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2023年9月6日水曜日

9月6日水曜日/高田馬場からすぐ帰る



◇ 高田馬場

 朝から都内に。小雨。予報では夜にも降るようだから、傘をもっていく。昼には西早稲田のほうに移動し、高田馬場まで歩く。高田馬場のブックオフに、改装されてからは初めて寄った。普通のブックオフになったのかといえば、しかし、棚のところどころにクセの名残りが感じられる。店員まで入れ替わったわけではないだろうから、棚を作るのは結局は店員たちだ。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊買う。この店舗、お気に入り登録をしていなかった。アプリのクーポンはなし。それから、昼食に。適当に歩いて店を探し、ザ・ハンバーグという店に入り、ポークカツ&自家製ハンバーグセットを食べた。820円。

 電車が空いているうちに横浜に戻ってしまおうと思い、西早稲田駅から副都心線、東横線直通に乗り、ぐっすりと眠りながら帰ってきた。横浜東口、ベイクォーターのマクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーと月見パイを食べる。読書をするつもりが、どうも調子が出ない。適当にきりあげ、早く帰ってしまうことにする。雨が降りかけた時間もあったが、結局、晴れてしまい、傘は使わなかった。


◇ テレビ・ラジオ・音楽

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は大竹しのぶがゲスト。昨夜の「さんま御殿」は「日本を飛び出した有名人SP」。宇宙飛行士の山崎直子が初登場。野口聡一も出演していたが、野口聡一は初めてではないのかな。まあ、どうでもいいんだけど。

 Spotify のポッドキャストで「問わず語りの神田伯山」をひさしぶりに聴いた。ポッドキャストで配信されるようになってから、むしろ、いつでも聴けると思い、あまり聴かなくなってしまっていた。先週金曜の放送では、永井紗耶子との縁があって出席した芥川賞・直木賞の贈呈式の話をしていた。川上弘美が原稿を見ながらスピーチしていたことにケチをつけつつ、市川沙央のスピーチには感動したと語る。

 Spotify では、クレイジーケンバンドの新アルバム「世界」の配信も今日から始まった。寝っ転がりながらしばらく聴いて、22時過ぎには眠る。

2023年5月28日日曜日

5月28日日曜日/「ハマフェス」2日目

◇ テレビ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「シューイチ」という番組に、新しい学校のリーダーズが出演すると知り、録画しておいた。出演といっても、VTR出演のみだったが、しかし、観たことのない番組だから構成がわからず、インスタでは 8時10分頃からオンエアと告知されていたので、8時から30分間だけ録画しておいたが、意外とたっぷりと時間をとっていて、スタジオに戻ってから最後のほうは切れてしまっていたが、まあ、おおむね録画できていた。中山秀征によるインタビューが充実。中山秀征が首ふりダンスをやってみせるのがやけに面白く、メンバーもへたりこんで笑っていた。

 今朝の「サンデージャポン」を観ると、起業家の成田修造という人物が初登場。成田悠輔の弟なんだって。話題はまず、猿之助から。今週もスタジオには九龍ジョーが出演。事件については小川泰平が解説するのだが、聴けば聴くほど、謎が深まるではないか。そのあとには、公演の代役を務めている市川團子、中村壱太郎に注目し、ここは九龍ジョーがきちんと解説してくれる。あとのコーナーでは、岸田総理の息子が首相公邸で大はしゃぎしていたという問題を扱っていたのだが、「週刊文春」は楽天マガジンで読んではいるものの、電子版では目玉の記事はカットされているため、この記事も楽天マガジンでは読めず、よく知らなかったのだが、ツイッターではけっこう話題になっていたのだろうか。番組中にカンヌ映画祭の速報もあり、ヴェンダース作品に出演の役所広司が男優賞を、「怪物」の坂元裕二が脚本賞を受賞したと伝えられた。授賞式直後の是枝監督から番組にメッセージも届けられた。

◇ 横浜・みなとみらい・山下公園

 今日も午後から外出。いったんは半袖のTシャツで出たが、昨日の夜が寒かったことを思い出し、戻って、パーカーをカバンに入れてくる。横浜に出て、まず、ビブレのブックオフに寄る。ビブレは入り口に消毒液を置くのをついにやめた。時間があるからちょっと寄っておくかぐらいのつもりだったが、思いがけず買う本が多くなり、110円の文庫本を3冊、220円の単行本を3冊買う。まったくの空振りの日もあれば、あれあれっというくらいにいい本が見つかるときもある。



 東口に移動し、ポルタから日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。マークイズみなとみらいの裏、MMパークビルの1階、みなとみらい食堂という店に入り、昼食にする。グーグルマップで検索していて見つけたんだったか、どんな店かと入ってみると、日曜なのに空いていて、ここは穴場だと思ったが、QRコードで注文しなければならない邪魔くさい店だ。以前もそういう店にうっかり入ってしまい、やりかたがわからずに困ったことがあったが、そのときは口頭で注文を受けてもらった。それから、特に学習したわけではないが、スマホも自然と使い慣れているようで、なんだか今日はうまく注文できた。次回からはこれで安心だが、好きなシステムでないことは変わらない。トンテキ定食を食べる。740円。












 みなとみらいから、桜木町に出て、山下公園まで歩いていく。今日も「ハマフェス」。横浜の景色を楽しみつつ、のんびりと歩いていたら、なかなかちょうどいい時間になった。2日目はクレイジーケンバンドのライブ。ライブが始まる18時、10分前ぐらいに到着し、昨日はステージを遠巻きに眺めていたが、今日はステージ前の客の群れのなかに潜り込んだ。CKBのライブは、コロナ直前のTBSラジオのフェス以来になるか。ある時期まではコンスタントにライブに通っていたものだが、チケット代が高くなるにつれ、なかなか気軽に追いかけるというわけにもいかなくなってしまい、この10年ぐらいは、熱心なファンからはだいぶ脱落しているのだが、しかし、横浜に住んでいると無料のライブを観る機会がけっこうあるもので、その機会は逃さないようにしている。横浜という土地とクレイジーケンバンドという特殊なバンドのなせるわざだろう。(TBSラジオのフェスはけっこう高額のチケットだったはずだが、しかし、会場はパシフィコ横浜だ。)いつもの登場曲が鳴り、ライブの1曲目はなんと「ノーエ節」で始まった。これぞライブならでは、横浜のクレイジーケンバンドならではだ。いきなり大興奮させられる。2曲目は、初期の名曲「スージー・ウォンの世界」に突入。昨年のアルバムから「The Roots」があり、そのあとには「タオル」「☆☆☆☆☆」「昼下がり」と、ご当地の名曲が続いた。MCで、矢沢永吉のタオルの話をしていたんだったかな、剣さんが矢沢の曲のさわりをぱっと歌ってみせる場面もあった。「Sweet Vibration」という新曲があり、そして、これもおなじみの「香港グランプリ」。アンコールには CHIBOさんが登場した。スカアレンジの「タイガー&ドラゴン」「スタンド・バイ・ミー」。最後は「からっぽの街角」だった。1時間15分程度のコンパクトなライブながら大充実。これを無料で楽しめるこの街はつくづくすごい。司会のひとはわからなかったが、ラジオのパーソナリティだったのかな。実行委員たちのあいさつがあり、剣さんと CHIBO さんも残っていたので、終わるまで観ていた。CKBのライブ、ぜひ毎年恒例にしていただきたいものだ。







◇ テレビ

 帰りもまた、みなとみらいを歩いていく。夜遅くに帰宅し、夜にもまた録画していたテレビ番組をいくつか。今朝に観そびれた「ワイドナショー」は、今田耕司、ヒロミ、オズワルド伊藤、根本宗子というメンバー。ヒロミとWコウジの共演が珍しく、今田耕司が若手時代にヒロミに無視された思い出を語る。ジャニーズ、猿之助の話題のあとに、この番組では「THE SECOND」の話題をたっぷりと扱った。ギャロップがスタジオに登場し、漫才を披露する。そのあとには、今田、東野、オズワルド伊藤からもいじられ、ギャロップの大阪でのキャラクター、それぞれの素が出ていて面白かった。番組の裏話もあり、決勝戦でのマシンガンズの点数いじりは、それまではネタに影響が出るような余計なトークはできず、4分余らせていたために最後がそうなってしまったのだった。

2022年8月3日水曜日

8月3日水曜日/塩気が欲しい

◇ 生活

 Spotify で、クレイジーケンバンドの新アルバム「樹影」を朝から聴き始めた。ブログをひとつ更新して、「樹影」を聴きながら、もう少し眠りなおす。ラジオをつけ、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴き始めたら、冒頭、気象情報から始まり、わざわざお知らせするほど危険な暑さということだが、東京は今日は40度を超えるとか。録画していた「徹子の部屋」は、渡辺美佐子という女優がゲスト。89歳だというこの女優を認識していなかったが、ウィキペディアにあたると、旦那は大山勝美だ。出演作には観ているものもあった。黒柳徹子と同世代のゲストが登場するときはよく食べものの話になる。

 いったん、近所の郵便ポストまで投函に行くが、経験したことがないくらいに、からだからいくらでも汗が噴き出てくる。暑さで動けなくなり、「樹影」を聴きながら、また眠ってしまった。夕方からようやく気力が出てきて、駅前の日高屋まで出て、黒酢しょうゆ冷やし麺を食べた。550円。ライフのマクドナルドに寄り、しばらく読書をしていく。塩気のあるものが無性に欲しくなり、めったに食べないフライドポテトを食べた。

 ツイッターからニュースを見ると、たけしの新作映画がお蔵入りとのニュースを今朝に見たのだが、それに対して、たけしの反論がさっそく発信されていた。最初のニュースは「週刊新潮」(デイリー新潮)によるものだったが、反論を報じたのは「週刊ポスト」のネット記事だ。「週刊ポスト」の次回の連載で詳しく語られるだろうか。たけしの公式サイトも確認してみると、記事で語られていたのと同じことが書かれていた。


◇ マンガ

 夜に帰宅し、ブログの更新をもうひとつ。ひさしぶりに一日二件更新できた。マクドナルドで読み終わらなかった本を、帰宅してから読み終える。今日は水木しげる「悪魔くん」を読んでいた。1991年刊、ちくま文庫。読んだことがあるかどうか、記憶がはっきりしなかったが、これはどうやら初めて読むようだ。そういえば、貸本時代の「悪魔くん」を太田出版の単行本で読んでいることを思い出したが、どうもそのイメージが強く、これはそれに比べるとずいぶん洗練されている。「悪魔くん」はいくつかのバージョンがあるのではと思っていたが、しかし、この本には初出を載せておらず、解説もない不親切な文庫で、自分でウィキペディアで確認するしかないのだが、このちくま文庫版は、60年代に「少年マガジン」で連載されていた作品だ。改めて確認するまでその知識がなかったが、そもそも、この「少年マガジン」版は単行本が1巻しか出ていないのだ。どう編集して一冊にまとめたものなのだろうと思いながら読んでいたが、いや、もともとがそのまんま一冊というわけか。「悪魔くん」はもっと大きな作品だというような思い込みがどうもあったようだ。しかも、太田出版の「悪魔くん」を読んでいたせいで、貸本時代の「悪魔くん」こそがホンモノの「悪魔くん」なんだと考えるような刷り込みもあったが、この「少年マガジン」版も、初めて読んでみるととても面白く、当時のアシスタント陣が気になるが、各コマがいちいちデザイン的に優れているし、それでいて、水木しげるらしいユーモアにもあふれている。「悪魔くん」という作品を有名にしたのは、おそらく、この「少年マガジン」版だろうから、貸本時代よりもこちらを重視する考えもあるのではないだろうか。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。この週はナイツが夏休みで、水曜の代役はロケット団だった。ロケット団と安藤なつ、それに加えて、14時台は一之輔さんがゲストに登場した。この楽屋話の空気、だらだらといくらでも聴いていたい放送だった。先週木曜は、ハリセンボンと狩野英孝という組み合わせ。吉本とマセキだが、じつは同期なのだ。

 録画していたテレビ番組もいくつか。観そびれていた土曜の「お笑い向上委員会」に火曜の「刺さルール」。今日放送の「水曜日のダウンタウン」と「あちこちオードリー」(ゲスト・スピードワゴン小沢&大沢あかね)もすぐに観てしまう。テレビを観ながら、ライフで買ってきたポテトチップスをひと袋食べた。ポテトチップスもめったに買うことはなく、ひと袋食べるなんて何年ぶりだろうか。今日は異様に塩気を欲している。

 深夜になってもまだ暑い。雷がごろごろ鳴っている。眠る前に、アマゾンプライムで「私立探偵 濱マイク」の続きを観た。第3話は萩生田宏治監督。岸田今日子がメリーさんを演じている。ライブハウスの場面にはレピッシュが登場する。

2022年7月5日火曜日

7月5日火曜日/乙武さん


◇ 神田・岩本町

 よく眠れないまま、早朝に目覚め、朝から都内に。昼食は神田駅周辺を適当に歩き、餃子酒場に入り、ランチメニューのニラレバ炒めを食べた。650円。それから、岩本町のほうまで移動し、夕方になると、雨がぽつぽつと降り始め、念のため、まいばすけっとに寄り、ビニール傘を買った。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしたかったからだが、ただでさえ寝不足だったのに、疲れて、あたまが痛くなってきた。こういうときは、あたまが痛くても読めそうな本を選び、少し読書をする。

◇ 参院選

 今日も、せっかく都内にいるのだから、誰か面白そうな演説はやってないかとツイッターを探してみると、乙武洋匡の演説が赤坂であることがわかった。ホリエモンも応援にくるという。岩本町のベローチェを出て、小伝馬町駅まで歩き、日比谷線、千代田線を乗り継ぎ、赤坂に駆けつける。18時からの予定になっていたが、あたまから観なくてもいいだろうと思い、遅れて着いたときには、18時45分になっていた。赤坂のどこだろうと思いながら、地上に出てみると、幸い、雨は小降りなままだ。声がするからそのほうに進むと、TBSの反対側、赤坂Bizタワーの脇に選挙カーを停め、その上で乙武洋匡がしゃべっていた。乙武の演説はちょうど始まったところだったようだが、堀江貴文の応援演説はもう終わってしまったようで、ほかにも、オンデーズの社長も登場したようだ。東京選挙区から無所属で出馬している乙武は、無所属でなにができるのかという問いへの答えから語り始めた。無所属だから聴いてもらえることもあるということ、政党に属した一年生議員では、むしろ、意見を通しにくいということ、乙武が嫌いだから反対するというようなひとはいないということなど。横には手話通訳のひとが立ち、複数名いるようで、ときどき交代していた。今まで、タレント候補の演説はいくつか聴いてきたが、乙武氏は、話芸に走らない誠実な語りぶりだと思った。(有名人ではあるが、芸能者ではない。) 語られている理念も素晴らしいのだが、どう実行するかという話もきちんと含まれている。そして、自身にはさまざまな実現不可能とされることを覆してきたという実績があること、その自信も語られていた。堀江やひろゆきなど、応援している顔ぶれに警戒もしたくなるが、演説を聴いてみると、率直に、乙武さんいいなと思った。最後にはオーディエンスから質問を受け付け、2名の質問と、子どもからのかわいらしい激励で終了した。聴いていた時間は50分ほどだったか。演説のあいだ、チラシ類をなぜか配っていないのが不思議だったが、チラシを抱えているスタッフの女性を見つけ、もらえますかと訊ねてみると、この敷地内では配れないという事情があるようで、道路のほうまで移動して、一枚もらった。無所属のせいか、スタッフたちも、今まで観たどの演説よりも雰囲気がやわらかいと思った。



 赤坂駅から千代田線で帰ろうとするが、間違えて逆方向に乗ってしまっていた。日比谷に着くまで気がつかず、二重橋前で引き返すが、明治神宮前から乗り換えるのに、今度はスマホに集中していて、降りそこねてしまう。なにやってるんだ。代々木公園駅から戻ってくる。電車内では読書をする気力もなく、ラジオを聴き始めるが、眠ってしまって、なんにも覚えていない。ビニール傘を買ったのに、雨には降られず、買う必要はなかったかなと思ったが、帰宅前に小雨になり、ようやく使う機会を得た。ツイッターからニュースを見ると、東京都の新規感染者数が4月以来に5千人を超える。

◇ テレビ・音楽

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。木梨憲武が出るので「うたコン」を録画しておいた。中井貴一も登場し、「ジグソーパズル」という曲を歌った。すべては観ないで早まわしするが、市村正親と高畑充希の「ミス・サイゴン」スペシャルメドレーはきちんと観た。

 疲れてしまい、ラジオを聴く気にはならず、Spotify からニューリリースをチェックする。クレイジーケンバンドの新シングル「夕だち」と、それから、リトル・テンポが先月に新アルバムを出しているのを見つけた。聴きながら少し眠り、深夜に目覚めた。今夜は涼しく、なんだかちょっと寒いくらいだ。「爆笑問題カーボーイ」を途中からつけ、聴きながら眠りなおす。

2021年9月26日日曜日

9月26日日曜日/御茶ノ水





◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。涼しく、パーカーを着ていく。昨日と同じく、ワテラスの近くまで行くことになった。昼食は、御茶ノ水駅近くの、カレー屋ジョニーというカウンターだけの狭いカレー屋に入り、ロースカツカレーを食べた。710円。池袋に牛焼ジョニーという店があるが、どうやらそこの系列店のようだ。アルコール消毒液の容器もべとべとになっているような店で、衛生的に大丈夫なのかなと思いながら使ったが、福神漬の容器も、怖いから触れなかった。御茶ノ水駅にもしばらく寄ることがなかったが、秋葉原寄りの改札はとり壊されて、大がかりな改築工事をやっている。

◇ ラジオ

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴いた。毎週聴いているわりには「若狭湾の日」というのがなんだかよくわからなかったが、その企画で、福井県小浜市から、外山惠理アナとノッチの生中継があり、その日にそこで落語会があるという桂米二も登場した。爆笑問題と米二のからみというのが珍しい。「日曜サンデー」は中断し、続けて、先週日曜に放送していた「村上RADIO」のプレスペシャルという番組を聴いた。坂本美雨ともうひとり、小川哲という作家がパーソナリティ。早稲田大学内にオープンするという村上春樹ライブラリーの特集で、顧問を務めるロバート・キャンベルも出演した。隈研吾による建築だということを、この番組で初めて知った。

 ツイッターから、桜井順の訃報を知った。今年は伊藤アキラも亡くなり、三木鶏郎門下がまたひとりいなくなった。今日はたいして面白いことのない一日で、YouTube を漁ることもめったにしないのだが、野坂昭如の動画を探したくなり、というのも、桜井順が作詞した「ダニアースの唄」を聴きたくなったからで、これはCDも入手困難だし、サブスクにも入っていない。(じつは「ロック画報」の付録CDで聴けるのだが。) それから、野坂昭如がクレイジーケンバンドと共演している「マリリン・モンロー・ノー・リターン」(作詞・桜井順)の映像を観たが、てっきり、CDにもなっているライブのビデオだと思って観ていると、歌詞を変えるアドリブが入っていたりする。最後に、野坂昭如と近田春夫の対談が入っていて、これはテレビ番組なんだとわかった。野坂昭如が歌の最中にフジテレビと言っていて、フジテレビの番組だからかと納得した。CKBと野坂昭如の共演をテレビでもやっていたとは、今までちっとも知らなかった。この番組、ほかの回に観たことがあると思うんだけど、番組名を思い出せない。深夜0時頃に眠る。

 

 

2021年9月8日水曜日

9月8日水曜日/CKBのカバーアルバムが最高だ

◇ ラジオ

 早朝から眠り、10時前にぱっと目覚めて、ラジオをつけた。「伊集院光とらじおと」の、甲本ヒロトがゲストに出ているところだけをオンタイムで聴いた。最後に、ヒロトから寺田寅彦の言葉が出たのを意外に思ったが、いや、どうなんだろうか。甲本ヒロトがどんな本を読んでいるのか、熱心なファンになると知っているのかもしれないが、ウィキペディアを見てもわからない。11時半からは「ビバリー昼ズ」。12時台のゲストには、小泉今日子が登場。昇太師匠とライブで共演するからその宣伝なのだが、まず、共演することに驚いたのだが、それにしても、小泉今日子が「ビバリー」に登場するとはびっくりする。高田先生の日にも出てないんじゃないだろうか。先週のゲストは柳家喬太郎で、落語界のキョンキョンから本物のキョンキョンにメッセージもあった。なんと、喬太郎のCDに小泉今日子が原稿を寄せたんだそうで、こんな時代がやってくるとは、喬太郎師匠がいつからキョンキョンと言い出したのかもわからないが、そのころには誰がこんなことになると思っただろう。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。こちらのゲストは小堺一機で、今日はラジオが面白い。

 夕方、ヤマトの営業所まで。雨降り。しかし、気温は高いようだ。二俣川に出て、相州蕎麦に入り、カツカレーを食べた。650円。それから、ドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べる。2時間ほど、読書などをして、ドン・キホーテのダイソーに寄り、シールはがし液とクラフトテープを買ってから帰った。雨は止む。

◇ 音楽

 行き帰りは、Spotify で、クレイジーケンバンドのニューアルバムを聴きながら歩いていた。「好きなんだよ」という、楽しみにしていたカバーアルバムだが、昨夜、日付が変わってから配信はもう始まっていたが、大きな音で聴きたく、朝になるまでがまんしていた。(まあ、イヤホンで聴くなら、夜中に聴いても同じだったのだが。) 午前中に聴き始めたが、しかし、ラジオも面白く、まとまった時間が作れない。本当は、1時間14分、アルバム一枚を通して聴きたかったが、その時間を作れるまで待つこともできず、少しずつ聴くということになり、夜に帰宅して、ようやく最後まで聴けた。最後の「あまい囁き」が、ひっくり返りたくなるほどよかった。Ayesha のボーカルが、渚ようこのようにも聴こえる。いくつかの曲は、それぞれラジオで聴いてもいたが、それ以上に、このアルバムの流れが素晴らしい。多くのアーティストにカバーされている定番のような曲も多いが、それらの楽曲を聴いているうちに、終盤になると、CKBでしかありえないカバーが続き、CKBの世界に否応なく引きずりこまれていく。「時間よ止まれ」から「夏のクラクション」、それから、「横須賀ストーリー」から「よこはま・たそがれ」というあたりが、特にたまらなかったが、またくり返し聴いてみると、たまらないポイントは変わってくるかもしれない。剣さんの歌唱だけでなく、スモーキー・テツニ、Ayesha、それから、のっさんも、ボーカル陣の充実ぶりを改めて感じもした。歩きながら聴いていて、楽しくなってしまい、にやにやしてしかたがなかった。

 録画していた昨日の「うたコン」を観ると、なかにし礼特集に横山剣さんが出ると思って録画しておいたのだが、剣さんの出演は別のコーナーで、昭和歌謡という括りで「横須賀ストーリー」を歌っていた。演奏はクレイジーケンバンドではなく、番組のバンドの演奏で、剣さんに続き、柏木由紀も登場し、「渚のバルコニー」を歌った。この番組、剣さんひとりではときどき出ているような気がするのだが、バンドで出るということはないんだろうか。

 それから、YouTube も観てしまうが、クレイジーケンバンド公式チャンネルで、剣さんによる「好きなんだよ」楽曲解説があり、6本あったが、面白くてすべて観てしまった。音楽の話になると、詞から曲から、歌から演奏から、考察はいろんな角度からになり、そこにエピソードも挟まり、剣さんの話は止まらない。ユーミンと田島貴男は同じ星の異星人だとか、そこから矢沢に続く3曲は、アルバムのなかのパワースポットであるとか、二十数年前に中森明菜のために書いた曲が使われず、それがなんと、「あるレーサーの死」の原曲だとか。明日は朝から用事があるのに、眠るのがすっかり遅くなった。







2021年8月7日土曜日

8月7日土曜日/話したことがある

◇ ラジオ

 早朝に目覚めると、外はどしゃぶり。「木梨の会」を途中からつけた。ラジオを聴きながらオンライン将棋を指し、楽天マガジンで雑誌のチェックをするのがだいたい日課になっていて、ブログの更新もするし、どういうわけかやたらと日課が多い。それから、梱包をして、どしゃぶりのなか、近所の郵便ポストまで行ってきた。9時からはまたラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。土屋さんの「消しサカ」の YouTube に、ついに編集のひとを雇うことになったそうで、ナカバさんというのはもしかしてと聴きながら思っていたが、どうやら、道楽亭のねづっちさんの会の打ち上げでお話ししたことのあるナカバさんだ。白髪頭だけれども若いひとで、「仮装大賞」のマニアというので、間違いないと思った。たしか、名刺もいただいたんじゃなかったっけ。チャップリンのマニアでもあり、スマホにチャップリンの動画がたくさん入っているという、外見はにこにこした普通のおじさんのようだったが(若いのだけど)、かなり突き抜けたひとだった。今週の「常連さん」はえのきどいちろう。河村たかしが金メダルをかじった件について、河村はそのほかにも、その場で女性蔑視的な質問もしていて、そのほうが問題だとの指摘。謝罪はしたが、トヨタにひれ伏したというかたちでは、問題の解決にはならないという話をしていた。

 昼は録画していたテレビなどを観て、寝っ転がって読書をしていたら、そのまま昼寝をしてしまい、汗だくになって目覚めた。日が暮れてから駅前まで買いものに行くが、家にいる時間が多い日はいろいろ片づくかと思いきや、かえってだらしがない。そして、あっという間に夜になる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4566人に。神奈川県は 1893人。埼玉は 1449人。千葉は 1075人。大阪は 1123人。

 Spotify で、柴田聡子の「GT」が配信されていた。少し前に「HONMOKU RED HOT STREET」で聴いて、アナログのみかと思っていたので、これは嬉しい。23時からは、その「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴く。クレイジーケンバンドの今度のカバーアルバムには「サマーヌード」も入れようとしていたが、うまくいかなくてやめたそうだ。CKBの「サマーヌード」、たまらなく聴きたいじゃないか。

◇ 読書・映画

 深夜にまた読書をして、津村記久子「この世にたやすい仕事はない」を読み終えた。2019年刊、新潮文庫。親本は2015年刊。古本で買ったものなので帯がついていないが、書店で見かけた帯に、誰のコメントか忘れてしまったが、「ガリバー旅行記」になぞらえたことが書いてあり、そこに興味をもったのだが、想像していたものとはちょっと違った。旅行記のように、この主人公にはそこまで旅行者の視点はあるだろうか。読書メーターを見ると、この小説は人気のようで、驚くほど読まれている。仕事というテーマは大きな関心事なのだ。

 夜が明ける前に、アマゾンプライムで映画を1本。大林宣彦監督の「HOUSE」を、見放題がもうすぐ終わってしまうので、ついに観た。1977年公開。大林監督初の商業映画で、この映画の革新性は知識としては知っていた。この映画がテレビで紹介されるときなど、家に人間が食われる場面なんかがよく使われ、ジャパニーズホラーの元祖のような印象が大きかったが、それよりも、18歳の池上季実子が脱いでいたりとか、そっちのほうのインパクトが公開当時は強烈だったんじゃないだろうか。改めてそんなことを思うのも阿呆らしいが、そこはテレビでの紹介には使われないから、観てみないとわからなかった。

2021年7月10日土曜日

7月10日土曜日/「日本の喜劇人」を読む(14)

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた水曜放送の「お笑い実力刃」を観た。この週は歌ネタ特集で、どぶろっく、AMEMIYA、ラニーノーズ、アイロンヘッド、テツandトモという5組。この番組の性質からすると、5組はちょっと多い感じがする。テツトモのトークが面白く、アンタッチャブルとの関係性は「オンバト」の時代からだから古いはずだ。談志師匠のエピソードも語られた。昨夜の「ネタパレ」を観ると、TOKYO COOL がついにメインステージに登場した。「ニュースターパレード」では、アイドル鳥越をひさしぶりに観た。というか、このひとは「お笑い向上委員会」以外で観たことがない。

 ラジオも聴く。「ナイツのちゃきちゃき大放送」は、テレビ朝日の加地倫三がゲスト。このひと、大学の先輩だとは知らなかった。学年で7年上だから、同じ時期にはいなかったろう。「アメトーーク!」で、「今こそ高田文夫」はぜひ実現してもらいたい。続けて、文化放送の「田村淳のNewsCLUB」を。そのあとは、伊東四朗と吉田照美の「親父・熱愛」をつけておく。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄り、それから、ドドールに入ろうと思っていたが、混雑でやめる。相州蕎麦で食べてしまうことにして、とろろ焼き鳥丼のセットを食べた。690円。ジョイナステラスを抜け、西友のイタリアントマトに入り、読書をした。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 950人に。


◇ 読書

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」の続きを読む。後半、「日本の喜劇人2」の最後の章は伊東四朗。小松政夫についても、この章で書かれていた。伊東四朗は「テレビの黄金時代」に間に合ったひとであると書き、「黄金時代」末期にかろうじて間に合ったタレントがもうひとりいる、というのが小松政夫だ。伊東四朗が「日本の喜劇人」の最後のひとりであると結論づけていて、文庫刊行時のままなのか、見比べないと細かい部分はわからないが、しかし、前半最終章では、志村けんについて書かれている。読む順序と書かれた順序が違うのだが、そもそも、「日本の喜劇人」のあとに改めて伊東四朗について書かれたのが本書の後半部分となる「日本の喜劇人2」であり、前半部分である「日本の喜劇人」の最終章は、さらにそのあとに大きく加筆修正されたものだから混乱する。「喜劇人に花束を」(本書では「日本の喜劇人2」)とセットにして「決定版」とした違和感は最後まで残った。あとがき、巻末インタビューも読みなおし、1ヶ月以上かかり、このぶ厚い本をようやく読み終えたが、BIG3については、「文庫版の時は、タモリはまだ前途がわからず、ビートたけしは抜群の若手でした。待っていた、という感じで書いているのが見え見えだから、今回は改稿してあります。」というのだけど、新たに大泉洋を入れてしまったら一緒じゃないかと思う。文庫版をそのまま残したうえで、新たな最終章を足すわけにはいかなかったのか。とんねるずについても、ほかのコラムではさんざん評価しているだけに、ここに収められなかったことが惜しい。先日の「さまぁ~ず論」で、さまぁ~ずはお笑いの年表には載らないという話をしていたが、この巻末インタビューにはさまぁ~ずの名は出てくる。サンドウィッチマン、爆笑問題の名もあるが、ウッチャンナンチャンはまったく出てこない。風間杜夫について書いていることを思えば、シティボーイズにも触れてほしかったが、まあ、細かい不満をいえばきりがない。あとはわれわれの世代や、その下の世代が考えるべきことだろう。

◇ 映画

 夜に帰宅すると、いよいよ部屋が暑い。動けず、横になるしかない。アマゾンプライムで映画を1本。由利徹で検索して見つけた「006は浮気の番号」という映画を観たが、いや、この映画、かなり好きかもしれない。近江俊郎監督作品は今まで観たことがなかったが、まともに評価されているのを目にしたことがなく、たとえば、まあ、近江俊郎監督だから、みたいな言われかたをよくされている印象がある。近江俊郎監督だからしょうがないよというような。しかし、この馬鹿馬鹿しさは徹底していて、名人芸の滑稽噺のように、見事にくだらない。そのくだらなさは、意味でしか捉えないような観客には通じないもので、そのような観客はそもそも笑いには縁がないのだ。おバカ映画だとか、トホホ映画だとかいうような、映画ファンのノリがそもそも信用できるものではないと思うのだが、それよりも、笑いのマニアである自分の感覚では、名作とされているような喜劇映画よりもむしろ、この映画は、現在の笑いの感覚で観て笑える映画だった。由利徹がいるだけでもう面白いという、まったく稀有な喜劇俳優だということも充分に再確認できると思う。一人二役のシーンなど、じつにたまらない。

 23時からはラジオをつけ、「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いた。横山剣、キヨサク、SAMI-T のユニット、TIKI TIKI TOURS で「テレ東音楽祭」に出たとは知らず、観逃してしまった。番宣は目にしていたのだが、後藤真希や ASKA が歌う場面が気になっていたにもかかわらず、録画を怠ってしまった。それから、土岐麻子の「サマーヌード」をかけたが、クレイジーケンバンドでも「サマーヌード」をカバーしようと思っていたというのは知らなかった。深夜に、録画していた「Nキャス」を観るが、熱海の土石流の原因となった盛り土の問題は本当にひどい。業者の名前はまだ公表されていないが、いくらなんでもいずれは出るだろう。ブログの更新をひとつしてから、深夜2時半頃に眠る。

2021年7月6日火曜日

7月6日火曜日/「日本の喜劇人」を読む(12)

◇ 雑誌・テレビ

 朝っぱらから、楽天マガジンで雑誌のチェックを。「週刊朝日」の亀和田武の「マガジンの虎」で、上白石萌音が表紙の「ミュージック・マガジン」をとりあげていたが、「昭和歌謡という言葉を耳にするようになって、もう10年以上はたつ。」というのは話が大雑把すぎるんじゃないか。クレイジーケンバンドを追いかけていたからわかるが、20年は経とうとしているはずだ。(たとえば、「クイック・ジャパン」で、初めてクレイジーケンバンドが特集された号は 2001年刊。) 「SPA!」の渋谷直角の連載マンガは、主人公が「ルー大柴のお笑いダイナマイトショー」に出演し、キャイ~ンに出会った話が描かれていた。いつも不思議に思うが、このマンガはどこまでが事実なのだろうか。「伊集院光とらじおと」を途中からつけると、ゲストが本谷有希子で、これは聴く。ツイッターでニュースをチェックすると、なんと、田中康夫が横浜市長選に出馬の意向と。

 録画していた今日の「徹子の部屋」を観ると、また追悼特集で、今回は、なかにし礼、鈴木登紀子、綿引勝彦、小野清子の4名をとりあげていて、なかにし礼と綿引勝彦のところだけを観た。綿引勝彦が亡くなっていたというのがどうも記憶になかったが、確認してみると、昨年末に亡くなっていたのだ。すると、昨年は、「天までとどけ」の母と父が立て続けに亡くなったということか。続けて、日曜に放送された「週刊さんまとマツコ」も観た。たつき諒の「私が見た未来」というマンガに予言が描かれているというので、都市伝説のスペシャリストだという YouTuber が出演し、予言の解釈をしていた。富士山の噴火が今年の8月なのではないかと予測していたが、とかくコンプライアンスのうるさい世の中だというのに、どういうわけかこういうものは未だに平気で放送される。いや、規制を望む気もないのだが、なにか変な気がする。

 夕方、ヤマトの営業所まで。今日も雨降りで、家を出るときには止んでいたが、一応、傘はもっていく。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄ってから、ドトールに。クイニーアマンを食べたかったが、売り切れていたので、アイスコーヒーのみ。小銭を使わずに済んだ。しばらく読書をして、ライフに寄り、買いものしてから帰る。ライフでトイレに入り、ふと鏡を見ると、白髪が目立っていてぎょっとする。ずっと、実年齢よりも若く見られる人生だが、ずいぶん老けたと思う瞬間はやっぱりある。1年後は、いったいどんな顔になっているか。

◇ 読書

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」をまだ読んでいて、いよいよ後半に進んだ。後半は「日本の喜劇人2」となっているが、これは、新潮文庫版では「喜劇人に花束を」というタイトルで出ているもので、「日本の喜劇人」は何度か読みなおしたが、「喜劇人に花束を」は一度読んだっきり。そもそも、これが「日本の喜劇人2」だったとは、今回初めてわかり、いったいいつの段階でそうなったのか。そもそも、単行本刊行時には「植木等と藤山寛美」というタイトルだったものに、伊東四朗の章を加え、文庫化したのが「喜劇人に花束を」なのだが、植木等、藤山寛美、伊東四朗というこの組み合わせも妙で、「日本の喜劇人」とはまったく別の本としか思っていなかった。しかし、「2」だというから、まずは第一部、植木等の章を読む。最後に、八十歳で死去の一文が加えられていたが、「喜劇人に花束を」からはおおむね変更はなさそうだ。読みなおしてみると、やっぱり、「日本の喜劇人」とは感触の違う読みものだと思った。評論的な面よりも、より観察者であり、証言者であり、ドキュメンタリー的になっている。「テレビの黄金時代」に書かれていたこととも、かなり重複しているんじゃないだろうか。改めて勉強になったのは、「ニッポン無責任時代」が公開された1962年は、アンチヒーローの当たり年であったということ。座頭市シリーズがあり、「椿三十郎」があり、前年には「用心棒」があった。それに加えて、1964、65年になると、高度経済成長からは落ちこぼれた無数の大衆が、東映のやくざ映画やクレイジー映画を愛好していたというわけだ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた「うたコン」を観た。加山雄三特集だというので、ひさしぶりに録画しておいた。谷原章介の司会を改めて観ると、中身の見えないひとである。中身が見えないのか、あるいは、中身を見せないのか。「バナナサンド」の特番も、所ジョージがゲストなので録画しておいたが、こちらはまったく観るべきところのない2時間だった。タイムフリーでラジオも。昨日月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、コウメ太夫がゲスト。梅沢富美男劇団在籍時に、歌を出さないかという話もあったくらいに、じつは歌が上手いらしい。ダンスの能力も高く、つねに自信なさげな佇まいでいるひとだが、潜在能力はまだまだこんなものではないんじゃないのか。深夜1時からはオンタイムのラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2021年6月19日土曜日

6月19日土曜日/基本がなってない



◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。雨降り。昼食は市ヶ谷になり、カレーの王様で、ごろごろチキンカレーを食べた。それから、神田に移動することになり、万世橋を渡り、秋葉原まで歩いた。ブックオフに直行し、上階からじっくりと物色しながら降りていき、12冊買っていく。1階のレジでアプリを開こうとすると、電波が弱く、なかなか開けず、まずここからいらいらしたが、1875円の買いもので、5025円を渡し、おつりが3150円だが、研修中の札をつけた若い男の店員は、お札をそろえず、小銭もいっしょくたにして、トレイの上にばら撒くように置いた。あまりにも基本がなってない態度にむかっときたが、こういうときはなにかひとこと言ってやったほうがよかったのか。しかし、咄嗟に言葉が出ない。なんと言うのがいいのか。自分が書店員だったときも客に注意されたことはあったが、ただ、いやな記憶としてしか残らなかった。ベローチェでひと休み。アイスコーヒーと一緒にアップルパイを食べるが、やけに小さいアップルパイで、手にとったものの、戻そうかと思ったが、このコロナのご時世ではそれもためらってしまい、しかたなく買った。

◇ ラジオ・読書

 秋葉原から山手線で品川まで出て、横浜までは京浜急行で帰ってくる。夜になると、半袖ではやや寒いくらいだ。6月後半って、いつもこんなだったか。夜遅く帰宅し、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」をタイムフリーで聴いた。1曲目、サニーデイ・サービスから始まったのにはちょっと意表を突かれる。柴田聡子の「GT」のカバーも聴けた。これはアナログ限定なのか。CKBが「ニューイヤーロックフェス」に出たときのエピソード、MCがジョー山中で、ジョー山中が読むとは知らずに「宇宙からやってきた6人の絶倫男たち!」というナレーションを渡したという話にも笑う。続けて、今週の「HONMOKU RED HOT STREET」もオンタイムで聴く。聴きながら、ブログをひとつ更新する。寒くなり、ついにパーカーを着た。

 深夜に読書。隈研吾・清野由美「新・都市論TOKYO」を読み終えた。「隈研吾による隈研吾」(だいわ文庫)が面白かったので、続けてこれをブックオフで買っておいた。2008年刊、集英社新書。現実の都市再開発に、今や、例外なくテーマパークの手法が導入されているという話からまず面白い。現実の都市のコピーであったはずのテーマパークを、いつの間にか、現実の都市がコピーするという逆転が起きているという。清野由美というひとは知らなかったが、隈研吾とふたりで、実際に街を歩きながら対談をしている。六本木ヒルズの回では、隈研吾が関わっているという事情もあるが、肯定的に語られている部分が新鮮に感じられた。森ビルの森稔は、教養人であり、芸術家でもある、とても文化的な一族であり、どうやら非常に野心的な開発だったということがわかる。この本からさらに時代が経ち、世の中がいよいよ身も蓋もなくなっていくと、なおさらここで語られていることは重要に思える。その反面、隈研吾は汐留には辛辣だ。あるいは、六本木と代官山の比較では、ロバート・ケーガンの熊の比喩を用い、熊に襲われることを想定するのがアメリカ的であり、熊が襲ってこないことを信じるのがヨーロッパ的なスタンスであるとして、六本木の都市開発は前者、代官山は後者にあたるという。ここで熊の比喩が出てくるのは、自身が「隈」だからだろうか。

2021年1月6日水曜日

1月6日水曜日/「紅白」と筒美京平特番

◇ 二俣川

 午後、ヤマトの営業所まで。ご飯をどこかで食べようと、二俣川の商店街をひさしぶりにぶらついてみたが、閉まっている店がやけに多い気がした。ただの正月休みだろうか。結局、松屋というつまらない選択になり、旨辛焼き牛めしを食べる。星川に移動して、マクドナルドでしばらく読書を。コーナンで買いものをしてから帰る。

◇ 紅白

 夜、録画してあった「紅白歌合戦」をようやく観た。不思議なもので、無観客の「紅白」は、生放送の感じがまるで乏しくなってしまっていた。NHKホール以外からの中継も多く、どこかのスタジオで歌う場面は「SONGS」の特番のように思えてしまう。いや、NHKホールからの生中継であっても、観客がいなければスタジオと変わらない。観客の効果、そして、劇場の効果についても意識させられる。やはり、ライブであることこそがライブ感なのか。そのなか、無観客にも関わらず猛烈にライブ感を感じたのは、個人的には、意外にも五木ひろしであった。ライブ感とは別に、NiziU から瑛人の流れには現在らしさがいちばん現れていて楽しかったが、五木ひろしは現在らしい演出もなく、歌うのみで迫力を出していたのだから見事に芸人だと改めて思った。

 そのほかには、松任谷由実を楽しみにしていた。スモール3がサプライズで登場したことを、観る前にラジオで知ってしまってはいたが、コメディアンがコメディアンらしく登場していたのがとてもよかった。

◇ 電気ストーブ

 「紅白」を観ていたら、電気ストーブのコードが火を噴いた。使っていると、コンセントに差すあたまのところがやけに熱くなるようになり、断線しているのではと思っていたが、ほかに暖房器具がないのでそのまま使い続けていた。火を噴いた瞬間にすぐさま電源を落としたが、ごちゃごちゃといろんなものが置いてある部屋であり、ましてや紙類が多いから、非常に危険だったに違いない。しかし、このままストーブなしで何日も過ごせるわけはない。ただでさえ金がないのに、優先的に買わなければならない。

◇ 筒美京平

 12月30日にTBSラジオで放送された「筒美京平 Soulful Melody」を、タイムフリーが切れる前に聴いた。横山剣さんがパーソナリティだというから期待しないはずはない。アシスタントは平成生まれの山形純菜アナ。オープニングはいきなり、ジャック・ダイアモンド作曲、Dr.ドラゴン編曲、オリエンタル・エクスプレス「Dr.ドラゴンのテーマ」で始まる。

 1997年に、TBSラジオの番組で、小島一慶が筒美京平にインタビューしている貴重な音声があり、この本人の証言が放送されるのがこの番組の目玉だが、もうひとつの目玉はもちろん、筒美京平を語る横山剣だ。剣さんと筒美京平との直接の関わりは、1984年に DUCK TAILS でデビューしたときに、デビューシングルの「真夜中のサリー」を筒美京平に発注しているというのがまずある。剣さんの著書もひととおり読んでいるが、これは記憶になかった。筒美京平の弟である、渡辺忠孝によるディレクションなのだ。デモテープのアレンジを変えちゃったという剣さん、小沢健二の「強い気持ち・強い愛」を聴いたときに「この感じをオレは言いたかったんだみたいな。そういう注文のしかたをスタッフのひとに言えばよかったんですけど上手く言えなくて。」

 オンエア曲をぜんぶメモっておけばよかったのだけど、その一部を記憶で記しておくと、オックス「ダンシング・セブンティーン」、クレイジーケンバンドがカバーした「また逢う日まで」(モミアゲハンサムを山形アナに説明していた。)、平山みき「ビューティフル・ヨコハマ」の1970年版と1975年版の聴きくらべ、南沙織「17才」とその元ネタ、リン・アンダーソン「ローズ・ガーデン」(アメ車をスケールを少し小さくして高性能にするイメージと解説する剣さん。)、岩崎宏美「私たち」、麻丘めぐみ「悲しみよこんにちは」、最後は剣さんが特に好きな京平メロディを2曲、稲垣潤一「夏のクラクション」と、プロデュース曲である NONA REEVES「LOVE TOGETHER」。

 こういうことはやり始めると大変なので、完全を目指すつもりはないブログですが、今日は興が乗って少し書き残した。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...