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2023年7月4日火曜日

7月4日火曜日/うるさくていらいら

◇ テレビ

 早朝から眠り、午前中にブログの更新をしようとするが、調子が出ない。録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の「まつい to なかい」は内田篤人とさまぁ~ずがゲスト。この番組、落語会と同じで、独演会なら観たいのだけど、二人会だとこの顔合わせはちょっとというときがある。終盤には yama が登場し、小籔千豊が進行役を務める。ミュージシャンのコーナーももうトークと同じセットでやるようになったのかな。松本のツッコミに一歩も引かない小籔に笑う。

 夕方から外出。ライフのマクドナルドに入り、アイスコーヒーとスパチキを食べる。読書をするためにわざわざやってきたのだが、すぐ隣りの席にガキふたりがやってきて、中学生ぐらいかと思うが、わあわあしゃべっているのが耳障りだ。いらいら。ようやくいなくなったかと思うと、商品を買いなおして戻ってきた。がっかりする。この子らがようやくいなくなったと思ったら、今度は反対側の席にやはり中学生ぐらいの4人組がやってくる。またうるさくなるかと心配したが、彼らは静かにしゃべる子たちだったからほっとした。

◇ 読書

 マクドナルドで、東浩紀「ゆるく考える」を読み終えた。2021年刊、河出文庫。親本は2019年刊。400ページほどの本だが、面白くてすいすい読んだ。収録されているのは、2018年の「日経新聞」の連載と、2008年の「文學界」の連載、これだけで300ページほどになるが、その他は、そのあいだにあちこちの媒体に書かれた雑文。以下、気になった箇所をいくつか引用。P41「天才待望論は資本主義の論理である。才能を買い付け、売り抜ける。編集者もギャラリストも、いつからそんなひとばかりになってしまった。でもそれではだめなのだ。天才を理解し許す聴衆を育てなければ、文化は育たないのだ。いま日本に欠けているのは、その聴衆のほうである。」 P85「SNSの人間関係には面倒がない。だからSNSの知人は面倒を背負ってくれない。そんなSNSでも、たしかに人生がうまく行っているときは大きな力になる。けれども、本当の困難を抱えたときは、助けにならないのだ。」 P172「娯楽性とはなんでしょうか。それはひとことで言えば、こちらにふまじめにしか接してこない人間を、掴み離さない能力のことです(entertain という単語の語源をOEDで調べると、それがかつては「客を保持すること」の意味だったことがわかります)。」 P192「人間は自然には依存すべきだ(というかするしかない)が、社会には依存すべきではない。これがルソーの主張です。」 P231「ぼくは、「書くことで考えること」に心惹かれ、物書きになった人間です。そして、ぼくが文章を書き始めた一九九〇年代の前半には、まだ批評の読者は「書くことで考えること」を許していました。というよりも、それこそが批評だと言われていました。だからこそ、ぼくもまた批評誌で『存在論的』の元原稿を発表することができました。けれども、前述のように、批評をめぐる現在の状況はさまがわりしている。あらゆる言論がネタとして消費され、分析されるその空間では、単語ひとつひとつ、文末ひとつひとつの選択が思考と切り結ぶような悠長なリズムは許されない。ゼロ年代の読者、少なくともその大多数は、異なったタイプの文章を批評に求めています。」 P240「ちなみに、消費社会の問題とアウシュヴィッツの問題は、表面的には対局にあるような印象を与えますが、じつは本質的に繋がっています。そのことを見抜いたのは、ほかならぬハイデガーでした。彼は晩年のあるインタビューで、人間をモノとして処理するガス室のおぞましさは、大量生産大量消費の現代社会一般の問題と通底すると発言しています。この発言はたいへんな反響を呼び、同時に非難を招くことになるのですが(なんといっても、ハイデガーはナチスと関係した哲学者だったのですから)、その政治的かつ道徳的な不用意さは批判されるべきとしても、認識そのものとしては彼の指摘はまったく正しいと言わざるをえません。」 P285-286「というのも、多少とも現代思想に触れたことのあるひとであればご存じのように、二〇世紀後半の人文科学や社会科学はまさに、そんな「ツイッター的状況」について手を替え品を替え考え続けてきたという歴史があるからです。その例はデリダでもいいしルーマンでもいいしクリプキでもいいですが、彼らはみな口を揃えて、言葉が意味を伝えて理解を促進するというのはフィクションだ、コミュニケーションとは要は成立しているから成立しているとしかいいようのない危うい記号の連鎖なのであり、共通の前提などはなく、その根拠の底は抜けているのだと主張していました。コミュニケーションは成立するはずがないが成立する、その逆説について彼らはじつに難解な道具立てを使って語ったわけですが、ツイッターに参加すると、なるほどデリダ/ルーマン/クリプキが言っていたのはこの状況のことだったのかと、いつに素朴に体感することができます。」 P343「個人的な信頼関係などと記すと、それはそれで疑いの目を向けられそうだが、社会を変えるのは、結局のところ、独立した個人と独立した個人のあいだのそのような関係だけではないだろうか。政府は悪、電力会社は悪、「彼ら」が諸悪の根源で「わたしたち」はみな犠牲者だと世界をふたつに分割してしまえば、たしかに耳あたりはいい。政治とは友と敵を分割し、敵を殲滅することだと喝破したのは、ナチス支持で悪名高い法学者、カール・シュミットだが、まずは原発推進なのか反原発なのか、その分割こそを新しい政治の基礎にしようとした震災後の状況は、まさにその友敵理論の戯画的な具現化だったと言える。けれども実際には、政府も電力会社も個人の集合であり、話ができるひともいればできないひともいる。それを見定めてこそ、本当の改革、本当の政治が可能になるのであり、その態度は単純な友敵の分割からは生まれることがない。」

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は伊藤沙莉がゲスト。5歳上のオズワルド伊藤とのあいだにお姉さんもいるのだね。暗い雰囲気を感じさせないひとだが、じつは一家離散したことがある苦労している家庭だったんだ。昨夜の「しゃべくり007」を観ると、こちらも伊藤沙莉がゲスト。「徹子の部屋」ではテレビ朝日のドラマの宣伝をしていたが、こちらは映画の宣伝だった。同時期に別のプロモーションでバラエティに出ているというのも珍しい感じがする。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、この週の代打パートナーは磯山さやかだった。それから、Spotify で、松尾潔のポッドキャストを聴き、聴きながら眠ってしまい、目覚めると深夜1時過ぎだった。「爆笑問題カーボーイ」をつけ、聴きながらまた眠った。

2022年4月21日木曜日

4月21日木曜日/一年前の心配

◇ テレビ・雑誌・音楽

 今日も朝から、録画していたテレビのチェック。去年の2月に放送された「さんま御殿」を観そびれていたのを見つけ、確認してみると、「超ポジティブ VS 鬼ネガティブ」という特集で、ネガティブ側に木下ほうかが出ていた。そのほか、吉住、手塚とおる、高橋尚子が初出演、アンタッチャブルや島田珠代も出ているし、すごくいいメンバーじゃないか。なぜすぐに観なかったのだろう。木下ほうかは、毎日、朝と晩にエゴサーチしているそうで、あるいは、映画の撮影が終わってもカットされていないかが心配だという話をしていた。「いちばん心配なのは、ちゃんと公開されるんか、オンエアされるんかというね。いろいろ問題起きて、それがかなわないことって、昨今あるじゃないですか。」「でもね、僕、自分自身も心配なんですよ。だって、自分も、たとえば電車乗って、きゃああ言われてね、冤罪でなんか起こらへんやろかとか。なんか、嵌められへんやろかとか。」

 昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、前半にダイアン津田の企画があり、これはまるで興味がもてずに早まわししてしまうが、後半の「出演者が店に直接許可を取るタイプの街ブラロケで店に入った相方が待てど暮らせど戻って来なかったら最悪の事態も想像しちゃう説」はしっかりと観た。蛙亭、ハリウッドザコシショウ&チャンス大城のペアが出演。豪徳寺の味膳というこの店は実在する店なのか。「あちこちオードリー」は、はなわ、原口あきまさ、トム・ブラウンという、オードリーと同じケイダッシュ所属の3組がゲスト。原口、はなわ、前田健にお世話になったという若林の若手時代の話になり、原口、はなわは、くちをそろえて若林は犯罪を犯すと思っていたという。その若林の現在のすがたに泣きそうになるのだと。

 午前中にブログの更新をひとつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から、続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」(ゲスト・土田晃之)をつけっぱなしに。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を1局。ちょっとの指し違いで、形勢が逆転して負けてしまう。楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、吉野家の「生娘をシャブ漬け」発言で解任された伊東正明は、マーケティングの第一人者だという村田昭治教授の教え子だそうだが、村田教授って、「EXテレビ」に出ていたあの村田教授か。伊東正明は高校時代には落研だったそうで、ほんと、落研出身というのはこういうろくでもないことを言うもんだ。

 ツイッターから、柳生博の訃報を知る。85歳。老衰。いったん、近所の郵便ポストまで投函に行き、ラジオを聴きながら、2時間ぐらい昼寝。起きあがり、ブログの更新をもうひとつ。

 Spotify で、ムーンライダーズの新アルバムを聴いてみたら、アルバム中盤で、聴き覚えのある声がする。誰かと思えば、昇太師匠だ。確認しようと検索してみても、正式な情報が見つからないのだが、ツイッターで検索すると、どうやら、CDにはきちんとクレジットされているようだ。特にムーンライダーズのファンというわけではないのだけど、たまたま聴いてみたら、たまたま発見できたのだから不思議なものだ。


◇ テレビ・アニメ・ラジオ

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は、ハライチがゲスト。番組の最初と最後に漫才もやった。子どもが3人いる澤部だが、「おしごとありがとう」と書かれた娘の手紙が紹介されると、徹子さん「でも、こういうお仕事だからさ、ずいぶん、なんか、会社行って机の前に座ってこうやってるんじゃないから、楽そうな感じしない? 子どもが見たときに。(笑)」 そして、カメラを向いて真剣な口調になり、「でも、そうじゃないんですよ、言っときますけど。(ちからを込めて)大変なんですから、このお仕事は。もうね、のるかそるかのお仕事でね。今もこうやってらしてもね、もう汗だらだらかいてね、なんとかして面白くしようとね、やってらっしゃるんですけどね、それがうまくいかないとね、ほんとにがっかりしちゃう。」 澤部「うまくいってないんですか、今、われわれ?(笑)」

 昨夜の「かまいガチ」には爆笑問題が出演。爆笑問題とかまいたちのコンビがシャッフルされ、即興漫才をするという企画など。この番組を観ることも初めてだったが、爆笑問題が若手の番組に出ていると、爆笑問題ファンであるがゆえだが、観ていて、若手との笑いのギャップに恥ずかしさを感じることが最近増えてきた。爆笑問題の場合は、しょうもないことを言っても許されるキャラクターを獲得しているからまだいいのだが、そうはいっても、爆笑問題が五十代後半という事実だ。

 「紙とさまぁ~ず」は、先週に引き続き、細野晴臣がゲスト。後編も面白かった。「ズバリ、細野さんにとって「さまぁ~ず」とは?」という質問の答え、「江戸っ子由来の下世話さと自尊心が織り混ざって落語の枕が続いていく。もはやお笑いとか漫才じゃなくて二人噺家 見てる人に媚を売らない。穏やかな負けず嫌い。ぼくも昭和の東京で育ったので、共感しながら笑ってます。」

 明日は朝早いから眠らなければならないと思いつつ、アマゾンプライムで、アニメを1話だけ。「平家物語」が気になり、アニメの情報をチェックすることもほとんどないのだが、高野文子がキャラクターを手がけているというので興味をもっていた。1話30分で、観やすいから続けて観てみようか。エンディング曲のラップ、ANI みたいな声だと思ったら、やっぱりそうだった。agraph というアーティストはわからない。オープニング曲は羊文学。旬のアーティストが集まるのは今はアニメで、時代を感じるためにもアニメを知っておくに越したことはなさそうだ。

 AuDee で配信されていた「植竹公和のアカシック・ラジオ」が、Spotify でも聴けるようになっていた。この番組の情報量はすさまじい。一度聴いたかもしれないが、初回のみうらじゅんの回から改めて聴いていこう。松本清張を語るみうらじゅん。2018年だから、もう4年前だ。聴きながら眠ってしまおうとしていたが、昼寝をしたのがまずかったか、ようやく眠れたのは深夜2時頃だった。


2022年4月14日木曜日

4月14日木曜日/いいねの多い漫才

◇ ラジオ

 朝、タイムフリーで、先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴く。ロケット団がゲストなのに聴きそびれていた。倉本さんにドラマのオファーがきたそうで、なんでも、脚本家の福原允則の指名だったようだ。「逃亡医F」というドラマか。映画「浅草キッド」をまだ観ていないという三浦さんの「浅草キッド」に対する思い入れの強さ。倉本さんはどうかというと、予告編は観たという。「ロケット団の定例ラジオ」もしばらく聴きそこねていて、放送時間が土曜の昼に移っていたことも知らなかった。そういえば、さまぁ~ずの新番組が始まっていたのだが、土曜の昼は、サンドウィッチマン、さまぁ~ず、ロケット団という楽しい流れになった。そうとわかり、さまぁ~ずの番組(「さまぁ~ずのさまラジ」)も聴いてみるが、先週はもう初回ではなく、初回は聴きそこねてしまった。

 午前中にブログをひとつ更新して、昼は「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。木曜には珍しく、12時台にゲストがあり、森山良子が登場した。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。14時台は、流れ星がゲスト。「G-1グランプリ」の話になり、優勝は磁石だが、準優勝は流れ星だったのだ。この結果のほかにも、公開されている動画のいいね数による賞金もあるという大会で、上位は決勝に残ったメンバーが占めるなか、そうではないエル・カブキがなぜか1位になっているのだという。不正疑惑も生じているようだが、どんなネタをやってるのかと思って観てみたら、いや、こんなネタ、バズって不思議じゃないだろう。毒づいているだけでなく、きちんとくだらない。一回戦のエル・カブキは会場で観ていたが、それ以上にネタのクオリティが高い。「思想の2700」は秀逸すぎる。

 

 ラジオを聴きながら梱包を片づけ、夕方近くに駅前まで出かけてくる。今日は雨降り。肌寒い。用を済ませ、ひさしぶりに日高屋に入り、中華そばと焼き鳥丼のセットを食べた。

◇ テレビ

 1時間ぐらいですぐに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、野々村真・俊惠夫妻がゲスト。そういえば、黒柳徹子とは「世界・ふしぎ発見!」で長らく共演している仲なのだ。コロナで重症になり、集中治療室に入るほどだったという壮絶な体験談にはついつい聴き入った。

 昨夜の「紙とさまぁ~ず」は、細野晴臣がゲスト(前編)。さまぁ~ずのふたりに仇名をつけるとしたらという質問に、大竹には「東京ナーバス」、三村には「江戸前奴」という答え。ふたりそろうと「うすらバカンス」と名付けたが、これはヒコロヒーの名言とのこと。細野晴臣、ヒコロヒーまでチェックしているのか。「冬なのに、さまぁ~ず」にメロディをつけてくださいというお願いには、ちゃんとデータを添付してくるのがすごい。今回は屈指の面白い回だった。さまぁ~ずライブの音楽を頼もうとする三村にも笑う。

 先週土曜の「キングオブコントの会」も、まず、事前特番だけ観てしまう。去年の初回のコントを再放送していたが、松本作の「ありがとう」というコントが記憶よりも面白かった。

◇ 読書

 夜は部屋で読書。えびはら武司「藤子スタジオアシスタント日記」を読んだ。2015年刊、竹書房。初出は「本当にあった愉快な話」。しばらく前から手元にあった本だが、今が読むべきタイミングだろう。藤子A先生のエッセイを読んだばかりだったが、新たに知る話が多く、ここに描かれている昭和48年当時の藤子スタジオは、A先生のほうが忙しくしていて、F先生のほうはえびはら武司がひとりで手伝っていたのだという。F先生は「ドラえもん」を全6巻で完結させようと準備をしていた時期で、人気が出て継続に転じる経緯が描かれているが、復活のアイデアに「帰ってきたウルトラマン」がきっかけになったことなどは初めて知った。ジャイアンの本名「たけし」はえびはら武司からとっていること、しずちゃんにも名前を拝借した女性アシスタントがいたとか、あるいは、ドラえもんの誕生日は片倉陽二が「ドラえもん百科」のなかで設定したものだが、それもアシスタントの誕生日からとったもので、そのアシスタントはのちにエロマンガ家になる羽中ルイなのだ。また、F先生は、じつは井上陽水の音楽が嫌いだったというのには笑った。隣りに別の漫画家のアシスタント部屋があり、そこからしょっちゅう流れてきていやになったというのだが、A先生が井上陽水を聴き始めたのはそのあとで、それから親交をもち、井上陽水は映画「少年時代」の主題歌を手がけることになる。これを読むと、案外、F先生のほうは保守的で、A先生のほうが新しもの好きだったのかなという感じがする。

 ツイッターを見ると、石井徹也氏(井上鐵二)があいかわらず絶好調だ。夜にブログの更新をもうひとつ。タイムフリーで、聴きそびれていた一昨日の「爆笑問題カーボーイ」を途中まで聴き、深夜1時前に眠る。

2021年9月22日水曜日

9月22日水曜日/ペースが崩れている

◇ 予定

 東京国立近代美術館の隈研吾展に行きたいと思っていたが、サイトを確認すると、もう予約ができなくなっていた。会期は、26日日曜まで。先週は野毛大道芸にも行きそこねてしまったし、アマゾンの障害があったために、得られるはずの金がおあずけになり、予定をぎりぎりまで決められなかった。本来ならば、だいぶ余裕は作れていたはずなのに、アマゾンのせいで予定ががたがただ。

 依然、伊集院は夏休み中の「伊集院光とらじおと」だが、今日はハライチが代打。少しだけ聴いて、ラジオを消し、サブスク解禁になったサケロックを聴きながら、いろいろと雑務を片づける。どうも、疲れがまだ残っている。


◇ テレビ・ラジオ

 録画していたテレビ番組をいくつか。土曜放送の「お笑い向上委員会」をようやく観ると、岡野陽一、相席スタート山添の「金借りスクワッド」が再登場していた。ヒコロヒーは全額返済したために脱退したそうだ。岡野と山添の発言がいちいち面白く、さんまはなぜか、クズ側を擁護する。「さまぁ~ず論」は、サンドウィッチマンがゲストの2週目。さまぁ~ずに「お笑い実力刃」に出演してもらいたいという話になり、しゃべっていることが具体的で、これは期待したくなる。こういうときは、三村のほうが積極的だ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・朝倉さや)から「ナイツ ザ・ラジオショー」(ゲスト・とにかく明るい安村)を、すべては聴いていなかったが、つけたまま、いろんなことをやっていた。そのあとは「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(ゲスト・海堂尊)に切り換え、15時台のきたろうのコーナーまで聴いていた。

 夕方、ヤマトの営業所まで。さすがにもう、このまま涼しくなるのかと思っていたら、ひさしぶりにまたやや暑くなった。予報によると、明日は 30度を超えるようだ。二俣川に出て、相州蕎麦に入り、特製肉つけ麺を食べた。780円。くまざわ書店に寄り、一之輔さんの新刊を少し立ち読みする。高田先生が褒めていた、ラジオのことを書いたエッセイ集。あとがきには、笑組のゆたかさんから借りたカセットテープのことが出てくる。そのあとは、西友のイタリアントマトに入り、読書をするつもりだったが、眠気がひどく、今にも倒れそうなくらいに朦朧とする。音楽を聴きながら、少し眠り、それから読書をした。滞在時間、2時間ほど。

◇ 読書

 夜に帰宅し、部屋で読書の続きを。渥美清「きょうも涙の日が落ちる」を読み終えた。2003年刊。亡くなってからだいぶ経ってから出た本で、第一部がエッセイ、第二部、第三部が、対談、鼎談という構成だが、エッセイといっても、これは聞き書きだ。おおむね、1970年代のものが収録されていて、つまり、寅さんのイメージになるかならないかという頃だろうか。だから、「渥美清のフーテン人生論」というサブタイトルがついているが、どうも内容とはあっていない感じがする。最初のエッセイが「ぼくのアフリカ」というもので、これはちょうど、「ブワナ・トシの歌」の撮影時のことが語られていて、「日本の喜劇人」にも登場する象の行列の話も出てくる。渥美清の経歴を正確にわかっていなかったが、いくつかの対談で語られている話によると、埼玉の劇団に入ったのがキャリアのスタートで、いきなり浅草から始めたわけではない。旅まわりの劇団をやっていて、それから、横浜の劇団にいたり、川崎のストリップ劇場に出たりなど、このあたりの順序はよくわからないが、浅草に出ているときに「何かの間違いで電通のえらい人が見にきていて」、そこで誘われ、テレビに出るようになったのだという。第三部は、チャップリンとロイドについて、安岡章太郎との対談、それと、淀川長治、和田誠との鼎談が収録されている。この第三部にいちばん興味があったのだが、渥美清はあまりしゃべっていない。淀川長治、和田誠のロイド評が面白かった。

◇ 再びラジオ

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「内村光良のオールナイトニッポン」を、ちょっとだけ聴けばいいかと思って聴き始めたが、最後まで聴いてしまった。「内村文化祭」の告知から、自身の文化祭の思い出になり、中二のときに、クラス劇でチャップリンの「キッド」をやったという話をしていて、活動弁士を舞台の脇に置いたというこの劇は、「アキオが走る」という内村の小説にもたしかそのようなエピソードが登場していた。中三では「自転車泥棒」を上演し、作演出を手がけたが、英検4級の試験と重なり、本番は演出を放棄したというのは中学生らしくもあるが、その年齢のときからすでに、映画と演劇の趣味が表れている。最近の内村は、名画座に行くようになり、電車に乗っているというからそれにも驚く。南原とは今年は2回しか会っていないそうで、仕事はまだ一度もしていないという。

 楽天マガジンで読んだ「東京グラフィティ」に、本と映画の特集があり、ひとりの作家の作品のベスト3を、ひとりのファンが選ぶという企画で、面白そうだと思い、目を通してみたが、選者と作家の組み合わせに意外と惹かれるものがない。選者には、有名人もいるが、無名人もかなり混じっている。にゃるらという 27歳の作家が北野武作品のベスト3を選んでいて、これは気になって読んだが、1位の「ソナチネ」について、「まず音楽がすごい」と、久石譲への評価がいきなり高い。「作品全体を通して悪いやつは死ぬとか、適当に生きてるやつは罰を受けるとか、たけしの死生観が現れているんですけど」という解釈にもかなり首をひねるが、2位には「HANA-BI」を、3位には「TAKESHIS'」を選んでいた。にゃるらというひとはどういう作家なのかと思い、検索してみると、「承認欲求女子図鑑」という著書が出てきた。

 深夜になっても蒸し暑く、疲れも残り、どうもペースが崩れた一日だった。深夜2時頃に眠る。

2021年9月14日火曜日

9月14日火曜日/振り込みが失敗する

◇ 障害

 朝、ブログの更新をひとつ済ませ、アマゾンセラーセントラルの画面を開くと、残高がなぜか増えていて、一瞬喜んだが、増えるわけがないので変だ。どうやら先週の売り上げが振り込まれておらず、それが繰り越されているだけなのだとわかった。10年以上利用していて、こんなことは初めてだ。なにが原因なのか。金が振り込まれるのと、金が振り込まれないのとでは、まるで状況が変わってしまう。9月は金が必要だとあらかじめわかっていたので、先月、ちょっとがんばって余裕を作ってはあったが、この金をあてにしていたら一巻の終わりだった。次回の振り込み(2週間後)で振り込まれればぎりぎりセーフだが、原因がわからなければ、2週間後に振り込まれるかも心配だ。とりあえず、テレビを観ながら、アマゾンの情報を確認し、銀行口座を登録しなおしたりなどしてみた。

 録画していた昨夜の「紙とさまぁ~ず」は、天海祐希がゲストの後編で、この番組はこれで最終回。「さまぁ~ず論」も観ると、銀シャリがゲストの続きから始まり、ゲストをまたぐかたちがいやだが、途中からは、サンドウィッチマンがゲスト。月曜の深夜はさまぁ~ずの番組が続いたが、こちらの番組ももうすぐ最終回だというので、いっぺんになくなってしまう。午後はラジオを聴きながら、クリックポストを作り、15時前に近所の郵便ポストまで出しに行った。

 部屋で読書をするが、眠くなり、まるで進まない。アマゾンセラーセントラルの画面をまた開いてみると、「重要なお知らせ」という表示があり、「振り込みが失敗する障害が発生しています」という障害報告だが、「影響:銀行口座情報の不備として振り込みが失敗する。」と書いてあるだけで、それ以上の詳細がわからない。とにかく、こちらの問題ではなく、ただの障害であるのならほっとする。ここで初めてツイッターで検索し、情報を探してみると、口座の名義が全角カタカナだと登録できず、半角で登録しなおしたというツイートがいくつかあり、まさに、午前中にまったく同じ作業をした。もしかしたら、なにもいじらないほうがよかっただろうか。

 夜まで読書を続け、それから、スーパーに買いものに行った。小雨が降っている。すぐに帰宅し、録画していた「さんま御殿」を観た。「話題の美女」という特集で、この番組、ヒコロヒーがかなりの頻度で登場している。夜にもまた、ブログの更新をひとつ。

 アマゾンプライムで映画を1本。「フランシス・ハ」を観た。そのうち観ようという候補にずっと入っていた映画だったが、ずいぶんあとまわしにしてしまい、ついに観たという感じだ。ノア・バームバックの作品を観るのは二本目で、一本観ただけではどうもよくわからなかったが、やっぱり、この監督の作品は気になる。この映画も、どういう映画だろうと観ているうちに、映画にも、映画の主人公にも、じわじわと愛着を感じていくような映画だった。最後の最後にタイトルの意味がわかり、ばちっと決まって鮮やかだ。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴き始めるが、すぐに眠ってしまった。

2021年7月28日水曜日

7月28日水曜日/ニュースが気になり


◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。昼食は四谷三丁目になり、なか卯を見つけ、鶏天おろしうどんを食べた。490円。それから、秋葉原まで行くことになり、とりあえず、ヨドバシカメラの脇のベローチェに入り、アイスコーヒーとクリームパンを食べた。日本橋あたりで映画でも観てから帰れないかと思ったが、金の計算をすると、考え込んでしまう。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 3177人に。昨日は4連休明けだから検査数が多いんだという話もあったが、今日も多いのでは話が違う。神奈川県は 1051人に。ついに千人を超えた。気になるニュースがもうひとつ、竹中直人もオリンピックの開会式に出演予定だったが、「放送禁止テレビ」のネタを理由に、前日に辞退を申し出ていたという。小山田圭吾や小林賢太郎よりも、段違いに知名度がある竹中直人までがこうなると、捉えられかたはまた変わるのではないか。しかし、こうつぎつぎにおかしなことが起こると、読書がまるで進まない。

 ベローチェを出て、ブックオフに寄っていく。いいものがひょいひょいと見つかり、結局、映画を観るくらいの金をここで使うことになった。秋葉原から山手線に乗り、品川から京浜急行に乗り換え、特急で横浜まで戻ってくる。感染者数が三千人超えだというのに、電車が混雑していて、恐怖を感じる。

◇ 音楽・テレビ・ラジオ

 とんねるずのビクター時代の楽曲がついにサブスク解禁になり、Spotify で、聴きながら帰った。ビクター時代のCDはベスト盤しかもっていなくて、たとえば、「一気!」のB面、「バハマ・サンセット」などは今までじっくり聴いたことはなかったが、いやあ、これはコメディアンらしい名曲だ。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜放送の「おかべろ」は飯尾和樹がゲスト。「かわおじ」現象についての会話はどうでもいいかと思って聴いていたが、40歳目前にして、家賃が払えなくなり、バイトをしていた時期があったという話と、それから、タモリから言われた「絶対に時代を追うな」という言葉のほか、内村、関根からのアドバイスの話はよかった。月曜の「紙とさまぁ~ず」は、有村架純がゲスト。ゲスト不在、ゲストのアンケートの答えだけを見ながら、おじさんふたりで勝手に盛りあがっているこの番組はやっぱり可笑しい。ラジオも、タイムフリーで、先週の「おぎやはぎのメガネびいき」を途中まで聴いた。小林賢太郎についてしゃべっていたというのがネットニュースになっていて、これは聴いておきたかった。聴きそびれた昨夜の「爆笑問題カーボーイ」も聴き、オンライン将棋を指し、深夜0時前には眠る。

2021年6月29日火曜日

6月29日火曜日/作戦ミスのブックの日

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「紙とさまぁ~ず」を観た。新番組だが、ゲストに答えてもらったアンケートをもとに、ゲスト不在で、さまぁ~ずがふたりだけでトークをするという番組で、この形式を考えたのは発明だ。初回のゲストは米倉涼子。どうでもいいことしか訊かないのがさらに面白く、これはむしろ、本人を前にしたならば、こういう話題はわざわざしないというような話題こそがいい。

 ラジオを聴きながら梱包をするが、セロテープを切らしてしまった。もうすぐなくなるとはわかっていたのに、買わなきゃと思いつつ、結局、買いそびれたままになった。正午前にいったん、ダイソーまで、セロテープを買いに行き、すぐに戻ってくる。タイムフリーで、先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。ロケット団がゲストというのは嬉しく、これはもっと早く聴かねばならなかった。漫才協会入りから、おぼん・こぼんに弟子入りするこまかい経緯は初めて知るものだった。ナイツとは同世代で、ナイツよりも先に漫才協会に入っていた若手漫才師であり、寄席での評価はナイツよりもロケット団のほうが早かったはずだ。

◇ ブックの日

 午後、改めて外出。忙しさは避けているつもりなのに、なにか歯車が噛み合っていないのか、ひどく疲れが溜まっている。眠気もひどく、あたまもまわらないが、ブックの日なので、今月もブックオフをまわらなければならない。まずは横浜に出て、西口五番街のひさごに入り、ランチメニューの牛すじライスを食べた。680円。1店目はビブレのブックオフから。1店目からなかなか買う本が見つけられず、粘りづよくまわり、なんとか500円オーバーにする。アプリのクーポンを使い、まあ、4冊買って、250円なのだからどう買っても得で、1冊でもいい本があれば寄る意味はある。跨線橋をわたり、平沼のブックオフに向かうが、跨線橋は陽射しが強く、暑かった。平沼も買うものがない。しかし、あきらめずにもう一周まわると、なにかしら見つけられるものだ。1周目で見落とす本というのはなんなんだろうか。


 最後は町田を目指し、横浜線沿いにまわっていこうと思うが、今日はどうも元気がない。しばらく行っていないアクロスプラザ店にも行きたかったが、駅から距離があるので躊躇する。駅から近い店舗ならば、つぎは中山なのだが、駅で運賃表を見ると、そのひとつ手前の鴨居までは運賃が安いことに気がつき、鴨居で降りたほうが若干安あがりである。しかし、鴨居の店舗も駅からは歩くのだ。電車でも座れず、立ちっぱなし。3店目、鴨居ではまず、文庫本を3冊、すいすいと手にとる。ところが、そのあとはいい本がない。2階も見て、なにもなくてまた1階に戻ってくるが、さっきはよく見なかったワゴンに意外と悪くない本が入っていることに気がつき、220円均一のワゴンからすぐに2冊を選び出した。ワゴンにはだいたい、大量に余っているような本を入れてあるのだろうと思っていたが、棚よりもいい本がある場合もあるのか。ここでは、770円から300円引き。駅まで戻る途中に、文教堂併設のローソンがあり、店内を覗いていった。こういう店は、店員の仕事内容はどうなっているのかが不思議だ。



 鴨居から、中山か十日市場に寄ろうかと考えていたが、時間も体力もつらくなってきた。町田を越えて、古淵に行くことにする。古淵までも電車内は座れず、横浜線がそんなに混んでるとは思わなかった。まず、ドトールに入り、ようやくひと休み。アイスコーヒーと、クイニーアマンを食べ、しばらく読書をする。山崎ナオコーラ「文豪お墓まいり記」を読み終えた。2019年刊。ブックの日には、本や作家に関係する本を読みながらブックオフをまわるのがいいだろうと思い、だいたいそうするようになった。ナオコーラさんの夫妻は夏葉社の島田さんが親しいようだから、自分もなんとなく近い距離にいるような気になっていたが、文体にもとても親近感が湧く。思考の展開のさせかたにかなり共感するところがあった。ナオコーラさんの本は、だいぶ前にエッセイを1冊読んで以来だったが、今度は小説を読もう。





 19時過ぎ、日が暮れてから、本日4店目、古淵のブックオフに。しかし、ここでも買うものなし。2周まわり、なんとか3冊選び、550円にする。1時間以上も食ってしまい、時間の配分を失敗した。外に出ると、小雨が降り始めていた。最後は町田。急いで移動し、21時閉店まで、30分ほどしかなく、2階から駆け足でまわる。町田店で買うものがないなんてことはまずないのだが、見るからに棚に隙間があり、閉店間際ではさすがにもういいものは残っていないか。110円の文庫本をやっとのことで5冊選び、500円以上にして、残り5分で1階に降り、220円の単行本で買うものを見つけ、文庫本は1冊、これは買わなくてもいいと思うのをやめることにした。660円から、町田店だけはブックの日は1割引きにもなり、それからさらに300円引きになる。町田を優先したほうが明らかに得なのだが、交通費を安くすることに囚われていた。町田で時間切れになるのならば、まず始めに町田に行ってしまったほうがよっぽどいい。ブックの日で、5店まわってこの程度かと思うようなものしか買えず、作戦ミスなのか、それともブックオフがもうだめなのか。鶴間店は22時閉店だから、寄ろうと思えばまだ寄ることはできたが、もう気力が落ちてしまった。雨も止まない。町田から、ちょうど急行に乗れたので、大和まで乗り、もう帰る。22時頃に帰宅し、深夜0時過ぎに眠る。

2021年6月15日火曜日

6月15日火曜日/「日本の喜劇人」を読む(7)

◇ テレビ・ラジオ

 今朝は涼しく、気持ちよく眠れた。午前中に、録画していた昨夜の「さまぁ~ず論」を観た。ゲストは見取り図、今週は後編。三村に、MCのパンサー向井が、生き残っていかなきゃみたいな時期はあったのかと訊くと、三村は「本当のこというと、生き残っていかなきゃっていうギリの、底辺の話じゃなくて、天下獲ろうっていう上の話だからね。」と答えた。うっかりすると忘れてしまうが、バカルディの時代はたしかにそうで、ダウンタウン、ウンナンに続く存在として、ホンジャマカ、バカルディが期待されていた時代の空気があった。しかし、三村は「天下を獲れてないのよ。」と。「とんねるずさん、ダウンタウンさんとかとはちょっと違うなって、ひそかに思ってますよ。」 大竹「三村さん曰く、お笑いの歴史のね、いずれ年表みたいのが出たとしたら、俺らは載らないだろうっていうの。」  三村「そんな細かい年表なんかないから。」「こっから年表に載るにはって考えると、ピークはこの先にないと載れないのよ。」

 タイムフリーで聴いた昨日月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、劇団ひとりがゲスト。「元気が出るテレビ」の「お笑い甲子園」でのデビューから、「本能のハイキック」「リチャードホール」「ゴッドタン」と、こうして話を聴いていくと、目立ったブレイクがあったわけではなく、数珠つなぎに仕事が仕事を呼び寄せていったという感じがある。「陰日向に咲く」も、幻冬舎の編集者がライブを見て、流行りのネタ本を提案されたが、書いてみたら小説っぽかったからというので、小説の企画に切り換えたという。この切り換えも見事だ。小説が監督業につながっていくわけだが、後半は土屋も出演する「浅草キッド」の話になり、聴けば聴くほど、これは観たくなる。


◇ 読書・テレビ・ラジオ

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、相州そばに寄り、特製肉つけ麺を食べた。780円。西友のイタリアントマトに入り、読書をしていく。小林信彦「決定版 日本の喜劇人」の続きを、暇ができた日に一章ずつ読み進めている。第七章はクレイジー・キャッツ(この本ではこの表記)。80年代以降の植木等、「スーダラ伝説」の再ブレイクについても書き足されていて、これは新潮文庫版と見比べなければならない。帰宅してから見比べてみると、なべおさみについての箇所が「決定版」ではごっそりカットされているのだ。「決定版」では、なべおさみは索引に名前すらない。

 録画していた今日の「徹子の部屋」は、小林亜星追悼になっていた。これを観るまで気がつかなかったが、「この木なんの木」は作詞が伊藤アキラなのだ。この曲は、作詞家、作曲家を、立て続けに亡くしてしまった。日曜の「笑点」を観ると、演芸コーナーに球児好児が出ていた。「ゲロゲーロ」のネタは、球児師匠がひっくり返る箇所があるが(もちろん、ひっくりカエルのシャレ)、球児師匠はもうひっくり返れない。代わりに、好児師匠がひっくり返るように変えられていて、好児師匠はお元気だ。

 タイムフリーで聴いた昨日月曜の「伊集院光とらじおと」は、林真理子がゲスト。「小説8050」という新刊が話題の中心になるが、伊集院にここまで熱っぽく語られると興味も湧く。それから、林真理子は雑誌の連載コラムなんかでも最近はずいぶん直されると言い、コンプライアンスの話にもなった。今朝の「らじおと」も、オープニングはあまり聴かないのだが、珍しく聴いてみたら、今朝は小林亜星追悼から始まっていた。今日のゲストは予告どおり、円楽が登場する。昨日の放送後に収録したもので、45分たっぷり放送した。二人会の話が中心だが、密度の濃い落語論が語られていた。伊集院が談志師匠のエピソードを話していたが、しかし、これは話が不正確だと思う。聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FLASH」の巻末の「寄港めし」というページに伯山が登場していた。浅草の蕎麦屋を紹介しながらインタビューに答え、こちらでも談志師匠の話をしている。

 続けて、昨夜の「深夜の馬鹿力」も聴く。当然、二人会の話を期待してだが、なんと、つい先週に、にぎわい座の円楽の会にまた出ていたと知り、これは悔しくてたまらない。ツイッターで検索してみても、伊集院ファンでもこれはさすがにノーチェックだろう。しかし、「タイタンシネマライブ」と同じ日だったから、一か八かで観に行くということはなかったとは思うが、それにしても、にぎわい座に毎月通っていた時期もあるのだから、そのモチベーションがあれば、二度の出演のどちらかは観ていておかしくない。思うように落語会に行けないというのはつまらないものだ。二人会の話はたっぷりと、1時間45分過ぎにようやくコーナーに入ったが、エンディングにまた二人会の話に戻った。円楽の二席について、「一文笛」という噺を初めて聴いた驚きを、筋を説明しながらえんえんと語っていたが、ほかの部分でも、落語ファンなら知っているようなことに対しても、素朴な驚きをもって語っているというところが多々あり、考えてみると、十代で落語家になり、その後に離れたという距離感は独特だ。落語ファンの段階がなく、いきなり落語家として落語とつきあい、しかし、落語家の感覚にも伊集院はなりきらなかった。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をつける。ぼんやり聴いていたら、いつから二人会の話になったのかわからず、いい加減なもので、じきに眠ってしまった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...