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2023年6月17日土曜日

6月17日土曜日/「やついフェス」

◇ フェス

 早朝に目覚め、朝から都内に。東横線では無事に座れ、眠っていく。渋谷に出て、まず、ドン・キホーテに寄り、飲みものと食べものを買っておいた。今日は一日、音楽フェス。ちょっとお金ができたので、「やついフェス」のチケットを思いきって買ってしまった。コロナ禍では配信を観たが、「やついフェス」はずいぶん昔に一度行ったきり。いつぶりだったかと、ツイッターを検索してみたらちょうど10年ぶりだった。LOFT9にて、まずはチケットをリストバンドに交換する。その10年前のときには、このリストバンドの交換にかなり待たされた記憶があったから、今回は早めに並ぼうと思った。10時半開始、15分前には到着し、並び始めるが、並んでいる時間からもう暑い。うねうねと場内に誘導され、10時40分には交換完了。ドリンク代の 600円もここで払う。ビニール袋が配布され、そのなかにはうちわやティシュ、チラシが入っていた。しかし、タイムテーブルはくれないんだな。知らなかった。スマホから、ホームページのタイムテーブルをいつでも出せるようにしておくしかない。近くのライブハウスでは別のライブもやっているようで、入場待ちの客が通りにいっぱいたむろしていた。少し離れた場所に移動し、この時間にドン・キホーテで買ったパンを食べておく。開演時刻まではまだかなりあるから、マークシティまで行って、座れる場所を見つけて休んでいた。

 11時半開場。その時刻を過ぎてから、O-EAST に入場した。10年前、フィナーレをどうも変な場所で観ていたような記憶があったのだが、入場してみて、会場の構造がわかり、ここで観ていたのだと思い出した。入り口から案内されるままに階段を進んでいくと、いったん2階席に上がり、それからフロアに降りるようになっている。10年前のフィナーレは、大混雑していてフロアには降りられず、ぎゅうぎゅう詰めのこの2階から見下ろすようにステージを観ていたんだった。だから、その場にいるのにその場にいないような変な記憶になっていた。

 フロアに降りていくと、この客入れの時間はやついのDJの時間のはずだが、木梨憲武がもう出ていた。憲武はこのあとの開会宣言に登場する予定になっている。女の子2名(すでに紹介されていたのか、誰だかわからなかった。)と一緒に歌い、予定していた2曲を開会宣言の前に終わらせてしまった。時間がさっそくあまってしまい、ここでやついが「ガラガラヘビがやってくる」をかけ、憲武に歌わせたのはファインプレーだった。開会宣言では、今立、片桐も登場し、所ジョージが作曲したテーマ曲を歌うが、その演奏を、なんと、渋さ知らズが担当するので驚いた。まさか、木梨憲武と渋さ知らズの共演があるとはなあ。ここまでの流れでもうかなり興奮させられるが、そのまま、この会場では渋さ知らズオーケストラのライブが始まる。開会宣言後に客が少し減り、これは前のほうに行って観ることができた。



 音楽のステージの合間には、サブステージでお笑いのライブが行われる。司会はホシカワ。まずは永野が登場した。これがさっそく大盛りあがり。ラッセンがラッスンゴレライになってしまい、客がラッスンゴレライを大合唱する。それから、空気階段のコント、キャン×キャンの漫才と続いた。ここでいったんこの会場を出て、下の階の duo MUSIC EXCHANGE に行ってみる。こちらは七尾旅人のライブの最中だったが、あっさりと入場できた。ライブの終わりのほうだけ観て、上階の O-EAST に戻り、イースタン・ユースのライブを途中から観た。こちらの会場はもう2階席にまわらずに1階席の扉から入れるようになっていた。ここでドリンクを引き換え、コーラを飲みながら後方で観ていた。イースタン・ユースは佐伯祐三のジャケットのアルバムはよく聴いていたのだが、それも四半世紀前のことだ。今になってライブを初めて観るとも思わなかったが、女性のメンバーが入っていることも知らなかった。このあとはしばらく会場から出ないほうがいいと思い、このタイミングで先にトイレにも行っておく。イースタン・ユースのあとは、2回目のお笑いコーナー。サツマカワRPG、流れ星、X-GUN が登場。ニコ生で生配信もされていて、モニターにはリアルタイムでコメントが流れ、演者たちにもそれが見えていた。

 そして、いちばん観たかった新しい学校のリーダーズ。混雑もいちばんだったんじゃないだろうか。これを観逃してはならないと思い、会場に入れなくなるようなことがあるとまずいので、早めにこの会場に戻ってきたのだ。そもそもこの「やついフェス」に今年はなぜ行きたくなったのかというと、新しい学校のリーダーズのライブを今のうちにどこかで観ておきたいと思い、調べていたら「やついフェス」に出ることがわかり、ここで観るのがいいだろうと思ったからだ。若いファンだけでなく、自分のような年恰好の客もここは多い。実際に初めて目の当たりにした新しい学校のリーダーズのステージはすさまじい迫力。会場の熱気もすさまじかった。ダンスの批評はあまり知らないが、華麗に見せる部分だけでなく、演劇性がやっぱりすごく面白い。「オトナブルー」を始め、yonkey の楽曲が好きなのだが、音源ではあまり惹かれなかった曲もステージになるととても素晴らしかった。今の新しい学校のリーダーズの勢いを、これ以上ないくらいのタイミングでライブで感じられたのがなにより。suzuka は最後に客席にダイブもした。


 お笑いコーナー、3ブロック目にはまず、ヨネダ2000 が登場。新しい学校のリーダーズからヨネダ2000 というこの流れも面白い。「M-1」で披露した餅つきの漫才をやったのだが、音楽的なネタがこの場では異様に盛りあがる。アイデンティティの漫才、や団のコントと続き、最後はエレ片のコント。男磨きの先生という女性にやついが扮するが、アドリブがふくらみ、やついがただ言いたいことを大きな声で言うコーナーになった。

 再び O-EAST を出て、O-WEST に移動し、柴田聡子を観ようかと思っていたが、階段に列ができていて、これは入れそうにないと思いあきらめる。会場を離れ、17時頃、ようやく昼食にする。餃子の王将に入り、ソース焼きそばと餃子を食べた。847円。朝に休憩したマークシティにまた行ってみるが、ベンチはどこも埋まっている。プリメーラ道玄坂のほうに出て、マンションの前に座れるところを見つけ、ここでしばらく休むことにした。朝から立ちっぱなしで、とにかく、座っておきたかったのだ。

 18時前に O-EAST に戻る。こちらの会場では「スペシャル歌合戦」をやっていて、その終わりのほうだけを観た。やついと堂島孝平が司会を務め、審査員のいとうせいこうとしまおまほも登場する。しまおまほはなぜか池田エライザ風のかっこうをしていた。最後に出場者たちも全員登場、高木ひとみ〇、三四郎相田、アイクぬわら、虹の黄昏、竹森ゴウ(カンニング竹山のユニット)、大槻ケンヂが並び、大槻ケンヂが優勝した。そして、お笑いコーナーの4ブロック目。まずはモグライダーが登場し、マイケル・ジャクソンのジャンケンのネタをやった。続いて、虹の黄昏が「歌合戦」と連続の出演、最後は三拍子の漫才。

 続いては、これも楽しみにしていたスチャダラパー。かなり前のほうに進んで観ることができた。新曲「リンネリンネリンネ」から始まり、ロボ宙、LUVRAW も登場する。「トラベル・チャンス」「GET UP AND DANCE」「ヒマの過ごし方」といった初期の曲が楽しかった。「今夜はブギー・バック」は LUVRAW バージョンで披露。最後は「サマージャム'95」だった。お笑いコーナー、5ブロック目にはダウ90000 が登場。ダウ90000 も生で観るのは初めてで、これも嬉しかった。狭いステージ、この条件でもできる会話だけのコントを披露し、さすがの面白さだった。続く、スパイシーガーリックは「NHK新人お笑い大賞」でやったパントマイムを駆使したゾンビのコント。それから、超新塾、三四郎と「THE SECOND」勢が続き、最後はウエストランドが登場した。音楽フェスのサブのステージでやるには、それにしても豪華なメンバーだ。そして、O-EAST の最後のライブはサニーデイ・サービス。ここだけ、音響チェックを幕を開けたままやっていて、ライブを始める前に、本意気に近いかたちで1曲まるまる歌ってしまう。大サービスだと思ったが、しかし、ライブが始まるともっと激しかった。あるフェスで、曽我部恵一がソロで歌うステージは観たことがあるが、サニーデイのライブを観るのは初めてだった。こんなに激しく演奏してみせるバンドだったのか。サニーデイもある時期からはあまり知らないのだが、「さよなら!街の恋人たち」「青春狂騒曲」という知っている曲も、その迫力に圧倒された。



 いよいよフィナーレ。結局、ほとんどこの O-EAST に居続けることになった。10年前の記憶から、下手に出入りすると入場規制で戻れなくなる可能性があることを学んだからだが、ひとつ悔しかったのは、LOFT9で行われていた宮沢章夫トリビュートトークショーを観逃すしかなかったこと。同時間帯にやっていた新しい学校のリーダーズのライブを選んでしまった。しかし、これはしかたがない。この選択は間違ってないだろう。フィナーレはやついのDJ。大きなやつい人形が現れたところで撮影可の時間があった。カリスマドットコムのいつかも登場する。ジャスティン・ビーバーの曲や、レキシとの楽曲「トロピカル源氏」ではおなじみらしき決まりごともあり、そこはついていけなくもあったが、雰囲気は楽しく味わっていた。最後には残っていた出演者がステージに登場し、やついの妻の松嶋初音、松本素生、ジョニー大蔵大臣、や団の本間キッドなどのすがたがあった。今立はサニーデイのステージに感動して泣いている。曽我部恵一が作ったテーマ曲をみんなで歌い、観客を背にして集合写真を撮った。21時45分頃に終演する。

 渋谷駅にまっすぐ向かい、東横線、渋谷始発の各停に乗り、座って帰った。さすがに足腰がへとへと。帰りの電車ではずっと眠っていた。夜遅くに帰宅し、眠る前に、覚えているうちに今日の日記の下書きをざっと書いておく。眠るのは深夜2時頃になった。

2021年6月19日土曜日

6月19日土曜日/基本がなってない



◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。雨降り。昼食は市ヶ谷になり、カレーの王様で、ごろごろチキンカレーを食べた。それから、神田に移動することになり、万世橋を渡り、秋葉原まで歩いた。ブックオフに直行し、上階からじっくりと物色しながら降りていき、12冊買っていく。1階のレジでアプリを開こうとすると、電波が弱く、なかなか開けず、まずここからいらいらしたが、1875円の買いもので、5025円を渡し、おつりが3150円だが、研修中の札をつけた若い男の店員は、お札をそろえず、小銭もいっしょくたにして、トレイの上にばら撒くように置いた。あまりにも基本がなってない態度にむかっときたが、こういうときはなにかひとこと言ってやったほうがよかったのか。しかし、咄嗟に言葉が出ない。なんと言うのがいいのか。自分が書店員だったときも客に注意されたことはあったが、ただ、いやな記憶としてしか残らなかった。ベローチェでひと休み。アイスコーヒーと一緒にアップルパイを食べるが、やけに小さいアップルパイで、手にとったものの、戻そうかと思ったが、このコロナのご時世ではそれもためらってしまい、しかたなく買った。

◇ ラジオ・読書

 秋葉原から山手線で品川まで出て、横浜までは京浜急行で帰ってくる。夜になると、半袖ではやや寒いくらいだ。6月後半って、いつもこんなだったか。夜遅く帰宅し、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」をタイムフリーで聴いた。1曲目、サニーデイ・サービスから始まったのにはちょっと意表を突かれる。柴田聡子の「GT」のカバーも聴けた。これはアナログ限定なのか。CKBが「ニューイヤーロックフェス」に出たときのエピソード、MCがジョー山中で、ジョー山中が読むとは知らずに「宇宙からやってきた6人の絶倫男たち!」というナレーションを渡したという話にも笑う。続けて、今週の「HONMOKU RED HOT STREET」もオンタイムで聴く。聴きながら、ブログをひとつ更新する。寒くなり、ついにパーカーを着た。

 深夜に読書。隈研吾・清野由美「新・都市論TOKYO」を読み終えた。「隈研吾による隈研吾」(だいわ文庫)が面白かったので、続けてこれをブックオフで買っておいた。2008年刊、集英社新書。現実の都市再開発に、今や、例外なくテーマパークの手法が導入されているという話からまず面白い。現実の都市のコピーであったはずのテーマパークを、いつの間にか、現実の都市がコピーするという逆転が起きているという。清野由美というひとは知らなかったが、隈研吾とふたりで、実際に街を歩きながら対談をしている。六本木ヒルズの回では、隈研吾が関わっているという事情もあるが、肯定的に語られている部分が新鮮に感じられた。森ビルの森稔は、教養人であり、芸術家でもある、とても文化的な一族であり、どうやら非常に野心的な開発だったということがわかる。この本からさらに時代が経ち、世の中がいよいよ身も蓋もなくなっていくと、なおさらここで語られていることは重要に思える。その反面、隈研吾は汐留には辛辣だ。あるいは、六本木と代官山の比較では、ロバート・ケーガンの熊の比喩を用い、熊に襲われることを想定するのがアメリカ的であり、熊が襲ってこないことを信じるのがヨーロッパ的なスタンスであるとして、六本木の都市開発は前者、代官山は後者にあたるという。ここで熊の比喩が出てくるのは、自身が「隈」だからだろうか。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...