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2021年4月11日日曜日

4月11日日曜日/在庫が傷んでいく

◇ ビートたけし

 4月21日は「民放の日」なんだそうで、その特別サイトから、たけしのインタビューが YouTube で限定公開されていることを知った。11分ほどのその動画を観てみると、現在のテレビは集中させるだけの魅力がなく、環境音楽みたいなものになっているというようなことが、自戒を込めて語られていた。思い出のテレビ番組を訊かれ、「雲の上団五郎一座」を挙げていることも興味深かった。あるいは、それとは別に、ツイッターから、たけしの公式サイト(T.N.ゴンの公式サイト?)が今さら開設されたことも知った。たけしらしい笑いが随所にある嬉しいサイトだ。



◇ 在庫

 アマゾンで販売している本で、何年も前から売れ残っていた本がようやく売れてくれたが、本の山から引っぱり出してみたら、思っていたよりもどうも状態がよくない。ただ置いてあったわけではなく、ほかの本が売れるたびに山を動かし、あっちに積んだりこっちに積んだりしていたからだと思うが、状態は「良い」にしてあったので困った。これはキャンセルにすべきかと迷ったが、幸い、注文者は出版社で、資料用だろうと思い、許容範囲と判断して発送することにした。個人のお客さんだったら、ちょっと心配なものはキャンセル扱いにさせてもらう。それもクレームを恐れてのことで、お客さんのことを考えるならば傷み具合を改めて説明すべきだろうが、メールでのやりとりで状態を伝えるのも難しく、理解がすれ違う可能性はどうしても避けられない。そう思うと、キャンセルのほうが損はないかということになる。しかし、それ以前に反省すべきは、在庫の保管状態に問題があるからそうなっていることで、改善すべきこともまるで改善できないまま、まことにだらしがなく続けている。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ドン・キホーテのサイゼリヤで読書をしていく。期間限定メニュー、ミルクアイスのせシナモンプチフォッカを食べた。読書の合間にツイッターを少しだけ見るつもりが、マリエの一件に進展があり、だいぶ追いかけてしまった。太田光代社長の謎のツイート。たかまつななの note の記事も読んだ。尾崎世界観「祐介・字慰」を読み終える。いやな小説だと思って読んでいたが、村田沙耶香の解説にもあるとおり、終盤に小説が動き出す。


◇ ラジオ

 ドリンクを飲みすぎたせいか、帰り道、低血糖症状が出て、歩いていて変な汗が出た。帰宅して、軽食でもとりながらテレビを観るつもりだったが、腹痛になり、横になってラジオを聴いた。今日の「山下達郎のサンデー・ソングブック」をタイムフリーで聴くと、村上ポンタ秀一特集だった。中原理恵の「個室」は、最近、Spotify で聴いて、山下達郎と吉田美奈子の作だと気がついたのだが、これも村上ポンタ秀一のドラムだったのだ。追悼特集は次週に続く。かが屋の「24時のハコ」という番組も聴いてみると、かが屋に太田が意味深なことを言ったとのことだが、それがなぜマリエの話になったのか。光代社長のツイートはなにをきっかけにしたものだったのか。金曜の「問わず語りの神田伯山」を聴くと、伊集院とフワちゃんの件についてしゃべっていて、これには声を出して笑った。そうこうしているうちに腹痛は治まり、深夜0時過ぎに眠った。

2021年3月20日土曜日

3月20日土曜日/村上ポンタ秀一の自伝

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画しておいた「サワコの朝」を観ると、野村万作、萬斎、裕基が、親子三代そろって出演していた。裕基くんの子どものころの稽古風景を観ていると、涙が出てくる。TBSラジオ、「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけると、オープニングで佐々木宏を話題にしていた。塙さんはマクドナルドのCM撮影で会ったことがあるのだ。午後は文化放送、「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説に、神奈川新聞の田崎基記者が出演していた。ツイッターで名前を見かけるひとだが、この番組にはよく出演しているのだろうか。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄っていく。立ち読みしそびれていた「週刊文春」をチェックしようとしたら見当たらない。例の渡辺直美の記事が載っているわけだが、売り切れてしまったんだろうか。アマゾンにはまだ在庫がある。ドトールに寄り、アイスコーヒーとジャーマンドックを注文した。読書をしていると、大きめの地震があった。その場でニュースを確認すると、宮城県で震度5だと。

◇ 読書

 村上ポンタ秀一「自暴自伝」を読んだ。以前から読みたいと思って手元に置いてあった本で、記憶が混乱するが、訃報の前になぜか読み始めていたようで、妙なタイミングになった。読み始めてみたらこれがべらぼうに面白い。文庫解説の小西康陽は、音楽の「あばらかべっそん」と書いている。(小西康陽が正岡容の役どころと書く)真保みゆきによる聞き書きというかたちをとった、語られる自伝なのだが、芸談という側面もある。村上ポンタ秀一という名前をいつ覚えたのかわからないのだが、テレビ番組で演奏しているのをよく目にするドラマーであった。「ポンタ」という名は子どもの記憶に残る。この本のなかでも触れられていたが「やまだかつてないテレビ」にも出ていた。しかし、ジャズドラマーなのかなという漠然としたイメージはあったが、その経歴を考えたこともなく、この本を読んで初めて認識したことばかりだったが、関西人というイメージもなかった。赤い鳥のメンバーだったというのもいつ知ったのだろうか。あの「翼をください」と村上ポンタ秀一というのがどうも結びつかなかったが、赤い鳥もけして「翼をください」だけのバンドではまったくないというのはだいぶあとになって知った。自分の聴いてきた音楽をさかのぼっていくと、日本のロック史のようなものはなんとなくつかめていったが、それは東京のロック史で、関西にはまた別の歴史があるのだ。東にティン・パン・アレーがいた時代に、西には赤い鳥がいた。あるいは、スタジオミュージシャンとして関わった歌謡曲の数々のすさまじさ。この本にあるこのあたりの話は、一般読者に訴求力があるんじゃないかという聞き手の狙いもあり、まさに、自分のような読者にはここがすこぶる面白い。ピンク・レディー、山口百恵、郷ひろみ、沢田研二など、同時に、筒美京平や都倉俊一といった職業作曲家についても語られる。まあ、登場人物のじつに多種多彩なことに圧倒されるが、それだけ、関わってきた仕事のジャンルが多岐にわたるということであり、この人脈がこの本の大きな魅力になっていて、山下達郎や大貫妙子、吉田美奈子、YMOの面々、80年代になると、矢沢永吉、尾崎豊、井上陽水、玉置浩二、泉谷しげる、忌野清志郎といった名前が登場する。仲がいいのかと思うとボロカスにけなしたりして、どっちなのかと思うが、やっぱり仲がいいのだろう。その容赦ない人物評が面白い。要するに、ひとったらしというやつで、村上ポンタ秀一の語り口が見事にこの本には表されている。70年代にはヘロインの不法所持で逮捕されているというのも知らなかった。今、アマゾンで五千円近い値がついているが、それでもこの本は売るのが惜しくなる。

 夜に帰宅し、音楽でも聴きながら早めに眠ってしまおうとするが、眠れずにラジオをつけた。「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を聴くと、やはり、村上ポンタ秀一の死に触れていた。「六本木のベンちゃん」のドラムもそうだったのか。ラジオを聴きながらようやく眠り、深夜に目覚めると、大瀧詠一がサブスク解禁になっていた。

2021年3月15日月曜日

3月15日月曜日/荻窪の古本屋

◇ 荻窪

 まるでよく眠れず、早朝5時半には起きあがる。ツイッターを見たら、脳みそ夫がアイヌに対する差別表現をしたというので謝罪をしている。12日に朝日新聞が記事にしているくらいなのに、今日まで知らなかった。

 朝から都内に。昼食は荻窪になり、サヒダイニングというお店で、カレーBセットを食べた。2種類のカレーと、ナンとライス、サラダ、ドリンクのセット。カレーはチキンカレーとキーマカレーにする。ナンを一枚お替わりした。

 荻窪にくることもなかなかなく、グーグルマップを頼りに古本屋をまわる。まずは北口のブックオフから。110円の文庫本だけ、4冊買う。荻窪駅の西口改札前を通り、南側に移動し、竹陽書房に。帳場の前に積んである本のなかに、小林まこと「マンガの描き方」が目にとまり、だいぶ傷んでいたが、値段を訊いたら200円だというので買った。西側にはこの一軒だけがぽつんとあり、あとはどうやら東側にかたまっている。つぎは、駅前からすぐに見えた岩森書店に。ここではなにも買わなかった。南口仲通りをいう商店街をとおり、竹中書店に。外の均一箱から1冊、宇野亜喜良特集の「月刊絵本」を買った。駅から少し離れ、藍書店に。なにも買わなかったが、手入れの行き届いた面白い店だった。さらに駅から遠ざかり、トオワ堂という店を目指すが、グーグルマップには載っているのに、行ってみると古本屋らしき店はなにもない。その場所の奥には保育園があり、あんまりうろつくわけにもいかず、あきらめた。ネット通販だけというケースもあるが、検索してもよくわからなかった。駅の近くまで戻り、最後は古書ワルツに。ここは店の大きさも値段もほどがいい。近くに住んでいたら、いちばん寄るのはここだと思った。篠原有司男のインタビュー本と、高平哲郎「星にスイングすれば」を買った。






 丸ノ内線で帰るが、熟睡してしまい、池袋まで乗り、副都心線で帰ってくる。ツイッターを見ると、村上ポンタ秀一の訃報が。少し前に深夜番組で特集されているのを観た記憶があったので、ええっという気になった。

 夜に帰宅し、タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。デーブ・スペクターがゲスト。続けて、「ザ・ラジオショー」も聴き始めるが、眠ってしまう。深夜に目覚め、録画してある「グッとラック!」を観る。トップの話題は緊急事態宣言21日解除に向けてということだが、自粛疲れする若者たちの「路飲み」と「ストアル」が懸念されていた。花見の季節である。北村義浩教授は「桜だけはどんなブレーキも止められない」「桜が首相になったほうがいい」とまで言っていた。この番組をずっと観ていればわかることだが、北村教授は面白いことを言いたくてしかたがないひとである。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...