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2024年12月31日火曜日

2024年の十大事件

 1位:母の骨折、入院!(10月~)

 2位:借金完済!(4月)

 3位:機種変した! (10月)

 4位:身分証の再発行に苦労した!(1月~5月)

 5位:警察を呼んだ!(10月)

 6位:法事の施主になる!(6月)

 7位:土地の売買を経験した!(7月)

 8位:ネズミを駆逐する!

 9位:太田光さんにサインをいただいた!(8月)

 10位:日本喜劇人協会の一般会員になった!(12月)

 次点:石破政権発足!(9月)

◆ 2024年に読んだ本・十選

 ウディ・アレン「唐突ながら ウディ・アレン自伝」(2022/河出書房新社)(1月28日)

 若杉実「Jダンス JPOPはなぜ歌からダンスにシフトしたのか」(2021/星海社新書)(3月7日)

 阿部昭「新編 散文の基本」(2022/中公文庫)(3月18日)

 ニコ・ニコルソン 佐藤眞一「マンガ 認知症」(2020/ちくま新書)(3月31日)

 清水ミチコ「カニカマ人生論」(2022/幻冬舎)(5月29日)

 小林信彦「決定版 世界の喜劇人」(2024/新潮社)(6月11日)

 本橋信宏「出禁の男 テリー伊藤伝」(2021/イースト・プレス)(6月17日)

 中島岳志「ガンディーに訊け」(2018/朝日文庫)(8月1日)

 中村計「笑い神 M-1、その純情と狂気」(2022/文藝春秋)(12月20日)

 太田光「芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・「ピカソ芸」大ひんしゅく編」(2024/朝日新聞出版)(12月31日)

(読んだ順)

今年は101冊の本を読んだ。→ 読書メーター

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◆ 2024年によく聴いた音楽・五選

 TOWA TEI feat. 石野卓球「TYPICAL!」(2024)

 1999 WRITE THE FUTURE「hella (˃̣̣̥╭╮˂̣̣̥) ✧ ♡ ‧º·˚」 (2024)

 Bolis Pupul「Letter To Yu」(2024)

 芸能山城組「AKIRA REMIX」(2024)

 木梨憲武「木梨ソウル」(2024)






◆ 2024年・ベストライブ

 ギターウルフ VS 永野@下北沢 SHELTER(5月5日)

 クレイジーケンバンド@山下公園「ハマフェス」(5月26日)

 レッツゴーよしまさ@滝野川会館大ホール(9月15日)

 チャラン・ポ・ランタン@あつぎ国際大道芸(11月10日)

◆ 2024年・ベスト演劇

 日本喜劇人協会「シン・おんな剣劇 仇討ち道中」@銀座・博品館劇場(11月28日)

◆ 2024年・ベスト映画

 「ナミビアの砂漠」(監督・山中瑶子)(9月11日)

◆ 2024年・ベストドラマ

 「不適切にもほどがある!」(TBS)

 「地面師たち」(Netflix)

 「極悪女王」(Netflix)

◆ 2024年・ベストテレビ

 「M-1グランプリ2024」(テレビ朝日・ABCテレビ)

◆ 2024年・ベストラジオ

 「土曜朝6時 木梨の会。」(TBSラジオ)

◆ 2024年・ベストタレント

 とんねるず

◆ 2024年・ベスト漫才師

 エバース

◆ 2024年・ベスト獅子舞

 深川バロン倶楽部

◆ 2024年・ベストご飯

 東戸塚・オリンピックのフードコート「ピッコリ―」の羽根付き餃子定食

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

 

(注:有料部分にはなんにも書いてありません。)  

codoc

2024年8月1日木曜日

8月1日木曜日/ガンディーマジやばい

◇ テレビ

 今朝は涼しく、こんなに眠っていていいんだろうかというくらいに眠った。ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観る。先週の三つ子企画の続編として、三つ子を使ったドッキリ企画。宮下草薙の草薙に「同一人物無限出現ドッキリ」を仕掛けるが、草薙が鈍感すぎて、ぜんぜん面白くならなかった。後半は、ひさしぶりのあかつ企画「不要となったコロナ対策のアクリル板を回収しながら北上すればそのアクリルで作った船で津軽海峡渡れる説」。Ado がゲストの昨夜の「あちこちオードリー」も観る。

 SNSから、園まりの訃報。80歳だったとは驚いた。つい最近まで「徹子の部屋」に出ていたのに。今日の「徹子の部屋」は湯川れい子がゲスト。シャンソンの曲を公募した「エターナルソング・コンテスト」にて、志穂美悦子が「鬼無里まり」という名でシャンソン歌手デビューした映像も流された。

 テレビを観ながら、とんねるずの武道館ライブのチケットの抽選にようやく申し込んだ。第3候補まで申し込めるが、どうすれば当選確率があがるのかはわからない。もうひとつ、末広亭の余一会の立川流の会が今日発売だったのを忘れていた。気がついたときには完売。即完するような会じゃなかったと思うのに、うっかりしていた。これは一応、公演アラートに登録しておく。

 夕方から外出。横浜に出て、西口のすき家に入り、ダブルニンニク牛丼を食べた。680円。ビブレのブックオフに寄り、110円の文庫本を2冊買う。東口に移動し、ドトールに入る。いつもそうするように地下の席に降りていくと、どうも蒸し蒸ししている。冷房がついてないわけはないのだろうが、空気がやけにぬるいので、いつもは利用しない1階の席に移ることにした。

◇ 読書

 ドトールで、中島岳志「ガンディーに訊け」を読み終えた。2018年刊、朝日文庫。親本は2009年刊。2008年に放送されたNHK「知るを楽しむ」のテキストがこの本のもとになっていて、終章には南直哉との対談がたっぷりと収録されている。中島岳志の本を読むのはこれが何冊目になるだろうか、1975年生まれ、同い年の政治学者だが、政治に対する考えは中島岳志からずいぶん学ばせてもらっている。とても信頼できる書き手だと思っている。この本も付箋をたくさん貼りながら読んだ。以下、たくさん引用。

P12「私はもともとガンディーに対して、かなり懐疑的でした。ガンディーの構想の実現など、人類には不可能だと思ってきました。人間が欲望を乗り越えることなどできっこない、暴力のない社会なんて永遠にやってこない。そう強く思ってきました。実は、今でもそのような考えは、あまり変わっていません。人類は永遠に不完全だし、人間の能力には限界があると思っています。しかし、ガンディーとじっくり向き合ううちに、彼はそんなことなどすべてお見通しだということに気づきました。人間がどれほど多くの限界を持ち、様々なものに限定されて生きているのかについて、ガンディーほど真摯に考えた人物はいないということがわかってきました。そして、だからこそ彼は信仰の意義を説き、生き物すべての命の意味を深く問い続けたのだということに気づきました。ガンディーは、生まれながらの聖者ではありません。様々な欲望にまみれ、人の何十倍もの反省を繰り返しながら、ゆっくりゆっくりと思想を練り上げ、それを実践していきました。」

P33-34「「食べない」というのは、ある意味「塩の行進」と同じく非常にわかりやすい方法で、食べなければ衰弱して死ぬことは、誰にでもわかります。「このまま争っていたら、私たちのガンディーは本当に死んでしまうかもしれない」と思います。だから、争うのをやめる。「自分たちはこれでいいのか」と自己反省することになるのです。心の中にある宗教的なるもの・善良なるものが引き出されていくわけです。(略)しかし、例えば今の日本の政治家を見ても、自分の公約にそこまで真剣な祈りを捧げる人はいませんし、その人が食べないからといって政治が動くようなこともまずありません。ガンディーという人が、「断食」をすれば争いがやむだけの尊敬と信頼を受けていた人物だったからこそ、成し遂げることができた政治行為だったのでしょう。「断食」による政治解決という方法は、誰でも成功するものではありません。」

P35-36「彼は「機械から手作業へ」という近代と逆行する道筋を説きました。彼が批判したのは、イギリスの産業界だけでなく、機械に依存している近代社会そのものでした。機械に依存し、欲望を次々と搔き立てられる社会は、人々が物欲の奴隷になっている社会だと批判したのです。(略)ただし、彼は機械そのものを否定したのではありません。そもそも糸車も機械ですし、すべての機械を否定することは、近代社会では不可能でしょう。ガンディーは学生から「あなたは機械に対してすべて批判的なのですか?」と問われたとき、「私は機械に対してではなく、機械への狂信に反対しているのです」と答えています。つまり、すべてを機械に依存し、あらゆる欲望を機械の発展によって実現しようとする「狂信」に対して、ガンディーは批判の矛先を向けたわけです。そして、彼は静かに糸車を回す作業を重視しました。」

P40-42「「塩の行進」「断食」「チャルカー」と、ガンディーが独立への突破口を開こうとした三つの事例を挙げましたが、これらから浮かび上がってくることがあります。それは、「メタ宗教」ということです。いずれの出来事も宗教的な意味合いは大きいのですが、特定の宗教・宗派の教義というわけではありません。(略)だから、ガンディーは独立運動を推進する上で、特定の宗教イコンやモチーフは、使いませんでした。それよりもっと高次なレベルで人々を結び合わせる方法を模索したのです。そこで構想されたのが「メタ宗教」です。「メタ宗教」というのは、特定の宗教の教えを超えた普遍レベルの宗教のことで、ガンディーは個別的な対立を超えたところで普遍的な宗教的価値を共有しようと訴えました。そもそもガンディーは、ヒンドゥーとイスラームが、同じ真理を共有していると考えていました。またそれはキリスト教も仏教もスィク教もジャイナ教も同じで、究極的にはすべて同じ一つの真理を共有しているというのがガンディーの考えでした。(略)ですから、宗教は根源的な真理をしっかりと認識すれば、対立するはずがないとガンディーは考えていました。彼は、宗教対立を解決するために、宗教を排除したり空洞化したりするのではなく、その本源に迫ることによって、表層的な違いを乗り越えることができると訴えたのです。彼はそのような哲学を、「歩くこと」や「食べないこと」「チャルカーを回すこと」といった極めて具体的で日常的な行為によって表現しようとしました。彼の思想は、あくまでも机上の論理ではなく、すべてが行為となって表現されるものでした。しかも、その行為は極めて普遍的でシンプルなものです。誰でも理解できる行為です。ガンディーのすごいところは、まさにこの部分です。」

P45-46「実は、ガンディーが白い腰布一枚の着衣にこだわったことには、深いわけがありました。インドでは、どのような衣をまとっているかによって、その人の社会的属性(地域やカースト、人生の段階)を示すことがあります。(略)ガンディーはもともと弁護士でしたので、イギリス留学時代や南アフリカ時代の初期には、立派なスーツ姿でした。しかし、南アフリカでの活動の過程でインドの大衆的な服装に変化し、インドに帰国後は徐々に半裸のスタイルになっていきました。これはガンディーが、地域やカーストを超えたスタイルを追求した結果でした。さらに、半裸の姿は「無所有」の象徴でもあります。(略)彼の着衣には、明確な政治的メッセージが込められていたのです。さらに、眼鏡に坊主頭、半裸という姿は、「ガンディーとはこんな人だ」ということを人々に印象づけるにはもってこいでした。(略)ガンディーは、パフォーマンスの担い手という側面でも、やっぱり天才だったと思うことがあります。」

P49-50「ガンディーの「非暴力」は、時に「無抵抗」と誤解されることがあります。実際、少し前まで、ガンディーの主義を「無抵抗主義」と呼んでいたことがありました。が、これは正確ではありません。というのも、ガンディーは決して無抵抗だったわけではないからです。むしろ、「これは間違っている」と判断したことに対しては積極的に抵抗すると言ったほうが当たっています。ですから、「不服従」、あるいは「非協力」と表記するのがよいと思います。」

P51-52「ガンディーには常に他者を迎え入れる姿勢があります。そして、その相手に応じて言葉を発し、対話を通じて自らの信念を表現しようとしていきます。このような「受身」の姿勢の中に、ガンディーは積極的な側面を見出していたのではないかと、私は思います。とにかく前のめりになって何かをつかもうとするのではなく、静かに座ってチャルカーを回したり、ゆっくりと歩いたりしながら、何かを実現していこうとするガンディーは、「受身であることの積極性」を深く追求していたのではないでしょうか。これは、彼の哲学が否定形で表現されることが多いことと無縁ではないと思います。」

P53「さて「非暴力」という概念ですが、ガンディーは単に「暴力を使わないことがよい」と言っているわけではありません。「暴力を捨てる勇気を持つことが重要だ」と言っているのです。暴行の場面に出くわしたら、止めに入らなければなりません。見て見ぬふりをするのは非暴力の実践ではありません。彼は「非暴力を臆病の盾にしてはいけない」「卑怯者になるよりは剣をとれ」と言いました。」

P58-59「しかし、ここで困ったことが起こります。なぜならば、国家はどうしても暴力装置であるという側面を否定できないからです。ガンディーの思想は「非暴力」でありながら、インドの独立を要求していました。しかし、国家は紛うかたなき暴力装置です。主権国家体制において、国家は暴力を合法的に占有することのできる組織です。(略)ガンディーはこれをどう考えたのでしょうか? おそらく、彼はインドという国家を「暴力を超越した正義にコミットする国家」へと転換させたいと考えていたのだと思います。」

P60-61「ただし、ガンディーは近代国家の中枢である議会の存在を一貫して否定的に扱っています。(略)ガンディーの目には、議会の構成員である議員たちは「偽善者で利己主義者」というように映っていました。議員たちは、自らの利益を最優先して行動を起こすために、何一つとしてよいものを生み出さないというのです。ガンディーは、議会制民主主義に対して懐疑的だったということができるでしょう。なぜならば、それはマス(大衆)とマスメディアの熱狂によって大きく左右され、真の正義が実現される余地がほとんどないからです。」

P67-68「ガンディーは国家の機能を最小限にとどめ、おおよそは地域共同体の自治によって運営するべきであると考えていました。ある意味で、究極の地方分権論です。(略)これは、アナーキストが考える「コミューン」の発想に近い部分があると言えるでしょう。彼の反資本主義的側面を考慮すれば、その側面が一層、際立って見えるかもしれません。地域社会における相互扶助を説く点も、似ていると言えるでしょう。ただし、彼は左翼的な理性主義・合理主義を採りません。あくまでも人間の理性には決定的な限界があり、理性による設計主義では世の中はうまくいかないというのが彼の信念でした。そのため、彼は人智を超えたものに依拠することの重要性を説き、伝統や慣習、良識、神などを尊重しました。」

P71-74「ガンディーの不服従運動は、一般に「サッティヤーグラハ運動」と呼ばれているのですが、これは、「サッティヤー(真理)」と「アーグラハ(主張)」を掛け合わせた言葉で、「真理の主張」といった意味になります。ですから、非暴力や不服従のみを指しているわけではなく、もっと広い意味があります。(略)彼は、サッティヤーグラハについて興味深いことを言っています。彼は「歴史」という単語がヒンディー語と英語では、その語源的意味が異なることに注目し、サッティヤーグラハの真意について論じています。ちなみにヒンディー語で「歴史」は「イティハース」と言います。英語はもちろん「ヒストリー」です。(略)ガンディーは、ヒンディー語の「イティハース」の語源が「このようになった」という意味であることに注目しています。これは非常に重要な視点です。ガンディーにとって、「歴史」とは過去の特異な出来事の羅列などではありません。私たちが「いま」「ここで」「このように」生きている状況を暗黙のうちに導いてきたものこそが「歴史」であり、我々の言語や思考様式、良識、伝統など日常生活を支えるおおよそのものは、「歴史」が慣習を媒介として運んできた英知に他なりません。(略)要するに「サッティヤーグラハ」は、何か特殊な人間が説いたイデオロギーや主義主張なのではなく、日常生活の中に「歴史」を通じて継承されてきた良識とそれに基づく暗黙の行為の中に潜んでいるものなのです。」

P93「最近の日本の政治でとく言われる言葉で、私が常々疑っている言葉があります。それは「構造改革」とか「抜本的改革」とかいう言葉です。(略)しかし、そんな簡単に改革などできるはずがないのです。度外れた楽観的未来像や設計を描いて、それを実現したら理想的な社会が訪れるなんて、ありえないのではないでしょうか。これはガンディーの気の長い闘争を見ても、思うことです。世界は漸進的にしか変わりませんし、極端な改革や革命など秩序の崩壊を招くだけです。人間の理性を過信してはいけません。人間の不完全性を、我々は直視しなければなりません。」

P96「ここで、私はもう一つ、ガンディーの言葉を思い出します。それは「ウォーク・アローン(一人で歩め)」という言葉です。ガンディーらしい、いい言葉だと思います。彼は人々と協調しながら運動を進めましたが、一方で孤立や孤独を恐れませんでした。彼は人間の共同性と単独性の両方を重視しました。時に人間は静かに一人で神と向き合い、自問自答しながら歩まなければならないのだと思います。」

P145-146「ガンディーは、世の中にはヒンドゥー教やイスラーム教、仏教、キリスト教などいろいろな信仰があるけれども、究極的には目指すところは一緒であると考え、それをわかりやすいたとえで語りました。例えば、「山のたとえ」というのがあります。「山にはいろいろな登り口があるけれども、頂上は一つである」と言いました。我々は登り道の違いのほうにばかり目を向けがちですが、重要なのは頂上で、目指すところは一緒だと言っているわけです。いわく、「宗教は同じ場所に到達する別々の道です」。つまりガンディーが言いたかったのは、真理の唯一性とそれに至る道(=宗教)の複数性です。(略)世の中では、平和主義的に、「それぞれの違いを認め合いましょう」などと呼びかけることがあります。しかし、それを聞くたびに、私は「違いを認め合う」ところにとどまっていていいのかという気がします。これに対して、ガンディーはもう一つ先の、「差異を認めながら、同時に真理の同一性を求める」というところを目指しました。ちなみに、これを西田幾多郎に言わせると「多と一の絶対矛盾的自己同一」ということになります。この難しい言い方を、ガンディーは非常にわかりやすく言ったわけです。」

P149-150「彼の人生は、まさに実践する人生でした。理論で語るのではなく、身体を使って、足を使って行動しました。「口だけ」で「行動」が伴わない宗教家や政治家が多いので、その人生はよけい際立って見えます。ガンディーもそう考えていたのではないかと思います。彼の自伝には、こんなサブタイトルがついています。「真理へと近づくさまざまな実験」です。(略)実験ということは、試行錯誤ということです。試し続けるということです。途上にあるということです。すなわち、悟っていなかったということです。悟っていなかったから、模索していたのです。自分には欲望があって、悟っていないという自覚があったから、実験し続けたのです。」

 平沼のブックオフにも寄り、スーパーで買いものをしてから夜遅くに帰宅した。録画していたテレビ番組を少し観て、明日のゴミの準備をしてから、深夜1時頃には眠った。

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2024年6月17日月曜日

6月17日月曜日/水道事務所を訪ねる

◇ テレビ・雑誌

 朝、ゴミを出しに行ってから、もう少し眠りなおす。少々眠りすぎた。録画していたテレビ番組をあれこれ。今朝の「虎に翼」は、かつてのカフェの場に寅子が「轟法律事務所」を見つける。よねさん、轟のその後は、視聴者にはわかっていたが、寅子とはここで初めて再会することになる。轟を演じる戸塚純貴のコメディセンスがいい。

 土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」は、先週に引き続き、「ゲスト向上芸人」は真空ジェシカ。川北は今週は吉本新喜劇のハッピを着用している。さんまは「早坂営業」を認識している。今週はここに、同じ人力舎の岡野陽一とザ・マミィが加わった。錦鯉のまさのりさんによると、真空ジェシカのほうが話しかけやすく、マミィのほうがとっつきにくいという。そこからの会話の実演が真空ジェシカの真骨頂。代わるマミィをすぐに打ち切ったさんまがシビアだ。

 楽天マガジンのチェックをする。「週刊ポスト」の横山剣さんの連載は野口五郎「私鉄沿線」を取り上げていた。ダックテールズの時代に、野口五郎をメインとしていた事務所と業務提携していた時期があった。芸能人大運動会などに出演していたことがあったのはそのためだったのか。40年ぶりに会った野口五郎は、クレイジーケンバンドは認識していたが、ダックテールズのボーカルと同一人物とは知らずに驚いたという。たけしの連載では亡くなった中尾彬を追悼していたが、都知事選の蓮舫にも少し触れていた。「週刊プレイボーイ」にも都知事選の記事がたっぷりと載っている。過去の都知事選のデータが面白く、猪瀬直樹が400万票もとっていたことに改めて驚いた。小池都政の8年間の仕事も細かくふり返られている。ほかのページでは、「THE SECOND」の準優勝同士、マシンガンズとザ・パンチが対談をしている。オール巨人の連載も「THE SECOND」について語っている。

◇ 三ツ境・瀬谷

 午後から外出。外に出てみると曇っていて、意外と涼しい。三ツ境にある水道事務所まで、歩いたことのない道を歩き、そう遠くはないのだが、初めて訪れた。料金が未払いだったため、振り込み用紙をもらう必要があった。事前に電話をしていたから、きちんと用意されていた。一応、受付のようにはなっているが、普段はここはあんまり利用者がやってくるようなところではなさそうだ。外に出ると、近くのローソンですぐに支払った。

 中原街道を進んでいくと、よく知る道に出る。この道をさらに進んでいくと、ブックオフにたどりつく。ひさしぶりに寄ってみたが、たいした本はない。110円の文庫本を1冊だけ買う。瀬谷駅まで歩き、図書館に寄れるかと考えていたが、そういえば、今日は月曜だから閉まる時間が早いんだった。水道事務所の時間しか気にしていなかったが、図書館は間に合わず、せっかく瀬谷まで歩いたのにあきらめることになる。

 瀬谷駅北口の壱角家に入り、冷やし中華を食べた。850円。この店に入ったのは初めてかもしれない。南口のイオンにドトールがあるのをグーグルマップから見つけ、行ってみると、ひっそりしていて居心地がいい。ここでしばらく読書をしてから帰る。行き帰りはラジオを聴きながら歩いた。今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・U字工事)と、先週の「伊集院光のちょいタネ」をまとめ聴きする。

◇ テレビ・読書

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・石川さゆり)を観て、それから、放送されたばかりの「しゃべくり007」を観た。こちらのゲストは上戸彩。光が丘団地の出身であることも知らなかったが、なかなかプライベートなことに踏み込む番組だった。仲がいい実の兄が別室から声だけの出演をする。小中高時代の同級生たちも登場した。最後には、上戸彩がファンだというミラクルひかるも登場。せっかくのミラクルひかるの時間が短く、もっと観たいと思った。

 夜、読書の続きをして、図書館で借りている、本橋信宏「出禁の男 テリー伊藤伝」を読み終えた。2021年刊、イースト・プレス。これも読みたかった本だったのだが、図書館で借りられるとは助かった。本橋信宏は別の本でもテリー伊藤のことを書いていたのをずいぶん昔に読んで、関係性がよくわからなかったのだが、知り合ったのは本橋信宏が大学生の時代、IVSテレビの若いディレクターだったテリー伊藤が大学生を主役にした特番を作ることになり、そのときに出演した早稲田大学の学生のひとりが本橋信宏だった。大学卒業後、本橋信宏はIVSテレビで働いていた時代があるのだ。だから、この本は単に他人が取材して書いた評伝ではなく、著者が関わり、体験したことが含まれている。その点では、小林信彦の一連の著作とも似ている。それにしても、ここに記録されている狂気の企画の数々、稲川淳二がソープ嬢になってニシキヘビにボディ洗いをしてくる、ヨネスケは恩師にボディ洗いを、あるいは、ある特番では動物プロダクションからアヒルと山羊とドーベルマンを借りてきて、「伊藤さんはどうもブレーメンの音楽隊をやりたかったみたいなんですよ」という証言など、声を出して笑う箇所がいくつもあった。そして、なによりも面白いのは、そんなテリー伊藤が「元気が出るテレビ」によってテレビに革命を起こしていく経緯だ。それ以前に、日本テレビには正力松太郎の死後に発覚した粉飾決算スキャンダルにより、大卒採用を中止にし、そのため、日本テレビは80年代に低迷することになった。そこにチャンスがめぐってきたのがテリー伊藤だったのだ。「元気が出るテレビ」を始めるときには、じつは、たけしはコントをやりたがっていたんだそうで、だからあのキャスティングだったのだと謎が解ける。コントができる野口五郎がいたのはそのためだったのか。しかし、テリー伊藤はコントには乗り気ではなく、番組はテリー伊藤好みのドキュメンタリータッチに方向転換していく。また、「たけしメモ」に関するテリー伊藤の証言もとても興味深い。「たけしメモ」のネタは作家たちではなく、たけしがひとりで作っていたというもので、収録1回目では、「たけしメモ」だけでじつは1時間やっていたという。伊藤「収録一回目で、たけしさんすごくいれこんでいて、たけしメモだけで一時間やったんですよ。おれも面白くてね。なんんか鬼気迫るものがあった。圧倒的に面白かった。これだけで十分。(略)プロデューサーに、『これは面白いから全部流しましょうよ』って言ったんだけど、局のほうは『いや、コーナーいろいろないと』ってことでだめだった。(たけしメモで)全部やってもいいくらいだったな。たけしさんもオンエアを見て、自分がやったやつ使ってくれるのが六分程度だから、何回かやっていくと、どうせ使ってくれないんだろうってなったのかなあ。だからおれも葛藤があったよね。(たけしメモが)絶対面白いのに、『これ八分でまとめて』とかなっちゃうんだから。おれは『面白いからCMまたいで2ロールで』って言うんだけど、それは日本テレビが許してくれなかったね。」 そしてもうひとつ、「ねるとん紅鯨団」および、とんねるずとの関係も興味がある部分だった。「元気が出るハウス」では儲けが入ってこなかったが、そのあとの「バレンタインハウス」ではきちんと契約を結んで大儲けをする。この事業を手がけていたのがのちの高橋がなり。「浅草橋ヤング洋品店」からは、テリー伊藤の演出はリアルタイムで意識して観ていたが、本橋信宏も思い入れが強いのか、「江頭グランブルー」の記述はやや美化しすぎではないかという気もした。その時代にはテリー伊藤は出版界にも進出し、「お笑い北朝鮮」や「お笑い革命 日本共産党」を著す。そして、「ビデオ安売り王」にも触れられていたが、どんなソフトが作られていたかの詳細は書かれていない。「テリー伊藤」と名乗るようになったのは「DIME」の連載からだったというのも知らなかったが、こうしてたどってみると、「テリー伊藤」になるまでが気が狂ったように面白いのだった。80年代から90年代にかけて、テリー伊藤の笑いがもたらしたものの重要性。良い面も悪い面も、もっと語られるべきではないか。

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2024年4月8日月曜日

4月8日月曜日/眼をしゃきっとさせる

◇ 新橋・大森

 朝から都内に。新橋に用があり、ニュー新橋ビルのスギ薬局に寄り、メガシャキとプロテインバーを買って食べておく。眼をしゃきっとさせる必要があった。その用とは別に、なんという確率だろうか、ちょうどこのすぐ近くのマンションに住むかたから注文があり、ついでに直接お届けもしていく。昼は弁当。夕方、小雨が降るが、傘を差すほどではなし。新橋から京浜東北線に乗り、大森に移動する。西友のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を2冊買う。北口のベローチェに入り、ひと休み。読書を始めるが、しかし、ひどい眠気が続いている。

◇ テレビ・読書

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨日の「ワイドナショー」を観る。田村淳、ヒロミ、矢田亜希子、呂布カルマが出演。芸能人の事務所独立が相次ぐという話題で、ヒロミが人力舎を辞めたときには、とんねるずの AtoZ に移る可能性があったという話をしていた。川勝知事の差別発言、紅麴サプリの問題を扱い、そのあとには、自民党裏金議員の処分の問題をしっかりと扱っていた。淳「怒ってると、「なんで政治のことで怒ってんの?」みたいなひとの目で見られて、なんか、恥ずかしくなる瞬間とかあるんですよ。(笑)でも、これ怒んないとさあ、みんな怒んないから、あのひとたちのうのうと議員続けてんだよとは思いますよ。」 東野「フランスとか、年金のね、もらえる年齢がちょっとあがったんですよ。あがった段階で、フランスの若もんとかね、おとなたちが怒って、火ィつけたり、あかんのよ、クルマひっくり返したりとか、暴動、不満がうわあってなるんですけど」 淳「こうやって、なんか、腕組んで、暴れてんなあって見てるだけなんですよ。いや、手伝ってくれよ一緒に、声あげようぜ、二階も処分しろって手えあげようぜっていうのが、ここでもひとりもいないんですけど。(笑)二階さん、処分されたほうがよくないですか?」 東野「今日、じゃあ、明日夜8時、国会集まろうぜ言うて」 淳「東野さんが先導してくださいよ、僕、行きますから。僕、あの、プラカード、「二階も処分しろ」って」 東野「「二階も処分しろ!」…ってやってたら、コントと間違えられるやん。(笑)」

 深夜、部屋で読書の続きを。牧村憲一「「ヒットソング」の作りかた」を読み終えた。2016年刊、NHK出版新書。今朝に読み始めて、一日で一気に読んだ。牧村憲一という音楽プロデューサーの名前をいつ知ったのかわからないが、渋谷系の関連で覚えた名前だったはずだ。経歴をそこまで詳しく知らなかったが、渋谷系以前に、大瀧詠一、加藤和彦らとの深い関わりがあり、そのほかにも登場するミュージシャンたちのじつに多彩なこと。牧村憲一が手掛けてきた仕事がそのまま、ひとつのポップス史になっている。この種の本はいくらでも読めてしまうな。

2024年3月31日日曜日

3月31日日曜日/ラジオは歩きながら

◇ テレビ

 早朝に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「さんまのお笑い向上委員会」は、「ゲスト向上芸人」のサルゴリラに加え、とにかく明るい安村、フルーツポンチ村上、元ゾフィー上田が登場。上田がキャップをかぶったすがたに誰かが「昔の構成作家」と言い始め、構成作家キャラをやり始めると、さんまがすかさず「前田政二や、前田政二や!」 陣内「あかんあかん」 フジモン「やらせのコンクールですよ」 さんま「あれ、町長が悪いのやろ? 乗っかって。泣きながら電話あったわ。「助けてください」」

 少し眠りなおしてから、ブログの更新をひとつ。昼から、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観る。山崎怜奈、みちょぱ、やす子、石田健らが出演。松本人志の裁判をたっぷりと扱い、裁判を傍聴したという三遊亭はらしょうが取材に応えていた。スタジオでは細野弁護士が解説をする。そういえば、今週は「週刊文春」をチェックし忘れてしまっていた。それから、小林製薬の紅麴サプリの問題。そのあとには水原一平の違法賭博問題を扱い、湯浅卓が今週はスタジオに登場した。

◇ 瀬谷

 午後から外出。一気に暖かくなり、初夏のような気候になった。パーカーを着ていると、やや暑いくらいだ。直配する品がひとつあり、瀬谷まで歩いていく。歩きながら、タイムフリーで昨日の「木梨の会」を聴くと、武道館ライブの発表を受け、とんねるずの楽曲をかけまくっていて、これには大いに興奮させられる。「やぶさかでない」で始まり、デビュー曲の「ぴょん吉・ロックンロール」から、野猿や矢島美容室、憲武のソロ曲もかけられた。この楽曲の豊富さには改めて圧倒される。西麻布の街が「西麻布」と呼ばれるようになったのは「雨の西麻布」からなんだという話をしていたが、「西麻布」という町名はそれ以前から存在していたようだが、西麻布が流行の街となったのはそれ以降で間違いなさそうだ。町名は「西麻布」でも、そう呼ばれることはあまりなかったということかな。

 直配の品は問題なくお届けできた。ほっとしたところで昼食にする。れんげ食堂に入り、豚焼肉丼を食べた。693円。それから、保土ヶ谷図書館にまで足を延ばし、17時閉館まで、30分程度で棚を眺めてまわり、1冊だけ借りていく。保険証がようやく再発行されたから、カードの情報の確認をようやくしてもらえた。

◇ 雑誌・読書・ラジオ

 瀬谷駅まで戻り、天一書房に寄り、「週刊文春」をやっぱり買っておくことにした。上階のマクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとわらびもちパイを食べる。少し眠ってから、まずは「週刊文春」をざっと読む。松本の記事の内容は「サンジャポ」でおおむね知ったから、確認程度になった。阿川佐和子の対談も楽天マガジンではカットされているからいつも読めないのだが、今週は鈴木おさむがゲストだった。放送作家を引退するといっても、ラジオは続けるようだ。月刊の「文藝春秋」に書いたSMAPの小説は、単行本にはならないだろうと思っていたから雑誌で読んだのだが、きっちりと単行本になったからしたたかというかなんというか、鈴木おさむがわざわざリスクを負ってまで商売に結びつかないものを書くわけがないか。よくぞここまでのことを書いたと思った感心を返してもらいたくなった。

 マクドナルドで、ニコ・ニコルソンと佐藤眞一の共著「マンガ認知症」を読み終えた。2020年刊、ちくま新書。認知症の入門書としては読みやすく、とてもわかりやすかった。マンガ家のニコ・ニコルソンが家族の実体験をもとにマンガを描き、心理学の視点から認知症を研究している佐藤眞一が解説を加えるという構成。同じような内容がマンガと文章でくり返し語られている。まず、認知症とはなにかということだが、認知症という病気があるわけではなく、「症」というとおり、認知症は症状であるということ。「なんらかの脳の疾患により」「認知機能が障害され」「生活機能も障害される」というこの三つの条件がそろったときに認知症と診断される。つまり、生活に支障がなければ認知症ではないというわけだ。老化によるもの忘れとはなにが違うのかという疑問も湧くが、老化は「思い出せない」のに対し、認知症は「覚えられない」という症状だという。この説明は基本的な認識としてはとてもシンプルで、他人との共有にも便利だろう。

 帰りも歩きながら、タイムフリーで、今朝の「石橋貴明のGATE7」を聴いた。武道館ライブの発表があったあとに、パンサー向井、太田に会った話をしていた。貴明自らチケットを転売し、5万円で売りつけようとしている。「爆笑問題の日曜サンデー」も聴くと、こちらでも貴明に会った話をしていた。リスナーから「GATE7」でしゃべっていたことを知らせるメールがあったんだな。「タイタンライブ」への出演を打診したようだが、実現するだろうか。それよりも「日曜サンデー」のゲストのほうが現実的で楽しみだ。14時台ゲストには林家つる子が登場。今日のパートナーは外山恵理さんだったから落語の話題に強くていい。学生時代からよく知るどくさいスイッチ企画の話にもなった。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワイドナショー」には、笠原秀幸という俳優が初登場のほか、今田耕司、谷まりあ、古市憲寿が出演。まずは松本の裁判の話題からだが、「サンジャポ」では30分ぐらいやっていたが、こちらの番組ではほんの10分弱の扱いだった。そのあとには、水原一平の違法賭博問題など。エンディングでは、ひさしぶりに出演した古市憲寿が「初めて出たのがたぶん十年ぐらい前なんですけど、だいぶ変わっちゃったなと思って、まわりがみんな。だって、松本さんもねえ、いなくなっちゃったし、三浦瑠麗さんもいたのにいなくなっちゃったし」 でも、三浦瑠麗はフジテレビの番組審議委員はずっと続けてるんだよな。

 今日の「笑点」は 30分まるまる大喜利で、番組を卒業する木久扇師匠を送る。卒業といっても、お元気なうちは演芸コーナーにでもたまに出ればいいのにと思うのだけどな。まあ、別に、出ないとは誰も言ってないんだろうが。木久扇師匠に替わる新メンバーは来週発表される。しかし、このまま若手化が進むと「闇夜でコソコソ」のようになってしまわないだろうか。

2024年3月29日金曜日

3月29日金曜日/笑いと音楽を信頼する

◇ テレビ

 朝から大雨、風がうなるような激しい音を鳴らしていた。録画していた今朝の「ブギウギ」をさっそく観る。半年間観続け、ついに最終回。「ハッピー☆ブギ」のオープニングもなく、スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。羽鳥先生(草彅剛)は白髪になっていた。涙をこらえる茨田りつ子(菊地凛子)。指揮棒を振るのは服部隆之だ。最後は「東京ブギウギ」。しかし、15分はあっけないな。趣里のすごさをひたすら感じる半年間のドラマだった。

 インスタを開くと、木梨憲武の投稿から、とんねるずの武道館ライブが開催されることを知った。山は動いた。これはなんとしてでも行きたいじゃないか。ツイッターでも検索してみると、もちろん話題になり、大きく報道もされていた。

◇ 神保町・新宿

 昼から都内に。この時間には雨は止みかけ、強風のため、どうせ差せないから傘はもたずに出る。いったん、浜松町に出てから、水道橋に移動する。少し時間ができ、神保町のほうまでぶらぶらして戻ってきた。東京堂書店を覗き、矢口書店の外の棚から、300円の単行本を買っていく。

 その後は、いったん杉並区のほうまで行くことになり、新宿から帰ることになった。ひどい眠気で朦朧とする。昼食は食べそこね、夜になってからようやくまともな食事。新宿西口のすためしどんどんに入り、焼き牛めしを食べた。930円。あっちこっち移動することになったが、今日はブックの日でもあるのだ。新宿西口のブックオフに寄り、390円単行本を1冊。それから、地下を通り、新宿三丁目のほうに出て、靖国通りのブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買う。

 新宿三丁目から副都心線、東横線直通で横浜に戻ってくる。ひどい眠気が続き、電車内ではずっと眠っていた。閉店間際のビブレのブックオフにも寄るが、わずか15分程度の時間では300円分の本を選べず、なにも買えなかった。今月のブックの日は2店だけで終わる。

 イオンフードスタイルで買いものしてから戻ってくると、ビブレの前で、山本太郎が演説を始めていた。れいわ新選組の演説は水道橋博士が出馬したときに何度も観たが、しばらく眺めてみると、選挙期間中とは違い、オーディエンスからは鋭い質問がなかなか出ずに盛りあがりに欠けていた。質疑応答に制限時間を設け、そのゲーム性が以前に観たときには面白かったのだが、ここではつまらない質問を打ち切る理由にしているようで、山本太郎の対応がどうも冷たく感じてしまった。入り口をゲーム化するのはいいのだが、ゲームの先がなければまずいのではないか。

◇ テレビ

 人身事故があったようで、電車が停まっていて、帰宅は深夜になる。録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は小林明子がゲスト。奇しくも、「不適切にもほどがある!」最終回の日に小林明子が「恋におちて」を歌うとはできすぎているではないか。

 そして、その「不適切にもほどがある!」最終回だ。ミュージカルで乗り切ってしまうところがやっぱりこのドラマの肝で、宮藤官九郎の笑いと音楽への愚直なまでの信頼を強く感じるドラマだった。笑いと音楽により、困難を乗り越えていく。「ブギウギ」もそのようなドラマだった。

2023年7月14日金曜日

7月14日金曜日/東のお笑いの大将

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。





◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。

2023年7月8日土曜日

7月8日土曜日/「ツギクル芸人グランプリ」

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、午後にラジオをつける。「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、さっそく、スレッズの話をしている。ニュース解説は速水健朗。午後もまたテレビ。録画残量を空ける必要があるため、だらだらとテレビを観てばかり。まったくひどい生活だ。そのため、今日はろくに外出もできなかった。

 観そびれていた「さんまのお笑い向上委員会」を3週分、6月17日放送の回では最初のトークがたっぷりとあり、初登場の出演者がなかなか紹介されない。「ヤングタウン」でもしゃべっていた「FLASH」に直撃された話をここでしていた。「向上ゲスト」はぱーてぃーちゃん。その翌々週、7月1日の放送では、ジャッキーちゃんが活躍する。

 昨夜の「さんまのまんま初夏SP」は、最初のゲストにサンドウィッチマンとナイツが登場した。塙さんが漫才協会の会長に選ばれたその日の収録だったようだ。水道橋にできる吉本の新しい劇場のDMをさんまが務めるというので、そこでの「漫才サミット」の開催をオファーする。「DM」とはなにかというと「ドント・マネージャー」、なにもしませんという意味。ゲスト2組目は成田凌と小芝風花、あとからそこに田津原理音も加わる。3組目は、本田真凜、望結、紗来の三姉妹。4組目には成田悠輔がひとりで登場。非タレントを相手にするときこそ、さんまの真骨頂。ここにはあとから、アンミカ、石井亮次が加わり、成田悠輔と入れ替わった。

 これもずっと観そびれていた「イワクラと吉住の番組」。5月30日、6月6日の放送では、Aマッソ加納をゲストに迎えてトークをしていた。この3人では、Aマッソが意外とベテランなんだ。ネタ番組があんまり好きじゃないという加納は、ネタ番組だったら劇場のほうがいいという考えであるのだが、ネタ番組でネタの内容に口出しされるのはぜんぜんいやじゃないとも言っていた。6月13日、6月20日の放送は「拝啓、中の人」という企画。トンツカタン森本が進行役を務める。

 先週の「アメトーーク!」は「学生時代の友達とコンビ芸人」。ダイアン、ウエストランド、U字工事、Aマッソ、囲碁将棋が出演し、MC側にはアンタッチャブル山崎が座った。Aマッソが結成当初に出演したという2008年のインディーズライブの映像が流れ、後ろに貼られていた出演者名のなかに金属バットの名があるのを見つける。「村本・中川」というのはウーマンラッシュアワーだろうか。U字工事は高校生のころに「AHERA」に出演した映像が流れた。当時、この番組は欠かさず観ていて、録画もしてあると思うが、まるで覚えていないんだな。U字工事は「浅草お兄さん会」がデビューだとすれば、初舞台から目撃している数少ないコンビなのだが、しかし、それ以前にも知らずに観ていたというわけか。

 ダビングをする合間にブログをもうひとつ更新し、夜になってから駅前まで買いものに行ってくる。テレビの録画に追われるだけでなく、パソコンの容量もぱんぱんになってしまった。外付けハードディスクに画像を移したりなど。そのついでに、ハードディスクに保存してある音楽をだらだらと聴いた。たまには聴いてやらないと、なんのために保存してあるのかわからない。

 夜にはまたラジオをつける。23時から「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴こうとしていたが、そういえば、先週の放送を聴き逃していることに気がつき、今週の回が放送中なのに、この時間に先週の放送をタイムフリーで聴いてしまわなければ聴く時間が作れない。先週の放送では、剣さんが木梨憲武に詞を提供したとかで、とんねるずの話をしていた。帝京高校のライブで、とんねるず、スターダストレビューと一緒だった話、以前にも聴いたことがあったかな。オンエアする曲はとんねるず「YAZAWA」。剣さんの弾き語りによる「YAZAWA」も聴けた。

 深夜には、昼に生放送されていた「ツギクル芸人グランプリ」の録画を観た。結果を知らずに観たいから、これはあとまわしにできない。司会は爆笑問題と永島優美アナ。審査員には、渡辺正行、ますだおかだ増田、秋元真夏、元祖爆笑王のほか、民放の各テレビ局から、日本テレビの三浦伸介、テレビ朝日の舟橋政宏、TBSの浜田諒介、テレビ東京の小比類巻将範、フジテレビの日置祐貴といった顔ぶれが並ぶ。決勝出場者は15組。例年どおり、まずは5組ずつ、3ブロックに分かれて対戦をする。◆まず、Aブロックは、出演順に、インテイク、さんだる、ツンツクツン万博、さすらいラビー、三日月マンハッタンという5組。三日月マンハッタンみたいに「THE SECOND」に出ているコンビでも「ツギクル芸人」は問題なしなのか。出場資格はどうなってるのか。この5組では、インテイクのみが初見。ツンツクツン万博は昨夜の「ネタパレ」で初めて観たばかりだった。セットと小道具の仕掛が多いのだが、アイデアが面白いし、ネタはシンプルだ。ほかにはテクニック的にこなれているコンビもいて、判断が難しいけれども、新鮮さではツンツクツン万博が勝ってもいいかなと思った。結果は、ツンツクツン万博が5票獲得し、勝ちあがる。ほかは、さすらいラビーが3票、インテイクが2票獲得。テレビマンたちは5人中4人がツンツクツン万博に投票していた。◆続いて、Bブロックは、出演順に、群青団地、TCクラクション、ファイヤーサンダー、ママタルト、ひつじねいりという5組。このブロックでは、群青団地が初見。ゲームの登場人物の動きを模倣するコント。あらかじめ用意された会話の音に合わせ、ひとこともしゃべらずに、ただひたすら、ゲームの登場人物の動きにより表現をする。このアイデアにも発明がある。ママタルトはもはやおなじみのコンビ。紹介VTRでは漫才協会入りをアピールしていたが、たしかに、漫才の腕ははっきりとあがっているように感じられた。ひつじねいりは、ふたりのキャラクターのバランスのいいコンビ。ママタルトが勝つかなと思ったが、ひつじねいりが勝つと面白そうだと思った。結果は、ママタルト、ひつじねいりが4票ずつで並んだ。同点の場合は観客投票を獲得したほうが勝つというルールにより、ひつじねいりが勝ちあがる。今年はここまでは思ったとおりの結果だ。◆そして、Cブロックは、出演順に、ゼンモンキー、徳原旅行、まんじゅう大帝国、パンプキンポテトフライ、ナイチンゲールダンス。このなかでは唯一、まんじゅう大帝国は「タイタンシネマライブ」でコンスタントにネタを観ているコンビだが、それだけに弱さも承知している。しかし、予想外にいちばん気迫が感じられたのはまんじゅう大帝国だったような気がした。パンプキンポテトフライは優勝候補かなと思っていたのだが、軽い調子で面白いんだけど、決定打がなにかあればというところ。結果は、ゼンモンキー、ナイチンゲールダンスが5票ずつ獲得し、またもや同点。観客投票はナイチンゲールダンスに入り、ナイチンゲールダンスが勝ち抜けた。Cブロックだけは予想とは違う結果になった。◆ファイナルステージは、ナイチンゲールダンス、ツンツクツン万博、ひつじねいりの順に登場。ツンツクツン万博は、今度はどんなアイデアでくるかというところだったが、「ピッツァマン」という路上パフォーマーのコントを演じる。くり返されるフレーズが耳に残るが、2本観ると、ちょっと特色がわからなくなってくるとも思った。ナイチンゲールダンスはテンポがいいだけの漫才というか、インディアンスやミキと一緒で、笑うところがない。ひつじねいりは、関西弁のツッコミのひとの愛嬌が目立っていた。この勝負はひつじねいりではと思ったが、しかし、結果は、ナイチンゲールダンスが7票、ひつじねいりが2票、ツンツクツン万博が1票、優勝はナイチンゲールダンスに決まる。まさかこんなに圧勝になるとは思わなかった。去年は、Gパンパンダが勝つかと思っていたら準優勝に終わり、今年もまた気が合わない結果になった。ひつじねいりは最後の講評時にもいじられていて面白かったのだけれども。

2023年3月21日火曜日

3月21日火曜日/ノベルティソングたち

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「キョコロヒー」はVTRに勝俣州和が登場し、差し入れ術を伝授する。「午前0時の森」は蓄音機の特集。先週金曜の「A-Studio+」はずんの飯尾和樹がゲスト。「La.おかき」というコンビの時代に認識したひとだが、それ以前の「チャマーず」というコンビの時代はよく知らなかった。やす、ウド鈴木、出川哲朗が取材に応じ、さらには、さんまも登場。やすの大怪我のエピソードは、あるお笑いライブで別のひとがしゃべっていたのを聴いたことがあったから知っていたが、テレビで言えるような話だとは思っていなかったのでちょっと驚いた。

 今日の「徹子の部屋」は榊原郁恵がゲスト。渡辺徹が亡くなるまでの経緯が詳しく語られたのだが、悪い想像というのをまったくしていないまま、死に至ってしまったということか。死のイメージから遠いひとが亡くなるときというのはこういうものなのだろうか。

 午後、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、野球中継から始まった。どうやら延長していたようで、番組は45分遅れでスタート。ゲストの尾藤イサオもすぐに登場した。曲芸でアメリカをまわった話や、ビートルズの前座を務めた話など、内容の面白さはもちろん、それを語る尾藤イサオのくちぶりも面白い。「あしたのジョーRAP」がオンエアされたことも嬉しかった。

 夕方から外出。肌寒い。駅前まで出て、餃子の王将で食べようかと思っていたが、行ってみるとシャッターが閉まっていた。火曜定休なのか。代わりに日高屋に入り、中華そばと餃子を食べる。650円。ドトールに入り、しばらく読書をしていく。

◇ 読書・音楽・ラジオ

 ドトールで、綱島のブックオフで買った「アックス」をつまみ読みしていた。およそ1年ぐらい前の号で、「アックスマンガ新人賞」が発表されている。まず、林静一、南伸坊、久住昌之による選評を読む。大賞、佳作は該当なし、各審査員の個人賞が3作、そのうちの2作が掲載されていて、これも読んだ。「ガロ」から「アックス」になり、何年経つのかわからないが、「アックス」からは誰か知られるような作家は輩出しているのだろうか。ほかのページもぱらぱらと読んでみたが、まどの一哉がとても面白い。まどの一哉は「クイック・ジャパン」に連載していたころにその面白さを知ったが、大好きと言いたいけれども、そういえば、単行本は1冊ももっていない。古本では見かけない作家だ。

 夜に帰宅し、またいくつかテレビ番組を観て、それから、Spotify で音楽を漁っていた。今、図書館で借りている「シティポップとは何か」という本を読みかけていて、それで、読みながらシティポップを探してよく聴いていたのだが、その関連で、なぜここにたどりついたのか、Spotify にはないスラップスティックの楽曲をしばらく YouTube で聴いていた。リアルタイムでは「意地悪ばあさんのテーマ」を知っているが、声優たちのグループだということはその時代には知らなかった。CD化もボックスセットでしかされておらず、そうなると、世代的には触れる機会は今までなかったわけだ。


 スラップスティックには大瀧詠一が多く楽曲を提供していることからも興味をもったのだが、その流れで、Spotify で大瀧詠一を聴こうとしたら、なんと、「大瀧詠一 NOVELTY SONG BOOK」の配信が始まってるじゃないの。いやあ、この配信はとても嬉しい。ツイッターで検索してみると、CDは2枚組で、配信されているのは1枚目だけだとわかった。提供曲ばかりの2枚目にはとんねるずの楽曲が収録されていることもわかり、その「ゆうがたフレンド」という曲は1枚目にも収録されていて、こちらは大瀧詠一と鈴木慶一が歌っている。知らない曲だと思ったら、それもそのはずで、とんねるずとしては世に出していないまぼろしの曲なのだ。こういう曲があるということは、そういえば、「石橋、薪を焚べる」の松本隆がゲストの回にしゃべっていた。ツイッターによると「石橋貴明のGATE7」でこの曲をかけたようなので、それもタイムフリーで聴いてみると、この番組は野球について語る番組なのだが、冒頭、さらっとこの曲の話題に移り、その経緯が改めて語られていた。大瀧詠一に「みなさんのおかげです」のオープニング曲を作ってもらおうと、石田プロデューサーと3人で会って依頼したのだが、スタジオに行ってみると、ミュージシャンがそろっていて、作詞の糸井重里もいて、一発録りをする。しかし、曲がイメージと違ったため、諸事情によりまぼろしの曲となっていた。とんねるずが歌っているその楽曲は大瀧詠一が保管していたというわけだ。大瀧詠一が野球が大好きだったことにも触れつつ、その曲を紹介したのだが、ところが、曲がかかった途端にニュース速報が入ってしまい、ちゃんと聴かせてもらえず、これはひどい。TBSラジオのばかやろう、藤井聡太のニュースを速報で入れる必要がどこにあるんだ。


 深夜1時から、「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴き始めると、今日は生放送だった。オープニングはWBCの話題から、恒例の開花宣言の話題に。それはともかく、オープニングのあと、1曲目にかけた新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」という曲が、なんだこれはと思うような曲で、一聴して惹きつけられてしまった。Spotify で確認すると、別に新譜ではなく、2020年の曲なのでなぜかけたんだろうと不思議に思う。「爆笑問題カーボーイ」を最後まで聴こうとしていたが、一瞬、眠ってしまった。起きあがり、深夜3時半頃にコインランドリーに行ってくる。両替機に調整中の貼り紙があり、小銭が足りず、しかたがないから自販機でペットボトルを1本買って百円玉を作った。


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4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...