ラベル タモリ俱楽部 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル タモリ俱楽部 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年9月12日火曜日

9月12日火曜日/知らぬ間に傷む

◇ 生活

 朝、ラジオを聴きながら、ブログの下書きをする。支出がいくつか重なるようなことがあると、疲弊がひどく、ブログの更新がぴたっと止まってしまう。どうしたらいいもんだろうか。メルカリで売れた本に傷みが見つかり、その連絡をするのも疲弊の原因になる。なんにせよ、管理状態が悪いのはだめなのだが、登録してからだいぶ月日が経つものは、地震などで知らぬ間に傷んでいたりして、どういうわけか、狙ったようにそんな本から売れていく。そのつど、ひとこと、おことわりの連絡を入れなければならず、問題ないですよと言ってもらえるととてもありがたいのだが、許容範囲だろうとたかをくくり、なんの連絡もせずに送ってしまうと、メルカリでもアマゾンでも低い評価をつけられる恐れがある。そうなると、挽回する労力のほうがよっぽど大変である。

 昼はラジオ。火曜日の「ビバリー昼ズ」をひさしぶりに聴いた。12時台のゲストはアンガールズ田中。午後になり、録画している「徹子の部屋」を追っかけ再生で観始める。ゲストは加山雄三。番組なかほどでチャイムが鳴り、追加のゲストでも出てくるのかと思えば、現れたのはギネスワールドレコードジャパンの代表者だった。「徹子の部屋」が、同一司会者によるトーク番組の最多放送としてギネス世界記録を更新したというので、認定証を授与しにやってきたのだ。この回が12100回目の放送。

◇ 鶴ヶ峰・横浜・星川

 午後から外出。鶴ヶ峰に出て、まず、ブックオフに寄る。いい本を見つけたのだが、棚から抜こうとしたときに、ぎゅうぎゅう詰めにしてあったせいで、背表紙のあたまを指で破いてしまった。こんなに詰める馬鹿があるか。220円の単行本からその本と、110円の文庫本を2冊買う。ワットマンも覗き、なにか面白いものはないかと探してみるが、たいしたものはない。鶴ヶ峰から横浜駅に移動し、遅めの昼食。龍王を覗くと、行列がないので入ってしまう。カレー風味の肉野菜丼を食べた。700円。今度は星川に移動し、保土ヶ谷図書館に。古美術に関する本を3冊借りる。マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーと月見パイを食べた。計300円。



◇ 雑誌・テレビ

 新潮社の「波」に3ヶ月にわたり掲載されていた、高橋洋二「極私的「タモリ倶楽部」回顧録」をようやく読んだ。後篇が乗っていた8月号を最初に手にし、それからツイッターで検索してみたんだったか。前篇だけでなく、中篇も存在することを知り、図書館で読むしかないかと思っていたが、前篇が載っている6月号も入手していたことがあとからわかり、目次をろくに見ることもなく、そんなものが掲載されていることには気がついていなかった。いや、本屋で見つけたらとりあえずもらっておいて、開きもせずに置いたままにするということもよくあるのだ。そんなわけで、中篇が載る7月号だけ借りてこようと思い、一昨日の日曜にようやく借りてきた。前篇を読むと、高橋洋二が「タモリ倶楽部」の構成を担当していたのは、1990年から2011年。「テレビブロス」の連載コラムを始めたほうが先だったのか。1990年に番組の制作会社が変わり、そのタイミングで町山広美に誘われ、高橋洋二は番組に参加することになる。

 コーナンに寄り、上階のダイソーでも買いものしていく。コインランドリーによく行くようになったので、洗濯物を運ぶのに使う 500円のバッグをついに買う。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「さんま御殿」は、男子校、女子高の出身者が集まった。さんまの出身校は男子の人数よりも女子の人数が倍だったというのは初めて知る話かもしれない。それが芸風にも影響しているだろうか。男子校特有のノリとして、からだを張ったシモネタが面白いという話になり、その流れで、ジャニーズWESTの桐山照史が「僕にいたってはまだずっと男子校なんで。ジャニーズなんで。」と発言していた。今の時期にこれを放送するのは大丈夫なのか。

 深夜1時前からラジオをつけ、「爆笑問題カーボーイ」を聴き始めたらそのまま眠ってしまった。深夜にコインランドリーに行くつもりだったのに、失敗した。

2023年4月6日木曜日

4月6日木曜日/新番組をあれこれと

◇ 生活

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、ラジオを聴いたりなどしていたら午後になった。ツイッターから、畑正憲の訃報を知る。

 午後、ダイソーまで買いものに。ジャンパーを着て出たら、ジャンパーではもう暑いくらいだ。天気はいいが、風が強い。かつやにも寄り、タレカツとうま煮の合い盛り丼を食べた。759円。1時間ぐらいで帰ってくる。


◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 録画していたテレビ番組をあれこれと。テレビ朝日の「バラバラ大作戦」の新番組がいくつか始まり、とりあえず、気になる番組はひととおり観てみようと録画しておいた。まず、火曜深夜放送、「140×875」というハナコの新番組から。ツイッターの文字数制限である140字でできることを表現していく番組ということだが、初回は、大御所ゲストの要望をもとに140字以内でコントを作るという企画。この大御所とは誰かと思えば、大和田伸也が登場し、これはまったく予想できない人選だった。大和田伸也がマジシャンを演じ、秋山と菊田がその助手、そして、ステージにあげられる客を岡部が演じるというコントだったが、なるほど、140字に収めないといけないので、必然的にセリフが少なくなるというわけだ。初回は面白かったが、最後に次回の予告が少し流れ、コットンきょん、和田まんじゅう、ジェラードンといった顔ぶれが登場し、一気に凡庸なお笑い番組の空気になってしまっているようだ。

 続いて、これも火曜深夜の新番組、「ジェシカ美術部」は、真空ジェシカがアートを学ぶという番組。初回はチョーヒカルというボディペイントアートのアーティストが登場した。企画構成には夢屋まさるの名があった。月曜深夜の「週刊ダウ通信」は、ダウ90000 のメンバーがそれぞれロケ企画に挑戦し、そのVTRをメンバー全員がスタジオで観るという形式の番組。

 観そびれていた「ランジャタイのがんばれ地上波!」を3週分、3月21日、3月28日放送は2週にわたり、「R-1さん、もういいでしょう?」と題し、芸歴10年以上、出場資格を失った4人が、情熱と思いを伝え、来年こそは出場させてもらおうとする企画。登場したのは、街裏ぴんく、ギフト☆矢野、三福エンターテイメント、浜村凡平太という4人。審査員はマツモトクラブが務める。前編はまず、「ここが変だよR-1」として、「R-1」について討論をする。翌週、後編にはそれぞれがネタを披露した。考えてみれば、現実的に、芸歴10年以上のピン芸人のネタをテレビで観る機会はなかなかないわけで、この番組にしては意義のある企画だと思った。ランジャタイ国崎のピンネタ、「ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん」も観ることができた。4月4日放送は「もう中学生のおグッズ!」が復活し、「ランジャタイのがんばれ地上波!」のタイトルがぜんぜん出ないという放送だった。シソンヌ長谷川も出演し、9年前のシソンヌのネタをランジャタイが真似る。

 3月21日に放送された「劇団90001」というNHKの特番もようやく観る。劇団ひとりとダウ90000 が出演し、身近な出来事やニュースをコントにする番組。これはいいコンセプト。劇団ひとりとダウ90000の共演は今までなかったのか。トークの部分で、蓮見翔は「コントのスカパラみたいになりたくて」と語っていたが、メインボーカルを毎回替えるように、次回があるとすれば、今度は劇団ひとりではなく、別の芸人(俳優?)を迎えた番組になるのだろうか。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週木曜の「ビバリー昼ズ」を聴くと、ナイツは春休みで、清水ミチコと鈴木拓のコンビ。同日、先週木曜の「ラジオショー」は、藤森慎吾と箕輪はるかのコンビ。14時台のゲストには、中田敦彦がシンガポールからリモート出演した。

 Spotify で、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴いた。パートナーはヒコロヒー。古い音楽も好きなヒコロヒーが、坂本龍一をよく知らなかったというのは少々意外だ。CMの印象が強いというのは、ウィキペディアにあたってみると、1999年のリゲインのCMのことだろう。1989年生まれのヒコロヒーからすると、GEISHA GIRLS にしたって幼少期になるわけだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の巻頭グラビアには坂本龍一の追悼記事があり、能町みね子の連載コラムでは「タモリ俱楽部」の終了について書いているのだけど、ここで邪推していることと、あとのページにある記事の内容とがちぐはぐだ。「週刊新潮」にも「タモリ俱楽部」終了の記事があり、こちらでは安齋肇に取材している。そういえば、「文春」には黒岩の記事が載っているはずだが、電子版ではカットか。夜にブログの更新をもうひとつ。深夜2時頃に眠る。

2023年4月3日月曜日

4月3日月曜日/名作落語本を読む

◇ 生活

 深夜にコインランドリーに行きそびれ、早朝に行ってくるが、今日は先客が1名、あとからもう1名やってくる。このコインランドリーに3名もいるのは今まで経験した最大人数だ。ほかの2名は、洗濯と乾燥がいっぺんにできる機械を利用していたからよかったが、自分がいつも使っている 400円の洗濯機は1台しかないから、誰かが使っていたら、タイミングが悪ければ、30分は待たされるはめになる。だから、誰もいないであろう深夜を狙っていくのだが、こうなると、早朝は避けたほうがいいかな。

 少し眠りなおしてから、ブログの更新をひとつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は坂本龍一の話から始まった。「戦場のメリークリスマス」撮影時に、「ビートたけしのオールナイトニッポン」で、ラロトンガ島からのニセ生中継をした話。

◇ 東京・中野

 午後から都内に。まず、東京駅に出て、丸の内口の地下のいろり庵きらくに入り、かき揚げ天玉そばを食べた。570円。八重洲のほうに用があり、そのあとは、大手町から東西線に乗り、中野に移動する。サンモールからブロードウェイに進み、タコシェにひさしぶりに寄った。外に抜け、早稲田通りに出る。古本案内処に寄りたかったが、今日は休みだった。残念。ブックオフにだけ寄っていく。ツイッターからちらっと情報を目にしていたが、この店舗、今月いっぱいで閉店してしまうのか。20パーセントオフセールをやっていて、ついつい買う量も多くなる。110円の雑誌を2冊、コミックを4冊、220円の単行本を1冊、550円の雑誌も1冊買った。それから、このあとのためにあれば買っておきたいと思っていた、柳家小三治「落語家論」も見つけることができ、390円だが、これも買っていく。



 荷物が一気に重くなった。中野駅のほうに戻り、ベローチェに入り、ひと休み。スマホを充電しながらツイッターをしばらく見ていたら、バッテリーが減っていることに気がついた。このコンセント、電気が通ってないのか。まわりを見ると、このカウンターの客は誰もコンセントを使っていない。すぐ横にいた客は、壁にあるコンセントにパソコンをつないでいた。なんだいこりゃ、使えないなら使えないって、どこかに書いとけよ。スマホを充電したいからベローチェを利用しているのに、これじゃあ阿呆らしいから、充電できる席に移動した。コンセントがついている席はほかにもあったのだが、しかし、これも挿しこんでみないと充電できるかはわからなかった。


 ベローチェを出て、中野駅の南口から線路沿いに進み、ギャラリー街道にて開催される「名作落語本を読み、語る会」に。志ら玉さん、寸志さん、稲田和浩さんの3人が名作落語本について語る会。今回で5回目だが、今のところ、皆勤賞だ。19時20分開演、15分前に到着する。狭い会場、毎回、空いている席に座るという感じだが、今回はいちばん前になった。今回の課題本は小三治の「落語家論」。ついさっき、ブックオフで買ったのはこのためだったのだが、読んだのはずいぶん前で、とても面白かった記憶はあるが、細かくは覚えておらず、いつ売ってしまったのか、手元にはなかったから読みなおすこともできなかった。この本は2007年に文庫化、親本は2001年刊と、2000年代に書籍化されたのだが、初出は古く、小三治四十代のときの筆である。この3人で、さて、どういう話になるだろうかと思ったが、ちょっと意外なくらいに肯定的な話にはならない。正直に言って、この5回のなかではいちばん自分の読みかたとはズレを感じることになったが、しかし、今日までに読みなおすことができていれば、その感じかたはまた変わっただろうか。考えが行ったりきたりするという寸志さんの指摘があったが、それは、考えの軌跡に忠実に書きたい、あるいは語りたいということではないのか。小三治のマクラについても、マクラと呼んではいるものの、随談と理解するべきものではないのか。談志批判と捉えている箇所にも疑問を感じたが、もちろん、志ら玉さん、寸志さんは、兄弟弟子の距離感というものをわかっているだろうから、そういうものかなあと思いながら聴いたのだが。この本の内容から離れた、その後の小三治の立場の変化について、志ん朝、談志がいなくなったことにより、小三治が特別な存在になったという点には大いにうなずいた。21時前に終演。

◇ テレビ・雑誌・音楽

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「キョコロヒー」は放送開始2周年、2周年記念スペシャルゲストにシソンヌ長谷川が登場した。ヒコロヒーは長谷川の奥さんとも仲がよく、長谷川の家に遊びに行く間柄なんだ。テレビを見ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」に「タモリ俱楽部」最終回特集があり、玉袋筋太郎、ホリプロの南田マネージャー、安齋肇のインタビューが載っていた。じつに絶妙な人選。

 Spotify で、坂本龍一の曲を聴きたく、ウィキペディアを見ながら、関連曲を聴きあさりもしていたのだが、坂本龍一が郷ひろみのアルバムをプロデュースしていたとは今まで知らなかった。1983年にリリースされた「比呂魅卿の犯罪」というアルバムだが、坂本龍一のほか、忌野清志郎、中島みゆき、矢野顕子、糸井重里らが詞曲を提供し、演奏にはYMOが参加している。

 そういえばと思い、たけしの公式サイトからは坂本龍一へのコメントも読んだ。深夜1時頃に眠る。


2023年4月1日土曜日

4月1日土曜日/面白くならない映画



◇ 新木場・大森・川崎

 今日も朝から都内に。昼食は東雲のゆで太郎。限定メニューの肉とじ丼セットを食べた。700円。写真を撮りそこねてしまい、しかたがないから、食べ終わってから撮った。そのあとは新木場のほうまで行くことになり、予定として考えていなかったから調子が狂う。新木場はだめだ。

 今夜は映画を観てしまおうと思い、映画のスケジュールを調べながら、予定の立てなおし。まず、新木場から京葉線、東京駅から京浜東北線に乗り、大森に移動する。西友のブックオフに寄るが、しかし、買うものなし。220円の単行本を1冊だけ買う。店内、暖房が暑かった。今度は大森から川崎に移動し、東口に出ると、スタチューの大道芸が目に入る。市議会選の選挙演説もちらほら。地下には潜らず、地上からダイスの前を通り、銀柳街に入っていく。モアーズのブックオフにも寄るが、こちらも買うものなし。いつもは見ないCDの棚のほうまで初めてまわってみたが、目ぼしいものはなんにもない。220円のコミックを1冊だけ買う。川崎はだめだ。



◇ 映画・テレビ

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ツイッターを徘徊。そのあとはしばらく読書をする。図書館で借りた本を読み始めるが、読む本がたくさんあり、どれから読んでいこうかしぼれずに困る。

 夜になり、ダイスのTOHOシネマズ川崎に。評判の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」をようやく、21時ちょうどの回で観た。アカデミー賞作品賞受賞作でもあり、かなり期待していたのだが、なんだかなあ、これがアカデミー賞なのか。面白くなりそうな感じはずっとあるのだけど、しかし、どうも面白くならないんだな。笑いに決着をつけず、するっと逃げる感じがある。いや、主題はそこではないのだろうが、だけど、面白くないものをわざわざ親切に読み解こうとすることにどれほどの意味があるだろうか。だったら、娯楽作品ではなく、専門書のひとつも読んだほうがマシではないか。指がソーセージになるあたりから、松本人志の映画のようだと思い始めたのだが、実際に影響はないのだろうか。後半はだいぶ眠くなってしまった。そもそも、寝不足で映画を観るからよくないのだ。


 深夜に帰宅。雨降りになり、帰宅前にずぶ濡れになった。ことごとく、間が悪い。録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「タモリ俱楽部」は最終回。「タモリ流レシピを訂正しよう」という企画、田中裕二、劇団ひとり、市川紗椰が出演し、これはいいメンバーだと思った。スタッフの笑い声がいちだんと大きい感じがして、さすが、最終回は現場の盛りあがりがすごいのだろう。ああ、しかし、これで終わりか。あっさりとした最終回。深夜3時頃に眠る。

2023年3月24日金曜日

3月24日金曜日/孔子像があった



◇ 御茶ノ水

 今日も朝から都内に。昼食は御茶ノ水、駅のすぐそばにあるキッチンカロリーに入った。そうとう古い店だと思うけど、神保町のほうにある店舗は知っているが、ここにもあるとは今まで気がついていなかった。細い階段を昇っていくと、店内はとても狭くて薄暗い。席に着いてしまうと、店のおじさんに食券機があることを教えられた。その小さい食券機は階段の途中の壁にあった。これは言われないと気がつかない。カロリー焼きを食べる。760円。

 御茶ノ水駅周辺はなかなかひとが多かった。飲みものを買っておきたかったが、しかし、近くには意外と手頃な店がないもので、グーグルマップで検索してみると、秋葉原に近いほうにウエルシアがあるからそちらに行ってみようと、神田川を渡る橋の下の道路に出るのに湯島聖堂を通ることになった。この近くを通ることはよくあるのに、不思議とここに入ってみたことは今までなかった。湯島聖堂がここにあるんだということもよくわかっていなかったくらいで、入ってみると大きな銅像があり、どこの誰かと思ったら、これ、孔子像だ。孔子というひとは知っているが、顔と名前が一致していなかった。なにをしたひとかもよく知らないので、あとで勉強しておこう。







 その後、雨が降り始めてずぶ濡れになった。今朝、雨の予報は見ていたはずなのに、なぜか傘をもたなかった。夕方、腹が減り、コンビニでパンを買い、ずぶ濡れになりながら食べた。水道橋のベローチェに入り、ひと休み。音楽を聴きながら読書をしていたら、気がつくと、まわりに客がいなくなっている。イヤホンを外したら「蛍の光」が流れていた。ベローチェを出て、水道橋から渋谷に出て、東横線で帰ってくる。うちに帰るまで、雨は止まなかった。

◇ ラジオ・テレビ

 電車のなかで、タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴いた。14時台ゲストはケンドーコバヤシ。腹膜炎で大変な手術をしたばかりなのに、同期の中川家を相手に、まじめな説明をなかなかしようとしない。中川家はさすがに心配した口調にもなっていたのだけど。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観る。ゲストは伊東四朗。小松政夫の過去の出演回の映像が流れたが、これも「徹子の部屋芸人」とは違い、うまくいっているケースだろう。徹子さんからは、小松政夫の奥さんから伊東四朗に宛てた手紙が読まれた。手紙が届いていると言われ、伊東四朗の表情がさっと変わった。最後は喜劇の舞台についての会話。伊東「徹子さんも喜劇はよくおやりになりますよね?」 徹子「ええ、あたし、やります。」 伊東「どうですか、喜劇は?」 徹子「あたし、大好きです。」 伊東「それでいて、いちばん難しいと思うんですけど。」 徹子「もちろんです。」 伊東「ですよね。」 徹子「ホンが良くないとね。」 伊東「そ~です、そのとお~りです。(笑)」 徹子「ホンが良ければね。」 伊東「そうなんです。ただ笑わそうと思って書いた台本は、ちょっと違うなあと思って…。必然的(シツゼンテキ)に笑いがくるようにできてる台本がいいなあと思ってやっております。」 徹子さんが「あとどのくらい喜劇役者をお続けになりますか?」と訊くと、伊東「うーん、願望と現実は違いますからねえ。まあ、…5年。できればと思ってます。」 徹子「そりゃあ、5年ぐらいは軽いですよ。絶対。」 伊東「はい。」 徹子「じゃ、5年後にまたお会いしましょう。」 伊東「ああっ、それはそれは。呼んでいただければ、こんなに嬉しいことはありません。」 徹子「ほんと。じゃ、5年後に「徹子の部屋」でということで。」 伊東「待ってま~す。」

 放送中の「タモリ俱楽部」も追っかけ再生で観てしまう。松たか子、星野源を迎えた「空耳アワー」。それぞれのベスト空耳があげられ、松たか子はマイケルジャクソンの「パン・茶・宿直」、星野源はプリンスの「農協牛乳」を選んだ。どちらも曲名を言った瞬間にどんな空耳かがすぐわかる名作だ。今日が3月最後の放送だから、てっきり、今日が最終回なのかと思って観ていたが、次週の予告があった。いったい、いつが最終回なんだ。深夜1時過ぎに眠る。

2023年3月18日土曜日

3月18日土曜日/新横浜線開通

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は「オリジナルMY安全靴を作ろう」という企画。アンジャッシュ児嶋、宮下草薙が出演。もうすぐ最終回だというのに、いたって平温の放送。来週は空耳アワーだが、しかし、最終回だという予告はなにもない。そのあとはラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけると、今日は出水アナがお休み、新人の吉村恵理子アナが代役を務めていた。「常連さん」は能町みね子。11時台のゲストには、「エルピス」のプロデューサー、佐野亜裕美が登場した。

◇ 交通

 午後から外出。午前中から出るつもりだったが、ずいぶんもたついてしまった。雨降りになり、ずいぶん気も萎える。外出の目的は、今日から開通する新横浜線の見物。相鉄線が東急線とつながると聞いたときにははるか先の話だと思っていたものだが、その日になってみると、どうかと思うくらいにわが生活には発展がない。駅に到着するなり、うっかりしていて改札をすぐに通ってしまったが、鉄道マニアのような特別な関心があるわけではないものの、料金表など、観察するべきところはあったはずだ。二俣川に移動し、ここから東急線直通に乗り換えるが、ここでさっそく遅延が発生している。二俣川の電光掲示板に「和光市」や「西高島平」という行き先が表示されているのにも妙なもので、東横線に乗る際にもいつも同じ表示を見ているわけだが、行き先があまりにも遠くなると、この電車はいったいどこに向かうのかというのがどうもイメージしにくい。これだけいろんな路線をつなげてしまうと、終点だけを表示する慣習を考えなおしたほうがいいんじゃないのか。終点まで乗ることなんてまずないんだから。

 思ったよりもすぐに電車はやってきたが、ホームにいるひとの数のわりには車内は空いている感じがした。まあ、通常の乗降客プラス、新線目当ての客がちらほらぐらいのもんだろうか。電車内では本も読まず、窓の外に目を向けようとしていたが、新横浜までは地下鉄なのでなんにも面白くない。新横浜駅のホームに着くと、こちらはさすがにひとが多かった。あれこれと写真を撮りながら、とりあえず、改札を出てみたが、いったいどこに出てきたのかはさっぱりわからない。目の前には市営地下鉄の改札もあり、壁にある地図を確認してみると、新横浜線と市営地下鉄が十字に交わっていた。しかし、市営地下鉄もそもそも利用しないから、もともとの地下の風景がどうだったのかも知らない。こちらの新しいほうの「新横浜」の駅では記念乗車券かなにかを求める列ができていて、駅員もあちこちに立ち、歩行者の整理をしていた。行き交うひとが多いと、なかなか立ち止まることも難しく、近くにあったエスカレーターを昇ってしまうと、駅前の歩道橋の上に出た。





 雨降りなので、屋根のあるところを通り、新横浜の駅ビルに入った。新横浜で昼食にしようというつもりでいたが、キュービックプラザの「ぐるめストリート」に降りてみると、とても混雑していて、すべての店に行列ができていた。こりゃだめだと思い、混雑を避け、篠原口に行ってみると、こちらには「あじわい横丁」というのがあった。戸隠という店に入り、カレー南蛮を食べる。880円。おもてのサンプルには半ライスがついていたのだが、あとから入ってきた客がご飯ものを頼むと、ご飯ものは終わってしまったと断っている。もしやと思っていると、こちらも半ライスがついていなかった。なんでこっちには言ってくれないんだ。カレー南蛮の汁なんてものは、半ライスがなければ片づけようがない。もったいないからけっこう飲んだけれども。いや、先に言ってくれていれば、別のメニューにしていた。



 駅前の広場にはテントが立ち、マルシェというのをやっていたけど、雨降りだからそちらはぜんぜん覗かなかった。雨降りでは、駅を離れるのもめんどうだ。しかし、新横浜をすぐに離れるのもつまらないから、キュービックプラザ8階の三省堂に寄ってみた。店内をぐるっとまわり、新刊のチェックをしていく。雑誌の売り場を見ると、「Hanada」と「WiLL」の最新号が、そろって三浦瑠麗の批判記事を載せていた。見出しだけ見て、中身は読まなかったが、「Hanada」では山口敬之が、「WiLL」では百田尚樹と岩田温の対談で三浦瑠麗を批判しているようだ。右派の世界というのはじつにおぞましい。

 地下に戻り、新横浜線に再び乗り、新綱島駅に移動する。新綱島までもずっと地下鉄だから、窓の外を見ていてもなんにも面白くない。一応、駅の場所を少し前に調べたことがあったが、どうやら綱島温泉があった場所にあたるようだ。綱島駅とはいちいち別の駅にしてあるのだが、目と鼻の先なのに、こんな例はあんまりないんじゃないのか。こちらの駅でも記念乗車券を求める列ができている。駅の規模は小さく、今は地下鉄の出口が2箇所にぽつんとあるだけだが、なにやらビルの建設もしていて、将来的にはどう完成するのかわからない。だけど、今日は記念に乗ってみたが、利用をするかといったら当分しないだろう。というのは、相鉄線と東横線がつながれば、渋谷までの運賃が安くなるのではと期待していたのだが、数日前に調べてみたらとんでもない、横浜経由よりも新横浜経由のほうが値段が高くなり、それどころか、このタイミングで、相鉄線も東急も少し値上げしているのだ。ふたを開けてみれば、なにひとつ嬉しくない開通だった。新横浜に行く場合のみは安くなるが、新横浜にはめったに用がない。新幹線をよく利用する人間以外に、いったい誰が得するんだ。綱島よりも先は、今までどおり、横浜経由を利用することになるだろう。時間を短縮する必要が生じるようなこともあるまい。







 せっかく綱島まできたのだから、ブックオフにも寄っていく。もともと、自分にとっては、綱島という街はブックオフ以外に用がない街だが、ここのブックオフも、ひさしぶりにきてみたら、1階にカードゲームの遊び場ができていた。本の売り場が減らされたうえに、騒がしくなるだけ。いいことはなにもない。110円の文庫本を1冊、雑誌を3冊、220円の雑誌を1冊、330円のCDを1枚買っていく。

 雨は止んだ。夕方には帰宅し、ブログの更新をもうひとつ。夜はラジオ。FMヨコハマの IKURA さんの「大人の秘密基地」を途中からつけ、そのあとの「HONMOKU RED HOT STREET」を聴きながら、23時過ぎには眠っていた。

2023年2月25日土曜日

2月25日土曜日/ディープヨコハマ映画

◇ 泉岳寺

 朝から都内に。まず、田町のほうに用があり、泉岳寺駅から歩き、ローソンでパンをひとつ買い、歩きながら食べた。寒くて、風が強い。昼食はまた泉岳寺に戻り、なか卯に入り、鶏唐丼とはいからうどんのセットを食べた。650円。鶏唐丼はタレ増しにしたほうが旨い。泉岳寺駅には多目的トイレしかなくて不便だと思っていたが、品川寄りの出口には普通のトイレがあることに初めて気がついた。気まぐれで、こちらの出口までちょっと歩いてみたらたまたま見つけられたのだが、泉岳寺駅から品川方面に向かうことなどないから、今まで知らなかった。

◇ 黄金町

 京浜急行に乗り、午後に映画を観るため、黄金町に移動する。時間に余裕があり、どうしようかと思ったが、そういえばと思い出し、横浜橋通商店街のほうに新しくオープンした本屋に寄ってみたくなった。その前に、誠和堂書店が開いていたので、なにも買わないが、ひさしぶりに覗いていく。横浜橋通商店街をなかほどまで進み、だいたいの記憶で商店街の外に出ると、その店からは通りすぎてしまっていた。グーグルマップで確認して、少し戻る。本屋象の旅というお店。もっとひっそりとしているかと思いきや、店内、お客さんが数人いる。土曜でもあるからか。こんなところで、セレクトショップ的な新刊書店をやっていけるのかと思っていたので、これは少々意外だった。けして広い店ではないが、想像よりも大きかった。通路が広く、ゆったりと陳列されている。ざっと棚を眺めていくと、古本も少し扱っていた。しかし、雑誌はないし、実用書もない、町の本屋のような側面はまったくない。まあ、そういった小さな本屋はこのあたりにはほかにもわりとあるのかもしれない。なにも買わなかったが、棚をざっと確認だけしたかった。外に出ると、隣りにまいばすけっとがあり、つぎからはこれを目印にしよう。





◇ 映画

 横浜橋通商店街を引き返し、イセザキモールを横切り、シネマジャック&ベティにたどりつく。13時20分の回の「喜劇・家族同盟」を観たかった。「ディープヨコハマを映画と歩く」という企画上映の第2弾にあたり、ジャック&ベティのスケジュールはこまめにチェックしているつもりだったが、この企画の第1弾はどうやら見落としていた。しかし、第1弾の「虹をわたって」という映画はずいぶん前にこのジャック&ベティで観ている。主演の天地真理が客席にいて驚いたからよく覚えているのだ。今回の「喜劇・家族同盟」は1983年公開、「虹をわたって」と同じく前田陽一監督だが、これは観たことがないと思っていたんだけど、観始めてからあれあれっと思い、どうも観たことがあるような気がしてきた。もしかすると、「虹をわたって」と同じときに、ジャック&ベティで観ている可能性がありそうだ。はっきりと覚えていないのは、どうせ眠ってしまったかしたんだろう。主演は中村雅俊。有島一郎、ミヤコ蝶々、佐藤B作、中原理恵が疑似家族を作る物語。なるほど、当時の横浜の風景があらゆる場面に収められている。冒頭から、歌うダ・カーポを乗せたボートが中村川を走っていく。キャストはそのほか、川谷拓三、中尾ミエ、コント赤信号、平田満、小松政夫、高田純次などが登場し、飽きずに楽しかった。上映時間は90分。上映後には、「ディープヨコハマを歩く」の著者、佐野亨のトークが20分ほどあり、「浜っ子」というタウン誌に連載された前田陽一のエッセイをスライドで見せながら、詳細な解説があった。佐野亨さん、以前、ロフトプラスワンのタモリのイベントではぜんぜんしゃべらなくて、その印象が強かったが、今日の話はきっちりと準備されたものでとても面白かった。




 映画館を出て、イセザキモールの馬燈書房の外の均一棚だけ覗いていくが、なにも買わず、雲雀洞も珍しく開いていて、ひさしぶりに寄ったからなにか買おうと、外の均一箱から古い雑誌を1冊、わざわざ選び出し、200円で買っていくが、店主は不在で、今日はバイトのおじさんが店番していた。

 イセザキモールを関内方面に進み、有隣堂にも少し寄る。ベローチェに入り、ひと休み。まず、スマホの充電がしたかった。混んでいたが、ソファーの席が空いてるのを見つけて座ろうとすると、クッションが抜けて落っこちそうになった。しょうがないから、向かいの椅子のほうに座る。ベローチェを出たあとは、カトレヤプラザのGUで買いものをして、それから、ブックオフにも寄る。110円の文庫本を3冊、220円の単行本を1冊買った。横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄る。220円の単行本を1冊だけ買う。

◇ ラジオ

 横浜駅まで歩きながら、タイムフリーで、先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いた。先週はシーナ&ロケッツに始まり、中盤には高橋幸宏、最後にはスクーターズの曲をかけていた。「剣さん、イイネ!」のコーナーには古内東子が登場。チャーリー宮毛が鳳啓介の一座にいたことがあるというのも知らなかったな。

 今日は往復の電車内でもラジオを聴いていた。聴きそびれていた先週の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、ニュースを扱う「常連さん」のコーナーは、能町みね子が体調不良のためにお休み、代わりに、急遽、カンニング竹山が登場していた。怒りっぱなしで投げやりな態度に笑うが、後半はそれなりにまじめに語っていた。今日の放送も聴くと、今日の「常連さん」は松尾貴史。笑福亭笑瓶や「タモリ倶楽部」の話題を扱い、ここは松尾貴史の話をたっぷりと聴きたいところだったが、ナイツのふたりの合いの手がいちいちピントがずれてるんだよな。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は「タモリ電車倶楽部」の企画、「ドクターイエロープレゼン大会」の前編。あと1ヶ月で番組が終わりだと思うと、残りの放送はなるべく保存しておきたくなる。「空耳アワー」の募集をしているのが不思議なのだが、特番ではやることもあるのだろうかな。

 昨夜の「ネタパレ」は、大林ひょと子、オドるキネマ、ゾフィー、インポッシブル、ウエストランドが出演。オドるキネマは解散するようで、この番組で知ったコンビだが、まるで興味がもてなかった。「勝ち抜きパレード」には、あぁ~しらきが今さら登場していた。テレビ神奈川で観ている昨夜の「太田上田」は、ウエストランドがゲスト。大晦日の日本テレビの特番の楽屋で、太田が井口と一緒に「紅白」を観ていたのが感慨深かったと語る。今日の「お笑い向上委員会」は、大鶴肥満、真空ジェシカが活躍する回だった。真空ジェシカがほかの番組でカットされていたと語っていた、興奮しすぎて裾から先っちょが出ているネタ、きちんとオンエアされていた。

◇ 雑誌

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、たけしが「Forbes JAPAN」の表紙を飾っている。「スモール・ジャイアンツ」という特集なのだが、「小さな大企業」という意味だろうか。たけしにアフリカとのつながりについて訊いていて、これは珍しいインタビューだ。「ここがヘンだよ日本人」に出演していたゾマホンとの関わりをきっかけに、20年以上にわたり、たけしはアフリカへの支援を行っている。「善意が思い通りのかたちになるなんて甘いもんじゃない。善意に酔っていると、「裏切られた!」と怒ることになる。コンテナに洋服を詰め込んでベナンに送ったことがあったけど、港の陸揚げを欧州の業者が独占していて、手数料をがっぽり取られたことがあった。中間搾取の構造があるんだ。ゾマホンのために、賞金1.000万円のクイズ番組に俺が2回出演したことがあって、1回は優勝したんだ。賞金をゾマホンのところに送ったら、途中で手数料だの経費だの取られて、その挙げ句、盗まれたって。学校をつくったときは所ジョージが協力してくれて、大型バスを3台送ってくれたんだ。そしたら、政府が使ってるって(笑)。でも、それも当然の話で、学校をつくっても道路がないから。」「いちばん大事なのは自分たちで食うすべをつくること。安い労働力を使うために日本から仕事を発注しても、それでは経済構造は変わらないよね。仕組みとルールをつくって、ルールがわかる人間を育てなきゃ。それは時間がかかる。北海道の田中義剛の「花畑牧場」にアフリカ人3人を送り込んで、酪農技術を2年ほど教育させたことがあった。ところがさ、真冬でも暖房があって快適だし、ご飯も食べられるから、「ここは天国。帰りたくない」って言い出したんだよ。俺はゾマホンに「アフリカから呼んだ目的と違うじゃないか。帰れって言え」って言ったんだ。泣く泣く彼らは牛を連れて帰国したんだけど、事業になってないという。理由を聞いたら、牛を食べちゃったんだよ(笑)。(略)現地でゾマホンが注意したらしく、何とか事業を始めたと言っていたよ。長い目で見て仕組みをつくるより、目先のお金や食い物に飛びつくのは、人間だから仕方がないんだけどさ。」「映画って面白くてね。なぜか日本の撮影所で伝統になっていることがある。主役じゃなくて、ナンバー2か3を徹底的に怒鳴る。昨年亡くなった崔(洋一)さんなんか、「馬鹿野郎!」ってずっと怒鳴りっぱなし。スタッフは「崔さんの仕事はやりたくない」と嫌がるんだよ。(略)黒澤(明)さんは「はい、もう一回。はい、もう一回」って何度も役者にやらせる。役者が演技をしなくなって「もういいや」となるまで追い込む。(略)俺が人を動かす方法は逆。泣きつく。わかっていても、「これ、どうしたらいい?」と相談する。(略)昔の経営者は独裁者みたいにして組織を引っ張ってきた人もいたけれど、強がらずに、自分の欠点もちゃんと正直に言って、やりたいことだけはハッキリ言う。そして、「これ、みんなでどうにかしてくれよ」というのがいいと思うんだ。(略)自分の考えを押し通すためには相談したほうが伝わるんだ。そして、「みんな納得したよね」という雰囲気をつくる。共犯者をいっぱい増やすみたいにして仲間を増やす。仕事って、そういうことだと思うんだよね。」

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...