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2023年4月18日火曜日

4月18日火曜日/雑誌やポッドキャスト

◇ テレビ・雑誌・ポッドキャスト

 早朝から眠り、目が覚めたらブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。聴きそびれていたラジオ番組をタイムフリーで聴いたりなど。先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は小倉智昭がゲスト。午後、駅前まで買いものに行き、そのついでに、かつやに寄り、タレカツとうま煮の合い盛り丼を食べてきた。759円から、百円引きのクーポン券を利用。1時間ぐらいで帰宅し、ラジオを聴きながら昼寝する。起きあがり、ブログの更新をもうふたつ。

 昨年末に録画したまま観そびれていた「このドキュメンタリーがヤバい!」を、大島新の本を読んだ流れでようやく観てみたら、前年には出演していた大島新がこの年には出ていないんだ。出演者は、NHKの杉浦友紀アナ、設楽統、ヒコロヒー、シソンヌ長谷川、佐藤栞里、「Hanako」編集者の斉藤和義。前年にも感じたことだが、結局、NHKの番組を紹介しているだけなのが不満だし、オンデマンドの宣伝番組を観せられているかのようだ。紹介された番組のなかで観ているものは、太田光・光代夫妻の「ふたりのディスタンス」だけだった。

 楽天マガジンで、休刊が近づいた「週刊朝日」を読むと「1993年の週刊朝日 人生を変えた連載」という記事がある。そうか、これを読んで、すっかり忘れていたことを思い出したが、1993年に「週刊朝日」はロゴが変わり、誌面を刷新したんだ。その年に、西原理恵子・神足裕司の「恨ミシュラン」、ナンシー関の「小耳にはさもう」、そして、松本人志の「オフオフ・ダウンタウン」といった連載が始まっている。「オフオフ・ダウンタウン」の当時の担当だった編集者の証言と、「遺書」に影響を受けた芸人として、なぜか、春とヒコーキのぐんぴぃが取材されていた。そのほか、「この人の1週間」の欄には岩松了が登場していた。岩松「『自分が書くことは、実は、自分以外のところから来ている』と思ったんです。そうしたら、気持ちがスーッとラクになった。かつては、自分の中からしか出てこなかった印象を持っていたものが、自分の中に一回入って、それから出ていくんだと考えられたときに、『成功しなきゃ』じゃなくて、『別に失敗してもいいんだ』という考え方になっていった、というか。もっといえば、『失敗だって成功かもしれない』と思えたというか。すべてが、必要に応じて出t北ものなんだと思えた」「最近、ダルビッシュの発言で、すごく感心した言葉があって、ダルビッシュが誰かに、『どうしてそんなに偉大なピッチャーになれたんでしょうか』みたいなことを流れの中で質問されて、『自分が変化球に興味を持ったことに感謝したい』って言ったんですよ。要するに、自分がどういう球を投げれば変化するかということに興味を持ったからこそいろいろ調べて、それが自分の力になったと。だから、調べるってことは同時にものを考えるってことでもあるなと思って。そういう意味では、いろんなことに関心を持つことを実践している人たちは、みんな偉いし、自分もそうありたいなと思います」

 「サンデー毎日」にも気になったページがいくつか。「「風雲!たけし城」復活版でたけし軍団が外された衝撃」との記事あり、執筆者は本多圭。石戸諭の不定期連載「路上のデモクラシー」は「「公共性」とは無縁だったガーシーの正体」。中野翠の連載エッセイは、猪瀬直樹にひさしぶりに会い、国会議事堂を案内してもらったことが書いてあった。

 Spotify では、博多大吉のポッドキャストも始まっていた。Spotify からいきなり知ったが、「たまむすび」の最後の回で告知していたのか。「大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!」という番組。初回は大吉のひとりしゃべりだが、今後はゲストを迎えるようだ。初回では、「たまむすび」最後の日にカンニング竹山と飲みに行き、その場に木梨憲武がやってきたという話をしゃべっている。

 ポッドキャストをいろいろと探してみたら、「長野智子のテレビなラジオ」という番組も面白そう。AuDee の番組なのか。去年の4月から始まっている番組だが、まずは、12月に配信された大島新がゲストの回を聴いてみた。




2023年3月30日木曜日

3月30日木曜日/新喜劇のような公演

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。タイムフリーで、聴きそびれていた先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、この日は13時台にもゲストがあり、倉本美津留が登場していた。元イクイプメンの吉笑にも触れられる。塙さんがちらっと、倉本美津留の娘がスタンダップコメディをやってると言っていたのも気になった。14時台はラバーガールがゲスト。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。「徹子の部屋」を、今週は月曜からずっと観そびれていた。月曜のゲストはすみれ。これを観るのがちょっと気が重かった。火曜は傑作選、「豪華スター歌手が意外な競演」という特集。2000年放送、西郷輝彦、橋幸夫、舟木一夫の3人が出演した回から始まり、2002年放送、欧陽菲菲と奥村チヨの回、2018年放送、五木ひろしと坂本冬美の回、2018年放送、前田美波里、中尾ミエ、金井克子の回。昨日水曜のゲストは南海キャンディーズ。そして、放送中の今日の回は葉加瀬太郎がゲスト。これも追っかけ再生で観てしまう。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」では、「新・家の履歴書」の欄に談四楼師匠が登場。「私の読書日記」は橋本愛の担当回。橋本愛の炎上のことを詳しくは知らなかったが、その炎上により、LGBTQについて学んだことが綴られている。巻末グラビアには松本零士の追悼特集があり、江口寿史、山崎直子、高見沢俊彦がコメントを寄せている。

 午後、外出しようとしていたところだったが、ラジオをつけ、今日が最終回の「たまむすび」に合わせてみたら、ちょうど赤江珠緒さんが最後のあいさつをしていた。耳が離せなくなってしまい、最後まで聴いた。「たまむすび」は初期のころは熱心に聴いていたのだが、なぜ聴かなくなったのか、うまく思い出せないのだが、この時間帯は「たまむすび」以前にも、小島慶子の「キラ☆キラ」からずっと聴いていたし、その前の小西克哉の「ストリーム」からTBSラジオ派だったのだが、いや、今のようにラジコのタイムフリーはないから、実際にはどのくらい聴いていたかははっきりしない。「キラ☆キラ」の最終回も記憶にないのだが、聴けなかったのかもしれないな。

 15時には家を出るつもりだったのに、15時半を過ぎてしまった。銀行に寄り、金を降ろしていこうとすると、キャッシュカードがATMに反応しづらくなっているようで、三度目でなんとか金を降ろせた。本当にピンチのときに金が降ろせないようなことがあると死活問題だ。時間があるときに対処しておかなければならないが、今日は時間がない。昼食も乗り換えのあいだに済ませてしまったほうがいいと判断し、横浜駅の星のうどんに寄り、豚角煮丼と素うどんのセットを食べた。660円。










◇ 演劇

 京浜急行に乗り、浅草まで。雷門の脇を通り、浅草寺の境内を通っていくと、観光客がとても多い。着いたところは浅草木馬亭。明日のアーの公演「明日のアーの新喜劇 親切な寿司屋が信じた「3000万あるんですけど会ってもらえますか?」」を観にやってきた。18時開演、20分前に到着。外には「明日のアーの新喜劇」の幟が立ち、貼られているチラシは、木馬亭のほかの公演のチラシのなかにも違和感なく溶け込んでいた。自由席、3列目に座る。満席とまではいかないほどの入りで、ゆったりと座れた。開演前、客席の前のほうに空き缶が転がっているのが目に入り、ゴミかどうかわからなかったが、さすがにゴミだったら片づけるだろう。この公演は、明日のアーが新喜劇(吉本新喜劇?)のフォーマットを使って、いつもの笑いをやるということか。商店街の寿司屋を舞台に、特殊詐欺を題材にした物語ではあるのだが、短いコントの連続でしかなく、物語を進める力学がない。ところどころ面白いとは思うものの、たいぶ眠くなってしまった。大きく笑うような場面はなく、しかし、そもそも、フィジカルな笑いを目指してはいないのか。だが、もっと笑いになりそうでならないのは、やはり、演者の多くが素人だからだろう。高木珠里はただひとり面白かった。結論としては、かなり期待はずれ。この試みもよくわからなかった。最近の吉本新喜劇はよく知らないが、この試みは落研の落語のようなもので、なにか大きな発見でもしたかのように落語の形式そのものをネタにしてみせるのだが、そんなものはとっくの昔に本職の落語家がやっていたりする。最近の吉本新喜劇だって、テレビで売れっ子の芸人が加わったりすることもあるのだから、案外、先鋭的な笑いもあっさりとやっていたりするんじゃないのか。吉本110周年の「さんまの駐在さん」なんかはそうだった。この公演、客層が本物の新喜劇と同じ客層だったら、どんな反応になるだろう。終演すると、拍手が中途半端に鳴り続けるが、カーテンコールはなく、大北栄人が出てきて終わり。上演時間は70分ぐらいだったか。開演前に転がっていた空き缶はやっぱり小道具だった。

 稲荷町のほうに歩き、ブックオフに寄っていく。しかし、これといって買うものなし。この店舗も、特価の棚は文庫本は220円以下、単行本は330円以下に値上げしている。今日はブックの日の翌日なので、クーポンはなし。220円の文庫本を1冊だけ買っていく。稲荷町から銀座線に乗り、渋谷から東横線で帰ってくる。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。録りためてあった「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」をまとめて、まずは、3月1日放送から。馬鹿よ貴方はの新道が出演し、2週にわたり、新道おすすめの地下芸人を特集する。前編には、銀座ポップ、ぽ~くちょっぷが登場。3月8日放送、後編には、シーチキン佐野、承子クラーケン、PLANET LEGEND 大西健介が登場した。承子クラーケンは元「はなしょー」のひとで、こんなふうになっちゃったんだというひどい変貌ぶりだ。コロナ禍で彼氏に薦められた「ごっつ」を観て、今の芸風になったのだという。3月15日放送は「SNSバズってる芸人SP」。ニッキューナナ、オヤカタくんが出演。3月22日放送は最終回の前週だったが、最終回と2週にわたり、「くるデミー賞」として、今までに出演したなかから、ニューヨークと蛙亭が気になった8組が再登場した。前編には、ヴィレッジ、スピーディーハンター、惹女香花、忠犬立ハチ高という4組が登場。残りの4組は次週最終回に登場だが、最終回は録画に失敗してしまったから観ることができない。前編の最後に予告があり、Jaaたけや、にこにこーちゃん、チャパティ、おとんがポックリ残されたうちらという4組が登場したということだけはわかった。深夜1時過ぎに眠る。

2023年1月12日木曜日

1月12日木曜日/鴨長明やばい

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログをひとつ更新してから、もう少し眠りなおした。ツイッターを覗いてみたら、「たまむすび」が3月で終了とのニュースが目に入り、しかし、記事を読んでみると、これは番組内で発表されたことではないんだ。午前中、駅前まで出る用があり、帰宅して、午後からラジオをつける。普段は聴いていない「たまむすび」を今日はオンタイムで聴いた。木曜は土屋礼央がパートナー。番組終了は本当で、土屋礼央も12月に知らされていたことのようだ。番組のトーンは軽かったのだが、赤江さんからは理由がきちんと説明され、子どもとの時間を増やしたいということが語られた。それには年齢的な問題もあり、ママ友との会話で「カックラキン大放送」が伝わらなかったというギャップを話していた。「たまむすび」はオープニングだけ聴いて、そのあとは、タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。

 Spotify で、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴くと、「たまむすび」の終了をこちらでも話題にしていた。パートナーはヒコロヒー。大竹「俺が気に入ってる番組がねえ、なんか終わるんだよなあ。」と、久米宏、荒川強啓、伊集院光の名を挙げていく。もちろん、裏番組で語られている理由は知らずにしゃべってはいるのだが。そして、ゲストのコーナーも続けて聴くと、こちらにはレッツゴーよしまさが登場。平成元年生まれ、ヒコロヒーと同い年なのだ。じつは、現在もアミューズメント企業の社員なのだという。今のイチオシのネタは田谷力三。新ネタでは、佐良直美をやろうかと研究中。好きな女性芸能人にも志村けんの影響があり、可愛かずみの名を挙げた。今日、この番組では、タブレット純とも初めて会ったようだ。続けて、聴きそびれていた先週木曜の「紳士交遊録」を聴くと、こちらでは天久聖一が、奇しくも、ものまねについてしゃべっていた。今年は空前のものまねブームがやってくると予言し、ご本人登場の逆で、ものまねがあとから登場するようになると予測していた。

 これも聴きそびれていた先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴いた。14時台は、鬼越トマホークがゲスト。川田恋という思いがけない名前が出て驚いたが、鬼越トマホークは売れない時代にマセキに移籍しようかと揺れ動いたことがあったそうで、そのマセキを紹介してくれるというひとが川田恋であり、金ちゃんの父は演歌歌手なのだが、灘康次と仲がよく、川田恋は居酒屋金ちゃんに毎日のように飲みにきているんだそうである。なんという意外なつながりだろうか。

◇ テレビ

 テレビを観ようとしていたら、またお茶をこぼしてしまった。一昨日にやってしまったばかりなのに、早くも今年二度目。斜めになっているところにカップを置くとまたやってしまうと思い、注意深く、平らなところに置いたのだが、ストーブのコードに足を引っかけて、ストーブごと倒してしまった。油断をすると、思ったように足があがらない。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は橋爪功がゲスト。「東京家族」は、「本当は出るはずのひとが出れなくなっちゃって」というのは知らない話だった。仲本工事と高校の同級生だったというのも初めて知った。

 新番組の「ぽかぽか」は最初の週だけは毎日録画することにして、昨日は観るひまがなかった水曜の放送から。水曜レギュラーはゴリエと桂二葉。コントのキャラクターがレギュラーというのも変なのだが、二葉さんは大抜擢だ。水曜はそこに男性アナが加わる。この日はゲストが登場する前に「知っているひとは知っている今週のざわざわさん」というコーナーがあり、ウエストランドが登場した。続いて、「ぽいぽいトーク」には岸谷五朗が登場。岸谷がコントをやっていたことを神田愛花がちゃんと知っていた。ゲストのコーナーは時間がちょっと短くなっていた。そのあとには、ゴリエがMCのコーナー「月収ハウマッチング」。ウエストランドはここにも参加する。「ライオンちゃんと行く!肉食さんぽ」は今日もあり、この日は磯山さやかが登場した。つぎもゴリエのコーナー、「ゴリエの心ぽかぽかちょっとウケた話教えて!」というロケ企画。そのつぎには「まめきちまめこニートの日常」というアニメが入った。最後は「どぶろっくの一物」。

 そして、今日木曜の「ぽかぽか」は、レギュラーには島崎和歌子、女性アナは渡邊渚という「ワイドナショー」でときどき観るひとが出ていた。「ぽいぽいトーク」には、菜々緒、鈴木伸之が登場。そのあとには「3児の澤部!ベストファーザーへの道」というコーナーがあり、はなわがリモート出演した。つぎは「カツカツ飯」というコーナー。下積み時代を救ってくれた激安の店を、岡野陽一、クロちゃんが紹介する。続いて、この日も磯山さやかの「肉食さんぽ」があり、そのつぎもVTRで、「新家電プロレス」というコーナー。プロレスラーが最新家電を説明書なしで使いこなせるかに挑戦する。実況は清野茂樹、解説は勝俣州和。最後は「どぶろっくの一物」だが、この日はスタジオにどぶろっくが登場した。

◇ 読書

 部屋で読書も。中野孝次「すらすら読める方丈記」を読み終えた。2012年刊、講談社文庫。親本は2003年刊。漠然としか知らなかった「方丈記」になぜ興味をもったのかもよく覚えていないのだが、こういう勘は不思議とよく当たる。読むべきときに、読むべき本を読めるということである。「ゆく河の流れは絶えずして」という冒頭はあまりにも有名だが、しかし、「方丈記」について知っていたのはこの冒頭だけで、あとはまるで知らなかった。「方丈記」にはこのあとには災害の体験がえんえんと書かれているのだ。鴨長明にシンパシーを感じるのは、たとえば、つぎのような部分。P31「(略)鴨長明という人は京の大災害一つにしても、大方の貴族たちのように人の報告の聞き書ではなく、自分の足で出かけ自分の目で見て確かめ、実地に体験していることがわかるのである。おどろくべき好奇心だが、これはたんに好奇心が強いというより、物事をわが目でしかと見て知るのでなければ知ったことにならぬという生来の実証精神のなせるわざであろう。賀茂川の水の流れを見つめつづけた結果、「ゆく河の流れは絶えずして」という句に凝縮させたと同じで、観念で無常を説いたり、人の話で猛火を知ったふりなどは気質が許さなかったのだ。」 P37「長明さんはすべておのが目で確かめなければ気がすまず、自分でしっかり確かめたことしか記さないのである。」「(略)長明の筆は、実地に身をもって体験したことしか記さないからリアリティがある。これが文学の力である。この力がなければ『方丈記』が八百年ものあいだ人々に読みつがれてきたわけがないのだ。」 そして、後半には住居哲学が語られる。わずか一丈四方、つまり「方丈」の広さの家を住処にしたから「方丈記」なのだが、問題はそこに至るまでだ。鴨長明は和歌や音楽に熱中し、専門家並に打ち込んでいたそうなのだが、そのため、仕事はまるでおろそかにし、早い話が家を追い出されたというわけだ。あるいは、鴨長明の歌を認めていた後鳥羽院からは、長明のために新たな職を与える格別なはからいもあったが、長明はそれも断ってしまう。P112「つまり、その遁世は、この世の無常を感じて仏道専念のためという積極的なものでなく、このいやな世をこれ以上我慢して、苦しい思いを重ねるのはイヤだという、消極的な出家遁世であった。」 P180「『方丈記』が今も魅力があるのは、こういう中途半端な生き方、俗と聖とのあわい、脱俗出離しているが仏道専一ではない、音楽も文学も捨てきれず、しかし仏道にもひかれる、そういう生き方を、全面的に肯定する思想がここにあるからだ、とわたしは思う。」 P191「『方丈記』は無常をうたった文学でなく、数寄の文学なのだ。数寄心という、いままではなかったふしぎな心の動きに目をとめて、信仰とはまたちがうその魅力を描いたのである。」 「方丈記」は最後は謎めいた言葉によって終わる。終わりに近くなり、自己批判が始まるのだが、中野孝次はそれを、長明の演技だと解釈している。

2022年12月21日水曜日

12月21日水曜日/まだまだ「M-1」

◇ 大手町・渋谷

 寒くなり、なかなか起きあがれなくなってきた。朝から都内に。横浜から東海道線に乗り、東京駅まで。昼食は大手町ビルヂング、サンマリという店に入り、ランチメニューの角煮プレートを食べた。800円。ファーストスクエアのファミリーマートのイートインにコンセントを見つけ、ここでひと休み。ホットコーヒーと、チュロッキーも食べる。

 それから、夕方には渋谷のほうにまわり、まんだらけに寄り、階段の百均から雑誌を2冊買っていく。まんだらけのレジ前では、虹の黄昏の写真集が売られていた。そのあとには、東急百貨店の丸善ジュンク堂にも寄った。来年1月末に閉店するというので、気がつくと寄るひまがないということにもなりがちなので、寄れるときに寄っておこうと思った。まあ、店内を眺めるだけなのだが、「ミュージック・マガジン」最新号の年間ベストを少し立ち読みしていく。松濤のベローチェに入り、ひと休み。ツイッターを覗くと、高見知佳の訃報が。今年の参院選では立憲民主党から出馬していたのに。

◇ 読書

 ベローチェで、山田邦子「こんなはずじゃなかった」を読み終えた。ずいぶん前から手元にあった本だが、本というものは、読みたくなるタイミングがいつやってくるかわからない。1999年刊、毎日新聞社。毎日新聞に連載された、山田邦子三十代のエッセイ。この時期の山田邦子のイメージを正確には思い出せないが、おそらく、人気絶頂期はもう過ぎていたといってもいいころだろうが、しかし、掲載されている写真も含め、テンションが高く、まだまだいい時代の芸能人の匂いが濃厚だ。小説もたくさん書いている山田邦子は、自身を「物書きの端くれ」と書いているくらいなのだが、どうやら、自分で原稿用紙に書いているようで、口調同様、文体が小気味よい。しかし、小説は作り話だから恥ずかしくないけど、エッセイは恥ずかしいとも書いていて、「人生経験豊富な人しかエッセイは書けないと思っている」「よくテレビなどで嫌だなぁと思うのは、「あんた誰?」という人が「エッセイストの〇〇さんです」と紹介されて出て来て、そんな人の意見を聞いても、「なるほど」なんて思ったことないし、よっぽど自信たっぷりな人生を送って来た人なのかしら、と不思議になる。」「あーあ、そういう人たちと同じように偉そうだったら嫌だなぁ」と、エッセイストに対する偏見がすごいのだが、この連載は、前任者の腰山一生の指名により引き受けたという。奇しくも、上沼恵美子について書かれた回があり、これを見つけただけでも「M-1」直後のこのタイミングで読んでみた甲斐はあった。「師匠のいない私はよく「誰かの弟子になるとしたら、上沼恵美子」と言って来た。そのあこがれのひとが目の前にいると思っただけで、ものすごくミーハーになってしまった。芸能生活17年目にして初めて生で上沼恵美子を見た。」というのは、大阪の「怪傑えみちゃんねる」に出演したときのこと。そのほか、山田邦子はデビュー時からずっと舞台をやりたがっているのに、太田プロはもとは演芸事務所だから、金にならない稽古期間に時間を割くことには納得してくれないなど、のちの退所を予見させるようなことも書かれている。ここには、渡辺徹が企画したコンサートに出演し、そのなかで演じた芝居の経験、渡辺徹のアドバイスの細かさに感心したことも書いてある。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アンタウォッチマン」はNSCの特集。ノンスタ石田が吉本の社長から講師を依頼されたというのはなにかで聴いたことがあったが、ほかにも、パンクブーブー佐藤哲夫、笑い飯哲夫を講師に起用するのは石田の希望だったんだ。しかし、佐藤哲夫が教える構造の授業は、どうも小手先のテクニックにすぎない感じがする。予備校の先生が受験のテクニックを教えるようなもので、それが学問とはまるっきり違うものであるのと同じことだ。柴田が「どこの事務所も勝てなくなるなあ」と思わずつぶやいたが、もちろん、収録は「M-1」の前だったのだろう。

 タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、昇太師匠はこの「ビバリー」の放送直前まで、「M-1」優勝者を知らなかったという。ということは、昇太師匠、月曜の「ビバリー」は聴いてないんだなあ。昨日の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、14時台のゲストに中川家が登場した。ここでももちろん、ナイツと「M-1」の話をたっぷりとしていた。

 Spotify で、特別配信された「たまむすび」のポッドキャストも聴いた。通常の放送のほか、博多大吉による「M-1」解説があり、これを楽しみにしていた。53分、みっちりと語っている。大吉は、80点を基本にし、6項目の点が足されるという採点法にしていて、志らく師匠とも似ているのだが、漫才師である大吉のほうがより細かく、構成力3点、新しさ4点、共感度3点、ボケの魅力2点、ツッコミの技術2点、所作2点に分け、最高点を98点に設定している。そして、ストップウォッチをもちこんでいた理由だが、これは体感時間の正確さを確かめるためだったのだ。つまり、あっという間に感じた漫才があった場合、それは面白くて短く感じたのか、それとも、実際に短かったのかをそこで把握する。真空ジェシカは4分を大きく超えていたようで、その後の構成についての指摘はストップウォッチを見ていたからこそのものだ。漫才のスタイルに関しては、大吉はかなり保守的でもあり、男性ブランコ、ヨネダ2000、キュウは、従来の漫才をフリにしたものと断じる。客の不快感にも敏感で、さや香の「エロい」というワード、男性ブランコの死ぬ場面には違和を示す。そして、ウエストランドの決勝のネタは内輪ネタではないかという指摘。最終的には、ツービートとウエストランド、やすきよとさや香の比較になり、やすきよを塗り替えたとして、さや香に投票したというわけだ。

 昨夜の「爆笑問題カーボーイ」もポッドキャストで改めて聴いた。ウエストランドの登場部分も配信されていて、聴くことができた。深夜2時頃に眠る。

2021年5月7日金曜日

5月7日金曜日/今日もラジオばかり

◇ テレビ

 朝、録画していた昨夜の「アメトーーク!」を観た。「ずっと仲良し芸人」。バイきんぐ小峠とザブングル加藤は、先輩のザブングルが先に売れて小峠のめんどうを見ていたが、小峠がそれ以上に売れ、逆に、加藤は小峠のおかげで芸能界に踏みとどまったという意識がある。4組のなかで、このふたりの関係にいちばんドラマがあった。昼は「ビバリー昼ズ」を聴き、午後にまたテレビをつけたときにあれっと思ったが、Eテレの「みんなの手話」という番組で、黒柳徹子が人形の声をやっている。なぜわざわざ、「徹子の部屋」の裏で再放送をやるのだろう。録画中の「徹子の部屋」を追っかけ再生で観始める。ゲストは瑛人。たしか、誰かの追悼と差し替えになり、一回延期になったはずで、それからだいぶ日が経ってからの放送になったが、ほかの出演者との兼ね合いもなかなか難しいのだろう。せっかくだから祝日に放送というわけにもいかないのか。森山直太朗がVTR出演し、そこでしゃべった瑛人の天然エピソードがまず面白い。瑛人は黒柳徹子にかなり気に入られていたような感じがした。トークの合間に、歌も2曲披露。「香水」を歌ったあとに、クレジットカードの過払い金のCMが流れて、「別に、そんなに使っていたわけじゃないんですよ。」という「別に」から始まる字幕が「香水」の歌詞とちょっと似ていた。

 星川のコーナンに行こうと思っていたのに、雨降りになってしまった。雨降りでは荷物を運べないのだ。本当は昨日行こうと思っていたのに、予報では明日は晴れになっていたから、明日でいいかということにしたのだが、ところが、今日になったら予報は雨になっている。そうころころ変えられてはたまらない。午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ドトールでしばらく読書をしていく。羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」を読んだ。又吉直樹と同時受賞の芥川賞作品。ラジオなどで接する羽田圭介本人のキャラクターにはわりと好感をもっていたが、これはかなり退屈だった。くまざわ書店に寄ると、文芸誌が発売されていて、ひととおり立ち読みする。帰り道は夜になり、やや寒くなった。

◇ ラジオ

 夜に帰宅し、タイムフリーでラジオをいろいろと。今日の「中川家 ザ・ラジオショー」は、この番組でさんざん話題にされていた、水玉れっぷう隊のケンがついにゲストで登場した。ひさしぶりに「金曜たまむすび」も聴いた。今週は家にいる時間が長く、いつも聴く番組はおおむね聴いてしまった。玉袋さんは俳優業が増えているようで喜ばしい。Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングも、昨日今日とまとめて聴いた。連休明け、大竹まことの声を数日ぶりに聴く。この番組、15周年だそうで、そういうと長い歴史のようだが、そういえば、小島慶子の番組を聴いていた時代だっておよそ10年も前になる。15年前の裏番組は小西克哉の「ストリーム」だった。なんだか、のべつラジオばかり聴いているようだが、ラジオを聴きながらやることだっていろいろある。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「美術手帖」で特集されていた、松山智一というアーティストが気になった。なぜかといえば、初めて知ったひとだが、1976年生まれ、1歳違いで、大学が一緒なのだ。ツイッターからニュースを見ると、緊急事態宣言は31日まで延長に決定だと。対象地域は、東京、大阪、兵庫、京都、愛知、福岡。神奈川県はまん防重点措置に入っている。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...