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2022年9月2日金曜日

9月2日金曜日/無言・怒りっぽい

◇ マネー

 早朝に目覚め、生島ヒロシのラジオをつけながら、まず、ブログの更新をひとつ。そういえば、うっかりしていたが、今朝の「THE TIME」の録画を忘れていた。観たかった。金の心配が出てくると、細かいことをいろいろと忘れる。その金の心配だが、一夜にして一気に解決した。ほっとするが、変な興奮もある。

 Spotify のニューリリースをチェックすると、Dos Monos の新曲に、なんと、筒井康隆が参加している。Dos Monos の TaiTan というひとは「奇奇怪怪明解事典」で知ったのだが、その「奇奇怪怪明解事典」をなにがきっかけで知ったのかというと、「ブックオフ大学」について語られていたことから初めて聴いてみたのだった。このポッドキャストは書籍化もされ、少し立ち読みもしてみたが、「ブックオフ大学」の回は未収録だった。ウィキペディアに初めてあたってみると、TaiTan という名前は太田光を敬愛するからなんだそうで、そうとわかれば、改めて親近感も湧く。



◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 録画していたテレビ番組をいくつか。水曜深夜に放送された「紙とさまぁ~ず」は、ユースケ・サンタマリアがゲストの後編。好きなグラビアアイドルベスト3を教えてくださいという質問があり、3位にあげられた名前は、つい最近、雑誌で目にしたグラビアアイドルだ。楽天マガジンを使うようになり、週刊誌はひととおり目を通すから、若いころよりも関心は落ちているに決まっているのに、今のほうがグラビアを目にすることがどうも増えてしまっている。しかし、ユースケ・サンタマリアは YouTube をチェックしているというから、あの年齢でなんて能動的なのだろうか。「紙とさまぁ~ず」は昨夜にももう1本放送があり、どういうわけか放送時間が定まらない番組で、今週は、水曜、木曜と、2夜連続で放送されていた。昨夜の放送は、菅田将暉がゲスト。こんな大物ゲストの回を、普段と違う放送時間に放送するっていうのはなんなんだろうか。配信を中心に考えられ、ついでに放送しているような番組である。

 「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」も2週分まとめて観た。まず、先週の放送はニューヨークのおすすめ芸人として、おしみんまるというひとが登場した。顔を見ても思い出せなかったが、犬の心というコンビだったひとだ。一昨日の放送では結成1年目のコンビが特集され、浅井企画のミスター大冒険はコンビ歴は1年目だが、それぞれ、6年目、9年目というキャリアがある。ひとりはペットボトル早飲みという特技があり、それを披露し、口から血を流した。その相方は、息を吐ききってから笛を吹くという特技を披露した。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴くと、12時台は中村勘九郎がゲストだったが、この部分だけは録音だった。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊文春」の宮藤官九郎の連載コラムでは、明治座の「ビバリー昼ズ寄席」のことが書かれていた。「三谷見なかったり幸喜!」「菌だらけ耕助!」という高田先生のシャレがきちんと記録されている。

 外は小雨。15時頃から外出し、まず、吉野家に寄り、月見牛とじ丼を食べる。602円。この時間はワンオペなのか、三十代か四十代に見える女性店員のすがたがあるが、カウンターには食べ終わったトレイがふたつ出しっぱなしにしてあった。自分が注文したあとに、ウーバーイーツみたいのがやってきて、注文の品を渡していたのだが、それが終わったらほっとしたのか、裏に引っ込んでしまい、明らかになんにもしていない時間があった。ワンオペかと思っていたら、裏から話し声が聴こえてきたから、交代で休憩していたのだろう。いやしかし、俺の注文はどうなったんだと不安になり始めていると、少し経ってからつぎの客がやってきて、同じく、月見牛とじ丼を注文した。すると、女性店員はすぐに調理にとりかかり、自分が注文したときには見なかった動作だ。まさか、あとの客の月見牛とじ丼を先に出しやしないかと、調理中の店員に一生懸命視線を送っていたら、さすがに思い出してくれたようで、先にこちらにもってきたが、それでも少し腹立たしくなるじゃないか。怒りっぽくていけないが、文句を言うのは不毛だとは思うものの、許すような寛容さもなく、無言になってしまう。食べているあいだも無言ならば、会計時も無言だ。無言の抵抗というかたちになったわけだが、しかし、店員にしてみれば、そんな客はわりとよくいるのではないだろうか。

(月見牛とじ丼は無言で撮影されたものです。)

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 ライフのマクドナルドに入り、しばらく読書をしていく。「文楽の落語藝談」を一気に読んだ。2015年刊、河出文庫。暉峻康隆による八代目文楽の聞き書きなのだが、暉峻康隆の「落語藝談」という本から、文楽の部分だけを文庫にしたもののようだ。その本は、1998年刊、小学館ライブラリーだということは書いてあるのだが、もとのインタビューがいつなのかということは書いていない。最後に付録として「厩火事」が収録されているのだが、これは初刊の「落語芸談」上巻から再録したと書いてあり、ここに1969年刊と書いてあるから、インタビューはこの時期なのだろう。小さん、馬生、談志といった名前が出てくると、自分の年齢でもたぐりよせられる話題だ。「厩火事」は改めて読まなくてもいいかとも思ったが、読んでみると、見事に文楽の調子があたまに再現され、楽しくなった。

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観た。延期になっていたおぼん・こぼんの回がようやく放送された。この番組には 24年ぶりの出演だそうで、1998年出演時の映像も流れる。タップの映像も流れ、スタジオにはその準備がなく、ここではやらないのかと思ったら、普通の床の状態で披露した。徹子さんが素晴らしいのは、タップが好きだし、おぼん・こぼんの芸が好きでしゃべっているところだ。徹子さんはタップを荻野幸久というひとに習っていたそうだ。おぼん・こぼんのふたりは、最後に、60周年のときにショウをやろうと約束する。はらはらもさせるし、じーんともさせるいい回だった。

 「ミュージックステーション」もすぐに観てしまうと、こちらでは、80年代女性アイドルの特集をやっていた。各アイドルのテレビ朝日初出演の映像が流れたのが面白く、松田聖子のテレビ朝日初出演は、1980年放送、円蔵、文珍が司会の「東西対抗お笑い秋の陣」という番組だというのは意外性があった。松田聖子はこの番組に、なぜか、中田カウス・ボタンの応援メッセージで出演していた。小泉今日子のテレビ朝日初出演は「歌謡ドッキリ大放送」。そして、スタジオには工藤静香が出演し、「MUGO・ん…色っぽい」「嵐の素顔」のメドレーがあり、最後にもう1曲、「抱いてくれたらいいのに」も歌った。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「CURIOCITY」を聴くと、この週はヒコロヒーが本を紹介していた。まず紹介されたのは、小砂川チト「家庭用安心抗夫」。ある番組で、芥川賞候補作についてキュレーションされるという仕事があり、そこから、鈴木涼美、高瀬隼子を読み、今、小砂川チトを読んでいる最中だという。そして、ヒコロヒーは谷川俊太郎がとても好きで、展示会があれば必ず行くほどなんだそうだが、なのに、なぜか今まで知ることがなかった茨木のり子を初めて読んでみたという。どうやら、岩波文庫の谷川俊太郎選「茨木のり子詩集」のようだ。先日の古舘伊知郎との番組でも、古舘が茨木のり子の名を出したときにヒコロヒーが強く反応するという場面があった。続けて、今日の放送も聴くと、こちらは大久保佳代子がゲスト。大久保佳代子が選んだ1曲は忌野清志郎「JUMP」、おすすめの映画は「トップガン・マーヴェリック」。トム・クルーズには「めちゃイケ」で会っているんだな。

◇ ブログ

 深夜、FC2ブログの発掘作業を始めてしまい、10年以上前に使っていたブログを手なおししたくなったからだが、しかし、ログインしようとするにも、メールアドレスもパスワードも覚えていないという状態だ。すぐに判明するだろうと思っていたのだが、予想以上に難航する。なにがユーザーIDで、なにがニックネームなのかもわからず、当てずっぽうでひとつひとつ試していくしかなく、IDは判明し、ログインできるかと思ったら、セキュリティが厳重に改正されたようで、二重認証になってしまう。メールアドレスはどうやらインフォシークを使っていたということがわかるが、このサービスは何年も前に廃止になってしまい、どうせあんまり使ってなかったから、なんだかきちんとチェックもしていなかった気がする。マイクロソフトに移行し、アドレスはそのまま生きているのかと思いきや、受信トレイにはなんにも入っていない。逆に、このアドレスから携帯にメールを送ってみると、差出人がなぜかヤフーのメールアドレスになってしまう。じゃあ、ヤフーのメールアドレスにメールが届いているかというと、こちらにも受信されていないからまるで意味がわからない。これはもう、使用中のアドレスだけにしぼらないとだめだと思い、アドレス変更の申請をするが、はたしてできるのかどうか。時間ばかりを食い、めんどうなことこのうえないが、ブログそのものは、タイトルで検索してみると、あっさりトップに出てきたのでそれはそれで驚いた。

2022年4月7日木曜日

4月7日木曜日/歩きたい気がして

◇ テレビ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をふたつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、「本物のハチ公を見たことがある人まだギリこの世にいる説」という最初の説からまず面白かった。「あるぷす大将」という映画には、本物のハチ公が出ているのだ。高齢のかたのインタビューを重ねていくのだが、ハチ公の片耳が傾いているのは、飼い主が縫ったからだという証言もあった。続く、「「それ俺の方が先にやってる」とキャラ被りに難癖つけてくる先輩かわすのムズい説」では、松本人志のものまねをする松本等しいが、JPに松本のものまねを封印するように迫る。懇願しながら感極まってしまうJPに、ニセモノが許可する流れに爆笑した。最後は「ほんこんの本名フルで答えられる若手いない説」。僕らの世代だと、もともとは蔵野孝洋として知り、仇名が「ホンコン」という認識だったが、むしろ、いつから正式な芸名になったのだろうという感じだ。

 昨夜の「キョコロヒー」は、この番組には珍しくゲストを迎え、太田光が登場した。当然、30分すべて太田がゲストなのだろうと思っていたら、前半だけで終わってしまい、なんというもったいない使いかたをする番組だろう。「絶対やりたくないと決めていることは」という質問に、「ドッキリがいや」という発言は初めて聴いたかもしれない。太田「人間不信になるのがいやなの。」「ドッキリって、マネージャーとかさ、近いスタッフとか全員で騙すじゃん。それ、1回でもやられたら、もうその、まわりのことを信用できなくなるような気がして、それだけはやめてっていうのは言ってんの。」

 昼はラジオ。清水ミチコとナイツの「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。先週木曜の放送も聴きそびれていて、タイムフリーで、それも続けて聴いた。午後、ツイッターから、藤子不二雄A先生の訃報を知った。88歳。

◇ 二俣川・鶴ヶ峰

 15時過ぎから外出。二俣川まで歩き、ジョイナステラスのくまざわ書店に寄り、文芸誌のチェックを。なんとなく、もうちょっと歩きたい気がして、鶴ヶ峰までさらに歩いてしまうことに。30分ぐらいかかり、鶴ヶ峰のブックオフにたどりつくが、今日はどうもだめな日のようで、店内を2周まわっても買いたい本がまったく見つからない。アプリの100円引きクーポンを使えば、10円で1冊買えるのだから、しつこくしつこく、なにかしら見つけようとしていると、なんにも欲しいものがないと思っていたのに、最後に新書の棚を見ると、ここにいい本が隠れていて、結局、110円の新書を3冊買っていく。鶴ヶ峰駅のほうに向かい、なにか食べておこうと思うが、なかなか決められない。いったん、駅まで行くが、戻ってきて、松屋に入り、豚角煮コンボ牛めしを食べた。680円。そのあとはドトールに入り、しばらく読書をして、電車で帰ってきた。


◇ ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・三四郎&DJ松永)を観ながら、本の登録をして、それからまた、ブログの更新に手を加える。タイムフリーで、これも聴きそびれていた先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、おぼん・こぼんがゲスト。本を出したそのプロモーションだが、コルドンブルーの話が多くなり、とても興味を惹かれた。とんねるずはもちろん、シティボーイズがいたことも知っていたが、清水アキラも出演していたのだ。そのあとの漫才協会の古い時代の話も面白く、こういう貴重な話はほんと、ニッポン放送はポッドキャストにして、いつでも聴けるようにしてもらいたいものだ。

 「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の月曜日もおぼん・こぼんがゲストで、これは Spotify のポッドキャストで聴いた。おぼん師匠、いきなり「いつもクルマのなかで聴いてるんですよ!」って、「ラジオショー」は聴いてないのか。ここでもやはり、コルドンブルーの話が詳しく語られ、おぼん・こぼんは10年務めたが、シティボーイズは3ヶ月ぐらいしかいなかったそうだ。大竹「あそこでタップ踏んだり、笑わせたり、いろんなことなさったわけでしょう? 俺らもうほんと、芸なしでね。」と、自分たちは芸人でもなんでもない「新劇あがり」だったから、生の舞台に立ち、金を稼ぐということの実態をここで知ったことがとてもよかったと語る。大竹まことがそこで目撃したという、内藤陳の募金のコントがすさまじい。おぼんからは、小野ヤスシが死ぬ前に絶対にコンビを別れちゃだめだと遺言のように言われたという話もあり、おぼん「俺の司会の芸とか、あんなんはぜんぶ小野ヤスシさんのパクリですもん。」 大竹まことも「わたしもほんっとうにお世話になりました、ヤスシさんには。」

 「ゴールデンラジオ!」のポッドキャストをもう2本。高田純次がゲストの先週金曜、それから、今日放送されたノブシコブシ徳井健太がゲストの回も聴いた。芸人について書いた本を出した徳井に、小島慶子が、水道橋博士の「藝人春秋」は読みましたかと訊くと、徳井は博士と会ったことがあり、「俺と似たようなことをやってる若手がいるなあとは思ってたんだよね。」「俺はやってたからね。」とじかに言われたそうで、徳井の書くものはジャーナリズムというよりも小説に近いと意見をもらったようだ。そのあとは、吉村との関係の話になり、それから、先週木曜のおぼん・こぼんの話にもつながり、シティボーイズ3人の関係の話にもなった。結成したときから、きたろうと斉木しげるは精神的におとなだったから、チンピラだった大竹とはケンカにならなかったのだという。

2022年1月7日金曜日

1月7日金曜日/雪が残る

◇ 大手町

 朝早くから外出すると、雪が薄く積もっていて、路面が凍っている。安い靴で歩いていると、すっ転びそうで怖く、駅まで歩くだけでも気が抜けなかった。今日は朝から都内に。大手町の地下を通り、大手町ビルヂングでランチにしようかと思っていたが、混雑で決められず、新大手町ビルヂングまで足を延ばすと、こちらはさほど混んではいなかった。霧笛屋という店に入り、生姜焼き定食を食べる。850円。ランチタイムは、コーヒーの無料サービスもあった。八重洲に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。ラジオを聴きながらしばらく眠り、読書をしていく。午前中、道路を見ていると、雪が溶けていく過程がわかり、しかし、日陰にはまだ雪が残っている。ビルから門松が搬出される様子もちらほら目にした。


 東京駅から、京浜東北線で蒲田に移動し、ブックオフに寄っていく。110円の文庫本を3冊買い、100円引きクーポンを利用。さっと買って、さっと出て、蒲田から京浜東北線に乗り、横浜に戻ってくる。ビブレのブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買い、ここでも100円引きクーポンを利用した。ブックオフ2店をぱっぱとまわり、クリエイトで買いものをして、夜に帰宅した。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 922人に。沖縄は 1414人、大阪は 676人、広島は 429人、埼玉は 214人、神奈川は 251人。

◇ テレビ

 録画していた、1月2日にテレビ東京で放送された「新春!お笑い名人寄席」を観た。この番組、毎年録画しているけど、録画したままで何年も観そびれていて、何年ぶりにまともに観るのかわからないが、生放送ではなくなったのか。浅草演芸ホールからの中継だが、演芸の最中に客席を映すと無観客であり、客席には、司会の東貴博や、晴れ着すがたの女性タレントが数人座っているが、拍手や笑い声は入っている。海外のシットコムみたいなスタイルだ。ぜんぜん関係ない笑い声をはめているのか、それとも、実際の映像を観せた笑い声を改めて収録しているのかわからないが、こうなると、客との相性も関係なく、寄席にはハマらなそうな四千頭身が出たりもしている。サンド軍とナイツ軍の若手対決のコーナーもあり、サンドとナイツが中心になるくらいなので、数年ぶりに観るものからすると、全体的にはかなり若返っているという感じがする。NHKの「東西寄席」なんかは、爆笑問題が長らく司会をしているが、それよりもさらに若い世代がいよいよ中心になってきた。おぼん・こぼんの場合はちょっと特殊な状況にあるが、そのほか、ベテランと呼べるような芸人の出演は、マギー司郎と、小朝が「美人大喜利」の司会をやっていたくらいだ。なぜかただひとり、ケーシー高峰だけは過去の漫談の映像が流されていた。現在のお笑いが活況すぎるせいか、そういえば、こういう過去の演芸をふり返るような番組はめったに放送されなくなってしまった。2時間の番組を最後まで観て、それから、ラジオやポッドキャストを聴きながら、22時過ぎには眠る。

2021年12月31日金曜日

2021年の十大事件

 

 1位:ブログを1年以上休まずに続けられた!

 2位:メガネを変えた!(2月2日

 3位:(このブログには書いてないことが3位。)

 4位:毎日録画チェックをしていた「グッとラック!」が終了し、生活リズムが変わった!(3月26日

 5位:東京オリンピック開会式の開催中、その周辺を歩いていた!(7月23日

 6位:閉館間際の油壺マリンパークに行ってきた!(9月30日

 7位:小林信彦のサイン本に興奮した!(5月22日

 8位:横浜市長選で、田中康夫の生演説を聴いた!(8月19日

 9位:「浅草キッド」を観るために、Netflix の利用を始めた!(12月12日

 10位:コロナが収束した!

◆ 2021年に読んだ本・十選

 斎藤環「世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析」(2015/角川文庫)(2月21日

 遠野遥「破局」(2020/河出書房新社)(3月3日

 村上“ポンタ”秀一「自暴自伝」(2006/文春文庫PLUS)(3月20日

 小林信彦・荒木経惟「私説東京繁盛記」(2002/ちくま文庫)(5月2日

 後藤明生「小説 いかに読み、いかに書くか」(1983/講談社現代新書)(5月23日

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」(2021/新潮社)(7月10日

 北野武「浅草迄」(2020/河出書房新社)(9月25日

 村上春樹「村上春樹 雑文集」(2015/新潮文庫)(9月30日

 中島岳志「「リベラル保守」宣言」(2015/新潮文庫)(11月15日

 吉川潮「コント馬鹿 小説〈ゆーとぴあ〉ホープ」(2010/芸文社)(12月21日

(読んだ順)

今年は112冊の本を読んだ。→ 読書メーター

◆ 2021年・ベスト映画

 「映画:フィッシュマンズ」(7月15日

 「ドライブ・マイ・カー」(9月1日

◆ 2021年・ベストアルバム

 クレイジーケンバンド「好きなんだよ」(9月8日

◆ 2021年・ベストテレビ

 「キョコロヒー」「紙とさまぁ~ず」

◆ 2021年・ベストタレント

 ヒコロヒー

◆ 2021年・ベストラジオ

 「ナイツ ザ・ラジオショー」「中川家 ザ・ラジオショー」

◆ 2021年・ベスト漫才師

 おぼん・こぼん

◆ 2021年・ベストご飯

 赤坂見附「中国茶房8」のランチ

 

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

2021年12月4日土曜日

12月4日土曜日/読書芸人・新旧ものまね

◇ テレビ・ラジオ

 目が覚めると、早朝6時ぴったり。ラジオをつけると、「木梨の会」に B'zの松本孝弘がこれから出演するというので、珍しいのでずっと聴き続けてしまった。ブログの更新をひとつしてから、もう少し眠りなおす。

 録画していた「アメトーーク!」の「本屋で読書芸人」を観た。収録はスタジオではなく、映ってすぐに、下北沢のB&Bだとわかった。カズレーザーのほかは新しいメンバーになり、Aマッソ加納、ティモンディ前田、ラランドニシダ、ゾフィー上田の4名が初登場。MC側にはケンドーコバヤシも出演する。それぞれが紹介した本のリストはネットのどこかに出ているだろうが、ニシダは純文学が好きなようで、「文學界」や「現代思想」も入れているのにはちょっと驚いた。ラランドニシダには今までなんの興味もなかったが、内田百閒を紹介するニシダに初めて興味をもつ。それぞれの自宅の本棚を映した場面は、一時停止しながらいちいちチェックしてしまうが、加納の本棚には、和田誠「お楽しみはこれからだ」が7巻そろっていたほか、司馬遼太郎、星新一、古川ロッパ「ロッパ随筆」、井上ひさし「喜劇役者たち」、景山民夫「転がる石のように」などが確認できた。上田の本棚には、談志、モンティ・パイソン、山崎努「俳優のノート」、「別役実のコント教室」、平田オリザ「演技と演出」、いとうせいこう「今夜、笑いの数を数えましょう」「マルクス・ラジオ」、宮沢章夫「東京大学地下文化論講義」などが確認でき、勉強熱心さが窺える。上田の祖父が有隣堂の元副社長だというのにも驚いた。

 昨夜の「ものまね王座決定戦」も、いつも録画しっぱなしで忘れたころに観たりということになるが、珍しく、すぐに観た。形式もよく把握していないが、トーナメント方式の決戦というのが年に一度の恒例になっているようで、日本テレビに出ていた荒牧陽子がフジテレビに初参戦というのが今回の目玉になっていた。それからもうひとつ、新旧の対決という趣向にもなっていたのだが、新だか旧だかよくわからない出演者も多かった。最初に登場した「新」のほうの出演者は、ブルーノ・マーズのインパーソネーターというひとで、インパーソネーターというのもなんだかわからなかったが、本人にかぎりなく同化するのが今のモードのひとつとしてある。その対戦相手は栗田貫一で、森進一のものまねで「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌った。似顔絵に例えるならば、片や、写真と区別がつかないところまでたどりつこうとしているのに対し、栗田貫一には栗田貫一のタッチが明確にある。すると、かつてはこの番組で、針すなおの似顔絵が使われていたことともパラレルに感じられる。ざっと早まわしで観ていくが、面白く観たのは、まず、ビューティーこくぶの杉山清貴。ビューティーこくぶも、この番組では「旧」の側になる。ノブ&フッキーは、フッキーが沢田研二の「TOKIO」を歌っていると、ノブが扮する現在の沢田研二本人が登場する。エハラマサヒロが、美輪明宏「メケメケ」をやったのもよかった。この番組でつねに面白いのはミラクルひかるだが、今回は、広瀬香美、工藤静香、八代亜紀という3人のものまねで決勝まで進み、工藤静香で歌う中島みゆきの「ファイト!」がとりわけ面白かった。そして、荒牧陽子は、MISIA、坂本冬美、倖田來未を披露し、あっさりと優勝をかっさらっていった。この4時間という長さの特番、早まわししながらでも一気に観るつもりはなかったが、思いのほか、面白く、一気に観てしまった。過去の名場面も流れ、なんと、おぼん・こぼんの和田アキ子のものまねの映像を観ることができた。いくつも流れない名場面に、おぼん・こぼんが選ばれるというところにまで事態は進んでいる。

 ラジオも、オンタイムで聴いたり、タイムフリーで聴いたりしていると、なにを聴いて、なにをまだ聴いていないか、聴いている番組が多すぎるため、わからなくなってしまう。今日は「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけながら雑務をこなし、途中で、聴きそびれていた「田村淳のNewsCLUB」の先週の放送を聴いていた。それから、今日の「田村淳のNewsCLUB」を聴いていると、どっちが今週の放送だったか、聴いてるそばから記憶がごちゃごちゃになる。今日は、ニュース解説に速水健朗が登場し、そのあとのゲストコーナーには、テレビ朝日の平石直之アナウンサーが登場した。テレビのアナウンサーでも、なんの番組に出ているのかも知らず、顔がわからない。

 夕方、すっかり薄暗くなってから、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、くまざわ書店に寄ると、少量だったが、「アメトーーク!」で紹介された本のコーナーができていた。在庫があるものでなんとか作ったという感じで、版元や取次には事前に情報は流れていないのかな。西友のイタリアントマトに入り、2時間ぐらい読書をして、かつやに寄り、カツカレーを食べてから帰る。年末感謝祭だそうで、明日まで550円なので、せっかくだから食べておきたくなった。サイズは松竹梅の竹で、量が多いのではと心配したが、無理なく食べられた。


◇ 読書

 夜に帰宅し、読書の続きをし、千野帽子「物語は人生を救うのか」を読み終えた。2019年刊、ちくまプリマー新書。ブックオフで見つけた本だが、この本には前著があり、その続編だとは読み始めるまで知らなかった。しかし、まえがきには、続編というよりも、この本だけでも読めるように書いたと書いてあるので、気にせずに読んでしまう。物語論の本だと思って読んでいくと、終盤にいきなり著者の体験が語られ、その内容に驚きつつ、なんだこの本はという戸惑いを感じながら読み終えることになった。

 23時からはラジオをつけ、「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いていたが、終盤で眠ってしまい、30分ぐらいで目覚め、録画していたテレビ番組を少し観て、深夜1時頃に眠りなおした。

2021年11月26日金曜日

11月26日金曜日/「地蔵中毒のコント菩薩」

◇ 生活

 朝早くに目覚め、ブログの更新をひとつ。昨日から、胃の痛みがずっと続いている。いったい、なにに対して緊張しているのか。録画していた昨日の「徹子の部屋」は追悼特集。千葉真一、瀬戸内寂聴、笑福亭仁鶴、船戸順、パルト小石の過去の出演回のダイジェスト。11時半からはラジオ。「ビバリー昼ズ」を出かけるまでつけておく。12時40分頃に家を出て、まず、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、渋谷に向かおうとするが、路線検索で確認していた時間が間違っていて、横浜駅を出発駅にして検索していた。二俣川から横浜駅に出て、それから東横線に乗るのに、これじゃあ、余裕がまるでない。


◇ 演劇

 渋谷に到着し、ユーロライブに直行する。「地蔵中毒のコント菩薩Vol.1 立ち漕ぎマリリン・モンロー」という公演を観るためであり、平日昼間の回は「ひるおび観れる生活」割引きということで、500円安くなり、3000円になるのでこの回を選んだ。C列の真ん中。最前列は入れてなかったので、実質、2列目。しかし、それにしても、客はあんまり入っていなかった。15時開演。劇団「地蔵中毒」が新たに始めるコント公演の1回目。ここ最近の本公演と同じく、この公演も、がじらさんの前説で始まった。看板女優の hocoten 扮するマリリン・モンローが自転車を立ち漕ぎするオープニングでは、野坂昭如の「マリリン・モンロー・ノー・リターン」に合わせて、出演者たちが組体操をする。そのあとは、コントのオムニバスというわけだが、長いものもあれば、ごく短いものもある。観ながら数えていて、ぜんぶで12本だと思ったが、思い出してみても数が合わない。普段の地蔵中毒の公演も、なかなか内容が記憶に残らないのだが、それよりも覚えやすいとはいえ、メモもとらずに記憶するのは、なかなか難易度が高い。11名の俳優が入れ替わり立ち替わり演じるが、テニスコートの神谷圭介が登場するコントはとりわけ安心して観ていられた。転換時に流れる、外道、想い出波止場、じゃがたらといった音楽のセンスもよかった。終演後にはアフタートークがあり、地蔵中毒からは大谷皿屋敷と小野カズマ、それから、日替わりゲストのななまがりが登場する。料金が安いからこの回を選んだのだが、ななまがりがゲストというのも決め手になった。公演中、ひときわ大きな笑い声が客席後方から聞こえていたが、どうやら、ななまがりのふたりだったようだ。ななまがりの笑いとは共振度は高そうだ。大谷皿屋敷は、ななまがりが落研出身というところにもシンパシーを寄せる。ななまがり初瀬の「面白いのに眠くなる」という感想には笑った。本当、まさにそのとおり。帰り際、客席に村松利史を目撃する。


 終演後に食事を。ひさしぶりに兆楽に入り、肉丼を食べた。800円。それから、まんだらけに寄り、階段の百均から1冊だけ買っていく。東急百貨店の丸善&ジュンク堂にも寄り、新刊も眺めていく。このあとはどこかで読書をしようというつもりでいたが、胃が痛くて、コーヒーを飲む気がせず、もう帰ることにする。東横線の急行で無事に座れ、眠って帰ることができた。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は岡村孝子がゲスト。初登場だそうで、白血病の話が中心になるが、スタジオで「夢をあきらめないで」を歌った。タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組をつぎつぎに聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FRIDAY」に、おぼん・こぼんのインタビュー記事が載っていた。ブログをもうひとつ更新して、ラジオを聴きながら、深夜に眠る。

2021年11月6日土曜日

11月6日土曜日/おぼん・こぼん現象

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、「木梨の会」を少し聴いていたら、ジミー入枝の歌が流れる。この番組はときどきしか聴いていないからわからないが、ジミー入枝は憲武ともどうやら交流があるようだ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、9時からは「ナイツはちゃきちゃき大放送」をつけていた。オープニングでは、塙さんが観てきた、昨夜に武道館で開催された「風街オデッセイ」の話をする。「常連さん」はえのきどいちろう。このコーナーは、新庄新監督の話題だけで終わってしまった。

 午前中から外出。レターパックを出すため、横浜東口の郵便局に寄り、それから、京浜急行に乗る。電車はそれなりに混んでいて、コロナの時代はいよいよ過去のようだ。都営線直通、大門でようやく座れて、少し眠ることができた。

◇ 浅草

 浅草にやってきたのはずいぶんひさしぶりで、昨年末以来ではないだろうか。浅草駅から雷門方面の出口に出ると、目の前に、いわもとQができていた。六区のアーケードに入ると、ダウンタウンのくら寿司の広告がぶらさがっている。浅草なのに、ダウンタウンにお出迎えされるというのも妙な感じだ。





 やっぱり、現在のおぼん・こぼん現象を目撃しておかなければまずいだろうと思い、いてもたってもいられず、なんとか都合をつけて、昼間から浅草東洋館にやってきた。今日は漫才協会のお客様感謝デーだとかで、通常は2500円のところが、2000円で入れる。タイムテーブルを見ると出演者もよく、観るなら今日がいいだろうと思った。11時40分頃に到着し、チケットを買い、エレベーターで上階にあがる。この時間はまだ、さすがに空いていた。なんとなく、いつも下手側前方に座ることが多く、今日もそのあたりに座った。

 12時開演。まず、第一部は、出演順に、新宿カウボーイ、ぽ〜くちょっぷ、なにわプラッチック、らくや・てんや、たぬきごはん、春風ふくた、仲入りを挟み、BOOMER、ふじいあきら、京太・ゆめ子、ねづっち、山口君と竹田君。仲入り時に、ロビーからきゃあきゃあ声が聞こえると思ったら、どうやら、誰かが楽屋入りするところだったようだ。もしかすると、おぼん師匠かこぼん師匠だったのか、客席からロビーに客が詰めかけ、ちょっとした撮影会になっていた。前半は、10分間観るのもちょっときついと思うコンビもいたが、後半はぐんと華やかな顔ぶれになった。BOOMER なんかは「タイタンシネマライブ」でさんざん観ている紙芝居のネタで、またかと思ったが、ここで観ると不思議と面白かった。ふじいあきらのマジックは鮮やかで楽しい。京太・ゆめ子師匠はかわいらしく可笑しかった。ねづっちさんはおなじみのなぞかけを最後にやったが、客席からお題をとると、「コロナのコロッケを食べたい」というやばいお題が出て、変な雰囲気になった。第一部の終わりごろから、気がつくと、客席後ろには立ち見がいた。まだ増えるだろうから、隣りの空席に置いていた荷物を床に置き、詰めて座りなおしておく。

 第二部は、出演順に、舎弟、笑組、うすくら屋、ドルフィンソング、芸人THEブラスト、はたけんじ、仲入りを挟み、カントリーズ、ホンキートンク、ぴろき、おぼん・こぼん、球児・好児。まず、舎弟、ドルフィンソングという若手2組が気になったが、意外といやな漫才ではなかった。舎弟はちょっと尖ったところがある。ドルフィンソングは旧北野のTAP所属のコンビで、イケメン風だが、ネタはきちんとしていた。漫才人生の終着駅のように漫才協会にたどりつくコンビも多いが、この2組はそうではないところが気になる。笑組さんはお互いに感謝をし合うという観たことのないネタで、すごく面白かった。新ネタだろうか。客席の笑いもここまでではいちばん大きかった。はたけんじを観るのはひさしぶりだったが、芸人臭さがたまらない。はたけんじが第一人者である、三波春夫、加藤茶のものまね、かつてレコードを出したという「演歌・ペッパー警部」も歌い、その合間の漫談も面白い。カントリーズも好きなコンビだが、短いネタをつなぐかたちで、がちゃがちゃな漫才になっていて、つい最近まで「M-1」で勝ち残っていたから、そのためにフォームをずいぶん改造したんじゃないだろうか。新生ホンキートンクを観るのも初めてだった。旧コンビと同じネタをやっているのかわからないが、金翁の孫は、トシがやっていた役割を見事にこなしている。ネタが少々古びている感じはしたが、きれいな漫才で、好きなところはたくさんある。そして、期待のおぼん・こぼんだが、どれだけ盛りあがるかと期待したが、さすがにオンエアから1ヶ月も経っているから、だいぶ落ち着いたのかもしれない。タップダンスから始まるステージは、オンエア直後だったら観客は熱狂しただろう。しかし、今回の件の前後で、芸にはどれだけの違いがあるだろうかという気もした。おぼん師匠がやけに大声で突っ込む場面があり、また仲が悪くならないかと、そこだけははらはらする。トリは球児・好児。球児師匠はからだがかなり動けなくなっているのか、大丈夫かなという感じだったが、好児師匠が陽気に突っ込みまくるのがじつに遠慮がない。それに対して、球児師匠がぼやくように応戦するのがやたら可笑しかった。意外や、今日いちばん笑わされたのは、おぼん・こぼんではなく、球児・好児だった。球児がパワフルに動きまわるかつての漫才をもちろん知っているから、好児のほうが強く見える今のスタイルが新鮮で、老いとともにこういうふうになっていくのかと、感慨があった。ネタはおなじみの国定忠治だが、球児師匠は、漫才の最中にめくりにつかまって休んでいる場面もあったほどで、立っているだけでも本当は疲れるのではないか。なのに、好児師匠は球児師匠のあたまを、缶のフタで思いっきりひっぱたく。おぼん・こぼん然り、球児・好児然り、漫才師の歴史をリアルタイムで追いかけられていることに興奮もした。今日は本当は昭和こいるも出演者だったのだが、休演になっていたのが惜しい。

 16時半過ぎに終演し、浅草から稲荷町方面に歩き、ブックオフに寄った。しかし、わざわざ寄ったのに、たいして買うものはない。110円文庫本を1冊だけ。これだけではつまらないので、そのまま、上野まで歩いてしまう。どこかで食べていこうと、店を探しながら歩き、外に看板が出ていたレモネードという店に入ってみた。エレベーターで3階にあがると、ミリタリーグッズの店があり、その店の一角にカウンターがあるだけの店だった。タコスの店のようだが、外の看板にあったニンニクカレーを食べる。600円。屋台のような店で、スプーンはプラスチックの使い捨てのものだ。水も出してもらえず、お願いしたら紙コップで出してくれた。注文してから辛口だと知ったが、食べられない辛さではなく、美味しかった。



 上野でもブックオフに寄り、こちらでは110円文庫本を5冊買う。御徒町のベローチェに入り、ひと休みする。食べたいパンがなく、アイスコーヒーのみ。コンセントがあり、スマホの充電ができた。滞在時間、1時間ほど。御徒町から山手線、品川から京浜急行に乗り換え、横浜まで帰ってくる。横浜西口のドン・キホーテに寄り、安い靴を1足買ってから帰った。

 帰宅は夜遅くなり、眠るまで読書をする。松倉久幸「起きたことは笑うしかない!」を今日一日で読み終えた。読むなら、浅草に行くときがいいだろうと思っていた。2019年刊、朝日新書。東洋興業の松倉会長だが、この時点で83歳。「江戸まちたいとう芸楽祭」などですがたを見ると、とにかく笑い声が印象に残る会長だが、意外とロジックをもっているのだとこの本を読むとわかる。フランス座の芸人たち、それから、志ん生、馬生、志ん朝についても語られている。「タイガー&ドラゴン」撮影時に、雑談が面白かったという宮藤官九郎。踊り子たちと楽屋の風呂に入っていたという永井荷風の描写も面白い。フランス座の命名者は永井荷風なのだ。深夜0時前に眠る。

2021年11月4日木曜日

11月4日木曜日/「漫才論考」など

◇ テレビ・ラジオ・映画

 朝、録画していた昨夜の「あちこちオードリー」を観た。ゲストは千原兄弟。オードリーがふたりそろって千原兄弟のファンだったというのは、世代的によく理解できる話だ。その当時の千原兄弟のカリスマ性は、お笑い界の狭い世界の現象に留まるもので、今となってはかなりわかりにくいかもしれない。ボキャブラブームがやってきたのはそのあとで、その時代の東京勢との関係には興味が湧く。NHKの番組(「お笑いダンクシュート」?)で一緒になったフォークダンスDE成子坂が多額のギャラをもらっていることを聞いて愕然とした話や、あるいは、ジュニアが古坂大魔王から敵視されていた話などが語られた。千原兄弟の初舞台が新喜劇というのも知らない話だった。そのほか、水曜の深夜は「ぺこぱポジティブNEWS」もけっこう面白く、続けて観ている。今週のゲストコメンテーターはラランドサーヤ。番組最後には、松陰寺の「ポジ想論」という新しいコーナーもできた。

 タイムフリーで、月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。14時台は、おぼん・こぼんがゲスト。和解以降は初めての出演だ。「しろうと寄席」で、文楽師匠に「えらいやっちゃ・えらいこっちゃ」というコンビ名をもらい、この番組ではその名前で出演していたということや、初期のころは「ゲバゲバ90分」の作家がついていたこと、「月見」という屋号の謎など、初めて知る話が多く、漫才ブーム以前から活躍していたからこそ、コンビの歴史から、時代とともに漫才師の在りかたが変容していくさまもうかがえる面白い内容だった。続けて、火曜の「ラジオショー」も聴くと、こちらのゲストは相席スタート山添。山添のこの可笑しさはいったいなんなんだろうか。

 夕方、ヤマトの営業所まで。ついでに買いものをして、1時間ぐらいですぐに帰ってきた。また、録画していたテレビ番組を観る。深夜に放送されていた「漫才論考」という番組を録画しておいた。もともとはBSフジで放送された番組で、ますだおかだ増田、笑い飯哲夫、パンクブーブー佐藤、ハマカーン神田という4人が、漫才論を語る。「M-1」王者3人に、「THE MANZAI」王者のハマカーンを加えているところがフジテレビならではだ。「M-1」は漫才を使った競技だという増田の意見には、漫才と「M-1」とは別のものだというところで全員が一致する。現在、気になる漫才師を訊かれると、パンク佐藤がプラス・マイナスを挙げれば、増田はなすなかにしを挙げた。哲夫はカベポスター、神田はアモーンを挙げた。先日の「NHK新人お笑い大賞」でも思ったが、笑い飯哲夫のロジカルさが際立っている。それから、20年選手の、マシンガンズ、磁石という2組の漫才もあり、即興のみで持ち時間を埋めたマシンガンズが面白かった。

 タイムフリーで、先週金曜に放送された「古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD」をようやく聴いた。前半1時間まるまる、水道橋博士がゲスト。新刊の「藝人春秋Diary」の話をたっぷりとする。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「サンデー毎日」では、博士の不定期連載があり、村松友視と古舘伊知郎について書いていた。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。公開時に観そびれていた「バイス」を観た。2019年公開。チェイニー副大統領を描いた映画で、この題材にはまったく疎いが、政治ドラマをここまで面白く語れるのかと、その語り口に惹きつけられた。ギャグ満載で、何度も笑わされる。モンティ・パイソンの精神を感じたが、監督のアダム・マッケイは、ウィキペディアにあたってみると、「サタデーナイトライブ」のライター出身というひとなのだ。アダム・マッケイに興味が湧き、ほかの作品も観たくなった。深夜3時頃に眠る。

2021年10月25日月曜日

10月25日月曜日/コンビとトリオ



◇ 有楽町・新橋・虎ノ門

 朝から都内に。有楽町の国際フォーラムを通りがかったが、イベントの設営をやっている光景をひさしぶりに目にした気がする。有楽町から新橋まで歩き、昼食は、ニュー新橋ビルの岡むら屋に入り、肉めしを食べた。590円。虎ノ門ヒルズ方面に歩き、新橋三丁目のベローチェに入り、ひと休み。確認したいことがあり、「ブックオフ大学ぶらぶら学部」の自分の文章を読みなおすために、カバンに入れてきた。1年以上ぶりに改めて読んでみると、序盤はちょっと恥ずかしい気になるが、それというのも、最初の笑いがあるまでがけっこう長いのだ。そこまでを読むのには少し辛抱がいるかもしれない。しかし、笑いが入ってくると、問題なく面白い。自画自賛。今までさんざんエゴサーチしていても、笑いが好きな読者には喜んでもらえているという手応えは感じている。終盤も笑いは多いが、テンポが早くなりすぎていて、これは書いているときには気がつかなかった。どう終わらせようかと焦っているのだ。

 虎ノ門ヒルズ駅から日比谷線に乗り、中目黒から東横線に乗り換え、昼のうちに帰宅する。夕方にまた外出しなおし、ヤマトの営業所まで行って、すぐに帰ってきた。

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングは山手線運休の話題から、渋谷の話へと移った。最近買った本がたまたま渋谷関連の本だったといって、まずは「安藤昇と花形敬」と、それから、井上順のフォトエッセイを紹介する。高田先生から井上順の話が出るのが、なんだか新鮮な気がした。花形敬から、渋谷出身の井上順、そして、ワシントンハイツに住んでいたジャニー喜多川に話題はつながっていった。12時台は、中山秀征がゲスト。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊ポスト」のたけしの連載では、おぼん・こぼんについて語っていた。大喧嘩になるコンビとならないコンビには大きな違いがあり、それは、ふたりの実力差だという。ボケとツッコミの実力が拮抗していると、相手に負けたくない気持ちがでかくなるのだと、たけしは、おぼん・こぼんをそのように分析する。いっぽう、最近の漫才師が仲良しを売りにしていることについて、「「時代が変わった」と言えばそれまでなんだけど、それは今の時代のほうが技術が上がって「複雑な漫才」をやるようになったからだよ。練られた構成の漫才をやるには、バッチリ練習しなきゃうまくいくはずがない。だから仲が険悪じゃ成立しないんだよな。」 

 「週刊プレイボーイ」を読むと、松岡ゆみこの不定期連載対談があり、第3回のゲストはダンカンだった。談志師匠に弟子入りしたいと高信太郎に頼み、池袋演芸場に出ていた談志師匠を訪ねたのが9月13日、この日は馬生が亡くなった日なのだ。志らく、喬太郎も、馬生を語る談志を池袋で観ているが、別の日だったにせよ、ドラマチックである。談志師匠が亡くなる年の夏に、ダンカンは自宅にお見舞いに行き、すでに喉に穴を開けていた談志師匠に会っていたというのは初めて知る話だった。そのほか、オール巨人の連載コラムでは、澤田隆治先生について語っていた。

 録画していた土曜の「ゴッドタン」を観ると、「お笑いを存分に語りまくれるBAR」という配信ライブから、「若手時代の恥ずかしい尖ってた事件簿」が放送された。飯塚と豊本のコンビ、アルファルファ時代の写真が出たが、たしかに、考えてみれば、飯塚のイメージはずいぶん変わったかもしれない。「下丸子らくご倶楽部」で観たアルファルファの印象がとても悪く、まったく好きではなかったが、角田のトリオ、プラスドライバーは、初めて観たのが「OWARAIゴールドラッシュ」だったこともあり、最初からわりと好印象をもった。「あちこちオードリー」で、バカリズムがプラスドライバーを「関東一ダサいトリオ」と呼んでいたが、つまり、尖った笑いとは正反対の笑いをやっていたという印象があり、逆に、アルファルファは尖った笑いをやっていた。これに似たケースでは、ネプチューンの場合は、原田泰造と堀内健のフローレンスは好きだったが、名倉潤のジュンカッツは好きではなかった。タイプの違う笑いが一緒になるほうがうまくいくのだろうか。深夜0時頃に眠る。

2021年10月13日水曜日

10月13日水曜日/テレビとラジオばかり

◇ テレビ・ラジオ

 何度か目覚めながら、朝8時半頃まで、なんだかずいぶん眠ってしまった。まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた昨夜の「さんま御殿」3時間スペシャルを、ときどき中断しながら観た。最初のブロックは芸能人有名人の妻の特集。山口もえ、中村仁美、安めぐみ、加藤綾菜などが出演していた。最後のブロックは二世特集。石橋穂乃香を通じて、さんまが貴明についてしゃべり、貴明について、娘がさんまにしゃべる。田原俊彦の娘、前川清の息子なども同様に、あるいは、最初のブロックでは、田中裕二、大竹一樹についても、さんまと間接的に共演をしているようで面白かった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、当然、オープニングでは小三治師匠の思い出が語られる。そういえば、昇太師匠は「笑いがいちばん」で共演していたのだ。小三治と松居直美が司会の時代に、柳昇、昇太、小遊三、八方というメンバーで、アパートを舞台にしたコントをやっていた。そんなに大昔ではないのだけど、考えてみるとすごいメンバーだ。この時代、おそらく、録画保存してあるビデオが手元にたくさんあると思う。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。一週間遅れで、安藤なつもおぼん・こぼんの話をする。ついに一週間、この番組はこの話題でもちきりだった。この番組ではおなじみの「早坂営業」にも、おぼん・こぼんが登場するかもしれないという。「キングオブコント」の話題は、おぼん・こぼんにすっかり食われてしまった感すらある。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」には、番組放送翌日のおぼん・こぼんツーショットの記事が載っていた。

 今日も、近所の郵便ポストまで投函に行く以外には外出せず。午後、部屋で読書をするが、眠くなり、どうもしゃきっとしない。アマゾンプライムで映画を1本。昨日に引き続き、ドゥニ・ヴィルヌーヴの監督作を観たいと思い、「ボーダーライン」を観た。2015年公開。序盤こそは語り口に惹かれたものの、昨日観た「静かなる叫び」とは違い、こちらは、まるっきりエンターテインメントのなかで残酷なシーンを描いている。気力もいまひとつだったせいか、最後まで乗れなかった。あんまり進んで観たくない映画だと思った。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。今日の「ラジオショー」でも爆笑問題に触れていたが、冒頭からさっそく、おぼん・こぼんの話を始める。先週金曜の「タイタンライブ」に向けて作っている漫才に、おぼん・こぼんのネタがあったために、それをどうするかというので、太田はわざわざ「水曜日のダウンタウン」を確認することになったという。おぼん・こぼんのネタが原因で、爆笑問題がケンカになっているのが可笑しい。「水曜日のダウンタウン」をぜんぜん褒めない太田だったが、しかし、太田が「水曜日のダウンタウン」を観たという話をラジオでするなんて、太田と松本が「ラフ&ミュージック」で共演する以前ではありえなかったことで、話している内容はおぼん・こぼんの仲なおりだが、そこに、太田と松本の関係も重ねたくなった。「カーボーイ」は最後までは聴かず、聴きながら、深夜0時頃に眠った。

2021年10月10日日曜日

10月10日日曜日/小三治の訃報

◇ 訃報

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。午前中に「サンデージャポン」を観て、午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。14時台のゲストは國村準。ラジオを聴きながら、ようやく、ワクチン接種の予約をする。予定が作れないのと、単にめんどくさいのとで、ずいぶん遅くなってしまった。10月半ばまではなにも予定は入れられず、10月20日に1回目を。しかし、昨日の振り込みの失敗があり、途端に金が心配になってきた。こんなことでペースを乱されてはたまらない。ツイッターからニュースを見ていて、小三治の訃報にびっくりする。Yahooニュースは13時45分、その1時間後に知った。ラジオをずっとつけていたのに、ラジオからはそのニュースは流れなかった。

 午後、近所の郵便ポストまで投函に行き、それから、録画していた今朝の「ワイドナショー」を観た。ハライチ岩井が出演していて、今年は「M-1」ラストイヤーで、1回戦から出場しているというので驚く。オープニングでは、おぼん・こぼんについても扱った。そのあとは、「キングオブコント」で優勝した空気階段が出演し、「キングオブコント」とは別のコントを披露した。松本に憧れの芸人を訊かれ、かたまりは「爆笑問題の太田さん」と堂々と答えた。松本「シンクロニシティといっていいのかなんなのか、みんな、見事に、ストーリー性のあるコントが集まったじゃない? これはなんなんだろう、今年から急にと思って。」 岩井「「キングオブコント」のほうが劇場寄りになったような感じがするんですけどね。なんか、テレビでやるコントっていうよりは。」

 夕方、1時間ぐらい眠り、夜にまた、スーパーまで買いものに行ってくる。ツイッターからニュースをチェックすると、毎日新聞に矢野誠一のコメントが出ていた。志ん朝、談志、小三治が亡くなり、「三巨頭がいなくなった」と語っている。続けて、「今の若い噺家は、おしなべてうまい。しかし、下手だけれども、どこか面白い人がいないといけない」って、それ、小三治とは関係ないんじゃないか。市馬会長のコメントも各紙に出ていた。「「もうあんなに沢山、薬を飲まなくてもいいんだな」と思うと、少しだけほっとします。」というのは、身近で見ていたひとならではの言葉だ。

 夜にまた、ブログの更新をひとつ。深夜0時過ぎには眠る。

2021年10月9日土曜日

10月9日土曜日/振り込みが失敗・再び

◇ 不備

 早朝に目覚め、アマゾンセラーセントラルの画面を開くと、どうやらまた、売り上げの振り込みが正常に行われていない。昨夜、クレジットカードの登録に不備があったような画面になっていて、すぐにカードを登録しなおしたのだが、振り込みが失敗したからその画面が出ていたのか。ただ登録しなおせばいいんだと思い、画面をちゃんと見ていなかった。登録しなおせば、すぐに振り込みが開始されるというわけでもなく、また次回(2週間後)に持ち越されてしまうようだ。前々回にも振り込みの失敗があり、アマゾンのほうの不具合だとわかったが、そのあいだに一回、正常に振り込まれているのに、なんでまたそんなことが起こるのか。10年以上利用していて今までそんなことは一度もなかったのに、立て続けに、急にそんな馬鹿なことになるのかがわからない。今月はやるべきことがあるため、余計な用は入れずに乗り切ろうとしているのに、運が味方をしてくれない。しかし、ここで心を乱されるわけにはいかない。

◇ テレビ・ラジオ

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は、霜降り明星せいや、宇多丸と、メモリースポーツの特集。SMの縛りかたを覚える企画が盛りあがったため、ジョイマンのネタを覚える企画がまるまるなしになるという、予告しておいて、こんなことってあるんだろうか。宇多丸がジョイマンのラップをするのだとしたら、観たかった。「ネタパレ」を観ると、GAGのコントが、コント師のこだわりに対する皮肉がたっぷりで面白かった。男性ブランコもさっそく出演。

 今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」はオンタイムで聴かず、追っかけ再生で聴いた。おぼん・こぼんの話題はまだまだ続く。「常連さん」はやくみつる。おぼん・こぼんの話題はニュースのコーナーでも扱われ、牧師はイエス玉川の弟子で、バイオリンの音はマグナム小林ですかと、やくみつるもしっかりとネタを用意している。13時からは文化放送の「田村淳のNewsCLUB」を聴いた。先日の地震のとき、淳は生配信をやっていて、それを東スポが記事にしたら、淳のところに批判のリプライがきたという。呆れるような話があるもんだ。ニュース解説は古谷経衡。そのあとは、「週刊文春WOMAN」の井崎彩編集長がゲスト。46歳というから同い年か。父親は筑摩書房の編集者だそうだ。

 ラジオを聴きながら梱包をして、近所の郵便ポストまで投函に行く。仕事が片づき、部屋でお菓子を食べながら、出品している本の山をなにげなく見ていたら、「ロッキング・オン・ジャパン」の背表紙に、コーネリアスと書いてあるのが見える。もしやと思い、とり出してみたら、例の障害者いじめを語っている号だ。てっきり、手元にはもうないと思っていたが、まさか、こんなすぐに手にとれるところに置いてあるとは気がつかなかった。炎上がいちばん加熱しているときに売ってしまえばよかったと思い、惜しいが、今でも一万円以上の値がついている。しかし、売ってしまったら二度と出会えないような気もするし、意外とあっさり値崩れするような気もするのだが、どうすべきか。この本をもっているからといって、一万円をもっているのとは違うのだが。「千両みかん」ならぬ、「一万円ロッキング・オン・ジャパン」である。

 夜になってから、スーパーに買いものに行き、すぐに帰ってくる。最近はもっぱら、タイムセールの食いもので、飢えをしのいで暮らしている。テレビを観ながら食べるわけだが、録画したっきり、観そびれている番組がつねに大量にある。「徹子の部屋」を毎日録画しているが、すぐに観る回、ざっと早まわしで観て、観なくていいと判断してすぐに消去する回、それと、いずれ観ようと思っている回とに分かれている。いずれ観ようという回はおおむね順番に観ていき、それがようやく今年1月放送分までたどりついた。岸本加世子の回を観ると、還暦だそうで、着物で出ていたが、顔としぐさがなんだか談春師匠そっくりになってきた。黒柳徹子と、向田邦子の話をしていた。

◇ 読書

 三島由紀夫「文章読本」を読み終えた。中公文庫で読んだが、書かれたのは1959年だ。勉強になることも多かったが、ここで批判的に書かれている文体を、このブログなんかではけっこうやっていると思い、それは本当に悪文なのかと考えたくもなる。これより以前に読んだ、後藤明生「小説」(講談社現代新書)に書いてあったこととも比較したくなるが、刺激的だったのは、圧倒的に後藤明生のほうだ。

 聴きそびれていたラジオをタイムフリーで聴きながら、オンライン将棋を指し、待った7回でなんとか勝った。ラジオを聴きながら眠ってしまう。深夜0時過ぎだったろうか。

2021年10月7日木曜日

10月7日木曜日/本が崩れる

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から5時間ぐらい眠る。昨夜からだいぶ涼しくなった。録画していたテレビ番組をいくつか。「キョコロヒー」は時間帯を移動し、0時台昇格の初回。なんだかんだで、今、すべてのテレビ番組のなかでこの番組がいちばん楽しみ。テレビ朝日の「バリバラ大作戦」の枠に新番組がふたつ、まずは「空気階段の空気観察」を。格闘家を怒らせるだけの失礼な企画かと思いきや、もぐらへの逆ドッキリなのでほっとする。この番組はまだ特色が見えない。「ぺこぱポジティブNEWS」は、ぺこぱがキャスターとなり、ポジティブなニュースしか扱わないというニュース番組形式のバラエティ番組で、Eテレで放送してもいいような番組だと思った。企画は倉本美津留。

 昼はラジオ。ナイツと清水ミチコの「ビバリー昼ズ」を聴くと、さっそく、昨夜の「水曜日のダウンタウン」の話をする。オンエアを観て、ナイツはふたりとも、おぼん師匠と一緒におどけて戻ってきたくだりをまったく覚えていなかったと。午後の「ナイツ ザ・ラジオショー」も、オープニングは「水曜日のダウンタウン」の話題一色。現場もどうなるかわからず、最後は担当ディレクターも泣いたという。そして、ラストの東洋館での漫才は、さっそく、塙に漫才の手なおしをお願いしたものだったようだが、ある漫才作家の先生に書いてもらったもののため、結局、なおさずにそのままやることになったが、番組では使われていなかったつかみのネタは塙による作だったようだ。14時台は、おせつときょうたがゲスト。おせつときょうたほどの実力者が、「M-1」の1回戦で落とされるというのには驚く。後輩になめられるというが、こんなものは、おせつときょうたを落とす予選の審査員たちの見識に問題がある。

 15時台は、文化放送に切り替え、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を少し聴いた。今日も大竹まことが不在で、小島慶子とヒコロヒーを相手に、天久聖一が秋の味覚ベストテンを発表していた。そのあとのニュースで、すぎやまこういちの訃報を知る。Spotifyのポッドキャストでオープニングを聴くと、大竹まことはなんで不在なのかと思ったら、ただの夏休みだった。10月だというのに、砂山アナも夏休みで、小島慶子、ヒコロヒー、太田英明アナの3名の放送になっていた。ゲストコーナーもついでに聴くと、こちらには養老孟司がリモート出演。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊新潮」にチェッカーズの記事。チェッカーズの公式 YouTube チャンネルが開設され、再結成の可能性をフミヤに直撃取材しているが、高杢のことになると、「全くお付き合いがありませんし、もう、どこに住んでいらっしゃるのかも、音楽をやっていらっしゃるのかもわかりません」と。「私の週間食卓日記」には、鬼越トマホークの金ちゃんが登場していた。「ただ場を荒らすだけの仕事で、かつての「極楽とんぼ」的な役割か。この芸風に未来があるのかはずっと疑問に思っているが、これしかやれないからやるしかない。」 

 夕方に少し外出。今日はだいぶ涼しくなったが、まだTシャツで出られる。10月のあたまだというのに、いつもどんな服装をしていたか。駅前で用事を済ませ、ドトールに入り、アイスコーヒーとブリオッシュショコラを食べた。今週はほとんど家にいる日が続いていて、ちょっと気が詰まってきた。2時間ほど、読書など。買いものをして、暗くなってから帰ってきたが、首が痛くてしかたがない。横になって、ラジオを聴きながら眠ってしまうかと思ったが、寝っ転がりながら、首を揉んだりしていたら、だいぶ元気になった。

 夜、録画していた「徹子の部屋」を観る。今日のゲストは渡辺えり。2年前に離婚をして、子どももいないし、コロナ禍で孤独を感じたという話を冒頭からするが、黒柳徹子に向かってそんな話をしているのがさっそく可笑しい。そのあと、親友が亡くなった悲しいはずの話になったが、亡くなる直前、病室で親友を見ていた渡辺えりに、親友は「怖い」と言ったという。「死ぬのが怖いの?」と渡辺えりが訊いたら、「ジュリ子(渡辺えりのあだ名)の顔が怖い」というのだ。神妙な顔をして親友を見ていた渡辺えりに、下から照明があたっていて、その顔が怖かったという。それが最期の言葉になったという話に、爆笑する黒柳徹子。

 夜遅くに大きい地震あり。22時45分頃。たちまち本が崩れ出し、奥の部屋が盛大にひっくり返った。震源は千葉県北西部。神奈川は震度5弱だろうか。寝床にしている手前の部屋の本は積みなおすが、奥の部屋がひどい。ここまで派手に崩れたのは、十年前の震災以来だ。いったん、あきらめようかとも思ったが、このままにしておくと、下敷きになっている本がどんな状態になっているかわからず、歪んでは困るので、深夜になるが、こつこつと積みなおしていく。積みなおすといっても、もとの状態が乱雑だったから、限界はあるのだが。

 深夜2時過ぎには眠ろうとするが、本を整理しているうちに眠れなくなってしまった。ツイッターでエゴサーチし、「ブックオフ大学」の自分の文章を名指しで褒めてくれている感想をひさしぶりに見つける。6日前のツイート。読書メーターでも良い感想を発見。励まされる。ぴったり途切れているときもあれば、立て続けに見つかるときもある。3時前にはなんとか眠る。


2021年10月6日水曜日

10月6日水曜日/今日もテレビばかり

◇ 朝

 朝、Spotify で、リリースを楽しみにしていた折坂悠太の新アルバム「心理」を聴きながら、ブログの更新をひとつ。折坂悠太の「平成」というアルバムが好きで、くり返し聴いたが、新アルバムはどうだろうか。アマゾンから注文がひとつあったが、メルカリで販売済みのもので、キャンセルのメールを出すしかない。たまに注文があると思えばこんなことばかりだ。10月になってから、緊急事態宣言が解除されたせいなのか、注文がめっきり入らなくなった。

◇ テレビ

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオープニングだけ聴いた。昇太師匠が東海大の客員教授に就任したことを話題にし、そのあとは、清水宏が電話出演し、「ひとり舞台フェスティバル」の告知をした。ツイッターを細かく見ていないので、こういう公演情報にはすっかり疎くなった。録画していたテレビ番組をいくつか。爆笑問題と伯山の新番組「作画プレゼン!刺さルール」を観る。お笑い芸人が世界のルールを作画でプレゼンするという番組で、初回は、ヒコロヒーと蛙亭が対決し、伯山になぜか司会をやらせている。「はなつまみ」と「シンパイ賞」が終了し、合流したような妙な番組になった。新番組をもうひとつ、「ホリケンのみんなともだち」の初回を観ると、出川、蛍原、スピードワゴン小沢という4人で、「スポーツ知ったかぶり」トークをする。これはどういう番組になるのかわからない。

 先週に放送された「金スマ」の太田プロ特集もしっかり録画しておいた。スタジオには、お笑い陣を中心に、所属タレントがたくさん出演していたが、そのわりには、歴史をきちんと語れるひとがいない。出てくる情報は、すべてトリビア的なものでしかなく、VTRには伊東四朗がせっかく出演したのに、インタビュアーの宮下草薙がお粗末そのもので、観ていていらいらさせられた。伊東四朗の証言よりも、宮下草薙が伊東四朗に緊張しているリアクションを見せるほうが大事だと考えている番組なのだと思うしかない。太田プロのタレントは誰も歴史を語れず、太田プロを辞めた爆笑問題のVTRがいちばん信用できるものだと思った。社長夫妻の人物像には興味があり、この部分は面白かった。松村邦洋が登場しないと思っていたら、社長に関する部分で、最後に登場した。秘蔵映像もずいぶん流れて、爆笑問題が若手時代に漫才をやっている「爆笑スペシャル」の映像を観ることができたが、この番組は説明なしではわかりにくい。「爆笑スペシャル」というと、爆笑問題と関連がありそうに錯覚するが、せんだみつおが司会のネタ番組だ。映像には、杉兵助やチャイルズも映っていた。そのほか、鶴太郎のおでん芸を解説するのに、TBSの番組だが「ひょうきん族」の映像が流れた。

 先週の「アメトーーク!」の「マセキ芸人」も観た。出川、バカリズム、狩野英孝、ナイツ、三四郎、パーパーというメンバー。それ以外にも、前回出演の3名、アントキの猪木、マギー審司、ドロンズ石本も客席に座るかたちで出演した。バカリズムの怖さがだいぶフィーチャーされていたが、それらは「ナイツ ザ・ラジオショー」ですでに知る話が多かった。

◇ 読書

 今日も昼間は出かけず、テレビを観て、読書をして、夜になり、スーパーに買いものに行き、すぐに帰ってきた。まあ、そのあいだにこまごまとしたこともいろいろとしているのだが。ちびちびと読んでいた、深沢七郎「言わなければよかったのに日記」をようやく読み終えた。1987年刊、中公文庫。読みかけのまま、しばらく中断して放っておいてしまったが、前半、作家たちとの交流の部分がすこぶる面白かった。「楢山節考」はあまり理解できなかったが、そのあいだに、嵐山光三郎「桃仙人」を読み、深沢七郎の人物像を知ったせいもあるか。

◇ 再びテレビ

 夜に2時間ほど眠り、それから深夜に、録画していた「水曜日のダウンタウン」を観た。先週に引き続き、おぼん・こぼん企画のファイナル。これだけはネットニュースなどで情報を知る前に観てしまわなければならなかった。先週の予告どおり、こぼんの娘の結婚式に、おぼん・こぼんはふたりそろって出席するのかというのが注目点だったが、ふたりそろって登場し、安心するが、しかし、番組はまだ序盤だ。これから1時間、なにがどうなるのかと思わされるが、なんと、二転三転あり、釘づけにさせられる。なにしろ、おぼん、こぼん、それぞれの内面で起きていることなので、まるで予測がつかない。お蔵入りにならずに放送されているということは、解散はさすがにないだろうとは思いながら観ていたが、それでもはらはらさせられた。最初のドッキリ、それから、そのあとの催眠術と、裏側の話も少し耳にしていたので、この番組の乱暴さをかなり感じてもいたが、最終的には、やりっぱなしではなく、最高の結果に着地させてくれた。しかし、結果だけを観れば、さすがは「水曜日のダウンタウン」ということになるが、非常に危なっかしい番組だとは思う。途中で、塙さんが、オンエアを犠牲にしてでも場を治めようとしていたのがリアルだった。おぼん・こぼんのBGMに、たけしの「浅草キッド」をつけていたことには違和感があり、そこは唯一の不満に感じた。深夜にすっかり興奮して、眠気が飛んだ。ブログの更新にとりくみ、朝まで。

2021年9月29日水曜日

9月29日水曜日/本がカバンに入りきらない

◇ ブックの日

 早起きして、まず、ブログの更新をひとつ。録画していた昨夜の「ものまねグランプリ」を、とりあえず、途中まで観た。「新世代のものまね歌姫No.1決定戦」という企画で、こういうのはもう、歌番組の代用品でしかないとは思いながらも、十代の出演者も多く、代用品どころか、ここからホンモノの歌手として有名になるひとが出てきてもおかしくない感じもする。それから、「伊集院光とらじおと」を途中からつけると、PUFFY がゲストで、出かけるまで聴いていた。

 午前中から外出。涼しくなりそうで、なかなかならず、Tシャツで出る。毎月恒例、29日はブックの日なので、ブックオフをまわらなければならない。今月はまず、鶴間からまわるが、あまり買うものがなく、1店目から調子が出ない。4冊選び、550円から、アプリのクーポンで300円引き。2店目は相模大野に移動するが、ここはさらにひどく、店内を2周まわり、なんとか4冊選んで、500円以上にした。各1時間ずつというペースで、つぎは町田に移動する。移動中、ツイッターからニュースを見て、さいとう・たかをの訃報と、橋幸夫の引退を知った。




 町田で、遅めの昼食に。餃山堂という店に入り、ビーフカレーに、トッピングで揚げ餃子をつけた。630円。仲見世商店街を通り抜け、ベローチェに入り、ひと休み。眠気がひどく、音楽を聴きながらしばらく仮眠するが、なかなか眠気がとれない。ツイッターからニュースを見ると、自民党総裁選は岸田文雄に決まる。2時間ほどでベローチェを出て、本日3店目のブックオフに。上階からしっかりまわり、ここでようやく収穫あり。110円文庫本を5冊、220円単行本を7冊買い、1割引きから、300円引き。これでけっこう、カバンはいっぱいになってしまうが、まだ時間はあるので、十日市場に移動する。4店目は、4冊、550円しか買わなかったが、意外といいものがあった。十日市場から鶴ヶ峰にバスで移動するというルートも考えたが、鶴ヶ峰店の閉店時刻に間に合いそうもないので、引き続き、横浜線沿いに移動し、5店目は中山に。中山店はかなりひさしぶりだったはずだが、買うものがなく、ここでもまた、500円を超えさせるのに苦労した。横浜駅まで戻り、最後は平沼店に。3冊だけ買うが、ここでついに、カバンに入りきらなくなり、ペットボトルを捨てるために残りを飲み干した。このカバンに買い換えてから、ここまでこのカバンをぱんぱんにしたのは初めてだ。カバンのベルトが両肩に食い込む。もう余計な買いものはできず、まっすぐ帰るしかなくなる。



 夜遅くに帰宅し、テレビを観ながら、買ってきた本を登録していく。「あちこちオードリー」(ゲスト・梅沢富美男&峯岸みなみ)はオンタイムで、それから、録画していた「水曜日のダウンタウン」も観る。今日は1時間まるまる、おぼん・こぼんの企画で、内容によってはネットニュースに出てしまうと思い、すぐに観なければと思っていた。結果はなんと、次週に持ち越しに。まさかこの改編期を、おぼん・こぼんでまたぐとは驚いた。明日は朝早くから動き出さねばならないのに、眠るのは深夜1時過ぎになった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...