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2021年6月24日木曜日

6月24日木曜日/巣鴨・町屋



◇ 巣鴨

 昼前から外出。いよいよ夏らしい暑さになりつつある。相鉄線に乗っていると、途中で雨が降り、窓を閉めるようにアナウンスがあった。コロナの換気のために窓を開けていて、そこにゲリラ豪雨という組み合わせだ。過去にはなかった注意がいろいろと増える。東横線、山手線を乗り継ぎ、巣鴨まで、だいぶ、時間に余裕をもって到着した。巣鴨駅で降りることもめったになく、いか八郎の引退騒動以来である。駅前のパチンコ屋の前を通りがかり、あれっと思って近づいてみたら、店の広告にかしめさんが出ている。似ていると思ったが、ちゃんと名前が表記されていた。もうひとりのひとも落語家だろうが、名前が隠れていて見えなかった。

 西友に寄り、飲みものだけ買い、やけに広い道路を渡り、とげぬき地蔵に向かう商店街に入っていく。目的地はガモール志學亭。志ららさんが店長を務める落語カフェ(?)がオープンすると知ったのは「ビバリー昼ズ」だった。ホームページを確認すると、ちょうど落語会のある日に、別の予定で都内に出ることになっていたから、その前に寄ってみようと思った。落語会は14時から。ところが、20分前に着いた時点で、店員さんに訊ねてみると、満席だという。巣鴨駅には早く着いていたのに、わざわざのんびりしてしまった。おそらく、落語目当ての客ばかりではないのだろう。巣鴨の町の雰囲気をよく知らなかったが、なんのことはない、単にカフェとして大繁盛している。店員さんに二席空く予定と申し訳なさそうに言われ、また直前にお越しくださいということだったが、そのあとにもぞくぞくと客が現れる。これでは直前にきてもどうなるかわからず、まあ、せっかくきたけど、遠慮してもいいかという気になった。オープンしたばかりで、対応法がまだうまくできていないだろう。そもそも、ホームページを見ても、料金は飲食代だけということなのか、はっきりしない。しかし、繁盛していることがむしろ嬉しかった。少し先に進んだところにとげぬき地蔵尊があり、とりあえず、そちらを観光する。お参りするわけでもなく、ぶらぶらし、高座の様子をちょっと見てみたいと思い、14時過ぎにまた店の前に行ってみると、入り口のガラス扉を閉めている。落語のときはそりゃそうか。透明なガラスだから、なかは見えるのだが、落語会はまだ始まっていなかった。店の前で待っているわけにもいかず、あきらめて通りすぎる。


 事前に周辺の古本屋を調べると、この商店街を抜けた庚申塚のほうに一軒あり、そちらまで歩いてみることにする。それにしても、この人出の多さはなんなんだと思うほどだった。平日の昼間だが、年寄りには関係なく、露店もびっしり出ている。このコロナ禍の都内で、巣鴨がいちばんにぎわっているのではないか。商店街の終わりまで進むと、庚申塚の駅がすぐで、古本屋はその向こうにあった。かすみ書店というお店。わざわざやってきたが、残念ながらシャッターが閉まっていた。ブックオフに寄りたいと思い、今度は大塚まで歩く。この道は、スタジオフォーに行くのに歩いたことがあった。庚申塚からは、15分程度で大塚に到着。わざわざやってきたブックオフだが、買うものが見当たらず、2冊だけ買った。大塚で食べていこうと、駅前のごちゃごちゃしたエリアを覗くがなかなか決められず、やたらと歩きまわることになった。幸龍軒という中華屋に決め、とろレバ丼を食べた。900円。







◇ 都電

 これからがその別の予定で、町屋まで移動する。大塚駅前から、都電荒川線を初めて利用してみるが、路線検索すると、これがいちばん安いのだ。走っているすがたを見るとかわいらしく、乗ってみたいと思うが、しかし、実際に乗ってみると、たいして面白いもんじゃない。景色がいいわけでもなし、乗客もおおむね普段から利用しているような雰囲気で、もの珍しくて乗ってみたような人間は自分以外には見当たらず、きょろきょろするだけみっともない。大塚から座れたが、途中、お年寄りがずいぶん乗り降りする。席を譲るべきかと思っていると、みんな目の前を通りすぎ、車両の後ろに進んでいく。降りそこねてはいけないから、出口に近づいておくということなのか。あるいは、前から乗ってくるひとがいるから後ろに詰めておくというマナーなのか。乗車法はバスと同じで、車内で本を読むと酔うのではないかと思っていたが、そんなこともなかっただろうか。車両はバスよりも長い。40分、ぼんやりすることになり、混雑する区間もあり、目の前に人間がいるから視線のやり場に困る。混雑すると、風景はますます見えない。町屋の直前にはだいぶ混んでいたが、町屋で降りるひとが多かった。サンポップ町屋のサンマルクカフェに入り、アイスコーヒーとチョコクロを食べた。コーヒーのSサイズが、いつの間にか300円になっていた。滞在時間、2時間弱。


◇ 町屋

 18時半ちょうどに、かふぇ若茶に。「ハデジのまたまためんどくさい」の公開収録にお誘いいただき、収録は19時からだが、やや早めに伺った。ゆたかさん、かずおさん、河崎さん、池沼さん、すでにみなさんそろっている。今回は、奥の鉄道模型がバックではなく、店の真ん中にしゃべる場所を作ってあり、お客さんも少ないようだから奥の席に着いた。アイスカフェオレをいただく。収録前に座り位置の確認があり、かずおさん、河崎さんはその位置のまま、雑談をしていたのだが、かずおさんが自分に向かってよく話しかけてくれる。YouTube で観たカエルの捕食の動画について、なぜ自分に向かってそんな話をするのかがよくわからなかったが。収録内容の打ち合わせも少しあり、その話の流れで、かずおさんの若いころの話を初めて知ったが、「テレビ演芸」のときのヒロミとのエピソードが面白く、それを収録前に聴けたのが嬉しかった。原田泰造とは東村山の先輩後輩の関係で、かずおさんとつき合いがあるというのも知らなかった話で、ゆたかさんからは細かい過去の話をいろいろと教わっているが、かずおさんはかずおさんでやっぱり面白い話がある。収録では、少し前にツイートされていた、1990年の「オリーブ」に載っていた芸人の人気ランキングの話題をする。1本目の収録は、ランキングの1位になっていた Z-BEAM の話が長くなり、ほかの芸人にまでは触れられず、2本目で、ほかの芸人についてはざっと駆け足で語られた。ランキングでは、鮫島伸一、バカルディを話題にし、バカルディのエピソードから芸歴の話にもなり、初めて知ったが、好江師匠のカバン持ちの時代も含めると、正確な芸歴では、かずおさんはウンナンよりも先輩になるのだ。つまり、伊集院もウンナンより先輩ということになる。こんな話はいくらでも聴いていたかったが、3本目は弟子のムサシさんが加わり、ムサシさんが買った派手な衣装を話題にする。

 20時半には収録は終わり、カフェオレ代を払い、すみやかに失礼する。収録抜きにあれこれ質問したいくらいだったが、収録後に雑談していいものか、いつも計りかねる。町屋から千代田線、明治神宮前で乗り換え、副都心線、東横線直通の各停でのんびり帰ってくる。電車内、読書をしようとするも、記憶を刺激されたせいか、脳が興奮している。帰宅前にコンビニに寄り、「週刊文春」の小林信彦の連載だけを立ち読み。帰宅は23時過ぎになるが、その直後、激しいどしゃぶりになった。あと少し遅かったら、ずぶ濡れになるところだった。Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴くと、光浦はカナダに留学するため、来週からは新パートナーが登場するようだ。深夜1時過ぎに眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...