ベケットの方向が正反対に見えるのは、カフカとベケットが実作者(実践者)であり、ハイデガーはそうではなかったという理由によるのではないかと私は思う。突出した実作者とは思索を自分の身体に刻印する能力を持っている者のことで、ただ思索をつづけるだけの者はどうしても身体と世界との関係が甘くなる。」 P120「二十世紀が間もなく終わろうとしている現在、自分の立場と反する考え方に対して強硬な(ヒステリックな)反論をする人は、神秘主義的な考え方を持っている人よりも科学的な考え方を持っている人に多い、というのは注目に値する。――私は神秘主義者ではない。私は科学的な立場で考えているつもりだ。しかし私はいまの科学の考え方が人間について語るにはあまりに不十分だと言いたいのだ。」

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。まずは、今日の「徹子の部屋」(ゲスト・千秋)。それから、昨夜の「キョコロヒー」を観ると、こちらはイワクラがスタジオに登場。土曜の「太田光のつぶやき英語」はアメリカ中間選挙の特集。NHKの高橋祐介というひとが解説する。「さんま御殿」も追っかけ再生で観てしまう。「二刀流芸能人」という特集で、彫刻家でもある秋川雅史が初登場。

 月曜に放送された「スイッチインタビュー」を2週分、養老孟司、太刀川英輔の対談の前後編をまとめて観た。前編は鎌倉での収録、後編は太刀川英輔が経営するデザイン会社に場所を移す。太刀川英輔というデザイナーを初めて知ったが、若いひとかと思ったら、1981年生まれ、41歳だからたいして若くもない。山本七平賞を受賞し、その審査員が養老孟司だったというのだが、改めて山本七平賞の受賞者を確認してみると、ごりごりの保守系言論人の名がずらりと並んでいでぎょっとする。

 先日、洋光台から運んできた本のひとつが、さっそく、1万円で売れてくれてほくほく。これひとつでもう、労力はばっちり回収できたな。過去の自分に助けられる。深夜1時から「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...