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2024年3月27日水曜日

3月27日水曜日/「ブギウギ」関連番組

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。生島ヒロシのラジオをつけていると、ゲストが阿川佐和子だった。ゴミを出しに行き、少し眠りなおしてから、午前中にブログをもうひとつ更新する。午後は録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」は傑作選。「私が愛したお茶目なスター」という特集で、淡谷のり子(1977年放送・1987年放送)、森光子(2003年放送・2008年放送)、野際陽子(1985年放送)、浦辺粂子(1980年放送)の過去の出演回の映像が流れた。ひさしぶりに観た浦辺粂子の手品が楽しい。

 今日も近所のスーパーに買いものに行く以外に外出せず、録画しているテレビ番組をひたすら観る一日。月曜に放送された「キョコロヒー」は恒例企画の「街角いじわるつる散歩」。いじわるに悩む東大生に、つるちゃんがいじわる返しを伝授する。つるちゃんはスタジオに初登場、太陽の小町のコンビで登場した。

 観そびれていた先々週の「うたコン」は「ブギウギ」特集。まずは出演者全員で歌う「東京ブギウギ」からスタート。NHK大阪ホールからの生放送だが、「ブギウギ」の劇中のステージもNHK大阪ホールで撮影されたものなのだ。笠置シヅ子と共演経験がある黒柳徹子のインタビューのVTRがあり、徹子さんは趣里のことを褒めていた。新納慎也とAKB48の「買物ブギー」があり、続いて、丘みどり、えなりかずき、藤間爽子による「アイレ可愛や」。タエ子役だった藤間爽子は日本舞踊の「藤間」なんだと初めてわかった。ウィキペディアにあたると、祖父が日本国宝という家系なのだが、藤間爽子は阿佐ヶ谷スパイダース所属の俳優でもあるのか。続いて、吉柳咲良と純烈の「ヘイヘイブギー」。ドラマではスズ子のほうが「ヘイヘイブギー」を歌っていたが、放送順ではこっちのほうが先だった。特集の最後は、翼和希とOSK日本歌劇団による「桜咲く国」。メッセンジャー黒田だけは、客席に座り、歌なしの出演をしていた。

 これも先々週の放送、趣里がゲストの「あさイチ」も録画していた。草彅剛、足立紳、メッセンジャー黒田からのメッセージや、メイキング映像などが流れる。クランクアップのときには、サプライズで、スタジオにバンドが現れ「ラッパと娘」を演奏したんだな。華丸は趣里が過去に演じた役柄に詳しく、大吉はネットニュースで得た情報をしゃべる。趣里はセリフは前もって準備するタイプだったのだけど、だんだん追いつかなくなってきて、脳がきたえられて前日に覚えられるようになったという。メッセンジャー黒田は現場に手作り弁当を作ってきたそうで、華丸大吉によると、黒田は調理師免許をもっていて、フグもさばけるのだ。この日の放送は国会中継があるために40分だけだった。

 先週3月21日の「あさイチ」では「ブギウギ」関連のゲストの再放送がされていた。昨年末に出演した服部隆之の回と、1月に出演した菊地凛子の回がまとめられた。服部隆之の回では「ブギウギ」のオーディションの話をしていた。歌のオーディションでは、じつは服部隆之は趣里には高い点数をつけていなかったのだが、しかし、芝居のオーディションで惹き込まれてしまったという。菊地凛子の回では、趣里からのメッセージもあった。

 その同じ日、3月21日に放送された「ブギウギ スペシャル・コンサート」も録画してあった。「ブギウギ」関連のコンサートはいったい何度開催されているのか。吉柳咲良とさかいゆうの「ハッピー☆ブギ」から始まり、ここに途中から友近も加わった。司会はNHKの高瀬耕造。出演者はじつに豪華で、「ブギウギ」というよりも服部良一トリビュートの趣がある。出演順に、鈴木雅之「ヘイヘイブギー」、吉柳咲良「ジャングル・ブギー」、木下晴香「胸の振子」、友近・橋本じゅん「青い山脈」、河野純喜・與那城奨(JO1)「買物ブギー」、さだまさし「一杯のコーヒーから」、石丸幹二「蘇州夜曲」、最後は石川さゆり「東京ブギウギ」。

 月曜に放送された「春になったら」の最終回は、これは TVer で観た。退屈する部分もありながら観続けていたドラマだったけれども、やめられない好ましさもあるドラマだった。それがこの終盤は、9話、10話、最終話と、ぐいぐいと心奪われるドラマになっていった。最終話では、娘の結婚式と父のお別れの会が同時に行われ、ウエディングドレス姿の奈緒と、紋付袴姿で車椅子に乗っている木梨憲武が、まるっきり本当の親子のように接しているこのふたりの芝居に惹き込まれる。ドラマみたいな話を、誠実にきちんとドラマにしているといえばいいだろうか。なにより、きれいな空気感がずっとあるドラマだった。木梨憲武がこのキャリアになって、歌手と俳優というまったく王道の喜劇人の道を歩んでいることにも大いに注目したくなる。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」は浜田と小籔千豊のふたりきり、となると、総集編のパターンだが、今回はただの総集編ではなかった。「マンボNo.5あらゆるシーンに有効説」として、過去の映像にこの曲をつけたものを観るという回。内容がわかっているVTRでもこれは観てしまう。しかし、2015年に放送された「ゴミ屋敷の住人意外と何がどこにあるか把握してる説」という企画は初めて観たが、じつに失礼極まりない不愉快な企画だ。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴くと、昇太師匠と乾さんが、垣花正と那須さんとのリレーは今日が最後になのにあっさりしていたと惜しんでいたら、そのふたりが「ビバリー」のスタジオにやってくる。逆に、思い入れたっぷりに語ったあとにあっさりかわされたらということを心配していたからだったが、明日の木曜日はどうなるだろう。ナイツは春休みで、高田先生とミチコさんだから難しそうだ。

2024年1月26日金曜日

1月26日金曜日/リズム音曲・東葛スポーツ

◇ 浜松町・新橋・北千住

 朝から都内に。まず、浜松町に出て、山手線の海側を汐留のほうに歩いていく。新橋駅を抜け、昼食はニュー新橋ビル、美食小屋に入り、肉野菜定食を食べた。600円。新橋三丁目のベローチェに入り、ひと休み。混雑している時間帯で、入り口からすぐの席しか空いていなかった。スマホの充電をして、ラジオを聴きながら少し眠る。SNSを開くと、なんと、林家正楽の訃報が飛び込んできた。読書もしたかったが、入り口の自動ドアから冷たい風が流れてきて、居心地がまったくよくない。腹がくだり、トイレを探して、日比谷シティまで歩いた。さらに日比谷まで歩き、東京ミッドタウン地下のセブンイレブンに寄り、「週刊文春」を買っておく。いったい、いつまで買い続けることになるかな。

 どこかで時間をつながなければと考えていたが、電車が空いている時間に移動してしまったほうがいいと思い、日比谷から千代田線に乗り、北千住に移動する。北千住の東口に出ると、マクドナルドがあり、ここに落ち着くことに決めた。ホットコーヒーとバタースコッチパイを食べた。読書をしたいが、まずは「週刊文春」を読む。松本記事は第4弾か。今度は、大塚里香さんという元タレントが実名で告白している。同席していた後輩芸人の名は伏せられているのだが、文春はいつでも名は出せるのだろう。後輩芸人本人にも直撃取材をしているが、はぐらかされている。文春はこの札を、いつ切るつもりだろうか。

◇ 読書

 図書館で借りている、輪島裕介「昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲」を読み終えた。2023年刊、NHK出版新書。輪島裕介の著書は以前から読みたいとは思っていたのだが、これが初めて読む著書となった。「ブギウギ」の放送開始に先駆けて出版された本だが、それにしては内容が濃く、野心的な本だった。著者は前口上として、近代日本大衆音楽史の暗黙の前提となっていることがらを転覆させてやろうという野心を語り、前提とはすなわち、敗戦を文化的断絶とする歴史観、東京中心の文化史観、西洋音楽受容史としての近代日本音楽史、レコード中心の大衆音楽史である。それらに対する挑戦がこの本にはある。笠置シヅ子が活躍した時代には「レコード歌手は基本的に録音に特化し、ステージで歌うことは必ずしも多くなかった。」なんていうことも、これを読むまでは考えたこともなかった。「笠置シヅ子と服部良一のコンビは、録音のために曲を作るというより、舞台での実演(あるいは映画)のために作られた曲を事後的にレコードに録音した。」 そして、その実演の場は、大阪でこそ独自に形成されるものであった。以下、気になる箇所をいくつか引用。P22「学校で教わる歌ではなく、また、入場料を払って見に行く芝居や映画でもなく、ましてや高価な蓄音機で「洋楽」を聴くのではなく、巷で人々が歌い踊る芸、つまり歌舞音曲を通して、彼女の基本的な感受性が培われ、また日常的に自ら歌い踊っていた。そのことの意味を考える上で、実家が銭湯だったことはきわめて重要だ。」 P29「(略)松竹少女歌劇は、在来の劇場経営の発想に基づき、歌舞伎も浪花節も映画も等しく興行種目として扱う松竹が運営していた。それゆえ、松竹の歌劇は宝塚と年齢においてはほぼ同じ少女によって構成されながら、宝塚の「良家の子女」イメージと結びつく「未熟さの系譜」からは逸脱するものとして、都市庶民層の自覚的な職業意識を伴って演じられていたといえる。」 P122-123「服部良一が笠置シヅ子のパフォーマンスに及ぼした重要な影響として、彼女の発声法を矯正したことがある。つまり、少女歌劇でも規範となっていた西洋芸術音楽に由来するベルカント唱法ではなく、日常的な話し声に近い「地声」で歌うよう指導したのだ。」 なお、著者の文章は堅っ苦しいものではなく、くすぐりがときどき入り、ユーモアがある。「現代大阪で最も重要なギタリストの一人」と、吉本新喜劇の松浦真也の名を出しているのは本気かよくわからなかったが、別のページでは「本当は「芸人」と「音楽家」という区別自体を撤廃したいと考えている。」とも書いている。これらを包摂するための概念として、著者は「リズム音曲」という言いかたを提唱している。

◇ 演劇

 北千住の西口に移動し、丸井の上階に。シアター1010稽古場にて、東葛スポーツの公演「相続税¥102006200」を観る。19時開演、15分前に到着。当日精算、3500円。チラシも半券もなにもなし。場内は舞台を囲むようにコの字型に椅子が並べられていて、入り口から奥にあたる上手側の席に着いた。開演前には、ピラミッドの建築に関するドキュメンタリーみたいな番組がスクリーンには流されていて、舞台上にはピラミッドがある。開演するとまず、音圧に圧倒される。出演者もろくに確かめていなかったが、ピラミッドから登場したのは長井短だ。東葛スポーツのオートフィクション路線は続き、今作は金山家の相続税をテーマにしている。実際の現金 5000万円を舞台の真ん中に置き、公演中は本物の警備員をずっと立たせていた。川﨑麻里子はのどががさがさ、それもネタにつながっていたのだが、岸田賞の審査員だった野田秀樹いじりに笑わされる。しかし、今作は迫力にまでは至らず、ラップのスキルが高い俳優がもっといるといいんだけどなとはたびたび思うことなのだけれども。警備員は、途中、もぞもぞしていて眠そうにしていた。東葛スポーツの出演者のなかで、このひとだけはサングラスをかけず、しかも、出ずっぱりで、ずっと突っ立っていなければならない。どの俳優よりも負担が大きい。上演時間は80分ほど。終演しても警備員は札束に張りついたまま、むしろ、終演後に客が動き出してからのほうが、上演中よりもあたりを見まわし、目を光らせていた。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」には、友近がついに登場。産婦人科の看護師さんの役だった。愛助の母であり、村山興業の社長を演じる小雪からは「笑いを世の中に広げるのはええ。せやけどな、肝心の世間の常識が学べてないがな。せやからなんも考えんと、無責任に子ども作ったりするのや。」なんていうセリフが飛び出し、村山興業が吉本だとは知らない視聴者も少なくないだろうが、まるで、松本問題が重なるかのようなセリフだ。ドラマにとっては余計なノイズなのだが。

 今日放送された「中川家 ザ・ラジオショー」が気になり、タイムフリーで聴いた。「吉本鎖国」についてしゃべっているというネットニュースを目にしたからだが、これは冒頭にちょっと触れている程度だった。「吉本鎖国」というのがSNSではずいぶん騒ぎになっているようだが、まとまった正確な情報が見つけられない。いったい、どこから広まった話なんだろうな。

2023年11月13日月曜日

11月13日月曜日/来年の手帳を買う

◇ テレビ・ラジオ

 朝、遅めに起きあがり、録画していた今朝の「ブギウギ」を観る。趣里と伊原六花は人気者に。出演者に夙川アトムの名があり、どこに出てくるのかと思えば、趣里が訪ねるレコード会社の人間だ。そこには草彅剛の服部良一と、宮本亞門が演じる作詞家がいる。この作詞家のモデルは誰だろうと、検索してみると、野川香文説と藤浦洸説があるようだ。そこに菊地凛子の淡谷のり子が現れ、笠置シヅ子と淡谷のり子の初対面の場面。このふたりが同時代のひとだとは、子どものころにはわからなかったもんだ。ますます面白くなってきた。もう金曜の「ビバリー昼ズ」で再現されるところまでが目に浮かぶ。

 「紅白歌合戦」の出場者が発表になり、これはツイッターから確認した。注目されていた旧ジャニーズは出場なし。それよりも気になっていた、新しい学校のリーダーズは無事に出場決定だ。紅組には伊藤蘭もソロでは初出場となる。これも嬉しい。「ブギウギ」のコーナーが絶対にあるだろう。

 午後になってからラジオをつける。「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台はラブレターズがゲスト。今回も斉木しげる伝説で盛りあがる。しかし、学園祭なんかで訊いてみると、今の学生たちはシティボーイズを知らないんだな。

◇ 横浜・日ノ出町・関内

 午後から外出。できないことがいろいろとたまっていて、本当に外出する必要があるのかと逡巡したが、今は定期券を買ってあるからそのあいだは動きまわることにしようか。横浜まで出て、まず、昼食。地下を抜け、天理ビルのカレーの市民アルバに入り、スタミナひき肉カレーを食べた。720円。スタンプカードを出そうと、店に入る直前まで思っていたのに出し忘れてしまった。食券の店はカードを出すタイミングがないからついつい忘れる。それから、ヨドバシカメラに寄り、買わなければと思っていた来年の手帳をようやく買った。





 京浜急行に乗り、日ノ出町に移動する。映画を観ようと思うが、時間に余裕があり、古本屋に寄ろうとすると、ナインブリックスは閉まっていた。イセザキモールに出て、横浜シネマリンに。「熊は、いない」というイランの映画を観る。17時半の回。イランでは上映禁止になるが、ベネチアでは審査員特別賞を獲得した映画。しかし、かなり眠ってしまった。昨日からだらしがなくてだめだ。この映画はまたいつか改めて観なおす。


 カトレヤプラザのダイソー、ユニクロ、GUを覗き、それから、関内駅の海側まで移動し、マクドナルドに入る。どうも腸の調子が悪く、安いコーヒーでいいやということにした。ホットコーヒーと一緒に三角チョコパイいちごカスタードを食べる。新しい手帳を開き、さっそく、書き込み始める。ツイッターを覗いてみると、ハライチ岩井が結婚したようで、なんと、相手は19歳。18歳の歳の差だ。関内から横浜駅まで歩き、歩きながら、タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。国際フォーラムのイベントのゲストが発表され、それも先にツイッターから知ってしまったのだけど、しかし、一万円のチケットは気軽に買える値段ではないな。

◇ 読書・テレビ

 帰りの電車内で、図書館で借りている伊東順子「続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化」を読み終えた。今年の7月刊、集英社新書。前著を読み、その続編のこの本も読んでおきたくなった。なにせ、刊行されたばかり。情報も話題も新しく、旧作も多く扱われてはいるものの知らない作品ばかりなのは自分の勉強不足なのだが、しかし、この本を入り口にしたいじゃないか。前著以降の大きな話題としては、なんといっても戦争がある。戦争を扱っている映画作品に興味をもつものが多かった。

 夜遅くに帰宅し、録画していた昨日の「サンデージャポン」を観た。三木雄信という人物が初登場のほか、わかしん、武藤十夢、ゆいちゃみらが出演。ホストクラブの売り掛け問題を土曜の「Nキャス」で扱っていたが、この番組でも扱い、スタジオでは佐々木チワワが解説する。佐々木チワワは慶応出身、わかしんの授業もとっていた教え子なんだね。

2023年10月25日水曜日

10月25日水曜日/大鳥居を歩いてきた









◇ 大鳥居・糀谷・蒲田

 今日も朝から都内に。京浜急行の空港線に乗り、まず、穴守稲荷まで。昼には大鳥居のほうまで歩き、昼食にする。五香という店に入り、ランチメニューの揚げ鶏のカレーライスを食べた。サラダ、スープ、チョコレートムースがつき、850円。なんてことはない町中華かと思ったら、チョコレートムースがつくとはちょっと意外性があった。食器のセンスもよく、高級な店で経験を積んできているのではと推理する。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をして、読書をするつもりが、ぐったりと眠ってしまった。あたまが働き出すまでにだいぶ時間がかかる。それから読書をして、ずいぶんと長居する。



 糀谷に向かい、歩いていくと、歩道の植え込みに小さいタマゴが乗っかっているのが目に留まる。鳥の巣のようだけど、まさかこんなところに巣を作ったわけではあるまいし、どこかから吹き飛ばされてきたのか。糀谷のブックオフに寄るが、まるでいい本がない。ここはなぜか文庫本が120円の店。1冊だけ、アプリのクーポンを使い、20円をポイントで支払う。さらに蒲田まで歩き、蒲田のブックオフにも寄るが、こちらもだめ。110円の文庫本を1冊だけ、10円をポイントで支払う。もう少し読書をしたく、アロマスクエアのマクドナルドに入り、アイスコーヒーと三角チョコパイを食べた。


◇ 読書

 マクドナルドで、図書館で借りている瀬川昌久・大谷能生「日本ジャズの誕生」を読み終えた。2009年刊、青土社。「ブギウギ」を観ているので、このタイミングでなにか関連する本を読んでおきたくなった。この本では、世代が大きく違うふたりの対談により、戦前から戦後に至る日本のジャズの歴史がたどられていく。自分の知識量ではわからない部分もかなり多かったのだけれども、対談の本なのですいすい読んでしまった。まあ、ざっと流れを把握するだけでもしておきたかった。例のごとく、Spotify にあるものは実際の曲にあたりながら読んだのだが、こんなものもあるのかというものまで Spotify で聴けるのには驚かされるし、これは利用しない手はないという時代だ。笠置シヅ子「ラッパと娘」のかっこよさには改めてびっくりする。スチャダラパーの「セブンティーン・ブギ」にサンプリングされているのがこの曲だったんだ。以下、気になった箇所をいくつか引用。

P184 大谷「ジャズっていうのは、アメリカでさまざまな人種がまざって、さまざまな要素が混交されて生まれたものだってことが、それを好きになった人には直接的に伝わる音楽なんじゃないかと思います。多様な民族による、ひとつの音楽ってことで、戦前・戦中はインドネシアも台湾も朝鮮半島も「日本」でしたよね。日本本国と外地という関係も含めて、ポップスによって「日本」の「大衆」のあたらしいイメージを作る……ということを、服部さんも仁木さんも意識しながら仕事をされていたんじゃないでしょうか。」

P191 大谷「まだ言葉はないけれど、その頃は「演歌」も「ポピュラー・ミュージック」としてつくっていたんじゃないかと思います。「演歌」というといままではあるジャンルの名前になってしまいますけど、その頃は単にみんなが聴けて踊れる流行歌ってことで……一九三〇年代から四〇年代、そうした音楽が日本にたくさんあったのではないでしょうか。」

P212-213 瀬川「ただ、服部さんが「東京ブギウギ」を笠置シヅ子でやるとね、『スイング・ジャーナル』の記事をみると、当時の生粋のジャズファンは、すでにビバップを聴いて、さらにその先に進んで、そういうものを求めていたときに、「東京ブギウギ」で笠置さんが舞台の上で踊ったりするのが陳腐にみえちゃった。日本化したジャズが受け入れられなくなって、それからモダンジャズまでいくと、それを取り入れるのが難しくなっちゃったの。それでジャズとポップな流行歌を作る方もきく方も分かれていくという点が出てきたように思います。」

P229 大谷「「悲しい口笛」でも「柔」でも、服部さんや仁木さんの仕事から考えるとするならば、サウンドは「モダン」なものではなくて、むしろアレンジとしてはいわゆる歌謡曲調を押し通したものになっています。戦後、芸能の主体が「歌手」に移ったとき、というか、美空ひばりがビッグバンド・サウンドのアレンジを採用しなかったことが、後続に大きな影響を与えたのかな、とも思います。笠置シヅ子の「買い物ブギー」を聴くと、いまでもすごく新鮮なアレンジだと思うんですが、美空ひばりの歌はすばらしいのにアレンジ的には戦前に戻っている。」

P233 瀬川「戦後のダンスパーティーでは、日本の歌謡曲なんかをやると人気がなかった。ところが戦前は、日本の曲をやると、みんなよく踊ったらしいんですよ。佐野鋤さんが人形町のダンスホールでやったときに、日本の曲を好んでやったということです。戦後は、ほとんどそういうことはなかったですね。」



◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」はカンニング竹山がゲスト。13年ぶり、3度目の出演。徹子さんの前でバイオリンを披露する。

 昨夜の「ものまねグランプリ」は、2時間まるごとショートネタという趣向。しかし、これでは「細かすぎて」と同じではないか。なおかつ、「細かすぎて」よりもテンポが悪い。それに、この番組、以前から気になっているのだが、ものまね芸人の名前をもっと大きく出してあげればいいのに。オキシジェンの國村準、マリアのイーちゃんの南原など、漫才協会勢がひっそりと活躍していて、おせつときょうたのおせつも河口こうへいと一緒にナイツのものまねをやり、これにはナイツ本人も登場した。おせつよりも土屋さんのほうが背が高いんだな。そのほか、友近のダンスの先生、なんやかんや言うおばさんという謎のものまねもあった。結果は、1位、2位をジョニー志村のコラボが独占。ジョニー志村とイジリー岡田のタモリと安齋肇、もうひとつは、ジョニー志村とレッツゴーよしまさのタモリと志村けん。3位はキンタローがやった「VIVANT」のドラム。それにしても、審査員たちがみんな、笑わずに冷静にコメントしすぎていてつまらない。

 月曜に放送された「キョコロヒー」は、この番組としては珍しい屋外での収録。ニューヨーク嶋佐と屋上焼肉パーティーという企画で、ニセモノの嶋佐軍団は誰かを当てるクイズがあった。チャパティ、とん汁無料、まんたナイスミドル、わっきゃいという4人が登場し、それぞれ、嶋佐との出会いはテレビ神奈川の番組だというのだが、その番組をよく観ていたから誰がニセモノかはすぐにわかった。ヒコロヒーが嶋佐について、嶋佐はおしゃれだし、映画や本も好きで、芸人はカルチャーぶるのが恥ずかしいようなところがあるが、嶋佐はまっすぐだというようなことを言っていて、芸人はカルチャーぶるのが恥ずかしいんだというのがあんまりぴんとこなかったが、関西のほうがその傾向は強いのかな。

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2023年10月2日月曜日

10月2日月曜日/散髪1350円

◇ テレビ・雑誌

 朝、ブログの更新をひとつ。今日はまた涼しくなった。助かる。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝から始まった「ブギウギ」を、笠置シヅ子の物語だからこれは観ようと思っていた。しかし、第1話だけではまだなんともわからない。いつまで観続けられるかな。

 昨夜の「まつも to なかい」は、中島健人と東方神起がゲスト。中島健人が「僕らの会社」という言いかたをしていて、「ジャニーズ」という言葉は言わないようにしていたのかな。中居正広が話していたアイドル論が面白かった。中居「僕が思っているアイドルって、なにが魅力ですかって、「未完成」「半人前」が、僕はアイドルだと思ってるわけですね。(略)一人前になるまでの過程を、若い女の子が、誰々くんがんばってっていう、それが魅力のひとつで。」「でもどっかで、自分は、一人前ではないアイドルを応援してくれてるのに、三十ぐらいになると、「僕、そんなに半人前じゃないんだけど」っていうところに、ちょうどぶち当たる年齢で、ちょっと、あのう、もがきもがこうとしているというか。」

 今日の「徹子の部屋」は中田喜子がゲスト。かつて紅組キャプテンを務めていた「連想ゲーム」の話が少しあったのだが、徹子さん「あたしはね、「連想ゲーム」出たんですけど、しりとりと間違えてね、あれ、しりとりと間違えてやってたら、「あなた違いますよ、しりとりじゃないですから」って言われたことある。なんでしょうね。それ以来、出てないと思います。」 連想ゲームをしりとりと間違えたエピソード、これ、ガッツ石松の話として広まってるけど、本当は徹子さんだったのか。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」では、安齋肇が半生を語る新連載が始まった。初回はタモリとの出会いについて語っている。ほかのページには、政治の YouTube を始めたという西川のりおのインタビューもあり、これもとても面白い話をしている。漫画トリオ再結成時に、西川のりおが加入する話があったそうなのだが、しかし、つぎの選挙に出るまでの場もたせではと警戒した上岡龍太郎が、横山ノックに詰め寄り、再結成の話自体がなしになったのだ。インタビューの最後には賞レースについて語っている。「僕は、漫才は競技じゃないと思います。だけど、吉本もホリプロもサンミュージックも芸人の学校をやってるでしょ? そしたら、落としどころがいるわけですよ。」「そもそも漫才を一発勝負で決めることがおかしい。」「そもそも、漫才なんて採点したらダメですよ。」「あと、なんぼ出場者より先輩だとしても、芸人自身が同じ芸人を審査してるのもボクとしてはおかしい話なんです。自分自身も舞台に出てウケたりウケなかったりしてる人間なんですよ?」「正直言うとね、今の漫才師は受験で合格する漫才を目指してるような印象です。もちろん練習してもいいんですけど、やっぱり漫才って〝味〟なんですよね。」

 午後、文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」をつけると、祝日ではないのに大竹まことは不在で、阿佐ヶ谷姉妹がしゃべっている。大竹まことは夏休みのようだ。「大竹紳士交遊録」は古谷経衡。

◇ 散髪

 夕方から外出。二俣川に出て、まず、遅めの昼食。松屋に入り、キムチ牛めしを食べるつもりでいたのだが、食券機から見つけられず、しかたなく、ネギ塩豚カルビ焼肉丼を食べた。590円。ドトールに入り、読書をする。しかし、眠くなり、本の内容があまりあたまに入らない。それから、先日につい見送ってしまった散髪を今度こそ果たそうと決心し、ジョイナステラスのQBハウスに。1350円。いつもこんなに高かったっけと驚くので、忘れないように、きちんとここに記しておく。今回もいつもと同じおじさんに切ってもらっていると思ったのだが、以前よりも無愛想な調子で、本当にこのひとだったかなと顔の記憶に自信がなくなっていった。同じようなおじさんが、2、3人いたとしても不思議ではない。散髪の仕上がりには不満はない。さっぱりして、くまざわ書店を覗いてから帰る。

◇ ラジオ

 パソコンのラジコの地域判定が神奈川県に戻り、ラジオが聴きやすくなった。今日の「ビバリー昼ズ」を。オープニングでは、松本明子ら83年組アイドルの「お神セブン」のライブに行ってきた高田先生が大沢逸美にいじられた話に笑う。12時台ゲストは大西ユカリ。先週金曜の放送も聴きそびれていたが、その日の12時台ゲストは横山剣さんだった。剣さんがまさか金曜の「ビバリー」にやってくるとは。金曜のメンバーには明治座のイベントのときには会ってるんだろうかな。剣さんのハワイの話を、磯山さやかがアシストしていたのがとてもよかった。グラビアの仕事で行っているから、海外の情報をよく知ってるんだ。

 紙ゴミの処理をしようと思い、ダイソーで、300円のシュレッダーハサミを買ってきた。人力の作業だが、これならば、うるさくないからラジオを聴きながら作業ができる。電動のシュレッダーもあるのだが、これは音がうるさく、ほかのことがなんにもできなくなるので、結局、なんにもはかどらないのだ。買ってきたばかりの嬉しさもあり、ひたすら紙を切り刻み続け、手首がくたくたになったところで深夜2時頃に眠る。

2020年12月5日土曜日

12月5日土曜日/ミラクルひかる

◇ 予約有効期限

 今日は本当は上野で「明日のアー」の公演を観るつもりだったが、午後に家を出て、セブンイレブンでチケットを引き換えてから向かおうとしていたところ、予約のメールを開いてみると、予約有効期限は12月4日金曜日の23時59分までと書いてある。つまり、昨日まで。セブンイレブンまでやってきて初めてそのことに気がついた。どういうわけか、当日まで大丈夫だと思い込んでいた。呆然とする。

 上野周辺の古本屋を調べたりもしていたのだが、まったく予定が変わってしまうことになった。すぐに帰るのも阿呆らしく、かといって無駄に電車に乗るわけにもいかない。都内まで出る態勢になっていた身体が、急にその場に押しとどめられる。じつに虚しいものだが、こうなってしまったらしょうがない。じゃあ、しばらく行ってなかったし、瀬谷のブックオフまで行ってみようかと考えた。歩いて行ける距離とはいえかなり歩くのだが、ほかに予定があれば、今日みたいな小雨が降っている寒い日をわざわざ選んで歩きはしないのだが。しかし、行ったら行ったでそれなりにいい本が買えた。これでろくな本が買えないようなことになっていたら、じつにつまらない一日だった。ほっとする。そのあとはサイゼリヤに寄り、日が暮れてから帰宅した。

◇ ものまね

 録画してあった昨日放送の「ものまね王座決定戦」を観た。ものまね番組はたいがい録画しておくが、長時間であることが多いので、今までは録画したままでほとんど観そびれてしまっていた。それを少し前に、3年分溜まっていたものをざっと観たのだが、これはやっぱりそれなりにリアルタイムで追いかけておかないとだめだと思った。ざっとというのはつまり、おおむね早まわしで観るわけだが、フジテレビの番組に多い〈なりきり系〉のタイプなどはだいたい飛ばしてしまう。まとめてざっと観たところ、圧倒的に面白いと思ったのはミラクルひかるだった。

 昨日もおよそ4時間の放送だったが、一回戦、準決勝、決勝と、3本すべてをしっかり観たのはミラクルひかるのみ。それぞれ、渡辺真知子、広瀬香美、笠置シヅ子をやった。ツイッターでは笠置シヅ子が評判になっていたようで期待したが、これが特別によかったという気はしなかった。録画をまとめて観たなかでは、弘田三枝子がばつぐんに面白かった。

 ミラクルひかるだけを編集して保存しようかと思っていたが、ノブ&フッキーの内田裕也&安岡力也も捨てがたく、これも保存した。一回戦はおなじみのぴんから兄弟だったが、あいかわらずこればかりを求める番組側のセンスがつまらない。フッキーの内田裕也を観る審査員の堺正章は本当に嬉しそうで、内田裕也が歌うときに口の前に指を二本もってくるのはなぜなのか、堺正章はその説明までしてくれた。内田裕也が言うにはこうするとステレオになるということらしい。この話は有名なのだろうか。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...