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2023年7月15日土曜日

7月15日土曜日/その偶然がある

◇ ラジオ・テレビ・ポッドキャスト

 早朝から少し眠り、ラジオをつける。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を数週ぶりに聴いた。ポッドキャストでも配信されるようになってから、いつでも聴けると思い、むしろ、放送では聴かなくなってしまっていた。「常連さん」は能町みね子。山下達郎のジャニー喜多川についての発言を扱うが、能町みね子のコメントよりも、この件に関しては、松尾貴史の出演回だったらよかったのにと思った。

 ブログをひとつ更新し、これだけでもう午前中はつぶれてしまった。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」を観ると、フジテレビの番組審議委員会では「日曜報道 THE PRIME」をとりあげていた。スパイ防止法に対する橋下徹の発言について、岡室美奈子が「とりたててそういう説明もないままに、やられたらやり返せ的なことが言われて、大変驚いた次第です」と、日本でも廃案になっている歴史的な経過を説明する必要があると指摘していた。後半は「日本楽曲が世界でバズるワケ」というテーマで、柴那典と博報堂の谷口由貴の対談があり、これも興味深く聴いた。

 午後、ラジオを聴きながら少し眠る。昨夜はろくに眠らず、さすがに眠い。所持金を確かめるとまるで余裕がなく、今日は外出は控える。連休に突入することをもうちょっと考えておくべきだった。しかし、暑いから仕事も減らしたいのだ。ブログの更新を続け、夜になり、スーパーに買いものにだけ行ってくる。

 スレッズを見ていたら、ベッキーが昨日からアメブロを始めたと書いていて、共感なのかなんなのかわからないが、好ましい感情をもった。フォローしていない芸能人たちの投稿がタイムラインに流れてくるのは、むしろ利点と捉えるべきなのか。今朝の「フジテレビ批評」の対談では、TikTok にはその偶然があるという話が出ていた。スレッズに現れる、有吉弘行、田村淳、若槻千夏ら、第一線で活躍している芸能人たちのバランス感覚、空気を読むプロたちの動向に倣うべきことはあるだろう。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。NHKの「ニュース7」では、毎日毎日、災害のニュースばかり。観そびれていた先週の「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」に冨永愛が登場していた。韓国語を学習する「ワルイコハングル」という新コーナーも始まる。今朝の放送では、「慎吾ママの部屋」に六角精児が登場し、野口英世を演じる。昨夜の「ネタパレ」にはダウ90000 が出演し、「やついフェス」で観たのと同じコントをやっていた。「やついフェス」では8人が横一列に立っていたが、ここではテーブルと椅子があり、違うフォーメーションになっていた。

 Spotify で、いとうせいこうと九龍ジョーのポッドキャスト「だいじなケモノ道」を聴くと、7月6日の配信では、「演劇とコントの笑いはどう違うか」というテーマで、宮沢章夫の話を多くしている。その続き、7月13日の配信では、中島らもについて語られていた。中島らもとダウンタウンの関係は考えたこともなかった。中島らもは個人的にはどういうわけか縁のなかった作家で、世代的にも、読書傾向的にも、読んでいてもぜんぜんおかしくないのだが、エッセイの1冊も読んだことがない。しかし、雑誌などに載っているものを読んだり、それ以上に、テレビなどで本人に触れる機会は多い作家だった。

 アマゾンプライムでドラマを1本。「僕は乙女座」というドラマを、まず1話だけ観てみたら、これがなかなか面白い。身長4メートルの黒人男子の青春ドラマという、このアイデアだけで可笑しい。ブーツ・ライリーという監督の名は初めて知った。1話30分程度で観やすく、これはたぶん、引き続き観ることができそうだ。


2022年12月28日水曜日

12月28日水曜日/作家としての大鶴義丹

◇ テレビ

 朝、ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、録画していたテレビ番組をあれこれと。「明石家サンタ」は今年はクリスマスイブではなく、25日深夜の放送だった。「お笑い向上委員会」で選ばれたネルソンズ岸も電話出演。しかし、ここで改めてしゃべるのではなく、「向上委員会」でしゃべった映像を流し、ここでは商品を選ぶだけだった。いや、しかし、この番組が求めている不幸な話は内容よりも話術が肝なのに、同じ話だからって映像を流すだけなのはちょっと違うんじゃないか。

 「徹子の部屋」も3日分。月曜は松原智恵子がゲスト。今年2月に亡くなったという夫は黒木純一郎というジャーナリストで、有名なひとなのかわからないが、瀬戸内寂聴の本などを手がけていたそうだ。昨日火曜は山村紅葉がゲスト。西村京太郎追悼の回だった。そして、今日はタモリがゲスト。昨年末はひさしぶりの出演だったが、これで年末恒例のタモリの出演は本格的に復活か。最後に「来年はどんな年になりますかね?」と訊かれたタモリ、「誰も予測できないですよね、これはねえ。でもなんていうかな…、新しい戦前になるんじゃないですかね。」

 そのほか、観そびれていた「太田上田」(ゲスト・古舘伊知郎)を2週分、それから、「A-Studio+」も2週分(ゲスト・かまいたち、神田伯山)まとめて観たりなど。

 ブログをなんとか更新して、夕方、やや暗くなってから外出する。かつやに入り、遅めの昼食。味噌たまカツ丼を食べた。割引券を利用し、715円から100円引き。それから、ドトールに入り、読書をしていく。ブレンドは250円になったのか。一部の店舗だけかと思っていたら、みんな、この値段になっちゃったんだな。


◇ 読書

 夜に帰宅してからも読書を続け、大鶴義丹「女優」を読み終えた。2022年刊、集英社。今年読んだ本のなかで、今年に発売された本はこの1冊だけかもしれない。何年か前に、大鶴義丹の「昭和ギタン」という自伝的な小説を読んだら、これがべらぼうに面白く、なにしろ、唐十郎と李麗仙の息子であるから、その育った環境はすさまじく特殊なものなのだが、それを描く筆致にも惹かれ、大鶴義丹はやっぱり優れた作家なんだと認識するようになった。今作については大鶴義丹が「徹子の部屋」に出演した際にも語られていたが、母・李麗仙をモデルにした小説だというので、「昭和ギタン」を面白く読んだものとしては、これもぜひ読みたいと思っていた。初出は「すばる」の連載だが、奇しくも、この連載中に李麗仙は亡くなっている。しかし、読んでみると、思いのほか、フィクションの度合いが強く、主人公の母はたしかに李麗仙を思わせる経歴の老女優なのだが、主人公は小劇場の主宰者であり、五十代になってもバイトをしながら演劇を続けているような人物だ。「女優」というタイトルが指しているのは、母だけではおそらくない。母の物語でもあるのだが、むしろ、この小説は小劇場内幕モノのような面が強くないだろうか。大鶴義丹本人は若くしてテレビドラマで活躍したが、ここに描かれているような小劇場の世界を横目で見ていたということか。いや、現在の大鶴義丹は、新宿梁山泊に出演し、幼少期を過ごしたアングラ演劇の環境に回帰している。小説のなかには演劇論もかなり含まれていて、これは大鶴義丹の演劇への熱の表れではないだろうか。

◇ ラジオ・雑誌・ポッドキャスト

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。先週はずっと、ラジオで「M-1」の話題がよく出るので、そのチェックに忙しかった。この日はまず、14時台にはトレンディエンジェルがゲスト。今年は「キングオブコント」にも出場したそうで、準々決勝まで残っていたというのはぜんぜん知らなかった。そして、15時台には山田邦子が電話出演した。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」には年末恒例の「顔面相似形」が載っていた。ご時世的に、いつまで続けるのだろうかと心配になる企画だが、しかし、あいかわらずの馬鹿馬鹿しさで、ギリヤーク尼ヶ崎と工藤静香を並べた写真には笑ってしまった。そのほか、能町みね子の連載では「M-1」の山田邦子の評価について。ますだおかだ増田のラジオ番組のなかで、西川のりおが山田邦子について発言していたことは知らなかった。「新・家の履歴書」にはマキタスポーツさんが登場。「マキタ学級大文化祭」による借金を返済するため、ラブホテルでバイトしていた時期のことも語られていたが、そのバイトがBBゴローの紹介だったというのは知らなかった。その時期は、サンドウィッチマンが優勝したころだったか。マキタさんの経歴をたどるなかで、「東京ポッド許可局」についてはなぜか触れられていなかった。後半のページにはラジオ特集がたっぷりとあり、しかし、これはいっぺんには読みきれない。

 Spotify のポッドキャストで、ツイッターから見つけた「エッセンシャルラジオ」という番組を聴いた。「ブックオフ大学」についてしゃべっているというので、しっかりと聴いてしまったが、好意的に読んでくれているようでとてもありがたい。


2022年12月17日土曜日

12月17日土曜日/「東京キャラバン」

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に起きあがり、ブログの更新をしようとするが、あたまがまわらない。タイムフリーで、先週の「HONMOKU RED HOT STREET」をようやく聴くと、1曲目は「エルピス」の主題歌から始まった。9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴く。「常連さん」は能町みね子。やはり、「M-1」の話題が多くなる。能町みね子は山田邦子支持。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は「世界のボロボログルメ三番勝負」という企画。大橋未歩が出演していたが、タモリとは初対面だというのが意外だ。今朝の「週刊フジテレビ批評」では、放送作家の座談会企画があり、2022年のテレビ界を語る。伊藤正弘、たむらようこ、宮地ケンスケというメンバー。宮地ケンスケって、誰かと思えば、ニブンノゴ!のひとだ。この立場で出演しているせいもあるか、たたずまいがもう芸人のそれではなかったな。

◇ 池袋

 午後から都内に。横浜から東横線の副都心線直通に乗り、池袋まで。まず、昼食にしようと、西口に出て、池袋演芸場の周辺を適当に歩きまわってみたが、入りたくなる店がまったくない。池袋をうろつくこともあまりなかったが、歓楽街に境界がなく、気がつくとやけに風俗店が多いエリアにいたりする。駅前まで戻り、結局、富士そばに入り、カレーかつ丼をひさしぶりに食べた。620円。混んでいて、入り口からすぐの席しか空いていなかったのだが、自動ドアが壊れていて、開きっぱなしになっている。寒いから手動で閉めるが、つぎにきた客がまた開けっぱなしにしていく。再び閉めても、今度は出ていく客が同じことをする。閉める係をするのも阿呆らしいからもうあきらめたが、池袋という街はマナーが悪い人間しかいない。




◇ 演劇

 地下に降りたところにナチュラルローソンを見つけ、暖かい飲みものを買っておいたほうがいいかと思い、ペットボトルのコーヒーを買った。トイレに行きたくなり、東京芸術劇場の地下に入っていくと、間の悪いことに、ちょうど公演が終わったところだったようで、トイレに行列ができていた。外に出てみると、建物の前の広場に透明な巨大な人形が寝ている。謎のアート。これから観る公演とは関係があるのかどうか。

 西口公園の野外劇場では、10月に野外劇を観たばかりだが、そのときにもらったチラシから「東京キャラバン」という無料公演を知った。前田敦子が出演、野田秀樹が演出だというから豪華だ。これで無料ならば観ない手はないと思い、チラシを見るなり、すぐにメールで申し込み、抽選制だったが、のちにメールが届き、無事に当選した。会場に着いてみると、当日券の列もできている。検温、手指の消毒をし、スマホからデジタルチケットを見せて入場する。指定席だったが、席は入場時にわかり、これは入場順に席をふっているんだろうか。E列23番。真ん中の通路に近い良い席だった。しかし、この時期に野外公演は寒い。入場時には使い捨てカイロが配られた。




 16時半開演。会場の外から音楽が聴こえ始め、ステージ横、さっきの透明な巨大な人形があるほうから出演者たちがやってくる。浅草ジンタが「男はつらいよ」を演奏しながら、大勢の出演者たちを引き連れ、隊列を作り、ゆっくりとステージにあがってきた。琉球舞踊、アイヌ古式舞踊、日本舞踊、三社祭礼囃子、人形劇師、現代美術家、ダブルダッチチームなど、さまざまなジャンル、さまざまな文化的背景をもつ出演者たち。そのなか、ひときわ目立つ前田敦子はシャボン玉を飛ばしながら現れた。それぞれのパフォーマンスがありながら、ステージでは物語が進行していく。その物語を引っぱっていくのはもちろん前田敦子で、「不思議の国のアリス」や「ピーターパン」をモチーフとしていたものだったが、さすが、優れた女優であることはわかってはいたのだが、舞台の上では、別に熱演しているわけでもなく、トップアイドルならではの存在感がある。この部分には東京キャラバンアンサンブルという集団も共演し、この集団は俳優たちなのかよくわからなかったが、野田秀樹らしさを感じさせる過剰さや言葉遊びが多く演じられる。各パフォーマンスは、その道の名人のような芸から、高校の郷土芸能部までが参加していて、水準がわからない部分もあったが、それらの異なる文化をシャッフルしてみせるところに面白みがあった。これだけのものを無料で観られるというのは大変な贅沢だ。最後は「蒲田行進曲」の演奏とともにエンディング。前田敦子が出演者たちを紹介していき、演出の野田秀樹も名前を呼ばれた。野田秀樹は客席後方のテントにいたのだ。上演は1時間強、17時40分頃に終演した。しかし、それにしても寒かった。気候がいいときだったら、もっと楽しかったろう。

 またすぐに東京芸術劇場の地下に潜り、地下通路を抜けて、東口に移動する。サンシャイン脇のベローチェに入り、ひと休み。少し仮眠をして、それから読書もするが、あまり集中できなかった。さっきの入場時にもらった使い捨てカイロが、今ごろになって熱くなる。使い捨てカイロなんて、あんまり使ったことがないけど、最後はどう処分したらいいのか。

 ベローチェの外に出ると、雨がぽつぽつと降り始めていた。ブックオフに寄っていく。110円の文庫の棚にいいものが多く、高瀬隼子の文庫本を見つけて喜んだのだが、本を開いてみると、カバーと中身が違っていた。買う前に気がついたからよかった。一応、店員にこのカバーの中身はないかと訊いてみると、真っ先に「た」の棚を探しに行き、もう1冊在庫がないかを探したのだと思うが、この中身の本と入れ替わってないかを確かめてもらいたかったし、110円の棚ではない可能性も考えてくれるとありがたかったのだが、いちいち細かい注文を出すのもためらわれ、これはあきらめた。110円の文庫本をほかに7冊買う。

 ブックオフを出ると、雨はより強くなっていた。早足で池袋駅まで。副都心線に乗り、座席に座ると、そのはずみで唾液を誤飲し、咳が止まらなくなった。その途端、隣りに座っていた女が立ち上がってどこかに行ってしまい、不愉快な気にさせられる。ひとが苦しんでるのに逃げるとはなんだ。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 雨に濡れながら、夜遅くに帰宅。録画していたテレビ番組をあれこれと。「Nキャス」を観て、それから、今朝の「ワルイコあつまれ」を観ると、「子ども記者会見」のコーナーに松岡修造が登場していた。なんだろうか、たいしたことは言ってない気がするのに、なぜこんなに子どもたちを惹きつけるんだろう。ひとりの女の子は松岡修造に夢を問われ、不安を語りながら涙を流してしまった。宗教家のような能力だ。松岡修造は最後に「Believe Me」と言った。

 タイムフリーで、昨日金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングを聴いておきたいと思い、というのも、「M-1」の話をするかと思ったからだが、ぜんぜんしなかったからこれは別に急いで聴かなくてもよかった。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FRIDAY」には、天才ピアニスト、錦鯉、はりけ~んず、コットンきょんのインタビューがあり。そのほか、仲本工事の妻、三代純歌のインタビューもあり、「週刊新潮」の悪評記事をここで否定していた。

2022年8月20日土曜日

8月20日土曜日/瀬谷まで歩く

◇ テレビ・ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は「腰道具」の特集。三四郎と、職人経験のある尼神インター渚が出演。今朝の「週刊フジテレビ批評」は「夏ドラマ辛口放談」の後編。TVer の再生数ランキング、トップ10はすべてドラマなんだな。たしかに、TVer はあまり使わないが、アマゾンプライムや Netflix でバラエティを観たいとはあまり思わない。

 タイムフリーで、昨日の「CURIOCITY」を聴くと、今回はゲストなし、ヒコロヒーひとりの放送だった。最近観た映画として、「プアン 友だちと呼ばせて」と「リコリスピザ」の話をしていた。ゲストの回も面白いのだけど、ヒコロヒーひとりでしゃべる番組ももうひとつ欲しいくらいだ。

◇ 三ツ境・瀬谷

 午後から外出。今日の予定に迷っていたが、明日は雨の予報なので、歩くならば今日だということで決断する。三ツ境方面に歩き、まず、キッチンPoco に寄り、なすひき肉カレーを食べた。600円。パチンコ屋の裏にある店だが、いつもはひっそりしているのに、今日はバーベキューのようなことをやっていて、店の裏でトウモロコシを焼いている。キッチンPoco の入り口をバーベキューがふさいでしまっていて、迷惑ではないのか。パチンコの客連中がトウモロコシをわざわざ買うのか、それとも、ただでふるまっていたのか。飲食店に入ろうとする客を通せんぼして、ただでトウモロコシを食わせるなんてことがあるのだろうか。




 それから、瀬谷のブックオフまで歩いた。いい本あり、110円の文庫本を3冊、220円の単行本を1冊買う。店の外に出ると、ぽつぽつと雨が降り始めている。雨は明日のはずではなかったのか。少々心配だが、決断したからには、瀬谷駅のほうまで歩いてしまうことにする。天一書房を少し覗き、上階のマクドナルドに入り、ひと休み。読書をするが、しかし、眠くなり、あまり読めなかった。マクドナルドを出ると、やはり、小雨が降っている。小雨が降ろうが、帰りもひたすら歩いていく。


◇ ラジオ

 瀬谷までの行き帰りで、歩きながらずいぶんラジオを聴いた。まずは、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いた。「常連さん」は能町みね子。言い訳評論家を名乗り始めた能町みね子が、今週のニュースから、ランキング形式で「言い訳ベスト3」を発表したのは面白かった。失格の言い訳もあり、規定がきびしい。ならばついでに、塙さんに「言い訳」という著書があることにも気がついてもらいたかったが。

 聴きそびれていた月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、オープニングの終わりのほうで、塙さんが太田夫妻の「ふたりのディスタンス」についてしゃべっていた。「光代さんがかわいそうだったよ」という感想。火曜のオープニングも聴くと、こちらでは「ワンピース」の考察動画の話をえんえんとしゃべっている。つまらない話をしていると思いながら聴いたが、いっぽうでは、評論が嫌われるというような話がありながら、考察が人気を集めているというのも不思議な気がする。それを誰かに考察してもらいたくなる。「ふたりのディスタンス」の話は、爆笑問題ファンのケイさんがいる火曜にしてもらいたかった。

 OKストアに寄ると、おにぎりが安く、ふたつ買って帰った。喜んでおにぎりを持ち帰るとは、猿蟹合戦の蟹のようでもあるが、猿に出会うこともなく、夜に帰宅し、ブログの更新をもうひとつ。タイムフリー切れ前に、先週土曜に放送された「鬼越トマホークのオールナイトニッポン0」を聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「&プレミアム」が本の特集をしていたので目を通してみるが、紹介者にも紹介されている本にも興味がもてなかった。今日の明治座の公演が気になり、ツイッターで検索してみると、太田がナイツに創価学会いじりをしたようで、さすがにみなさん、はっきりとそう書いているツイートはないものの、光景が目に浮かぶようでこれには笑う。行けなかったのが悔しくてたまらないな。

 深夜、録画していた「Nキャス」を観ると、冒頭から速報が入り、渋谷で、10代の少女による殺人未遂事件があったというのでぎょっとする。1週間のニュースでは、生稲晃子と萩生田が統一教会関連施設を訪れたという問題を扱っていた。「ちゃきちゃき大放送」のニュースで聴いた生稲晃子の言い訳はこれかと確認できた。

 アマゾンプライムで「私立探偵濱マイク」の続きを1本。第7話は岩松了監督。9年前の「横浜みなと映画祭」で観なおしたときに、いちばん好きだと思ったのがこの回だった。ラスト、小泉今日子のセリフですぱっと終わるという記憶があり、このセリフを当時のブログのタイトルにしていたくらいに好きだったのだが、観なおしてみると、記憶していたセリフとはわずかにだが違っていた。そして、正確には、そのセリフのあとに少し間があり、「Fin」の文字が出るのだった。しかし、この回がいちばん好きだという印象は変わらない。セリフのディテールが素晴らしく、構図がいちいち見事だ。深夜3時頃に眠る。

2022年5月26日木曜日

5月26日木曜日/散髪する

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 昨夜はたっぷりと眠れた。まず、ブログの更新。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、前半は「どんな芸人でもめちゃくちゃ地元なら好きな芸人ランキングで1位になれる説」。後半は「ハプニング盛り込みネタ選手権」という企画で、Aマッソ、パンクブーブー、ZAZYが出演したのだが、ぜんぜん面白くならず、この番組のことだからもうひとひねりあるのだろうと思って観ていたら、なにも起きずに、つまらないまま終わった。昨夜の「あちこちオードリー」は、相席スタートと蛙亭という男女コンビ2組がゲスト。一昨日の「さんま御殿」は「家事ウマ vs 家事ヘタ」という特集。「家事ウマ」には、ロバート馬場、マシンガンズ滝沢、東儀秀樹らが、「家事ヘタ」には、ヒコロヒー、せいや、錦鯉、長州力らが出演していた。気がつくと、せいやひとりで出演している番組をずいぶん目にするようになっている。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から、続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」を。14時台は、エルフがゲスト。タイムフリーで、聴きそびれていた火曜の放送も聴くと、14時台のゲストは、純烈の白川裕二郎、後上翔太だったのだが、終盤近くになり、さらっと、ふたりそろって整形していることを公表していた。今までも放送でしゃべることはあったようだが、必ずカットになっていたそうだ。最後に塙さん、肥後とジモンのことにも触れた。

 楽天マガジンで読んだ「週刊文春」、能町みね子の連載コラムは、「サンデー毎日」の水道橋博士のエッセイについて。「ツイッターで誰とでも対話を試みる水道橋博士には確かに誠実さがあるのですが、簡単に冷笑する側の論調になびいている様子から見て、残念ながら使い方が下手だと思うのです。」

 「週刊新潮」には、五所の家小禄が詐欺容疑で逮捕との記事が。五木寛之の連載エッセイでは、高齢者の免許返納問題の話題から、最後に、横山剣さんと対談したことに触れていた。対談をしたことは、剣さんもラジオでしゃべっていたが、「小説幻冬」に載るようだ。「私は以前からクレイジーケンバンドのファンだったのだ。」とは知らなかった。クルマに関する対談なのだが、「横山さんの著書『僕の好きな車』(立冬舎刊)が、あんまり面白くて、私のほうからアプローチした対談である。」

 夕方から外出。二俣川まで歩き、読書をしたいと思い、ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、ドリンクバーと、ミートソースボロニア風を食べた。600円。

◇ 読書・テレビ・音楽

 サイゼリヤで、村上春樹「東京奇譚集」を読み終えた。5作収録の短編集。2007年刊、新潮文庫。親本は2005年刊。まず、村上春樹の小説ってこんなに読みやすいんだと驚いたが、そういえば、村上春樹の小説は今まで初期作しか読んだことがなく、こんな小説が売れていることが不思議な気がしていた。2000年代はおおむね書店員として過ごしてきたのに、今さらなに言ってるんだという感じだけれども。「品川猿」の猿がしゃべり出す展開には笑う。

 2時間ほどでサイゼリヤを出て、ジョイナステラスのくまざわ書店に寄り、それから、QBハウスに寄り、散髪をした。ここしばらくはずっと、4ヶ月に1度のペース。

 夜に帰宅し、ブログの更新をもうひとつ。早めに眠り、深夜に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、井上公造がゲスト。美空ひばり、勝新太郎が出演した回の映像も流れる。「アメトーーク!」の「蒙古タンメン中本芸人」も観始めるが、冒頭だけでやめる。テレビを観る気力が続かない。なんだかずっと、腹がしくしくと痛い。

 Spotify のニューリリースから聴いた、UAの新譜がすごくよかった。UAの初期のアルバムはよく聴いていたが、いつの間にやら、あんまり興味のない方向に行ってしまった気がしていたのだけど、今作はひさしぶりにいい。一日ずっと、くり返し聴いていた。1曲目と2曲目、マヒトゥ・ザ・ピーポー作の「微熱」と、ハナレグミ作の「お茶」を特にくり返し聴いている。

2021年11月20日土曜日

11月20日土曜日/円覚寺の落語会

◇ 北鎌倉

 今日も午前中から外出するため、まとまった時間が作れず、ブログの更新が滞ってしかたがない。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけっぱなしにしておくと、「常連さん」のコーナーは今週は能町みね子で、ニュースにはぜんぜん触れず、「M-1」の話ばかりで終わってしまった。11時過ぎには、文化放送の「おかしば」を少し聴いた。10月から始まった、ますだおかだ岡田とアンタッチャブル柴田の番組だが、この番組はまだちゃんと聴いたことがなかった。

 出発は正午前になる。なにも考えずに昨日までと同じ服装で出てしまったが、今日はわりと暖かいようだ。横浜から、湘南新宿ラインの下りに乗り、北鎌倉まで。


◇ 落語会

 北鎌倉の円覚寺で行われている、北鎌倉お坊さんアカデミーの落語会をひさしぶりに訪れた。コロナを挟むと、なにもかもがひさしぶりという感じだが、北鎌倉の駅を降りると、観光客がとても多い。円覚寺の入り口で写真を撮ろうとすると、ひっきりなしにひとが通り、写らないように撮るのに苦労する。以前は、落語会の料金とは別に円覚寺の拝観料を払っていたが、入り口で落語会を観にきたと伝えると、拝観料なしで入場できるようになった。早くそうしてほしかった。まだ少し時間が早く、ベンチに座り、のんびりとスマホを見ておく。ここは境内の奥のほうに進むと、圏外になってしまうのだ。




 13時近くになり、佛日庵に向かう。円覚寺の境内にはお寺がいくつもあって、佛日庵はそのうちのひとつだ。佛日庵の門をくぐると、ちょうど、マキタさんが連れのひとと外に出てきて、おおっと思ったけど、そのままぐるっと、建物の裏のほうに歩いていった。受付はいつもは庭でやっていたが、今日は玄関のなかだった。3500円、当日精算。小さい女の子が検温をしてくれた。和やかな雰囲気の会である。本堂を横長に使うかたちの会場になっていて、高座から下手側、奥の席がまだ空いていて、そちらに座る。そういえば、始まってから気がついたが、いつもは高座の目の前は、床にじかに座る席になっていたが、今日はぜんぶ椅子席だ。

 13時半開演。まずは、プロデューサーの植竹公和さんが登場。この会はいつも植竹さんの前説で始まるが、ひさしぶりに聴く植竹さんの声はがさがさで弱々しく、いったいどうしちゃったんだろうと思った。そんな声だから、漫談のようなことを言っても反応が悪い。なかなか自己紹介をせず、この会に初めてきた客は、このひとは誰なのかと思っただろう。続いて、住職が登場し、お寺の説明などをする。住職の話は客も安心して聴く。この会は落語会になるまでが少々長い。今回は「三遊亭兼好の独演会」と題し、そこにマキタスポーツさんがゲストで入る。開口一番は、兼好の弟子の兼太郎。二ツ目のようだが、観るのは初めてかもしれない。噺に入る前に、こっそりと、座布団の前に時計を置いたように見えたが、そんなことをする落語家は初めて見た。噺は「五目講釈」。続いて、兼好が登場する。どうやら今日は、兼好のお客がほとんどのようだ。マキタさんとの共演はおそらく初めてで、マキタさんを自分の客に紹介する必要もあり、マクラではマキタさんの印象などをぺらぺらとしゃべっていた。兼好とマキタさんは同い年なのだ。しかし、兼好というひとは、笑い仮面をつねにかぶっているような感じがあり、本心がどうもつかめない。噺は「花筏」。仲入りを挟み、続いてはマキタさんだと思っていると、譜面立てを用意しているのでどうも変だ。なにかと思えば、歌手でもある住職の妻が登場し、1曲歌った。常連の客ばかりならともかく、今日は初めてのお客が多かったようで、落語会を観にきたのにいきなり住職の妻の歌を聴かされても困惑するしかない。まるで歓迎されない空気のなかで、歌うほうもつらいだろう。そして、いよいよマキタさん。マキタファンとしては、こういう会にどんなネタをもってくるだろうというのが興味になる。演芸的なネタと、単独ライブでやるようなネタとの配分はどうなるのか。普段から演芸場に出ているような芸人ではないので、その都度、ちからが入りすぎてしまうきらいがあるが、今日はだいぶ軽く、柔軟な感じがした。ギターのチューニングが狂ってしまったのをなおすところから、アドリブで笑いにしつつ、音楽ネタ(マキタさんの言葉でいう「オトネタ」)をたっぷりと。童謡を星野源っぽく歌うネタはひときわ反応がよく、個人的にもこのネタは好きだ。あのネタはやらないのかなと思うネタがいくつかあったが、もう終わりかというくらい、あっという間だった。そして、兼好がもう一席、「不動坊」を。最後は全員登場し、記念撮影タイムと、サイン色紙が当たるジャンケン大会があった。3時間弱で終演。しかし、客席がどうもノッてないというか、どういう会なのかわからない戸惑いのような空気がずっとあった。



◇ 大船・藤沢

 円覚寺を出て、すぐに北鎌倉駅の改札を通る。狭いホームにびっしりとひとがいて、混み合っている場所を避け、前のほうまで進んだら、ちょうどグリーン車が停まる位置だった。急いで前の車両に移動し、飛び乗る。混雑の横須賀線で、大船に移動した。まず、どこかで食事にしようとぶらぶらするが、いい匂いは漂ってくるのに、入りやすい店がない。17時前になり、日が暮れる時間になると、酒を出すような店は遠慮してしまう。さんざん歩きまわり、大船B級グルメタウンというのを見つけ、ここで食べることに決めた。パンチョ、金沢ミルカツカレー、豚になれという3店が一緒の店舗になっている。店員は3店共通のようだ。「豚になれ」なんという店は知らなかったが、ここの豚丼を食べた。680円。ご飯がべちょべちょで旨くなかった。それから、ブックオフに寄る。大船店に寄るのはかなりひさしぶりだと思うが、あまりいいものはなかった。220円の単行本を1冊と、雑誌の棚から、松本隆と昭和歌謡特集の「ミュージック・マガジン」を買っていく。


 大船から藤沢に移動する。まず、南口に出て、ぽんぽん船の様子を見ようと、フジサワ名店ビルに寄ってみると、ぽんぽん船はどうやらついに閉店してしまったようだ。しかし、よく最近まで持ち堪えていたものだと思うが、ぽんぽん船はあとはどこが残っているだろう。ガード下をくぐり、北口に出ようとすると、出口がわからない。そのまま、ビックカメラの地下につながっていて、ビックカメラ内から1階に出るが、1階は1階で、歩道橋で空にフタをされているような状態になっている。いったん、2階に上がり、歩道橋を通ったほうが現在地がわかりやすい。藤沢でもブックオフに寄るが、ここもまた、買うものを見つけるのに苦労する。しかし、2周まわると、不思議となにかしらいい本は見つかるものだ。1周目でなぜ見落とすのかは永遠の謎である。





 マクドナルドに入り、ひと休み。ホットコーヒーにしたが、店内は暖房が効いていて、アイスコーヒーのほうがよかった。大船で買ったばかりの「ミュージック・マガジン」8月号をじっくりと読む。松本隆インタビュー、横山剣インタビュー、そして、80年代昭和歌謡ベスト100。滞在時間、2時間半ほど。藤沢から小田急線、大和経由で帰ってきた。

 帰宅は夜遅くなり、録画している「Nキャス」を追っかけ再生で観る。「お笑い向上委員会」と録画時間がかぶると思っていたが、フジテレビは野球が延長したようで、映画の「トップガン」を放送していた。パソコンのラジコを使おうとすると、地域判定がまた狂っていて、滋賀になっている。なんでこんなに頻繁に狂うんだ。滋賀の番組を聴いてもしかたがないので、スマホのラジコを使い、聴きそびれていた番組を聴く。先週の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は、ロケット団がゲストだった。しかし、聴きながら眠ってしまい、目覚めてまた聴きなおすが、また眠ってしまい、気がつくと朝になっていた。

2021年7月18日日曜日

7月18日日曜日/小山田圭吾をめぐり

◇ ラジオ・テレビ・ツイッター

 朝早く目覚め、「石橋貴明のGATE7」をオンタイムで聴く。離婚の話をするかと思ったからだが、オープニングではまったく触れず、あとは聴かなかったが、この番組は野球の話をする番組だから、まあ、しかたがないだろう。タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、能町みね子が小山田圭吾についてしゃべっていたが、どうも、首をひねるようなことばかりを言っていた。組織委員会は今のタイミングでこのメンバーを発表して一発逆転を狙っていたんじゃないか、というのがまずひとつ。それから、ネット上では有名な小山田圭吾のいじめの問題を内部の人間が知らないわけがないというが、それはどうだろうか。開会式には作曲家のひとりとして関わるに過ぎない小山田圭吾について、少なくとも、丸川珠代がそこまで詳しく知っていたら、そのほうがびっくりする。能町みね子は、二十代なんかはコーネリアスもフリッパーズ・ギターも知らないし、小山田圭吾で検索するとすぐにいじめ発言が出てくるというのだが、しかし、それを言うなら、サブスクや YouTube で検索すれば、楽曲もすぐに聴けるじゃないか。さらにいえば、二十代にかぎらず、われわれ四十代にとっても、小山田圭吾というのは(たとえば、椎名林檎なんかに比べれば)けして知名度のあるアーティストではない。オープニングの漫才では石橋貴明の離婚をネタにしていたが、そのあとのトークで、昨日の「木梨の会」にサンドウィッチマンが出たと知り、聴いてみると、貴明の番組よりも、こちらのほうが貴明の離婚についてたくさんしゃべっている。13時からは「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。14時台には、豊川悦司がゲストで登場した。こういう番組に出るとは珍しく、楽しみにしていたが、そういえば、豊川悦司は劇団3〇〇出身で、太田と演劇の話にもなる。良原アナの父とはサーフィン仲間だというつながりもあり、良原アナの父がむしろ何者なのか。

 録画していた今朝の「ワイドナショー」を観ると、「ABCお笑いグランプリ」で優勝したオズワルドが出演していた。そのあとのコーナーでは、宇宙から帰還した野口聡一さんが出演し、松本が最後にオズワルドについて訊くと、すんなり答えるので、冗談のわかるひとだと思ったが、じつは本当にオズワルドを認識していて、「M-1」を宇宙で観ていたのだという。続けて、「サンジャポ」を観ると、こちらでは小山田圭吾の件を大きく扱っていた。たかがネット世論だと思っていたが、テレビでここまでの扱いになるとはびっくりする。今朝、昨日の「ちゃきちゃき大放送」を聴いていた段階ではまだ、能町みね子の言うことは大袈裟だと思っていたが、本当にそうでもなくなってきた。小山田圭吾を知らなかったというカズレーザーは、「このかたのことをけっこう調べたんですけど」「こういった昔のいじめ、けっこうひどいいじめのことは出てくるんですけど、それ以外の情報って、たとえば、いじめを悔いてるので今はそういった活動を反省して、こういった活動をしてます、償いのためにこんなことをしてますっていう情報はあんまり見つからなかったんですよ。」「再チャレンジっていうのは、過去のマイナスを埋め合わせる、プラマイをゼロにすることを認めるということなんで、批判と擁護の声で批判の声が大きいというのは、プラマイのマイナスを埋め合わせる作業を単純にしてなかったってことなんで、これは再チャレンジとかじゃなくて、批判されて当たり前、自業自得の話だと思うんです。」と、早口で語っていた。検索した程度の情報でなにを言ってるのかと思うが、太田は「それをやってるかやってないかを判断するのは難しくない?」と言い、少し議論になる。当時の雑誌がそれを掲載した、これを許容していた局面が当時のサブカルチャーのなかにあったということを、太田はきちんと語っていた。「俺らも、やっぱり、ネタなんかひどいですよ、今、バラされたら。」という、爆笑問題もその時代の当事者である。「その時代の価値観と今の価値観と、歴史を評価するときに…、これ、歴史だと思うんだよね。その時代の価値観を知りながら評価しないと、なかなか難しいと思う。今の価値観で断罪してしまうことっていうのは。」と、歴史として捉えている太田に比べて、カズレーザーと武井壮の意見は、このトラブルをどう対処するかという話に過ぎなかったのではないか。ところが、ツイッターをちらっと見ると、「サンジャポ」の太田の発言が小山田擁護として批判を受けているので愕然とする。

 日が暮れてから外出し、マクドナルドで読書をするが、こころが掻き乱されているようで、まるで読書が進まない。1時間ぐらいで帰ってくる。こういうときは吉田豪だと思い、吉田豪のツイートをさかのぼってみると、さすが、まともな時代認識の意見が多くリツイートされていて、ようやくほっとする。しかし、いじめの告白をする記事を許容する空気があったということを、いじめ行為そのものを許容する空気があったかのように主張していると誤解する人間がこんなにも多いのか。話がまるで通じない。時代背景の分析をすると、それだけで、いじめ行為そのものを擁護しているようにとられ、漏れなく、石をぶつけられる。この構造もまたいじめと変わらないのは、まったく皮肉なことだ。テレビを観たりなどして、23時過ぎには眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...