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2023年7月19日水曜日

7月19日水曜日/大和・若葉台団地



◇ 大和・若葉台・上永谷

 早朝に起きあがり、ブログの途中まで書いてから少し眠りなおす。録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれている番組がずいぶん溜まっている。午前中から外出。大和まで出て、まず、昼食。マイカリー食堂に入り、ごろごろチキンカレーを食べた。590円。どうも腹の具合がすっきりしない。そのあと、夕方には、同じ旭区に住んでいながら一度も行ったことがなかった若葉台団地まで行く機会があり、楽しみにしていたのだが、さらにそのあとにも予定外の用ができてしまい、若葉台団地は短い時間で慌ただしくあとにする。


 上永谷のほうまで移動するはめになり、駅から少し歩くとブックオフもあるのだが、くたびれてしまい、もう寄る気にはならなかった。駅前のクリエイトに寄り、今季初のアイスチョコモナカを買って食べる。しかし、腹の具合が悪い。ドトールに入り、ひと休み。少し読書していく。さて、どう帰るかと、グーグルマップを見ながら考え、上永谷から市営地下鉄に乗り、立場という駅で降りる。立場から相鉄線の弥生台まで歩くと、湘南台で乗り換えるよりもずっと電車賃が安くなる。30分ぐらいかかるが、この時間になると涼しく、苦ではなかった。弥生台という駅も初めて利用した。





◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、いったん眠ってから、深夜に起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。まず、「水曜日のダウンタウン」の特別企画「本当に結婚をする芸人は誰?」を観てしまいたかった。バイきんぐ小峠、さらば青春の光森田、岡野陽一、パンサー菅、もう中学生、ザ・マミィ酒井、ワタリ119、チャンス大城という8名のなかから、ダウンタウンのふたりが本当に結婚するのは誰かを当てる企画。普段とは違うこのための特別セットが用意され、麒麟川島が司会を務める。ネタバレしてはつまらないから、これを観るまではSNSも開けないと思っていたのだが、誰の結婚ならば、わざわざこの企画にするだろうかと考えると、最初のそれぞれの紹介をする一週目で、まず、マミィ酒井じゃないかと思った。酒井を中心にしてこのメンバーを集めたのではないか。しかし、小峠と酒井が最後まで残り、最後の質疑応答になると、どうも酒井じゃないなという気がする。そうか、ここに小峠を入れるのも不自然かと推理したが、結果はやっぱり最初に思ったとおり、本当に結婚するのは酒井だった。意外性がまったくなく、期待したほどは面白くない企画だった。

 NHKの「ニュース7」から、芥川賞と直木賞の発表を知る。芥川賞は市川沙央、直木賞は垣根涼介と永井紗耶子が受賞。朝まで、タイムフリーでラジオ番組をいくつか。日曜にFMヨコハマで放送された、加山雄三と横山剣さんの対談番組を聴いた。

2021年5月28日金曜日

5月28日金曜日/四ツ谷





◇ 四ツ谷

 今日は昼から都内に。麹町に行くことになり、せっかくだから、そのあとに、四ツ谷まで歩いた。一応、学生時代を過ごした街ということだが、まあ、立ち寄れば、それなりに記憶もよみがえってくる。もう夕方になるが、しんみち通りに入り、バンビで食べていく。17時までのタイムサービスメニュー、17時直前に入り、鉄板焼きを食べた。ドトールがあったはずだと思い、グーグルマップで確認し、行ってみると、コモレ四谷というのが建っている。昨日今日建ったわけではなさそうが、今まで知らなかった。この建物内にドトールが入っていて、検索すると引っかかるから、昔と変わらずにあるものだと思った。油断していると、風景はあっさりと変わる。滞在時間、1時間ほど。時短営業のため、18時半までしかいられなかった。

 四ツ谷から渋谷に出ようと思い、JRに乗るつもりが、なにを勘違いしたか、地下鉄の改札を通ってしまった。まあ、どちらでも行けるから、問題ないといえば問題ないのだけど。丸ノ内線に乗り、新宿三丁目で副都心線に乗り換え、渋谷で下車。まんだらけに寄っていく。階段の百均を物色中、あんまりいいものはないかとあきらめかけていたところに、店員が品出しにやってきた。植草甚一特集の「太陽」など、3冊購入。帰りの東横線で読書を。小野正嗣「九年前の祈り」を読み終えた。2015年の芥川賞受賞作である表題作にまず興味がもてなかったが、連作になっていて、ほかの短編を続けて読んでいくと次第にリズムが入ってきた。巻末に収録されている芥川賞受賞スピーチを先に読んでいればよかったかもしれない。

 夜に帰宅し、疲れて横になり、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングで、なんと、ビビビのオヤジから紀伊国屋の地下のカレー屋がなくなるってFAXがきたと言っていて、馬場さん、高田先生とそんなやりとりするような間柄なのかと驚いた。起きあがり、ラジオを聴きながら梱包をする。クリックポストを出すのに印刷がかすれ、いよいよインク切れ。買い置きがあったはずと思うが、どこに置いたか忘れてしまい、探すのに時間を食った。複数のインクのランプが点滅しているのだが、黒を交換しただけで印刷できるようになり、これがよくわからない。深夜0時過ぎに眠る。

2021年5月11日火曜日

5月11日火曜日/三百円にする

◇ 落語会

 昨夜の横浜にぎわい座の円楽の会に、伊集院が出演して「厩火事」をやったことをツイッターから知った。なるほど、あれだけのブランクがあり、いきなりよみうりホールということはないか。「シークレットゲストの会」と告知されていたのに、チェックさえしていれば、ぴんときたかもしれなかった。この情報を知らなかったのは不覚だ。しかし、にぎわい座のホームページからどんな公演があるかをチェックすることはあっても、各公演の情報まではいちいちチェックしない。かつては、にぎわい座にはコンスタントに通っていたが、チラシを目にしていれば気がついたかもしれないのに。そのころの習慣が今はがたがたに崩れてしまった。タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」のオープニングと、続けて、昨夜の「深夜の馬鹿力」を聴いた。「馬鹿力」のほうでは特に、にぎわい座の会について1時間以上たっぷりしゃべっていた。

 午後、ヤマトの営業所まで。やや涼しく、パーカーでちょうどいい。二俣川に出て、ドン・キホーテのダイソーで、イヤホンを買いなおした。つい一昨日、南万騎が原のダイソーで百円のイヤホンを買ったのだが、それがどうも使いにくい。巻き取り式のリールがついているもので、便利かと思ったが、使ってみると、リールがぶらぶらする。コードが短く、リールは宙に浮かせるしかない。これはなかなかうっとうしく、たかが百円程度のイヤホンを、がまんして使い続けてもつまらない。今度は三百円する高音質ステレオイヤホンというのにした。その前にもダイソーの百円のイヤホンを使っていたが、それが1年ほどで壊れた。三百円でもすぐに壊れるようなら、また考えなおさねばならない。ダイソーの上階のサイゼリヤに入り、半熟卵のミラノ風ドリアを食べた。読書をするが、しかし、例のごとく、必ず眠くなる。音楽を聴きながら少し眠ろうと、買ったばかりのイヤホンをさっそく使ってみると、さすが、三百円は音質がいい。百円とはわけが違う。


◇ 読書・ラジオ・雑誌・テレビ

 サイゼリヤで、赤染晶子「乙女の密告」を読んだ。2010年の芥川賞受賞作。これは面白かった。短いセンテンスでリズムよくつないでいく、この文体、演劇調のリズムというか、これで可笑しみを蓄えていく感じがある。決めゼリフでばんと笑わせる。登場人物のキャラクターの可笑しさもあり、これはコメディだと思った。スピーチコンテストに向かっていくスポ根的な面白さもあり、「アンネの日記」論にもなっている。解説を除けば 100ページ弱の小説で、グルーヴ感をもって、ひと息に語るような勢いもあった。

 ジョイナステラスのユニクロで買いものをして、くまざわ書店にも寄り、夜に帰宅した。タイムフリーで、昨日のラジオ番組をいくつか。月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」では、平野ノラが産休から復帰した。オープニングは記者会見風に始まり、記者として、松本明子も「ビバリー昼ズ」から残った。放送中に、それをすぐにネットニュースにするオリコンもすごい。14時台ゲストには、TIMが登場する。さすがのベテランで、歩んできた道のりだけをとっても面白く、AKIKO、笑組といった名前も出る。昨日の志らく師匠の「ズーム」には、田嶋陽子がゲストで出演していた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックもすると、「サンデー毎日」に、水道橋博士が「芸人の流儀でエライ人を斬る」という特別記事を寄稿している。30年ぶりに地上波のレギュラーがゼロになったという話は、先日の高円寺のライブでもしゃべっていた。この記事では、自身のライター歴について、「藝人春秋」を書いた動機について、そして、テレビ批判もしている。「僕は政治を観察、批判しつつも、笑いをまぶして袋小路ではない、出口のある表現をしたいと思っています。政治と笑いの距離感は難しいものです。」と書く。「ジャストミートを避けろ」というたけしの教え。そして、「正義のコスト」の自問自答がある。「婦人公論」では、清水ミチコの連載鼎談に、水道橋博士と近田春夫が登場していた。「SPA!」の「エッジな人々」には田中裕二が登場。これは「ゴジラVSコング」のプロモーション。

 録画していた「お笑いオムニバスGP」の、「2憶4千万のものまねメドレー」以外の企画も観た。芸人がショートネタを披露する「バク速-1GP」という企画は新鮮味がなく、消去しようかと思っていたが、珍しいメンバーも出ているので迷う。ショートネタを観る麒麟川島と千鳥の視点がいちいち玄人的すぎるのか、それに比べると、「爆笑レッドカーペット」などの今田耕司のリアクションは無邪気で、きちんと視聴者につないでいく。「ドッキリツッコミGP」は、ミキ昂生、おいでやす小田、シソンヌ長谷川、カンニング竹山の4人がドッキリを仕掛けられ、そのドッキリに対するツッコミを競う。昂生以外の3人は四十代であり、からだを酷使されている企画は観ていて心配になる。

 再びタイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」を改めて聴きなおした。10時台のゲストは松居直美で、伊集院から松居直美のデビュー当時の記憶が思い出され、その時代の松居直美の天才性には以前から興味があり、その時代の話を期待したが、前半は欽ちゃんの話ばかりになり、息子が不登校だったという話が出ると、伊集院もそうだったというところからそのあとはずっとその話になる。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら、ブログの手入れなどをしていた。深夜3時前に眠る。

2021年4月13日火曜日

4月13日火曜日/放ってあった雑誌

◇ メルカリ

 午前中、テレビを観ながらメルカリの登録作業をする。だいぶ前に、友だちからたくさん送ってもらっていた「Number」のバックナンバーをずっと放ってあった。思い返してみると、オリンピックに合わせて売ったほうがいいかと保留したような気がするが、そうすると忘れてしまうもので、オリンピックの前にラグビーのブームもあったが、ある号は値上がりしていたのに、気がついたときにはもう遅いという時期になっていた。オリンピックもこの状況では、値上がるタイミングももうないだろう。最低価格の300円でメルカリに出品していくが、それでも売れるかというと難しいに違いないわけで、まあ、ほかにルートもなく、出さないよりは出しておくかというくらいのもんである。本来ならば、六角橋のドッキリヤミ市場あたりで安く売ってしまいたかった。

◇ 読書

 夕方、駅前の郵便ポストまで。小雨が降る。あいかわらず肌寒い日が続く。マクドナルドに寄り、ホットコーヒーを飲み、スパチキを食べ、読書をして、夜に帰宅した。ツイッターを見ると、大阪の新規感染者数がついに千人超えとのニュース。

 石井遊佳「百年泥」を読んだ。新潮文庫。2018年の芥川賞受賞作。「文藝春秋」に載っていた高山羽根子のインタビューで、三十代半ばから社会人向けの文章教室に通い始めたということをしゃべっていたが、若竹千佐子、石井遊佳も、高山羽根子と同じ先生の文章教室に通っていたという。なんという芥川賞作家輩出率なのか。石井遊佳の文体はあまりなじめず、わずか160ページ程度の小説ながら、なかなかすいすいとは読めなかったが、面白いイメージはいくつもあった。

◇ ラジオなど

 夜、タイムフリーで「東京ポッド許可局」を聴いた。土曜の放送にまだ慣れず、どうも聴きそびれてしまう。今回の「お笑い語り論」はとても面白かった。マキタさんが主導の回で、内側からの語りではなく、外側からの評論の重要さを強調する。聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に載っていた、島田裕巳によるオンラインサロン潜入記事が面白かった。中田敦彦、西野亮廣のオンラインサロンの会員になってみて、現在のオンラインサロンはゆるやかな繋がりのコミュニティであり、かつての新宗教のようになっていくと結論づけている。

 ほかにも、ポッドキャストなどを聴いていたが、眠ってしまい、気がつくと深夜1時を過ぎていて、「爆笑問題カーボーイ」をつけるが、聴きながらまた眠ってしまう。深夜3時半頃に目覚め、朝までにアマゾンプライムで映画を1本。大島渚監督「東京戦争戦後秘話」を観た。1970年公開。素人の俳優たちが生々しい。セックスシーンひとつとっても、この時代のなかではそうとう過激だっただろう。

2021年4月2日金曜日

4月2日金曜日/子役

◇ 読書

 夕方、ヤマトの営業所まで。昨日は夜になると少し肌寒くなり、今日はジャンパーを着ていった。二俣川に出て、ドン・キホーテのサイゼリヤで読書をしていく。いつもはシナモンプチフォッカだが、飽きてしまい、アイスケーキのカプチーノを食べた。

 月曜にブックオフで買った「文藝春秋」を読む。去年の9月号。ひとつ前の芥川賞の選評を読みたくて買った。受賞者の、高山羽根子、遠野遥のインタビューも載っている。遠野遥の受け答えはやっぱりかなり可笑しく、この可笑しさにはもちろん自覚的であろうと思う。コロナの自粛生活中に観た「グエムル 漢江の怪物」のギャグのような場面について話したあとに、「小説も笑えるやつがいいですよね」と言っている。「シリアスな小説でも、ずっとシリアスだと「これ、好きじゃない」となってしまう。ある程度まとまった分量があるなら、一~二箇所は笑えるところがあってほしいです。そうじゃないと読んでいて面白くない。」 インタビュアーが「破局」の主人公の周囲とのズレに笑ってしまったというと、「笑ってもらえるのは嬉しいです。笑わせようとして書くと、わざとらしくなり、全然笑えなくなってしまうので、非常に難しいと思います。笑わせようとしてないのに笑えるのが最高ですね。」と答えている。小説を書き始めたときに夏目漱石の文体を手本にしたというが、漱石の文体がまさに、文体そのものに笑いが備わっている。漱石のその文体は落語からやってきたものだ。

◇ ラジオ

 夜に帰宅する。ツイッターから、田中邦衛の訃報、有吉と夏目三久の結婚を知った。「問わず語りの神田伯山」を聴いたら、「オールスター感謝祭」のミニマラソンで、三遊亭遊子がずいぶん活躍したようだ。あの番組も、もう何年もまともに観ていない。タイムフリーでもいくつかラジオを聴いた。今週の「ナイツ ザ・ラジオショー」はナイツが春休みで、月曜を三四郎が務めたほかは、各曜日の女性パートナー3名の組み合わせを入れ替えた3日間になった。火曜は山崎ケイ&安藤なつ、水曜は安藤なつ&ハリセンボン、木曜は箕輪はるか&山崎ケイ。ケイさんとはるかがともに早稲田卒とは知らなかった。昼間にまったりとした女子トークが続く3日間で、ナイツに換わるわけにはいかないが、これはこれでポッドキャストとかでつねに聴けたらいいのにと思った。水曜の「伊集院光とらじおと」は、K-PRO代表の児島気奈がゲストだった。西新宿に劇場をオープンしたというのはすごい。若手芸人という存在を「ボキャブラ天国」で意識するようになったと、誰か別のひとも同じことを言っていたような気がするが誰だったか。

◇ 映画

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本、根岸吉太郎監督の「サイドカーに犬」を観た。2007年公開。長嶋有の原作はずいぶん昔に読んで、とてもよかった記憶があるが、映画もとてもよかった。子役の女の子の感情を抑えた演技がすごいと思い、現在はどうしているのかとウィキペディアにあたってみれば、なんと、映画監督になっているのでびっくりする。現在、23歳。これは予想できない。松本花奈というこのひとは「情熱大陸」にも出たことがあるようで、有名なんだろうか。深夜4時頃に眠る。

2021年3月28日日曜日

3月28日日曜日/将棋を指す

◇ ラジオと将棋

 昨日聴けなかった「ナイツのちゃきちゃき大放送」と「田村淳のNewsCLUB」をタイムフリーで、早起きして、朝から聴いていた。「ちゃきちゃき」のほうはバービーがゲストで、ナイツへのダメ出しが面白かった。ラジオを聴きながら、オンライン将棋のサイトでコンピューターと対局をする。昨夜から、ふと思い立ったように将棋を始めた。将棋はいずれはやりたいとは思っていたのだが、ラジオを聴いている時間をうまく活用すればいいじゃないかと気がつき、そうとわかれば、ちょっと検索してみると、無料のオンライン将棋サイトが簡単に見つけられる。「ぴよ将棋」というサイトを試しに使ってみると、これといって不満がない。ラジオを聴いている時間は、ツイッターでもチェックしていればすぐにつぶれたのだが、それもしなくなったので、時間があまるようになった。午後もラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで途中まで聴いていた。

◇ 読書

 午後、ヤマトの営業所まで。だいぶ暖かくなってきて、ジャンパーの下はTシャツを着る。二俣川に出て、ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、読書をしていく。綿矢りさ「夢を与える」を読み終えた。河出文庫。初出は2006年。芥川賞受賞後の一作目がこれなのだ。読むのをしばらく中断していた期間があったが、この物語は一気に読むには体力がいる。今まで読んだ綿矢りさ作品のなかでもいちばんの迫力があった。思いもよらぬバッドエンディング。この長さの物語である必要がある。


◇ 映画

 夜に帰宅し、アマゾンプライムで映画を1本。三浦大輔監督の「何者」を観た。「文藝春秋」に載っていた遠野遥と朝井リョウの対談を読んだのをきっかけに観てみようという気になったが、そういえば、「花束みたいな恋をした」と同じ、菅田将暉と有村架純のカップルが出てくるのだ。三浦大輔の監督作では「ボーイズ・オン・ザ・ラン」と「愛の渦」を観ているが、この作品がひときわ底意地が悪い。そもそも、こういう底意地の悪い作家だったということを思い出した。演劇のシーンはさすがに面白かった。

 深夜に録画していたテレビを観る。夜に、2番組を同時録画していた都合で、その時間は再生ができなかった。録画残量がぎりぎりのときは残量を作ることが優先事項で、そうなると、ひたすら時間の計算をしながらテレビを観ることになるから疲弊する。観たい番組をぜんぜん観ている気がしない。録画残量を確保できたあとは、タイムフリーで「山下達郎のサンデー・ソングブック」を聴きながら、また将棋を指していた。

2021年3月23日火曜日

3月23日火曜日/マスクはいつまで

◇ 最終回

 朝、録画してあった昨日の「グッとラック!」を観た。今週はついに、それぞれの曜日が最終回を迎える。月曜の最終回は、緊急事態宣言解除の話題で始まった。解除前の週末の街の様子、感染抑制に政府が示した「5つの柱」、麻生太郎の「マスクはいつまでやるんだね」発言、東京都の新たなリバウンド防止策「コロナ対策リーダー」など。後半はオリンピックの話題に移った。エンディングでは、レギュラーの橋下徹、神田愛花があいさつをする。

 続けて、今朝の「グッとラック!」も観る。火曜の最終回、最後のゲストコメンテーターはトレンディエンジェル斎藤司だった。トップは今日も緊急事態宣言解除について。解除初日の街の様子を伝える。北村義浩教授が今後の感染者数を予測するが、グラフをはみ出し、パネルにもマジックで書き込んでしまう。北村教授も今日の出演が最後になる。「いつになればマスクなしの生活に戻れる?」という質問に、北村教授は2023年と答えていた。後半はミャンマーの軍事クーデターの続報を。望月優大がいる火曜日に、この番組では3週連続でミャンマーの状況を扱ってきた。3時のヒロインの「衝撃ニュースラック!」のコーナーは特別企画になり、かなでとゆめっちがバズったひとに会ってくる。生き別れた父親を探す路上ミュージシャンが一瞬でじつの妹に出会ってしまった映像は面白かった。エンディングでは、3時のヒロイン、望月優大があいさつをする。

 テレビばかり観ているが、テレビ東京、佐久間宣行プロデューサーの特番「万年2番手だった麒麟川島が転生したら千鳥おぎやはぎ山里を従えるメインMCだった件」という長いタイトルの番組も観ておくべきかと思った。麒麟川島の今の状況を示している番組で、この録画は保存しておく。


◇ 読書

 夕方、二俣川まで出かけ、ドトールで読書をする。昨日、ブックオフで買った、「文藝春秋」の先月号を読んだ。芥川賞の選評が読みたかった。受賞作以外では、砂川文次の評価が高くて興味が湧く。宇佐見りんのインタビューと、朝井リョウと遠野遥の対談も読んだ。朝井リョウが、遠野遥の小説は「著者が主人公の成長なんてどうでもいいと思っている気がするんです。文体そのものや文章へのこだわりが強く、そこをいちばん大切に書いているのでは」と訊くと、「まさにそうなんです」と。「私はそもそも小説の起伏というか、いわゆる物語を作るのがあまり好きじゃないんです。物語がなくてもおもしろいものが書けるなら、本当はそれが一番いいと思っています。」と言う遠野遥。朝井リョウは「遠野さんの作品はすでに、物語性より、この文章で何がどう語られるのか、というところが求心力になっていますよね。」「綿矢りささんの作品を読んでいるときにも、文章そのものの求心力を強く感じます。」とも言っていた。ほかの記事では、中村計によるマヂカルラブリーのルポも読んだ。

 かつやに寄り、タレカツとから揚げの合い盛り丼を食べてから帰る。緊急事態宣言中のクセで、解除されてもつい習慣で、20時に店が閉まるつもりで行動していたが、店の前を通りがかり、もう食べていけるんだと気がついた。夜に帰宅し、タイムフリーで昨夜の「東京ポッド許可局」を聴いた。「出所JAPAN」に何度も声を出して笑う。西川美和監督の「すばらしき世界」を糸口に、15年ぶりに出所したらという話をするのだが、番組中に出なかった話題では、志らく師匠の活躍とオフィス北野の消滅にも驚くのではないか。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。何週にもわたり、オープニングでは、TBSのトイレで発生しているチン毛事件が語られている。生島ヒロシの乱入、そのあとにはジェーン・スーの登場もあった。聴きながら眠る。

2021年3月6日土曜日

3月6日土曜日/アプリを気にする

◇ テレビ

 土曜の午前中はいつも、「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴きながら過ごすことになるが、今朝はその前に、録画しておいた「サワコの朝」を観た。こちらのゲストもナイツだった。ゲストの思い出の音楽を訊くコーナーでは、津島昭希「浪花節だよこの俺は」と、吉幾三「俺ら東京さいぐだ」を紹介していた。このコーナーを笑いに使う例は初めて観た。

◇ 鶴ヶ峰

 午後、ヤマトの営業所まで。そのあとはだいたい二俣川に寄るが、今日はそのまま、鶴ヶ峰まで歩くことに。スマホに入れてあるコカ・コーラのアプリが万歩計になっていて、一週間で49000歩になると、スタンプがひとつつく。今週は歩数が少なく、今日は時間があるので歩いてしまおうと思った。歩数が少ないのは、アプリの不具合で万歩計が作動していなかった可能性もあるが。それにしても暖かく、歩くと少し暑くなった。花粉で目もかゆくなる。うちを出て、1時間ほどで鶴ヶ峰のブックオフに到着した。ブックオフがあるから目的地にしたわけだが、せっかく歩いてきたわりにはたいした収穫もなく、普段はあまり見ない雑誌の棚もじっくり見て、粘ってはみたが、なにも見つからない。500円ほどの買いものをするが、会計前、ブックオフのアプリがネットの接続が悪くて起動しない。いったん、データを消去してみるが、今度はパスワードがわからなくてログインできなくなった。わずか5円のポイントのためにじたばたするのも阿呆らしい。財布のなかにはまだ、アプリの前に使っていたポイントカードもあり、めんどうだからこっちに貯めてもらったが、いつ使うかわからないポイントを貯めてなんになるのだろう。


 鶴ヶ峰駅の近くまで戻ってくると、しばらくこない間に、ゆで太郎がなくなっていてショックを受ける。コロナの影響かとどうしても思ってしまう。ミスタードーナツに入り、ひと休み。どういうわけか、学生みたいな若者たちが多く、やたら混んでいた。2時間ほど、読書をしていく。高山羽根子「オブジェクタム」を読み終えたが、よくわからなかった。遠野遥と同時に芥川賞を受賞した高山羽根子だが、これは受賞作よりも以前に出た本だ。帯には評論家4名の賛辞のコメントが並んでいて、悩まされる。高山羽根子はもう一冊買ってあるので、感想は保留に。

 帰りは電車にしようかと思っていたが、ブックオフであまりいい本が買えなかったので、帰りも歩くことにする。スマホでラジオを聴きながら歩いていれば、なにも苦ではない。夜はやや寒くなる。クリエイトで買いものしてから、21時頃に帰宅する。

◇ 音楽版SNS

 数日前にFC2からのメールで知った Chooning というアプリをインストールしてみた。FC2が出資しているようで、Spotify と連携して使う音楽版SNSみたいなもののようだが、どんなもんだろうか、ちょっと初めてみようと思った。初投稿はクレージーキャッツ&ユーミンの「Still Crazy For You」にした。その曲を探しているときに、植木等のアルバムがずいぶん配信されていることに初めて気がついた。大瀧詠一ももうすぐサブスク解禁だそうだが、「植木等的音楽」がすでに聴けるようになっている。これはCDをもっていないのだ。ほかにやることもあったのだが、深夜まで音楽を聴き漁るはめになった。

(★ Chooning は1ヶ月も経たないうちに飽きてしまい、もうやめました。)

2021年3月3日水曜日

3月3日水曜日/文体



◇ 読書

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、イタリアントマトで2時間ほど読書してから帰ってくる。昼食は吉野家で牛焼肉定食を食べた。

 遠野遥「破局」を読んだ。ひとつ前の芥川賞受賞作。予備知識なしに読み始めたが、お笑いサークルが出てくる話だった。いや、お笑いサークルが出てくるとわかる前から、文体がすでに可笑しかった。お笑いが好きなのだろうか。夏目漱石を手本にしたというのをなにかで目にしたことがあったが、笑いの感覚が文体に備わっている。この一作で、遠野遥のファンになった。

◇ 映画

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。レイチェル・ブロズナハン主演の「アイム・ユア・ウーマン」を。「マーベラス・ミセス・メイゼル」と「さよなら2020年」に出ていたレイチェル・ブロズナハンが気になり、検索して見つけた映画で、予備知識なし、特に期待もせずに観始めたら、これがとても面白い。このタイトルではどんな映画かはまったくわからない。この映画も語り口に惹き込まれる。いい文体が備わっている映画だと思った。気持ちよく観終わって、アマゾンのレビューを見てみたら、星ひとつつけている馬鹿なレビューを目にしてむかむかしてしまった。映画で重視すべきは文体であり、文体がわからないのは映画オンチである。ジュリア・ハートというまだ三十代の女性監督。気にしておきたい。

2021年2月5日金曜日

2月5日金曜日/ひとりカラオケ

◇ キャンペーン

 朝から都内に。早い時間に田町で解散となり、泉岳寺駅まで歩き、京浜急行で横浜まで戻ってくる。ご飯を食べようと西口をぶらぶらするが、思いのほか、ランチをやっている店が少なく、コロナは関係あるのだろうかと思った。吉野家で牛丼を食べる。そういえば、吉野家ではどういうわけか今年はまだ一度も食べていなかった。吉野家の隣りにはカラオケ館があり、緊急事態宣言中は室内無料のキャンペーンをやっている。せっかくだから、一回行っておきたいとずっと思っていた。2月7日、今度の日曜までだが、緊急事態宣言は延長でも、このキャンペーンは延長されないのだろうか。平日はもう今日しかない。ちょうどいい具合に時間があるのだから、ほかに手はない。カラオケ館はちょくちょく利用しているのだが、この横浜西口店は初めて利用する。何年か前からひとりカラオケの癖がつき、「ひとつき十冊」という読書のイベントをやっていたせいで、人前でしゃべる前に声を出しておきたいというのがおもな利用目的だった。しかし、ひとりカラオケというのはやっぱりちょっと恥ずかしいもので、できれば空いてる店のほうが入りやすいのだが、入ってみると、受付には数人の客がすでにいる。さすがはキャンペーン中で、満室で少し待たされるが、そのあいだにも受付にはお客がつぎつぎとやってきていた。この店は奥に別館があり、なかでつながっているということを入ってみて初めて知った。その別館のほうの部屋をあてがわれる。2時間ゼロ円なので、2時間にしたが、しかし、ひとりで2時間というのは少々長い。通常料金の場合は、1時間か、せいぜい1時間半しか歌わない。別途660円でソフトドリンク飲み放題というわけだが、ソフトドリンクなんてものもそんなに飲めるものではない。いちいち電話で注文して、店員がもってくるのを待たねばならないのもめんどうで、結局、2杯しか飲まなかった。これならば、通常料金のときで充分だと思ったが、キャンペーンとしてはうまくいっている。

(★あとで確認したら、カラオケ館の室内無料のキャンペーンは延長されていた。)

 ビブレのブックオフに寄ってから帰る。夕方には帰宅。タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、舞台出演中の磯山さやかに代わり、増田みのりがひさしぶりに登場していた。録画してあった今朝の「グッとラック!」では、森喜朗の逆ギレ謝罪会見があまりにもひどく、じっくりと観てしまう。そのあとには、田村淳と西野亮廣の対談のVTRがあり、スタジオには四千頭身が生出演した。

◇ 今日の読書

 円城塔「道化師の蝶」を読んだ。2012年の芥川賞受賞作。円城塔の小説を読むのは初めてではないが、これはかなりわからなかった。鴻巣友季子の解説を読んでもなお、理解が難しい。この小説の解読に、そこまで時間を割かなければならない理由もないのだが。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...