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2021年6月13日日曜日

6月13日日曜日/ポッドキャスト・読書

◇ ポッドキャスト

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、今日はそれからさらに鶴ヶ峰まで歩くことに決め、いつもならば、30分程度のラジオを歩きながら聴いていくのだが、距離が倍になるので長めのものを聴こうと思い、Spotify で、小泉今日子のポッドキャストの番組「ホントのコイズミさん」を聴いた。最新回は宮藤官九郎がゲスト。第9回、第10回と、前後編に分けて配信されている。この番組の過去回はあんまりしっかり聴けていないが、今までのゲストのなかではだんとつの有名人だ。まず、その前編。本にまつわる話をする番組だと思っていたが、今回はちっとも本の話をしない。「あまちゃん」を始め、ドラマや舞台、宮藤官九郎との仕事についての話にまずはなる。近年の小泉今日子は、宮藤官九郎のたどってきた道のりと逆行するように、駅前劇場やスズナリといった劇場にも出ることがあり、それはなぜかというと、小泉今日子は、ひとなみの青春時代を過ごしていないことを後悔しているという。それは具体的にはなにかというと、下積みをしていないということで、そこから、勘三郎もそうだったのではないかという話になった。続けて後編を聴くと、後編は「いだてん」の話から始まった。脚本の苦労の話になり、それからようやく、子どものころに読んだ本の話になった。宮藤官九郎は好きだった作家として、筒井康隆とつかこうへいを挙げた。


 鶴ヶ峰のブックオフは、今日はコミックが20パーセントオフだった。だからというわけじゃないが、110円のコミック文庫の棚から、とり・みき「くるくるクリン」全3巻(ハヤカワコミック文庫)と、山上たつひこ「喜劇新思想大系」全6巻(秋田漫画文庫)を見つけ、これは買っておく。読んでから売りたいと思うが、すぐに読みたいわけでもなく、しかも、売るとしたら梱包がめんどうだ。しかし、ほかの棚にはまったく買うものなし。これでは単に無駄使いをしただけだと思いながら、鶴ヶ峰駅前まで歩き、どこかで食べていこうと思うが、ゆで太郎もなくなり、すぐに決められない。行ったり来たりして、最終的には松屋に入り、厚切りネギ塩豚焼肉丼を食べた。どこかで読書をしていくつもりでいたが、無駄使いをしたという思いを引きずり、のんびりする気になれなくなった。電車に乗り、すぐに帰る。

 夕方に帰宅し、2時間ぐらい眠る。どうも疲れがひどい。首の痛みもひどい。録画していたテレビを観たりなどしていて、そういえばと思い、ツイッターで、円楽・伊集院光二人会の情報を検索した。伊集院は、昼が「厩火事」、夜が「死神」。知り合いで行ったひとはいないか。

◇ 読書

 太田光・中沢新一「憲法九条の「損」と「得」」を深夜に読み終えた。2020年2月刊だから、このときはまだ安倍政権だ。集英社新書から「憲法九条を世界遺産に」が出たのが2006年。このときは水道橋の書店で働いていて、新書も担当していたからよく覚えているが、学生が多い街でもあり、この本はとてもよく売った。当時は、新書から話題作がよく生まれていた時代でもある。自分でも買ってすぐに読んだが、それから14年後に続編が出るとは、それも、集英社新書ではなく、扶桑社から出るというのが不思議な感じはする。「世界遺産に」ではなにが語られていたか、細かく記憶してはいないが、今度の本では、政治的議論からは離れて、対談の中心になっているのは日本人論だ。「美しい平和の理念だからこれを守ろう」というのではなく、この憲法自体が日本人の心性にいかにフィットしているかという視点で話されている。憲法九条は戦前の思考とじつはつながっていて、丸腰を受け入れるということは、一億玉砕と変わらないとまで太田は言っている。「伝統」や「しぐさ」という話にもなり、このあたりは注意深く読んだが、こういった会話は政治的議論のなかに巻き込まれてしまうと難しい。天皇を芸能者として捉える話も面白かったが、島木譲二のギャグを中沢新一が「パチパチパッチン」と言っていて、そのままになっているが、扶桑社の校正はいったいどうなっているんだ。太田によるあとがきも、ボリュームがあり、なかなか読みごたえがあった。小泉政権時に「桜を見る会」に参加したときのことも書かれている。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...