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2021年5月24日月曜日

5月24日月曜日/喜劇映画をもう一回





◇ 東雲・豊洲

 早朝、地震で目が覚めるがもう少し眠りなおし、5時過ぎに起きあがる。左肩の痛みがずっと続いていて、座っている姿勢よりも寝転がっているほうがいい。ラジオをつけていたら、生島ヒロシが、近藤誠の本を参考にしてコロナについてしゃべっていた。

 朝から都内に。服装に迷う気候だが、Tシャツの上にパーカーを着た。外に出ると、まだまだ涼しい時間だった。出先で読む本を決められず、重くなるが、カバンに5冊入れていくが、しかし、電車に乗ると眠くなり、読書はなかなか進まない。有楽町線の辰巳というところまで行く用があり、そのまま帰るのもつまらないので、少し歩いてみるが、昼にはやや暑くなり、汗をかいた。辰巳橋をわたり、東雲のイオンに入り、フードコートで食べていく。中華101 という店のルーロー飯。さらに、東雲橋をわたり、豊洲まで歩いてみるが、豊洲には今まで行ったことがなく、しかし、疲れてしまい、あんまり歩きまわりたい気にはならなくなった。グーグルマップでドトールを見つけ、そこで休もうとしたが、地下鉄の改札のそばにある狭い店舗で、こんなところでは落ち着けないと思ってやめる。書店はないかと検索してみると、くまざわ書店がある。ホームセンターの2階にあるその店まで行ってみると、どうってことのない町の本屋という店だったが、そこで少し、雑誌を立ち読みしていく。

 豊洲駅から有楽町線に乗ろうと思い、有楽町線のホームに降りると、ホームとホームのあいだにあった真ん中の線路がつぶされ、ホームドアがトマソンになっていた。これはじつに盛大なトマソンで、面白い光景だ。ツイッターで検索してみると、去年からこうなっているらしい。





◇ 渋谷

 有楽町線で寝過ごし、池袋まで乗ってから、永田町に戻る。半蔵門線に乗り換え、渋谷に出る。まず、まんだらけに寄るが、土曜にも寄ったばかりで、買うものなし。「Nキャス」で都内のビルから店舗の看板が消えているというニュースをやっていたが、まんだらけの入り口の向かいにあるビルがまさにそうだった。センター街を歩くひとは、如実に少なくなっているように感じられる。無限大ホールのそばを通ると、1階の窓ガラスからビスケッティが漫才をやっているのが見えたが、客席は驚くほどに閑散としていた。松濤のベローチェに入り、アイスコーヒーとクリームパンを食べる。夜に映画を観ようと思い、時間をつなぐが、まだ4時間以上もある。かなり長居したが、まだ時間があり、丸善&ジュンク堂に寄った。東急百貨店の下の階は、18時半にはもう閉めていた。本屋は開いていて、エレベーターで上がり、棚をじっくり眺め、30分以上つぶした。外に戻ると、小雨になっている。ドン・キホーテに寄り、ペットボトルのお茶とランチパックを買い、歩きながら食べた。オレンジ色のキャップのホット用のお茶が、冷やして、安く売られていた。

◇ 映画

 19時半前、シネマヴェーラ渋谷に。小林信彦プレゼンツ、「これがニッポンの喜劇人だ!」に再び、「エノケンの頑張り戦術」を観るためにやってきた。19時35分の回。チケットを買う際に、一般料金でいいかを毎度確認されるが、そういえば、会員料金で観るという発想がぜんぜん浮かばなかった。1200円が800円になることを思えば迂闊だったが、何本も観るとは考えてなかったからで、今から慌てて会員になってもしかたがない。今回は整理番号52番。ビデオトークの回よりも少ないとはいえ、それなりにお客は入っているのか。今回も右端寄りの席に座る。「エノケンの頑張り戦術」という映画は、エノケン生誕百年のイベントのときに一度観ていて、確認すると、2004年だからもう17年前になるのか。そのときのシンポジウムでは、別役実もエノケンではこれがいちばん面白いと言っていた映画だ。今回、観なおしてみても、臨家の主人同士がなんの理由もなく競争を始める冒頭からいきなり可笑しい。按摩の場面が特に面白かった記憶があったが、取っ組み合いになるこの場面ではやっぱり笑わされる。終盤の展開はあんまり覚えていなかったが、サスペンス的な要素もあるのだ。こんなサイコパスな人物描写がこの時代にあるとは、なにか海外の作品からの影響でもあるのだろうか。

◇ 雑誌

 夜遅くに帰宅し、疲れて、すぐ横になった。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。ゲストはロッチ。そのあとには、伊藤アキラ追悼で「邦子のアンアン小唄」も流れた。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊ポスト」のグラビアに、「ひょうきん族」の特集があった。巻頭グラビアは、高田先生が証言する「土8戦争」の歴史から始まり、たけしの独占紅白、そして、エムカク氏によるさんま考がある。たけし、高田が連載している「ポスト」ならではだが、そこにエムカク氏が混じっているのがすごい。巻末グラビアは、まず、西川のりお、片岡鶴太郎、島崎俊郎の座談会があり、岸川真さんが構成していた。最後は山村美智のインタビュー。鶴太郎と若人あきらとではマッチのかっこうをさせるならどっちがいいかと、荻野ディレクターに訊かれたというのは知らない話だった。山村美智が鶴太郎と答えたから、あのマッチが生まれたということらしい。深夜0時過ぎに眠る。

2021年5月22日土曜日

5月22日土曜日/小林信彦プレゼンツ

◇ ラジオ

 朝はラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴いていた。なんと、結婚したゲンさんが中継コーナーに出演、というフリで、登場するのはもちろん中津川弦さんだ。自宅からの中継で、ひさしぶりの登場になったが、おカヨ坊さんはバイトのために不在だった。まあ、急に決まったんだろうからしかたがない。恒例、中津川さんの今日の熟女ベスト3は、松旭斎小天華、すず風にゃん子、阿川佐和子と発表された。阿川佐和子はこのあとのゲストなのだ。

 昼前から外出。半袖で出るが、やや肌寒い。左肩から首にかけての痛みがまだ続き、電車内で眠ろうにも、首を後ろにもたれられない。横浜から東横線で渋谷に。もう慣れてしまったが、土曜の昼だというのに電車はかなり空いていて、立っている乗客はほとんどいない。ちょっとなにか腹に入れておきたく、マークシティのドラッグストアに寄り、一本満足バーを買って食べた。ツイッターを見たら、富永一朗の訃報が目に入る。



◇ 映画

 道玄坂側から円山町に入り、シネマヴェーラ渋谷に。小林信彦プレゼンツの喜劇映画特集、「これがニッポンの喜劇人だ!」の初日に駆けつける。この特集上映を知ったのは、「週刊文春」の小林信彦の連載でだった。調べてみると、12時55分の回の「ニッポン無責任時代」が、小林信彦のビデオトーク付き上映だというので、これは観ないわけにはいかなかった。「ニッポン無責任時代」は映画館でも何度か観たことがあり、ビデオトークがなければわざわざこの作品は選ばなかったろう。観たことのない珍しい映画も上映されるが、わが予算では再び観にこられるかはわからない。下の階のユーロライブにくることはここ数年は多かったが、シネマヴェーラはもしかしたら初めてかもしれない。上映15分前に到着し、エレベーターで4階にあがると、ロビーはお客でいっぱいだった。チケットを買うと、自由席で、整理番号は85番。事前に売れてしまうことを心配していたが、朝にホームページを確認してみると、どうやらオンラインの販売はしていないようなので安心したが、そうなると、何時に行けばいいのだろうかという悩みにもなる。どのくらい人気があるのか、まるで予測ができなかった。電車で向かいながら、ツイッターで検索して様子を探っていたのだが、その際に、「決定版 日本の喜劇人」のサイン本がどうやら売っているらしいということもわかった。こんな機会は二度とないかもしれない。財布の中身を確認し、金の計算をすると買えないこともない。四千円弱の出費になるが、思いきって、買ってしまうことにした。本はカウンターで販売していて、限定30部と書いてある。混雑しているし、近づいてよく見ないと、ここにサイン本が売られているとはなかなか気がつくまい。入場に時間がかかり、自分の整理番号は後ろのほうだから、そのあいだに無事に手に入れた。席はおおむね埋まり、右端に近いところに座る。上映前に、劇場のスタッフの女性からあいさつがあり、マイクがオンになっているかがわからずに、影でしゃべっていて、笑いが起きた。このあいさつで、サイン本の販売も宣伝された。残り13冊だというから、やっぱり先に買っておいてよかった。上映前にビニール袋を開いて、サインを確認すると、当たり前だが「小林信彦」と書いてあり、興奮させられる。映画の前に、まずはビデオトークの上映から。あいさつをただ撮ったぐらいのものを想像していたが、想像以上にきちんと編集演出が施されているもので、これは観る価値があった。88歳、現在の小林信彦のすがたを観ることができた。しゃべる小林信彦はラジオ出演で知っているが、映像で、動く小林信彦を観たことはそういえばあっただろうか。もちろん、顔写真は何度も目にしているが、こんなに福耳だったのかと、妙なことに気がついた。口調はやや不明瞭で、聴きにくくもあったが、年齢を思えば無理もない。内容的には大半は著書に書いてある話だと思った。由利徹についてしゃべっていたことは、つい先日の「週刊文春」に書いていたことと同じだ。それよりも、しゃべっているすがたから感じとれることのほうが大きい。最後は「まあ、そういうことでよろしくお願いします。」で終わってしまい、笑いが起きた。続いてすぐに、「ニッポン無責任時代」の上映。映画館で観るのは何度目になるか、しかし、客席はだいぶ年齢層が高く、どうも一体感は得られない。後ろの席の爺さんはいびきをかいて寝ていて、とても迷惑だった。もちろん、映画自体は楽しい。何度観ても痛快さが残る。





 映画は15時前に終わり、松濤の富士そばに入り、カツ丼を食べた。ベローチェに入ろうとするが、混雑していたのでやめにして、先にまんだらけに寄った。階段の百均から一冊だけ買っていく。センター街からハチ公口を通り、ヒカリエの裏に出て、宮益坂のベローチェに入った。小林信彦のサイン本がとにかく嬉しく、ひさしぶりに、フリートでツイッターに投稿してしまう。読みかけの本もたくさんあるのに、さあ、どれから読めばいいのか。掟破りだが、買ったばかりの「決定版 日本の喜劇人」の、あとがきと巻末インタビューを先に読んだ。BIG3以降の、とんねるず、ダウンタウン、爆笑問題、さまぁ~ず、サンドウィッチマン、伊集院光たちを、本書に書いていない理由がここでは語られていた。



 帰りの東横線は、急行だというのに、がらがらに空いていた。寝過ごしてしまい、元町・中華街駅から横浜駅まで戻ってくる。ビブレのブックオフに寄り、110円の文庫本を2冊だけ買う。帰宅前に、ライフでも買いものしていく。

◇ ニュース

 夜遅くに帰宅し、録画していた「Nキャス」を観る。トップはニシキヘビが見つかったニュース。飼い主のアパートの屋根裏で捕獲されたという。先週の日曜に東戸塚に行ってみたときには、騒動の様子はまったくわからなかったが、早すぎたんだろうか。見つかる前に、もう一度ぐらい見物に行きたかった。コロナ関連のニュースでは、商業ビルから店舗の看板がどんどん消えているという。大規模接種センターの東京会場が大手町にあり、場所がわかりにくいからというので、下見に行く高齢者が多いというのも気の毒な話だ。ずっと真夜中でいいのに、というバンドのメンバー、和田永というミュージシャンの特集もあり、これには興味が湧いた。旧式家電を楽器にするという、まるで「誰でもピカソ」向きの人物だ。検索してみると、正式メンバーではないようで、Open Real Ensemble というバンドをやっていることもわかった。田村正和の訃報では「パパはニュースキャスター」の子役たちに取材をする。ドラマのなかで、鬼瓦権蔵の「冗談じゃないよ」をやっているシーンがあるのには笑ったが、たけしのコメントはなかった。深夜4時過ぎに眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...