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2023年10月10日火曜日

10月10日火曜日/カレー屋の看板を見た


◇ 有楽町・大森

 朝から都内に。横浜から乗った東海道線、さほど混んでいたわけでもないのに貧血気味になった。寝不足のせいか。昼は有楽町。昼食にしたいが、正午過ぎはどこの店も混んでいる時間だ。有楽町ビルヂングの地下、それから、交通会館の地下を覗くが、安い店には必ず行列ができている。銀座インズも覗いてみるが、ここはおおむね千円超え。千円のランチなんか食べては罰が当たる。もう駅前のC&Cでいいやと思い、戻ろうとすると、カレー屋の看板を見つけた。同じカレーならば、こっちのほうがよさそうだ。「じゅん散歩」で紹介されたと書いてあり、値段も手頃だ。ガード下にある「ふくてい」というその店に行ってみると、この店が不思議と行列ができていない。かといって、空いているわけではなく、カウンターだけしかない狭い店だが、席の数と混み具合が釣り合っている。店内には、高田純次や風吹ジュン、カズレーザーらのサイン色紙が飾ってあった。看板に書かれていたステーキカレーを食べる。840円。いつもは1100円のようだが、今日は感謝デーで安かったようだ。罰が当たらずに済んだ。

 有楽町から新橋まで歩き、銀行のATMに寄りたかったからだが、どうも眠気で朦朧としている。まだ時間が早いから、大森に寄りたいと思い、そうすれば、電車で眠れると思ったが、新橋駅はこの時間は京浜東北線が停まらないんだ。品川まで山手線に乗り、品川から京浜東北線に乗り換えたが、スレッズの投稿をしていたら眠りそこねた。

 大森北口のベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーを飲みながら金の計算をしてみると、なんとか余裕を作れたようで、疲れ気味だが、今のうちに仕事をがんがんやらなければということを考えていた。読書をして、それから、西友のブックオフに寄っていく。220円の新書を1冊、単行本を1冊、330円のCDを1枚買う。帰りの京浜東北線のなかでも読書を続ける。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は阿佐ヶ谷姉妹がゲスト。初登場かなと思ったら、6年ぶりの出演のようだ。6年前は観逃しているかもしれないな。番組最後に、徹子さんに人生の指針となるような言葉をお願いすると、徹子さん「そんなのないのよ、あたしはね。でも、あたしがいつもどうやって生きてるかってことを申しあげると、まず、くよくよしない。いやなことがあってもぱっと忘れる。それから、ご飯はちゃんと食べる。三度は食べなくても、二度は絶対に忘れないようにして食べる。あと、やっぱり、ひとを信じる。だまされたことないんですけど、まあ、いろんなかたをね、信じるということを。それから、自分が仕事が好きだったらその仕事を一生懸命やる。そんなことでしょうかしらね。」

 日曜に放送された「情熱大陸」は、女性として歌舞伎座の舞台に立つ寺島しのぶに密着する。その「文七元結」の相手役に寺島しのぶを提案したのは中村獅童だった。ふたりは同い年、二十代のころに一緒に酒を飲みに行っていて、寺島しのぶが、女じゃなかったら歌舞伎の舞台に出たかったと思い、小さいころに悔しかったと、そう言っていたことを覚えていた獅童は「余計なお世話かもしれないけど、いつか、歌舞伎座でなにかお芝居できたらなあって思いは僕にはあったんですね。」と、カメラの前で初めて明かした。寺島しのぶは、「文七元結」は、父である菊五郎がベストになってしまっていると語る。寺島「それがたぶん、大きく邪魔をしてると思うんですけど」「ホンがまったく同じじゃないし、山田(洋次)監督のオリジナルの「文七元結物語」だし、それは…、「あれっ、なんか違う」っていうところからまずからだが思うわけで。そこをまず外さないといけないなあと思いますね。」 お久を演じる玉太郎の稽古を観ている場面では、歌舞伎ならではの身のこなしについて語っていた。寺島「やっぱり歌舞伎って型だから。型がないとできないし、でも、型だけだと、やっぱり監督(山田洋次)は、こころで芝居っていうものを望まれるかただから、そこをすぐ見抜く? 私は型はないけど、こころはとりあえずあって、でもやっぱり型は、ねえ、できたほうがやっぱり素敵だなあと思うし、うん。そういうところをこう、学んでるんですよ。」 そして、初日の舞台を終えた楽屋では、「あのう、感動もなにもないっていう感じ。正直言って。」「やる前とかのほうが自分で妄想して、ああ、拍手もらって、音羽屋ってかかって、五十年かけてここに立って、もうこんな感激はないって思うともうぼろぼろ泣けてくる、うちとかで。でも、いざ終わってみるとさあーって冷めてて、なんだこの芝居はほんとにだめだなってなんか…。」 この初日は父の誕生日でもあった。息子がキャンプから帰ってきて、これから母親の役に戻るという場面がこの番組のラストシーン。

 ラジオを聴きながら雑務を片づけ、深夜0時頃に眠る。ブログを更新する余力なし。

2023年9月3日日曜日

9月3日日曜日/夜の堀之内

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた「ボクらの時代」を観る。吉永小百合、大泉洋、YOUという顔合わせは、山田洋次の新作で共演した3人。撮影時の山田洋次監督の話はもちろん、市川崑の名も出る。YOUに印象に残った共演者を訊かれると、吉永小百合は松田優作の名をあげた。1983年のことだろうか、野坂昭如が選挙に出たときに、応援しなきゃと思って新潟まで応援演説に行ったら、松田優作がそれを知り、本読みの日に「素晴らしいです!」と言って握手を求めてきたという。それがきっかけでお互いに気持ちが通い合ったという話だった。この話は知らなかったな。その時代には知られていた話なのだろうか。

 タイムフリーで、昨日途中まで聴いた友近の「シン・ラジオ」の続きを聴くと、この日はYOUがゲストだったが、ちゃらんぽらん冨好さんが放送前の「ボクらの時代」にちょうど興味を示していた。ここでもやはり、吉永小百合や山田洋次の話をしていた。



◇ 川崎

 午後から外出。川崎まで。東口の地下街、アゼリアで昼食にしようかと思っていたが、日曜は混んでいるし、そもそも安い店がない。モアーズの地下に入ると、ここには香蘭という店があり、この店で、おすすめ定食のキクラゲと玉子豚肉炒めを食べた。600円。アゼリアよりも空いているし、安い。川崎競馬場の近くまで用があり、帰りは夜になる。せっかくだから、川崎駅に戻る前に堀之内を歩いてみたが、日曜の夜だからかずいぶんひっそりとしていて、たいして面白みがない。わざわざ歩いてみたくせに、かえって気がすさんだ。西口に移動し、ミューザ川崎のマクドナルドに入り、ひと休み。スマホの充電をして、少し読書をしてから帰る。

◇ 読書・テレビ

 帰りの電車内で、中野翠「ほいきた、トシヨリ生活」を読み終えた。2022年刊、文春文庫。親本は2019年刊。中野翠は1946年生まれ、刊行時は73歳か。うちの母親と世代が近いから、こういう本はちょっと気になるのである。とはいえ、そこは中野翠だから、映画の話も多いし、婆さんのファッションについても楽しく書いている。ペーソスのほうにもいかないし、達観もしていない。ミーハーなままで年寄りになるのも悪くないなと思わされる。

 帰宅前に雨に降られる。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」を観ると、冒頭から、ジャニーズの問題にたっぷりと時間を割いていた。バスケの話題があり、そのあとは、プリゴジン死亡報道の続報。ウクライナ側の情報を知る人物として、なぜかここに鈴木エイトがVTR出演した。カメラが部屋に通されると、妻の友人の娘だというプロバレエダンサーの井手夢子さんというひとが登場し、このひとはウクライナのバレエ団に在籍していたという。スタジオでは中村逸郎が解説をする。そのあとには、杉村太蔵と肉乃小路ニクヨの「サンジャポ不動産」という新企画があったが、これは早送りした。

 今日の「笑点」は、冒頭で、先週の「24時間テレビ」で発表された木久扇師匠の卒業について改めて報告があった。秋田収録、演芸はとにかく明るい安村。この芸は歌丸師匠だったら許さなかったんじゃないか。深夜1時頃に眠る。

2023年9月1日金曜日

9月1日金曜日/水道橋博士生誕祭



◇ 糀谷・川崎

 早朝に目覚め、テレビをぼんやり観るばかりで、まるで元気が出ない。朝から都内に。横浜から京浜急行に乗り、空港線の糀谷まで。ついでにブックオフにも寄るが、この店舗、ひさしぶりに寄ってみたら、文庫本が120円にしてあるのが珍しい。消費税が何パーセントかわかってるんだろうか。120円の文庫本を4冊買っていく。すき家に入り、ダブルニンニク牛カルビ丼を食べる。890円。ちょいとお高いが、栄養が必要だった。

 糀谷から京急川崎に移動する。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながらラジオを聴き、読書も少し。向かいの近代書房に寄り、外の均一棚から200円の単行本を1冊だけ買っていく。ついでに、朋翔堂にも足を延ばしてみようとするが、なんと、店がなくなっていた。ああ、閉店してしまったか。その場で検索し、確認もする。川崎の古本屋はもう1店、なにを買うわけでもないが、ブックスマッキーも心配になり、覗きに行った。モアーズのブックオフにも寄り、こちらでは110円の文庫本を1冊だけ買う。



◇ テレビ・ラジオ

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は山田洋次と吉永小百合がゲスト。徹子さんを含めたこの3人だから、どうしても渥美清の話になる。吉永小百合はずいぶん前にタモリと一緒にラグビーを観に行ったことがあるんだって。そのあとにはもちろん、新作映画の話題が中心に。そのほか、「ニュース7」を観ると、そういえば、今日は関東大震災から百年だ。

 タイムフリーで、ラジオ番組をいくつか。今日の「ビバリー昼ズ」は、12時台ゲストに古田新太が登場。高田先生との共演は珍しいように思うが、ツイッターで検索してみると、この番組には過去に何度も出演しているようだ。高田先生の日には出てるのかな。たけしのすぐあとに「オールナイトニッポン」を担当したということにはさらっと触れるのみ。高田先生が「関ジャム」をよく観ていて、まず、その話が多かった。今週は「ヒヤリー昼ズ」と題して、ひやっとしたことというテーマで話をする趣旨だったのだが、古田新太のトークの面白さを改めて感じさせられる。伊東四朗とNHKでコント番組をやってたっていうのも知らなかったな。来週月曜のゲストはなんと柳沢慎吾。

 Spotify のポッドキャストでは「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴く。水曜のゲストは宮台真司。処理水放出問題について話していたのだが、汚染水を処理水と言い換えているだけという宮台の話は注意が必要ではないか。科学ではなく、情報の話をしている。

◇ 配信

 今日が関東大震災から百年と知ったからだったか、「福田村事件」の情報を追いかけていたら、高円寺パンディットの水道橋博士の生誕祭の配信が今日までだと知った。このイベント自体は今日知ったわけではないが、開催を知ったときにはもう会場のチケットは完売していたから、迷う余地はなかったが、それよりも前に知っていたとしても行こうとは思わなかったかもしれない。しかし、昨日、クレジットカードを新たに作ったばかりというこのタイミングはいったいなんの因果だろうか。ツイキャスの配信、1160円。この値段ならば惜しくはないかと思い、配信時間を確認してみると、およそ2時間半。21時前から観始めたんだっけ。配信3分ほどが経ってからイベントが始まった。画面上には水道橋博士と吉田豪が登場する。吉田豪による水道橋博士ロングインタビュー。博士はこの日が61歳の誕生日。まだ人前が慣れない、アゴがまわらないという状態のようだ。自分はツイッターをあんまり見なくなっていたものだから、博士の活動もよくわからなくなり、「アサヤン(阿佐ヶ谷ヤング洋品店)」というイベントの山本太郎の回の配信が伸びて、という流れをまるで追えていなかった。その後は国会議員。その国会議員のまま、「福田村事件」の撮影で京都の山奥にいたというスケジュールをこなしていたというわけだ。議員を辞めるまでの博士の思考の流れが語られる。まじめな責任感から政治に復帰しようとするならば、吉田豪は全力で止めようと思っていたと言い、博士もそれはないと断言した。博士は、政治をいじってエンターテイメントにすることができると思っていたというのだが、しかし、それもそもそもズレがないだろうか。吉田豪は原点回帰を薦めていた。そして、ここがいちばん知りたいところだったが、博士が弱っていた時期のいくつかのトラブルについても、それぞれ、実名を出し、なにがどうしてそうなったかが丁寧に語られる。外側から見ていると、なぜもこうこじれるんだろうかということばかりなのだが、多くは、ネタか本気かわからない博士のノリの問題ではないだろうか。誤解を生みやすい博士だが、このようなじかに語るかたちならば、博士の言っていることはいちいち納得のいくものではあるのだが。この日は会場には玉さんから花が届いていた。吉田豪に対しても、敵視していた時期があり、それも謝っていた。相沢さんについてもしゃべっていた。配信の視聴者から質問を募っているのだが、しかし、誰ひとり誕生日を祝う声がないと苦笑する。そのほか、百瀬博教や園子温、キドカラー大道、事務所のことについても、これ以上ないというくらいにたっぷりと語られた。充分、料金分の価値はあったと思った。深夜1時頃に眠る。

2023年7月27日木曜日

7月27日木曜日/温泉玉子もつける

◇ テレビ・読書

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、前半には「扮装状態でスタッフに撒かれたら一巻の終わり説」という企画。ひょうろく、はっしーはっぴー、あぁ~しらきが仕掛けられる。後半には「相撲負ける方の決まり手なら自在にコントロール出来る説」という企画があったが、これはざっと早送りで観てしまう。月曜の「午前0時の森」は暗号の特集。超難解暗号を解読できる視聴者を生放送中に求めていた。観そびれていた「おかべろ」を2週分、7月16日の放送は吉本新喜劇の4人がゲスト。オールバックに髭を生やした男、ぱっと見て誰だかわからなかったが、水玉れっぷう隊のアキだ。今は新喜劇で活躍しているのか。そのほか、酒井藍、浅香あき恵、今別府直之というメンバー。7月23日の放送はスピードワゴンがゲスト。


 午後は外出。星川に出て、まず、昼食。ゆで太郎に入り、ミニカツ丼セットを食べた。730円。無料券を使い、温泉玉子もつける。本の返却をするため、保土ヶ谷図書館に。返却したぶんをまた借りるのだが、借りる本をすんなりとは決められず、1時間以上かかった。

 ドトールに入り、ひと休み。借りたばかりの「つげ義春 名作原画とフランス紀行」をすぐに読んでしまう。2022年刊、新潮社のとんぼの本。初出は「芸術新潮」のつげ義春特集か。2019年にアングレーム国際漫画祭のためにフランスを訪れた、その記録を中心としている。つげ義春、82歳で、これが初めての海外なのだ。息子の正助さんというひとが同行していて、初めて知ったが、1975年生まれ、自分と同い年なんだな。同じく、同行者としてこの滞在記をまとめている浅川満寛というひとは編集者だ。現地では、浅野いにおや江口寿史にも出会っている。コロナについてはこの本のなかでは触れられていないが、ちょうどコロナ前の幸運なタイミングだったはずだ。インタビューでは、出生届が伊豆大島になっているということなどは初めて知る話だった。そのあとのページには、短篇7本の原画が掲載されている。「沼」「ほんやら洞のべんさん」「長八の宿」「もっきり屋の少女」「李さん一家」「やなぎ屋主人」「海辺の叙景」という7作。つげ作品を読み返すこともしばらくなかったから、これも新鮮な感覚で読んだ。なぜこの7作なんだろうとも思ったが、とんぼの本では、先に「つげ義春 夢と旅の世界」という本が出ていて、「ねじ式」などの原画はこちらの本に載っているようだ。



 コーナンに寄り、買いものをしてから、夜に帰宅する。夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨日の「徹子の部屋」は武田鉄矢がゲスト。合気道を習い始めたという武田鉄矢は、「金八」をずっとやっていたから生徒に憧れがあったんだそうで、生徒の側にまわってみようかと思い、習いごとをいろいろと始めているのだという。その合気道の道場が偶然にも高倉健が通っていた道場だったということから、話は「幸福の黄色いハンカチ」の試写会のエピソードになっていった。なぜ自分がこの映画に起用されたのか、生涯を通じて考え続けているというと、それについて、この番組に山田洋次から手紙での回答が届いた。武田鉄矢は撮影時に山田洋次から指導された喜劇論を語る。喜劇的な場面を笑いながらやっていたら怒られ、喜劇というのは泣きながら演じるんだという山田洋次は、さらに「渥美清さんはねえ」と続けたのだ。そして、今日の「徹子の部屋」は追悼特集。上岡龍太郎、あき竹城、吉田喜重、坂本龍一、松本零士、団時朗の過去に出演した回の映像が流された。

 放送直後の「ダウンタウンDX」も観てしまうと、こちらは「夏のモノマネ祭り」。みかんの黒柳徹子による「徹子の部屋」に、レッツゴーよしまさの志村けん、ホリの今田耕司と原口あきまさの東野幸治がやってくる。ジョニー志村のタモリが司会をする「ミュージックステーション」には、みかんのあのちゃんや、レッツゴーよしまさの小林幸子が登場。番組開始から20分以上が経過して、ようやくトークになった。元木敦士、広燈、ホリという3名による木村拓哉のものまねがあり、そこから、松本が浜田にキムタクのカツラとサングラスをつけさせる流れには笑う。トークではレッツゴーよしまさの意外な毒が聴けたりなど。ホリからは河口こうへいとキンタローが元恋人だったことが明かされ、ふたりは 10年前に別れて以来、この収録で初めてくちをきいたそうだ。

2022年10月13日木曜日

10月13日木曜日/代官山・綱島

◇ テレビ

 ほぼ眠れず、早朝に起きあがる。録画していた火曜の「午前0時の森」は、若林が本を紹介する企画。朝井リョウ「正欲」、高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」について語ったほか、南原から薦められたという林望「すらすら読める風姿花伝」と、それにつなげて、三原和人「ワールドイズダンシング」という世阿弥のマンガも。佐藤尚之「ファンベース」、年森瑛「エヌエー」、安田登「あわいの力」といった本も並べられていたが、触れられる時間はなかった。そのほか、綾部の本はともかく、後ろのカラーボックスに差してあった本も気になったが、画面上では書名までははっきりとは確認できない。


◇ 代官山・綱島

 朝から都内に。雨降り。天気予報はまるで当たらない。まず、渋谷に出て、それから、代官山のほうまで行く用があり、それが予定よりもずいぶん早く済んでしまった。想定外に時間がたっぷりと空き、東横線の各停に乗り、ブックオフに寄ろうと思い、しばらく寄れていなかった綱島で降りる。しかし、せっかく寄ったわりには収穫乏しく、110円の文庫本を2冊、雑誌を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。ブックオフがある通りにあったサンマルクカフェはなくなってしまったのか。駅に戻る途中に、満天酒場という店に入り、ランチメニューの肉あんかけ炒飯を食べた。680円。満腹になったところでもう1店、樽町のブックオフにも遠征するが、こちらはさらにひさしぶりだったものの、こちらもたいした収穫なし。220円の単行本を1冊だけ買う。







 サンマルクカフェがなければ、綱島にはもう休める場所はない。東横線の各停に乗り、眠りながら横浜まで帰ってくる。寝不足につき、とにかく眠い。横浜に着き、とりあえず、有隣堂に寄り、それから、ベローチェで読書でもしようかと迷っていたが、もはや気力がなく、帰りたくなった。電車では眠ってばかり。今日はまるで読書ができなかった。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 昼のにうちに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を2日分まとめて。昨日のゲストは里見浩太朗。80代から始めた水彩画のほか、水墨画、ピアノ、ゴルフなど、趣味の話をいろいろとする。そして、今日の放送は、寅さんファミリーの傑作選。冒頭には山田洋次からのメッセージもあった。傑作選はまず、渥美清と倍賞千恵子が一緒に出演した回、1979年放送、渥美清50歳、倍賞千恵子37歳。このとき、徹子さんはいくつかというと、45歳だ。そのあとには、前田吟(1987年放送・43歳)、笠智衆(1977年放送・73歳)、三崎千恵子(1982年放送・61歳)、下條正巳(1987年放送・71歳)、太宰久雄(1987年放送・63歳)の映像が流れた。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、ナイツがさっそく円歌師匠のパワハラをいじっていた。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の巻末グラビアに岩松了の特集記事があった。岩松了がこれまで描いてきたテーマには「家族」が多かったが、二十一世紀に入ってからは「戦争」が増えているという。岩松「戦争って、みんなよくない、って言っているのになくならない。それは結局、人はいいことを求めるからじゃないかと。つまり、敵が来たら家族を守る。でも、その善としてある家族を守ろうとする精神が結局戦争を起こすんじゃないかと考えたんですね。夫婦を書く、家族を書くという先にある戦争というものがだんだん捨てられないテーマになってきた」

 夕方から眠り、深夜に起きあがり、また録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」と「あちこちオードリー」を観て、それから、今夜の「アメトーーク!」もすぐに観てしまう。先日の放送でプレゼンされたばかりの「兆楽大好き芸人」がさっそく実現した。相席スタート山添、ハナコ岡部、ジャングルポケット斉藤、空気階段もぐら、三四郎小宮、オズワルド、シソンヌというメンバー。MC側には、ケンドーコバヤシ、狩野英孝が並ぶ。こんな放送をやられてしまっては、しばらくは行けそうにないな。小宮によると、とんねるずも昔から通っていたそうだ。

 Spotify で、STUTS の新アルバムを聴きながら、朝までにブログの更新をひとつ。音楽を聴きながら眠ろうとしていたが、インスタでいやらしい動画を観始めてしまい、後悔するような無駄な時間を過ごした。

2021年3月26日金曜日

3月26日金曜日/「グッとラック!」最終回

◇ 最終回

 今朝は「グッとラック!」がついに最終回。志らく師匠が朝の顔になるというので、番組初回から一日も欠かさずに観てきたが、そういう人間はほかにいるのだろうか。まあ、さすがに、2時間の番組を律儀にすべて観るというわけではなく、いつも録画して、ざっと早まわしで、どんな話題を扱っていたのかを最低限確認していた。もしものことがあってはならないので、(頻繁にあるので、)志らく師匠の発言は聴き逃すまいと、スタジオ部分は早まわしせずに観ていた。正確には、1年半の放送のなかで録画を失敗していたことが3回だけあり、なぜか録画が途中から始まっていたことが2回、残量不足で途中で切れていたことが1回。その1回が、番組終了の正式発表があったときだった。

 最終回はなんとなくかしこまって観始めた。金曜日は志らく師匠はいつも洋服を着ていたが、今日は洋服ではなく黒紋付だ。最終回ではなく、千穐楽なのだという。フワちゃんの衣装には出演者全員の顔写真があしらわれていた。まずは、昨日から始まった聖火リレーの話題から。第一走者はなでしこジャパンだが、そういえば、観るまで気がつけなかったが、この番組初期のレギュラーだった岩清水さんも走ったのだ。淳の辞退もあり、この番組とはなにかと関係の深い話題で最終回は始まった。8時27分からは、養子斡旋団体が突然の業務停止という話題になり、VTRでは、TBS元アナウンサーの久保田智子も取材に答えていた。この話題から、スタジオには高橋知典弁護士が登場する。高橋弁護士というひとはこの番組で初めて知ったが、番組開始時から最終回まで、ずっとレギュラーだったコメンテーターは、高橋弁護士、望月優大、伊沢拓司の3名だけだったはずだ。なかでも、高橋弁護士と望月優大氏のコメントはいつも明晰で、視聴者として信頼していた。このふたりが昨年秋のリニューアルを乗り越えたときには必然だと思った。8時46分からは「グッと芸能界!」のコーナーになり、最終回はスペシャル企画、志らく師匠と山田洋次監督の対談を放送する。これも我が意を得たりという企画である。番組開始当初は、なぜこんなにも志らく師匠と接点のない出演者ばかりなのだろうと思っていた。スタッフは、立川志らくのことをよく知らないのではないか、志らく師匠と関係の深い人物をもっと出せばいいのにと思っていたが、番組を続けるあいだに浸透していったことも多いだろう。惜しむべくは、大林宣彦監督の出演がなかったことであるが、この番組ではどこのワイドショーよりもいい追悼を放送していたと思う。いつもはエンディング前にやっている伊沢拓司の「教養クイズ」のコーナーが、今日は9時5分からあり、9時11分からは今夜放送の「俺の家の話」最終回の特集があった。長瀬智也、戸田恵梨香がスタジオ生出演。赤ペン瀧川のドラマ解説がこの番組ではおなじみだったが、最終回はスタジオには登場せず、VTRで解説をした。このドラマは録画したまま、まだ2話までしか観ていないのに、展開をおおむね知ってしまったがしかたがない。志らく師匠も出演していたのだ。9時26分からは根本美緒の「グッと天気!」のコーナー。いつもは中継での登場だが、最終回は、はれらいおんと一緒にスタジオから天気予報を伝える。9時34分からは最新ニュースがあり、9時40分からレギュラー陣のあいさつになる。フワちゃん、上地雄輔、アンミカ、高橋弁護士。そして、根本さん、若林有子アナと涙のあいさつが続き、観ていて思わずもらい泣きする。国山ハセン、淳のあいさつのあと、CMを挟み、最後の「志らく一段らく」で大団円となった。最終回の録画はどこを保存しようかと思いながら観ていたが、これは2時間すべて保存だ。放送が終わったあとも出演者たちのツイートをしばらく追いかけて見てしまう。




◇ 病院

 午後、ヤマトの営業所に寄り、二俣川まで歩くが、少し息苦しくなった。しばらく経験していなかった症状で、これは馬鹿にできないとはわかっているので、落ち着いて深呼吸をくり返した。特に疲れているという感覚もなく、唐突にそうなったのが怖い。今日は、ちょうどこれから病院に行こうという日なのだが、救急車で運ばれたときも春だったろうか。くまざわ書店に寄り、「週刊文春」を立ち読みしていく。小林信彦が「日本の喜劇人」の決定版を出そうとしているようだ。小林信彦の大泉洋への評価は一貫して高い。そうてつローゼンに寄り、飲みものを買っていく。水分不足も禁物。横浜駅に移動し、西口五番街でランチにする。とん太という店で、豚天丼を食べた。

 横浜駅から市民病院まで歩いていく。ちょっと調子悪いと思ったらバスに乗ればいいのだけど、節約というわけではなく、これが習慣なのだ。横浜市立市民病院の呼吸器内科に、3ヶ月に一度の通院。14時半の予約だったが、到着したのは15時過ぎ。いつもならば遅刻したほうが待たされずにすぐに診察になったのだが、今回はだいぶ待たされた。待合スペースの椅子で 30分ぐらい居眠りしてしまい、眠ってるあいだに飛ばされたのではと不安になったが、自分よりも若い整理番号が画面に表示されている。結局、1時間近く待たされ、ようやく診察になった。診察は指から酸素の数値を測るだけで、あとはなんにもせず、次回の予定を決めるだけですぐに終わる。毎度、診察料430円は安いとは思っていたが、なにに430円かかっているのかさっぱりわからない。薬局でクスリを買って、横浜駅までまた歩いて戻る。ビブレのブックオフに寄ってから、ベローチェでひと休み。1時間半ほど、読書してから帰る。

 夜、録画残量を確保するため、ダビング作業に追われる。だいぶ余裕を作ったはずなのに、特番シーズンに入るとすぐに埋まってしまう。ダビング待ちのあいだ、タワーレコードでもらってきた「bounce」を読みながら、Spotify で新譜のチェックをしたりなど。ラジオを聴きながら眠ろうとしていたが、眠くならず、アマゾンプライムで映画を観ることにする。山田洋次監督の「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」をずっと観そびれていたが、今日が観るときだろう。志らくと正蔵の共演に楽しくなった。深夜2時半頃にようやく眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...