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2023年2月8日水曜日

2月8日水曜日/ビートたけし杯の夜

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「午前0時の森」は、山里が出演した先週の回をふり返るところから始まる。そのあとには、それぞれの思い出ソングを語る企画があり、若林は、アジカンのギターリフのくり返しから、ボケをくり返す漫才を発想したという話をしていた。最後には、TAIGA の出張人生相談もあった。月曜の「午前0時の森」は生放送。タイドラマ特集の第2弾。前回にプレゼンしたスタッフが、今回はタイから生中継。

 昨夜の「アンタウォッチマン!」はウエストランドの特集。サンドウィッチマンが休みで、ナイツが代打を務める。「ランジャタイのがんばれ地上波!」は「ダイアン津田さんをもてなしたい!」という企画。寿司屋のカウンターが津田のために用意されたが、寿司屋は芽ねぎばかりを出す。津田にはゲームボーイアドバンスと干し芋がプレゼントされ、干し芋がなにかわからない津田は、何度も匂いを嗅いだ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴いた。オープニングはもちろん、「笑点」の新メンバーを話題にする。昇太師匠が知ったのは今年に入ってからだそうで、1月の第2週、一之輔さんがこの番組にやってきたときにはすでに決まっていたのだ。一之輔さんは引き受けないと思っていたから昇太師匠も驚いたという。「笑点」は落語家なら誰でも出たがっているわけではなく、キャラがつくから落語がやりづらくなる場合があるため、葛藤があると説明しつつ、しかし、一之輔さんは「できあがってるから」と。たしかに、「笑点」に翻弄されないという意味でも、一之輔さん、いい人選だし、いいタイミングだったのかもしれない。

 午後から都内に。もっと早く出たかったが、もたついていたらずいぶん遅くなってしまった。メルカリの発送の際に事故が発生し、その確認に追われていて、奈良中央郵便局に問い合わせをしていた。


◇ 上野・浅草

 上野広小路に出て、まず、ブックオフに。しかし、まるでいい本がなく、220円の単行本を1冊だけ買っていく。上野から稲荷町方面に歩いていくと、小雨がぽつぽつと降り始め、避難するようにブックオフに飛び込んだ。こちらの店舗もめぼしいものはない。220円の新書、単行本を1冊ずつ買う。

 浅草まで歩き、遅めの昼食。浅草でなにか食べようとすると、ほどほどの店がないから意外と困るのだが、今回も消極的選択で、中華食堂一番館にする。肉野菜炒め定食を食べた。680円。ROXのドトールに入り、ひと休み。音楽を聴きながら仮眠し、それから、少し読書もする。




◇ ライブ

 18時半を過ぎ、浅草東洋館に向かう。江戸まちたいとう芸楽祭が主催する「ビートたけし杯「お笑い日本一」」だが、先日の「ザ・東京漫才」と同様、これも一度は売り切れてしまったが、戻りのチケットを狙い、執念でなんとか購入した。チケットのモギリを1階の入り口でやっていたのが珍しい。わからずにそのまま階段を昇っていってしまった客がいて、モギリのお姉さんが、自分のチケットをもぎっていたところだったのに、そのチケットをもったまま追いかけていってしまい、不安にさせられた。チケットは無事に手元に戻り、エレベーターで客席にあがる。席は「か列2番」。開演前、まずは、だーりんずの前説から始まる。この前説は、過去には錦鯉も担当している。そして、これまでのこの大会をふり返るオープニング映像があったのだが、第2回の会場がなぜか浅草リトルシアターになっていた。なんでこんな杜撰な間違いをするのだろうか。司会は今回も、〆さばアタル、アル北郷のコンビ。実行委員長の渡辺寧久の開会宣言があり、出場者8組が登場。まずは順番をくじ引きで決める。入れ替わり、審査員の、ナイツ、高田文夫が登場し、客席後方にある審査員席に着いた。

 出演順は、オッパショ石、ハンジロウ、や団、ポンループ、まんじゅう大帝国、TCクラクション、センチネル、ヤーレンズ。半分の4組が終わったところで、審査員がコメントする時間が少しあった。このなかでは、オッパショ石がいちばんの常連出演者か。大きな賞レースのファイナリストはや団だけだが、灰皿を投げる演出家のコントを演じ、さすが、いちばんの笑いが起きていたと思った。個人的にはもうひと組、TCクラクションの漫才にも笑った。8組のネタが終わり、休憩もなく、全組がまた舞台に並ぶ。選考待ちの時間になり、司会のふたりが全組にコメントをふっていく。そしていよいよ結果発表、審査員たちと一緒に、するっと現れたたけしのすがたにどよめく。今日、客の前に現れるのはこの瞬間が初めてだ。たけしはソデでモニターをずっと観ていたようだ。すると、出場者たちはたけしの存在は意識していたのだろうか。優勝者の発表はたけしから、これもあっさりと「ハンジロウ」とひとこと。あまりにもあっさりしていたため、一瞬、状況が飲み込めなかったが、これはまったく予想できない結果でもあった。ハンジロウは「元嫁カフェ」という設定のコントを演じたのだが、なにがたけしの評価になったのか、コメントからはよくわからなかった。司会のふたりの誘導もあり、たけしは全組にコメント、具体的なアドバイスをしていく。もうひと組、センチネルも高評価だった。ひとりはウガンダ人のハーフというコンビで、衣類の寄付をネタにしたコントを演じたのだが、たけしは「ひとつのネタしかねえじゃねえか」と突っ込みもする。ヤーレンズに対しては「男が女の役するのは大っ嫌い」と言うのだが、ハンジロウも女役をするコントだったことについては、コントと漫才の違いがあるようだ。全体的なレベルの高さは認めつつ、初々しさのなさに不満を漏らしもしていた。たけしからの表彰状の授与は、おなじみのギャグ満載のスタイル。過去の優勝者が売れていないことを笑いにもしていたのだが、しかし、これは実行委員会は軽く考えてもらっては困る。たけしの名を冠していながら、この程度のコンテストに留めているのは恥ずかしいことだ。たけしの最後のあいさつでは、かつての漫才協団やコロムビア・トップの悪口、そして、電通、吉本、角川にも痛烈な毒を飛ばしまくり、これには熱い気持ちにさせられた。たけしの発言をじかに浴びる興奮があった。しかし、ライブ自体はあっさりとしたもので、90分も経たずに終演してしまう。

 ROXの西友で買いものしていきたかったが、カバンのファスナーが壊れてしまい、閉まらなくなった。カバンを開けっ放しで店に入るのはまずいだろうと思い、あきらめて帰ることにする。田原町駅から銀座線に乗り、ファスナーは電車内でなんとかなおしたが、金具が外れやすくなっていて、またいつ壊れるかわからない。渋谷からは東横線の各停に乗り、読書をしながら帰った。ツイッターから「たけし杯」の情報もチェックする。ハンジロウというコンビ、名前は知らなかったのだが、どうも観たことがある顔だという気がしていたら、しゃもじが改名したのだとツイッターから初めてわかった。そうとわかれば、新人らしくないのも当然で、喜ばしい結果だと思いなおした。

 帰宅は夜遅くなった。たけし酔いが続いているようで、Spotify でたけしの歌を聴き、たけしに浸りながら深夜1時前に眠った。

2022年7月2日土曜日

7月2日土曜日/政治の勉強

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、暑さで火照った手足と顔を洗って冷やすところから一日が始まる。日向を歩いていたんじゃあるまいし、睡眠をとると、からだが火照るのだから異常だ。まず、ブログの更新をひとつ。それから、文化放送の「ラジオのあさこ」をつけたまま、2時間ぐらい眠りなおし、TBSラジオの「ナイツのちゃきちゃき大放送」に切り換え、これもうとうとしながら聴いていた。午後はまた文化放送に戻り、「田村淳のNewsCLUB」を。

 今日は、れいわ新選組の池袋のイベントを見物に行こうかと迷っていたが、というのも、この日にラサール石井がれいわのイベントに参加すると予告していたからで、ラサール石井がどんな演説芸を見せるのかには興味があった。しかし、ツイッターを確認してみると、ラサール石井は参加しなくなったようなので観なくてもいいかという気になった。ラサールは今日は大阪の博士のイベントに参加するようだ。つまり、博士も池袋には参加しないというわけだ。

◇ 読書

 夕方に外出し、駅前の日高屋に入り、油そばと餃子を食べた。800円。ろくに仕事もせず、食ってばかりいていいのだろうか。それから、ドトールに入り、読書をする。

 中島岳志「自民党 価値とリスクのマトリクス」を読み終えた。2019年刊、スタンド・ブックス。初出は「論座」のウェブ。中島岳志が保守の立場から、自民党の有力議員9名を、それぞれの著書をじっくりと読むことにより、その言葉を分析していく。俎上に載せられているのは、安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎。いや、この本はとても勉強になった。自分の理解が、今まではいかに漠然としたイメージでしかなかったか、反省し、認識が整理された。無闇に攻撃的ではない、このようなクールな分析が読みたかったのだ。具体的にはどのように分析しているかというと、政治家の仕事を「価値」と「リスク」に大別し、「価値」を横軸、「リスク」を縦軸とした図のなかに、この9名を位置づけていく。「価値」(横軸)の両極には「リベラル」と「パターナル」を置き、価値観の問題に対する権力の介入の強さを表している。つまり、介入が強ければパターナル、介入が少なければリベラル。「リスク」(縦軸)の両極は「リスクの社会化」と「リスクの個人化」を表し、リスクというのはお金の問題ということだが、さまざまなリスクに対し、それを社会全体で対応するのか、それとも、個人が対応する社会を志向するのか。後者はいわゆる、自己責任型の社会というやつだ。「リスクの社会化」は「大きな政府」、「リスクの個人化」は「小さな政府」でもあり、自民党の保守本流であった「大きな政府」路線が、「小さな政府」路線に舵をきっていった80年代から流れもきちんと解説されている。また、中島岳志は西部邁の弟子筋にあたるひとだが、たとえば、安倍晋三についてはこう書いている。P26「外交・安全保障については、当初から一貫して「日米基軸」を強調し、日米安保の強化を説いています。ちなみに安倍さんが大きな影響を受けたという西部邁さんは、一貫した日米安保反対論者でした。」 この本の刊行時にはまだ安倍政権だったが、岸田文雄についてはこの時点で、P123「岸田さんはその時どきの権力者に合わせ、巧みに衝突を避けてきた政治家です。はっきりしたヴィジョンを示さないことによって敵をつくらず、有力な地位を獲得してきた順応型で、よく言えば堅実、冷静。しかし、この国をどのような方向に導きたいのかよくわからず、何をしたいのかが極めて不明瞭な政治家です。」と分析している。あるいは、細かい分析があるいっぽうで、あとがきにはまた別のことも書かれていて、じつはこの箇所にもっとも、この著者は信頼できると思わされた。P218「一方で、文章化された言葉だけで政治家を選べばいいかというと、そうではないと思います。言葉は常に生き方や態度に裏打ちされたものでなくてはなりません。いくらリベラルな政策を提示していても、立場の弱い人に対してパターナルな態度をとるような政治家は信用に値しないでしょう。」「私の曾祖母は、小学生の私が「誰に投票したのか」と尋ねると、ひと言「男前」と答えました。彼女が言った「男前」とは「イケメン」のことではありません。政治家として信用ができる「顔つき」をしているのかを判断してきたと言っているのです。つまり、人生経験を踏まえた人間判断をしたと言うのです。」

◇ ツイッター・テレビ・配信ドラマ

 夜に帰宅し、テレビを少し観てから眠ってしまった。23時過ぎに目覚め、ラジオをつける。FMヨコハマの「HONMOKU RED HOT STREET」を聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。深夜、ツイッターを見て、宮谷一彦が亡くなったことを知った。訃報は昨日出ていたようだが、ツイッターをあんまり追いかけていなかったから、知るのがずいぶん遅くなった。暑いときはツイッターも見ないし、テレビを観るのもいやになる。音楽を聴きながらぼんやりする時間が増えた。ツイッターからは、志らく師匠の独演会にランジャタイが出演したことも知った。アップされている写真も最高だし、その客席にいなかったことが悔しいが、いわきの会だからこれはあきらめがつく。

 深夜に、観そびれていた「ゴッドタン」の録画を3週分まとめて観た。恒例企画の「この若手知ってんのか!?」の前後編だが、最近は「ニューヨークと蛙亭のキット、くる!!」なんかも観ているし、ここで初めて知るひとはあまりいなかった。嫌いな芸風だと思うものも少なくなかったが、パンプキンポテトフライとセンチネルは面白かった。もう1本は放送直後の「コンビ大喜利GP」。コロコロチキチキペッパーズ、Aマッソ、ハナコ、ドランクドラゴンが出演し、これは次週に続く。

 朝までに、アマゾンプライムでドラマを観ようと思い、「BRUTUS」で松本隆が紹介していた「マイ・ディア・ミスター」という韓国ドラマを観てみるが、しかし、第1話を観たかぎりでは、そこまで惹かれるものはなかった。第1話が90分弱、2話以降も70分から80分という長さとなると、なかなか気軽に続きを観るという気にもなれないなこれは。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...