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2024年5月25日土曜日

5月25日土曜日/「ハマフェス」初日

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に起きあがり、ゴミを出してから、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけていたが聴きたい番組がなく、BAYFM の知らない番組をつけていたら、ラジオネーム「三橋のマイケル」のメールが読まれていた。いつも自分が聴いている番組でよくメールが読まれているから、趣味が近いひとなんだろうと勝手に思っていたが、こんな番組にも送っているとは驚いたな。手当たり次第に送っているだけか。早朝6時からはTBSの「木梨の会」に合わせる。いつもの所ジョージだけでなく、ドラマで共演していた光石研が生登場。憲武と光石研は同い年。光石研は10代のころに東京乾電池の公演を観に行ったあとにとんねるずのふたりと会っていた。番組終盤には DA PUMP、新浜レオン、田中あいみも登場。

 少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。「虎に翼」の今週のダイジェストは激動だった。それから、「紙とさまぁ~ず」の高岡早紀がゲストの回を前後編まとめて。高岡早紀のプロフィールを見て、以前、この番組で「バタアシ金魚」を柄本佑が薦めていたことをさまぁ~ずのふたりは覚えていた。

 放送されたばかりの「勝手にテレ東批評」を観ると、フェイクドキュメンタリーの「イシナガキクエを探しています」を話題にするなかで、伊集院は「芳賀ゆい」を仕掛けた体験を語っていた。そのあとのゲストはあのちゃん。あのちゃんに嫌われたくないという伊集院のこの感じ、ちょっと理解しがたい。

 午後はまたラジオ。「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説は石戸諭。亡くなった中尾彬のストールをファッション面から分析してみせる。つばさの党のニュースも扱っていたが、つばさの党に攻撃された芸能人というのが淳のことだったとは知らなかったな。ミニ政党に取材を重ねてきた石戸諭がその背景を解説する。

◇ 桜木町・山下公園・中華街

 午後から外出。昨日ほどは暑くはなく、Tシャツで出るが、パーカーもカバンに入れていく。横浜から桜木町に出て、横浜市役所につながる歩道橋を歩いていくと、ものものしい騒音をまき散らしながら右翼の街宣車も市役所に向かっていた。市役所のアトリウムでは、今日は横浜トリエンナーレのイベントが行われていた。どんなもんだろうかと覗いてみると、大きなビニールのドームがあり、参加者は自分のアバターを作ったり、メッセージを書いたりする参加型のアートになっている。参加はせずにただ眺めて、写真を撮っていく。

 日本大通りに歩いていくと、こちらでは「ハマフェス」が開催中で、テントがいくつも建っている。そこからさらに山下公園まで歩いていく。公園の向かいの建物がなくなっていたが、なんだったっかな。「ハマフェス」では、山下公園の特設ステージにて今年もフリーライブが行われる。このライブでは、昨年、一昨年と、2年連続で瑛人の「香水」を聴いたが、今年は出演者が変わり、16時から始まる H ZETTRIO のライブをまずは目当てにやってきた。

 ライブは途中で抜けて、遅めの昼食にしようと、中華街に移動する。涼しくなってきて、カバンからパーカーを出した。中華街では獅子舞のパレードもやっている。老北京に入り、豚角煮丼定食を食べる。935円。それから、山下公園に戻るが、満腹になったら苦しくなり、ベンチで少し休んだ。

 18時半からは Crystal Kay のライブが始まる。ぎりぎりまでベンチで休んでいて、直前になってからステージのほうに向かうと、ひとでいっぱいで前に進めない。指笛を吹く男が真後ろにいて、うるさくてかなわなかったが、かと思えば、肩車されている子たちが手拍子していて、われわれの首から上の世界では子どもたちが互いに通じ合っているようでかわいかった。ちょうど空が暗くなっていく時間。写真を撮りたいと思い、観覧のエリアを離れ、後方に行ってみるが、日が落ちるとステージの照明が光り輝いてしまい、ぜんぜんうまく撮れなかった。ライブは途中で抜けようかと思っていたけど、意外と体力が残っていたようで、結局、最後まで観ていた。アンコールにはキッズダンサーたちが登場。パフォーマンスのあとには、Crystal Kay と司会の光邦が少しトークをする時間もあった。

 どこかに寄って休んでいきたいというつもりで、歩きながら考えていたが決められず、横浜駅まで歩いてきてしまった。足がくたくたになる。歩きながら、聴きそびれていた先週土曜の「HONMOKU RED HOT STREET」をタイムフリーで聴いていたら、番組最後に「ハマのビート」が流れた。「ハマのビート」は「ハマフェス」の会場でも何度もリピートされていて、今日はいったい何回聴いているかわからない。

◇ ラジオ・テレビ

 夜遅くに帰宅し、今夜の「HONMOKU RED HOT STREET」はオンタイムで聴いた。今週は1曲目に「ハマのビート」が流れる。この番組は 20周年になるそうで、記憶がはっきりしないが、この番組はラジコができる前にははたして聴いていただろうか。

 深夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。「Nキャス」では、中尾彬の訃報を扱っていた。「ミンボーの女」「翔んで埼玉」に出演する映像と、安住と共演する「ぴったんこカン・カン」の映像も流されていた。真島茂樹の訃報もあり、これも「ぴったんこカン・カン」の映像があるんだな。そのほか、「水曜日のダウンタウン」に出演していた元タカラジェンヌというひとの詐欺事件があり、このひとは、1992年、47歳当時にもトラブルがあったそうで、その映像も残されていた。滝沢ガレソがエックスで星野源を推測させる投稿をした件も扱われていた。番組終盤の特集では、犬がボタンを使った音声で会話ができるというのを紹介していて、これには驚かされる。どうやらまぐれではなく、複数の犬がそれをやってみせている。

 今夜の「さんまのお笑い向上委員会」は、先週は出番がなかった「ゲスト向上芸人」の流れ星がようやく登場する。マシンガンズ西堀から、漫才が子どものままでアップデートされていないという鋭い指摘があった。流れ星のたきうえとアタック西本が赤ちゃん対決をするという展開になり、勝ちたがるたきうえに、ウエストランド井口が「お笑いできないんだからやめよう。」 「閉店ガラガラ」では今週も中津川弦さんがオンエアされた。このまま、6月まで出演し続けるとなるとすごいぞ。

 観そびれていた「ゴッドタン」をまとめて。先々週、先週は、2週に渡り、恒例企画の「コンビ愛確かめ選手権」。阿佐ヶ谷姉妹、Aマッソ、オズワルドが出演。加納が文化人になりすぎているというむらきゃみの悩み。今夜も恒例企画の「イチャまんグランプリ」。ちゃんぴおんず、マユリカ、シシガシラが出演。この企画はあまり好きではないからほぼ早送りするのだけど、シシガシラ脇田のところだけはつい観てしまった。

2024年4月15日月曜日

4月15日月曜日/蒲田から本を運ぶ

◇ 蒲田

 朝から都内に。京浜急行の京急蒲田から歩き、糀谷との中間あたりにある団地から、行ってみてからそういうことになったのだが、本をたくさん持ち帰ることになった。本当ならばすべて廃棄になる本だ。前もって知っていれば少しは準備ができたのだが、これも廃棄の山のなかから、紙袋とトートバッグを見つけ出し、詰められるだけ詰めていく。部屋が1階だったからまだよかった。これを階段から運ぶということになったら大変な苦労だ。大量の本がある部屋だったが、じっくりと物色しているような時間もなく、目についたものから確保していく。運べる量にも限界がある。古いマンガがたくさんあり、手塚治虫は珍しくないからスルーし、ちばてつやをごっそりといただくことにする。音楽関係の本も多く、音楽雑誌が気になったが、表紙をいちいち確認するような時間はなく、ぱっと見つけたものをいくつか確保するにとどまる。なにか眠っていそうなダンボール箱がいくつもあったが開けることもできなかった。文庫本もたくさんあったが、筒井康隆などの小説が多く、珍しいものはなさそうだったから手はつけなかったが、しかし、保管状態がとてもよく、これがただ廃棄されるために運ばれていくのを止められないのは悔しいものだ。

 今日は帰りに、糀谷、蒲田のブックオフに寄ることができると考えていたが、想定外の大荷物になってしまった。本がぎっしりと詰まった紙袋とトートバッグを両手にもち、自分のカバンにもぱんぱんになるまで本を押し込んだ。とんでもない量だ。少し歩いただけでもふらふらする。これではもうどこにも寄ることができない。京急蒲田駅まではそう遠くないのだが、戻る途中、公園のベンチで少し休んでいく。すっかり気温があがり、大荷物を運んでいると汗をかいた。京急蒲田駅の1階のすき家に入り、牛カルビ焼肉丼を食べただけで、まっすぐ帰ってくる。

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 午後には帰宅し、すぐに横になる。暑い。へとへとに疲れた。タイムフリーで、しばらくラジオを聴いた。聴きそびれていた先週の「伊集院光のタネ」を2本。それから、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストはオードリー。5年ぶりの出演だそうだが、5年前は聴いただろうか記憶がない。そのころはタイムフリーを使ってたかな。高田先生がいつからこんなにオードリーを贔屓にしているのかがわからなかった。まずは東京ドーム公演の話をする。昼間はよくしゃべる春日。まるで隙間のない会話。高田先生はオードリーにいじられ放題だ。

 夜になってからまた、三ツ境まで買いものに行き、1時間ぐらいで帰ってくる。蒲田から持ち帰った本を確認してみると、山ほど持ち帰ったわりには、あんまりいい本は選べなかったかもしれない。

 夜になり、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」は、寅子たちが法廷劇「毒饅頭殺人事件」を上演することになり、その脚本が、猪爪家が演じる無声映画で説明される。伊藤沙莉の活弁シーンがあり、オープニングのクレジットを確認すると「活弁指導」として佐々木亜希子さんの名があった。今日の「徹子の部屋」はクリス・ペプラーがゲスト。23年ぶりの出演。昨日の「ワイドナショー」は、はるかぜに告ぐの一色といろが初登場のほか、今田耕司、安藤優子、清塚信也が出演。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」に街裏ぴんくのインタビューがあった。インタビュアーがウソ漫談をふるのだけど、もっといいかたちはないもんだろうか。街裏ぴんくと居島一平の関係はここで初めて知った。「米粒写経の居島(一平)さんにはめちゃくちゃお世話になってまして、本当に命の恩人なんですが、(略)本当におこがましいんですけど、まさに師匠のような感じなんです。そんな大尊敬している居島さんが、僕が優勝したとき連絡をくれて「音も使わずおしゃべりだけのスタイルであの爆笑。くだらん雑音、アンチの雑音なんていっさい無視して、わが道を追究しろ」って。それを読んで、泣いてしまいました。あれはうれしかったですね。」

 深夜にまた、タイムフリーでラジオを聴く。昨日の「爆笑問題の日曜サンデー」の14時台ゲストは石戸諭だった。「サンデージャポン」のオーディションに落ちた話から始まり、そして、太田が登壇したゲンロンカフェのこと。あの日は、7時間しゃべったあとに光代社長に誘われ、4時まで開いている焼肉屋に行ったのだ。プロフィール紹介のBGMになる好きな曲は、エレカシの「四月の風」を選んだ。石戸諭は宮本浩次にインタビューしたこともあるそうだ。和田アキ子の取材をずっとしていて、ニューヨークに行ってきたというのは「田村淳のNewsCLUB」でもしゃべっていた。15時台の「サンデー芸人ランキング」にはマキタスポーツが登場。「さざんかの宿」の歌詞と曲をミスチルの「Tomorrow never knows」と入れ替えるネタが発展していて、ほかの曲でもやってるんだ。「さざんかの宿」の歌詞を別の曲にのせるネタを3連発、レミオロメン「粉雪」、aiko「カブトムシ」、ミスチル「Tomorrow never knows」とそれぞれ傑作。ひたすら馬鹿馬鹿しかったな。

2024年4月13日土曜日

4月13日土曜日/ジャグバンドの横浜

◇ 生活

 早朝に起きあがり、ゴミを出せるだけ出してしまおうと、朝から台所の掃除をしていた。30リットルの袋を8袋作って捨てる。ひと仕事を終えたところで、テレビを観ながらカップうどんでも食べるかと作っていたら、あろうことか、うどんをまるまる流し台に流してしまうという古典的な失敗をする。最悪。今どき、こんなにフタが甘いカップ麺があるのか。

 午後はラジオ。家を出るまで「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説は石戸諭。文化放送の番組だが、最後に、明日の「爆笑問題の日曜サンデー」に出演する告知をしていた。他局の告知とは珍しい。スタッフが用意した告知なのかな。

◇ 横浜

 午後から外出。暖かい。ぼやぼやしていると、あっという間に夏になってしまいそうだ。横浜に出て、まず、昼食。ムービルの金太郎に入り、中華焼きスパを食べた。550円。西口では「横浜ジャグバンドフェスティバル」が開催されていて、ビブレの裏では無料のライブをやっていた。何年か前にはポカスカジャンが出ていたこともあったが、出演者のリストを見ても、わからないバンドばかり。多くは有料の会場だが、ムービルの裏のSTOVESという店でも無料のライブをやっているようだから、行ってみると、どうも不慣れな人間には入っていきにくい雰囲気で、立ち止まらずにそのまま通過した。

 跨線橋を渡り、平沼のブックオフに寄っていく。220円の新書を1冊だけ買う。横浜駅に戻り、二俣川に移動する。ドトールに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。小林信彦「決定版 世界の喜劇人」を読み進めていて、第二部の第一章「スラップスティック・コメディ」を読みなおしてみると、マルクス兄弟について書かれた部分が印象に残っていたが、今になって読むとほかの部分が面白い。小林信彦はジェリー・ルイスにきびしい印象があったが、読みなおしてみると、単にきびしいわけでもない。それから、図書館で借りている「本の雑誌」1月号の「2023年度ベスト10」をつまみ読み。カフカ没後100年特集の「文學界」2月号も読む。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日から始まった日本テレビの新番組「with MUSIC」を録画しておいた。司会は有働由美子と松下洸平。レギュラー放送が始まる前に先月にも特番で放送されたようだが、その放送は知らなかった。初回はまず、宇多田ヒカルが登場。1曲歌ったあとに、有働由美子によるインタビューがあった。なんのBGMもつけず、無音で登場した演出がよかった。もう1曲、宇多田ヒカルと椎名林檎のコラボ曲の実演もあり、椎名林檎が少し笑顔を浮かべながら歌っていたのが新鮮だったが、宇多田ヒカルも「楽しかった」と感想を漏らす。しかし、この対談は来週に続く。惜しい切れ場だ。残りの時間には、Saucy Dog、ME:I、ナオト・インティライミが登場した。後半はなぜか今田美桜が司会に加わり、最後にドラマの宣伝をした。こんな番宣のパターンがあるのか。

 昨夜の「A-Studio+」は江口のりこがゲスト。柄本明との師弟関係が面白い。鶴瓶が松鶴の思い出話をして、珍しく涙声になっていた。

 観そびれていた先週の「さんまのお笑い向上委員会」は、「ゲスト向上芸人」のサルゴリラに、チャンス大城、永野、あぁ~しらきがクレームを入れる。永野の「警察が好き!」と言ってからジャンプするネタに爆笑。永野が、ライス関町、ジャンポケ太田をつぎつぎに挑発する流れでは、さんまが珍しく後方にさがり、永野に場をまかせてしまっていた。そして、放送直後の今日の「さんまのお笑い向上委員会」では、「ゲスト向上芸人」に令和ロマンが登場した。さんまとは初対面。先日放送された「さんま御殿」よりも、こちらのほうが収録が先だったんだな。

 これも観そびれていた「勝手にテレ東批評」を3週分。先々週の回では、伊集院がフワちゃんのトラック旅の番組を絶賛する。ゲストは宮藤官九郎。「季節のない街」の地上波放送がテレビ東京で始まったタイミングだが、伊集院はいちばん好きな日本映画が「どですかでん」なのだ。続いて、先週の放送は、河合優実と坂東龍汰がゲスト。新ドラマのダブル主演のふたり。坂東龍汰の天然ぶりが可笑しい。高校までシュタイナー教育で育ち、スマホとテレビを禁じられていたという。ウィキペディアにあたると「首」に出ていたようだが、どこに出ていたんだろうな。そして、今日の放送は呂布カルマがゲスト。「日本怪奇ルポルタージュ」と「正解の無いクイズ」について語られる。「日本怪奇ルポルタージュ」という番組は気になって録画はしていたのだがまだ観ていなかった。こういう番組なのかとここで初めて知った。

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2023年11月29日水曜日

11月29日水曜日/ブックの日・太田光と東浩紀

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」は、弟子入り志願の富田望生を追い出す趣里が怖い芝居を見せる。昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」には緑黄色社会が登場。昼はラジオ。春風亭昇太と乾貴美子の「ビバリー昼ズ」のゲストは男闘呼組の成田昭次だったが、予告されていなかった岡本健一も一緒に出ていた。


◇ ブックの日

 午後から外出。毎月29日は月イチ恒例のブックの日なので、ブックオフをまわらなければならない。まずは鶴ヶ峰に向かう。数ヶ月ぶりに華香楼に入り、ランチメニューの油淋鶏を食べた。850円。昨日あたりから下唇にひどい口内炎ができていて、スープを飲むのに苦労する。1店目のブックオフでは、110円の文庫本を2冊、コミックを1冊、220円の文庫本を1冊買う。

 鶴ヶ峰から横浜駅に移動し、2店目はビブレのブックオフ。買いたい本がなかなか見つけられず、さっそく時間を食った。110円の文庫本を1冊、220円の新書を1冊、220円の単行本を1冊買う。ビブレでトイレに入ると、床にトイレットペーパーが散らかっていた。蹴飛ばしてどけようとしたら、なんか変な感触がしたなとは思ったが、便座に座ろうとしたときに、さっきのトイレットペーパーがあった床にウンコがべったり落ちていることに気がつき、悲鳴が出そうになった。これを隠すためのトイレットペーパーだったのか。なんて汚ねえことをするやつだ。こんなところで用が足せるかと、誰もいない気配を確認しながら外に出て、逃げるようにビブレを離れた。自分が犯人だと思われてもかなわない。蹴飛ばしたときに靴につかなかったかも気になり、靴底を地面にこすりつけながら、横浜駅まで戻った。じつに気分が悪い。


 京浜東北線に乗り、今度は鶴見に移動する。鶴見もひさしぶりになるか。ブックオフの隣りの建物がなくなっていたが、そこがなんだったかのかまったく覚えていない。3店目ではスムーズに本を見つけ、短時間で済んだ。110円の文庫本を3冊、コミックを3冊買う。川崎に移動し、4店目はモアーズのブックオフ。ここでも苦労せず、220円の新書を1冊、単行本を4冊、すいすいと買っていく。本が多くなり、ビニール袋も買った。川崎から関内に移動し、最後は伊勢佐木町のブックオフ。京浜東北線沿線を、こういうルートでまわるのは初めてだ。最後も時間をかけず、ひょいひょいと本を見つけていく。110円の文庫本を2冊、220円の文庫本を1冊、新書を1冊買う。

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、昨日火曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。パートナーは竹内香苗。テーマは泥棒に入られた話のパート2だが、冒頭、竹内香苗が南米で暮らしていたころには頻繁に強盗に遭っていたという話がいきなり強烈で、それをのんびりしたトーンでしゃべっているのが可笑しい。少し読書もして、横浜駅までは歩いていく。歩きながら、今日の「伊集院光のタネ」も聴いた。平沼のブックオフが23時まで開いてるころだったらまだ寄れたのだが、コロナを境に営業時間が短くなってしまった。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンを買い、食べてから帰る。

◇ 配信

 夜遅くに帰宅し、テレビは観ないで、今夜もゲンロンカフェの配信動画を観る。太田光が出演したトークイベント、4時間40分の本編すべてを観たのが昨夜だったが、4時間を過ぎたところでサイン会が挟まり、そのあとに東浩紀が加わったところから観なおした。それまでとはトーンが変わり、東浩紀の話をまぜっかえす太田に、東が「おかしいな、さっきまで石戸さんとしゃべってるときはもう少し違う感じじゃなかったですか?」と言うと、石戸諭が「僕が解説すると、太田さんは非常にシャイなモードになっていて、お互い初対面で、ちょっと距離をとれないなあと思ってるんで」とフォローする。延長分を購入すると、これ、別の動画になっているわけじゃなくて、本編に延長分がつながった1本の動画になるんだ。延長分は三浦瑠麗の話題から始まった。教養があってあたまのよいひとたちが、ツイッターをもったときになんで人格が変わるんだろうという太田の疑問。太田はそれを橋下徹にも言ったことがあるという。太田は、SNSが普及したときに世界中が幼稚になった気がするとも語った。それに対して東浩紀は、言葉だけで決着をつけることが原理的に無理なのに、原理的に無理なことをみんながやろうとした結果がこうなっていると答えた。論壇がだめになった、そして、大学の研究者がだめになった、アカウントを開設するとすぐに論争に巻き込まれてしまうという。三浦瑠麗について、自己演技過剰だという東浩紀の分析に爆笑する太田。「面白いよね、東さんてね。タイタンライブ出る?」という太田に客席が湧いた。このイベントのために、太田はなんと、東浩紀の「動物化するポストモダン」とその続編をあわてて読んできていた。話題は移り、コロナの空気、戦争の空気、日本人の忘れっぽさについて語られていく。太田は選挙特番を控えた状況で迎えた安倍晋三の死について語る。「人間はあんな殺されかたをしちゃいけないっていう悼みかたをする時間がまず必要だった」という太田の発言に、東浩紀は拍手をする。東「おそらく、政治って根本的に戦争なんですよね。平和っていうのは政治がないことを意味していて、政治的であることって戦争的であることなんですよね。」 と、そこから、おそらく、学問をやることは戦争の準備だと展開する。それに続く、太田が語るチャップリンの「独裁者」の分析に、東浩紀は素晴らしいと感動してみせた。笑いについて、学問的には20世紀半ばのほうが豊かで、政治的なものから離れた笑いを肯定していたが、現代の学問は、笑い自体の暴力性のほうに向き、学者がすごく生真面目な痩せ細ったひとたちになっているということが語られていった。「タイタンライブ」に前向きな姿勢を見せる東浩紀が可笑しいのだが、笑いはスポーツみたいなものだと考えていたのはさすがに鋭い。「とにかく明るい東」とか言ってたけど、実現するだろうかな。最後には、視聴者、観客からの質問コーナーがあり、かなり終盤に中田敦彦の松本批判について質問が出て、爆笑問題とダウンタウンの関係についてまで説明する流れになるが、これに関しては、東浩紀は観客よりも背景がわかっていない。そのあとにもうひとつ質問があり、最後は「笑って人類!」の話に戻った。昨夜は4時間ぶっとおし、今夜も残りの2時間半をまったく休むことなく、飽きることなく、最後まで観続けた。観ながらだいぶメモもとったが、できれば、もっと余裕をもって購入し、くり返し観てみたかったと思わされた。なにせ、7時間の動画をこんなに軽々と観ることができるとは思っていなかったのだ。太田光と東浩紀の初顔合わせにしてこの共鳴度、これがなにか別の企画に発展することを期待したくなる。

2023年11月28日火曜日

11月28日火曜日/配信動画を買った深夜

◇ 早稲田・新大久保・新宿

 朝から都内に。電車に乗る時間が長く、タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「ビバリー昼ズ」を聴いた。12時台は島崎和歌子がゲスト。この番組には初登場だとは意外だ。にぎやかな放送をエンディングまで聴く。車内で、座った姿勢でラジオを聴きながら、首を後ろの窓に寄りかからせていたら、咳き込んでしまい、なかなか治まらずに苦しかった。なんの加減でそうなるのか。

 早稲田のほうまで出て、昼は新大久保に移動する。ドン・キホーテがある通り、以前はネイキッドロフトがあったあたりで、ブクギョンチャジャンという店に入り、チャジャン麺というのを食べた。870円。たくあんがついたが、韓国にもたくあんはあるのか。

 時間をつぶす必要があり、またラジオを聴いた。昨日月曜の「ビバリー昼ズ」の12時台のゲストは春日太一。新刊の橋本忍の本について、たっぷりと語っていた。月曜もエンディングまで聴き、続けて、「伊集院光のタネ」を聴く。先週金曜の回は、パートナーが安田美香、テーマは「明るいお葬式」。なかなかデリケートなテーマを扱う伊集院のうまさ。葬式のあとに現れたバッタが香典にとまった話に感動させられる。

 新宿に移動し、花園神社のそばのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、金の計算をする。いつまで経っても楽にならない。SNSの徘徊をするのみ、読書はできなかった。新宿三丁目始発の副都心線、東横線直通の各停に乗り、横浜まで戻ってくる。帰りの電車内で、ようやく読書をする。

◇ テレビ・雑誌・配信

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」には、福来スズ子に弟子入り志願する田舎の子、富田望生が登場した。可笑しさもあり、かわいらしさもある役どころ。観終わって、録画が停まると、ちょうど放送中の「うたコン」が「ブギウギ」特集をやっていた。これは録画をしそこねてしまった。オンタイムで途中から観ると、新納慎也が「東京の屋根の下」を、神野美伽が「ラッパと娘」を歌っていた。新納慎也は「ブギウギ」に出演していたが、神野美伽はどういう人選なのだろう。

 昨夜の「バカリヅカ」は、よみうりランドでロケをする企画。園内の撮影許可はとれているが、アトラクションの撮影許可が手違いでとれていないといって、遊園地の乗りものに乗ってるテイでロケをする。「週刊ダウ通信」も2週分まとめて。先週の放送は前週に予告されていたとおり、Aマッソをゲストに迎え、お酒の力を借りて蓮見に本音をぶつける企画だったが、収拾がつかなくなったためにお蔵入りだって。マジか。ガチャで出た質問に答えるゆるいトーク企画になっていた。昨夜の放送はアルコ&ピース平子が登場し、イベント会場に飾る写真を平子がプロデュースする。

 今日の「徹子の部屋」は春風亭一之輔さんがゲスト。徹子さんとは、2015年の「浅草芸能大賞」で一緒に受賞しているという縁があるんだ。その年は徹子さんが大賞を、一之輔さんは新人賞をとっている。奨励賞は市川染五郎、今の松本幸四郎だ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「SPA!」の岩崎う大の連載を読み、う大にNSCにいた時代があったことを初めて知った。グランジの佐藤大とコンビを組んでいたというのだが、う大はその後、WAGEに戻るという順序になる。ウィキペディアにあたってみると、そのことも書いてあったのだが、ハイデハイデがWAGEの所属だったことを今さら知って驚いた。ハイデハイデは森ハヤシのコンビだったんだ。ハイデハイデは「ブレイクもの!」という番組で観ていたコンビだが、その後、戸倉上山田で開催された学生落語のコンテストに一緒に出場しているという思い出がある。といっても、こっちは落語、向こうはお笑い部門だが、そのときに優勝したのはプチ王子というコンビで、そのひとりがハイデハイデと兼任していたと記憶しているのだが、プチ王子については検索しても情報が見つけられない。あれも森ハヤシだったんだろうか。戸倉上山田のコンテストは、その翌年には岩崎う大が出場しているはずで、その年には一之輔さんも出場している。

 テレビはほどほどで切りあげ、深夜に近くなってから配信動画を観始める。ゲンロンカフェに太田光が出演した回の視聴期限が今月いっぱいで、観よう観ようと思っているうちに残り3日になってしまった。しかし、これはやっぱり観ないわけにはいかない。シラスに登録するところから始めて、ついに購入するが、なにしろ、ぜんぶで7時間もある動画だ。万が一、観る時間が作れなくなるともったいないから、まずは本編だけを購入した。冒頭、途中までは無料公開の動画をすでに観ていたが、話の流れをつかむために、あたまから観る。聞き手を務めるのは石戸諭。太田が、たけしの登場により、欽ちゃんや谷村新司が好きだった今までの自分を疑い始めたという重要な話をしていたところで、石戸諭がじつに軽いあいづちを打つ。石戸諭の書くものは好きなんだけど、どうも変なところで笑いすぎるひとだ。トークは「笑って人類!」を中心にして、さまざまな方向に広がっていく。お笑いを始めた当時の空気が語られ、爆笑問題もまた、ラジカルの影響を受けて、コントからスタートしたということになるか。コントと漫才、あるいは、物語への執着、太田のお笑い論、芸論ともいえる話。2時間弱あたりからは政治の話題になり、憲法の話にもなった。2時間10分あたりで、会場は休憩に入った。光代社長も控え室にいて、仕事をしているようだ。このイベントが行われたのは5月31日。休憩後はその当時の統一教会に関する炎上について、太田はネットよりも、雑誌や識者たちの決めつけにムカついたという話をしていた。コロナ禍の「サンジャポ」をふり返り、「サンジャポ」からまた宗教の話にもなる。石戸諭は「サンジャポ」の面接に呼ばれたことがあるという、太田も知らなかった話も出てきた。それにしても、石戸諭が変なところで笑うのは、ビールを飲みながらやっているせいもあるだろうか。4時間を過ぎたところで、会場は23時になった。サイン会を予告していたため、会場はサイン会になり、配信は中断された。30分ほどの中断ののち、画面が復活すると、石戸諭の横には東浩紀が座っていた。太田が休憩から戻り、東浩紀が加わった3人でのトークが始まったばかりというところで、4時間40分の本編は終わり。この先が気になってしかたがないが、寝不足になるし、さすがにここでやめておく。早朝4時頃に眠る。

2023年8月9日水曜日

8月9日水曜日/真打トライアル

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。「ランジャタイのがんばれ地上波!」の「ネット弁慶-1グランプリ」が面白かった。トンツカタン森本、しずるKAZMA、流れ星たきうえというメンバー。タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組も。先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」の14時台は海原やすよともこがゲスト。以前、この番組のオープニングでNGKに男闘呼組がやってきた話をしゃべっていたが、その放送を男闘呼組はメンバー全員でラジコで聴いたんだとか。

◇ 下北沢

 午後から都内に。朝から雨が降ったり止んだり。まるで亜熱帯の気候のようで、家を出るとすぐにべとべとした雨が降り始めるものの、雨を浴びていたほうが気持ちがいいくらいの暑さだ。今朝は食べものを切らしてしまい、なにも食べていなかった。スーパーでパンをひとつ買い、駅のホームで食べていく。小田急線に乗り、下北沢まで。つい2週間前にも下北沢にはきているが、そのときと同じく、まず昼食にしたいと思っても、ランチタイムを外れてしまうとなかなか決められない。今回も無駄に歩きまわるはめになる。先日は閉まっていたほん吉に今日は寄れた。外の棚から、110円の単行本を1冊買う。ひさしぶりにヴィレッジヴァンガードにも寄り、ピーコックストアの上階にある三省堂にも寄った。ここの三省堂に寄るのは初めてかもしれない。3階にあるが、冷房が弱く、店内は蒸し暑かった。昼食は遅い時間になってしまった。結局、富士そばに入り、食べたくもない冷やし肉富士そばを食べた。650円。マクドナルドに入り、ひと休み。ここも冷房が弱い。読書をするが、集中力がない。じっとしているだけで疲れる。






◇ 落語会

 立川らく兵さんの真打トライアルの会を観るため、北沢タウンホールに。当日精算、2500円。らく兵さん本人からこの会の案内をいただき、直接予約したら、前方の真ん中の席をとってもらえた。しかし、知ってるひとが出てくるのをこんなに近くで観るのもかえっていやなんだけども。すぐ目の前の席にMさんがいたので声をかける。このあたりは知り合い席なのか。後方は空席が多く、集客には苦戦しているようだ。客席の年齢層の高さも気になった。最近はよその落語会にもあんまり通わなくなってしまっているが、若い落語ファンはどのくらいいるんだろうか。19時に開演し、まず、らく兵さんが出てきてあいさつをする。そして、すぐに志らく師匠を呼び入れた。真打トライアルというのは立川流ならではの会なのだが、師匠に落語を聴いてもらい、真打になってもいいかというお墨付きをもらうための会だ。師匠の誕生日が近く、弟子一同からの誕生日プレゼントとして、還暦祝いの赤いTシャツが渡された。演目は予告されていたとおり、一席目には「子別れ」を、休憩を挟み、二席目には「紺屋高尾」を口演した。どちらもたっぷり、普通の会ではなかなかないような重い組み合わせだが、「紺屋高尾」のほうが笑いは起きていたと思った。しかし、それにしても硬いという感じはする。二席が終わり、最後は師匠の講評。さっそく、真っ赤なTシャツを着て現れた。師匠の指摘するらく兵さんの弱点に納得する。ほんと、そのとおり。真打トライアルの会は2ヶ月連続で行われ、今回は前編。師匠が真打と認めるか否か、その結果は来月の後編に下される。まあ、ここ数年の傾向ならば、真打には問題なくなれるのだろうと思い、なんにも心配はしていないのだけど。終演後にロビーに出ると、働いているお弟子さんたちもそろいの赤いTシャツ姿になっていた。

 電車内で、図書館で借りている「小説幻冬」4月号の太田光特集を読む。「笑って人類!」の発売に合わせた特集だが、石戸諭によるインタビューはネットにも公開されていて、それはすでに読んでいた。特集といっても、このインタビューと書店員からのメッセージが見開き2ページにあるだけのもの。ほかに読みたいページはなく、借りるほどのものでもなかったか。しかし、くり返し読んでも、太田のインタビューはとても面白かったのだが。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・マルシア)を観て、Spotify のポッドキャストでは、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。壇蜜はお休み、水谷加奈といとうあさこというメンバー。インスタに投稿してから眠る。

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小説幻冬 2023年 4月号 [雑誌]
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2023年6月7日水曜日

6月7日水曜日/どっちも茶化しにくい




◇ 生麦

 朝から外出。横浜駅に出て、吉野家に寄り、納豆牛小鉢定食を食べていく。437円。それから、京浜急行の生麦のほうに用があったのだが、ここもめったに訪れない土地だ。夕方には横浜駅に戻り、東口、ベイクォーターのマクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとスパチキを食べる。読書をして、夜遅くに帰宅する。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 図書館で借りていた、石戸諭「ニュースの未来」を読み終えた。2021年刊、光文社新書。図書館に返さねばならないが、たくさん付箋を貼った。アツさもあり、昂揚させられる本だった。古本で見つけたら、この本は手元に置いておきたいな。以下、いくつか引用。P122-123「ある社会事象を取材するにあたり、どうしても必要になってくるのが、人や物事を知りたいという好奇心であることは多くの人が賛同してくれると思います。僕はニュースの書き手というのは本質的に軽薄であり、不謹慎であることからは逃げられないと考えています。(略)「社会を良くしたい」という正義感、弱い人の立場を代弁したいという義憤だという人もいるでしょうが、その根源にあるのは、結局のところ「知りたい」という好奇心ではないかと思うのです。より正確に言えば、単なる「好奇心」ではない、「思慮深い好奇心」です。他人の不幸に土足で踏み込むことをよしとせず、相手が語ってもいいと思えるまでの関係を構築し、「知りたい」を伝えること。これがベースにあると仕事を重ねて気がついたのです。知りたいと思わずに、正義感や義憤で社会と関わりたいという人に向いているのは、政治家や社会運動家でしょう。なぜニュースでなければいけないのか、という問いには十分に答えられていません。」 P215「これも東(浩紀)さんが指摘していますが、SNSが普及した現代は、言葉への過信が異様なほどに高まっています。正しい言葉と意見表明ばかりが求められ、何を実践しているかより、瞬間的に同じ思いを共有するもの同士が「今、ここ」でつながり、消費される正しい言葉にこそ価値があると思われている。彼らが無条件に前提としているのは、言葉だけで問題を理解し、解決できるという価値観に他なりません。「言葉と現実は常にズレている」にもかかわらず、無邪気な前提で言葉が交わされ、やがて論争は対立する相手への罵倒へと変わっていきます。」 P273-274「佐藤(卓己)さんは、現代のメディアリテラシーの核心を「あいまい情報に耐える力である」と記しています。(略)佐藤さんの定義は、精神医学の世界でネガティブ・ケイパビリティと呼ばれているものに接近します。直訳すると「負の能力」ですが、これには解説が必要でしょう。精神科医で作家の帚木蓬生さんによる、そのものずばりの『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』では、このように定義されています。「ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability 負の脳力もしくは陰性能力)とは、『どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力』をさします。あるいは、『性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力』を意味します」」

 録画していた昨夜の「午前0時の森」を観ると、スタジオに観覧客を入れている。水卜アナが登場し、今回はトークライブ形式の放送ということだが、つぎに登場したのは若林ではなく、山里亮太だった。若林は体調不良で欠席。「だが、情熱はある」というドラマは1話だけ観てやめてしまったのだが、山里という人物は、戦略家の面ばかりが前面に出るようで、どうも関心が湧かない。(「天才はあきらめた」という本は面白かったのだけど。)島田紳助がテレビから消え、直接的にその穴を埋めていたのは今田・東野だったが、案外、その位置に収まりつつあるのは山里亮太ではないだろうか。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、太田が第一声から「あのう、俺、思うんだけどさ、…あっちゃんと松本さんね。ケンカはよくないと思う。」と始め、そのあとにはすぐにゲンロンカフェの話題になり、今週はこの話をたっぷりしてくれるではと期待していたのだが、古舘伊知郎とのトークライブにも触れ、そしてまた、松本と中田の話に戻ってきた。結局、オープニングはこの話をたっぷりとしゃべったのだけど、ここで語られていた内容がじつに素晴らしい。太田「ふたりのケンカなんだからさ、ふたりのことはふたりでしか解決できないんだよ。こんなのさ、笑い話にしたいわけじゃない? どっちもそうだろ、きっと。これね、タブーみたいなことにしちゃうと、何年もそれが触れないみたいなことになって、つまんないよう。おれがこう言うと言葉に重みがあるだろう?(笑)」「わりと吉本の大御所なんかも怒ってるみたいな感じで、まあ、どっちがどうなんだかよくわかんないけど、あっちゃん総スカンみたいな感じになってんだけど、まあ、そんな怒らなくてもたいした話じゃないからさあ。結局さあ、このぴりついた空気ってのはさあ。ただ、ここまでそのぴりつかせた原因の一端は俺にもあんのかなあなんて、(笑)ちょっと思っちゃったりなんかして。」「あっちゃんが思うほど、…これ言うと松本さん周辺はどう思うかわかんないけど、ほかの審査員の言葉もたぶん効いてるし、もっと言えばだよ、いちばん審査員が気にしてんのは客のウケだよ。あれだって、俺がやったとしても、客がウケたとこに入れるもん、絶対に。そう考えると、決めてんのは客なんだよ、どう考えても。じゃないと、とんちんかんな審査だと思われるからあんなの。俺はねえ、あっちゃんがいちばん過大評価してんじゃないかと、松ちゃんのことをだよ。そう思うわけ。これ言うとまた角が立つけどね、俺も。」「ただ、あっちゃんが言ってたなかでひとつ思ったのは、ダウンタウンを超えるコンビを輩出してないってね、…俺もよく詳しく観てんな。何回か観ちゃったからね。たしかそういうふうに言ってたんだよね。それは失敗でしょうと、大会として。ただねえ、それは俺はちょっとあっちゃんとは違うのは、今の連中ね、「M-1」出てくる、「キングオブコント」とか出てくる連中、ぜんぜん超えてるよ。超えてるっていうのはダウンタウンをって意味じゃなくて、俺らの時代の漫才やコントっていうのを、まあ、技術から話術から間からなにから、ネタのあれからなにから、かなわないもん、だって。」「ただ、あっちゃんが言ってる意味っていうのは、おそらく「権威」だと思うんだよね。そういう意味ではダウンタウンを超えてないってのはたしかだろうと思うのね。ある種の権威的なものってのはさ、あるじゃん。そうすっと、あっちゃんは俺のこと好きって言ってたけど、本当はこいつは権威が欲しいの? って、俺はちょっとあれ観てね、なんとなく、思われちゃうよっていうふうに、思っちゃったんだよね。たださあ、権威なんて邪魔なだけだよ、お笑いにとって。」「なにが言いたいのかというとさ、まあ、要するに、俺はこれ言うとまた波紋呼んじゃうかもしんないけど、あっちゃんと松ちゃんて似てんじゃねえかなって気がする。(笑)気質がよ、気質が。やっぱりさ、カリスマとパーフェクトヒューマンだからさ。わりとそういう感じにそぶりを見せるじゃない。いちばんの、俺、似てんなと思うのは、どっちも茶化しにくい。(笑)このね、ぴりついた空気。茶化しにくいんだよ。そういう意味でいうと、なんていうのかなあ、ふたりともそれでお笑い界のことを考えてるっていうような感じじゃん。」「そういう意味でいうと、ジレンマがあるわけ。それは、松本さんが審査員するずーっと前から、要するに、お笑い界のもってるジレンマとして、お笑いのことを教えるか教えないかなんだよ。(略)俺はなんで審査員やらないってずーっと言ってるかっていうと、まず、俺はね、お笑いを学問にしたくないと思ってるわけ。でも、スクールができちゃったろ? もうがんがん、うちもやってるわなあ。社長は俺のことわかってるから、俺に講師をやれとはひとことも言わないわけ。俺は、でも、それすらね、どうなんだろうなあって思ってるわけ。つまり、笑いを分析して、こうやってこう突っ込んでこの間でどうのこうのってえのは、学問になっちゃってる。学問になっちゃった時点ですべてはつまんなくなんだよ。」「あっちゃんが言ってる問題は、じつは松本さんにかかるんじゃなくて、じつはお笑い界全体が、いわゆるああいうコンテストで若手を発掘するっていう環境になっちゃってることに、自分はっていうさ。あっちゃん言うのはさ、1個ぐらい爆笑問題さんにゆずってくれませんかっつうんだけど、俺、ゆずられる立場なの? って。(笑)それもさあ、俺、ちょっとショックでさ。(笑)」 オープニングのあとには、ゲストのランジャタイが登場。「武勇伝」を覚えてきている国崎に笑う。

2023年6月1日木曜日

6月1日木曜日/散髪する

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。眠りなおし、3時間ほどで起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」はダイアンがゲスト。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、前半はまず、「ぬるっとクイズ王」という企画。6名の解答者に、本人たちには知らされないまま、日常生活のなかでなにげなくクイズが出題されていく。タクシーに乗ると、運転手がなにげなく訊いた質問がクイズになっているというように。正解すると賞金額がアップし、不正解になった時点でリタイアとなるが、賞金もなにげなく渡し、ネタばらしはしないところが凝っている。解答者は、バイきんぐ西村、パンサー尾形、ウエストランド井口、フジモン、ダイアン津田、ナダルという6名。ニセCMで河童に扮装した尾形がタバコを吸っている場面があったが、この番組はJTがスポンサーなので喫煙シーンが多いということを、少し前に週刊誌で知った。番組後半は第2回「タッグ相撲最強コンビ決定戦」。これは興味がなく、早送りする。トム・ブラウンが優勝していた。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、ナイツと清水ミチコが「水曜日のダウンタウン」のタッグ相撲を話題にしていた。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングだけ聴き、それからまた録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、野村萬、万蔵、万之丞という3人がゲスト。徹子さんが狂言のセリフに挑戦してみせる。

◇ 二俣川

 夕方から外出。やや涼しく、パーカーを着ていく。二俣川まで歩き、遅めの昼食。松屋に入り、ネギ塩豚焼丼を食べた。590円。明日は大雨の予報が出ているのに予定を入れてしまい、百均のレインコートを買っておこうと思い、ドン・キホーテのダイソーを覗いてみるが、手頃なものがない。ジョイナステラスのキャンドゥにも行ってみると、110円のおとな用のレインコートを見つけ、これを買っていく。西友にまで足を延ばし、2階のビックカメラに寄り、録画用のDVDを買う。ジョイナステラスに戻り、ドトールに入り、ひと休み。マンガを1冊、「日本ふるさと沈没」というアンソロジーを読み終えた。2006年刊、徳間書店。小松左京「日本沈没」のトリビュートマンガといえばいいのか、映画化のタイミングで企画されたのだろう。2006年ということは、つまり、東日本大震災以前ということだが、震災後の今では、こういう企画は危なっかしく感じる。有名無名の漫画家が参加していて、つまらないものも多かったが、本の最後を飾るとり・みきはさすがの面白さだった。


 うちに帰る前に、QBハウスに寄り、散髪していく。先客は1名だけ、待ち時間ゼロ。料金は1350円になっていた。どこもかしこも値上げだが、まあ、4ヶ月ぶりの散髪だから、このくらいはがまんしよう。理容師さんはいつも同じおじさんにあたるが、4ヶ月に1回ではさすがに覚えてはもらえないようだ。いつも同じ説明をするが、わりとうまくやってもらえている。あっという間に終わり、また歩いて帰る。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。今週から地上波放送が始まった「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」を、4話まで一気に観た。各話、マンガのひとコマがラストシーンとなり、そして、主題歌があるんだ。第1話は「おれ、夕子」。主演は鈴木福。脚本・演出、山戸結希。第1話はいまひとつだったが、第2話の「メフィスト惨歌」が面白かった。主演は又吉直樹だが、遠藤憲一のメフィストがばつぐんによかった。その手があったかという見事な配役だ。又吉と遠藤憲一のかけあいにはコントの呼吸があった。脚本・演出、宇野丈良。第3話は「定年退食」。これも配役の勝利と言いたくなる。主演は加藤茶、そして、井上順が長髪のカツラをつけて登場しただけで可笑しく、よろける芝居が傑作。高木ブーもちょっとだけ登場した。脇役を務めるのはテニスコートの3人。痛烈な風刺と悲しい結末は原作のとおりだ。脚本・演出は、第2話と同じく宇野丈良。第4話は「テレパ椎」。主演は水上恒司という知らない俳優だったが、弟カップルを岡崎体育と富田望生が、漫画雑誌の編集長をやついいちろうが演じている。このやついの顔が、見事に原作に寄せられていた。脚本、本多アシタ。演出を倉本美津留が務めている。

 昨夜、なんと、ゲンロンカフェに太田光が登壇したそうで、早く知っていたら観に行きたいとも考えただろうが、そのことをたまたま知ったのが当日だったからどうすることもできなかった。聞き手は石戸諭。(昨日、ちょうど石戸諭の本を読み始め、そのタイミングで石戸諭のツイッターをチェックした。)そのインタビューの最初の30分だけ、YouTube に公開されているとわかり、さっそくそれを確認してみると、石戸諭がちょっとはしゃぎ気味かなとも思うのだけど、後半には東浩紀も加わり、このイベントは7時間続いたということをツイッターで知ると、それだけでも興奮させられる。観る時間が作れたら配信を購入してしまいたいとも思うが、しかし、7時間は長いよ。


 タイムフリーで、聴きそびれていた「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、この日は太田がえんえんとサラリーマン川柳を発表する回だった。Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴くと、光浦靖子がひさしぶりにスタジオに登場していた。ラジオを聴きながら眠るが、眠る前にブログの更新をもうひとつ。明日からやや忙しいので、もうひとつ更新しておきたかった。深夜1時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...