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2023年8月14日月曜日

8月14日月曜日/雨の可能性がある


◇ 竹橋・星川

 朝から都内に。昼食は竹橋のパレスサイドビル、てけてけに入り、ランチメニューのチキン南蛮定食を食べた。850円。夕方には横浜に戻り、この時間ならば、星川の図書館にぎりぎり間に合うと思い、星川に寄ることにした。月曜は閉館が早く、17時まで。閉館10分前に入り、雑誌だけ借りようと目当てをしぼり、3冊借りていく。

 マクドナルドに入り、ひと休み。借りてきたばかりの「文學界」7月号をすぐに読む。「甦る福田恆存」という特集を見つけ、これを読んでおきたくなった。中島岳志と浜崎洋介の「神なき世界をどう生きるか」と題した対談で語られていた、「楽屋」という表現は重要な部分だと思った。中島「『人間・この劇的なるもの』で、福田は世界は舞台だ、とは書いていないんですよね。全部が舞台になったら、常に演じていなければならないから、自殺してしまうと言うわけです。舞台から引っ込んで、自分が演じていた役を味わいなおす「楽屋」が必要なんだと。福田の私小説への批判も、端的には、そこには楽屋がないことから来ている。最後まで守るべき自分の場所としての楽屋を持つことこそが、福田の個人主義の根幹にあると思います。」


 コーナンに寄り、切らしているコピー用紙は絶対に買わなければならなかったが、ついでに、ダンボール板ももう少しでなくなってしまうから買いたかったのに、そういえば、天気をまるで気にしていなかった。予報では雨の可能性があり、だとすると、ダンボール板を運んでいる最中にゲリラ豪雨にでも遭ってはたまらない。せっかく星川に寄ったのに迷うが、用心して、ダンボール板を買うのは見送ることにする。無計画に、思いつきで行動するから、なんにも用事が片づかない。帰宅前には、やはり、雨がぱらつき、ダンボール板は買わなくて正解だったが、いや、星川に寄ったことがそもそもの不正解だ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「Nキャス」を観そびれていた。アメリカのフェスに YOASOBI が出演したことを扱っていたけど、新しい学校のリーダーズが出演していたことは触れられず、映像にも登場しなかった。土曜にはポケモンの世界大会とやらが横浜で開催されていたようで、ポケモンのイベントがあることは知っていたが、「ピカチュウ大量発生」というのは4年前に観ていたから、まあ、がんばって観に行かなくてもいいかなと思ってたんだけど、世界大会のことはあとで知った。別のニュースではドローンショーがあったことも知り、夜にやっていたのなら、関内にいたのだから観に行けばよかった。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは宮藤官九郎。高田先生がなんの脈絡もなく「たこ八郎を超えた」と言い始めたのがまずよくわからなかったが、そのあとに、クドカンがザ・たこさんのライブに出演するという告知がある偶然に笑う。トークも密度が濃く、とても面白かった。なにしろ、「離婚しようよ」「季節のない街」「こんにちは、母さん」と、話題作が同時に3本あるのだからすごい。山田洋次の演出の話が面白かった。最後に、高田先生にもっと褒めてくださいよと催促すると、高田先生は、昔、小林信彦が「ビートたけしのオールナイトニッポン」を褒めてくれた話をした。エンディングでは、ザ・たこさんの曲が流された。

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2023年1月19日木曜日

1月19日木曜日/過去に意味はない


◇ 新木場・東陽町

 早朝に目覚めるが、寒くて、なかなか起きあがれない。朝から都内に。まず、東京駅に出て、昼は新木場のほうまで行くことになり、昼食はタッツァという店に入り、スタミナポーク定食を食べた。790円。夕方は東陽町に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 図書館で借りた「別役実の風景」を読み進めている。2022年刊、論創社。別役実の関係者による追悼文集のような本だが、寄稿者には知らない名前も多く、平田オリザ、岩松了といった知る名前が出てくると安心する。編者は野田映史。以下、気になった箇所の引用を。東日本大震災のときに話題になった「雨ニモマケズ」について、別役実の発言を平田オリザが書いていた。(孫引きになりますが、)P56「私もあの詩は好きだし、あの詩が三月十一日以降、多くの人に読み継がれているのはいいことだと思う。ただ、あの詩で本当に大事なところは、『雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ』頑張っていこうというところではないのではないか。本当に大事なのは、『日照リノ時ハ涙ヲ流シ、寒サノ夏ハオロオロ歩キ』の方なのではないか」「頑張ろうと励ますことも、たしかに大事かもしれないが、本当に大事なのは、きちんと嘆き悲しむことだ。そこからしか真の復興はあり得ない」 そして、岩松了が語っていることにも衝撃を受ける。P59「(略)別役さんが台本を書き始められた一九六〇年代ぐらいまでに流れていた戯曲の流れに対して、別役さんといえどもアンチな気持ちはあったと思うんです。それは何かと言うと、人のおこないを歴史的に考えて、過去が結実したものとして現在があるという考えかた――それに対して決然と異を唱えたのが、ぼくは別役さんだと思っているんです。」「あるとき、そういうことをふと感じたときに、そういえば、ぼくもそういうつもりで書いている。要するに、人の過去には、それが過去である限りにおいて、意味はないということ。それ以前の戯曲は、過去に意味があって現在があるという考えかたがあり、それがいろんな意味で演劇を文学とは別のものとして考えられない根拠になったと思うんですね。それを近代劇と言えばいいのか、自然主義と呼べばいいのか、わからないんですけど。」「つまり、人を見るときに、その人の歴史を踏まえた現在を見るのではなく、現在だけを見る姿勢――それは別役さんひとりが考えたわけではなくて、やっぱり歴史上そういうことがあったんだとぼくは思い始めたんですね。それは小説の世界でもあったんじゃないかと思うし。要するに、過去に意味があって、その上に現在が乗っかっているという考えかたにおさらばした。」 P66-67「ただ、想像ですけれども、別役さんはとりあえず意味をなくしたかったというか。結局、不条理ということとつながってくるのかもしれないですけど。結局、世の中のことをわかった人は、未だかつてひとりもいないわけですよね。つまり、このことがありながら、わかったように書くことに対する敵意が、別役さんにはあるわけですよね。で、それをずっと敷衍させていくと、意味のないコントとか、そういうかたちになっていくんじゃないのかなと思うわけです。」「それはぼくがまさに初期において、最初に書くときの発想なんですね。そこに強さを感じるというのかな。結局、意味を追っかけたときに弱くなっていくものがあって、ただ、初期の頃はぎりぎりその意味を追いかけている印象があって、しかも、ちょっと暴力的で……ということを考えたときに、別役さんの軽妙な喜劇みたいなものが最初からそうだったのかというと、そうではなくて、つまり、こういうものがあって、結局、世の中のことをわかった人間がいるのかという怒りの感情があって、そこに辿り着いてるような気が、ぼくはするんですね。」「だから、「ん? うん」とか「ちょっと、それ取って」といった本当に意味のない日常会話のなかで進んでいくことが、わからなさに対峙できる方法なんだと思った節がある。追いかけていく手法では、結局、現実に負けていくんじゃないかとぼくは思ったんです。それはさっき言った前近代的なものに近い。なぜなら、結局、意味を求めていることになるから。それをやっていくと、絶対に現実に遅れていくし、さっきの理屈で言うと、世の中のことをわかったやつがいるはずがないということを信じてないわけでしょう。わかるはずだという前提で書いているから。そうすると、こっちとしては遅れてるような気がしちゃうわけですよ。そして、意味のない日常会話と言いましたけど、これが実は、演劇において「肉体」を見ることに直結している。言葉と人物との関係ですよね。不条理劇というのは、実は「肉体」を描こうとした運動でもあったわけです。演劇において「頭脳」から発したものに信を置くという悪癖を排除しようとしたわけです。」


 東陽町から東西線になり、大手町から半蔵門線に乗り換えようとしたら、だいぶ歩かされてなかなかめんどうだった。乗り換えるなら九段下のほうがよかったか。渋谷からは東横線の各停に乗り、ラジオを聴きながらのんびり帰る。昨夜の「ザ・東京漫才」の話が聴きたくて、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングと「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを続けて聴いた。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は田中健がゲスト。妻の誕生日に温水洗浄便座をプレゼントをしたら「わたしはこういうの使わないの」と言われたという、プレゼントに失敗した話をしていたのだが、妻は誰だっけと思い、ウィキペディアにあたってみたら、古手川祐子とはとっくに離婚していて、現在は加賀千景という女優と結婚していた。この加賀千景というひとは加賀まりこの姪のようだ。しかし、温水洗浄便座が出たばかりのころだと言っていたから、じゃあ、ウォシュレットを使わないのは古手川祐子というわけか。どうでもいいことを突き止めてしまったが、そして、田中健といえばもちろんケーナの話にもなり、この番組のテーマ曲を演奏もしたのだが、田中健のケーナを作っているのが平泉成だというのでさらに驚いた。

 火曜深夜の「ランジャタイのがんばれ地上波!」は「年始ブチギレ王決定戦」という企画。きしたかの高野、口笛なるお、赤もみじ村田大樹、ネコニスズヤマゲンが出演した。先週土曜の「白黒アンジャッシュ」は、人力舎の若手が競う「白黒-1グランプリ」。しかし、この番組も「がんばれ地上波」も、アイドルに審査員をやらせているのが余計だ。誰かスタッフに、アイドルと仕事をしたい人間がいるだけじゃないのか。

 楽天マガジンで読んだ「週刊文春」、宮藤官九郎の連載では、清水ミチコの武道館ライブで会った松本明子のことが書かれていた。松本明子に、クヒオ大佐の本名が「スズキマツオ」だと教わるが、あとで調べたら違っていたという話。深夜、ツイッターを覗いてみたら、「週刊朝日」が休刊とのニュースを目にした。早朝に出ていたニュースだが、深夜0時を過ぎてから知った。歴史ある週刊誌がついに休刊するような状況か。

2021年10月4日月曜日

10月4日月曜日/村上春樹・返送・散髪

◇ 雑誌

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それから、ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックを。「BRUTUS」の村上春樹特集を少し読み始めたら、面白くて止まらなくなった。上下巻に分かれた2号連続の特集のようで、まず、今号は「読む。」編となっている。「村上さんが手放すことのできない51冊の本について。」という企画があり、村上春樹が自身の書棚から51冊の本を選び、それぞれについて、ごく短い文章を寄せている。ウディ・アレン「羽根むしられて」が入っているのが嬉しい。51冊中、自分が読んでいるものは3冊だけ、「羽根むしられて」と、丸谷才一「樹影譚」、小島信夫「アメリカン・スクール」。「樹影譚」は、村上春樹の「若い読者のための短編小説案内」で知った本なので、村上春樹よりも先まわりして読んでいるのはたった2冊しかない。アメリカ文学などに触れる機会はなかなかなかったが、わが読書歴のなかで、嵐山光三郎周辺をおろそかにしているのはまずいと思った。

◇ ラジオ

 11時半からは「ビバリー昼ズ」を聴く。「キングオブコント」の空気階段について、高田先生「おれの知ってる消防士も、SMクラブ行くもん」。そのあとには、宮藤官九郎の「おやすみ日本」に小泉今日子が出ていたという話もしていて、本をテーマにしゃべっていたというから、これは観ておけばよかった。クドカンの書棚にあった森田芳光の本に小泉今日子が反応していたとか、それから、高田先生が右朝に薦められたという、山本周五郎「季節のない街」をクドカンが薦めていたとか。そして、今日は古本の日だそうで(知らなかった)、メールのテーマは「私と古本」。高田先生、橋本倫史さんの「東京の古本屋」に触れていた。12時台は、山内惠介がゲスト。

 午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」を。こちらでもオープニングは「キングオブコント」の話。その当日、ナイツは「ザ・ベストワン」に出演し、「キングオブコント」を観るために早く帰ろうとしていたら、中川家の出番まで残るように、サンド伊達に止められたという。そのあと、エレベーターに乗ったときに、誰だろうと思うような帽子をかぶった女優がいたが、あとで「キングオブコント」を観て、男性ブランコの女装していたほうだとわかったという話。14時台ゲストはやまもとまさみ。元マセキ所属で、ナイツとも関係が深く、面白い話がとても多かった。いとうあさこのめんどう見のよさ、バカリズムが「R-1」に出なくなった話など。ひさしぶりに単独ライブを開催するという、その宣伝での出演だったが、子どもに観てもらうために開催するという理由もよかった。

 朝はちょっと肌寒いくらいだったが、昼になるとけっこう暑い。台風の日のあと、窓を閉めっぱなしにしてあったが、この暑さがまだ数日は続きそうで、また開けることになった。こんなに暑い10月は今まであっただろうか。まったく、調子を狂わされる。

 近所の郵便ポストまで、いったん投函に行き、それからまた、聴きそびれていたラジオを聴く。先週月曜の「ズーム」を聴くと、志らく師匠の代役はこの週が最終回で、今日の放送からは辛坊治郎が復帰するようだ。Spotify のポッドキャストで、先週金曜の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴いた。小沢一郎がゲストだが、なぜか大竹まことは不在で、室井佑月と、旦那の米山隆一が出ていた。小沢一郎がやけに楽しそうにしゃべっていると思ったが、聴きながら眠ってしまい、話はよくわからなかった。

◇ 返送

 夕方から外出。吉野家で、牛焼肉丼を食べてから、ヤマトの営業所まで。1点、返送品があったそうで、従業員のおばさんが、こちらの顔を見るなりすぐにもってきた。なんでも、厚さが2センチを超えていたからだそうで、文句も言わずにすんなり引き取ったが、考えてみたらどうも変だ。窓口で受けているのに、あとでまた、サイズをチェックして送り返すなんてことがあるのか。見た目も、そんなにぎりぎりの厚さというものではなかった。しかも、ここしばらくはクリックポストばかりだったから、ヤマトでは出していなかったはずで、確認しなくとも、だいぶ日が経っているんじゃないかとわかる。宛先は福島だったが、この日数から推測すると、福島まで行ってから戻ってきたのだろうか。福島の営業所にチェックがきびしい人間がいるのかなんなのか。それから、いちばん大事なことを訊きそこねてしまったが、送料はとられたままになるのだろうか。

 二俣川に出て、ジョイナステラスのQBハウスで散髪を。前回、前々回と切ってもらったおじさんの理容師は今日もいらっしゃったが、今回はもうひとりの、おばさんの理容師に切ってもらった。かなり短くしてくださいといっても、あまり短くしてくれず、4ヶ月伸ばした状態なんですと説明すると、ようやく思いきって切ってくれた。ツイッターから新規感染者数の確認をすると、東京都は 87人。今年初めて、100人を下まわった。神奈川は 51人、千葉は 43人、 埼玉は 43人。

◇ 映画・テレビ

 夜に帰宅し、アマゾンプライムで映画を1本。大泉洋が主演の「グッドバイ」を観た。太宰治の「グッド・バイ」が原作だが、ケラの舞台(KERA・MAP)を映画化したもので、期待したほどは面白くなかった。笑いになりそうで、どうも笑いにならない。舞台のキャストは誰だろうと確認してみると、小池栄子の役は同じで、声の出しかたなんかはケラの演出そのままなんだろうか。大泉洋の役は舞台では仲村トオルが演じたようで、この役は仲村トオルのような二枚目のほうがどうも可笑しい感じがする。

 録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の昼間に始まった期待の新番組、「東京03とスタア」の初回を観た。「スタア」とはいうが、ゲストの千葉雄大という俳優のことはさっぱりわからない。前半がシットコムで、脚本はオークラと我人祥太、演出は佐久間宣行と橋本和明。後半には、Aマッソとのラジオコントもあり。30分番組かと思ったら、正味20分程度か。土曜に放送された「キョコロヒー」の1時間特番も観た。ヒコロヒー、齋藤京子、それぞれのロケ企画も面白かったが、ヒコロヒーと「さんま御殿」で共演した泉ピン子からのコメントVTRがよかった。泉ピン子あたりが登場すると、番組の格がいよいよひとつ上がった感じがする。そのほか、PUFFYと藤井隆の「ボクらの時代」を観たりなど。深夜2時頃に眠る。

2021年9月23日木曜日

9月23日木曜日/バースデー

◇ 誕生日

 本日、誕生日。46歳になってしまった。若いころは、誕生日が嬉しくないひとというのが不思議だったが、自分もだんだんそうなっていくものだ。去年の誕生日にはなにをしていたのか、まったく思い出せなかったが、手帳を見てみたら、ヨコハマトリエンナーレに行っていたんだった。はるか昔のことのような気がする。朝早くに目覚め、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた昨夜の「はなつまみ」最終回を観た。今日は祝日。ラジオをつけると、TBSでは、11時から「石橋貴明のGATE7」の総集編をやっていた。11時半からはいつもどおり、「ビバリー昼ズ」をつけておく。放ったらかしにしているツイッターに、お祝いのDMが2件。誕生日は嬉しくないが、祝ってもらえるのは嬉しい。とてもありがたい。

◇ 放送ライブラリー

 午後から外出。夏の暑さが戻ってきたような陽気になった。横浜から、京浜東北線で関内に出るが、腹が減ってしまい、先にご飯にしようかとも迷ったが、それもあわただしく、デイリーヤマザキに寄り、ワッフルを買い、歩きながら食べておく。

 誕生日に家にいるのも面白くないので、放送ライブラリーにやってきた。なにを観ようかは事前にホームページから吟味し、今日は、たけしのドラマを2本観ることに決めていた。まずは「刑事ヨロシク」第1話。1982年5月放送。たけしの単独出演番組では、放送ライブラリーに収蔵されているなかではこれがいちばん放送日が古い。なにしろ、放送時は6歳なので、リアルタイムではもちろん知らず、DVDも発売されているが、「刑事ヨロシク」は今まで観たことがなかった。オープニングのかっこよさにはいきなり惹きつけられる。たけしと岸本加世子、そして、虚無僧のメンバーが「ライオンは起きている」に合わせて踊る。たけしは35歳。音楽やファッション、キャストを見ても、当時としては、かなりポップな感覚のドラマだったんじゃないだろうか。それから、もう1本は「ビートたけしの学問ノススメ」第1話を観た。1984年7月放送。「学問ノススメ」のほうはリアルタイムの記憶があり、「刑事ヨロシク」とは2年の違いだが、「学問ノススメ」にはたけし軍団も出演し、それを8歳のときに観て認識しているのだから、たけしの状況も大きく変わっている感じがする。どちらも久世光彦の演出で、「学問ノススメ」は面白かった記憶があったのだが、「刑事ヨロシク」と続けて観ると、「刑事ヨロシク」のほうが、だんぜんポップで面白い。「学問ノススメ」は脚本が水谷龍二であり、人情ドラマの雰囲気もある。久世作品をリアルタイムで観ていた世代ではないが、こうして改めて知ると、宮藤官九郎作品のルーツは久世光彦なんだとわかる。2本観て、利用時間2時間のうち、時間が少し余り、その時間で「刑事ヨロシク」のオープニングをもう一度観なおした。



◇ 中華街・みなとみらい

 放送ライブラリーのあとは、中華街で食べていくのが決まりになっている。適当に歩きまわり、品珍閣という店に決め、牛バラ醤油煮込みと炒飯のセットを食べた。690円。値段のわりに、ボリュームがすさまじく、完食するのにとても苦労した。45歳のころにはこのくらいは食べられたはずだが、46歳になるともうだめだ。関帝廟通りを関内方面に歩き、横浜スタジアムの近くのベローチェに入るつもりでいたが、満腹でなにも飲みたくなくなり、エネルギーを消費しなければだめだと思い、消化されるまで歩きたくなった。

 横浜スタジアムを過ぎてから、また、海のほうに進み、万国橋をわたり、ワールドポーターズに向かった。ワールドポーターズの斜め向かいにはだだっ広い敷地があり、工事をしていたが、いったいなにが建つのだろうか。ロープウェイが通って以降、こちらまでやってくるのも初めてで、ロープウェイがどこにたどりついているのかも初めてわかった。ロープウェイの駅は、ワールドポーターズとくっついていた。






 今日は祝日で、みなとみらいはなかなかのにぎわいになっている。コスモワールドの横を通り、クイーンズスクエアの広場に入っていくと、雪竹太郎が大道芸をやっていた。ちょうど、終わったところのようで、芸を観ることはできなかったが、去年から野毛大道芸もヨコハマ大道芸もなく、大道芸人たちはどうしているのかと思っていた。雪竹太郎のすがたを確認できただけでも嬉しくなる。建物に入ると、屋内の広場でもピアノのライブをやっていて、だんだんと、かつての祝日の雰囲気をとりもどしている感じはする。横浜美術館の前を通り、新高島のほうに歩いていくころには、胃の調子もだいぶ落ち着いてきたが、ちっとものどは乾かず、時間的にも、今から店に入ったところで長居はできないと思い、もうどこにも寄らずに、横浜駅まで歩き、帰ることにした。


 夜に帰宅し、暑さでまいってしまったか、疲れてしかたがない。横になり、タイムフリーで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。祝日はいつも、大竹まことはお休み。大久保佳代子とヒコロヒーふたりの放送になり、普段の回もぜんぶ聴くことはめったにないのに、これは面白く、最初から最後まで聴いた。

 ツイッターから、戸倉上山田の学生落語選手権の映像が YouTube にあがっていることを知り、懐かしく思い、さっそく観てみたくなった。1999年の映像で、談志師匠が登場した前夜祭を撮影している。懐かしいといっても、その場にいたわけではないのだが、この前年には自分は参加していて、この年は後輩たちが出ていた。この前夜祭の様子は録音を聴かせてもらったのだが、WAGEが出ていたとは知らなかった。いや、もしかしたら、忘れていただけかもしれないが、YouTube の映像では、岩崎う大しか認識できない。小島よしおら、その後に活躍したメンバーとはこのときは違ったのだろうか。この場にはおそらく、一之輔さんや中津川弦さんもいるはずだ。この年の記念写真が載った週刊誌をのちに見たが、自分が出た前年は、誰が出ていたのかもまったくわからない。

 今日は、ホームラン勘太郎の訃報にも驚いた。ツイッターから、毎日新聞の記事で初めて知ったが、一昨日にはすでに明らかになっていたようだ。23時頃には眠る。

 

2021年9月9日木曜日

9月9日木曜日/傘を忘れる


◇ 新宿

 朝から都内に。雨降り。肌寒く、パーカーを着ていく。まだ早い時間に、飯田橋のなか卯に入り、かき揚げ丼小盛りとはいからうどんのセットを食べた。500円。トイレに入りたかったのに、トイレが故障中のようで、探しまわるはめになるが、地下鉄の飯田橋駅の入り口を降りると、改札の外にトイレがあり、九死に一生を得た。一昨日も新宿だったが、どういうわけかまた新宿に行くことになるもんで、南口のベローチェに入り、アイスコーヒーとブリオッシュクリームパンを食べた。コンセントがあり、スマホの充電をする。気がつくと、傘がない。あるところに傘を置き忘れてしまった。傘を置き忘れたのは、今年はもう2本目だ。まだぜんぜん傷んでいない、きれいなビニール傘だった。悔しい。雨は止んでいた。

 ツイッターを見ていたら、今日17時から、ルミネで村上ショージの独演会があることを知った。料金は500円。約1時間前にその情報を知り、目と鼻の先にいるので、行ってしまおうかとよっぽど思ったが、1時間後というのが半端だ。2時間後だったら、迷うことはなかった。ゲストがインポッシブルというのも惹かれず、読書をしたくて、読書を優先した。しかし、読書にも集中できず、どうも疲れている。

◇ 雑誌

 楽天マガジンで雑誌のチェックをして、「週刊文春」の宮藤官九郎の連載コラムにたまたま目を通すと、「クズ」という流行り言葉について怒っている。取材されたライターに、宮藤作品の登場人物はどれもこれもクズばかりだと言われ、宮藤はそれに引っかかる。「いや待て、この人にとって「クズ」って、そこまで重い意味はないのかもしれない。」「けど引っかかるわあ、開始5分でクズ。どれだけ立派な人間か知らないけど、作者が0から生み出し、俳優が命を吹き込もうとしているキャラクターを面と向かってクズと言い切る神経。例えば山田洋次監督に向かって「寅さんって、ハッキリ言ってクズだなって思うんですけど」って言うのかな、この人。」 ブルーハーツの詞も引用しつつ、「断固抗いたい。でないと先に進めない。インタビューの大部分の時間を費やして「社会に適応できない人、うまく生きられない人を、これまで一貫して描いて来た。それを『クズ』だと言うのなら、敬意をもってクズを肯定するのが作家としての使命だと思う」と、ずいぶん小っ恥ずかしいことを力説してしまって自己嫌悪。」「後日掲載された記事からは「クズ」に関する発言がまるまるカットされていた。なんだったんだ。ただ俺を不機嫌にさせたかっただけなのか?」 「週刊文春」ではそのほか、「新・家の履歴書」には、ロフトの平野悠が登場。東海林さだお「タンマ君」は、この令和の時代に禁煙パイポのCMネタ(「わたしはこれで会社を辞めました」)。

 Spotify で、これも気になっていた、ハンバートハンバートの新アルバム「FOLK3」をつまみ聴き。「今夜はブギー・バック」のカバーが聴きたかったのだ。ベローチェを出て、一昨日も寄ったばかりだが、一応、西口のブックオフに寄っていく。3冊買った。新宿から小田急線、藤沢行きの急行に乗り、途中から座れたが、寝過ごしてしまい、湘南台から戻ってきた。


◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「さまぁ~ず論」の銀シャリがゲストの回を、2週まとめて観た。さまぁ~ずのファンだという、銀シャリ橋本の熱っぽさが面白い。「M-1」は、漫才の残り時間を知らせるカンペを、希望のタイミングで出してもらえるというのはまったく知らない話だった。日曜放送の「おかべろ」は、店長役のノンスタ石田がなぜか不在で、代わりに麒麟川島が出演していた。ゲストはダイアン。昨夜の「はなつまみ」を観ると、こちらもダイアンがゲスト。お笑いナタリーで、爆笑問題と伯山の新番組が始まるとの記事を目にし、「はなつまみ」はどうなるのかと思っていたが、今月で終了してしまうのだ。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴き、聴きながらオンライン将棋を指し、そのまま、23時頃には眠る。

2021年7月25日日曜日

7月25日日曜日/茶化しているものは

◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から県央地区に。まっすぐ帰る気にならず、本厚木に寄るが、食欲もなく、それよりもひと休みしたく、ベローチェに入る。アイスコーヒーとベーコンマヨパンを食べ、読書するモードにようやくなれたというところだったが、どうも没入できない。疲れと、漠然とした、なにか不安感のようなものがある。すっきりせず、平日だったらカラオケにでも行ってしまいたかったが、ひさしぶりに、厚木戸室のブックオフまで足を延ばしてみることにした。少し歩くことになるから、めったに行こうという気にはならない店だ。20分ほど歩き、ブックオフに到着。110円の文庫本を3冊と、210円の単行本を1冊と、これだけじゃあ乏しいので、CDの棚も見ると、「座敷女」のCDブックを 290円で見つけて、これも買っていく。本厚木駅のほうまで戻り、アミューあつぎのブックオフにも寄ろうかと思っていたが、めんどくさくなり、やめた。歩いたせいか、ようやく食欲が出てきて、からやまに入り、焼き鳥定食を食べた。

 帰りの電車で、松本隆「エッセイ集 微熱少年」を読み終えた。2016年刊、立東舎文庫。親本は1975年刊。ということは、これが書かれたとき、松本隆は二十代だ。つい、現在の松本隆の語り口を思い浮かべてしまうが、まだ、歌謡曲のヒットメイカーにはなっていない、それ以前の、そうなることも知らない若い松本隆の文章だということを意識して読んだ。


◇ ラジオ・テレビ

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴いた。開会式の中継の裏番組に爆笑問題が出ることは知っていたが、長時間の番組なので、録画はあきらめてしまった。漫才の最中に、太田が小林賢太郎に「戻ってこい」とかなんとか、呼びかけたというのはその日のツイッターで知ったが、ここでも改めて、それについて、リスナーからメールが届いていた。優しさと指摘するメールに、太田は「あいつのことなんか、俺、好きでもなんでもないからね、言っとくけど。あんな気取ったコント…、そこがだめなんだよ、小林! アーティストぶってっから、お前は。だから戻ってこいっつってんだよ。」と、太田のラーメンズに対する態度は昔から一貫している。そのメールは、私(リスナー)も小学校時代に同級生に意地悪したことがあり、今、それを蒸し返されて、プロジェクトをひっくり返されたらたまらないという内容で、そのメールのほどのよいユーモアも含めて、オープニングのここまでの流れには、笑いというものの治癒の効果を強く感じた。傷をいじることがなぜ笑いになるのかというと、治癒になるからというのが、おそらく、その答えのひとつになる。そして、そのほうが、放っておくよりも回復が早いのだ。それから、14時台には、宮藤官九郎がゲストで登場した。まず始めに、「いだてん」が今回のオリンピックの騒動を予見していたという話になり、そのあとの、太田の「俺の家の話」の分析も面白かった。それからやっと、宮藤官九郎のプロフィールが紹介されると、太田「宮藤さんもね、過去のネタほじくり返されたらね…(笑)」 宮藤「やばいですよね。おとなしくしといたほうがいいですよ、ほんと。」 太田「あんまり、だからね、国に関わる仕事やんないほうがいいよ」 宮藤「やんないほうがいいことがわかりました。なんにもいいことないですよね。(笑)」 田中「だからみんな、辞退するだろうね、今後」 宮藤「今後、絶対やんないですよ誰も、たぶん。」

 早めに眠ろうとしていたが、深夜に目覚め、すぐに眠りなおそうとするが、気が立って眠れない。しかたがないから、ブログの更新をして、それから、録画していた「サンジャポ」を観た。この番組もまずは結果速報から。それから、開会式の様子を伝える。その日、青山通りの様子をレポートしているテリー伊藤を目撃したが、その場面はまったく使われていなかった。番組後半では、テリー伊藤は選手村からもレポートしていた。オリンピックミュージアムの前からは山本里菜アナがレポートしていて、あの花火の瞬間には自分もあの場にいたのに、ひとがいっぱいいたから知らなかった。開会式について、デーブ・スペクターは「現場でがんばったひとたちはさておいて、165憶円て言われている予算に値するコンテンツなんですかと、本当に訊きたいんですよ。」と、とても辛い評価で、そのとおりなのだが、デーブが例に出す代替案はひとつも面白くない。そして、開催までの解任のどたばたも、この番組ではしっかりと扱っていた。問題とされたラーメンズのコントについて、太田「解任はある程度、まあ、あれはしかたないのかなあっていうか、かといって、俺は当然だとはちょっと思えないんだけど、あれをこう、なんていうのかな、解任するときに、小林賢太郎がね、あのネタのなかで、ホロコーストとか大虐殺をあたかも茶化したかのようにとられてるのは、ちょっと説明してほしいなって、俺は、組織委員会とか政府に…、要するに、ユダヤの人権団体のひとに、解任するっていうことでもいいんだけども、ただ、あのネタの趣旨っていうのは、ちょっとそういうことではなくて、彼自身がそれを茶化してるってことではなくて、っていうのを説明してほしいと思うのは…、ただ、その説明っていうのがとっても難しい、外国人には」と、そのあとは、コントの説明を詳しくする。つまり、あのコントはNHKの教育番組のパロディであり、虐殺があったという事実を茶化したのではなく、教育番組の偽善性を茶化したのであり、善と正反対のものとしてあのセリフを選んだということ。「説明すんのは難しいけど、選んだかぎりは、ぱっと解任して切り捨てるんじゃなくて、少なくともその説明はしてほしい。それ、押しつけろってことではないんですけど、それはお願いしたいと思います、政府と組織委員会に。」と結んだ。

2021年6月13日日曜日

6月13日日曜日/ポッドキャスト・読書

◇ ポッドキャスト

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、今日はそれからさらに鶴ヶ峰まで歩くことに決め、いつもならば、30分程度のラジオを歩きながら聴いていくのだが、距離が倍になるので長めのものを聴こうと思い、Spotify で、小泉今日子のポッドキャストの番組「ホントのコイズミさん」を聴いた。最新回は宮藤官九郎がゲスト。第9回、第10回と、前後編に分けて配信されている。この番組の過去回はあんまりしっかり聴けていないが、今までのゲストのなかではだんとつの有名人だ。まず、その前編。本にまつわる話をする番組だと思っていたが、今回はちっとも本の話をしない。「あまちゃん」を始め、ドラマや舞台、宮藤官九郎との仕事についての話にまずはなる。近年の小泉今日子は、宮藤官九郎のたどってきた道のりと逆行するように、駅前劇場やスズナリといった劇場にも出ることがあり、それはなぜかというと、小泉今日子は、ひとなみの青春時代を過ごしていないことを後悔しているという。それは具体的にはなにかというと、下積みをしていないということで、そこから、勘三郎もそうだったのではないかという話になった。続けて後編を聴くと、後編は「いだてん」の話から始まった。脚本の苦労の話になり、それからようやく、子どものころに読んだ本の話になった。宮藤官九郎は好きだった作家として、筒井康隆とつかこうへいを挙げた。


 鶴ヶ峰のブックオフは、今日はコミックが20パーセントオフだった。だからというわけじゃないが、110円のコミック文庫の棚から、とり・みき「くるくるクリン」全3巻(ハヤカワコミック文庫)と、山上たつひこ「喜劇新思想大系」全6巻(秋田漫画文庫)を見つけ、これは買っておく。読んでから売りたいと思うが、すぐに読みたいわけでもなく、しかも、売るとしたら梱包がめんどうだ。しかし、ほかの棚にはまったく買うものなし。これでは単に無駄使いをしただけだと思いながら、鶴ヶ峰駅前まで歩き、どこかで食べていこうと思うが、ゆで太郎もなくなり、すぐに決められない。行ったり来たりして、最終的には松屋に入り、厚切りネギ塩豚焼肉丼を食べた。どこかで読書をしていくつもりでいたが、無駄使いをしたという思いを引きずり、のんびりする気になれなくなった。電車に乗り、すぐに帰る。

 夕方に帰宅し、2時間ぐらい眠る。どうも疲れがひどい。首の痛みもひどい。録画していたテレビを観たりなどしていて、そういえばと思い、ツイッターで、円楽・伊集院光二人会の情報を検索した。伊集院は、昼が「厩火事」、夜が「死神」。知り合いで行ったひとはいないか。

◇ 読書

 太田光・中沢新一「憲法九条の「損」と「得」」を深夜に読み終えた。2020年2月刊だから、このときはまだ安倍政権だ。集英社新書から「憲法九条を世界遺産に」が出たのが2006年。このときは水道橋の書店で働いていて、新書も担当していたからよく覚えているが、学生が多い街でもあり、この本はとてもよく売った。当時は、新書から話題作がよく生まれていた時代でもある。自分でも買ってすぐに読んだが、それから14年後に続編が出るとは、それも、集英社新書ではなく、扶桑社から出るというのが不思議な感じはする。「世界遺産に」ではなにが語られていたか、細かく記憶してはいないが、今度の本では、政治的議論からは離れて、対談の中心になっているのは日本人論だ。「美しい平和の理念だからこれを守ろう」というのではなく、この憲法自体が日本人の心性にいかにフィットしているかという視点で話されている。憲法九条は戦前の思考とじつはつながっていて、丸腰を受け入れるということは、一億玉砕と変わらないとまで太田は言っている。「伝統」や「しぐさ」という話にもなり、このあたりは注意深く読んだが、こういった会話は政治的議論のなかに巻き込まれてしまうと難しい。天皇を芸能者として捉える話も面白かったが、島木譲二のギャグを中沢新一が「パチパチパッチン」と言っていて、そのままになっているが、扶桑社の校正はいったいどうなっているんだ。太田によるあとがきも、ボリュームがあり、なかなか読みごたえがあった。小泉政権時に「桜を見る会」に参加したときのことも書かれている。

2021年1月23日土曜日

1月23日土曜日/愛情

◇ 雨降り

 午前中に聴いていた「ナイツのちゃきちゃき大放送」は、ウエストランドがゲスト。河本が会社員を始めているというのは知らなかった。ラランドサーヤであるとか、あるいは、ハチミツ二郎のように、積極的に兼業するケースがいよいよ増えていくのか。マシンガンズ滝沢のケースもある。「アメトーーク!」ではバイトをやっている芸人の特集をやっていたが、これはまだ録画したまま観ていない。

 ひさしぶりの雨降り。夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川のドン・キホーテにあるダイソーで買いものして、ドトールで読書していく。帰りは風が強くなり、ビニール傘がひっくり返ってしまって大変だった。傘の骨の一本を指でつまんで内側に少し折り曲げながら歩いていれば、それだけでひっくり返らなくはなるが、指が雨に濡れてすっかり冷えきってしまった。こんな日にわざわざ歩くもんじゃない。

◇ ドラマ

 夜、昨日放送された「俺の家の話」第1話を観た。宮藤官九郎の新ドラマ。冒頭からテンポよく、ギャグも散りばめ、目を離させない。さすがの手際だ。番宣では、レスラーの出で立ちの長瀬智也ばかりが印象に残っていたが、プロレス界のドラマでもあり、能の世界のドラマでもある。しかし、基本となるのは家族のドラマか。そこに老人介護の問題も入ってくるし、詐欺の問題もある。複数のテーマのどこに比重は傾いていくのだろう。ロバート秋山や、本人役の長州力といったキャストにも笑わされるが、長瀬智也をボケ役にした、江口のりこのツッコミ台詞がいちいち面白い。クドカンだから小ネタもいろいろあるのだが、「Google」を「GoodLuck」にしていたところには日芸の先輩への愛情を感じた。

2021年1月9日土曜日

1月9日土曜日/「さんタク」を初めて観た

◇ 納品書

 朝、クリックポストで発送したはずの商品の納品書が、まだプリンターのところに置いてあるのでどきっとする。もう一枚、クロネコDM便で発送する商品の納品書を一緒に印刷し、間違えてそっちを入れてしまったのだ。宛先は間違えてないかを真っ先に心配したが、これは合っていてほっとした。商品がきちんと届きさえすれば、あとはただのドジということで勘弁していただきたい。

 今日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」は宮藤官九郎がゲスト。クドカンが中津川弦さんを認識しているのには驚いた。いやむしろ、クドカンみたいなひとだからこそ、中津川さんを認識しているのか。クドカンのドラマに出ることにならないかなと期待もしたくなる。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄る。ドトールで読書をしていくが、眠くなり、ほとんど進まなかった。

◇ テレビ

 夜、録画してあった「さんタク」を観た。元日の生放送。どういうわけか今まで一度もまともに観たことのない番組だったが、ウィキペディアを見ると初回は2003年で、18年という年月に改めて驚いた。観なかったのはなぜだろうか。さんまと木村拓哉が対等に並ぶ番組であるから、さんまの笑いを期待できなかったせいか。そのころにはまだ、木村拓哉にも関心がなかった。今年は、さんまが正月に日本にいるのは珍しいらしく、生放送だというので観ておきたくなった。今回もとりあえず録画して、ざっと早まわしで観ようかと思っていたが、これがなかなか飛ばせない場面が続く。結局、3時間の放送をすべて観てしまった。いつもロケをしている番組なのかと思っていたが、今年はずっとスタジオでのトークだ。登場したゲストは、ナイナイと爆笑問題、MISIA と浅田美代子、亀梨和也と河合郁人、Creepy Nuts。正月は「さんまのまんま」も必ずあるが、トーク番組としてはこちらのほうが豪華なくらいだと思った。この規模の番組で、〈女の子〉の役割をするタレント( MISIA と浅田美代子はその役割ではない。)が誰もいない番組というのも珍しい。最後には、木村拓哉、亀梨和也、河合郁人、Creepy Nuts というメンバーで「がんばりましょう」を歌ういい場面があった。この場面が見事に男だらけだった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...