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2023年2月6日月曜日

2月6日月曜日/社会的・宇宙的







◇ 日比谷・霞が関

 朝から都内に。新橋から日比谷公園まで歩き、それから、霞が関の某所に。昼食は味好という店に入り、Bランチの厚切りロースのあんかけカツ煮皿というのを食べた。650円。西新橋のベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングではもちろん、「笑点」の一之輔さんを話題にする。「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングも聴くと、こちらでは早坂営業の話をえんえんとしたあとで、ようやく一之輔さんに触れていた。

◇ 読書

 帰りの横須賀線で、谷川俊太郎「詩を書く」を読み終えた。2006年刊、思潮社・詩の森文庫。特にこの本というわけでもなく、谷川俊太郎の本をいくつか買ってあったので、順に読んでいこうと思い、まずはこれを読んだ。詩についてのエッセイや批評が収録されているのだが、初出の年にはかなり幅があり、(見落としてなければ、)新しいものでは90年代の文章から、「ぼくは詩をつくることには、社会的(ソシアル)な意味があると同時に、宇宙的(コスミック)な意味があると考えたい。」と書いている文章は1955年に発表されたもので、どうやらこれがいちばん古い。谷川俊太郎はまだ二十代前半だ。以下、興味をもった箇所の引用。P91「頭の中の考えは、時にひとつのイメージであったり、予感のようなものであったり、ごく短い言葉の断片であったりして、無時間的だ。だがいったんそれが文章になり始めると、考えはひとつの形と流れと方向を与えられて時間的になり、私たち自身の肉体と強くむすびついてくる。話す口や舌、書く手や腕、そして呼吸と心臓の鼓動、そうしたものが知らず知らずのうちに、文章を制御する。脳そのものがすでに睡眠のリズムや、私たちをとりまく環境のリズム――季節や日常生活のリズムに支配されていることは否定できない。」 P92「文章というものを意識したわれわれいわゆるもの書きにとっては、文章において望ましいリズムを発見することは、そのまま自分たちの生きることのリズムの発見に通ずる。難しいのはどんなリズムを択ぶかということではない。音楽と違って文章では好きなリズムを択ぶということはほとんど不可能である。それは自分の外部にあるものではなく、内部にあるものだから。」 これは1976年、谷川俊太郎四十代半ばの思考。

◇ テレビ・ラジオ

 二俣川のビックカメラに寄り、録画用のDVDを買ってから帰宅する。夜、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は草刈正雄がゲスト。番組終盤に、長男が亡くなっていることに触れていた。たまたまだが、つい最近、ズットズレテルズのウィキペディアを見ることがあって、このことを知ったばかりだった。「徹子の部屋」では、長男が音楽活動をしていたことには触れられなかった。土曜に放送された「太田光のつぶやき英語」は AIArt の特集。佐々木俊尚がゲスト。XXCLUB のコーナーでは、「対峙」という映画のフラン・クランツ監督にインタビューをしていた。

 Spotify で聴いている「東京ポッド許可局」の「読んできた雑誌論」が面白かった。鹿島さんの話に共感するところが多い。ポッドキャストを聴きながら眠る。


2022年9月10日土曜日

9月10日土曜日/JPの単独ライブ

◇ ラジオ

 Spotify で「東京ポッド許可局」の配信がいつの間にか始まっていて、早朝から聴きながら眠った。放送からは、1週遅れの配信だろうか。短い時間で目覚め、またダビングのセットを。録画残量を空けるのにばたばたしていて、ほかのことがなんにも手につかない。ラジオを聴くとはなしにつけておく。文化放送の「ラジオのあさこ」から、続けて、「ナイツのちゃきちゃき大放送」。11時台は、片桐はいりがゲスト。片桐はいりはセリフを覚えるために、羽田からバスに乗り、その車中で覚えるというのだが、行き先に関わらず、最初にやってきたバスに乗るというのが面白かった。

◇ 新宿

 録画残量の確保に追われて寝不足だが、ダビングのセットをして、午後から都内に。今日はまた、やや暑くなった。横浜から東横線、副都心線直通で、新宿三丁目に出て、まず、靖国通りのブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊買っていく。それから、新宿二丁目のやよい軒に入り、チキン南蛮定食を食べた。790円。新宿駅のほうまで歩き、どこかの店で時間をつなごうかと思っていたが、時間が中途半端になり、紀伊國屋をぶらぶらする。売り場のリニューアルがずいぶん進められているが、落語や演劇など、芸能関係の本の売り場は、まるごと、裏の別館に移動していた。DVDの売り場と一緒になったかたちだが、知らなかったら、この別館に入ることはまずない。こうなると、紀伊國屋ホールのついでに売り場を見るということもめんどうになってしまわないか。





◇ ライブ

 JPの単独ライブを観るため、歌舞伎町の新宿FACEに。この会場に入るのもかなりひさしぶりのはずだ。今が旬のJPだが、不思議なことに完売はしていないのか、4日前の火曜日にチケットが買えてしまった。同程度に人気のお笑い芸人だったら、まずそんなことはないだろう。ものまね界はまた別の客層でできあがっているようなのだが、しかし、今のJPを観ておかない手はない。チケット代も、3500円という手頃な価格だった。昼夜2回公演の2回目、17時開演とやや早い時間のスタート。エレベーターをあがり、20分前に入場する。入場時、ドリンク代 500円を払い、ペットボトルや缶飲料のなかからレッドブルを選んだ。会場にはパイプ椅子が並べられ、指定席、やや後方の席に着く。席にはプラズマ解離水とお菓子が置いてあった。レッドブルは開演前に飲んでしまう。そろそろ開演かと思っていると、まだ3分前だったが、JPが登場した。白衣姿で消毒液を噴霧しながら、自ら前説をし、この時間は撮影可とするサービス。このあいだにも、お客はぞろぞろと入ってくる。そのまま、JPは開演時刻5分過ぎまでしゃべり、客席のほうに消えていくと、オープニング映像が始まった。ライブのタイトルは「劇場版モノマネモンスター JPの逆襲 evolution」というもので、元ネタをよく知らないのだが、全体の構成はポケモンのパロディになっているようだ。そもそも、この単独ライブは2年前にやるはずだったのだが、コロナで延期になり、結果的には絶好のタイミングになった。ところが、JPが最初に始めたものまねは志賀廣太郎だった。そのあとには、「ラヴィット!」など、テレビ番組のパロディをやりながら、さまざまなタレントのものまねをする。しかし、どうも引っかかりがないなと思っていると、中盤から妙なエンジンがかかっていく。葉月パルのものまねをえんえんとやり続け、これが異様に可笑しかったのだが、テレビのJPを期待している客はどこまでついていけただろうか。まあ、テレビでおなじみのネタももちろんたくさんやるのだが、その後も、ものまね芸人たちへの皮肉を連発し、あるいは、SEKAI NO OWARI の「Habit」に乗せ、クビになりそうな芸能人のものまねをする「クビット」というネタもあった。松本人志のものまねは、だいぶ終盤になってから「すべらない話」のパロディでようやく披露する。最後は、石川進のものまねで「ど根性ガエル」を歌った。志賀廣太郎で始まり、石川進で終わった2時間。バラエティ番組で見せるJPの素顔は非常に好青年でもあるのだが、やはり、一筋縄ではいかないところもあるとわかるライブだった。


 開演前にレッドブルを飲んだら、案の定、トイレに行きたくなってしまったが、考えてみれば、缶飲料だから別に急いで飲む必要はなかったのだ。終演後、トイレに入ろうとすると、開場のトイレはもう使用禁止にされていた。エレベーターだから、退場にも時間がかかる。外に出てから、サブナードに降り、ようやくトイレに入れた。

 西口に移動し、こちらでもブックオフに寄っていく。220円の単行本を2冊買い、それから、代々木のブックオフにも寄った。ここは買うものがなく、店内を2周まわり、110円の文庫本をなんとか1冊見つける。マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとチーズバーガーを食べながら、スマホの充電をしていく。代々木から山手線、渋谷から東横線に乗り換え、急行を待って乗ったが、菊名まで座れなかった。夜遅くに帰宅し、録画残量を確認してから、ラジオを聴きながら眠った。

2022年3月13日日曜日

3月13日日曜日/将門の首塚



◇ 飯田橋・大手町

 朝早くに起きあがり、「石橋貴明のGATE7」を途中から聴くと、清原和博がゲスト。続けて、本仮屋ユイカの「ONE-J」も、家を出るまでつけておく。朝から都内に。やや暖かくなり、服装が難しい。日曜だから、朝の電車が空いているのが助かる。どこに行くにしても帰りは疲れがちなので、朝から外出する場合は、なるべく、行きの電車で読書したほうがいいとは思うものの、混んでいると読めないのだ。昼は飯田橋に行くことになり、ブックオフの上階にある魚民に入り、ランチメニューの唐揚げ&牛焼肉定食を食べた。800円。個室で、テレビもついている。コンセントもあり、いつもは観ることのない「アッコにおまかせ!」を観ながら、食べ終わったあとも長めに残り、スマホを充電しておいた。それから、ブックオフに寄るが、ぜんぜんいい本がない。220円の単行本を、1冊だけ買っていく。

 夕方頃に大手町を通ったが、ビルの脇に将門の首塚があり、そこだけよけるようにして建物がある。将門の首塚というものがあるというのは有名だが、こんなところにあるんだということを今まで知らなかった。調べたこともなかった。




 東海道線で横浜に戻り、もう少し読書したく、東口のドトールに入る。パンを食べたかったのに、売り切れていてがっかりした。読みかけの本を読み終えたかったが、閉店時刻に間に合わなかった。帰宅前にローソンに寄り、買いたいチケットがあったのだが、Loppi からそのチケットの情報の画面には入れるのに、なぜか購入に進めない。だからといって、なんの案内もなく、不親切な仕様だ。ネットでしか買えないということなのだろうか。だとすると、とんでもない手数料泥棒だ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、カップ焼きそばを食べながら、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「笑点」は、演芸コーナーにはナオユキが出演。そういえば、ナオユキだって「R-1」で知られるようになったひとだが、そんなことはすっかり忘れられてしまったかのようだ。大喜利の助っ人には、鶴光が登場。「TVタックル」は、ペットの問題を特集。たけし「捨てられた犬やなんかの施設、将来、俺、全財産、そこに寄付してやろうかと思うんだけど」って、さらっとすごい発言をした。たけし、以前は犬に靴を履かせるのはおかしいと言っていたと言いつつ、最近は、犬に靴を買ったり、レインコートを買ったり、エルメスの首輪をつけたりしているのだと。

 北京パラリンピックの閉会式を録画していたのだが、なぜか予定の時間よりも早く録画が停まってしまった。式が早く終わったということなんだろうか。録画中だから再生できないと思っていた今朝の「サンデージャポン」を観ると、今週も冒頭から、ウクライナのニュースにたっぷりと時間を割く。山本里菜アナの番組卒業の発表もあったが、これは先にネットニュースで知ってしまった。後任はなんと、良原アナ。ところが、タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、良原アナは「サンジャポ」と「日曜サンデー」と連投になるのかと思いきや、良原アナは良原アナで、「日曜サンデー」のほうを卒業するということだ。14時台は、大和田伸也がゲスト。

 昨夜の「東京ポッド許可局」は、前半は「ゴハンどうしてる?論」。後半には珍しくゲストが入り、「うっせぇわ」の作詞作曲を手がけた syudou が出演した。今の今まで、「うっせぇわ」は作詞作曲も Ado だと思い込んでいた。syudou というひとは「許可局」のリスナーなんだそうで、ウィキペディアにあたると、なんと、1995年生まれの26歳だというからたいそうお若い。リズムネタについてしゃべっていたことがかなり面白かった。

 ラジオを聴きながら梱包をするが、注文が少なくて、じつに情けない。本はネズミに齧られるし、対策をなにもしないまま、あまりにも放置している。オンライン将棋も1局指し、待った15回で、なんとか勝った。深夜1時前に眠る。

2022年2月21日月曜日

2月21日月曜日/気疲れして映画館に


◇ 神保町

 早朝に目覚め、あまり眠れないまま、朝早くから都内に。京王線の八幡山のほうまで行く用があり、それから、午前中は世田谷のほうをまわり、午後には九段下のほうまで出た。神保町に歩き、ボーイズに入り、カツカレーを食べた。770円。カレーを食べてみたいと思っていたが、この店は生姜焼きのほうが好きかもしれない。ロッパの本に平べったいカツのほうが本格的だと書いてあったが、まさにこの店のカツカレーは平べったいカツが乗っていて、しかし、本格的のありがたみはいまひとつわからない。レターパックを出す都合があり、神保町で郵便局にも寄っていく。長らく手元にあったマンガ雑誌の特別号がようやく売れてくれて、厚みがあるものなのでレターパックで出すしかないのだが、どうやら海外からの購入のようで、その代行をする業者からの注文だった。九段下のマクドナルドに寄り、ホットコーヒー1杯でひと休み。スマホの充電をする。ツイッターから、西郷輝彦の訃報を目にする。75歳。

 いろいろと気疲れすることがあり、今日はどうもゆとりがない。夕方には品川に出ることになるが、夜は映画を観ようと思い、京浜急行に乗り、日ノ出町に向かった。イセザキモールの入り口まで歩き、ベローチェに入り、ブレンドと、カレーパンを食べた。本当は甘いパンを食べたかったが、売り切れていた。ここでまたスマホの充電をして、読書をする気力もなく、ツイッターをだらだらと徘徊するだけで時間がつぶれた。




◇ 映画

 横浜シネマリンで、「BELUSHI ベルーシ」を観た。19時40分の回。月曜サービスデー、1100円。4列目に座る。ジョン・ベルーシのドキュメンタリー。公開を楽しみにしていた映画だったが、寝不足で朦朧としてしまう部分があり、もったいない観方をしてしまった。もっと元気な日にすればよかったが、配信が始まったら、しっかりと観なおさなければならない。おまけに、隣りの席に座っていた男が、今どき珍しく、海外のコメディに過剰に笑う男で、われわれの世代が子どものころには海外のコメディのほうが上等という意識がまだ世の中にはあったが、未だにそんな馬鹿な感覚のやつがいるのかとげんなりさせられた。それはさておき、ジョン・ベルーシについては知らないことが多く、理解が追いつかないところもかなりあった。「サタデー・ナイト・ライブ」についても、順序でいうと、チェビー・チェイスのほうが先に売れていたのだ。エンドクレジットには、妻・ジュディスの歌が流れた。

 

◇ ラジオ

 日ノ出町から京浜急行に乗り、夜遅くに帰宅する。タイムフリーで、ラジオをあれこれ。今日の「ビバリー昼ズ」は、中井美穂がゲスト。今やすっかり、演劇の紹介者になっている。先週土曜の「田村淳のNewsCLUB」は、淳がコロナになり、ぺこぱが代役を務める。同じく先週土曜の「東京ポッド許可局」は「ジャンル美学論」。今回の話はとても面白かった。ツッコミ浪漫主義、ツッコミ自然主義の話は、以前にも話されていたかもしれないが、改めて納得する。そこからさらに考えると、近年、モノローグ的なツッコミをする漫才が増えていることも、自然主義の新化系と理解できないだろうか。

 ラジオを聴きながら梱包を片づけようとするが、1冊、見つからない本があり、探すのに時間を食った。売る前に読もうとして、分けておいたんだったっけと思い、これから読む本の山も探すが見つからない。どこにあったかというと、講談社文庫なのに、なぜか河出文庫にまぎれこんでいた。本の山をひっくり返していたら、ほかの本で、栞紐がなぜか千切れかけていているものを発見し、これにもひどくがっかりさせられる。おそらく、ネズミにでも齧られてしまったのだ。わが家にネズミが出ることはずいぶん前からわかっていることだが、なんの対策もせず、ほったらかしにしている。木工用ボンドを使い、なんとか修繕するが、無駄な労力が多い。深夜1時半頃に眠る。

2021年11月7日日曜日

11月7日日曜日/マキタ学級20周年

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、ラジオをつけるが、聴きたい番組がなく、たまたま文化放送に合わせてみると、北方謙三の「三国志」のラジオドラマを放送していて、伯山が語りをやっている。以前、「問わず語りの神田伯山」でしゃべっていたのはこれのことかと初めてわかった。他局ならば、番組内で宣伝するはずもなく、ツイッターを見ていないからそれっきりでわからなかった。10月から始まっていたとは知らなかった。7時からはTBSラジオに切り替え、「石橋貴明のGATE7」をつけておく。真中満、村田真一、広沢克己が出演していて豪華だったが、真中を「ニッポン放送ショウアップナイターの解説」と紹介していて、考えてみると、TBSは野球中継をやめてしまった局なので、そこで野球の番組をやっているというのも面白いものだ。録画していた昨夜の「Nキャス」を途中まで観ると、新庄の新監督就任会見を初めて映像で確認できた。ラジオやネットのニュースでは目にしていたが、新庄みたいな人物は映像で観たほうがいい。たけしも新庄をベタ褒めしていた。そのほかには京王線の事件が気になる。鉄道はセキュリティ強化の流れになるのだろうか。


 朝から都内に。昼食は高円寺のくいしんぼで、日替わりランチのバターチキンカレーとハンバーグを食べた。750円。東高円寺駅から丸ノ内線に乗り、新宿三丁目に移動し、ベローチェに入り、アイスコーヒーとブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をしながら、ただぼんやりと過ごす。



◇ ライブ

 ベローチェを出て、マキタ学級20周年ライブを観るため、東新宿のレッドクロスというライブハウスに向かう。行ったことがあるライブハウスだったか、着いてみるまでは記憶がはっきりしなかったが、ここは初めてだ。16時開演、直前に会場に到着すると、同じように、直前にやってくる客がぞろぞろと列を作っている。なかに入ってみると、とても狭い会場だ。こういう会場でライブを観る感覚というのもひさしぶりで、ドリンクを引き換え、開演を待っていると、ライブは10分遅れで始まった。マキタさん、スーパーモリノ、ウチノファンタジーという3人編成、そろいのボーダーのシャツに革ジャンというすがたでステージに現れた。しかし、あとのMCによると、ボーダーのシャツはそろえたわけではなく、偶然、そろってしまったようだ。「マキタスポーツのテーマ」から「芸人は人間じゃない」と、いきなり代表曲が続く。マキタ学級には2枚のフルアルバムがあるが、今日の演奏曲はおおむねそのアルバムからの曲だった。コミックバンドスタイルなし、純粋にロックバンドスタイルのマキタ学級のライブを観ることがとてもひさしぶりだった。20周年としては、あまりにもこじんまりしたライブのようにも最初は思ったが、むしろ、マキタ学級をよくわかっている客ばかりで心地がいい。「黒い車」という曲なんかは、改めていい曲だと思った。アンコールが2回、「男達のメロディ」と「オレの歌」が聴けた。終演後には「WON'T BE LONG」が流された。すみやかに会場を出ようとすると、入り口のところにいた浅知恵太郎さんがあいさつをしてくれた。ほんと、浅知恵さんはいいひとで、覚えていてくれて嬉しい。外に出て時間を見ると、17時45分。約1時間半のライブだった。

 靖国通りのブックオフに寄っていく。110円の文庫と新書を、合わせて4冊買った。まだ時間が早いので、西口のブックオフにも寄った。こちらでは、110円の文庫本を2冊買う。新宿から小田急線、藤沢行きの急行がちょうどやってきて、大和までは乗り換えなしで帰ってこれた。夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、昨夜の「東京ポッド許可局」を聴くと、「WON'T BE LONG」をここでもかけていた。深夜0時前に眠る。

2021年8月1日日曜日

8月1日日曜日/90年代は高田文夫

◇ ラジオ

 タイムフリーで聴いた、昨夜の「東京ポッド許可局」は「90年代に何を見ていたか論」。小山田圭吾を知らなかったという鹿島さんから始まったこのテーマだが、あとのコーナーでもこの話が続き、思い出したように、そういえば、90年代は高田先生に夢中だったということで3人が一致し、これには大いに膝を打った。たしかにそうだ、よくよく考えてみれば、高田先生の大活躍は 90年代に入ってからで、高田文夫といえば、どうしても「ビートたけしのオールナイトニッポン」がふり返られることになるが、より広く認知されたのは「北野ファンクラブ」(1991年開始)だったはずだ。あの番組をきっかけに、ある時期にはテレビにもたくさん出ていた。なにしろ、「平成教育委員会」や「笑ってヨロシク」のレギュラーだったのだから。そして、なによりも、われわれが熱狂したのは関東高田組だ。浅草キッド、松村邦洋、春風亭昇太、立川ボーイズ、大川興業といった面々を、束ね、率いていたのが高田文夫であり、この面々を追いかけ、テレビやラジオ(「ビバリー昼ズ」は1989年開始)から、ライブ(あるいは落語会)へと導かれていく、というのがわれわれが体験していた 90年代だ。ここに導かれるまでには、もちろん、まず、ビートたけしという圧倒的な存在があり、そこからさらに、高田文夫により、立川談志にも導かれていった。高田文夫が東京の笑いの基準だったともいえる。少なくとも、追いかけていたわれわれはそう思っていた。歴史を整理すると、1994年にはビートたけしのバイク事故があり、1995年にはダウンタウンが社会現象となる。その時代のお笑いをふり返ると、90年代はダウンタウンということになり、その後、松本人志により、笑いの基準が意識的に作られていくことになるが、われわれはそれ以前に、高田文夫から(東京の)笑いの基準(および、芸の基準)を学んでいたということだ。

 日曜の朝は「サンデージャポン」と「ワイドナショー」を録画するため、録画残量を作る必要があり、忙しいときはこれがなかなかめんどうだ。消去する番組から観ていくという、つまらない作業に追われる。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。競馬コーナーに登場したリスナーは、五十代の男性で、娘が、地下の芸能界でバンドやお笑いをやっているというひとだったが、「イカのおすしちゃん」という名前で活動しているというので検索してみると、この娘さんはどうやら、NATURE DANGER GANG のモリィだ。地蔵中毒の公演に出演していたから認識していた。しかし、こんなに認識しづらい芸能活動を、ちゃんと認識しているお父さんも珍しい。

 東葛スポーツからメールが届いていて、なにかと思えば、今月後半にある公演の予約をしていたが、なんと、主宰の金山寿甲がコロナ感染のため、公演中止というお知らせだった。ああ、こういう時期だからこそ、いちばん観たい劇団なのに。

 夕方、ヤマトの営業所まで。吉野家に寄り、ネバとろ牛丼を食べた。二俣川に出て、銀行に寄り、それから、ドン・キホーテのヤマダ電機に寄った。パソコンにつないで使っているスピーカーが断線してしまい、買いなおさねばと思っているが、この店にはスピーカーが見当たらない。ドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べる。読書など、2時間ほど。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 3058人に。増減の幅が大きくなっている。神奈川県は 1258人。西友で買いものして、夜に帰宅し、今日は早めに眠った。

2021年4月13日火曜日

4月13日火曜日/放ってあった雑誌

◇ メルカリ

 午前中、テレビを観ながらメルカリの登録作業をする。だいぶ前に、友だちからたくさん送ってもらっていた「Number」のバックナンバーをずっと放ってあった。思い返してみると、オリンピックに合わせて売ったほうがいいかと保留したような気がするが、そうすると忘れてしまうもので、オリンピックの前にラグビーのブームもあったが、ある号は値上がりしていたのに、気がついたときにはもう遅いという時期になっていた。オリンピックもこの状況では、値上がるタイミングももうないだろう。最低価格の300円でメルカリに出品していくが、それでも売れるかというと難しいに違いないわけで、まあ、ほかにルートもなく、出さないよりは出しておくかというくらいのもんである。本来ならば、六角橋のドッキリヤミ市場あたりで安く売ってしまいたかった。

◇ 読書

 夕方、駅前の郵便ポストまで。小雨が降る。あいかわらず肌寒い日が続く。マクドナルドに寄り、ホットコーヒーを飲み、スパチキを食べ、読書をして、夜に帰宅した。ツイッターを見ると、大阪の新規感染者数がついに千人超えとのニュース。

 石井遊佳「百年泥」を読んだ。新潮文庫。2018年の芥川賞受賞作。「文藝春秋」に載っていた高山羽根子のインタビューで、三十代半ばから社会人向けの文章教室に通い始めたということをしゃべっていたが、若竹千佐子、石井遊佳も、高山羽根子と同じ先生の文章教室に通っていたという。なんという芥川賞作家輩出率なのか。石井遊佳の文体はあまりなじめず、わずか160ページ程度の小説ながら、なかなかすいすいとは読めなかったが、面白いイメージはいくつもあった。

◇ ラジオなど

 夜、タイムフリーで「東京ポッド許可局」を聴いた。土曜の放送にまだ慣れず、どうも聴きそびれてしまう。今回の「お笑い語り論」はとても面白かった。マキタさんが主導の回で、内側からの語りではなく、外側からの評論の重要さを強調する。聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に載っていた、島田裕巳によるオンラインサロン潜入記事が面白かった。中田敦彦、西野亮廣のオンラインサロンの会員になってみて、現在のオンラインサロンはゆるやかな繋がりのコミュニティであり、かつての新宗教のようになっていくと結論づけている。

 ほかにも、ポッドキャストなどを聴いていたが、眠ってしまい、気がつくと深夜1時を過ぎていて、「爆笑問題カーボーイ」をつけるが、聴きながらまた眠ってしまう。深夜3時半頃に目覚め、朝までにアマゾンプライムで映画を1本。大島渚監督「東京戦争戦後秘話」を観た。1970年公開。素人の俳優たちが生々しい。セックスシーンひとつとっても、この時代のなかではそうとう過激だっただろう。

2021年3月23日火曜日

3月23日火曜日/マスクはいつまで

◇ 最終回

 朝、録画してあった昨日の「グッとラック!」を観た。今週はついに、それぞれの曜日が最終回を迎える。月曜の最終回は、緊急事態宣言解除の話題で始まった。解除前の週末の街の様子、感染抑制に政府が示した「5つの柱」、麻生太郎の「マスクはいつまでやるんだね」発言、東京都の新たなリバウンド防止策「コロナ対策リーダー」など。後半はオリンピックの話題に移った。エンディングでは、レギュラーの橋下徹、神田愛花があいさつをする。

 続けて、今朝の「グッとラック!」も観る。火曜の最終回、最後のゲストコメンテーターはトレンディエンジェル斎藤司だった。トップは今日も緊急事態宣言解除について。解除初日の街の様子を伝える。北村義浩教授が今後の感染者数を予測するが、グラフをはみ出し、パネルにもマジックで書き込んでしまう。北村教授も今日の出演が最後になる。「いつになればマスクなしの生活に戻れる?」という質問に、北村教授は2023年と答えていた。後半はミャンマーの軍事クーデターの続報を。望月優大がいる火曜日に、この番組では3週連続でミャンマーの状況を扱ってきた。3時のヒロインの「衝撃ニュースラック!」のコーナーは特別企画になり、かなでとゆめっちがバズったひとに会ってくる。生き別れた父親を探す路上ミュージシャンが一瞬でじつの妹に出会ってしまった映像は面白かった。エンディングでは、3時のヒロイン、望月優大があいさつをする。

 テレビばかり観ているが、テレビ東京、佐久間宣行プロデューサーの特番「万年2番手だった麒麟川島が転生したら千鳥おぎやはぎ山里を従えるメインMCだった件」という長いタイトルの番組も観ておくべきかと思った。麒麟川島の今の状況を示している番組で、この録画は保存しておく。


◇ 読書

 夕方、二俣川まで出かけ、ドトールで読書をする。昨日、ブックオフで買った、「文藝春秋」の先月号を読んだ。芥川賞の選評が読みたかった。受賞作以外では、砂川文次の評価が高くて興味が湧く。宇佐見りんのインタビューと、朝井リョウと遠野遥の対談も読んだ。朝井リョウが、遠野遥の小説は「著者が主人公の成長なんてどうでもいいと思っている気がするんです。文体そのものや文章へのこだわりが強く、そこをいちばん大切に書いているのでは」と訊くと、「まさにそうなんです」と。「私はそもそも小説の起伏というか、いわゆる物語を作るのがあまり好きじゃないんです。物語がなくてもおもしろいものが書けるなら、本当はそれが一番いいと思っています。」と言う遠野遥。朝井リョウは「遠野さんの作品はすでに、物語性より、この文章で何がどう語られるのか、というところが求心力になっていますよね。」「綿矢りささんの作品を読んでいるときにも、文章そのものの求心力を強く感じます。」とも言っていた。ほかの記事では、中村計によるマヂカルラブリーのルポも読んだ。

 かつやに寄り、タレカツとから揚げの合い盛り丼を食べてから帰る。緊急事態宣言中のクセで、解除されてもつい習慣で、20時に店が閉まるつもりで行動していたが、店の前を通りがかり、もう食べていけるんだと気がついた。夜に帰宅し、タイムフリーで昨夜の「東京ポッド許可局」を聴いた。「出所JAPAN」に何度も声を出して笑う。西川美和監督の「すばらしき世界」を糸口に、15年ぶりに出所したらという話をするのだが、番組中に出なかった話題では、志らく師匠の活躍とオフィス北野の消滅にも驚くのではないか。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。何週にもわたり、オープニングでは、TBSのトイレで発生しているチン毛事件が語られている。生島ヒロシの乱入、そのあとにはジェーン・スーの登場もあった。聴きながら眠る。

2021年2月1日月曜日

2月1日月曜日/カバンを買う

◇ 真っ当

 「グッとラック!」の終了が金曜日のエンディングで発表されていたようで、番組開始から毎日欠かさず録画して観ているというのに、その日だけどういうわけか録画容量が足りず、最後の30分ぐらいが切れてしまっていた。こんなことは初めてで、なんという間の悪さかと愕然とする。終了の発表があったということは土曜か日曜かにツイッターを見ていて知ったが、YouTube にあがるような番組でもないので、実際の放送はもう確認のしようがない。

 今朝の放送では、菅総理を追及する蓮舫に批判があったという話題を扱っていたが、田村淳は、蓮舫の映像をくり返し放送すること自体に疑問を呈していた。「小川淳也さんみたいに、ほんとにきちんと理論を立てて追及するっていう政治家はたくさんいるのに」と、それをとりあげないメディアの問題を語る。メディアに扱われるから、蓮舫も辻元清美もそういう手法に出てしまうのだと。蓮舫を「人間として未熟」だと言ったテリー伊藤の発言も番組では紹介していたが、淳は自分たちも含めたメディアが未熟なのだという。じつに真っ当な感覚に思える。

◇ ラジオ

 昼はラジオをつけっぱなしに。「ビバリー昼ズ」のゲストは桂竹丸。この番組の古いファンにとっては嬉しいゲストだ。ツイッターから知ったが、明治座の公演は関係者に発熱の症状が出たために今日は中止になってしまったようだ。続けて、午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴く。平野ノラが産休に入り、代役にアンガールズ山根が出演した。今日はザブングルが解散というニュースもあり、その話題にもなった。14時台のゲストはダンディ坂野で、ここでの話もとても面白い。ダンディ自身が「お笑いに一気に時代が流れていく」と言い表していた、その前後を、ダンディは当事者として体験している。

◇ 買いもの

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ドン・キホーテに寄り、ついに新しいカバンを買った。今まで使っていたマンハッタンポーテージのリュックは、いったい何年使っていたのかわからないが、四十代前半の苦楽をともにしてきたという感慨がある。普段使っているものには愛着が湧いてしまい、なるべくなら買い換えたくなくなってしまうのだが、ずいぶん前からファスナーが壊れかけになっていた。勝手に開いてしまうようになると、さすがにまずい。新しく買ったカバンは、今までのカバンとはタイプが違うものにしたが、単純なこととして、加齢による変化がおそらく違うものを選ばせた。会計時には、ポイントカードが作れるというので作ってもらったが、お互いにマスクをしていて、あいだにビニールの幕があると、説明をしてもらってもなにを言ってるかかなりわからなかった。「追加の料金がかかるんですか?」ということだけ確認して、かからないというのであとはおまかせに。

 上階にあるダイソーにも寄り、イヤホンも買った。今までも百均のイヤホンを使っていたが、数年使っていると断線する。さらに上階のサイゼリヤに入り、ミートソースのスパゲッティを食べた。読書もするが、眠くなり、あまり読めなかった。

 深夜、オンタイムで 「東京ポッド許可局」を。〈教えてインスタ論〉を笑いながら聴いた。インスタ論の今さら感が可笑しいのだが、自分がツイッターから離れているせいで、〈脱ツイッター論〉のようにも聴いた。

2021年1月18日月曜日

1月18日月曜日/配信ドラマなど

◇ しゃきっとしない

 なんだかどうもしゃきっとしない日が続いている。夕方、読書をするためだけに、駅前のドトールまで出かける。ロピアで買いものしてから帰る。

 スチャダラパーが YouTube を始めたのを数日前に知り、観よう観ようと思っていたら、もう3本もアップされていた。そんなペースで配信されていくのか。3人で雑談するだけの配信。ANIが井筒監督の「無頼」を観たというが、どうだったかと訊かれると歯切れの悪さを突っ込まれていた。



 昼間、「ビバリー」のゲストだった宅間孝行が、おすすめの配信ドラマとして「ザ・ボーイズ」と「フリーバッグ」を紹介していた。両方ともアマゾンプライムで観ることができ、試しにまず「ザ・ボーイズ」を1話だけ観たが、これはどうも興味がもてなかった。日本でもアメリカでもヒーローものには疑いをもつ性分なのか、その度合いにもよるが、たとえば、ティム・バートンの「バットマン」は好きだが、「ダークナイト」は好きじゃない。シリアスとファンタジーのバランスの問題だろうか。「フリーバッグ」のほうはすでにシーズン1は観ていて、とても面白かった。それからだいぶ日が経ってしまったが、シーズン2を観始めるとやはり面白く、2話まで続けて観た。物語よりもなによりも、この語り口にまず面白さがある。

 深夜、「東京ポッド許可局」を聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックを。「サンデー毎日」巻末の「本棚探偵」は山田ルイ53世。武田砂鉄の本をよく読んでいるようだ。

2020年12月21日月曜日

12月21日月曜日/名作落語本を読む

◇ 中野

 今日は昼間に東京駅の近くで仕事があり、それから中央線で中野に移動する。中野という街を訪れることも最近はあんまりなくなってしまった。夜の予定まではまだだいぶ時間があり、北口のサンモールに入って、どこかで食べようとお店を探しながら歩き、キッチンJUMBOという店でチキンカツトルコライスを食べた。


 サンモールを抜け、中野ブロードウェイに入ると、3階まで直通のエスカレーターにいつもすぐに乗る。考えてみたら、四半世紀前から変わらずそうしている。まんだらけと明屋書店があるこのフロアが、とにかく最初に目指す場所となっているが、しかし、ここのまんだらけで買いものをした記憶はほとんどない。このフロアを目指すクセがついたのは、そういえば、タコシェがあったからだということを思い出した。ところが、今日もタコシェに寄ってみようとすると、あるはずの場所に見当たらない。まさかと思い、タコシェのツイッターを確認してみると、普通に更新されていた。なんなんだろうか。たまにしかこない中野だから、いつの間にか移転していたとしても不思議はないのだが、真実は把握できず。トリオ2も少し覗いていくが、買うものはなにもなかった。

 ブロードウェイの裏に出て、早稲田通りを歩き、ブックオフに。なんと、210円の棚で、別冊宝島EX「マンガの読み方」を見つけてしまった。今日はもう、これだけで充分。中野サンプラザのほうまで戻り、ベローチェで時間をつないだ。ツイッターを見たら、林家こん平の訃報が。


◇ 名作落語本

 中野駅北口から線路沿いに東中野方面に進み、ギャラリー街道に。第2回「名作落語本を読み、語る会」。志ら玉さん、寸志さん、稲田和浩さんの3人で名作落語本について語る会。5月に開催予定だったのがコロナで延期になり、第1回からは1年以上ぶりにようやくの開催となった。ごく小さい会場に、これがぎりぎりだという人数のお客は10人ほどだったろうか。とても意義のある会だと思っているので、こういうご時世でなければもっと広く知られてほしくもあるが、関心のあるひとはきちんときているという雰囲気でもある。

 初回は談志師匠の「現代落語論」を扱い、このメンバーなら面白さは保証済みのようなところだが、実際にとても面白く、教わることだらけの会となった。第2回は、柳家つばめ「落語の世界」である。読んだことがなかったのでこの機に読むつもりだったが、そこは貧乏暇なしの情けなさで、先週あたりから馬鹿みたいな忙しさに突入してしまい、思ったとおりに読書をすることがぜんぜんできなくなってしまった。本当は「創作落語論」と2冊読んでおきたかったのだが、「落語の世界」すら読み終わらないという不甲斐なさ。自分で読書の会を開催していたときもそんなことはたびたびあり、まるで学習できていない。

 いや、読み終わらなかったが「落語の世界」は面白い本なのだ。タイトルの「落語の世界」というのは落語界のことで、それを平易な文章で詳細に説明している、ある種の入門書といっていいような本だが、客にとっての入門書というよりも、本当に落語家に入門したい人間が読んでおくと役に立つだろうということが書いてある。入門から楽屋入り、前座、二つ目、真打になっていくとどうなるか、稽古や収入のことまで、実際に楽屋で教わりそうな内容が書かれているが、それは第二章以降で、この本が謎めいているのは、第一章がいきなり「自殺した落語家」で始まることである。入門者に向けているとすれば、なぜこれが第一に語られるのか。

 トークはあちこちに脱線しながら進んだが、稲田さんが鈴本のロビーでパンを食べていたらあるひとに怒られたという話にいちばん笑った。

◇ ツッコミの年

 会は90分ほどで終わり、すぐに中野を離れ、横浜まで戻ってきた。横浜西口のマクドナルドに寄り、深夜0時頃に帰宅する。

 「東京ポッド許可局」を聴いたら、今日はみっちり「M-1」の話。今年は「ツッコミイヤー」だったとタツオさん。タイムフリーで今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、東京ホテイソンがゲストで、こちらでもツッコミの話をしていた。体言止め、大声などのツッコミの特徴が、霜降り明星やコウテイに似ていると言われるが、2014、2015年頃から、ツッコミで笑いをとるコンビが自然発生的にぐんと増えたという。「ボケの大喜利がもう出ないぞ」という空気がその時代にはあったのだ。そのほか、ネタ順の問題についてもやはりしゃべっていて、回文のネタを1本目にするか、最後まで迷っていたのだと。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...