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2023年8月31日木曜日

8月31日木曜日/元気が湧いてきた

◇ テレビ・読書

 早朝から眠ると、涼しくていくらでも眠れてしまいそうだった。起きあがり、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」は、石塚英彦、彦摩呂、飯尾和樹という3人がゲスト。食リポの達人たちというわけだが、このメンバー、食リポ以外の話のほうがむしろ興味あるんだよな。石塚からは「まいう~」誕生の経緯が語られた。研ナオコが司会の「あ。た、り」というテレビ朝日の番組のなかで、石塚、パパイヤ鈴木、カワイ麻弓という3人が生意気な業界人という設定のコーナーがあり、そこでカワイ麻弓が「まいう~」と言い始めたのがそもそもだったのだ。業界人という設定だから出てきた言葉だったんだな。石塚はミッキー・カーチスにハンバーグをご馳走になったときに、「まいう~」とつい言ってしまったら、「懐かしいねえ~」と言われたって。

 火曜に放送された「アンタウォッチマン!」は西野亮廣の特集。サンドウィッチマンとは、2007年の「M-1」の最終決戦で戦った因縁がある。この年は歴史の分岐点といってもいいくらいの大会だったと思うが、それ以来、西野とサンドウィッチマンの共演はどのくらいあったかはわからないが、サンドウィッチマンからすると、キングコングみたいな存在は敵視する対象だったのではないかと思っていた。しかし、西野のほうは、負けた側なのに、サンドウィッチマンに対する負の感情はあまりなさそうだ。ノンスタ石田からは、西野は若手時代から同期に対する嫉妬心がなかったという証言が出る。あるいは、佐久間宣行による分析。「宮崎駿さんにおける鈴木敏夫さんみたいなひとがいたら、(実業家的なことは)別にやんないと思いますよ。でも、世の中のほぼすべてのクリエイターは、それをやってくれるひとがいたら聖人でいられるんですよ。あのひとはほんとビジネスのことを考えてない優秀なクリエイターだなってひとには、めちゃくちゃ清濁併せ飲むビジネスマンがついてくれてるんですよ。じゃないと生き残っていけない、っていうか無名で終わるんですよ、ゴッホみたいに。西野は自分でやってるってことなんですよね、両面を。ただ、芸人で西野のこと嫌いなやつなんていないんじゃないですかね。俺らも大好きだし。」

 今日の「徹子の部屋」は桂三輝がゲスト。「かつら・さんしゃいん」と読む。文枝の弟子のカナダ人落語家。徹子さんと会話をしているときには落語家らしさは感じられないのだが、「味噌豆」をやってみせるとさすがにプロの落語家の口調になるもんだ。普通の「味噌豆」だけでなく、旦那をイタリア人、丁稚を中国人にしたバージョンもやってみせたが、外国語でも、ちゃんと落語のリズムとメロディになっている。文枝の過去の出演回から、1980年放送、文枝が36歳のときの映像も流された。徹子さんから、文枝から三輝にあてた手紙も読まれた。

 午後、駅前まで出て、銀行に寄り、それだけですぐに帰ってくる。ラジオを聴きながら、ネットで調べものをする。金の問題を解決したかったからだが、クレジットカードを新たに作れないだろうかと、しばらく試みたこともなかったのだが、ダメモトで申し込んでみたら、これがなんと、あっさりと審査に通ってしまった。かつて、なにをどうやってもクレジットカードが作れない状況があったが、知らないうちに、カード会社に認められる人間に成長していたのであろう。ああ、こんなことでよかったのか。うそみたいに元気が湧いてきた。

 夜、部屋で読書。坪内祐三「同時代も歴史である 一九七九年」を読み終えた。2006年刊、文春新書。初出は「諸君!」の連載。2003年から2004年にかけて連載されたものだというから、もう20年前だ。P7-8「普通の長篇評論ではなく、単発の原稿をそのたびごとに書き継ぎ、それが連鎖的につながることで、一つの長篇としての形が見えてくる、そういう連載です。」「最初からテーマを絞ってしまったら、そのテーマについて深く考察することは出来ますが、ややもするとスタティックになってしまう。時代の風やゆらぎを受けることが少ない。同時代性が薄れてしまう(略)。」「つまり私は、同時代の風やゆらぎが感じられるジャーナリスティックな、しかもそれぞれの章を独立して読める、そのような長篇評論を、雑誌連載という形式を活かしながら、作り上げて行きたいと考えていたのです。」 坪内祐三のダイナミックな評論は面白いのだけど、しかし、この同時代性があるから読むタイミングが難しいという気もしていた。ここで扱われている「一九七九年問題」というテーマを、およそ四半世紀後に捉えた評論を、さらにその二十年後に読んでいるという距離を計りながら読んでいったわけだが、やっぱりちょっと難しいなと思った箇所がいくつかあった。もったいない読みかたをした。

2023年8月23日水曜日

8月23日水曜日/空中を通路が走る

◇ テレビ

 早朝から眠りなおし、午前中に駅前まで出る必要があり、ついでに買いものをして帰ってくる。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。録画していたテレビ番組も少し。昨夜の「アンタウォッチマン!」は「気持ちいい先輩風を吹かせたい」という新企画。男性ブランコと相席スタート山添が登場し、サンドウィッチマン、アンタッチャブルがアドバイスをする。男性ブランコが単独ライブのチケット代が4500円だというと、サンドウィッチマンは安いといって、うちは6500円だという。東京03やバナナマンと、われわれの世代で単独ライブの値段をあげていこうという話をしているということを言っていた。ライブで食えるようにするという意味ではいいことなんだけど、しかし、ひと昔前の感覚からすると高すぎるよなあ。6500円って、そのライブにネットフリックス半年分の価値はあるのだろうか。

◇ 竹芝

 午後から外出。まず、平沼橋に寄り、届けものをひとつ済ませる。横浜駅まで歩き、それから都内に。浜松町に出て、竹芝のゆで太郎に入り、マル得セットのミニ唐揚げカレーセットを食べた。730円。無料券を使い、かき揚げもつけた。ミニ唐揚げカレーといっても、それほどミニではない。満腹になる。モリバコーヒーに寄ってみたかったが、計算よりも時間がなくなってしまった。失敗。日が暮れたころに竹芝客船ターミナルに行ってみると、なにかのイベントなのか、浴衣の男女がとても多かった。いや、ほとんどが女子だったかな。この竹芝客船ターミナルの上階は竹芝駅とつながり、さらには産業貿易センタービルから浜松町駅のほうまで、空中を走る地上3階の通路でつながっているのだと初めて気がついた。浜松町駅まではたどりつかず、手前で途切れてはいるのだけど、眺めがよく、昼間にまた歩いてみたくなる。






 浜松町駅から山手線、大崎まで乗り、相鉄線直通の海老名行きに乗り換えると、発車してすぐに停車し、車内の照明が落ちたのでなにごとかと思う。アナウンスがなんと言っていたのかよくわからなかったが、電源の点検かなにかだったのか。冷房も止まり、車内の窓が開けられるが、少しの時間で復旧したからほっとした。この暑いときに、冷房の止まった車内に閉じ込められたりなどしたらたまったものではない。

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は石川ひとみがゲスト。1981年放送、22歳のときに出演した回の映像も流される。番組後半では「まちぶせ」を歌った。現役感に欠けるかなと思ったが、じつは今もコンサート活動はやっていて、2年前のコンサートの映像も流れた。夫がミュージシャンで、コンサートも一緒にやってるんだ。深夜1時近くになり、ポッドキャストを聴きながら眠るが、よく眠れず、朝までに何度も目が覚めた。

2023年5月6日土曜日

5月6日土曜日/コーネリアスを観る

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 朝から部屋で読書。図書館で借りている本の期限が今日までなので、読み終えなければならなかった。TVOD「ポスト・サブカル焼け跡派」を読んでいた。2020年刊、百万年書房。最後は駆け足の読書になってしまったが、いやあ、とても面白かった。てっきり、ネットで公開されたものをまとめた本なのかと思っていたが、それとは違うのかな。ネットで読んだダウンダウンの回がとても印象的だったのだが、この本にはダウンタウンの章はない。ビートたけしからフリッパーズ・ギター、電気グルーヴの章などは特に、自分自身、リアルタイムの体験があり、とてもわかるという部分と、逆に後半のバンプ・オブ・チキンや大森靖子のあたりはまったく知らず、教わることはずいぶん多かった。

 市立図書館で借りた本の貸し出し期間を延長したかったが、どれも予約が入っていて延長不可になっている。ああ、こういうことにもなるんだな。期間ぎりぎりではなく、もっと早くに延長しておくんだった。1ページも読まずに返却する本が2冊。しかし、期間内に読まなければならないことがプレッシャーになってしまってもつまらない。

 録画していたテレビ番組をいくつか。「オールナイトフジコ」をまだ録画しているのだが、昨夜の放送は最後に生ライブがあり、あのちゃんの「ちゅ、多様性。」という曲をここで初めてまともに聴いた。今朝の「ワルイコあつまれ」は、「子ども記者会見」のコーナーに坪田信貴が登場。「花垣吾郎」という新コーナーには、クロちゃんが花の役で出演し、花言葉を教える。

 昼はラジオ。FMヨコハマの畠山美由紀の番組をつけていたが、そういえばと思い出し、聴きそびれていた先週土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」のオープニングを聴いた。前週(つまり、先々週)のラジオパークの話をここでしていた。3月11日、震災の日の放送がギャラクシー賞に入賞したことについてもしゃべっていた。そして、オンタイムのラジオに切り替え、放送中の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」をつけておく。14時台は鈴木杏樹がゲスト。

 連休中になると、金の計算に失敗することが多く、今日もつまらない失敗のために、いったん駅前まで出て、戻ってこなければならなくなった。余計な手間。半袖のTシャツで出たら、風がとても強い。改めて外出する際には、カバンにパーカーを入れていく。まず、図書館の本を返却するため、二俣川まで歩く。これが7冊あるから、カバンが重かった。返却を済ませたあとは都内に向かう。


◇ 六本木

 六本木に到着したのは17時過ぎ。まず、遅めの昼食。富士そばに入り、カレーカツ丼を食べた。650円。店のおじさんが外国人の客に英語で対応していて、さすが、土地柄だ。六本木にやってきたのは、「TOKYO MAPS」という J-WAVE が主催するフリーライブを観るため。お目当てはトリに登場するコーネリアス。フリーライブとはいえ、確実に入場できるかはわからず、行ってみたけど入場できなかったというんじゃいやだから、このライブは昨日今日と2日間の開催なので、昨日の状況を参考にしようと、ツイッターで情報収集をしていた。昨日は上原ひろみがトリだったのだが、上原ひろみのほうが有名人だから、それよりは混まないだろうと踏んだ。そう計算して、この時間にやってきたわけだが、ところが、富士そばでツイッターを見ていると、すでに入場規制が始まっているというツイートを目にする。これはのんびりしてはいられない。コーネリアスだけを観るのではなく、その前のライブ(君島大空)から観るという手もあったが、家を出るのがもたついたためにそれはあきらめた。会場は六本木ヒルズアリーナというところで、六本木ヒルズに着いてから、ヒルズ内の地図を確認した。森美術館の入り口があるあたりから、下のほうに会場が見え、会場がどこにあるかはわかったのだが、下に降りる経路がわからずにまごついた。ライブのために通行禁止にしてある経路もあるんだ。ようやく下に降りると、向かいにはテレビ朝日があり、その前の池はテレビでよく見る風景だ。コーネリアスのライブは19時からで、会場に到着したのは18時前だったが、着いてみると、なんてことはない、問題なく入場できた。ツイッターで目にした情報はいったいなんだったのか。しかし、混雑はしているから、入れるうちに入ってしまう。前方には椅子席もあるようだが、前のほうには進めない。ステージではリハーサルが行われていた。いつから入場制限を始めたのか、18時半には後ろの扉は閉めてあった。あたりは次第に暗くなっていく。うなるような風の音。ステージの後ろの木々が大きく揺れている。

 コーネリアスのライブは 50分ほどで終演した。セットリストは「Point of View Point」「いつか/どこか」「Audio Architecture」「変わる消える」「Another View Point」「COUNT FIVE OR SIX」「I Hate Hate」「Fit Song」「Gum」「環境と心理」「あなたがいるなら」。ライブの直後にはもう、ツイッターを検索すると情報を見つけられた。いや、小山田圭吾の歌声をこんなに聴けるとは思っていなかった。「COUNT FIVE OR SIX」では、音と映像を同期させた演出があり、映像にYMOの3人が登場した場面は今日のライブのいちばんの盛りあがりだったんじゃないか。今回のバンドは、堀江博久、大野由美子、あらきゆうこというメンバーだったのかな。ライブ終了後には、藤田琢己という司会のひと、それから、オーガナイザーのクリス・ペプラーも登場した。



 会場から蔦屋書店のほうに出て、麻布十番まで歩く。麻布十番から南北線に乗ると、ここから乗り換えなしでうちまで帰れるようなのだが、電車賃が高くなるから、日吉で乗り換え、横浜駅を経由して帰ってくる。横浜駅に着いて、スマホを見ながら歩いていたら、靴がすべり、危うく転びそうになった。足元をよく見ると、ゲロが散乱していた。こんなところで倒れでもしたらたまったもんじゃない。

◇ ラジオ・テレビ

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴くと、所ジョージの曲をまたかけている。「ホング・コングの逆襲」というレコードの曲をこんなにかける番組がほかにあるだろうか。剣さんは所さんからTシャツをもらったんだそうで、交流があるんだなということもよく知らなかった。「生えてませんか」という所さんの最新の曲ももかけていたが、これはサブスクにはない曲。続けて、放送中の「HOMOKU RED HOT STREET」もオンタイムで聴く。

 眠りたかったが、録画残量を空けねばならぬため、録画していた「Nキャス」を途中まで観る。チャールズ国王の戴冠式が行われているイギリスからの生中継があり、市民がバッキンガム宮殿に集まってくる様子はなかなか楽しい光景だ。70年ぶりのセレモニーだそうだが、バルコニーに王室のひとびとが並ぶと、後ろからスマホで写真を撮ってるひとがいたりして、日本の皇室みたいにかしこまっていないんだな。深夜2時過ぎに眠る。

2023年4月22日土曜日

4月22日土曜日/日比谷公園・神宮外苑

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。「オールナイトフジコ」の2回目も観てみたが、カンニング竹山が今週も終盤に登場し、その部分だけが面白かった。そのあとはラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。「常連さん」は尾崎世界観。11時台ゲストはビスケットブラザーズ。新幹線の遅れのため、このコーナーが始まる時間に間に合わず、ビスケットブラザーズは少し遅れて到着した。

 午後から都内に。外に出てみると、曇っていてやや寒い。ここ数日は暖かかったから、その感覚でパーカーで出てしまったが、夜のことを考えると失敗したかもしれない。4月はいつもこんなもんだったかな。新橋まで出て、まず、昼食。ニュー新橋ビルの岡もとに入り、肉めしを食べた。759円。


◇ 日比谷公園

 新橋から日比谷公園に歩く。日比谷公園では、今日と明日、ニッポン放送のイベント「ラジオパーク」が開催中。朝8時半からやっているのだが、お目当ては、15時からの高田文夫先生のトークショー。コロナ前は毎年開催されていたイベントのようだが、今まではなぜか一度も行ったことがなかった。「ビバリー昼ズ」のイベントもやっていただろうに、なぜ行かなかったのだろう。なので、雰囲気がわからず、混雑が読めないから早めに、14時前には到着する。14時からは「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」の公開生放送があり、その前にはアンガールズのポッドキャストの公開収録をやっていた。サンドの「ラジオショー」にも、そのまま、アンガールズがゲスト。会場内に音声は流れていて、聴きながら、会場内をぐるっとまわる。日比谷公会堂から小音楽堂のあいだが「ラジオパーク」の会場になっていて、日比谷公会堂側には飲食エリアがあり、屋台のテントが並ぶ。小音楽堂側、噴水のまわりは番組協賛エリアになっていて、各スポンサーのテントが並んでいる。ステージとその観覧エリアは、そのあいだの芝生の広場に作られている。30分前ぐらいから観覧エリア内に入り、サンドウィッチマンとアンガールズのトークを聴きながら待機していた。入場制限ということもなく、すんなりと入れたが、あんまり前のほうには進めなかった。15時からは、高田文夫、サンドウィッチマン、ナイツのスペシャルトークショー。まず、土屋さんが登場し、土屋さんが、塙さん、高田先生、サンドウィッチマンを順に呼び込んだ。この時間は放送も配信もまったくなし、ここだけのトークショーだというので楽しみにしていたのだが、壇上に並んで座り、高田先生がもってきた「好きなラジオ・嫌いなラジオ」というテーマでしゃべり始めるが、ところが、はりきっているのは先生だけで、ナイツとサンドウィッチマンがそれにまったく乗っかろうとしない。そのあとには、ガチャにより出てきたテーマをしゃべるという趣向になり、好きな食べもの、嫌いな食べものの話をするぬるい時間がえんえんと続く。高田先生を真ん中にして、そんな話をするなよと思いながら聴いていたが、結局、たいして危険な話もないまま、高田先生の狙いはナイツとサンドにかわされてしまったな。このあと、16時からは上柳昌彦と一之輔さんのトークショーがあり、これも続けて聴いていく。高田先生たちのトークが終わると出ていく客も多く、ここからは前のほうに移動し、座って聴けた。しかし、むしろ、こちらのトークのほうが言いたい放題なことを言っていた感じがする。トークには、増山さやかアナと、内田雄基という若い男性アナも加わった。








 上柳昌彦と一之輔さんのトークショーを最後まで聴いて、会場を離れ、野音のほうに歩いていくと、こちらでは Creepy Nuts のライブをやっていた。17時から開演したようだが、早い時間から、リハーサルの音が「ラジオパーク」のほうにもずっと響いていて、サンドウィッチマンが文句を言いながらトークをしていた。野音の外には音漏れを聴いているファンたちがたくさんいる。MCなんかは、はっきりと聴こえるもんなんだな。

◇ 神宮外苑

 日比谷公園から虎ノ門のほうに歩き、銀座線に乗り、青山一丁目に移動する。今日のもうひとつの目的、神宮外苑で行われるデモの様子を見てみたかった。坂本龍一の遺志を引き継ぐ、神宮外苑の樹木の伐採に反対するデモというのが行われているのだ。場所は絵画館前なのだが、それが具体的にはどこなのかがわからず、ツイッターから検索した画像を見ながら、国立競技場のほうに歩いていく。このあたりは、2年前、オリンピックの開会式の最中に歩きまわり、その記憶を頼りにするが、進んでいくと、にぎやかな演奏の音が聴こえてきて、デモの音かなと思ったら、それは神宮球場から聴こえる野球の応援の音だった。




 到着してみると、デモは想像していたよりも静かなもので、ジャーナリストがスピーチをしていたが名前は聴きそこねてわからなかった。ステージが作られ、ステージの前には、大勢のひとがしゃがんでそれを聴いている。ステージ上には坂本龍一の写真もあった。18時頃に到着したが、このデモは16時から行われていたはずだ。着いたときにはまだ明るかったが、あたりは次第に暗くなっていった。ろうそくがあちこちに置かれていて、火が灯されていく。ステージでは、今度はハープの演奏が始まった。しゃがんでいるオーディエンスの右側には署名の行列ができている。ドネーションを集めるひともいる。後ろのほうに行ってみると、スチャダラパーのBOSEのすがたがあった。BOSEはステージにあがるわけではないのだが、ただの参加者としてこの場にきていた。ステージには、そのあとは映画監督のひとや、自己紹介しないからわからないひともいたのだけど、メッセージの代読がされる時間もあり、坂本美雨、大友良英らのメッセージが読まれていた。そのあとにコムアイが登場したのはわかった。コムアイは名前を名乗ったからわかったのだが、ステージは薄暗く、後ろのほうからでは視覚では確認できない。コムアイはスピーチをした。ここにやってくるまでは、ミュージシャンが多数参加するから音楽フェスのようなことをやっているのかと思っていたが、いたって静かに進行していく。ピアノの演奏が流れる時間があったが、拍手が起きるまでそれが生演奏だとは気がつかなかったくらいで、レコードを流しているのかと思っていた。なにしろ、ステージが暗く、そこに誰がいるのかもよくわからなかった。演奏していたのはどうやら寺尾沙穂で、黒っぽい服を着ていたからまるでよく見えなかったのだ。いっぽう、真っ赤な服を着ていてよく目立っていたのはマヒトゥ・ザ・ピーポーだ。演奏をするが、しかし、激しい曲をやるわけではない。もう終わりが近づいていたのだとは思うが、寒さもあり、20時までの予定だが、やや早めに離れることにした。後ろのほうにもう一度行ってみると、新聞のようなものを配っている外国人のかたがいて、声をかけられ、一部いただいた。








 競技場から外苑前駅のほうに進み、渋谷まで歩いてしまうことにする。歩きながら、Spotify でGEZANの「あのち」というアルバムを聴いた。今年の2月にリリースされたアルバムで、GEZANをきちんと聴くのも初めてだったのだが、このアルバムがとても面白い。渋谷に着いても中断できなくなってしまい、電車に乗っても聴き続け、アルバム一枚まるまる通して聴いた。


 電車内では読書をする気力もなく、タイムフリーで、聴きそびれていた先週土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴いた。伊集院光がゲストだったので、これは聴いておきたかった。芳賀ゆいの話をしていたのだが、最後にリスナーからのメールで、ウィキペディアによると、この放送の日がちょうど、芳賀ゆいの誕生日という設定になっていることが判明したのには驚いた。

 夜遅くに帰宅し、これも聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」をタイムフリーで聴くと、坂本龍一追悼として、やはり最近亡くなった富岡多恵子のレコードをかけていた。このレコードはさすがに Spotify にはない。続けて、今日の放送もオンタイムで聴くと、なんと、坂本龍一と富岡多恵子のレコードの曲を今日の放送でも流していた。

2023年3月11日土曜日

3月11日土曜日/通常編成のこの番組

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、ラジオをつける。「木梨の会」を途中からつけたら、所ジョージが出演していた。ブログを途中まで書き、それから、録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」を観る。三四郎が出演し、バンギャの特集。残り数回で最終回だというのに、これは興味のない企画だった。ぜんぜん終わりに向かっている感じがしない。9時からはまたラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を途中まで聴き、ラジオは中断し、ブログの更新をふたつ。午後もラジオ。文化放送の「田村淳のNewsCLUB」をつける。ニュース解説は古谷経衡。「はだしのゲン」が教材から削除される件について長くしゃべっていたが、親米保守による運動だという側面があるのだな。

 そうだ、うっかりしていたと思い、ニッポン放送に替える。今日の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は気仙沼から生中継だった。習慣でつい文化放送をつけてしまったが、今日は13時からニッポン放送を聴くべきだった。3月11日が、今年はちょうどこの放送がある土曜にあたった。14時前から聴き始めたが、番組のツイッターを見ると、ロケバスから中継しているのだ。東島さんもいる。東北放送の藤沢智子アナウンサーも電話出演したが、このひとは震災の日に夜通し情報を伝え続けたというアナウンサーだ。そのあと、ロケバスの外に出ると、番組とは関係なく、マギー審司もこの場にきていた。マギー審司は気仙沼の出身である。放送はゆったりと進み、14時46分には、安波山にて、黙祷が捧げられる様子が伝えられる。放送には、遠くで鳴っているサイレンの音、呼吸の音だけが流れる時間があった。実際に津波がきたのはこの40分後だったと、サンドのふたりの当時の実感がぽつぽつと思い出されていく。今日は暖かいが、12年前の寒さについて。そして、この場には今、300人ほどのひとがいるという。この時間がちょうどこの放送時間に含まれているというのもなんという偶然だろうか。TBSラジオでは特番も放送されているのだが、特番ではなく、通常編成のまま、この放送を実現していることのよさも大いに感じられた。サンドウィッチマン以外に誰がこんな放送を実現できるだろう。マギー審司はエンディングにも出演した。聴き終わってから、タイムフリーで、オンタイムでは聴きそこねた前半をあたまから聴いたら、「サンドクリニック」のコーナーは通常どおりに行われていた。

 夕方、少し外出。餃子の王将まで行って、ソース焼きそばと餃子を食べてくる。847円。この店舗はオープンしたばかりのときに一度入ったのだが、そのときの店員の態度が悪く、それ以来、まったく入っていなかった。何年も経っているから、もう店員も入れ替わっているだろう。それから、ライフのマクドナルドにも寄り、しばらく読書をしてから帰る。


 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」は、「慎吾ママの部屋」には水野美紀が登場し、キュリー夫人を演じる。後半の「子ども記者会見」には、災害ボランティアの角田寛和というひとが登場した。それから、「紙とさまぁ~ず」を2週まとめて、松平健がゲストの前後編。松平健自身が出題する松平健クイズが面白い。前編は深夜3時55分からの放送だったのだが、CMが一回も入らなかった。後編では、自身のトリセツを訊かれ、「質問事項は少ない方が良い。(無口)」との答えが可笑しい。だから、直接トークする番組よりも、この番組だからこそ引き出せる話というのもあるのだ。昨日放送された「日本アカデミー賞授賞式」も途中まで観る。「午前0時の森」のコンビ、若林と水卜アナがレポーターを務める。

 Spotify でも聴けるようになった「ナイツのちゃきちゃき大放送」の、聴きそびれていた先週の放送を聴いた。ゲストコーナーをポッドキャストにしてくれているのがありがたい。先週のゲストはケラリーノ・サンドロヴィッチ。ナイツのふたりの知識量を心配したが、これが弾みまくるトークで、というか、ケラがひとりでしゃべりまくっていて、それだけで面白かった。幼少期に家にきていた喜劇人たち、日本映画学校のウッチャンナンチャン、ナゴムレコード、「ケラさん逃げて」についてなど。

 木曜の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、ヒコロヒーがパートナーの日に天久聖一が登場した。「ヒコちゃんにキレられたい」といって、若い女性に対するいやな中年男の会話をしてみせるのがくだらない。これは笑った。ヒコロヒーのキレるタイミングもばつぐんだった。

 夜にもまた、ブログの更新をふたつ。ポッドキャストを聴きながら、深夜1時頃に眠る。

2023年1月21日土曜日

1月21日土曜日/早い時間に帰る


◇ 新日本橋

 深夜から眠らず、今日も朝から都内に。新日本橋まで出て、早めの昼食。小諸そばに入り、親子丼セットを食べた。720円。ベローチェに入り、ひと休み。音楽を聴きながら少し眠り、それから読書をした。すぐに横浜に戻ってきてしまうが、昼の横須賀線はのんびり座って帰れるのではという気がなんとなくしていたが、けっこう混んでいて座れなかった。有隣堂を少し覗き、どこに寄るという金の余裕もないので、早い時間に帰ることにする。

◇ 読書・テレビ・映画

 まだ明るいうちに帰宅し、部屋で読書の続きを。いしいひさいち「現代思想の遭難者たち」を読み終えた。2016年刊、講談社学術文庫。思想家を題材にしたギャグマンガなのだが、これ、講談社学術文庫に入れるような本なのかね。2006年刊の増補版を底本としているが、最初の本は2002年刊。初出は1996年から1999年、「現代思想の冒険者たち」の月報に連載されたもので、タイトルはそのパロディというわけだ。おおむね、1ページに四コママンガが1本という構成、マンガの横に注がびっしりと書かれている。注をいちいち読んでいると、マンガのテンポが死んでしまうし、どう読み進めていいかが難しい本だった。いしいひさいちの手書き文字を文庫サイズで読むのも目の負担なのだが、それはちゃんと、文庫あとがきマンガでネタにされていた。90年代の古い時事ネタがときどきあり、SHAZNA が出てきたりなど。これを描いていたころ、いしいひさいちは四十代後半。

 夕方には眠ってしまい、深夜に起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。「Nキャス」では、冒頭、先週の放送で報じられたメドベージェフの「岸田総理は切腹するしかない」という発言について、本当にロシア語で「切腹」と言ったのかという疑問から、三谷幸喜の考察が面白く、さすがは大河作家だ。「セップク」と「ハラキリ」はロシア語の辞書にも載っているんだそうで、「ハラキリ」が世界に広まったのは川上音二郎の海外公演によると三谷は解説していた。

 今年から始まった新番組「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」を3週分、とりあえず、どんな番組かと録画しておいた。初回、第2回は、佐々木主浩がゲスト、第3回はデーブ大久保がゲスト。サンドウィッチマンとナイツが居酒屋を始めることになったという設定で、店のなかでトークをする。最後に、ゲストの思い出飯をドラマにするのだが、配信ではドラマにカテゴリーされるようにするためにこの部分があるということをラジオでしゃべっていたが、配信の戦略というのはいったいなんだろうか。なんらかの利益が出るのだとしても、視聴者は野球の話を聴きたいに決まってるんじゃないのか。

 朝までに、アマゾンプライムで映画を1本。オーソン・ウェルズの「市民ケーン」を観た。てっきり、過去に観たことがあると思い込んでいたけど、これはどうも観ていななと観始めてから気がついた。いや、面白さに驚いた。映画はこの時代になると、ぐんと洗練されたのか。今さらながら、オーソン・ウェルズについてももっと知りたくなった。

2022年12月2日金曜日

12月2日金曜日/訃報とラジオ

◇ テレビ・ラジオ・配信・ポッドキャスト

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「ぺこぱポジティブNEWS」には、コメンテーターにトンツカタン森本が初登場。続けて、「トンツカタン森本&フワちゃんの Thursday Night Show」も観る。「アメトーーク!」は「新日本プロレス大好き芸人」。有田哲平、ケンドーコバヤシ、レイザーラモンRG、ユリオカ超特Q、ジャングルポケット斉藤、鬼越トマホーク坂井というメンバー。蛍原が体調不良のため、MC側には土田晃之とフワちゃんが座った。さすが、テレビ朝日の秘蔵映像がたっぷりと使われ、プロレスを観ない自分でもこれは面白かった。橋本真也と小川直也の戦いを語る坂井が最後には涙ぐむ。

 昼はラジオをつけ、ラジオを聴きながらツイッターを覗いてみたら、渡辺徹の訃報に声を出してびっくりしてしまった。つい最近まで元気だったのにと思い、自分の日記を検索してみると、9月には中村雅俊と一緒に「徹子の部屋」に出演していた。61歳、敗血症。

 ラジオは、一之輔さんの「あなたとハッピー」のエンディングから聴き始めると、今日はこれから円楽師匠のお別れの会があると話していて、「ビバリー昼ズ」でもその話を引き継ぎ、円楽のお別れの会はちょうどこの「ビバリー」の放送中に開催されるのだという。会場はニッポン放送のすぐ近くのようだ。12時台は、桂雀々がゲスト。南佳孝と二人会をやってるんだそうで、大阪でやっているようだが、東京でもやってくださいよと高田先生。雀々は山下達郎とも仲がいい。オープニングから渡辺徹にはぜんぜん触れられないんだなと思いながら聴いていたが、エンディングでは、渡辺徹の「約束」を流した。そのあとの「中川家 ザ・ラジオショー」では、いきなりサンドウィッチマンがしゃべり始め、あれっと思わず番組名を確認してしまう。「ビバリー」でもしゃべっていたが、円楽のお別れの会に出席したサンドウィッチマンがニッポン放送に寄っていたのだ。話題はすぐに渡辺徹の話になった。中川家だけならばこういう会話にはならなかったような会話で、こういうときにサンドウィッチマンがたまたまニッポン放送にくることができたというのはなんという偶然だろうか。円楽のお別れの会に行ってきた伊達は「みんなへらへらしてましたね。」「爆笑につぐ爆笑でした。」 それから、「Number」の「M-1」特集、ファイナリストの話題にもなり、これもサンドウィッチマンが一緒だったことはよかった。

 午後もまた、録画していたテレビ番組といくつか。今日の「徹子の部屋」は森尾由美がゲスト。森尾由美に孫がいるとはびっくりする。現在、56歳。「白黒アンジャッシュ」も2週分まとめて、男性ブランコがゲストの前後編。「キングオブコント」以前に、配信で食えるようになっていたというのが今の時代ならではだ。

 夕方、駅前まで買いものに行き、すぐに帰ってくる。タイムフリーで、今日の友近の「シン・ラジオ」を聴くと、やはり、冒頭では渡辺徹の話をしていた。そのあとには今週はゲストがあり、パンサー向井が登場する。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。

 夜、アマゾンプライムで「仮面ライダー BLACK SUN」を第7話まで。ふと、アマゾンのレビューの点の低さに気がつき、これにはちょっと驚いたというか、いやな気にさせられる。第1話を観始めたときにはレビューを気にしていなかったが、いつからこうなってしまったのか。政治的な内容が特撮ファンの反発を買っているということなのか、それもずいぶん幼稚な反発だ。

 アマゾンプライムではもうひとつ、Aマッソと KID FRESINO の「QO」というツーマンライブの配信が始まり、どんなもんかと観てみたが、あんまり面白くない。お笑いと音楽のツーマンといっても、まるで対等ではなく、どう観ても主役は KID FRESINO のほうで、音楽のライブにAマッソがときどき顔を出すという感じでしかなかった。ツーマンというのならば、KID FRESINO のほうが芸人と同じ条件のパフォーマンスにするべきなのだが、それではおそらく、ビジネスにならないのだろうな。

 Spotify で、村本大輔のポッドキャストが始まっていた。先月から始まっていて、まだ初回が配信されているのみ。さっそく聴いてみると、さすがの話術ではあるのだが、しかし、政治ネタではなく、期待はずれのリスナーもいるだろう。6分半というのも短い。ゆったりしたペースで配信されるのならば、もっと長い時間のひとりしゃべりを聴いてみたい。村本がなにを思い、なにを考えているかに興味があるのではなく、興味の対象はその話術だ。


2022年10月25日火曜日

10月25日火曜日/コロッケの卒業


◇ 神田・秋葉原

 朝から都内に。Tシャツにジャンパーで出るが、いよいよ寒さを感じるようになってきた。冬服の用意がまだできていない。昼食は神田駅の近くで、神田伊勢という店に入り、伊勢の親子丼というのを食べた。ランチタイム価格、800円。通常価格は1200円のようだ。店内、ニッポン放送が流れていて、「ビバリー昼ズ」のオープニングをここで聴けた。しかし、扉が開けっ放しで寒い店だった。

 その後、岩本町に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書する。それから、秋葉原のブックオフに寄っていくが、ここは大型店で、まわるのに時間がかかるわりには、いつも乏しい収穫しかない。110円の文庫本、新書を各1冊、220円の文庫本、新書を各1冊買う。秋葉原から京浜東北線に乗り、品川からは東海道線に乗り換え、横浜まで戻ってくる。

◇ ラジオ・テレビ

 行き帰りの電車内では、タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組をいくつか。先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」と、続けて、土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴くと、サンドウィッチマンの単独ライブに、近い会場で吉本のライブがあった中川家が飛び入り出演したそうで、そのことが双方で語られていた。Spotify で「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」のコーナーも聴くと、先週木曜は、みうらじゅんが出演。ピカソの解釈をヒコロヒーと交わす。さかのぼるように、水曜のきたろう、火曜の中島岳志も続けて聴いていく。

 夜に帰宅し、録画していた「ものまねグランプリ」を放送直後に観た。JPの松本人志を中心にした「すべらない話」のパロディで始まるが、メンバーのなかには似てないひとも混じっている。この番組では、ほかにもテレビ番組のパロディをよくやるのだが、お笑い芸人のものまねというのは、もとが面白いものを真似てつまらなくしている場合があり、本人も登場したりなどすると、本人までつまらなくなるという被害を生む。ポケットビスケッツの内村をジャッキーちゃんが演じているのはちょっと面白かった。ブラックビスケッツの南原は誰かと思えば、マリアのイーちゃんだった。「泰造が見せたいぞう」というショートネタのコーナーでは、美川憲一のものまねのひとが面白かったから巻き戻して名前を確認したら、なんと、レッツゴーよしまさではないか。この美川憲一は審査員の関根勤も絶賛する。オーディションはいつだったのか、このひとを本戦に残さなかったのは失敗だろう。しかし、なにより、今回の目玉はコロッケの番組卒業だ。番組最後はコロッケのラストパフォーマンス。岩崎宏美、美川憲一、松山千春といった得意ネタ、それから、常連出演者たちとのコラボもあり、Mr.シャチホコとは玉置浩二を、松浦航大とは平井堅を、ホリ、古賀シュウとは武田鉄矢を、西尾夕紀とは工藤静香を、神奈月とは大友康平を一緒にものまねした。そのあとには「2憶4千万の瞳」をいろんなひとのものまねで歌ったのだが、しかし、この大事な場面で、フジテレビでおなじみの企画をやってしまう神経はよくわからない。まあ、そもそも、とんねるずの番組以前に、このようなメドレーをコロッケは得意にしていたはずだとは思うが。「ものまねバトル」時代からの過去の傑作選のVTRも流されたが、こうして観ると、コロッケがものまねにダンスの要素を入れてからもう20年以上が経つのだ。このラストパフォーマンスの最後には、コロッケは五木ロボットを披露した。五木ひろし本人も登場し、番組はコロッケの涙で終わった。この五木ロボットが現在のコロッケの代表作ということになるだろうが、この代表作が、ものまね四天王のすさまじい大ブレイク後に、新たに産み出した芸であることはとても驚くべきことだ。

 録画残量の確保が必要だったが、それを確認したら、もうこれ以上はテレビを観ている余裕はない。明日も朝早くから外出するため、とりあえず、横になりたくなった。ポッドキャストを聴きながら、深夜1時前には眠る。

2022年10月3日月曜日

10月3日月曜日/瀬谷・雑誌やラジオ

◇ テレビ・ラジオ

 午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。先週木曜の「アメトーーク!」は、恒例の企画プレゼン大会。品川祐、オードリー春日、河合ゆずる、オズワルド、男性ブランコ、CRAZY COCO というメンバー。MC側には博多大吉も座る。初登場の CRAZY COCO は「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」で知ったひとだが、そこでは経歴も語られていた。芸歴5ヶ月、さすがにまだちょっとプロの声じゃないという感じはする。オズワルドが「兆楽大好き芸人」というのをプレゼンしていたが、これで混むようになっても困るな。

 土曜の「お笑い向上委員会」は松竹芸能多め、岡田圭右が6年ぶりの出演。この番組でおなじみの「閉店ガラガラ」はそもそも岡田から始まっているというわけだ。この番組の初期のころは、テレビをあまり観ていない時期だったから、その経緯を観逃している。オジンオズボーン篠宮は、この収録の前日に解散を発表したというタイミングだったようだ。そのほか、みなみかわ、なすなかにし、そして、元松竹のAマッソも出演していた。

 ブログの更新に手をつけながら、11時半からラジオを聴こうとすると、うっかりしていたが、今日は「ビバリー昼ズ」は11時からなんだった。平日なのに、12時からはユーミンの特番があり、「ビバリー」の時間が削られ、しかし、「ナイツ ザ・ラジオショー」は通常どおりの放送なのだな。ブログの更新を片づけてから、タイムフリーで、「ビバリー昼ズ」をオープニングから聴くと、オープニングではもちろん、円楽について語られていた。円楽の過去の出演回の音声、そして、東貴博の番組にアントニオ猪木が出演した回の音声も流された。こういう日にオープニングが短めなのは惜しい。短縮放送だが、ゲストはあり、宅間孝行が登場した。

 ツイッターを開いてはいらいらすることが続いていたが、CDBというひとのツイートを見て、少し気が落ち着いた。「基本的に太田光が言ってることはオウム真理教の時に多くの言論人が言っていたことと同じなんで、戦後民主主義的言説として理解できますよ。」 こういう意見も多く拡散されていることにほっとする。そうだよ、たとえば、太田と中沢新一の関係を考えてみればわかるじゃないか。

◇ 瀬谷

 午後から外出。ラジオを聴きながら歩き、瀬谷のブックオフまで行ってくる。110円の文庫本を5冊、新書を1冊、220円の単行本を2冊、雑誌を1冊。猪木特集のプロレス雑誌など、なかなかいいものが買えた。そのあとは、さらに瀬谷駅のほうまで歩く。マイカリー食堂に入り、バターチキンカレーを食べた。620円。席ごとのタブレットでの注文、会計もセルフレジの店。それから、マクドナルドに入り、ひと休み。月見パイを食べながら読書をするが、背後の席のガキどもが騒いでいて、うるさくてかなわなかった。


◇ 雑誌・ラジオ

 瀬谷から歩き、夜に帰宅する。帰宅するなり、ブログの更新に手をつけるが、更新のためにテレビの録画をまるまる確認しなおすことになり、じつに二度手間、三度手間。こんなことをやっていては、日記と実生活の時間は開くばかりだ。

 楽天マガジンで、「週刊プレイボーイ」に掲載されていた国葬現場ルポを興味深く読んだ。国葬と同時刻に、国会前ではデモが行われていたが、正門前では交通規制をしていなかったというのは知らない情報だった。そのため、デモ隊が歩道に分散してしまい、一体感がなかったという。「弔意の強制はしない」というのは、市民生活は普段どおりにするということだから、警察はそれを逆手にとったというわけか。この日、献花の列は自分でも歩いてみたが、「案内係が不在」「警察の交通整理がややおぼつかない」という印象はまったくそのとおり。半蔵門の駅前の花屋に列ができていたというのは確認しそびれてしまった。このルポは午前10時の状況を伝えていて、この取材者は献花に参加しているのだが、手荷物検査の様子は、実際に参列したひとでないとわからない。厳重ゆえ、これの手際の悪さが、あの長い行列を生んだというわけのようだ。そのほかのページには、なんと、アントニオ猪木の病床でのインタビューがこのタイミングで掲載されている。ゲッターズ飯田の連載では、「キングオブコント」のファイナリストを占っていた。最高の人間とや団の運気がいいようだが、どんなネタが運気がいいかまで挙げているのは大きなお世話だ。

 タイムフリーで、土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴くと、この日の放送から宮城と福岡でもネット開始だということをまず話していたが、そのあとにはやはり、円楽の話をしていた。

 今夜は「深夜の馬鹿力」を聴きたく、深夜1時前から待ちかまえていた。当然、円楽の話をするだろうと聴いたのだが、伊集院だから、ストレートな語りかたももちろんしない。しかし、伊集院も整理ができているわけではなく、心情には忠実なのだろう。聴きながら眠ってしまい、その後に改めて語られたかはわからなかった。

2022年9月5日月曜日

9月5日月曜日/誰もいない列にいる

◇ テレビ

 深夜から眠らず、早朝、録画していた土曜の「お笑い向上委員会」をようやく観た。今週は、とにかく明るい安村、チェリー吉武、コウメ太夫がいっぺんに登場し、チェリー吉武の「高速チャック温度上げ」に朝から笑った。チェリー吉武が宮下草薙の草薙に「千羽鶴チャレンジ」を指導するのもかなりくだらなかった。とにかく明るい安村の、10年後の自分と会話をするネタにも笑う。

◇ 永田町・水道橋

 朝から都内に。電車に乗るまで忘れていたが、そういえば、9月になったから、夏休みが終わったのか。今までよりもぐんと混雑していて、いつも座れていた東横線でも座れなかった。まず、永田町のほうまで出て、昼には水道橋のほうに移動する。適当に歩きまわり、台北という店に入り、厚揚げと野菜と肉の炒め物定食を食べた。800円。




◇ 関内・みなとみらい

 そして、夕方には横浜まで戻ってくる。関内にたどりつき、セルテの関内ブックバザールに寄り、内海桂子の本を100円で買った。すぐ裏のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴いた。さっそく、昨日の「週刊さんまとマツコ」の本宮泰風を話題にしていたが、高田先生は番組は観なかったようだ。それから、そのあとには、神保町の東京堂にいたら、リュックを背負ったおじさんが店内を着いてきたという出来事を話す。出会い頭に「なんだよ!」と高田先生のほうから声をかけたら、「明治座2回行きました」と答え、ファンだったという話を面白くしゃべっていたのだけど、こういうひとを無視しない高田先生の対応がすごいな。

 しばらく読書をしてからベローチェを出て、海のほうに進んでいく。すっかり夜になった。途中、まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンを買って食べた。万国橋を渡り、ワールドポーターズに向かう。



◇ 映画

 イオンシネマみなとみらいで、ジョーダン・ピール監督の「NOPE/ノープ」を観た。20時15分の回。月曜サービスデー、1100円。E列がすべて空いていたから、誰もいない列のほうがいいと思い、E列の通路脇の席をとり、ちょっとトイレに行ってから劇場に入ると、なんと、ふたつ隣りの席に座っているジジイがいる。馬鹿かよと言いたくなるが、こっちが先にチケットを買っていることは間違いなく、空いている映画館で、他人のすぐそばの席をとる神経というのはいったいなんなんだろうか。指定席というのは、こういう間抜けなことが起こる。空いているのに、なにが悲しくて、知らないジジイと並んで映画を観なきゃならないんだ。つまらないことで、いきなり不愉快にさせられたが、それはともかく、映画にはのめり込まされた。SFスリラーといえばいいのだろうか。しばらくずっと、なにが起きているのかわからない状態が続く。ゆったりと全容を現していく、その物語は壮大だ。驚かすことに長けた監督だが、ひんやりとしたユーモアがつねにあるという感じもする。ジョーダン・ピールはコメディアンでもあり、そもそも、それで興味をもった監督だったが、過去2本の監督作もどちらも面白かった。配信を利用するようになると、劇場で観なくてもいいかと思う映画も増えてしまうのだけど、この監督の新作は劇場で観たいと思っている監督が何人かいて、ジョーダン・ピールはそのひとりだ。

 

 それにしても、ひどい睡眠不足だったのに、映画が面白かったせいもあるだろうが、最後までよく眠らずにいられたものだ。隣りのジジイに腹立たしくさせられたのがかえってよかったか。ワールドポーターズの裏側から、観覧車の目の前に出て、みなとみらいを横浜駅まで歩いていく。

 歩きながら、タイムフリー切れ前に、先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。14時台は、サンドウィッチマンがゲスト。ここだけは事前に収録されたもので、平野ノラは不参加だった。土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」にナイツが出演した際にまとめて収録したようだ。「ナイツ ザ・ラジオショー」では、この週は一週間、「プロフェッショナル 笑いの流儀」という企画をやっていて、普段のトークよりも、芸に関する話が多くなる。サンドウィッチマンは小さい事務所だったから、けっこうひどい営業も意外とやっているそうで、荒れる成人式や、刑務所の慰問にも行っているという。ターニングポイントとなった年には、2005年と2007年が挙げられた。2007年は「M-1」優勝だが、2005年には「エンタの神様」と「虎の門」の出演があった。「M-1」優勝後の多忙な時期に先輩から受けたアドバイスに救われたことが明かされ、爆笑問題太田からは、踊らされるだけ踊っておけばいいと言われたそうだが、これは談志師匠が田辺茂一から教わり、好んでいた、「囃されたら踊れ」と同義だろう。くりぃむ上田からは、MCに任せてしまえばいいという実践的なアドバイスがあり、小さい事務所で先輩がいなかったサンドウィッチマンには、これらのアドバイスがとてもありがたく、このふたつのアドバイスがなければパンクしていたと語る。

 深夜0時過ぎに帰宅し、眠気でふらふらだが、日記の下書きだけ残し、0時半には眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...