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2021年2月11日木曜日

2月11日木曜日/ビートたけし杯

◇ 今日の読書

 夕方、ヤマトの営業所まで品物を出しに行き、駅前のドトールで読書をしてから帰る。「日本の名随筆」の別巻、和田誠・編「芸談」を読み終えた。たしか、どこかの古本屋で、なにも買わずに出るわけにもいかず、なんとか選び出した本だった。「芸談」というタイトルから期待したものとは内容はちょっと違って、映画やクラシック音楽、テレビの演出などについての随筆も含まれている。「多岐にわたるアーティストによる広い意味での「芸談」」だと、あとがきにも書いてある。奥付を見ると、1996年に出た本なのだが、目次を見るともっと前に出た本なのかと思ってしまった。エノケン・ロッパについて書かれた徳川夢声の随筆で始まり、ほぼ時代に沿って構成されているが、最新のほうはせいぜいタモリが登場するくらいなのだ。しかし、あとがきでは、和田誠が直接集めた芸談が紹介されていて、そこにはさんまや小泉今日子の言葉もあった。「テレビの中では大阪弁の言い回しを変えたり、大阪弁を東京のリズムで喋るように工夫してます」という、さんまのこの発言はとても面白い。

◇ 寸評

 夜、YouTube の「江戸まちたいとう芸楽祭」の公式チャンネルで、「ビートたけし杯 お笑い日本一」の配信を観た。今朝のテレビでこの話題が扱われていたのをたまたま目にして、昨日開催されていたことを知ることになった。ツイッターを見ていないから、情報を知りそこねていた。過去2回は会場で観覧しているが、今年はリモート版になり、配信のみ。アーカイブが残されていてよかった。90分弱の動画。たけしを中央に、アル北郷、〆さばアタルが両脇に座る。会場はどうやら、雷5656会館にセットを作っていたようだ。

 出場者は8組。出場順に、オキシジェン、母心、女将、Yes!アキト、サスペンダーズ、ママタルト、ジーター、ニュークレープ。今年は、芸歴20年までという制限が設けられた。しかし、過去2回の出場資格がどうだったのかはよく知らない。この8組のネタを動画で観て、たけしが審査をしていくのだが、寸評の時間がたっぷりあって、これがとても面白かった。Yes!アキトみたいな芸にも真っ正面から寸評を語り、年末の公開オーディション番組のときとは姿勢が違う。会場での審査ではここまでの詳細な寸評は聴くことができず、リモート化したことによるありがたい副産物だ。特に、改善策が明解に指摘されるのが面白く、さすが、これは演出家の意見だと思うものがあった。たとえば、サスペンダーズの喫茶店のコントでは、コーヒーを置いてるのか、ケーキを置いてるのか、ちょっとした所作で違いをつける、それを実際にやってみせる。あるいは、椅子は正面ではなく、横に向けたほうがいいというのも目からウロコだった。ジーターのラーメン屋のコントには、怒ると地が出てしまうという指摘。地に近いほうがハマっているのではと、これは逆に考えるひとが多いだろうという気がするが、舞台は作りものだから、怒るときも芝居でないといけないというのだ。

 優勝がオキシジェンだということは事前に知ってしまっていたが、準優勝には母心が選ばれていた。優勝賞金は上限30万円というルールで、母心が10万円、オキシジェンが20万円と分配される。母心は落語をネタにした漫才だったが、歌舞伎のネタだったら優勝だったのではという気もした。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...