ラベル 原木中山 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 原木中山 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年7月3日土曜日

7月3日土曜日/「大・タイガー立石展」

◇ 千葉

 早朝6時前には目覚め、今日こそ、千葉まで行こうと思うが、すさまじいどしゃぶりで、ツイッターを見ると、大雨警報が出ている。しかし、10時前に家を出るときには、だいぶ小雨になっていた。電車が動いているかを心配していたが、このぶんだと問題なさそうだ。電車に乗っている時間がとにかく長いので、複数冊の本をカバンに入れていく。横浜から東横線、中目黒から日比谷線に乗り換え、茅場町からは東西線に乗り換える。

 2時間かけて、まずは、原木中山にやってきた。本日最初の途中下車だが、まったく初めて降りる駅で、「ばらきなかやま」とはなかなか読めない。千葉まで行くのに、寄れるブックオフはないかと調べていたら、この土地には3店の新古書店がかたまってあることがわかった。駅前はなんの面白みもなく、そこから、グーグルマップを見ながら歩いていくが、途中、国道14号を乗り越える立体交差があり、たまたま進んだその道が立体交差に当たったからよかったが、グーグルマップで見ているとどこからでも国道を横切れるだろうと思ってしまう。変なところに出ていたら、迂回するはめになっていた。先に進むと県道に出る。この県道沿いに新古書店が3店ある。まずはブックオフ。ショップスというショッピングモールの2階にあり、古着の売り場がかなり広く、その奥に古本の売り場がある。じっくりまわったが、しかし、ほとんど買うものなし。220円の単行本を1冊だけ買った。このブックオフと目と鼻の先には古本市場があり、神奈川県にも古本市場という店はあるが、それとは別の店で、まるでなじみがないが、「ふるいち」と略すらしい。80円の均一棚に昂揚する。なんと、この店は単行本も80円だ。しかし、だからといって、いい本がなければしかたないのだが、文庫に2冊、いい本が混じっていた。これだけでも寄った甲斐はあった。それから、少し離れると、ブックスエーツーという店がある。この店に関しては、なにも知らない。古本市場もそうだったが、ブックオフとは違って、均一棚以外にもなかなか安い本が混じっている。ブックオフの感覚でいると、損をする。ひととおり、まんべんなく棚を見ていくが、そうはいっても郊外の店で、変わった本は見つからない。1冊だけ、180円の単行本を買った。







 グーグルマップを見ながら、下総中山駅まで歩き、総武線に乗る。つぎは津田沼に移動。モリシア1階のブックオフに寄る。ここは去年も、「西千葉一箱古本市」に行く途中に寄っていった。そのときには、いいものがごっそり買えたのだが、二匹目のドジョウはなし。220円の単行本を1冊だけ買った。細かくスケジュールを考えたわりには、たいした収穫は得られず、つまらない結果になった。予定よりも、津田沼では時間を食わず、どこかで食べていこうかとうろつくが決められず、津田沼から、横須賀線で千葉に移動する。千葉駅の駅ビル、ペリエのフードコートの吉野家で、牛焼肉丼を食べた。わざわざ千葉にやってきても、食べるものは普段と変わらない。それから、検索で見つけたベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、あんぱんを食べた。タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴きながら、しばらく眠った。滞在時間、2時間ほど。





◇ 美術館

 18時過ぎに到着するよう、ベローチェを出て、千葉市美術館に向かった。わざわざ千葉までやってきたのは、「大・タイガー立石展」を観ておきたかったからで、タイガー立石の展覧会は、だいぶ前に大崎で開催されたときに行ったが、これは検索してみると、1999年とわかった。だから、今回の展覧会も観逃すと、つぎはまた二十年後ということになりかねない。千葉市美術館は7年ぶり、赤瀬川原平展以来の来館だ。着いてみると、受付は上階だったと、なんとなく思い出してくる。エレベーターで8階に。金曜土曜は、18時以降は半額の 600円になり、これを狙って、日程を考えたのだ。ビニール傘を入り口の傘立てに預けていく。朝はどしゃぶりでどうなることかと思ったが、幸いなことに、傘はここまでまったく差さずに済んだ。最初の展示からいきなり撮影可の表示がある。ツイッターで検索して、撮影ができることは事前に知っていた。入り口の年譜を見ると、タイガー立石は 1998年に亡くなっている。大崎のあの展覧会はその翌年だったのだ。展示を眺め始めてから、展示の一部は、前期と後期で入れ替わっていることを知ったが、この展覧会を知ったのがそもそも遅かったから、それは気にしていられない。タイガー立石の作品は、まあ、おおむね知ってはいるから、今回は再確認のようなつもりで眺めていく。パロディと引用、メタモルフォーゼ、越境などのキーワード。政治的なモチーフについても、1999年よりも、今のほうが考えたいことは多い。展示は8階から7階に。7階にはまた撮影可のエリアがあり、せっかくだからと思い、ついつい撮りまくることになった。タイガー立石がレジデンツのジャケットを手掛けていることは、このたび、初めて認識した。1999年には、レジデンツはたぶん知らなかったのだろう。1時間半ほどで、まわり終え、エレベーターで1階に降り、ショップも覗いてはいくが、貧乏なので図録は買わない。1階には映像作品が流されている部屋もあったが、上映時間は 30分と書いてあり、少し観ただけで出た。







 スマホのバッテリーがなくなりそうなので、グーグルマップは確認しないで千葉駅まで戻った。ひとが多いほうに進んでいったら、少し遠まわりにはなったが、地元の人間の通り道はこっちだとわかった。行きに歩いてきた大通りは、どうやら、よそ向きだ。帰りの電車はいちばん安あがりなルートを乗っていこうと考えていたが、めんどうになり、確認すると百円程度しか違わないので、横須賀線1本で横浜まで帰ろうとする。しかし、時間があるのでベンチに座っていたら、遅延しているようで、ホームが混んできた。これは座れないと思い、別のホームから出る、1本あとの久里浜行きがすでに停車していたので、そちらに乗ったが、乗ってからもとのホームを見ていたら、向こうも座れそうだったので、そのまま待っていればよかった。武蔵小杉からは、相鉄線直通に乗り換えた。

 夜遅くに帰宅し、録画している「Nキャス」を追っかけ再生で観る。熱海で大変な土石流の被害が出ていることを、この時間になるまで知らなかった。ラジオを聴きながら梱包を済ませ、深夜2時頃に眠った。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...