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2022年12月14日水曜日

12月14日水曜日/ジャパネットたかたと世阿弥


◇ 三田

 昨夜は眠れず、早朝から2時間ぐらい眠ったが、眠れないんだったら「爆笑問題カーボーイ」を聴けばよかったのだけど、放送しているというのをなぜかまったく忘れていた。朝から都内に。昼食は三田のあたりで、裏道を適当に歩きまわり、カンダヤという店に入り、とじないかつ丼というのを食べた。それから、慶応大東門前のベローチェに入り、ひと安み。スマホの充電をしながら、読書をするつもりが、隣りのおばさんたちのおしゃべりがやかましく、しばらく、Spotify で音楽を聴いていた。ベローチェからは泉岳寺まで歩き、京浜急行で帰る。泉岳寺駅に着くと、ちょうどいいタイミングで快速特急が停まっていて、横浜まであっという間に戻ってきた。ビブレのブックオフに寄り、220円の単行本を2冊買っていく。

◇ 読書

 帰りの電車内で、高田明「高田明と読む世阿弥」を読み終えた。2018年刊、日経BP社。つい先日、「100分de名著ブックス」の「風姿花伝」の本を読み終えたばかりだが、「風姿花伝」に関心が向いていたところで、ブックオフのビジネス書の棚をじっくり眺めることもあまりないのだが、たまたま眺めてみたらこの本を発見した。高田明というのは、ジャパネットたかた創業者の高田明である。ジャパネットたかたと世阿弥の組み合わせには大いに惹きつけられた。小沢昭一的に考えれば、ジャパネットたかたもまた、ある種の放浪芸だろうと思うからだが、そのジャパネットたかたの芸には、世阿弥の思想が反映されているのだとすればとても面白い。まえがきを読んでいくと、「相手に何かを伝えるという点では能と通販は共通しています。」と高田明は言い切る。この本は増田正造という能研究者が監修していて、その点でも信頼できる内容だろうと思うのだが、増田正造はつぎのように書いている。P11-13「世阿弥は是風と非風ということを説きました。是風はスタンダードな安定した芸、非風は毒薬的に否定されるべき芸。至った名人が是風に非風を少し交えると、飛躍的効果があるというのです。高田さんの声は、まさにこの非風の加え方の微妙な計算ではないでしょうか。」「高田さんは言われます。テレビやラジオの向こうのお客様を思い浮かべ、商品は何か、天気はどうかによって、話すスピードやテンポ、声のトーン、どこでどう間を入れるかを研究したと述べた後、「これはテレビのCMの1分30秒などの短い時間で商品を紹介する場合でも変わりません。お客様に1秒でも0.5秒でも考える時間を与えることが必要です。間は次の有を生み出す無なのです」(本書より)。そして「世阿弥が『花鏡』の中で全く同じことを主張しているのを知ったときは、本当に驚きました」とも語っておられます。」「そもそも能の美に魅せられて世阿弥に至るのが普通ですが、高田さんは一度も能に触れられたことがありませんでした。いきなり世阿弥の理論と向き合われた、ここが凄いのです。「社長がいつも話していることと同じことが書いてある」と社員が手渡した世阿弥に関する本がきっかけだったといいます。能に触れることなく、世阿弥の思考の本質との相似を見抜いたのは、高田さんの天賦の才能です。」「30年間、テレビカメラの前に立ち続け、無限に近いけれども目に見えぬ購買者と切り結んで、それを魅了された高田さんは、日々芸の精進と後進の育成と流動する観客に対峙し続けた世阿弥と、また重なるのです。」

◇ テレビ・音楽

 夕方には帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・泉アキ&桂菊丸夫妻)を観る。早い時間に眠ってしまい、深夜に起きあがり、また録画していたテレビ番組をあれこれと。「水曜日のダウンタウン」は「「いい意味で」をつければどんな悪口でも怒られない説」。「あちこちオードリー」は、相席スタート山添、岡野陽一、ザ・マミィ酒井というメンバーで、「人生を楽に生きるクズ流ポジティブ論」を語る企画。「フジ芸人ロックフェス」という特番も録画してみたのだが、楽器を弾ける芸人たちが集まり、ライブをするのだが、かっこよくやってみせるのか、笑いにするのか、どっちつかずの番組で、これはあんまり面白くなかった。

 今日は Spotify でコミックソングを探していたのだが、B&Bのアルバムがあるので驚いてしまった。もちろん、聴くのは初めて。団しん也のアルバムも発見する。これは名前がローマ字表記だから見つけにくい。


2022年11月10日木曜日

11月10日木曜日/物置の本を運ぶ

◇ 洋光台

 睡眠時間に失敗し、朝から3時間ぐらい眠る。午前中に出発し、洋光台まで。叔父宅の物置に荷物があり、その確認をすることになった。荷物というのは自分の荷物なのだが、引っ越した際に、どさくさにまぎれて、ここにずっと置かせてもらっていたのだった。その引っ越しというのがもう20年以上前のことなので、なにが置いてあるのかもさっぱりわからない。一応、すぐに必要なものがあれば運んで帰れるように、キャリーカートだけ、畳んだ状態でぶらさげてもっていく。先に昼食を済ませておくつもりだったが、もたついていたら時間がなくなってしまった。洋光台の駅前のピーコックストアで、カツサンドを買い、団地の広場のベンチに座って食べたが、風が強くてたまらない。髪の毛がたちまちぼさぼさになった。

 叔父宅に着き、さっそく、物置の荷物を確認すると、ふたつの物置にダンボール箱が計15箱あった。箱の中身は大半は本なのだが、物置のなかであっても、雨水かなにかわからないが、濡れてしまっている本がいくつも見つかり、これらは十代のころに買っていた本だが、当時は古本を売るという計算もなく、本を手放すという考えすらなく、純粋に、いつまでも手元に置いておきたいつもりで買った本ばかりだから、なぜ今まで放置してしまったのかと茫漠とした気にもなる。今や、わが部屋は床から本を積みあげ、本の扱いもだいぶ雑になったが、ていねいに保管していたころの本たちの変わり果てたすがたと再会することになった。どこにいったかわからなくなっていたサイン本も見つかったが、これもかなり傷んでいる。古本を売るようなことをやっていると、本に対してドライにもなってしまうのだが、若いころならば、この惨状にはとてもじゃないけど冷静ではいられなかっただろう。この箱をすべて、叔父は処分するつもりでいたようだから、その前に確認してよかった。本を処分するのは本当にいやなのだが、それでも、傷んでしまってどうしようもない本は、妥協して、ある程度は捨ててもらうことにした。そのほか、小学校や中学校のころに使っていたような文具類、絵の具や製図道具、将棋盤なども出てきたが、これらも処分してもらうことにする。小学校の卒業アルバムや卒業証書が出てきたのにもちょっと驚いたが、これはさすがに捨てるつもりはないものの、たいして愛着はなく、見つかっても、アルバムを開いてみる気にもならなかった。わが人生のなかで、この時代と現在がどうもつながっていない感じがする。しかし、なんにせよ、キャリーカートで運べるものはせいぜい2箱で、思い出の品よりも、結局、売りものになる本と、これからも読む可能性のある本を優先するという判断にした。あとは保留にして、箱に詰めなおすしかない。ぜんぶの箱を確認し、選りわけて、詰めなおすという作業をし、なんとか、日が暮れかけるまでに終わらせた。物置に戻した箱が11箱。つまり、ほぼ処分しないということだが、単純に考えて、運ぶのにあと6回はかかる。

 夕方には失礼し、洋光台の団地にも興味があったが、大荷物なのであんまりうろつくこともできず、団地の前を通るだけになったが、今度は昼間の明るい時間帯に歩いてみたいと思った。洋光台駅から根岸線で帰ってくるが、古本市もしばらくないから忘れていたが、キャリーカートを運んでいると、電車の乗り降りがいちばん大変なのだ。ダンボール箱をそのまま使えばいいと思い、いつも使っているクリアケースを置いてきたのだが、ダンボール箱だと、持ち手がないことに運ぼうとして初めて気がついた。キャリーカートの下から抱えあげなければならない。おまけに、物置に長年入れっぱなしになっていた箱だから、汚くって、これではどこの店にも寄りにくい。電車もやや混んでいて、申し訳ない気になった。最寄り駅まで戻ってきて、ここまでくればもういいかと思い、日高屋に入り、ようやくまともな食事をとる。W餃子定食を食べた。710円。

 うちが坂道の上にあるもんだから、キャリーカートを引きずるには帰宅直前がいちばんきつい。さんざん古本市に出ているから、わかっているはずなんだけど、どういうわけか忘れてしまっている。そして、うちの前まで運んでも、うちのなかに入れるのがまたひと苦労で、外に出しっぱなしにするわけにもいかないから、なんとか運び入れるところまではするのだが、いったん落ち着いたら、もう動くのがいやになった。

◇ テレビ

 ラジオを聴きながら早い時間に眠ってしまい、深夜に起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・EXIT)と昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・川島明&MEGUMI)、それから、「紙とさまぁ~ず」を2週分(ゲスト・安藤サクラ)。「ぺこぱポジティブNEWS」のコメンテーターは錦鯉の渡辺隆。「トンツカタン森本&フワちゃんの Thursday Night Show」では、ここ何週か、福生の街歩きロケをやっていて、これも面白かった。

 テレビを観ながら運んできた本の整理もするが、ときどき、ぱらぱらと中身を読み始めてしまい、ちっとも進まない。さすがにかつての自分の蔵書は、関心のある本ばかりだ。音楽を聴こうとすると、Spotify が料金未払いになっていたようで、プレミアムプランの利用が停止されてしまった。利用し始めてから初めてじゃないだろうか。しかし、曲間に広告が入るというだけで、おおむね不便なく使えそうな気がするのだけど。なんのために毎月料金を払っているのかわからなくなってきた。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...