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2024年12月31日火曜日

2024年の十大事件

 1位:母の骨折、入院!(10月~)

 2位:借金完済!(4月)

 3位:機種変した! (10月)

 4位:身分証の再発行に苦労した!(1月~5月)

 5位:警察を呼んだ!(10月)

 6位:法事の施主になる!(6月)

 7位:土地の売買を経験した!(7月)

 8位:ネズミを駆逐する!

 9位:太田光さんにサインをいただいた!(8月)

 10位:日本喜劇人協会の一般会員になった!(12月)

 次点:石破政権発足!(9月)

◆ 2024年に読んだ本・十選

 ウディ・アレン「唐突ながら ウディ・アレン自伝」(2022/河出書房新社)(1月28日)

 若杉実「Jダンス JPOPはなぜ歌からダンスにシフトしたのか」(2021/星海社新書)(3月7日)

 阿部昭「新編 散文の基本」(2022/中公文庫)(3月18日)

 ニコ・ニコルソン 佐藤眞一「マンガ 認知症」(2020/ちくま新書)(3月31日)

 清水ミチコ「カニカマ人生論」(2022/幻冬舎)(5月29日)

 小林信彦「決定版 世界の喜劇人」(2024/新潮社)(6月11日)

 本橋信宏「出禁の男 テリー伊藤伝」(2021/イースト・プレス)(6月17日)

 中島岳志「ガンディーに訊け」(2018/朝日文庫)(8月1日)

 中村計「笑い神 M-1、その純情と狂気」(2022/文藝春秋)(12月20日)

 太田光「芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・「ピカソ芸」大ひんしゅく編」(2024/朝日新聞出版)(12月31日)

(読んだ順)

今年は101冊の本を読んだ。→ 読書メーター

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◆ 2024年によく聴いた音楽・五選

 TOWA TEI feat. 石野卓球「TYPICAL!」(2024)

 1999 WRITE THE FUTURE「hella (˃̣̣̥╭╮˂̣̣̥) ✧ ♡ ‧º·˚」 (2024)

 Bolis Pupul「Letter To Yu」(2024)

 芸能山城組「AKIRA REMIX」(2024)

 木梨憲武「木梨ソウル」(2024)






◆ 2024年・ベストライブ

 ギターウルフ VS 永野@下北沢 SHELTER(5月5日)

 クレイジーケンバンド@山下公園「ハマフェス」(5月26日)

 レッツゴーよしまさ@滝野川会館大ホール(9月15日)

 チャラン・ポ・ランタン@あつぎ国際大道芸(11月10日)

◆ 2024年・ベスト演劇

 日本喜劇人協会「シン・おんな剣劇 仇討ち道中」@銀座・博品館劇場(11月28日)

◆ 2024年・ベスト映画

 「ナミビアの砂漠」(監督・山中瑶子)(9月11日)

◆ 2024年・ベストドラマ

 「不適切にもほどがある!」(TBS)

 「地面師たち」(Netflix)

 「極悪女王」(Netflix)

◆ 2024年・ベストテレビ

 「M-1グランプリ2024」(テレビ朝日・ABCテレビ)

◆ 2024年・ベストラジオ

 「土曜朝6時 木梨の会。」(TBSラジオ)

◆ 2024年・ベストタレント

 とんねるず

◆ 2024年・ベスト漫才師

 エバース

◆ 2024年・ベスト獅子舞

 深川バロン倶楽部

◆ 2024年・ベストご飯

 東戸塚・オリンピックのフードコート「ピッコリ―」の羽根付き餃子定食

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

 

(注:有料部分にはなんにも書いてありません。)  

codoc

2024年7月10日水曜日

7月10日水曜日/どれがベスト3なのか

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 早朝、ゴミを出してから、もう少し眠りなおす。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「イワクラと吉住の番組」は恒例企画の「ふまんだらけ」。解答者には、イワクラ、吉住、ウエストランド井口、福田麻貴、お見送り芸人しんいちが並ぶ。司会はパンサー向井。用意してきたネタを封じられるしんいちに笑う。「新しい学校のリーダーズの課外授業」はニューヨークのライブに密着。今回はメンバーの自撮りではなく、スタッフが現地に行って追いかけた。宿泊先とリハーサルの様子が映されていたが、みんな厚着してて、ニューヨークは寒そうだ。土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」にはおばあちゃんが登場。おばあちゃんを相手にするさんまに、欽ちゃんイズムを感じた。

 夕方から外出。この時間になると、やや涼しくなる。まず、二俣川に出て、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに図書館を本を返却する。隣りのくまざわ書店も覗き、今日発売の「文藝春秋」を立ち読みしていく。「昭和100年の100人」という特集で、小林信彦が「エノケン映画ベスト3」という文章を書いてるのだけど、5本の映画に触れられていて、どれがベスト3なのかよくわからなかった。金田正一について語っているのは藤原しおり。誰かと思えばブルゾンちえみだ。金田正一と親交があったとは知らなかったな。「35億」のネタを最初にあと押ししてくれたのは金田正一だったんだって。

 二俣川から横浜駅に移動し、遅めの昼食。ひさしぶりに龍王に入り、スタミナ豚焼肉丼を食べた。700円。東口に移動し、ルミネの地下の有隣堂も覗いていく。それから、日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。シンフォステージのクリエイトでもらったクーポン券があったから、ここで虫よけのスプレーを買っていく。グランモールのドトールに入り、しばらく読書をしていく。ドトールを出ると、雨が降っていた。天気予報をぜんぜん確認していなかった。小降りのなか、少し濡れながら横浜駅に戻ってくる。

 夜遅くに帰宅する。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、12時台ゲストにはオズワルドが登場。昇太師匠、乾さんとオズワルドとは珍しい顔合わせだ。乾さんと伊藤で「虎に翼」の話で盛りあがる。ダイジェストしか観ていないという昇太師匠に、サブスクのお金払うから観てくださいという伊藤。しかし、ほかの話題になるとテンションが落ちる乾さん。終盤にもまた、リスナーからのメールで「虎に翼」の話題に戻った。登場人物では誰が好きかという話になり、伊藤はよねさん、乾さんは花江ちゃんをあげる。伊藤が「全裸監督の」と付け足すと、ほかのみんなはぴんときてなかったのか、それとも無視したのかわからなかったが、そういえば、「全裸監督」でも森田望智と伊藤沙莉は共演してたんだな。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、「昔不義理をした人に謝りに行く系のロケ少し売れたことで先方も大目に見てくれると思ったら大間違い説」という企画。ニセ番組の企画で謝罪に行くと、先方にブチ切れられるというドッキリが仕掛けられる。ひとり目のターゲットはパンプキンポテトフライ山名。謝りに行ったバイト先の店長さんがすごくいいひとだった。ふたり目はちゃんぴおんず大崎。謝りたい相手は街裏ぴんくだった。これは街裏ぴんくが「さんまのまんま」に出たときに徹子さんの前でしゃべっていた話だ。街裏ぴんくにブチギレられたあと、クルマのなかにひとりにした大崎がタバコを吸いながら泣いて謝る練習をしているすがたがしっかりと撮られているのが可笑しい。提供バックのところで、スタジオでは浜田がカウスにキレられたエピソードを話していた。そのあとには「スピードワゴン井戸田ヴィブラスラップの音に反応が良すぎる件やっぱり疑わしい説」。パネラー席にいた井戸田、突然のヴィブラスラップに今回は反応できず、しかし、あくまでも潔白を主張する井戸田。

 続けて、裏番組のドラマ「新宿野戦病院」も観る。今日は第2話。鼻から「栞のテーマ」が流れるというのは可笑しい。小池栄子が「白木」を「シラク」と言い間違える小ネタにも笑う。エンドクレジットには、取材協力に佐々木チワワの名があった。

2024年6月11日火曜日

6月11日火曜日/「世界の喜劇人」を読む

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝早く、ゴミを出すために起きあがると、昨夜のうちに玄関にまとめておいたゴミの袋がネズミに食い破られている。まったくなんなんだろうな。散らかしたゴミ屑を搔き集めて、袋に入れなおして出してくる。朝のうちにブログの更新をしようとするが、眠くなってだめ。

 つけっぱなしだったラジオは、パンサー向井の「#ふらっと」が始まる。火曜のパートナーはココリコ田中。9時台ゲストには太田光が登場した。爆笑問題とココリコとは「はばたけ!ペンギン」で共演していた関係だ。あるとき、ココリコの楽屋に遊びに行ったら今田耕司に出会ったという話をしていた。考えてみたら、爆笑問題は、ココリコ、今田東野、ダウンタウンと、そのときどきで肩を並べる相手が変わっていっているのだ。そのあとには新刊の「芸人人語」について話す。向井はこの本も読んでるし、爆笑問題のラジオも聴いていて、太田のことをとてもよくわかっている。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「NHKニュース7」を観ると、寒川町の工場が火事になり、それを生中継で伝えていた。昨夜の「キョコロヒー」は恒例企画の「もしものピンチ対策会議」。ゲストは滝沢カレン。今回も勝俣の模範回答に感心させられる。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「SPA!」の「エッジな人々」にはピエール瀧とマッコイ斎藤の対談が、「昭和50年男」では土屋敏男と喰始が対談していた。

 部屋が暑くなり、冷風扇を今季初めて使う。下に差し込む水槽が汚れてしまい、それを風呂場にもっていって、洗うところから始める。ラジオを聴きながら少し眠りなおし、水道局から料金未払いの通知がきていたから、それの確認の電話をする。引き落としがうまくいってなかったのがそのままになっていたようで、振り込み用紙とクレジットカードの登録の用紙を届けてもらうことになった。ひとつひとつ片づけていくしかない。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、東貴博が今週も熱海五郎一座の話をする。東は伊東四朗にときどき「八っちゃん、元気?」と訊かれるんだそうで、舞台をこなすほどしっかりはしていても、そこはうちの母と変わらないのだろう。

 夕方から外出。だんだん暑くなってきた。あてもなく、とりあえず横浜に出て、昼食にする。ジョイナス地下の大龍に入り、餃子定食を食べた。990円。有隣堂に寄り、現物を見てみたかった「月刊Takada」をようやく確認する。「Hanada」と同じく、オピニオン誌の売り場に1冊だけ差してあった。表紙はまるで「Hanada」だが、中身は「笑芸人」みたいな本だと思った。東口に移動し、ドトールに入る。読書に専念しようと思うが、眠くなり、まず、音楽を聴きながら1時間ぐらい眠ってしまった。それから読書をする。

◇ 読書

 4月から読んでいた、小林信彦「決定版 世界の喜劇人」をようやく読み終えた。3年前に買った「決定版 日本の喜劇人」と同じく、この本も渋谷のシネマヴェーラの上映会にて、サイン本を購入した。もう何年も前からだが、うちには一生かかっても読みきれない量の本がつねにあるから、このような4千円近くもする本を新刊で買うことは今やとても珍しいことである。「決定版 日本の喜劇人」を読んだときと同じく、文庫版と比較しつつ、この本もていねいに読んでいこうと思っていたのだが、しかし、「日本の喜劇人」と比べると、そもそもの自分の知識量が及ばず、なかなかそこまで深く読み込むような根気はなかった。「日本の喜劇人」も「世界の喜劇人」も初めて読んだのは新潮文庫版だった。十代か、ハタチ過ぎかというころだったろう。「日本の喜劇人」に関しては、普段から自分が触れている現在の芸能の世界とつながるものであり、興味が尽きることはなく、何度かくり返し通読しているし、それ以上にたびたび参照してきた。それに比べると、「世界の喜劇人」に対する興味はかなり手前にある。いや、初めて読んだときは本当にわからない記述が多く、だから、読みなおすこともほぼなかったし、そのころからすると、今はかなり理解できるようになったとは思うのだが、それもアマゾンプライムなどで古い喜劇映画を簡単に観ることができるようになったからで、ごく最近になってからがらりと状況が変わったということだ。やっぱり、この手のものは観ないことにはわからない。小林信彦も、自身が観たものに対象を限定している。この「決定版」は全体の4分の3はその新潮文庫版を底本としているのだが、残りは、それ以降の喜劇に関するエッセイがほかの本から搔き集められていて、編集者のセンスの問題だが、これで決定版だと言われてもという気はちょっとする。改めて読んでみると、誤解していたことに気がついたのはジェリー・ルイスに対する評価だ。小林信彦はジェリー・ルイスを評価していないのだと思っていたのだが、辛辣なことも書きつつ、そのいっぽうでは「そんなに腹が立つなら見なきゃいいじゃないかといわれるかも知れないが、何度も裏切られながら、一つでも面白いギャグがあればと、小屋に足を運ぶのは、こっちが芯から〈好き〉だからなんだ。それほど意地が汚く、それほどギャグに飢えているのである。少しはこちらの気持も察してもらいたいというものである。」ということも書いている。小林信彦といえばマルクス兄弟で、マルクス兄弟やウディ・アレンについては多くのページが割かれているが、メル・ブルックス、ジョン・ランディス、ジム・キャリー、スティーヴ・マーティンといったあたりの評価も面白い。むしろ、こういうところにこそ、小林信彦の考えが読みとれる気がする。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「さんま御殿」の2時間スペシャルを観る。前半は女子高出身特集。ヤバいTシャツ屋さんのありぼぼというひとが初登場。どんぐりたけしと結婚したのはこのひとか。後半は「いろんなバイトを経験した苦労人」という特集。オードリー若林がこの番組には7年ぶりの出演。若林がウーバーイーツを始めた話をしたのだが、それに対して、岡田義徳が 37歳のときに派遣のバイトをやっていたという話にも驚きがあった。芸能活動を休んで、強制撤去の仕事などをやっていた時代があったのだ。

 タイムフリーで、太田光がゲストだった先週金曜の「武田砂鉄のプレ金ナイト」をようやく聴いた。この番組は今まで聴いたことがなかったが、オープニングでは武田砂鉄がえんえんとひとりしゃべりをするのか。タブレット純のライブの案内の時間が間違っていて、もし遅刻していたら、同じ列の数席左には高田文夫、数席右には加藤登紀子がいて、どちらかを立たせることになっていたという話。これを聴いた高田先生が「ビバリー」でもそのまま話していた。オープニングのあと、ゲストの太田がすぐに登場する。TBSラジオのチン毛事件の話題から始まるが、この番組でも話題の中心は新刊の「芸人人語」だ。さすがは太田で、武田砂鉄の著書をちゃんと読んだうえで臨んでいたが、ゲストのコーナーは 30分強ぐらいであっさりと終わってしまった。続けて、深夜は「爆笑問題カーボーイ」。太田は気象予報士の長谷部愛さんの本も読んでいて、その内容を細かく説明できるくらいにちゃんと読んでいるのには驚かされる。太田はあれだけの仕事量をこなしながら、どうしてこんなに本を読めるのだろう。

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2024年4月16日火曜日

4月16日火曜日/今週も世界の喜劇人

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 早朝、ゴミ出しをしてから、ブログの更新をひとつ。少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」では寅子たちが法廷劇を演じる。平岩紙の素人っぽくやってみせる芝居が面白い。日曜の「TVタックル」は阿川佐和子がお休み、たけしが珍しく進行をし、最初からよくしゃべっていた。高陽子、峯村健司、斎藤幸平らが出演。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に若林志穂のロングインタビューが載っていた。「Xのライブ配信で突如、ある大物ミュージシャンX氏から'98年に性被害を受けたと告白したのは」と、イニシャルも「X」にしているからややこしいのだが、もちろん、「X氏」とは長渕剛のことだ。この記事にはさらに「'90年代前半にVシネマで大人気だった俳優Y」という人物も登場する。

 昼はラジオ。火曜の「ビバリー昼ズ」は東貴博と黒沢かずこのコンビ。12時台ゲストは島崎和歌子。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。オープニングに榊原郁恵が飛び入り出演。オープニングのあとにはゲスト、街裏ぴんくが登場。街裏ぴんくは浅草リトルシアターに出ていた時代があったのだな。トゥインクル所属だが、所属事務所の第一希望はタイタン、第二希望はオフィス北野で、トゥインクルは第三希望だったという。

◇ 映画

 午後から外出。もう少し早く出るつもりだったが、街裏ぴんくが面白くてラジオを止められなかった。今日も暖かい。風が強くてたまらない。渋谷に出て、シネマヴェーラ渋谷に。小林信彦「決定版 世界の喜劇人」の刊行記念特集上映にもう一度、「進めオリンピック」という映画を観ておきたかった。15時55分の回。やや早めに到着し、上映時刻まで少し待つ。ロビーで待っている客のなかに快楽亭ブラック師匠がいらした。まだ読みかけの「決定版 世界の喜劇人」だが、「進めオリンピック」について書かれた部分だけ、渋谷に向かう電車のなかで先に読んでおいた。これは新潮文庫の「世界の喜劇人」には未収録、「われわれはなぜ映画館にいるのか」からもってきた文章だが、この本は読んでいない。W・C・フィールズというコメディアンの名は新潮文庫の「世界の喜劇人」にも何度か出てくるのだが、詳しい記述はなく、記憶もしていなかったのだが、少し前に読んだばかりのウディ・アレンの自伝にこの名前が出てきて、「いうまでもなく、マルクス兄弟やW・C・フィールズは絶対的に偉大だ。」とまで書いている。若き小林信彦も熱をこめてこの作品を「我輩はカモである」と並べている。こういう特集上映にくると、わざとらしい笑い声をあげている馬鹿な客がいて冷めるのだが、なるほど、この映画は好みのギャグがつぎつぎに出てくる。W・C・フィールズはおとなのコメディアンという感じがする。

 まだ時間が早いから、古本屋をまわって帰りたくなった。渋谷から学芸大学に移動し、ここで遅めの昼食。駅前のてんやに入り、天丼を食べた。560円。古本屋をいくつかまわるが、しかし、買いものするのはブックオフだけだ。文庫本を2冊買う。ブックオフにもう1店、自由が丘にも寄り、こちらでも文庫本を2冊買った。自由が丘は駅前の建物がなくなり、空が広々としていた。帰りの電車では座れず、電車内ではタイムフリーで、先週の「伊集院光のちょいタネ」を続けて聴いた。

 母が誕生日なので、スーパーでケーキを買ってから帰る。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は津田健次郎がゲスト。眠気がひどく、いったん横になろうというつもりだったのに、1階に降りたら台所の掃除をやりたくなってしまった。ゴミを片づけなければ先に進めない。ゴミをまとめてから、深夜0時頃には眠る。

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2024年4月13日土曜日

4月13日土曜日/ジャグバンドの横浜

◇ 生活

 早朝に起きあがり、ゴミを出せるだけ出してしまおうと、朝から台所の掃除をしていた。30リットルの袋を8袋作って捨てる。ひと仕事を終えたところで、テレビを観ながらカップうどんでも食べるかと作っていたら、あろうことか、うどんをまるまる流し台に流してしまうという古典的な失敗をする。最悪。今どき、こんなにフタが甘いカップ麺があるのか。

 午後はラジオ。家を出るまで「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説は石戸諭。文化放送の番組だが、最後に、明日の「爆笑問題の日曜サンデー」に出演する告知をしていた。他局の告知とは珍しい。スタッフが用意した告知なのかな。

◇ 横浜

 午後から外出。暖かい。ぼやぼやしていると、あっという間に夏になってしまいそうだ。横浜に出て、まず、昼食。ムービルの金太郎に入り、中華焼きスパを食べた。550円。西口では「横浜ジャグバンドフェスティバル」が開催されていて、ビブレの裏では無料のライブをやっていた。何年か前にはポカスカジャンが出ていたこともあったが、出演者のリストを見ても、わからないバンドばかり。多くは有料の会場だが、ムービルの裏のSTOVESという店でも無料のライブをやっているようだから、行ってみると、どうも不慣れな人間には入っていきにくい雰囲気で、立ち止まらずにそのまま通過した。

 跨線橋を渡り、平沼のブックオフに寄っていく。220円の新書を1冊だけ買う。横浜駅に戻り、二俣川に移動する。ドトールに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。小林信彦「決定版 世界の喜劇人」を読み進めていて、第二部の第一章「スラップスティック・コメディ」を読みなおしてみると、マルクス兄弟について書かれた部分が印象に残っていたが、今になって読むとほかの部分が面白い。小林信彦はジェリー・ルイスにきびしい印象があったが、読みなおしてみると、単にきびしいわけでもない。それから、図書館で借りている「本の雑誌」1月号の「2023年度ベスト10」をつまみ読み。カフカ没後100年特集の「文學界」2月号も読む。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日から始まった日本テレビの新番組「with MUSIC」を録画しておいた。司会は有働由美子と松下洸平。レギュラー放送が始まる前に先月にも特番で放送されたようだが、その放送は知らなかった。初回はまず、宇多田ヒカルが登場。1曲歌ったあとに、有働由美子によるインタビューがあった。なんのBGMもつけず、無音で登場した演出がよかった。もう1曲、宇多田ヒカルと椎名林檎のコラボ曲の実演もあり、椎名林檎が少し笑顔を浮かべながら歌っていたのが新鮮だったが、宇多田ヒカルも「楽しかった」と感想を漏らす。しかし、この対談は来週に続く。惜しい切れ場だ。残りの時間には、Saucy Dog、ME:I、ナオト・インティライミが登場した。後半はなぜか今田美桜が司会に加わり、最後にドラマの宣伝をした。こんな番宣のパターンがあるのか。

 昨夜の「A-Studio+」は江口のりこがゲスト。柄本明との師弟関係が面白い。鶴瓶が松鶴の思い出話をして、珍しく涙声になっていた。

 観そびれていた先週の「さんまのお笑い向上委員会」は、「ゲスト向上芸人」のサルゴリラに、チャンス大城、永野、あぁ~しらきがクレームを入れる。永野の「警察が好き!」と言ってからジャンプするネタに爆笑。永野が、ライス関町、ジャンポケ太田をつぎつぎに挑発する流れでは、さんまが珍しく後方にさがり、永野に場をまかせてしまっていた。そして、放送直後の今日の「さんまのお笑い向上委員会」では、「ゲスト向上芸人」に令和ロマンが登場した。さんまとは初対面。先日放送された「さんま御殿」よりも、こちらのほうが収録が先だったんだな。

 これも観そびれていた「勝手にテレ東批評」を3週分。先々週の回では、伊集院がフワちゃんのトラック旅の番組を絶賛する。ゲストは宮藤官九郎。「季節のない街」の地上波放送がテレビ東京で始まったタイミングだが、伊集院はいちばん好きな日本映画が「どですかでん」なのだ。続いて、先週の放送は、河合優実と坂東龍汰がゲスト。新ドラマのダブル主演のふたり。坂東龍汰の天然ぶりが可笑しい。高校までシュタイナー教育で育ち、スマホとテレビを禁じられていたという。ウィキペディアにあたると「首」に出ていたようだが、どこに出ていたんだろうな。そして、今日の放送は呂布カルマがゲスト。「日本怪奇ルポルタージュ」と「正解の無いクイズ」について語られる。「日本怪奇ルポルタージュ」という番組は気になって録画はしていたのだがまだ観ていなかった。こういう番組なのかとここで初めて知った。

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2024年4月7日日曜日

4月7日日曜日/小林信彦と一緒に

◇ 渋谷

 午前中から都内に。暖かい。Tシャツの上にパーカーを着ていく。渋谷に出て、まず先に、シネマヴェーラ渋谷に向かう。小林信彦「決定版 世界の喜劇人」の刊行記念特集上映がやっぱりあることをつい2日前に知り、「日本の喜劇人」のときと同様、ビデオトークイベントがこの日曜にあることがわかった。幸い、予定はなにもなく、金に余裕もあったからよかった。「日本の喜劇人」のときはどうだったっけと、こういうときには自分の日記が役に立ち、確認してみると、15分前に劇場に着いて、そのときにサイン本も買っている。今回もサイン本を売っていて、前回は限定30冊、今回は100冊だから心配しなくてもいいかもしれない。前回のときはまだ小林信彦は「週刊文春」で連載していて、たしか、そこで告知がされていたんだった。今回は映画館の情報をチェックしないとわからなかった。それでも用心し、早めに劇場に着くのがいいだろうと、トーク付き上映は15時55分からだったが、3時間前には劇場に到着した。無事にチケットを購入、整理番号は81番。サイン本もあっさり買えた。

 シネマヴェーラ渋谷では現金しか使えず、所持金がなんとか足りたからよかったが、これでは昼食の金がない。銀行が見当たらず、しかたなく、借金を完済したばかりだったが、昼食代だけまた借りる。センター街のほうに戻り、まんだらけに寄るが、なにも買うものなし。松濤のなか卯に入り、鶏から丼とはいからうどんのセットを食べた。830円。食券機の画面がつぎに進まなくなってしまい、なにがどうなったのかわからず、いったん取り消したが、無意識に「クーポンあり」をタッチしてしまっていたようだ。ややこしい食券機。映画の上映時間まで、ベローチェに入り、ひと休み。「世界の喜劇人」をさっそく少し読み始める。

 シネマヴェーラに戻ったときには上映開始5分前になってしまい、自分の整理番号はとっくに過ぎていて、すぐに入場する。客席内に入っていくと、なんだか小林信彦みたいな声がすでに聴こえ、開始時刻にはまだなっていなかったが、どうやら、控室のマイクがもうオンになっていたようだ。別室から中継とホームページに書いてあったが、本当に小林信彦がいるんだという実感が湧く。どうしてもトイレに行きたく、席を確保してからいったん客席を離れたが、戻ったらもうマイクはオフにされていた。もう少し聴きたかったな。時間になると、小林信彦がスクリーンに大きく映った。「日本の喜劇人」のときは事前に収録されたビデオが流されただけで、そういえば、あのころはコロナ禍だったからだが、今、リアルタイムで小林信彦がしゃべっているというのはやはり息を飲む感じがある。これから上映される「モロッコへの道」について、前置きもなんにもなく、ぼそぼそと話し始めるのだが、しかし、聞き役は新潮社の人間がやっていたようだが、このひとのマイクの音量のほうが大きく、おまけに変な間合いで言葉を挟む。ヘタクソでたまらない。トークは20分程度だったろうか、内容はおそらく本に書かれていることとも重複していたかと思うが、それよりも、しゃべっている小林信彦のすがたを観ていることが重要だ。途中、小林信彦が水を飲む場面があったが、ペットボトルのフタを開けてくちに運ぶのに右手だけを使っていた。時間になったようで、聞き手がトークを締めようとすると、小林信彦がさらに話を付け足し、「アラスカ珍道中」は「アラ珍」、「モロッコ珍道中」は「モロ珍」と言っていたとまじめに語り、これには笑いが起きた。トークが終わり、いよいよ上映だが、右前方の扉が開けっ放しになっていたからそちらを気にしていたら、車椅子を押されて小林信彦が入ってきたから拍手が起こる。まさか、小林信彦のすがたを生で観ることができるとは思わなかったな。そんなことは知らないから左端の席に座ってしまったが、客席で一緒に観るとわかっていたら、もっと近い席に座りたかった。小林信彦と一緒に「モロッコへの道」を観るというのも得難い体験だが、しかし、「モロッコへの道」はアマゾンプライムですでに観ている。この映画を初めて観るときが小林信彦と一緒だったら幸せだったのに。上映が終わり、小林信彦先生が退場される際には、まだ場内にいた客から再び拍手が起こった。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。まず、新メンバーが発表される「笑点」を観なければならなかった。これを先に知りたくなかったから、SNSは開かないようにして寄り道せずに帰ってきた。大喜利メンバーの自己紹介のあと、いよいよ新メンバーの登場かというところで、木久扇師匠が出てきてしまう、というのがあり、それから本当に新メンバーが登場。現れたのは、なんと、晴の輔さんだ。これはまったく予想できなかった。新しい風を吹き込むという意味で、女性か、上方か、あるいは立川流が入れば面白いのになとは思ってはいたが、立川流にその力量があるのは志らく師匠ぐらいで、それは現実的ではないと思っていた。しかし、晴の輔さん、しっくりくるじゃないか。若手大喜利のメンバーだったからこの抜擢になったのだろうが、円楽師匠が休んでいるときに若手大喜利のメンバーたちが代役を務めたことがあり、そのときには、このメンバーたちが円楽の後任になるとはまったく考えられなかった。ところが、このタイミングでの加入はバランスがいい。宮治、一之輔という後輩よりもあとに加わったのがよかった。立川流内でも意外な抜擢かもしれないが、立川流に活気が出ることを期待したいな。

 今朝の「サンデージャポン」を観ると、なぜか MIYAVI が出演していた。そのほか、松村沙友里、藤田ニコル、石田健といった顔ぶれ。さゆりんごはロケ企画よりも、硬派な話題にコメントしているときのほうが面白い。差別発言の川勝知事について、岸博幸がリニアを通すことは国策だから反対することは間違っているというようなことを当たり前のように語るのだが、デーブ・スペクターと石田健はリニア建設への疑問もきちんと語っていた。番組終盤には「キャプテン翼」の連載が終了する高橋陽一を独自取材。やす子が描いた翼の色紙をプレゼントしていた。「TVタックル」を観ると、こちらにも石田健が出演している。古田貴之を中心にしたAIについての議論が面白かった。たけしもこういう話になると楽しそう。

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2024年4月5日金曜日

4月5日金曜日/日替わり定食は終わる

◇ 大手町・神保町

 朝から都内に。小雨。一応、傘をもって出るが、すぐに止んでしまった。横浜から横須賀線に乗ると、今、JR東日本では車内のモニターで TikTok の番組を流してるんだな。HIKAKIN、チョコレートプラネット、松丸亮吾らが出演している。新日本橋から小伝馬町、昼は大手町のほうに移動し、昼食にする。ガード下にある大手町とら八という店に入ってみるが、日替わり定食にしようとしたらもう終わったと言われ、じゃあ、牛すじカレーをお願いしたら、これも終わったと言われた。そういう大事なことはおもてに書いとけってえの。しょうがないから、別に食べたくもなかったにこみ豆腐定食を食べた。800円。それから、新大手町ビルのドトールに入り、ひと休み。タイムフリーで、放送直後の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングから一之輔さんが登場していた。

 夕方には小川町に移動し、小川町から神保町に歩いていく。三省堂の仮店舗が小川町にあって、こちらまではなかなかくる機会がなかったが、初めて寄ることができた。神保町では東京堂書店にも寄ると、小林信彦「決定版 世界の喜劇人」が売られていて、少し立ち読みしていく。

◇ 読書・テレビ

 神保町から半蔵門線、渋谷から東横線の各停に乗り、読書をしながら横浜に戻ってきた。星川に寄り、駅からすぐのマクドナルドに入り、読書をしてから帰る。

 いがらしみきお「IMONを創る」を読み終えた。2023年刊、石原書房。初出は「EYE・COM」というアスキーの雑誌に 1989年から1991年まで連載されたもので、1992年に単行本化された本がおよそ30年ぶりに復刊された。あとがきによると、石原書房というのはこの本を出すためにわざわざ作られた個人出版社のようだ。乗代雄介が巻末に解説を書いているのだが、この本の復刊は乗代雄介の異常な熱意が発端となっている。「IMONを創る」なんていう本は、復刊されるまでその存在すら知らなかった。いや、とても面白く読んだけれども、乗代雄介は何気なくこの本に出会ったからこそ衝撃を受けたのだろう。そもそもはパソコン雑誌に書かれた面白いエッセイというものだと思うが、それが現在は哲学書のように読めてしまう。当時のパソコンをとりまく状況が世代的にわからないところも多いのだけど、TRONに対する「IMON」という言葉をいがらしみきおは作り、それはなにかといえば、人間の側のOSであり、人間の側のOSを創ろうというのがこの本のテーマ。それが冗談のように、ハッタリに満ちた語り口で語られていく。しかも、IMONの根幹を成すものは「(笑)」だというのだから、これは種明かしのようなもので、笑いによって語られていくことこそがおそらく重要ということにもなるだろう。仲間内のふざけたノリをそのまま誌面に出す、そういった部分も含めて表現される必然性がじつはあるはずで、現在の目で読むと予見的に見える部分だけを抜き出しても論理と衝突するのではないだろうか。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」では、石田ゆり子の演技に惹き込まれた。松山ケンイチもとてもよく、俳優陣の魅力がそれぞれあふれ出ている。今までの朝ドラを多く観ているわけではまったくないが、1週目からこんなに面白いことってあるんだろうか。

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4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...