2022年6月30日木曜日

6月30日木曜日/象の鼻テラスにて

◇ 関内・中華街

 早朝に目覚め、タイムフリーで、聴きそびれていたラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをして、それから、録画でテレビ番組をいくつか。なにをそんなに忙しくしていたのか、日曜の「サンデージャポン」を観るのに木曜までかかってしまった。昨夜の「水曜日のダウンタウン」も観た。「マツケンサンバを踊りながら泣くことなど出来ない説」のキンタローが面白かった。

 正午過ぎから外出し、関内まで。まず、ランチタイムを狙って中華街に行ってみると、どこで食べようかと迷ってしまうのだが、この暑さでは、あんまり歩きまわってもいやになる。なにに迷うのかというと、あとの予定があるから、必要以上に満腹になるような店は避けたいのだが、軽く食べようと思うとかえって難しいのが中華街だ。冒険はせず、何度か入ったことのある老北京という店に決め、ランチメニューの海鮮焼きそばを食べた。500円。



◇ 放送ライブラリー

 それから、放送ライブラリーに寄り、2時間ドラマを1本観た。1988年放送、筒井康隆原作、明石家さんま主演の「おれは裸だ」というドラマが気になった。原作は 10代のころに読んでいるはずだが、まるで覚えていない。さんまと筒井康隆だから、当然、コメディだろうと期待して観ると、なかなかシリアスなドラマだった。脚本家と演出家を検索してみると、社会派ドラマを得意とする布陣のようだ。浅丘ルリ子や佐藤慶と共演する 30代のさんまがさすがに若々しい。

 開港記念会館の向かいのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、今週も「水曜日のダウンタウン」の話をしている。オープニングだけできりあげ、しばらく読書をするが、冷房がきつく、鼻がぐずぐずになった。 

 ベローチェを出て、象の鼻テラスで上演される演劇を観るため、象の鼻パークに向かう。今日はこれに合わせて、そのついでに中華街と放送ライブラリーに寄ったというわけだが、ベローチェの冷房がきついからつい出てしまったけれども、時間がまだ早く、開場時刻にもなっていない。しかたがないから、公園内をぶらぶらして、写真を撮ったりなどしていた。この時間になると、過ごしやすい気温にもなり、平日だからひともそれほど多くない。








◇ 演劇

 19時開演、15分前になり、そろそろと入り口に向かった。笠木泉が主宰する演劇ユニットといえばいいのだろうか、スヌーヌーの「モスクワの海」という公演を観る。岸田戯曲賞の候補になった作品の再演、しかも、横浜での上演ということなので、これは観ておきたくなった。神奈川県民割というので予約していたのをすっかり忘れていたが、入場時に身分証の提示もなんにもなかったけど、よかったんだろうか。自由席、2600円。会場には丸椅子がコの字型に並べられ、囲まれた部分が舞台ということになる。出演者は、松竹生、高木珠里、踊り子ありという3名のみ。ひとりだけ男性、松竹生というひとは観たことがあるかわからないが、高木珠里は明確に印象に残っている芝居があり、踊り子ありという名前は確実に覚えるものの、今日まで顔と名前が一致していなかった。俳優としていちばんよく認識しているのが笠木泉なのだが、脚本家、演出家としての作品を観るのは初めてだ。笠木泉といえば、宮沢章夫作品の印象が強く、どうしても、宮沢章夫からの影響を意識して観ることになる。しかし、よくわからなかったところも多く、岸田賞の選評を改めて読みなおさなければと思った。上演時間は1時間強だったか。開演前にアナウンスしていた女性が笠木泉かと、終演後に気がついた。舞台に立っていないすがただと意外とわからない。客席には、エレキコミックやついのすがたがあった。やついはひと目でわかる。コの字型の客席だから、向かいのお客さんがよく見えるのだ。

 横浜駅まで歩いてしまうことにして、赤レンガ倉庫の前からワールドポーターズのほうに進み、汽車道を歩いた。ロープウェイができてからは、汽車道を歩くのは初めてだったか。みなとみらいを歩いているあいだは涼しかったが、横浜駅までたどりつくとずいぶん蒸し暑くなった。夜遅くに帰宅し、テレビを少し観て、ラジオを聴きながら眠った。

2022年6月29日水曜日

6月29日水曜日/演説も聴くブックの日


◇ 竹橋・神保町

 早朝に目覚め、眠気で朦朧としながら、なんとかブログの更新をひとつ。今日も朝から都内に。まず、竹橋のパレスサイドビルのほうまで用があり、昼食は神保町に移動し、生姜キングという店に入り、生姜キング定食を食べた。小鉢を選べて、キムチにする。770円。この店は最近できたのだろうか、初めて気がついたが、また利用したいと思う。

◇ ブックの日

 毎月29日は「ブックの日」につき、ブックオフをまわるのが決まりになっている。午前中に用事を作ったため、まわり始めるのは午後からになった。今月はまず、秋葉原から。1店目のブックオフだが、しかし、あまり買うものがなく、景気の悪いスタートになった。アプリの300円引きクーポンを使うには、500円以上の買いものをする必要があるのだが、たった500円分を選ぶだけでも苦労する。なんとか選び出し、110円の新書を1冊、220円の新書を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。


◇ 参院選

 今月は、れいわ新選組の街宣イベントを何度か観ているうちに、れいわ以外にも演説をいろいろと観てみたいという欲が湧いてきた。ツイッターを見てみると、街頭演説の予定を告知している候補者は多い。地方だと難しいかもしれないが、せっかく、都会にいるのだから、うまく寄れる演説はないかと調べてみると、生稲晃子が大森にやってくることがわかり、大森ならばブックオフがあるからちょうどいい。

 秋葉原から京浜東北線に乗り、大森に移動する。生稲晃子のツイッターによると、15時から大森駅の西口で演説をする予定だが、少し早く着いてしまい、ダイソーに行って戻ってきたら、生稲晃子の演説はもう始まっていた。こんな大森みたいなところに生稲晃子がいることに不思議な気にもなるが、生稲晃子は駅の入り口に向かって立ち、その後ろにはおじさんたちが並んでいる。なんだろう、このフォーメーションは。ピンクのポロシャツにピンクのタスキ、白のパンツに、ピンクのスニーカー、両腕には日焼け防止のアームカバー、口元には透明のマウスシールドをつけ、マイク片手にしゃべっている。いったい、どこに向かってしゃべっているのかわからない、ひとりごとのような演説をしている。スタッフの女性からは、ボール紙かなにかでできたチラシをひとつもらった。チラシは長方形で、右下にはまるい穴が空いていて、指を差し、うちわとしても使えるようになっている。だからといって、使いたくはないから、さっさとカバンに仕舞った。





 東口に移動すると、こちらには同じく自民党の山谷えり子がいたようだったが、それよりも、ブックオフをまわらなければならない。2店目は西友のブックオフ。しかし、ここも買うものがなく、110円の新書を1冊、220円の単行本を2冊買うのみ。つぎは川崎に移動し、まず、モアーズのブックオフに寄るが、今日はどうもだめな日で、ここでもなんとか選び出すように、110円の文庫を1冊、220円の単行本を2冊買う。

 川崎では、京急川崎駅の前で、三原じゅん子の演説があることがわかり、行ってみるが、しかし、いくら待っても始まる気配がない。そんなに遅れるかなと思い、改めてツイッターを確認してみると、17時からだと思っていたが、1時間勘違いしていて、本当は18時からだった。これは馬鹿な失敗をしたと思い、あきらめて、ベローチェに入り、アイスコーヒーと、明太ポテトデニッシュを食べた。すっかりくつろいでしまったが、しかし、わざわざ川崎までやってきて、このまま三原じゅん子を観ずに帰るのはつまらないと思い、ベローチェを飛び出し、京急川崎駅に戻ることにした。戻ったときには 19時近かったが、三原じゅん子一行はまだ駅前にいた。集まったひとたちとの写真撮影に応じているようで、もう終わるところかと思ったが、なんと、演説をまた始めてくれて、聴くことができた。三原じゅん子の演説を聴くのも初めてだったが、白手袋、白いTシャツに白いパンツ、スニーカーまで白でそろえていて、颯爽としている。生稲晃子の野暮ったい雰囲気とはかなり差があり、小さい台の上に立つだけのステージだが、立ち姿もさまになっていて、さすがは女優だと思った。話もうまく、慣れた感じで、ドスも利いている。山本太郎と同じく、芸能人としての能力の高さがしっかりと活かされていて、いや、このひとが選挙に強いのには納得させられる。10分ぐらいの演説を飽きずに聴いていたが、気がつくと、自分がいちばん前に立っていて、あたかも熱心な支持者のようになってしまった。演説を終えるとまた写真撮影に応じる時間になるが、支持者でもなんでもないからこれは参加しない。






 東海道線で横浜に戻り、ビブレのブックオフ、平沼のブックオフとまわるが、どちらも500円をぎりぎり超えるのみ。今日はじつに乏しい収穫だった。夜遅くに帰宅し、疲れきって、すぐに眠ってしまい、深夜に目覚め、シャワーを浴びた。疲れているし、暑いし、なにもできずにまたすぐに眠りなおした。

2022年6月28日火曜日

6月28日火曜日/明暗

◇ 溜池山王・新木場

 早朝、ブログの更新をしようとするが、眠くなってだめ。少し眠りなおしてから、今日も朝から都内に。昨日と同じく、溜池山王のすき家に入り、2日連続のダブルニンニク牛丼。600円。ドドールに入り、ひと休み。水道橋博士の情報を追いかけてばかりいて、読書ができないところまで昨日と同じ。ツイッターを見ると、玉さんが昨夜の政見放送に反応したツイートをしている。ついにはっきりとした感情を示したかたちだ。「週刊新潮」の直撃取材には批判的なことはいっさい言わず、素晴らしいなと思っていたのだが、実際の感情は違ったというわけだ。じんわりとショックを受ける。たけしもホームページで、一昨日、参院選についてコメントを出していたことを知った。「今度の参院選、知り合いや弟子も出馬してるんだけど、俺は一切関係ないし、ましてや応援もしてない。マスコミも誤解しないでほしいし、立候補者にも誤解を招く言動は避けてほしい。」

 そのいっぽう、先週土曜には、どうやら、こしらさんが水道橋博士の応援演説に行っていたようだ。一緒にイベントをやった縁があるからだろうと思うが、義理堅くていいのだけども、談四楼師匠みたいに政治的な信念があるわけではないのに、こしらさんにとってマイナスイメージにならないかを心配する。たとえば、有名人であるダンカンが応援演説をするのとは同じ意味にはならないだろう。義理堅さは芸人らしさでもあるのだが、しかし、応援されている博士のふるまいがいちばん芸人らしくないではないか。

 夕方には新木場のほうまで移動し、京葉線で帰ってきた。新木場は店がなんにもないので困ってしまうが、東京駅での乗り換えの際に、改札内にあるドラッグストアで飲みものを買うのがおそらくいちばん安く済む。品川から京浜急行に乗り換えると電車賃が少し安くなるのだが、品川駅はひどい混みようで、ひとがあふれかえっていた。詳しくはわからなかったが、JRで事故があったようだ。

 今日はスマホを地面に落っことしてしまい、画面は無傷だったが、外枠にヒビが入ってしまった。腕時計が壊れてしまったから、時間を見るために、スマホを頻繁に出し入れしているのがよくない。おまけに、汗でべたついた手をポケットに突っ込むから、ズボンの布が手の甲に貼りついてしまう。帰宅は夜遅くなり、すぐにシャワーを浴びた。

◇ テレビ・雑誌

 録画していた昨夜の「アンタウォッチマン!」を観た。放送時間拡大、爆笑問題特集のゴールデン特番。太田光代、松村邦洋、土田晃之、古坂大魔王、小池栄子がVTR出演した。おおむね知る話が多かったが、漫才で単独ライブをするスタイルは、エディ・マーフィのスタンダップコメディのビデオがヒントになったというのは初めて知ったかもしれない。その当時、レギュラー番組を獲得するための戦略として、単独ライブを年2回、改変期を狙って開催したという話にも驚かされる。爆笑問題の快進撃の裏にはきちんと戦略があり、ただ実力があったから売れたという単純なことでもないのだということに今さら気がつかされた。続けて、通常放送ではこの爆笑問題特集の延長戦があり、そちらでは、学生時代に高田文夫賞を受賞した過去のある田中に、高田先生から手紙が送られていた。それにしても、昨夜は、この爆笑問題特集があったあとに、NHKでは博士の政見放送があったというわけで、浅草キッドとの明暗を感じずにはいられない。玉さんが爆笑問題特集の放送を知っていたとしたら、荒れるのも無理はないと思った。

 昨日、ネットにも出ていた「週刊女性」の記事を、楽天マガジンでも確認した。太田がまた選挙特番のキャスターを務めることにからめて、自宅がある自治体の選挙(杉並区長選)の投票に向かう太田を直撃取材している。水道橋博士が出馬することについても訊かれると、太田「彼とは芸人仲間ですからね。政治信条関係なく、頑張ってほしいですよ」と答えている。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。西川きよしの全国ツアーに出演した話をしていて、テンダラーの漫才がよっぽどすごかったようだ。高田先生のブログから、「ザ・東京漫才」のことも話題にしていた。ラジオを聴きながら、深夜2時前には眠る。

2022年6月27日月曜日

6月27日月曜日/政見放送

◇ 溜池山王

 今日も朝から都内に。昼食は溜池山王のすき家に入り、ダブルニンニク牛丼を食べた。600円。それから、ドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーを飲むが、この店舗は「S」というサイズはなく、レギュラーサイズを注文する。読書をするつもりだったが、水道橋博士の情報を追いかけ始めてしまい、まるで読書に集中できなくなった。昨日の演説について、ツイッターになにか書こうかと思い悩んでいたが、博士のことを書いたとして、れいわを批判したい連中に拡散されてしまうことになると不本意だ。自分ははっきりと野党支持であり、れいわの積極的支持者ではないものの、どちらかといえば応援したいと考えている。なおかつ、30年来の浅草キッドファンという立場から今回の選挙を見ている。れいわ嫌いでもなければ、芸人が政治に関わることに否定的な考えもないのだが、ならば、当然、水道橋博士を支持するのだろうというと、そんなことはないから思い悩むということになる。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「ワイドナショー」をまだ観ていなかった。実家じまいが話題の松本明子が出演。それから、活動自粛から復帰した天竺鼠瀬下も登場する。神妙な態度をとおす瀬下だったが、瀬下が考えたギャグをシソンヌ長谷川がやってみせることになり、エンディングでは、松本までがギャグをやることになる流れに笑った。スキャンダルからの復帰には笑いがいちばんの特効薬であり、そのいちばんの環境を吉本が抱えていることは強い。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、松本明子の「ワイドナショー」での「実家じまい漫談」を話題にしていた。12時台は、堀内健がゲスト。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊ポスト」の横山剣さんの連載コラムは、近藤真彦「情熱・熱風・せれなーで」を紹介しつつ、マッチとの不思議な縁について書かれていた。クールスR.C.の佐藤秀光が経営していたライブハウスに、クールスR.C.と海援隊が同じ事務所だったことから、武田鉄矢が「金八」の生徒を連れてしばしば遊びにきていたのだという。そして、ダックテイルズ時代には、芸能人大運動会のかけっこで対決したことがあり、そのときの結果は、マッチが1位、剣さんが2位、布川敏和が3位、島崎俊郎が4位だったのだと。マッチとは、近年はクルマのレースで一緒になる機会があるようだ。

 早めに眠ってしまい、深夜に目覚めた。この夜には、れいわ新選組の政見放送がNHKで放送され、録画をさっそく確認する。まず、山本太郎ひとりのスピーチがあり、後半に比例の候補者たちが登場する。山本太郎が司会になり、水道橋博士、高井たかし、長谷川ういこ、辻恵、キムテヨン、大島九州男、天畠大輔が順に紹介された。博士は1分程度のスピーチをし、「NHKはぶっ壊さない」 という言葉で締めた。こんなしょうもないネタを力強く言ってしまう感覚にぞっとする。おまけに得意顔である。芸人的な軽さはどこにもないスピーチだった。奇しくも、れいわのあとには維新の政見放送が続けてあり、これも録画されていたが、こちらは松井一郎と吉村洋文が出演し、比例の候補者は登場せず、ふたりの会話形式だけで通していた。これは賢いやりかたかもしれない。山本太郎のように、無観客の状態で流暢にスピーチをするというのは、誰にでもできることではないのである。


2022年6月26日日曜日

6月26日日曜日/れいわ新選組・渋谷


◇ 九段下・神保町・半蔵門

 朝、腕時計をつけようとすると、時間がでたらめを指している。よく見ると秒針が動いていない。まだ何年も使ってないと思うのだけど、こんなにすぐ壊れるかな。今日はスマホで時間を見るしかない。

 朝から都内に。九段下のほうまで用があり、昼は神保町まで歩き、ボーイズで食べようかと思っていたが、日曜は休みだった。水道橋方面に曲がり、しょうが焼きBaka という店に初めて入り、Bakaしょうが焼き定食を食べた。千円。値段に躊躇したものの、試しに一回食べてみようと思ったのだが、しかし、これだったらボーイズのしょうが焼きのほうがよっぽどいい。

 そのあとは半蔵門に移動し、麹町のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をした。田崎健太「全身芸人」を読み終えた。2018年刊、太田出版。「月刊実話ナックルズ」に連載されたインタビュー集で、初出時のタイトルは「絶滅芸人」だった。登場するのは、月亭可朝、松鶴家千とせ、毒蝮三太夫、世志凡太&浅香光代、こまどり姉妹という5組。そもそもが悪趣味な企画で、悲しい面をことさら強調するのはいやだなとは思うものの、引き出している話にはかなり面白いものもあった。特にこまどり姉妹は壮絶。この著者は芸に関心があるのかがどうもよくわからないのだが、笑いの芸人とは相性が悪いという気はする。


◇ 渋谷

 半蔵門線に乗り、渋谷に移動し、センター街を通り抜けようとすると、こんなところに乙武洋匡の選挙事務所がある。本物かと疑うようなこじんまりした事務所だ。まんだらけに寄り、階段の百均から単行本を2冊買う。それから、ツルハドラッグに寄り、栄養ドリンクとアイスチョコモナカを買って食べた。今季初アイス。道玄坂を横切り、古書サンエーにも寄ろうとしたが、こちらはシャッターが閉まっていた。


 マークシティを通り抜け、ハチ公口に出る。17時半から、れいわ新選組の「れいわ甲子園」というイベントを見物したかった。れいわのイベントを観るのは、池袋、新宿に続き、これで三度目だ。新宿は少ししか観ることができなかったが、それぞれ、違うスタイルのイベントを仕掛けていて、この日は「れいわ甲子園」といって、なにが「甲子園」なのかというと、ブラスバンドの演奏とチアガールが登場し、高校野球の甲子園の応援みたいにして候補者を盛りあげるという演出なのだが、これは、山本太郎が「ダンス甲子園」から世に出たということにも引っかけているのだろうか。今回は始まってすぐからオーディエンスに混じり、かなり前のほうで観ることができた。登場した候補者は、登壇順に、大島九州男、蓮池透、高井たかし、長谷川ういこ、天畠大輔、水道橋博士という6名。このうち、蓮池透、天畠大輔は池袋の決起集会には参加しておらず、ここで初めて観た。蓮池透はこのなかでは有名人のほうだが、話はあまり上手くはなかった。重度の障害者である天畠大輔は、介助者とともに車椅子で登壇する。「あかさたな話法」というものを初めて知ったが、この特別なコミュニケーション法により、通訳者でもある介助者を通して演説をするさまはなかなか衝撃的だ。そして、水道橋博士だが、桃太郎印の鉢巻きをしめたすがたで登場し、そのすがたにまず、かつての水道橋博士からすると大いに違和感があるのだが、ひろゆきのそっくりさんも一緒に登壇させ、まるでよくわからないやりとりをする。なにか狙いがあってのことだとは思うものの、その意図がさっぱりわからない。そっくりさんを引っぱり出しておきながら、博士はまったく面白いことを言おうとしないのだから、出されたほうは迷惑だ。パフォーマンスとしては目も当てられないくらいにひどく、観ていて、こんなに恥ずかしくなる街頭演説もなかった。そっくりさんのほうは恥ずかしさを自覚していたようだが、博士はこんなにも笑いに鈍感になってしまったか。しゃべっていることも、扇動的ではあるが、中身はなにもなく、虚ろな目をして抽象的な美辞麗句を並べたてているだけで、いよいよ悲しくなってくる。そして、6名の候補者のあとには講談師が登場した。あとで検索してみると、神田伊織というひとだとわかった。山本太郎一代記のようなことを語り、19時前、山本太郎がさっそうと登場する。山本太郎は登場すると、そのまま、滑らかに演説に入っていった。博士とは違って、話術がしっかりしている。音楽の生演奏もつき、さながら、山本太郎のワンマンショーだ。最後にはまた、質疑応答の時間が設けられるが、池袋のときにやっていた10秒のカウントダウンの演出はここではやらなかった。山本太郎ひとりの質疑応答から、ほかの候補者にも答えてもらおうと、再び、壇上に出てきてもらおうとするが、高井たかしと長谷川ういこはすぐに再登場したのに、博士がなぜかなかなか現れない。大島九州男と蓮池透はもういなかったのだと思うが、天畠さんはしかたがないとして、博士はなにをもたもたしていたのか。やっと出てきても、疲れきっているのかわからないが、終始、心ここにあらずといった表情だった。20時過ぎまで見物し、そのあとはまた写真撮影などがあるようだったが、それは参加せずにその場を離れた。















 帰りの東横線は菊名でようやく座れたが、寝過ごしてしまい、馬車道まで乗り、戻ってきた。夜遅くに帰宅し、明日も朝から外出するのに、録画残量を空けるためにテレビを観なければならなかった。「関ジャム」が山下達郎特集をやっていて、先週は録画したものの、2週にまたがっているとは知らずに今日の放送は録画しそこねていた。悔しい。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...