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2021年7月31日土曜日

7月31日土曜日/開会式ウラオモテ

◇ ラジオ・テレビ

 早朝4時には目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。からだじゅうが痛く、ラジオをつけたまま、しばらく横になっていた。「木梨の会」に、こんな朝早くから藤井フミヤが出演している。とんねるずのビクター時代の楽曲がサブスク解禁になったという話題にもなり、とんねるず、チェッカーズの曲をいくつかかけていた。少し眠りなおし、9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。出水アナが濃厚接触者になったそうで、いつもは中継を担当している渡辺峻アナが代役を務めた。「常連さん」は、「ビリギャル」の坪田信貴が初登場。塙さんとは小学校の同級生なんだとか。

 ラジオは中断し、録画していたテレビを観る。昨夜の「タモリ俱楽部」は、世界の冷凍食品の特集。劇団ひとりが司会をしていて、タモリの番組に、「火薬田ドン」のTシャツを着て出ていた。それから、オリンピックの開会式を、一週間遅れでようやく観始めた。録画していたのはNHKで放送された生中継で、4時間弱の放送なので、さすがにいっぺんには観られない。とりあえず、午前中に半分まで。午後はまた、ラジオに戻り、「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、こちらのゲストも坪田信貴だった。

 夕方、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、相州蕎麦に入り、かき揚げ天せいろを食べた。470円。くまざわ書店にも寄り、「週刊文春」を買っていく。店内もざっと見てまわるが、社会問題の棚に、オリンピック関連の本に混じり、「ファンタズマ」が表紙の「昭和50年男」と、小林賢太郎「こばなしけんたろう」が一緒に平積みしてあった。こういうことを考える店員さんは応援したくなる。ジョイナスプラザを出て、西友のイタリアントマトに入る。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4058人に。増加ペースがいよいよ加速していないか。神奈川県は 1580人。大阪も 1040人となり、千人を超えた。


◇ 雑誌・本

 「週刊文春」を買ったのは、五輪開会式の記事を読みたかったからだが、その記事は、「台本11冊を入手 開会式〝崩壊〟全内幕」というもので、目次のすぐあとに6ページにわたって掲載されていた。楽天マガジンも利用しているのだが、「週刊文春」はこういう目玉になる記事は電子版ではカットしてあり、非常にずるい。その内容だが、これを読むと、開会式がその当日に至るまで、当初の予定からどのように変貌し、どのような人物が関わり、どのような理由でそうなったかがよくわかる。演出責任者だった MIKIKO が排除されていった経緯はすでに報じられていたが、まあ、その号はざっと立ち読みしたような気もするが、この号でも改めて確認できた。IOCにプレゼンした幻の台本というものが存在していて、それが例の、「AKIRA」をモチーフにした場面で幕を開けるというものだ。ところが、そのプレゼンの1ヶ月後には、電通の高田佳夫らにより MIKIKO は排除され、佐々木宏が代わりに責任者に就く。MIKIKO案を白紙に戻したことで、億単位の費用が無駄になったということにまず呆れるが、佐々木宏が出した構成案は、MIKIKO の案を切り貼りしたものだったというからさらにひどい。そして、火消しと海老蔵は、それぞれ、小池百合子、森喜朗が押し込んだ政治案件であり、佐々木宏はそれらをあっさりと採用した。MIKIKO は辞任することになり、その後の台本の変遷もこの記事は伝えていて、山口智充、秋元才加、松重豊らの名もキャスティング案にはあがっていたようだが、しかし、今年3月には、佐々木宏が侮辱演出問題で辞任となり、その後任に小林賢太郎が就く。そして、本番直前のごたごたになっていくわけだが、先にネットに出ていた竹中直人の出演辞退はこの記事が報じたものだ。驚いたことがもうひとつ、競技紹介の場面はもともとは任天堂が監修するはずだったが、佐々木宏に代わったあとに、その場面はピクトグラムに変更された。入場行進にも任天堂の曲が使われていないのはそのような理由があったのだ。聖火ランナーも、松井は森喜朗によるゴリ押しで、王、長嶋、松井を最終走者にする予定だったが、森喜朗が会長を辞任したため、急遽、大坂なおみが選出されたという事情もこの記事は伝えている。

 週刊誌だけでなく、本も読む。小林信彦「昭和の東京、平成の東京」を読み終えた。2005年刊、ちくま文庫。「私説東京放浪記」「私説東京繁盛記」とともに、小林信彦自身が東京三部作と呼ぶ3冊を、今年に入ってから立て続けに読んでいった。東京についてのコラムやエッセイを集めた本であり、時代的には、前のオリンピックの時代からの東京が描写されていて、まさに、今年読まずにいつ読むのかという本だった。そこでくり返し書かれているのが「町殺し」だが、今年もやはり、コロナも重なったとはいえ、あとでふり返ってみれば、そういう年だったということになりそうだ。あとそれから、前から探していた、横浜の古本屋について書かれた文章もこの本に収められていた。一寒堂という古本屋について、111ページに書いてあったと、ここにメモしておく。

◇ 開会式

 夜に帰宅し、録画していた開会式の続きを観て、一週間遅れでやっとすべて観ることができた。朝と夜に分け、一日がかりで4時間すべてを観たわけだが、つまらないかといえばそんなこともなく、さまざまな興味は湧いた。MISIA の国家斉唱、森山未來のパフォーマンスに続き、真矢ミキが大工の棟梁を演じた火消しの場面は、政治案件だということを抜きにしても、あのタップダンスは、まるで、たけしの「座頭市」だ。独創性に問題があるんじゃないだろうか。それから、選手入場となるが、ドラクエのテーマ曲が鳴り、マンガの吹き出しをかたどったギリシャのプラカードが映った瞬間には、観ていて、なんともいえない恥ずかしさが湧きあがった。ここがよかったという視聴者も多かったようだから、少数派の感覚かもしれないが、つくづく、日本は幼稚な国だという気にさせられる。いや、ゲームやマンガが幼稚ということではなく、そのアピールの態度に、悲しいくらいの幼稚さを感じた。子どもが一生懸命、ゲームが上手いところをおとなに見てもらいたがっているというような。そして、多くの視聴者は選手入場が長くて退屈だったというが、たしかに退屈ではあるのだけど、ここは演出の意図とは関係のない部分で、たとえば、遠くの小国の選手たちが、はるばる日本までやってきて手を振っているのかと思うと、それはそれでいいものだと思い、感動もした。日本よりもむしろ、ああいう小さい国を贔屓にしてやりたくなるくらいだ。バッハのあいさつが長いのはどうすることもできないが、後半になると、なだぎ武が登場し、そして、例のピクトグラムと、小林賢太郎の色を強く感じる演出が続いた。ピクトグラムは無観客だからこうしたのかわからないが、あの大会場のなかでは、どうも貧弱さが否めない。そのあとの、劇団ひとりが登場する映像から、上原ひろみと海老蔵のコラボという流れはなかなか面白かった。聖火リレーも、王、長嶋が登場し、大坂なおみにつないでいく場面は感動的なもので、これも演出の意図とは関係がない。評判になっていたドローンだが、あの日、21時半までは千駄ヶ谷にいたが、もう少し残っていれば、あれを生で観ることができたのかと思うと、帰ったのがちょっと惜しい気もした。あの殺伐とした場はいったいどうなっていただろうか。

 23時からラジオをつける。「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。クレイジーケンバンドのカバーアルバムの話題から、「俵星玄蕃」をいつか完コピしたいという話をこの番組ではたびたびしているが、今回のアルバムもその案はあり、だけど、あきらめたということか。剣さんの「俵星玄蕃」は、なかなか難しそうだが、いつか聴いてみたい。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を指し、ブログの更新をひとつしてから、深夜0時過ぎに眠った。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...