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2024年6月11日火曜日

6月11日火曜日/「世界の喜劇人」を読む

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝早く、ゴミを出すために起きあがると、昨夜のうちに玄関にまとめておいたゴミの袋がネズミに食い破られている。まったくなんなんだろうな。散らかしたゴミ屑を搔き集めて、袋に入れなおして出してくる。朝のうちにブログの更新をしようとするが、眠くなってだめ。

 つけっぱなしだったラジオは、パンサー向井の「#ふらっと」が始まる。火曜のパートナーはココリコ田中。9時台ゲストには太田光が登場した。爆笑問題とココリコとは「はばたけ!ペンギン」で共演していた関係だ。あるとき、ココリコの楽屋に遊びに行ったら今田耕司に出会ったという話をしていた。考えてみたら、爆笑問題は、ココリコ、今田東野、ダウンタウンと、そのときどきで肩を並べる相手が変わっていっているのだ。そのあとには新刊の「芸人人語」について話す。向井はこの本も読んでるし、爆笑問題のラジオも聴いていて、太田のことをとてもよくわかっている。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「NHKニュース7」を観ると、寒川町の工場が火事になり、それを生中継で伝えていた。昨夜の「キョコロヒー」は恒例企画の「もしものピンチ対策会議」。ゲストは滝沢カレン。今回も勝俣の模範回答に感心させられる。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「SPA!」の「エッジな人々」にはピエール瀧とマッコイ斎藤の対談が、「昭和50年男」では土屋敏男と喰始が対談していた。

 部屋が暑くなり、冷風扇を今季初めて使う。下に差し込む水槽が汚れてしまい、それを風呂場にもっていって、洗うところから始める。ラジオを聴きながら少し眠りなおし、水道局から料金未払いの通知がきていたから、それの確認の電話をする。引き落としがうまくいってなかったのがそのままになっていたようで、振り込み用紙とクレジットカードの登録の用紙を届けてもらうことになった。ひとつひとつ片づけていくしかない。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、東貴博が今週も熱海五郎一座の話をする。東は伊東四朗にときどき「八っちゃん、元気?」と訊かれるんだそうで、舞台をこなすほどしっかりはしていても、そこはうちの母と変わらないのだろう。

 夕方から外出。だんだん暑くなってきた。あてもなく、とりあえず横浜に出て、昼食にする。ジョイナス地下の大龍に入り、餃子定食を食べた。990円。有隣堂に寄り、現物を見てみたかった「月刊Takada」をようやく確認する。「Hanada」と同じく、オピニオン誌の売り場に1冊だけ差してあった。表紙はまるで「Hanada」だが、中身は「笑芸人」みたいな本だと思った。東口に移動し、ドトールに入る。読書に専念しようと思うが、眠くなり、まず、音楽を聴きながら1時間ぐらい眠ってしまった。それから読書をする。

◇ 読書

 4月から読んでいた、小林信彦「決定版 世界の喜劇人」をようやく読み終えた。3年前に買った「決定版 日本の喜劇人」と同じく、この本も渋谷のシネマヴェーラの上映会にて、サイン本を購入した。もう何年も前からだが、うちには一生かかっても読みきれない量の本がつねにあるから、このような4千円近くもする本を新刊で買うことは今やとても珍しいことである。「決定版 日本の喜劇人」を読んだときと同じく、文庫版と比較しつつ、この本もていねいに読んでいこうと思っていたのだが、しかし、「日本の喜劇人」と比べると、そもそもの自分の知識量が及ばず、なかなかそこまで深く読み込むような根気はなかった。「日本の喜劇人」も「世界の喜劇人」も初めて読んだのは新潮文庫版だった。十代か、ハタチ過ぎかというころだったろう。「日本の喜劇人」に関しては、普段から自分が触れている現在の芸能の世界とつながるものであり、興味が尽きることはなく、何度かくり返し通読しているし、それ以上にたびたび参照してきた。それに比べると、「世界の喜劇人」に対する興味はかなり手前にある。いや、初めて読んだときは本当にわからない記述が多く、だから、読みなおすこともほぼなかったし、そのころからすると、今はかなり理解できるようになったとは思うのだが、それもアマゾンプライムなどで古い喜劇映画を簡単に観ることができるようになったからで、ごく最近になってからがらりと状況が変わったということだ。やっぱり、この手のものは観ないことにはわからない。小林信彦も、自身が観たものに対象を限定している。この「決定版」は全体の4分の3はその新潮文庫版を底本としているのだが、残りは、それ以降の喜劇に関するエッセイがほかの本から搔き集められていて、編集者のセンスの問題だが、これで決定版だと言われてもという気はちょっとする。改めて読んでみると、誤解していたことに気がついたのはジェリー・ルイスに対する評価だ。小林信彦はジェリー・ルイスを評価していないのだと思っていたのだが、辛辣なことも書きつつ、そのいっぽうでは「そんなに腹が立つなら見なきゃいいじゃないかといわれるかも知れないが、何度も裏切られながら、一つでも面白いギャグがあればと、小屋に足を運ぶのは、こっちが芯から〈好き〉だからなんだ。それほど意地が汚く、それほどギャグに飢えているのである。少しはこちらの気持も察してもらいたいというものである。」ということも書いている。小林信彦といえばマルクス兄弟で、マルクス兄弟やウディ・アレンについては多くのページが割かれているが、メル・ブルックス、ジョン・ランディス、ジム・キャリー、スティーヴ・マーティンといったあたりの評価も面白い。むしろ、こういうところにこそ、小林信彦の考えが読みとれる気がする。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「さんま御殿」の2時間スペシャルを観る。前半は女子高出身特集。ヤバいTシャツ屋さんのありぼぼというひとが初登場。どんぐりたけしと結婚したのはこのひとか。後半は「いろんなバイトを経験した苦労人」という特集。オードリー若林がこの番組には7年ぶりの出演。若林がウーバーイーツを始めた話をしたのだが、それに対して、岡田義徳が 37歳のときに派遣のバイトをやっていたという話にも驚きがあった。芸能活動を休んで、強制撤去の仕事などをやっていた時代があったのだ。

 タイムフリーで、太田光がゲストだった先週金曜の「武田砂鉄のプレ金ナイト」をようやく聴いた。この番組は今まで聴いたことがなかったが、オープニングでは武田砂鉄がえんえんとひとりしゃべりをするのか。タブレット純のライブの案内の時間が間違っていて、もし遅刻していたら、同じ列の数席左には高田文夫、数席右には加藤登紀子がいて、どちらかを立たせることになっていたという話。これを聴いた高田先生が「ビバリー」でもそのまま話していた。オープニングのあと、ゲストの太田がすぐに登場する。TBSラジオのチン毛事件の話題から始まるが、この番組でも話題の中心は新刊の「芸人人語」だ。さすがは太田で、武田砂鉄の著書をちゃんと読んだうえで臨んでいたが、ゲストのコーナーは 30分強ぐらいであっさりと終わってしまった。続けて、深夜は「爆笑問題カーボーイ」。太田は気象予報士の長谷部愛さんの本も読んでいて、その内容を細かく説明できるくらいにちゃんと読んでいるのには驚かされる。太田はあれだけの仕事量をこなしながら、どうしてこんなに本を読めるのだろう。

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2024年4月25日木曜日

4月25日木曜日/何度観てもいい

◇ テレビ・ラジオ・映画

 深夜からこまぎれに眠っていて、変な夢ばかり見る。ひとつは兄の葬儀の夢。兄はまだ生きている。もうひとつは、若い女の子に好意をもたれるのだけど、48歳だよと教えたら、びっくりされ、泣きながら逃げていってしまった。そんな悲しい夢があるだろうか。つけっぱなしだったラジオからは「#ふらっと」が流れている。この木曜はヤーレンズの担当。ヤーレンズは漫才よりもフリートークのほうが真価を発揮するのではないか。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、10周年記念企画「視聴者2万人が選んだ最も好きな説」。オープニング曲も10周年の特別版になっていた。30位から1位までの「説」が順に発表されていく。30位は「おぼん・こぼんシリーズ」(2021年)。小籔千豊も推薦するが、「ただ、あんまりフルスイングで褒められへんのが、最初っからその意図、この番組にあったんかったらたぶんないんですよ。」 現在のおぼん・こぼんもコメント。トップテンの前には50位から30位も一気に紹介され、ギャラクシー賞を受賞した説が意外とこのあたりに入っている。3位は、ななまがりの「新元号を当てるまで脱出できない生活」(2019年)。2位は、あのちゃんを有名にした「「ラヴィット!」の女性ゲストを大喜利芸人軍団が遠隔操作すればレギュラーメンバーより笑い取れる説」(2021年)。1位は「名探偵津田」(2023年)だった。

 昨夜の「あちこちオードリー」は恒例企画「私だけがグッときたニュース」。インパルス板倉、ラランドサーヤ、ラバーガールがゲスト。サーヤの「Xはおしまい」宣言が気になっていた。サーヤ「自分の手柄にするやつ、ちょっと多すぎるなと思ってて」 若林「いや、俺たちって古い世代だから、なんかインターネットに文字でなんか書いてるやつ自体、やべえやつだと思ってんの、まだ。まだその感覚が残ってるから、いや、たぶん若いひとは当たり前なんだけど、「草」とか見るだけで、なんか、気持ち悪いんだよね。」

 「紙とさまぁ~ず」を2週分、河合優実がゲストの前後編。河合優実は幼いころにさまぁ~ずに抱っこされたことがあるという驚きの事実が明らかになった。実際のその写真も出され、母と叔母が一緒、つぶやきシローも写っている。その場は「さまぁ~ずの悲しいダジャレ」の出版記念イベントだった。河合優実の叔母がさまぁ~ずのファンで、「さまぁ~ずの逆にアレだろ」のハガキ職人だったんだって。

 今日の「徹子の部屋」のゲストは北大路欣也。この番組は10回目の出演。東野英治郎、三木のり平、森繫久彌の思い出話が語られる。1984年放送、当時70歳の森繫久彌が出演した回の映像、そして、父である市川右太衛門が出演した回の映像(1979年放送)が流される。

 ラジオを聴きながら、昼寝を少し。どうもだらけている。ブログの更新をしようとしても、すぐに目が疲れてしまう。夜になってから駅前まで買いものに行き、それ以外の外出はなし。

 Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まことゴールデンラジオ!」を聴くと、火曜から休んでいる大竹まことはコロナの陽性になったようだ。オープニングは、はるな愛とタブレット純、砂山アナというメンバー。50歳前後の3人で、えんえんと頻尿の話をしていた。

 深夜にアマゾンプライムで映画を1本。マルクス兄弟の「ルーム・サーヴィス」を観る。観たことがないと思っていたが、しかし、七面鳥が飛ぶ場面に見覚えがあり、どうやら過去に観たことがあるようだ。まあ、ちゃんと覚えてないんだから何度観てもいいんだけど。マルクス兄弟よりも、脇役の俳優の芝居が面白いと思う部分も多かった。

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2024年3月13日水曜日

3月13日水曜日/東出昌大の映画

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 早朝から眠り、目が覚めてから、ブログの更新をひとつ。うっかりしていたことがあって、せっかく予約していたチケットの引き換えを忘れていたことを、今朝、急に気がついた。月曜までに引き換えなければならなかったのに、それを水曜まで思い出さないんだからひどい。なにやってるんだかなあ。イープラスを開くと、幸い、まだ売り切れていなかったから予約しなおすことにする。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」では、愛子ちゃんが誘拐され、内藤剛志の刑事がやってくる。しかし、愛子ちゃんは誘拐されていないことは視聴者にはわかっている。

 昨夜の「午前0時の森」には、最後のゲスト、二宮和也が登場した。ニノはタメグチでしゃべり、若林のほうが敬語を使うのだが、ウィキペディアを確認してみると、若林のほうが5歳も上だ。二宮和也はああ見えてもごりごりに縦社会のひとなんだなとは、「だれか to なかい」を観ていても感じたことだった。嵐の番組はあまり観たことがなく、ニノのこのふるまいには今まで気がついていなかった。しかし、会話がなじんでいくとまた少しお互いのトーンが変わっていく。「こっち側」ならではの距離感の変化が感じられた。この回は次週に続く。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「サンデー毎日」が今週は水曜日の発売だった。祝日があったわけでもないのに、大学合格者ランキングがあるためにずらしたのかな。松尾貴史の「似顔絵塾」に、さんまと共演していた舞台でのことが書かれていた。「さんまさんが楽屋でよく話題にしていたのが枝雀師匠のことでした。「あらゆる笑いは緊張と緩和の同居」。これは枝雀師匠が分析した笑いの理論ですが、さんまさんも何度か口にしておられました。」

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは真空ジェシカ。乾貴美子が真空ジェシカのファンのようで、今日は珍しく化粧をしているという。乾さんは真空ジェシカのポッドキャストの配信ライブまできちんとチェックしていた。

◇ 日ノ出町・黄金町

 夕方から外出。京浜急行の日ノ出町に出て、中央図書館に寄っていく。本当は今日は図書館に寄るつもりではなかったんだけど、寄ってしまえば、また上階からじっくりとまわるはめになり、2冊借りていく。イセザキモールまで歩き、黄金町方面に進んだところにある大東北という店に初めて入ってみた。定食メニューの豚肉とナスの醤油炒めを食べた。825円。写真を撮ったあとからスープがやってくる。

 どこかで読書をしようにも時間が半端になり、今日は読書をあきらめ、古本屋をまわって時間をつなぐ。といっても、馬燈書房とバイアップに寄るだけなのだけど。しかし、今日はやや暖かかったが、日が暮れると寒くなり、根気がない。バイアップの外の棚から、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。

◇ 映画

 シネマジャック&ベティにて、東出昌大のドキュメンタリー映画「WILL」を観る。水曜サービスデー、1200円。19時55分の回。お客はけっこう入っていて、こういう映画に客が入っていることを少々意外に感じた。東出昌大にいつからこんなに興味が湧くようになったのか、よく覚えていないのだが、落語ファンだという東出には特に惹かれなかったが、やはり、この狩猟生活を始めてから、それをラジオや雑誌で語っている東出昌大がすこぶる面白く、どこか超然としたところがあるひとだと思うようになった。狩猟生活のなかで、動物の命をじかに奪い、食料とする。そこには哲学的な問いがある。都市生活に対する疑問もある。それだけでも、学校の教材にしてもいいくらいの映画だと思ったが、東出昌大が芸能人であることがさらに問いを深くしている。この密着の期間に東出は「福田村事件」に出演し、舞台公演もこなしていた。しかし、なによりも面白かったのは、山籠もり生活を追いかけてきた週刊誌記者と東出が仲良くなってしまうところだ。狩猟のジレンマと記者のジレンマが奇妙に重なることには驚きがあった。この映画、松本人志が観たらどう思うだろうか。


◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「水曜日のダウンタウン」は、1時間まるまるひとつの企画。「清春の新曲歌詞を全て書き起こせるまで脱出できない生活」に、きしたかのが挑戦した。さほど興味がない企画だと思っていたが、観始めたら釘づけになってしまった。清春本人の登場、そして、空耳アワーみたいになってしまう展開に笑った。最後まで観ると、次週の予告がなぜか今週と同じ。これもまたなんらかの企画なのか。

2024年2月22日木曜日

2月22日木曜日/オバケトンネル曲がる

◇ テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」では「ヘイヘイブギー」が誕生。茨田りつ子はスズ子のもとに家政婦さんを手配し、その家政婦を演じるのは木野花だ。

 昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、前半は「ドッキリの仕掛人 どんなにバレそうになってもそう易々とは白状できない説」。パンサー尾形、ダイアン津田がだまされる逆ドッキリ。後半は「男女の知名度100%対0%クイズ」の第2弾。男チームは、浜田、くっきー、カズレーザー、令和ロマンくるま、那須川天心。女チームは、YOU、矢口真里、ホラン千秋、エルフ荒川、森日菜美というメンバー。司会は麒麟川島が務める。これはとても面白かった。松本がいなくなってもこの番組は面白く、単にフォーマットにかぎらず、松本が不在でも成立するほどのものを残し、松本は消えていった。

 昨夜の「あちこちオードリー」は恒例企画の「グッときたニュース」。みなみかわ、菊地亜美、蓮見翔、カカロニ栗谷というメンバー。蓮見は、渋谷のTSUTAYA が一時閉店したというニュースを選ぶ。蓮見はかつてバイトしていた TSUTAYA が無人餃子販売店になっていたそうで、蓮見「いちばん悔しくないですか?」「なんかほんとに、「えっ、カルチャーつぶれて餃子屋できんの?」って思って。」 若林「本屋もことごとくなくなってるよね。愕然とするよな。」「渋谷のH&Mってあれ、本屋だったんだよ、ぜんぶ。あそこ、ブックファーストだったんだよ、ぜんぶが。8階ぐらいまであったんだよ、うん。東急本店もなくなっただろ。」「由々しき問題ですよ!(笑)東急本店、俺、写真撮りに行ったんだから。なんかあの、紙書いて、なんかこうポストイットみたいなこう、みんなが「ありがとう東急本店」…、あそこの本屋にってこう、俺も書いたもんね。「悔しいとき、この本屋に助けられて」みたいな。ほかのひとのメッセージ読んで泣いちゃって。」

◇ 泉岳寺

 午後から都内に。横浜から京浜急行に乗り、泉岳寺まで。なか卯に入り、牛とじ丼を食べる。600円。小雨が降っている。寒い。芝浦に行く用があり、オバケトンネルをくぐっていくと、まっすぐだったトンネルが途中で曲がるようになっていて、そこからは立って歩ける高さになっていた。芝浦側の出口に看板があり、工事の進捗にともない、迂回されるように変化したということが案内されていた。このトンネルはもうずっとこういうもので、変化するようなものだとはぜんぜん思っていなかったから、なんだか不思議だ。オバケのように、このトンネルもいつか消えてしまうのか。

◇ 読書

 帰りの電車内で、ビートたけし・ホーキング青山「日本の差法」を読み終えた。2004年刊、新風舎文庫。親本は2002年刊。読みそこねていた本だが、ホーキング青山が亡くなったこのタイミングで読んでおきたくなった。時期としては、ホーキング青山も出演している「Dolls」が公開されたころか。たけしと初めて会ったのは「ここがヘンだよ日本人」だったようで、それ以前から、高田先生や談志師匠とは関わりはあったホーキング青山だから、意外と遅かったんだなという感じもする。この本ではおもに差別について対談しているのだが、それはともかく、読み進めていたら、村上麗奈の名前が出てきたのには驚いた。バイク事故のあとに顔面麻痺になり、自殺しようかと思う寸前だったという話をたけしがしているのだが、「でもね、何が助かったってね、エロビデオだな。」「包丁持った瞬間に、エロビデオが横に転がってたの。それでそのエロビデオ見てオナニーしたとき、「生きよう!」と思ったんだ(笑)。」「いや、本当に。その女優に会いたい!って。村上麗奈(笑)。」 「週刊新潮」の記事には「会ったことも見たこともない」とか反論してたのに、どうやら、ちゃんと知ってるぞ。あの記事、本当なんじゃないのか。

 プラス・マイナス岩橋のことも気になってしかたがなかったのだが、SNSから、岩橋が吉本を契約解除となったというニュースを知った。あれよあれよという間に、なんでこんなことになるんだろうか。真木よう子は否定しているようだが、これは吉本興業の問題、ハラスメントの問題であると同時に、いやもしかすると、それ以上にSNSの問題だろう。弱い人間から調子を崩していく。

 夜遅くに帰宅し、「アメトーーク!」の「せっかち芸人」をオンタイムで観てしまう。ナイツ塙、中川家礼二、バカリズム、土田晃之、ますだおかだ岡田、アインシュタインゆずる、ダイアン津田というメンバー。MC側には、ブラマヨ小杉、大自然ロジャーが座る。録画していた「NHKニュース7」を観ると、日経平均株価がバブル期以来に最高値を更新したとのニュース。ラジオを聴きながら、深夜に眠る。

2023年10月22日日曜日

10月22日日曜日/勉強のために読む

◇ ラジオ・テレビ

 朝はラジオ。「安住紳一郎の日曜天国」をつけていると、谷村新司が昨年3月に出演した回の音声をここでもまた流していた。この音声は、昨夜の「Nキャス」でも流されていた。ウィキペディアに書いてあるジェームス・ブラウンを呼んだ話をここでしていたんだな。

 録画していた今朝の「サンデージャポン」を観ると、昨夜に「キングオブコント」で優勝したばかりのサルゴリラが生出演していた。サルゴリラをひととおり紹介してから、ガザ地区のニュースに移る。今週もテルアビブにいる須賀川記者と生中継でつなぐ。そのあとは、猿之助の初公判のニュース。村上湛が取材に応えていた。それから、日大問題、旧統一教会問題、ジャニーズ問題と続くが、それにしても、カズレーザーはあらゆるニュースに対して細かいコメントをする。サルゴリラと並んでいたけれども、ウィキペディアにあたってみると、カズレーザーのほうが後輩なんだよな。かまいたち山内の弟にまた感謝状が贈られたというニュースや、やす子の焼き芋のレポートなどがあり、最後にはまたサルゴリラの時間があった。昨夜の1本目、マジシャンのコントをここでもまた披露した。

◇ 赤坂見附

 午後から都内に。赤坂見附に出て、まず、昼食。てんやに入り、天丼を食べた。560円。隣りのマクドナルドに入り、ひと休み。読書の時間を作る。

 図書館で借りた「文學界」10月号の絲山秋子特集を読んだ。デビュー20年の特集、まずは辻原登と絲山秋子の対談(構成・吉田大助)を。辻原登という作家はよく知らないのだが、対談はとても面白かった。小説を書くうえで、一貫したところがあるとすれば、アンチ進歩主義者なんですと辻原は語る。辻原「人間は一生懸命勉強したり、鍛えたり経験を積んだりすれば、必ず進歩して成長していくとたいてい思います。(略)僕もある時期まではそう思っていたんですが、それはちょっと違うんじゃないか、人間には進歩も退歩もないんじゃないか、と。人類の歴史も同じ。小説を書く時、この人物をどういうふうに造形するかを考える時に、この考え方は非常に有効だなと僕は思っているんです。」 辻原登は神奈川近代文学館にも関わっていて、絲山秋子が編集委員を務めた井伏鱒二展の話にもなった。辻原「「遥拝隊長」の主人公は何者かというと、要は粗忽者ですよね。僕は粗忽という言葉が好きなんです。粗忽というのはものすごく罪深いことであると同時に、その人の隠し持っている絶望みたいなものも表している。井伏は、粗忽を描く達人だと思います。」 絲山「落語ともちょっと繋がりますよね。粗忽者はバカでおかしいと笑うだけではなくて、その中にはものすごくまっすぐでピュアなものがある。」「粗忽な人を描くことには、ものすごく鋭利な刃物をふるうような怖さがある気がします。そういう意味で井伏さんの作品は、本当によく研がれた刃物のような面がありますね。」


◇ 読書

 帰りの電車内でも読書を続ける。同じく、「文學界」10月号に載っていた若林正恭と國分功一郎の対談を読んだ。これが三度目の対談になるのか、いずれ単行本にでもするつもりなのだろう。対談には「ビッグモーター化する世界の中で」というタイトルがついている。夏休みに沖縄に行った際に「暇」について考えた若林。「(略)そこで今一度、暇ってなんだろうと調べていたら、ギリシャ語で暇はスコレー、それがラテン語のスコラになり、スクール(学校)の語源になったと知りました。スコラは議論や哲学、スポーツをしていた場所のことなんですよね。それを知って、暇がないと勉強しない、暇は勉強に繋がるんだ、と。今まであまりそういうイメージがなくて、暇ってちょっとネガティヴな言葉じゃないですか。資本主義がそうさせたのかもしれないですけど。だから考える時間がないっていうのは、なかなか危ないことではありますよね。」 國分「そうなんです。ギリシャ語でスコレーは余暇という意味。余暇は神聖な時間でした。余暇を持っている人こそ、きちんと自分を磨くことができている立派な人間とみなされていた。だって、日々の仕事に追われていたら考えを磨いたりできませんよね? 哲学的なことを考えることができる立派な人とは、きちんとスコレーを持っている人のことだったんですね。」 この対談で語られているのは資本主義に対する懐疑だ。ビッグモーターの問題から、若林が「人間がひとつの集団に入ると自分やその集団を客観的に見れなくなる傾向、そういうのはあると思いますか。」と問うと、國分「そのようなことは確実にあると思いますし、しかも実はその論点は哲学の起源の話に繋がっているんです。集団の中にいると、その中で習慣でやっていることと、どこに行っても変わらないことの区別がつかなくなってしまいます。(略)哲学は自然の探究として始まったと言われていますが、その際に発見されるのは、自然であるものと自然でないものの区別なんですね。哲学の始まりが自然の発見であるという話が面白いのは、他の集団との接触が不可欠な条件として現れているところです。人間が哲学をしていく上でも移動は実に大切であるわけです。だから集団の中に移動せずにとどまっていたら、メタ視点を失ってしまうのも不思議なことではありません。」 若林「仕事をしていて1日に2現場あるとするじゃないですか。相方はワーカホリック大賛成なので、仕事の間に空き時間があるのが嫌だと言う。無限に働ける男なんですよ。僕はひとつ仕事が終わったら、1時間だけドトールで時間が欲しい。そうしないと自分の頭の中が砂嵐状態になって、収まりがつかないんです。それがなぜなのか、自分でもわからなかった。でもその時間で、仕事していることに理由をつけるというか、言語化しないと次にいけないんですよね。でも他の人にとっては、その時間が必要な意味がわからない。」「でもそういう時間を大事にしようというのは、資本主義が簡単に吹っ飛ばせる価値観だと思うんです。資本の魔物の強さを感じます。」 國分「今、自分の心の持ちようでなんとか難題を乗り越えるっていう本がたくさん出てると思うんですけど、哲学的に見るとこれらはすべてストア派の哲学を単純化したものです。ストア派っていうのは、英語で言うと「ストイシズム」。日本語でもよく言うストイックというのは、ストア派的って意味なんですね。そのストア派の代表的な哲学者にエピクテトスという人がいます。彼は解放された元奴隷でした。奴隷は身体的な事由がない。だから心の中でなんとかやりくりしようとする。エピクテトスの哲学の根源には、元奴隷の経験があります。」

 もう少し読書を続けたく、横浜西口のマクドナルドに寄っていく。これも図書館で借りた、岩波ブックレットの土井敏邦「ガザの悲劇はおわっていない」を読む。2009年刊。わずか60ページほどの冊子だが、とても勉強になる。いや、ニュースを観ていても、現実に起きていることの異常さに対し、わからないことがあまりにも多いのに愕然とし、勉強しなければまずいとさすがに思い、そう思うには遅すぎるような気もするが、とりあえず、この薄い本ならば読めると思った。刊行されたその時代、2008年、2009年のイスラエル軍の空爆のことも当時は無関心だったわけだが、そのときにガザではなにが起きていたのか、第1章には、イスラエル軍による虐殺の様子が、生存者たちの証言をもとに事細かに描写されている。ある生存者は「私たちの家への爆撃の目的は、占領の野蛮さとしてよく知られているように、できるだけ多くの民間人とりわけ一〇歳以下の子どもたちを標的にすることなのです」と語る。あるいは、農地は戦車により踏みつぶされ、工場が破壊される。産業破壊について、ガザ経済の専門家という人物は「つまり、イスラエル軍は意図的に、ガザの経済を破壊しようとした。ガザ住民の生活の基盤を破壊しようとしたんです。だから、この攻撃は「セキュリティ」や「軍事行動」などとは関係がない。ましてやハマスなどとはまったく関係がないんです」と語る。第2章では、著者はガザ地区の友人知人たちに電話インタビューによる取材をしている。ある回答では「イスラエルはハマスを攻撃していると主張しているが、実際はパレスチナ人全体を標的にしています。この無差別爆撃の犠牲者や負傷者の大半は民間人なのです。このような現実を前に、民衆はハマスに対してではなく、イスラエル軍に激しい怒りを抱いています。」 また別のある回答では「ハマスが今の事態の原因だと話す人はまったくいません。人びとには一種の団結ができています。人びとはこの戦争の原因はイスラエルにあるとわかっているからです。これは単にハマスに対する攻撃ではなく、パレスチナ人全体に対する攻撃です。」 しかし、著者は「取材を続けていくうちに、被害住民の心の奥にハマスに対する怒りが見え隠れするのに気づき始めた」とも語る。「では、なぜこの声は公にならないのか。「ハマスへの恐怖です」と、多くの住民がカメラを止めた私に告白した。「その声をもう一度」と再びカメラのスイッチを入れて促すと、相手は再び口をつぐむ。「もし、自分の声が公になれば、ハマスに連行されるか、撃たれる」というのである。」 第3章では、今度はイスラエルの市民たちの声を取材する。世論調査では、なんと、94パーセントのユダヤ系市民がガザ攻撃を支持している。「この調査結果の中でも最も注目すべき点は、この攻撃がガザ地区のインフラに大きな被害をもたらし、多くの民間人が苦難を強いられていることを認識しながらも、空爆を〝正当化〟しているユダヤ系市民が九二%もいるという現実である。」 ここにある高校生たちの声には、ひどい差別意識が感じられ、とても生々しい。ある平和活動家は「「ハマス」は「大義名分」であり、口実でしかありません。パレスチナ人をイメージするとき、また歴史を学ぶときに、イスラエルの若者は心の中の深いところで、「相手のパレスチナ人は自分たちよりも劣っている。自分たちが彼らよりも優れている。自分たちの持つ文化が彼らの文化よりも勝っているのだ」と教えられるんです。それは心の中にとても深く刷り込まれています。その考え方から抜け出し、相手の人間性に目を向けるということは、成長して大人になったとしても、非常に難しいことなんです」 最後の第4章は、ガザの復興について。UNDPガザ代表のハーレド・アブドゥルシャーフィーという人物は語る。「国際社会がパレスチナ人を支援すると主張するなら、今回の「戦争」の真の原因をきちんとみつめるべきです。そうでないと、さらに犠牲者が増え、さらに破壊が続くからです」「では「真の原因」とは何なのか。ハーレドは「この問題の根源は〝占領〟」と言い切った。」 さらにハーレドは「国際社会やイスラエルは、ガザ地区のパレスチナ人の問題を「人道支援の問題」にしようとしています。「住民は食べ物を求めている」のだと、まるで動物園の動物に、餌を与えるかのように考えている。イスラエルがわずかな食料と燃料を与えれば、国際社会はそれを「平和な状態」だと勘違いするんです。これは完全に間違っています。」

 深夜に帰宅し、録画していた今朝の「ワイドナショー」を観る。三四郎小宮が初登場のほか、田村淳、安藤優子、呂布カルマというメンバー。谷村新司の訃報を扱っていたのだが、東野は若いころからけっこう関わりがあったようだ。ツイッターを覗いてみると、もんたよしのりの訃報も。深夜2時前に眠る。

2023年6月15日木曜日

6月15日木曜日/複雑化する乗り換え

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、ひさびさに観た芸能人のキャラが3倍増しになっているというドッキリ企画があり、まず、3倍増しにゆっくりしゃべる渡部陽一がジェラードンをだます。続いては、ダンカンが3倍増しに虎キチになっているというもので、これは予告を観た段階から怖いと思った。ダンカンが箱根を案内するというニセのロケ番組に、岡野陽一、ザ・マミィ酒井、登坂絵莉が出演するという設定。そのロケにはダンカンの息子の虎太郎が同行し、収録中に、逐一、阪神の試合展開をダンカンに知らせ、ダンカンはみるみる不機嫌になっていく。このダンカンの恐ろしさは実際にそうじゃないかと思わせる。しかし、このドッキリ、岡野と酒井だけなら面白かったかもしれないが、登坂絵莉というひとはよく知らないのだが、このひとがいることで本当に心配になってしまう。ロケの信憑性のために入れられたんだろうか。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、堀内健とゆうちゃみがゲスト。ゆうちゃみはじつは勉強が得意で、歴史に強く、新聞を読んでいるというのは意外性があった。いやいや、さすが、みんな伊達に売れっ子なわけじゃないんだ。若林からはネプチューンの記憶が語られ、ネプチューンが売れてから、ホリケンと名倉潤のふたりが「東京笑い者」というライブで漫才をやったことがあったという。若林が「すべる」ではなく「はずす」という言葉を使っていた。爆笑問題も「はずす」という言葉をよく使っていて、関東はもともと、「すべる」ことを「はずす」と言うはずだが、オードリーの世代でもまだ使われているんだな。

 家を出るまで、文化放送の「おとなりさん」をつけていた。よく聴いていると、高山一実がどうやら休みで、オテンキのりが代打を務めている。ゲストはかが屋。

◇ 新橋

 午前中から都内に。だんだん暑くなってきて、服装に迷う。横浜から東横線に乗り、武蔵小杉から目黒線に乗り換え、あとは南北線直通だから乗り換えなしだと思っていたら、気がついたらどうも停車駅が変だ。読書に没頭していてすぐに気がつかなかったが、乗っていた電車は三田線直通だった。南北線は白金高輪で乗り換えねばならなかったのだ。いや、ここ数年、やたらといろんな路線がつながり、乗り換えがどんどん複雑になっている。これだけ長距離を走らせることになると、どこどこ行きって、終点だけ表示されてもどこに向かってるのかわからないんだよ。終点まで乗ることなんかないんだから。

 まず、市ヶ谷のほうまで用があり、それから、日比谷のほうに移動する。昼過ぎから雨がぽつぽつ降り始め、止む気配がなく、次第に強くなる。日比谷シティの地下、ダイソーに寄り、550円のビニール傘を買った。新橋まで歩き、夕方に遅めの昼食。飲み屋街のほうに進み、天下一という店に初めて入った。いつも混んでいる印象があったが、たまたま空いていたから入ってしまおうと思った。スタミナ炒め定食を食べる。970円。もともとはなんの店だったのか、水商売の店のようなソファーの椅子が並ぶ。値段はけして安くないが、様子がわかったからまた利用してみよう。


◇ 読書

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をする。マヒトゥ・ザ・ピーポー「銀河で一番静かな革命」を読み終えた。2019年刊、幻冬舎。マヒトゥ・ザ・ピーポーの書き下ろしデビュー小説。マヒトゥ・ザ・ピーポーというひとに関心があったから読んでみたくなったのだが、行きの電車で読み始め、一日で読み終えたものの、最後まであまり惹かれないまま読み終えてしまった。帯には、吉本ばなな、後藤正文、植本一子、又吉直樹のコメントが並ぶが、こういうのは人望があるんだなと思うだけで、あんまり信用できないんだよな。

 新橋から東海道線で横浜に戻り、西口のドン・キホーテでカバンを買っていく。持ち帰るためのビニール袋も買ったら、4400円ぴったり。今、使っているカバンは、ファスナーが壊れてしまい、ファスナー以外は丈夫だから悔しいのだが、ファスナーが閉まらないのは不便だ。2年と数ヶ月の付き合いだった。

◇ テレビ・音楽

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は生島ヒロシがゲスト。9年ぶりの出演。TBSラジオの朝の番組はときどき聴いていて、身近に感じている部分もあるひとだが、震災で妹さんを亡くしていることを知らなかった。気仙沼の出身ということすらここで初めて知った。

 先週土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」には、とにかく明るい安村、チェリー吉武、ヤジマリーが登場。安村は「ブリテンズ・ゴット・タレント」で活躍後、初めての出演だが、この番組では以前から安村の新ネタを観ることができていた。チェリー吉武の、大声でシャボン玉を割る芸の発展形、大声でタンポポの綿毛を吹き飛ばす芸に、野田クリスタルが挑戦し、これがすこぶるくだらない。チェリー吉武もヤジマリーも、この番組だけでは異様な面白さを発揮している。

 ラジオを聴きながら、ブログを更新しようとするが、眠気がひどくなり、あたまがまわらない。Spotify からニューリリースのチェックをすると、新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」の「THE FIRST TAKE」バージョンの配信が始まっていた。深夜0時過ぎに眠る。


2023年5月18日木曜日

5月18日木曜日/日暮里・千駄木・根津


◇ 日暮里・千駄木・根津

 朝から都内に。予報では30度を超えるようなので、半袖のTシャツを着ていく。昨日は近所にしか出なかったが、半袖で遠出をするのは今季初だ。西日暮里に出て、それから、日暮里駅のほうに移動。午前中にドトールに入り、アイスコーヒーとジャーマンドックを食べた。時間が中途半端だからしかたがないが、いったん、軽く食べてしまうと、トータルではかえって金がかかってしまう。

 ドトールで、中央図書館で借りた、筒井康隆「あるいは酒でいっぱいの海」を読み終えた。2021年刊、河出文庫。けっこう前から筒井康隆を読みなおしたいと思っていたのだが、古本ではきれいな本をなかなか見つけられなかった。日下三蔵の解説によると、昭和のうちに出た筒井康隆のショートショート集は4冊なんだそうで、いっぽうに星新一がいるからそんなもんかなと思うのだが、そのうち、唯一、新刊では入手できなくなっていたのがこの本だったということだ。この本は読んだことがなかった。十代のころには筒井康隆の短篇集をいくつか読んでいるはずだが、すると、平成に入ってから出されたものばかりだったのか。筒井康隆は数冊を読んだだけで、それからすぐに断筆宣言の騒動があったから、作品よりも本人に多く触れるようになったという感じがする。もしかすると、エッセイのほうをよく読んでいたかもしれない。筒井康隆の名を初めて認識したのは、中央公論社から出ていた藤子・F・不二雄のぶ厚いSF短篇集の解説でだったと思うが、その解説も最近読みなおしたが、このショートショート集を読むと、藤子F作品との類似を今さらながら強く感じもした。


 午後になり、改めて昼食を。ガーデンタワーの3階、SUNAO という店に入り、ランチメニューの豚キムチ炒めを食べた。サラダ、味噌汁、福神漬け、ドリンクが付き、750円。ドリンクはコーラにした。ここはカレー屋が定食も出しているということなのだろうか、メニューには、ナンと一緒に出す本格的なカレーもあれば、日本的なカツカレーなどもある。

 日暮里駅から谷中銀座を抜け、千駄木のほうに歩く。まず、ブックオフに寄り、110円の文庫本を4冊、220円の単行本を1冊買う。そのあとは、千駄木から根津のほうに歩いていく。ざっと考えてみて、このあたりを歩くのは4年前の一箱古本市以来かと思うが、そのあいだに訪れたことはあっただろうか。往来堂にもひさしぶりに寄った。トイレに入りたくて、不忍通りふれあい館にも寄り、ついでに上階の図書館も覗いていった。この建物にはいつも、一箱古本市の表彰式を行う地下にしか入ったことがなかった。




 根津から千代田線に乗ると、二重橋前で、異常を知らせる警報が鳴り、電車が少し停まる時間があった。明治神宮前から東横線に乗り換え、横浜に戻ってくる。スマホのバッテリーは切れてしまった。県民センターに寄り、図書館の本の返却し、地下の有隣堂を覗いてから帰る。

◇ テレビ・ラジオ・ニュース

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は中川家がゲスト。なんと、初登場だとは思わなかった。徹子さんからなにかやってくださいって言われて、なんにも動じずにさらっとやってみせるのはやっぱりかっこいいよな。

 昨夜の「あちこちオードリー」は「自作自演占い」という企画。ゲストは、土田晃之、高橋ひかる、狩野英孝。ゲストよりも、若林の告白が面白かった。若林「三十代んときは、「お笑い芸人」「芸人」って言われたいって気持ちはあったんだけど、もはやなくなっちゃって、」「あっちゃん(中田敦彦)とか西野(亮廣)くんとしゃべってて、俺、こっちなのかもなって思ったんだけど、あんまり「芸人」っていうフィルターで見ないでほしいなもうって思ってて。最初、ラジオパーソナリティがテレビに出てるってことにしてほしいなって思ったの。」「最近、すごい思ったんだけど、うーん、どう言ったら…、芸人さんと飲んでて、なんか、あんま話合わないなと思って。お金と女性の話、俺、聞いてらんないなと思って。」

 Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、奇しくも、パートナーのヒコロヒーが千駄木に行った話をしていた。続けて、ラジコのタイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」と「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴いた。「ラジオショー」のゲストは三四郎。昨日水曜の放送も聴くと、オープニングでは、Netflix の「サンクチュアリ」を話題にしている。このドラマ、評判をあちこちで見聞きするようになってきた。昨日のゲストは囲碁将棋。

 ツイッターを開いてみたら、市川猿之助と両親が緊急搬送されたというニュースを知り、ぎょっとする。午前中に出ていたニュースを、夜まで知らなかった。両親は死亡だと報じられていて、両親って、と思ったけど、父は市川段四郎だ。スキャンダルが出た直後の心中かという推測もあり、そのスキャンダルもあとから知った。楽天マガジンから「女性セブン」のその記事を確認し、一応、スクショだけ撮っておく。

2023年5月11日木曜日

5月11日木曜日/ドッキリに感動

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝4時頃だったか、大きな地震があり、寝床の横に積んである本が崩れた。朝っぱらからその修復をする。眠りそこね、ブログの更新をひとつ。少し眠りなおし、それから、隣りの部屋に行ってみると、こちらも盛大に本が崩れていた。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、ネルソンズの和田まんじゅう引退ドッキリに思いがけず感動させられる。和田まんじゅうが抜けたら、青山は岸とコンビを続けるのかを検証する企画だったが、和田がなかなか辞めさせてもらえず、抜けるまでがまず可笑しい。そして、なんとか辞めさせてもらえ、青山はマネージャーとふたりきりにされると、岸とふたりで続行すると即決した。青山がその先のことまで前向きに考えているのがアツかった。裏で観ている和田と岸の喜びようがまたよかった。

 昨夜の「あちこちオードリー」は「俺だけがグッときたニュース」という新企画。アルコ&ピース、シソンヌ長谷川、鬼越トマホークがゲスト。アルピー酒井は、マシンガンズが「THE SECOND」のベスト16に入ったことをニュースとしてあげる。若林は、光浦靖子がカナダ留学中に金髪メッシュに激変したことをニュースに選んだ。光浦をいじってるのかと思ったら、まったく逆。光浦のインスタが楽しみだという若林は「光浦さんに金髪メッシュを入れさせなかったものってなんだろうって考えちゃったね。日本だとできなかったことだから、カナダでやってるわけじゃない? ごちゃごちゃ言いすぎなんじゃないかなと思って。日本のお笑い界って。」「なんかそういう空気があるから、世間というか、お笑い界の村っぽい感じが。」

 今日の「徹子の部屋」は麻丘めぐみがゲスト。「ザ・ベストテン」の中継で、チューインガムを髪の毛につけられた事件の話から始まった。デビューは子役で、花菱アチャコの「曾我廼家五郎の生涯」が初舞台というのは知らなかったな。

 午後、駅前まで外出。買いものをして、1時間ほどで帰ってきたのだが、少しすると、外はどしゃぶりになった。天気予報をまったく気にせず、傘をもたずに出てきたが、時間が少しずれていたらひどい目に遭うところだった。

 ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。少し眠り、ブログの更新をもうひとつ。今朝に観たネルソンズの引退ドッキリがあまりにもよかったので、ツイッターで、ネルソンズを検索し、番組を観たひとたちの感想を読んでまた感動する。

 夜になってから、そういえばと思い出し、先週木曜深夜に放送された「新しい学校のリーダーズのオールナイトニッポンX」を聴いた。タイムフリーは今日まで。思い出してよかった。危うく、聴きそこねるところだった。年長の MIZYU がリーダーだとここで初めて知る。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「昭和40年男」最新号の特集は「俺たちのお笑い黄金時代」。漫才ブーム以前、70年代のお笑いに焦点を絞った特集。予告を見たときからこれは楽しみにしていた。昭和50年生まれの自分には、この時代はわからないことが多い。せんだみつおと湯原昌幸の表紙、そして、高田文夫先生のインタビューから特集が始まるのもいい。大充実の内容なのだが、しかしまあ、このボリュームはなかなかいっぺんには読めない。後学のため、とりあえず、スクショを撮りまくっておく。

2022年12月8日木曜日

12月8日木曜日/クスリが倍

◇ テレビ

 早朝から眠り、遅めの時間に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観ると、最初はまず、「芸人が今までで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説」。この番組ではおなじみの企画だが、面白さの基準を視聴者に仕込もうとしているようで、どうも傲慢に感じる。というのはつまり、松本人志がさんざんやってきたことの延長にあることであり、笑いの思想を広める運動という意味で、ごりごりにイデオロギッシュな企画じゃないか。近年のバラエティ番組の文脈からはみ出るものが選ばれることもいっさいない。番組後半はクロちゃん企画。これは嫌いなので、早送り。

 昨夜の「あちこちオードリー」は笑い飯がゲスト。東日本大震災の日は「黄金伝説」の収録で一緒だったそうで、交通が麻痺したその日、榊原郁恵がクルマで送ってくれることになり、笑い飯、若林の4人で同乗して帰ったというエピソードが語られた。

◇ 二俣川

 正午過ぎから外出。叔父と待ち合わせ、母を二俣川の病院まで送り届ける。自分だけ先に帰ることにして、病院を離れ、まずは昼食。ドン・キホーテの2階、atariya にひさしぶりに入り、カレーライス焼き豚入りを食べた。550円。ドン・キホーテの裏に出て、友書房にもひさしぶりに寄った。ぜんぜん入れ替わってないような棚もあるが、奥のほうには新しめの文庫本もあった。都筑道夫の文庫本を1冊だけ、150円で買っていく。



 15時過ぎには帰宅するが、そのあと、叔父と母が帰ってくるまでにずいぶん時間がかかった。検査の結果を教わり、2週間分のクスリをもらってきたというのだが、確認してみると、錠剤の数が倍、28個あることに気がつく。さっそく、叔父が薬局に電話すると、うちまで引き取りにきてくれるというのだが、うちは掃除の最中という都合があり、きてもらいたくないからこちらから返しに行く提案をする。向こうは担当者がいないのか、はっきりとした確認ができず、折り返しの電話を待つ状態になった。クスリの数を確認してもらい、半分は持ち帰らなければならないので、叔父ひとりで返しに行ってもらうわけにもいかず、叔父がこれからまた一緒に薬局まで返しに行こうというのだが、今からまた出るのもめんどうで、なにより、薬局のミスなのに、こちらがそこまでする必要はないだろうと思ったが、うちにやってきてくれるというものを断っているのがそもそも変だ。叔父があいだに入って連絡していることも話をややこしくしている気がして、連絡先を自分の電話にしてもらい、叔父には帰ってもらった。そのあと、薬局からすぐに電話があり、土曜に改めて返しに行くことで、これはあっさり解決した。

◇ ラジオ・音楽

 夜になり、ようやく落ち着き、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・中井貴一)を観た。それから、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、今日は放送4000回記念だった。パートナーははるな愛。ゲストコーナーには伊集院光が登場した。伊集院は3000回記念のときもゲストだったようだ。老いについて、大竹まこととかなり真剣な会話をしていた。

 Spotify で、どこをどうたどって見つけたのか、たまたま発見した韓国の250というアーティストのアルバムを聴いてみたら、これがとても面白い。今の時代のポンチャック。深夜0時頃に眠る。

2022年10月27日木曜日

10月27日木曜日/テレビが多め・天津麺

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 昨夜はようやくしっかりと眠れた。午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観ると、「突撃!隣の冷蔵庫」という企画で、芸人チームが訪問したお宅が、なんと、歌武蔵師匠のお宅だった。一般家庭をいきなり訪問し、冷蔵庫の中身を食べ尽くすというめちゃくちゃな企画だったのだが、量が多くて、このチームは6時間滞在することになった。落語家のお宅はいただきものも多そうだ。歌武蔵師匠は途中から映らなくなっていたが、用もあるだろうし、ほかに家のひとが誰かいたのだろうか。許可を得ているとはいえ、見たことも聞いたこともないこんな企画、なにが起こるかわからないものを受け入れるのは怖いよ。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、中田敦彦がゲスト。今や珍しいテレビ出演を先週の予告から楽しみにしていたのだが、中田敦彦というひとには、むしろ、今まであまり関心をもったことはなかった。経歴もまるで知らなかったが、東大に入って当たり前の進学校から落ちこぼれて慶応に入ったというひとなんだ。若林「自分のお笑いの教科書強いひとが、結局、芯とるじゃない。ていうか、教科書を押しつけるちからだと思うの、現場に。(略)お笑いのルールを自分のルールにしちゃうひと。それはね、やっぱりね、共感力高すぎるとできないなと思ってる。」「〈自分探し〉っていう言葉って軽んじられてるけど、自分がクルマだとすると、なんでみんなと違う速度で、みんなより燃費こんな悪いんだろうって、自分のボンネット開けてずーっと見てんのよ。(略)だから、他人のクルマが気になってしょうがないの。このひとどういう構造でって…。もうだから、「あちこちオードリー」でボンネット開けまくってんの、俺。」 中田「自己分析と内省が完了してるんだ。俺、最近し始めてます。(笑)」 若林が、カストロが10万人の観衆の前で10時間しゃべったという話をすると、中田は余裕でカストロは超えられますと応えるのだが、最後には「そんな自分が恥ずかしい」と、そういう視点ももっているのだ。

 「徹子の部屋」を3日分、まず、火曜は赤井英和夫妻がゲスト。そして、昨日水曜は夏木ゆたかがゲスト。夏木ゆたかの経歴も謎が多いのだが、番組では、川口豊名義のデビュー曲も流される。その後、ペギー葉山のコンサートの司会を務めていたというから、おそらく、それがタレントの仕事につながっていったのか。「華麗にAh!So」で、間寛平とコントをしている映像も観ることができた。今日の放送はフィギュアスケートのペアが出演していたが、これは観ないで消去する。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の巻末グラビアページに「おんな落語家百花繚乱」という特集があり、蝶花楼桃花、露の都、桂二葉、林家つる子が登場している。ここに大ベテランの露の都を入れているのは、東西のバランスをとったかたちだろうか。取材・文は生島淳。ほかのページでは、吉川浩満が担当する「私の読書日記」に目が留まり、いくつかの本を紹介しているなか、「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」と「ユーモアは最大の武器である」が気になった。前者は、ファスト教養に批判的でありながら、それだけではない(吉川が要約する)著者の主張に興味が湧く。「ビジネスパーソンにとって、つねに手っ取り早い成果を求められることも、しかし同時にそうしたあり方自体を問い直せるだけの知力がなければ長続きしないだろうことも、どちらも厳然たる事実である。それならば堂々と二兎を追うべきだ。すなわち、ビジネスで一定の成果を挙げることで精神の平穏を保ちながら、スローな思索によって自身の仕事や生活の意味を問い直し続けるのである。」 後者は、スタンフォード大学ビジネススクールの科目に設けられているユーモアの授業をまとめた本。著者によると、ユーモアには四つのタイプがあり、スタンダップ、スイートハート、マグネット、スナイパーに分類されるそうだ。あるいは、ユーモアのグレーゾーンについても。「まったく同一のジョークでも、発する者の地位や属性によって、その帰結は異なってくる。」

 部屋が寒く、今季初めてストーブをつけた。昼はラジオ。「ナイツ ザ・ラジオショー」の14時台は、テンダラーがゲスト。浅草木馬亭で単独ライブをやっているというのは知らなかったな。そういえば、今日は「ビバリー昼ズ」でも「ラジオショー」でも、珍しく「水曜日のダウンタウン」を話題にしなかった。

◇ 二俣川

 15時頃から外出。曇り空。二俣川まで歩き、餃子の王将に入り、天津麺と餃子を食べた。759円。ジョイナステラスのくまざわ書店を覗き、それから、ドトールに入り、しばらく読書をしていく。森田真生「数学する身体」を読み終えた。2018年刊、新潮文庫。親本は2015年刊。著者は1985年生まれ、肩書きは「独立研究者」となっているのだが、これが初めての著書であり、この本で小林秀雄賞を受賞している。面白かったから、この著者の本はほかにも読んでみよう。


◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、夜もテレビ。録画していた「アンタウォッチマン」は「1997年の松村邦洋」という特集。VTRには、爆笑問題、出川哲朗、原口あきまさが出演した。1997年というのはなにかといえば、松村が「電波少年」を降板した年で、この降板が転機になり、ものまねに原点回帰したという物語に仕立てられていた。先週土曜の「ゴッドタン」は「大喜利お題選手権」という新企画。バカリズムが考案した「架空の芸能人に毒を吐いてください」というお題で、音声さんが絶妙な活躍をする。プロの俳優が音声さんの役を演じているのかと思ったら、本当はADだったようだ。月曜の「キョコロヒー」は、齋藤京子の「話の腰を折るクセ」を改善する企画に東ブクロが登場し、ゴルフの魅力を語った。同じく、月曜の「しゃべくり007」は「THE女芸人会」がゲスト。清水ミチコがここに登場するとは思わなかった。そのほおか、大久保佳代子、椿鬼奴、黒沢かずこ、バービー、白鳥久美子、ニッチェ近藤というメンバー。それぞれの憧れのスターと対面する企画があり、内海光司は霜降り明星の番組にも出ていたが、パーソンズのボーカルのひとに続き、GAOの登場にもちょっと驚いた。

 Spotify で、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、パートナーがなぜか眞鍋かをりだった。かつてのレギュラーだった眞鍋かをりがひさしぶりにこの番組に登場したかたち。聴きながら、深夜2時頃に眠る。

2022年10月13日木曜日

10月13日木曜日/代官山・綱島

◇ テレビ

 ほぼ眠れず、早朝に起きあがる。録画していた火曜の「午前0時の森」は、若林が本を紹介する企画。朝井リョウ「正欲」、高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」について語ったほか、南原から薦められたという林望「すらすら読める風姿花伝」と、それにつなげて、三原和人「ワールドイズダンシング」という世阿弥のマンガも。佐藤尚之「ファンベース」、年森瑛「エヌエー」、安田登「あわいの力」といった本も並べられていたが、触れられる時間はなかった。そのほか、綾部の本はともかく、後ろのカラーボックスに差してあった本も気になったが、画面上では書名までははっきりとは確認できない。


◇ 代官山・綱島

 朝から都内に。雨降り。天気予報はまるで当たらない。まず、渋谷に出て、それから、代官山のほうまで行く用があり、それが予定よりもずいぶん早く済んでしまった。想定外に時間がたっぷりと空き、東横線の各停に乗り、ブックオフに寄ろうと思い、しばらく寄れていなかった綱島で降りる。しかし、せっかく寄ったわりには収穫乏しく、110円の文庫本を2冊、雑誌を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。ブックオフがある通りにあったサンマルクカフェはなくなってしまったのか。駅に戻る途中に、満天酒場という店に入り、ランチメニューの肉あんかけ炒飯を食べた。680円。満腹になったところでもう1店、樽町のブックオフにも遠征するが、こちらはさらにひさしぶりだったものの、こちらもたいした収穫なし。220円の単行本を1冊だけ買う。







 サンマルクカフェがなければ、綱島にはもう休める場所はない。東横線の各停に乗り、眠りながら横浜まで帰ってくる。寝不足につき、とにかく眠い。横浜に着き、とりあえず、有隣堂に寄り、それから、ベローチェで読書でもしようかと迷っていたが、もはや気力がなく、帰りたくなった。電車では眠ってばかり。今日はまるで読書ができなかった。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 昼のにうちに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を2日分まとめて。昨日のゲストは里見浩太朗。80代から始めた水彩画のほか、水墨画、ピアノ、ゴルフなど、趣味の話をいろいろとする。そして、今日の放送は、寅さんファミリーの傑作選。冒頭には山田洋次からのメッセージもあった。傑作選はまず、渥美清と倍賞千恵子が一緒に出演した回、1979年放送、渥美清50歳、倍賞千恵子37歳。このとき、徹子さんはいくつかというと、45歳だ。そのあとには、前田吟(1987年放送・43歳)、笠智衆(1977年放送・73歳)、三崎千恵子(1982年放送・61歳)、下條正巳(1987年放送・71歳)、太宰久雄(1987年放送・63歳)の映像が流れた。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、ナイツがさっそく円歌師匠のパワハラをいじっていた。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の巻末グラビアに岩松了の特集記事があった。岩松了がこれまで描いてきたテーマには「家族」が多かったが、二十一世紀に入ってからは「戦争」が増えているという。岩松「戦争って、みんなよくない、って言っているのになくならない。それは結局、人はいいことを求めるからじゃないかと。つまり、敵が来たら家族を守る。でも、その善としてある家族を守ろうとする精神が結局戦争を起こすんじゃないかと考えたんですね。夫婦を書く、家族を書くという先にある戦争というものがだんだん捨てられないテーマになってきた」

 夕方から眠り、深夜に起きあがり、また録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」と「あちこちオードリー」を観て、それから、今夜の「アメトーーク!」もすぐに観てしまう。先日の放送でプレゼンされたばかりの「兆楽大好き芸人」がさっそく実現した。相席スタート山添、ハナコ岡部、ジャングルポケット斉藤、空気階段もぐら、三四郎小宮、オズワルド、シソンヌというメンバー。MC側には、ケンドーコバヤシ、狩野英孝が並ぶ。こんな放送をやられてしまっては、しばらくは行けそうにないな。小宮によると、とんねるずも昔から通っていたそうだ。

 Spotify で、STUTS の新アルバムを聴きながら、朝までにブログの更新をひとつ。音楽を聴きながら眠ろうとしていたが、インスタでいやらしい動画を観始めてしまい、後悔するような無駄な時間を過ごした。

2022年5月12日木曜日

5月12日木曜日/柳家喬太郎独演会


◇ 大森町・伊勢佐木町

 朝から都内に。京浜急行の大森町のほうまで用があり、昼食は嘉宴という店に入り、生姜焼肉定食を食べた。スープ、冷奴、杏仁豆腐、ドリンクがつき、800円。大森町から各停に乗り、1時間ぐらいかけて、のんびりと日ノ出町まで移動した。大森町にいるときに雨がぽつぽつと降り始め、まだ大降りにはならないものの、大雨の予報が出ているので、まいばすけっとに寄り、ビニール傘を買っていく。イセザキモールまで歩き、雲雀洞に寄ってみるが、またシャッターが閉まっていた。


 セブンイレブンに寄り、チケットを引き換えてから、関内方面に進む。ブックオフには先週も寄ったばかりだが、220円の単行本を1冊だけ買う。カトレヤプラザのGU、有隣堂を覗き、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電しながらラジオを聴き、それからしばらく読書をする。だいぶ薄暗くなってきてからベローチェを出て、小雨が降るなか、桜木町まで歩いた。



◇ 落語会

 「柳家喬太郎独演会 純情日記港崎篇」という公演を観るために、横浜にぎわい座まで。開館20周年記念公演のひとつなのだが、チケットは抽選制で、申し込んでみたら運良く当選した。抽選制のチケットを申し込むということもあんまりしたことがないのだが、こけら落としから通っていたにぎわい座だから、20周年記念公演をひとつぐらいは観ておきたかった。といっても、ここ数年は行く回数はめっきり減り、半年に一度ぐらいになってしまっているが、魅力的な公演がないのだからしかたがない。それでも、経営は成り立っているということなのだろうか。

 開場時刻の18時半を少し過ぎたころには到着し、1階の傘立てにビニール傘を預け、2階席がある4階までエレベーターであがる。指定席、2階のバルコニー席を選んだのだが、2階席を開けている公演はさらにひさしぶりだ。当然、満席なのだが、それにしてはどうも客席に熱がない気がする。19時開演、まずは前座の左ん坊が「寿限無」をやる。左龍の弟子だろうか。続いて、二ツ目の柳家やなぎ。「さよならたっくん」という新作をやった。そして、喬太郎が登場。一席目はおなじみの「純情日記横浜篇」。しかし、この噺も何年も聴いていなかったはずだ。続いて、一龍斎貞寿が「石川一夢」という講談を語り、仲入りになった。独演会というわりにはいろいろ出てくる会だが、後半はまるまる、喬太郎の「純情日記港崎篇」。仲入りのときに時間を確認しそびれたが、そうとうたっぷりとやっていたはずで、終演は22時近くなった。この「港崎篇」は横浜開港150周年記念の会のために作った噺だそうで、今回、初めて聴いたが、「横浜篇」ともリンクし、スケールの大きい噺だとは思うものの、今日の出来がよかったかというとちょっとわからなかった。気になる言い間違いがいくつかあった。お囃子は恩田えり。出囃子がそれぞれ横浜にちなんだ曲になっていて、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」「伊勢佐木町ブルース」「よこはま・たそがれ」「ブルー・ライト・ヨコハマ」を弾いていた。

 終演後、貼り出された演目の前に写真を撮る列ができる。1階の傘立てのビニール傘を取りにいくと、なぜか外れていて、傘が下に落ちていた。思いのほか、大雨にはならず、横浜駅まで歩いてしまう。平沼のまいばすけっとに寄り、買いものをしてから帰る。

◇ ラジオ

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、「欽ちゃんとオードリー若林のキンワカ60分」を聴いた。正月に放送された特番の2回目。先週木曜に放送されたもので、聴きそびれていて、タイムフリー切れぎりぎりになってしまった。今回はほぼ、若林による欽ちゃんインタビューになり、初回よりも面白い話が多かった。若林が欽ちゃんに軽演劇の定義を訊ねると、セリフの音程が違うという答えを返す。芸はからだで覚えるものというのが欽ちゃんの考えだが、しかし、テレビではそれをいっさい使わなかったという。芸は奥行きであり、テレビは奥行きがないから、芸を見せる場とは違うものだということをすぐに理解していたのだ。

 深夜1時からは、普段は聴いていない「ナインティナインのオールナイトニッポン」をオンタイムで聴いた。上島竜兵について、「お笑いウルトラクイズ」を始め、若いころにお世話になった思い出話。聴きながら眠る。

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4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...