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2022年10月3日月曜日

10月3日月曜日/瀬谷・雑誌やラジオ

◇ テレビ・ラジオ

 午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。先週木曜の「アメトーーク!」は、恒例の企画プレゼン大会。品川祐、オードリー春日、河合ゆずる、オズワルド、男性ブランコ、CRAZY COCO というメンバー。MC側には博多大吉も座る。初登場の CRAZY COCO は「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」で知ったひとだが、そこでは経歴も語られていた。芸歴5ヶ月、さすがにまだちょっとプロの声じゃないという感じはする。オズワルドが「兆楽大好き芸人」というのをプレゼンしていたが、これで混むようになっても困るな。

 土曜の「お笑い向上委員会」は松竹芸能多め、岡田圭右が6年ぶりの出演。この番組でおなじみの「閉店ガラガラ」はそもそも岡田から始まっているというわけだ。この番組の初期のころは、テレビをあまり観ていない時期だったから、その経緯を観逃している。オジンオズボーン篠宮は、この収録の前日に解散を発表したというタイミングだったようだ。そのほか、みなみかわ、なすなかにし、そして、元松竹のAマッソも出演していた。

 ブログの更新に手をつけながら、11時半からラジオを聴こうとすると、うっかりしていたが、今日は「ビバリー昼ズ」は11時からなんだった。平日なのに、12時からはユーミンの特番があり、「ビバリー」の時間が削られ、しかし、「ナイツ ザ・ラジオショー」は通常どおりの放送なのだな。ブログの更新を片づけてから、タイムフリーで、「ビバリー昼ズ」をオープニングから聴くと、オープニングではもちろん、円楽について語られていた。円楽の過去の出演回の音声、そして、東貴博の番組にアントニオ猪木が出演した回の音声も流された。こういう日にオープニングが短めなのは惜しい。短縮放送だが、ゲストはあり、宅間孝行が登場した。

 ツイッターを開いてはいらいらすることが続いていたが、CDBというひとのツイートを見て、少し気が落ち着いた。「基本的に太田光が言ってることはオウム真理教の時に多くの言論人が言っていたことと同じなんで、戦後民主主義的言説として理解できますよ。」 こういう意見も多く拡散されていることにほっとする。そうだよ、たとえば、太田と中沢新一の関係を考えてみればわかるじゃないか。

◇ 瀬谷

 午後から外出。ラジオを聴きながら歩き、瀬谷のブックオフまで行ってくる。110円の文庫本を5冊、新書を1冊、220円の単行本を2冊、雑誌を1冊。猪木特集のプロレス雑誌など、なかなかいいものが買えた。そのあとは、さらに瀬谷駅のほうまで歩く。マイカリー食堂に入り、バターチキンカレーを食べた。620円。席ごとのタブレットでの注文、会計もセルフレジの店。それから、マクドナルドに入り、ひと休み。月見パイを食べながら読書をするが、背後の席のガキどもが騒いでいて、うるさくてかなわなかった。


◇ 雑誌・ラジオ

 瀬谷から歩き、夜に帰宅する。帰宅するなり、ブログの更新に手をつけるが、更新のためにテレビの録画をまるまる確認しなおすことになり、じつに二度手間、三度手間。こんなことをやっていては、日記と実生活の時間は開くばかりだ。

 楽天マガジンで、「週刊プレイボーイ」に掲載されていた国葬現場ルポを興味深く読んだ。国葬と同時刻に、国会前ではデモが行われていたが、正門前では交通規制をしていなかったというのは知らない情報だった。そのため、デモ隊が歩道に分散してしまい、一体感がなかったという。「弔意の強制はしない」というのは、市民生活は普段どおりにするということだから、警察はそれを逆手にとったというわけか。この日、献花の列は自分でも歩いてみたが、「案内係が不在」「警察の交通整理がややおぼつかない」という印象はまったくそのとおり。半蔵門の駅前の花屋に列ができていたというのは確認しそびれてしまった。このルポは午前10時の状況を伝えていて、この取材者は献花に参加しているのだが、手荷物検査の様子は、実際に参列したひとでないとわからない。厳重ゆえ、これの手際の悪さが、あの長い行列を生んだというわけのようだ。そのほかのページには、なんと、アントニオ猪木の病床でのインタビューがこのタイミングで掲載されている。ゲッターズ飯田の連載では、「キングオブコント」のファイナリストを占っていた。最高の人間とや団の運気がいいようだが、どんなネタが運気がいいかまで挙げているのは大きなお世話だ。

 タイムフリーで、土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴くと、この日の放送から宮城と福岡でもネット開始だということをまず話していたが、そのあとにはやはり、円楽の話をしていた。

 今夜は「深夜の馬鹿力」を聴きたく、深夜1時前から待ちかまえていた。当然、円楽の話をするだろうと聴いたのだが、伊集院だから、ストレートな語りかたももちろんしない。しかし、伊集院も整理ができているわけではなく、心情には忠実なのだろう。聴きながら眠ってしまい、その後に改めて語られたかはわからなかった。

2021年12月19日日曜日

12月19日日曜日/「M-1グランプリ2021」

◇ ラジオ・テレビ

 早朝、タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」の続きを聴いた。「常連さん」は能町みね子。11時台、柳楽優弥がゲストの部分は事前収録だった。続けて、「石橋貴明のGATE7」をオンタイムで聴きながら、少し眠りなおす。目覚めてまず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた「サンデージャポン」を放送直後に観ると、冒頭から、神田沙也加の急死、大阪のビル火災の事件と、重い話題が続いていた。ホテルガチャの話題では、先日の「細かすぎて」に出ていたみほとけがさっそく登場し、みちょぱのものまねでレポーターをする。番組最後は、たけしの「Nキャス」降板について、昨夜の番組での本人のコメントを紹介して終わった。「ワイドナショー」も観ると、こちらでは、たけし、上沼恵美子、坂上忍の降板をまとめて扱っていた。オダウエダの出演もあり、「THE W」とはまた別のコントをやった。午後はまたラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」は、年末恒例の「珍プレー好プレー大賞」。聴きながら、とりあえずオンライン将棋を指し、それから梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行く。そのあとも引き続き、「日曜サンデー」をつけたまま、聴きながら、また2時間ぐらい眠った。

◇ 賞レース

 夕方、17時半過ぎ、放送終了を待ってから、録画していた「M-1」敗者復活戦を観始める。司会は陣内智則と西野七瀬。コメント席には、ノンスタイル石田、銀シャリ橋本、スピードワゴン小沢が並ぶ。出場者は16組。出演順に、キュウ、アインシュタイン、ダイタク、見取り図、ハライチ、マユリカ、ヨネダ2000、ヘンダーソン、アルコ&ピース、カベポスター、ニューヨーク、男性ブランコ、東京ホテイソン、金属バット、からし蓮根、さや香。キュウは期待していたが、先日の「タイタンシネマライブ」で観たネタとは違った。決勝に温存したかたちだろうか。このなかではだんとつの売れっ子であるハライチがどう勝負を賭けてくるかに注目したが、これこそ、数年前に「タイタンシネマライブ」で観たことがあるネタで、全組観たなかでいちばん面白かった。変化球のネタなので、劇場仕様の漫才でそれよりも面白いものがあればそちらのほうがいいのだが、これはと思う組はなかった。同じく、すでに売れっ子のニューヨークは、嶋佐が稲垣吾郎を演じる漫才で、これもくだらなくてよかった。知名度のある組では、見取り図は前年以上のものはないと思い、アルコ&ピースは勝負に失敗していると思った。新鮮さでは、「THE W」で先に観てしまっているが、ヨネダ2000 が緻密で面白い。自分のベスト3を選ぶとすると、ハライチ、ニューヨーク、ヨネダ2000。そのほかでは、男性ブランコ、東京ホテイソン、からし蓮根は点が高くなると思ったが、加点のポイントはそれぞれ違うかもしれない。最後に登場したさや香は、漫才のスタイルも投げ出し、捨て身で引っ掻きまわしにいった。その姿勢はとても面白かった。

 「M-1」のサイトから順位予想を応募してみようかとも思っていたのだが、公式ツイッターをフォローしないとだめなようで、めんどうだからやめたが、応募するとしたら、1位から、敗者復活、ランジャタイ、オズワルドにしていた。

 敗者復活戦から間を置かずに、決勝戦も追っかけ再生で観始める。ドキュメンタリー調のオープニングがやたらと長く、「M-1」というコンテンツ(?)はドキュメンタリーの要素がどうやらどんどん強くなっている。マヂカルラブリーの開幕宣言があり、番組開始から 20分が経ち、司会の今田耕司と上戸彩がようやく登場する。審査員登場の演出も変わり、全員がいっぺんに登場するようになった。そして、いよいよ本選だが、その前に流れたサントリーのCMでは、ハライチ岩井と伊藤沙莉が出演していたのも妙なものだった。今年の「笑神籤」を引くのはメダリスト、阿部詩と水谷隼。例年どおり、出演順はそのつど決まっていくが、トップはまず、モグライダーになった。

 出演順は、モグライダー、ランジャタイ、ゆにばーす、ハライチ(敗者復活)、真空ジェシカ、オズワルド、ロングコートダディ、錦鯉、インディアンス、もも。半分の5組が決勝初出場だったが、一番にモグライダー、二番にランジャタイと、知られていないコンビが最初に出てしまったのはもったいない。モグライダーはどんな漫才をやるのか知らず、かなり面白いと思ったが、審査員の点は意外と低かった。ランジャタイにはいちばん期待していたのだが、むしろ、審査員たちの半数はランジャタイの芸風をすでに知っていて、あたまを抱えてみせるような空気を共有していた。志らく師匠ひとりが高得点をつけ、仲間はずれのようだが、おそらく、イリュージョンと理解されるだろうと思い、これにはとても納得がいく。この2組は、たとえば後半で、停滞してきたあたりに登場していれば、また違う結果になっていたのではと思わざるをえない。敗者復活戦をハライチが勝ちあがったのは納得の結果だった。以下の順位、2位の金属バットはそれほどとは思わなかったが、3位の男性ブランコが勝っていても面白いと思った。ニューヨークは8位、ヨネダ2000 は10位に留まる。勝ちあがったハライチだが、敗者復活とはまた違うネタをぶつけてきて、痛快だったが、これもなぜか審査員たちの点数は低い。上沼恵美子ひとりが高得点をつけ、上沼の主張にここは共感した。漫才サミット組の3名の評価は大きくズレることはなく、足並みがそろいすぎてしまうのも良し悪しだと思った。オズワルドの高評価は予想通りだったが、錦鯉は予想を超える高得点となり、去年とそこまで変化はないように感じたが、不思議なものだ。1本目は、1位はオズワルド、2位は同点で、錦鯉とインディアンスが並んだ。インディアンスもあいかわらずだが、この高得点には首をひねる。最終的には、錦鯉が5票を集め、優勝し、最後は人情裁きに落ち着いたという感じがした。

 敗者復活戦が2時間半、決勝が3時間半。計6時間、ぶっとおしでテレビを観ているが、さらにその後も、観そびれていたテレビ番組を再生しながら、ツイッターのタイムラインを追いかけていた。ツイッターから、林家三平が「笑点」を降板するというニュースを知った。眠ったのは、たしか、深夜1時頃だったか。

2021年12月2日木曜日

12月2日木曜日/「浅草キッド」再読

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝、ブログの更新をふたつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。火曜の「徹子の部屋」は、鈴木ヤスシがゲスト。昨夜の東洋館の会で、球児師匠の同級生だという話をしていた。球児師匠も高田先生もこの放送を観ていたようだ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングではもちろん、ナイツが昨夜の東洋館の話をする。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで「週刊新潮」を読むと、羽田圭介の「滅私」という小説の書評を、なんと、島崎和歌子が書いている。震災をきっかけにミニマリスト生活をしているとはぜんぜん知らなかった。そのほか、談四楼師匠による、水道橋博士「藝人春秋diary」の書評も載っていた。読みそびれいていた「週刊プレイボーイ」には、松岡ゆみこの連載対談があり、志の輔師匠がゲストだった。1日発売の雑誌は量が多く、月刊誌まではなかなか読みきれない。

 夕方、ヤマトの営業所まで。歩いているうちに、あたりはみるみる暗くなった。二俣川に出て、ドトールに入り、ブレンドと、アップルパイを食べた。食べたいパンがないから、しかたなくアップルパイを食べたが、どういうわけか、近頃、ドトールはすっかり好みのパンを置かなくなってしまった。しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 ドトールで、ビートたけし「浅草キッド」を読み終えた。1992年刊、新潮文庫。ということは、自分が17歳のときか。初めて読んだのは、記憶がはっきりしないが、たぶん十代だったんじゃないだろうか。それ以来、きちんと読みなおしたことはなかったから、およそ四半世紀ぶりの再読だ。順番でいうと、そのときには、「浅草キッド」という歌のほうは先に知っていたのではなかったか。そしてまた、浅草キッドというコンビも、ラジオやテレビですでに活躍し始めていた。浅草キッドの活躍が文庫化よりも先であることに改めて驚きがあるが、だからむしろ、われわれの世代は、水道橋博士と玉袋筋太郎の浅草キッドを通じて、「浅草キッド」という物語の重みを受け止めていたという面が強く、じかに読んだ記憶よりも、浅草キッドから語られる「浅草キッド」の印象のほうが勝っていたかもしれない。あるいは、たけし自身も、浅草時代については、さまざまなかたちでくり返し語っている。「浅草キッド」という歌についても、この歌は長らく、知るひとぞ知る名曲であり、たけしファンにとっては踏み込まれたくない聖域のような部分だったと思うが、ここ数年で急激に有名になったという感じがしている。個人的にも、たけしファンとして、カラオケで誰かに「浅草キッド」を歌われると不愉快になるくらいだったが、今や、たけし本人により「紅白」でも歌われてしまったし、ファンのエゴで大事にしすぎることにも無理がある段階にきているだろうか。

 つい数ヶ月前に「浅草迄」(2000年刊)を読んだときにも考えていたが、青春期に新宿の文化に浸り、それから、そこを抜け出し、浅草に向かってしまったという経緯に、ビートたけしの最大の特異性があると感じている。そこには、ある種の挫折があったのではと想像していたが、「浅草キッド」の第一章を読みなおしてみると、どうも考えが揺らぐ。たけしが浅草に訪れたのは昭和47年(1972年)の夏。「浅草キッド」は浅草六区の街に降り立つ場面から始まるのだが、ということは、たけし、25歳。それまでは、新宿、渋谷、池袋で遊びまくっていたこと、自称フーテンを決め込み、「風月堂」に入り浸り、新宿の「ビレッジゲート」でボーイをしていたことが冒頭2ページに書かれている。学生運動の時代は終わり、フーテン仲間たちはたむろして、芸術論などを吹っかけあっていたが、たけしはそれにはなじめず、嘘臭さを感じていた。たけし自身のことにしても、一生、フーテンやジャズ喫茶のボーイをやっていくのかと思うとみじめになり、そんなときに、突然、浅草に行って芸人になろうと思い立つ。「見るまえに跳べ」というオーデンの言葉もここに登場する。これを読むと、たけしのほうから新宿文化に見切りをつけたという感じでもあるが、しかし、これがどこまで忠実に実際の気分を表しているかは検証のしようがない。そして、浅草を訪れたたけしはまず、迷わず松竹演芸場に向かうのだ。松竹演芸場は色物専門の劇場であり、まず、ここで再確認されるのは、(この記述のとおりであるならば、)たけしにはコメディアンになる思いが明確にあったということだ。このときに、たけしはストレートコンビのコントを観て、なんの魅力もない舞台だったという感想をもつ。そのあとに目に留めたのがフランス座の看板で、看板には深見千三郎の名があった。たけしが深見千三郎の名を知ったのはこのときが初めてではなく、何年か前にロック座で観た記憶があり、深見千三郎という喜劇役者をあらかじめ認識していた。たけしはその場で、テケツのおばさんにコメディアンをやりたいと頼みこみ、ばたばたとエレベーターボーイになることに決まる。ここまでが第一章に描かれている。よく知られる師弟のドラマになるのは第二章からで、この先は記憶の誤差はあまりなかったが、斉藤清六が仲間だったことは忘れていた。

◇ 賞レース

 21時前に帰宅し、録画していたテレビを観るつもりだったが、ツイッターを覗いてみると、21時40分から、GYAO!で「M-1」ファイナリスト発表記者会見の生配信があることがわかり、テレビはやめて、パソコンの前で待ちかまえることにした。「M-1」の準決勝が今日だということも、今朝まで知らなかった。去年と同じく、今年もパブリックビューイングで観ようというつもりでいたのに、今年は情報がぜんぜん出ないと思っていたら、確認してみると、パブリックビューイングは大阪の1会場でしかやらず、それ以外の地区ではやらないのだ。配信チケットもあるようで、そっちに移行したということなのか、しかし、配信開始は明日の正午からになっていて、決勝進出者は今夜発表されるのに、そのあとに配信されて、そんなものを観ても楽しみは半減以下だと思うが、それでもチケットが売れるのかよくわからない。ファイナリスト発表記者会見も、去年は、ライブビューイングの最後に、この会見の部分は生中継で上映されたんだった(準決勝は時間差で上映されていた)。昨年同様、今年も麒麟川島が司会だ。準決勝は数時間前に終わり、発表もすでに終わっている。その発表の模様を見せつつ、それと同時に決勝進出者が順に生登場する。発表順に、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイ。エントリー順でもなければ、出番順でもなく、これはなんの順番なのだろうか。最初にインディアンスの名前が呼ばれ、まだ勝たせるのかと、そこをまず意外に感じた。しかし、去年、ライブビューイングを観た感触では、納得のいく結果にはなっているのだろうとは思う。インディアンスにはなにか秘策があるのだろうか。オズワルド、錦鯉も2年連続で勝ち残る。このメンバーだと、オズワルド以外には大本命はいないのではないか。初めての決勝進出が5組。ももは「ネタパレ」で観たことがあり、同じスタイルのネタだとすると、そんなにウケるのかと不思議に思う。名前はよく目にするが、まったく観たことがないのが真空ジェシカで、この会見で、小ネタをいちいち用意しているすがたは面白かった。ロングコートダディは関西の実力者で、数年前の「キングオブコント」でも面白かった。モグライダーはどんな漫才になっているのか気になる。個人的にもっとも肩入れしたいのはランジャタイだが、賞レースで評価される前に、テレビの露出が妙に増えてしまっているのが心配だ。会見の場で、もっとも積極的に笑いを仕掛けていたのはランジャタイ国崎だったが、決勝の場ではどうなるか。ハライチやニューヨークはだめだったか。キュウも可能性はあると思っていた。

 タイムフリーで、聴きそびれていた「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、森光子の没後十年番組で、太田が加藤茶と対談した話をしていた。Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴く。今日木曜(小島慶子&ヒコロヒー)、昨日水曜(壇蜜&いとうあさこ)のオープニングを順番に聴いているうちに眠ってしまった。深夜に目覚め、聴き続ける。月曜は伊集院静がゲストだった。新作小説の題材になっている漱石の話をする。伊集院静は、阿佐ヶ谷姉妹にどうやら好感をもっている。大竹まこととはゴルフをする仲だとは知らなかった。

2021年7月18日日曜日

7月18日日曜日/小山田圭吾をめぐり

◇ ラジオ・テレビ・ツイッター

 朝早く目覚め、「石橋貴明のGATE7」をオンタイムで聴く。離婚の話をするかと思ったからだが、オープニングではまったく触れず、あとは聴かなかったが、この番組は野球の話をする番組だから、まあ、しかたがないだろう。タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、能町みね子が小山田圭吾についてしゃべっていたが、どうも、首をひねるようなことばかりを言っていた。組織委員会は今のタイミングでこのメンバーを発表して一発逆転を狙っていたんじゃないか、というのがまずひとつ。それから、ネット上では有名な小山田圭吾のいじめの問題を内部の人間が知らないわけがないというが、それはどうだろうか。開会式には作曲家のひとりとして関わるに過ぎない小山田圭吾について、少なくとも、丸川珠代がそこまで詳しく知っていたら、そのほうがびっくりする。能町みね子は、二十代なんかはコーネリアスもフリッパーズ・ギターも知らないし、小山田圭吾で検索するとすぐにいじめ発言が出てくるというのだが、しかし、それを言うなら、サブスクや YouTube で検索すれば、楽曲もすぐに聴けるじゃないか。さらにいえば、二十代にかぎらず、われわれ四十代にとっても、小山田圭吾というのは(たとえば、椎名林檎なんかに比べれば)けして知名度のあるアーティストではない。オープニングの漫才では石橋貴明の離婚をネタにしていたが、そのあとのトークで、昨日の「木梨の会」にサンドウィッチマンが出たと知り、聴いてみると、貴明の番組よりも、こちらのほうが貴明の離婚についてたくさんしゃべっている。13時からは「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで聴いた。14時台には、豊川悦司がゲストで登場した。こういう番組に出るとは珍しく、楽しみにしていたが、そういえば、豊川悦司は劇団3〇〇出身で、太田と演劇の話にもなる。良原アナの父とはサーフィン仲間だというつながりもあり、良原アナの父がむしろ何者なのか。

 録画していた今朝の「ワイドナショー」を観ると、「ABCお笑いグランプリ」で優勝したオズワルドが出演していた。そのあとのコーナーでは、宇宙から帰還した野口聡一さんが出演し、松本が最後にオズワルドについて訊くと、すんなり答えるので、冗談のわかるひとだと思ったが、じつは本当にオズワルドを認識していて、「M-1」を宇宙で観ていたのだという。続けて、「サンジャポ」を観ると、こちらでは小山田圭吾の件を大きく扱っていた。たかがネット世論だと思っていたが、テレビでここまでの扱いになるとはびっくりする。今朝、昨日の「ちゃきちゃき大放送」を聴いていた段階ではまだ、能町みね子の言うことは大袈裟だと思っていたが、本当にそうでもなくなってきた。小山田圭吾を知らなかったというカズレーザーは、「このかたのことをけっこう調べたんですけど」「こういった昔のいじめ、けっこうひどいいじめのことは出てくるんですけど、それ以外の情報って、たとえば、いじめを悔いてるので今はそういった活動を反省して、こういった活動をしてます、償いのためにこんなことをしてますっていう情報はあんまり見つからなかったんですよ。」「再チャレンジっていうのは、過去のマイナスを埋め合わせる、プラマイをゼロにすることを認めるということなんで、批判と擁護の声で批判の声が大きいというのは、プラマイのマイナスを埋め合わせる作業を単純にしてなかったってことなんで、これは再チャレンジとかじゃなくて、批判されて当たり前、自業自得の話だと思うんです。」と、早口で語っていた。検索した程度の情報でなにを言ってるのかと思うが、太田は「それをやってるかやってないかを判断するのは難しくない?」と言い、少し議論になる。当時の雑誌がそれを掲載した、これを許容していた局面が当時のサブカルチャーのなかにあったということを、太田はきちんと語っていた。「俺らも、やっぱり、ネタなんかひどいですよ、今、バラされたら。」という、爆笑問題もその時代の当事者である。「その時代の価値観と今の価値観と、歴史を評価するときに…、これ、歴史だと思うんだよね。その時代の価値観を知りながら評価しないと、なかなか難しいと思う。今の価値観で断罪してしまうことっていうのは。」と、歴史として捉えている太田に比べて、カズレーザーと武井壮の意見は、このトラブルをどう対処するかという話に過ぎなかったのではないか。ところが、ツイッターをちらっと見ると、「サンジャポ」の太田の発言が小山田擁護として批判を受けているので愕然とする。

 日が暮れてから外出し、マクドナルドで読書をするが、こころが掻き乱されているようで、まるで読書が進まない。1時間ぐらいで帰ってくる。こういうときは吉田豪だと思い、吉田豪のツイートをさかのぼってみると、さすが、まともな時代認識の意見が多くリツイートされていて、ようやくほっとする。しかし、いじめの告白をする記事を許容する空気があったということを、いじめ行為そのものを許容する空気があったかのように主張していると誤解する人間がこんなにも多いのか。話がまるで通じない。時代背景の分析をすると、それだけで、いじめ行為そのものを擁護しているようにとられ、漏れなく、石をぶつけられる。この構造もまたいじめと変わらないのは、まったく皮肉なことだ。テレビを観たりなどして、23時過ぎには眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...