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2022年11月12日土曜日

11月12日土曜日/竹下景子の朗読

◇ ラジオ・テレビ

 早朝から少し眠り、ツイッターを開くと、トレンドに藤田まことの名がある。なにかと思えば、白木みのるが2年前に亡くなっていたというニュースだった。午前中、「ナイツのちゃきちゃき大放送」を途中まで聴いて、それから、録画していた「ワルイコあつまれ」を観ると、「昭和歌謡合唱団」のコーナーに松本隆が登場していた。「赤いスイートピー」の詞を、子どもたちの質問に答えながら丁寧に解説していた。今朝の「週刊フジテレビ批評」は、先週に引き続き、「秋ドラマ辛口放談」の後編。ラジオに戻り、なんとなく、普段は聴かないFMヨコハマの畠山美由紀の番組をつけていたら、八代亜紀の「おんな港町」のカバーが流れ、誰が歌っているんだろうと思いながら聴いていたが、畠山美由紀がカバーしているのだ。Spotify で確認すると、2014年のアルバムに収録されていたのだが、こんなカバーがあるとは今まで知らなかった。畠山美由紀をあまり熱心に聴いたことはなかったが、自作曲の印象(その印象もあてにならないが)とはまるっきり違う迫力に驚いた。

◇ 石川町・中華街

 午後から外出。やけに暖かい日が続いているが、11月も半ばだというのに、いったいどうなっているんだろうか。まあ、過ごしやすくていいのだが、今のうちにできることはばんばん片づけておこう。いつもいつも、寒くなってから気がつくのでは遅いのだ。

 根岸線に乗り、石川町に出て、北口のまいばすけっとに寄り、飲みものとサンドイッチを買い、歩きながら食べる。元町に向かおうとすると、遠くからお囃子の音が聴こえ、中村川の橋の上にひとが溜まっているからなにかと思えば、近づいてみると、川を昇ってくる船を見物しているのだとわかった。お囃子はその船から聴こえていたのだ。なんのイベントだろうかと思ったが、橋を渡り、石川町駅の先まで進むと、パンフレットを配っていた。「よこはま運河チャレンジ」というイベントの運河パレードのようだ。







 元町を抜けていくと、今日は土曜だし、人出がなかなか多い。元町・中華街駅からエスカレーターに乗り、アメリカ山公園に出る。港の見える丘公園を抜け、神奈川近代文学館の「川端康成展」に再び、今回は展示は観ることなく、イベントのみ。竹下景子の朗読会を予約していた。のんびりしていたらすっかり余裕がなくなってしまったが、14時開演、5分前に到着し、ホールがある2階に階段をあがっていくと、ちょうど、2階にあがりきったところで目の前のエレベーターが開き、竹下景子が出てきたのでびっくりした。会場に入っていくところだったのだ。開演直前、ほかにお客もいない状況で、期せずしてすぐ目の前で出会うことになったが、もう視力がだめなのか、突然のことで焦点が合わず、視界がぼやけていたのが情けないが、客だと思って、こっちを向いてにこっとしてくれたのはわかった。ちょっと動揺しながら受付に行き、当日精算、1200円を支払い、慌ただしく客席に入っていく。完売しているはずだが、前から5列目、いちばん右端に空席を見つけ、そこに座った。開演時刻になると、竹下景子はさっそく登場し、一礼して椅子に着くと、すぐに朗読を始めた。落語みたいにマクラをぺらぺらしゃべることもなく、「掌の小説」から、まずは「骨拾い」という一篇を語り始めた。朗読は全9作。配布されたプログラムに作品名が書かれていて、前半にまず4作、「骨拾い」「バッタと鈴虫」「有難う」「日本人アンナ」を語り、45分で前半が終わった。15分休憩を挟み、後半は5作。「雨傘」「ざくろ」「五拾銭銀貨」「秋の雨」「雪」を語り、前半も後半も、ちょうど45分ずつだった。「掌の小説」は過去に読もうとしたことはあったのだが、かなり序盤のほうでやめてしまい、なにひとつ覚えていないのだが、この朗読でいきなり聴くよりも、読んでから聴いたほうがよかったかもしれない。早い話が、朗読を聴いていてもよくわからなかった。朗読を聴くこと自体があまりないのだが、竹下景子は、子どものセリフは子どものような声を出し、声色で演じる。話芸の調子ではなく、あくまでもお芝居なのだが、話芸に親しんでいるものからすると、これがちょっととっつきにくい感覚がある。どんな小説か、あたまに入れたうえで聴いたならばだいぶ違っただろうか。竹下景子はシックなドレス姿、グレイヘアにはなっていたが、あまり印象が変わらず、若々しい。さすがは女優で、可憐な雰囲気を保っている。このひと、子どものころからテレビで観てるけど、うちの親とあまり変わらない年齢かと思っていたが、ウィキペディアにあたると、まだ70歳にもなっていなかった。朗読が終わり、少し素でしゃべったりもするのかと思ったが、素でしゃべるのは本当に少しだけで、すぐに引っ込んでしまった。最後のあいさつすらもセリフを決めてきたような感じだった。









 16時前に終演し、港の見える丘公園の展望台から、フランス山をひさしぶりに通り抜けて、下まで降りていった。公園から歩道橋を渡り、人形の家の横を通り、マリンタワーの手前を曲がる。遅めの昼食にしようと中華街に入っていくと、もちろん、中華街も混んでいるのだが、慣れたもので、細い路地の店はそうでもないことを知っている。龍城飯店に入り、サービスランチのユーリンチーを食べた。チャーハン、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐がつき、660円。この店では何度も食べているのだが、今日はここの店のちびっ子たちが店内をうろちょろしていてにぎやかだった。


 横浜スタジアムの横浜公園を抜け、ベローチェに入り、ひと休み。眠くなり、読書はあまり進まず、音楽を聴きながら少し仮眠しようとするが、Spotify の料金を払いそびれていたら、スマホからは無料利用するには解約する必要があるようで、めんどうだから、結局もう、再契約してしまうことにした。数日前にしそこねていたメルカリの本人確認もやってしまいたかったが、マイナンバーカードがどうしても認証されず、もしかすると、アプリを新しいバージョンにしなければだめなのか、それがどうやら、自分のスマホでは古くてできない。せっかく、メルカリから金が借りられると思って小躍りしていたのに、あきらめるしかないのか。俺の小躍りを返せと言いたくなる。

 関内から、ラジオを聴きながら横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄っていく。しかし、まったく買うものなし。110円の文庫本をなんとか1冊選び、100円引きのクーポンを使い、10円で買っていく。

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を改めて聴いた。11時台は、コサキンがゲスト。なんと、横浜にぎわい座のナイツ独演会にコサキンがゲストで出演するのだ。ゲスト未発表の状態で、すでに完売しているのだが、こういうのを観逃すのは悔しいな。

 Spotify のニューリリースから、ブラック・アイド・ピーズの新アルバムを聴き始め、ブログの更新をしようとするが、眠くてだめ。いったん眠り、深夜にブログを仕上げていたら、朝になってしまった。

2022年10月1日土曜日

10月1日土曜日/川端康成展・本牧

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、ツイッターを少し見始めたらけっこう見続けてしまい、胃が痛くなってきた。すぐに眠りなおすつもりだったのに、眠気が飛ぶ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は水上タクシーの特集。サバンナ高橋を、芝浦からつぎの現場の天王洲まで送るという設定で、東京湾を遊覧する。1級小型船舶免許をもつ大家志津香も出演し、大家志津香、タモリが操縦する場面もあった。この企画、次週に続く。

 「太田上田」も2週分、まとめて観た。ダチョウ俱楽部がゲストの前後編だが、上田はコロナで不在だった。ラジオでもしゃべっていたギャグ会議の話がここでも太田から語られたが、いや、ダチョウ俱楽部こそ、戦略家であり、プロフェッショナルなのだ。「聞いてないよ」というギャグは、テレビを観ていた鶴太郎が推したほうがいいと薦めたという話もしていた。「タイタンライブ」に出演してもらいたい太田は、BOOMER&プリンプリンにダチョウが加わるという提案をする。

 「ナイツのちゃきちゃき大放送」を途中からつけると、塙さんの声が聴こえないと思ったら、今日は休みなのか。代わりに狩野英孝が出演していた。「常連さん」はえのきどいちろう。円楽の訃報を扱い、えのきどさんが毎日新聞の油井雅和が書いていたことを引き、立川流と円楽党が寄席に出るようになったのは円楽の功績だというような話をしていたが、土屋さんのほうがあんまり理解していないような感じだった。ツイッターを見ると、今度はアントニオ猪木の訃報が。

◇ 石川町

 午前中から外出。今日は半袖で出る。根岸線に乗り、石川町まで。めったに降りない中華街口のほうに出て、まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンをひとつ買っていく。寿町の手前を曲がり、中村川を渡り、元町に進む。今日の目的地は神奈川近代文学館なのだが、時間の計算を失敗し、早めに行くつもりだったけど、それよりも先に昼食にしようかと思いなおしたのだが、元町までやってきてしまうと、まるで手頃な店がない。昼食はあきらめ、高橋書店にひさしぶりに寄ってみると、階段のところに神奈川近代文学館の割引券が置いてあった。一枚いただく。店内は、書籍はもうほとんど置いていないようで、棚の半分ぐらいしか使っていない。横浜関連のコーナーがあったのと、雑誌と洋書、それから、グリーティングカードを多く扱っていた。

 元町・中華街駅からエスカレーターに乗り、アメリカ山公園に出る。港の見える丘公園を抜け、神奈川近代文学館に着いてしまったが、まだ時間が早く、外のベンチに座り、まいばすけっとで買ったパンはあとで食べるつもりでいたが、先にここで食べてしまう。








 神奈川近代文学館では、「川端康成展」が今日から始まった。展示は当日券だが、関連イベントの「文芸漫談」を予約してあり、イベントの前に展示を観るつもりでいたが、もたついていたら、満足に観るには時間が足りなくなってしまい、展示はイベントのあとに観ることにする。13時半を過ぎてから館内に入り、まずは2階のホールに進む。いとうせいこう、奥泉光の「文芸漫談」。当日精算、1800円。14時開演、20分前ぐらいに入場し、扇形の客席、右端のやや前方の席に座った。客席はほぼ満席になる。開演時刻になると、いとうせいこう、奥泉光が舞台の裏からするっと登場した。このイベントを知ったときにはすぐに予約してしまい、どの作品を題材にするのかも覚えていなかったが、今回は「雪国」を題材にトークをする。神奈川近代文学館での公演は番外編のようなものだろうか、以前、夏目漱石展のときにもここで観ているが、そのあと、宇野千代展のときにもやっているというのを最初にしゃべっていたがそれは知らなかった。宇野千代展は展示を観てもいない。「雪国」を事前に読んでおこうという考えもなぜかなかったのだが、(忘れていたくらいだが、)このイベントは予習をしなくても面白いというのはわかっている。「雪国」は十代のころに読もうとしたことはあったが、最後までは読まなかったはずだ。しかし、今日のトークを聴くと、十代が読めなくても無理はないような内容だ。近代の恋愛と前近代の恋愛を描いているというような話をしていた。主人公の島村は小太りで、霜降り明星のせいやみたいだとどちらかが言い始め、いとうせいこうが粗品のツッコミを何度も真似てみせるのだが、ひとつもウケていなかった。客席は年齢層が高かった。最後は恒例、奥泉光のフルートと、いとうせいこうの朗読のセッションで終わる。90分の予定だったようだが、5分ほどオーバーした。そのあとに1階の展示を観るが、イベントのあとでは、閉館時刻が迫ってくるからどうも落ち着かない。ざっと1時間ぐらい、眺めてまわり、さっさと出てきた。


◇ 本牧

 建物を出て、裏にまわり、本牧に向かって歩いていく。ひさしぶりにワシン坂を歩いた。本牧はブックオフがイオン内に移転になり、それを確認したくもあったのだが、今までの店舗の前を通ってみると、9月10日にイオン本牧のブックオフがオープンするという宣伝の幕が外の壁にかかっている。その前に、17時過ぎだが、まず、遅めの昼食にする。なか卯に入り、鶏唐丼とはいからうどんのセットを食べた。770円。それから、イオンのブックオフに初めて行ってみるが、トレーディングカードの売り場が大きく、古本にしか用がないものにとってはあまり面白くないリニューアルだ。110円の文庫本を2冊、新書を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。アプリのお気に入り登録は以前の店舗のまま、そのまま継続されていて、クーポンも使えた。そのあと、イオンのトイレに入ってみると、なぜか、小便器がやけに小さく、子ども用のトイレに入ってしまったのかと思った。本牧は不思議の国のようだ。ブックオフにいるあいだに、すっかり、あたりは暗くなった。本牧原のバス停から、19時3分発のバスに乗り、横浜駅まで帰った。







 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「ネタパレ」は、かが屋の喫茶店のコントが見事だった。ウエイターの手がふるえる部分だけで笑わせる。なのに、感情を動かされる。芝居で惹きつける力量がすごい。オジンオズボーン篠宮の「大林ひょと子クイズ」には山田邦子が登場した。火曜の「さんま御殿」も観ると、奇しくも、神田愛花が猪木のものまねをしていた。23時過ぎからはFMヨコハマの「HONMOKU RED HOT STREET」をつけ、聴きながら、ブログをひとつ更新した。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...