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2022年3月31日木曜日

3月31日木曜日/水道橋・インテリ嫌い




◇ 新宿

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。今日も朝から都内に。東横線では座れず、立ったままで本を読むが、どうしても眠くなり、ちっとも読み進められない。新宿三丁目から丸ノ内線に乗り換え、西新宿まで出るが、西新宿駅の混雑がすさまじい。昼は東新宿のほうに移動し、ブックオフが近いので、せっかくだから真っ先に寄るが、なにも買うものなし。ブックオフに入り、なにも買わずに出るということもなかなかないのである。吉野家に入り、牛焼肉丼を食べる。602円。それから、ベローチェに入り、ひと休み。テーブルが濡れているのに気がつかずに、文庫本を置いてしまった。まるで傷んでいない本だったのに悔しい。スマホの充電をしながら、読書をする。

◇ 読書

 小林秀雄講義「学生との対話」を読んでいた。2017年刊、新潮文庫。親本は2014年刊。要は講演を文字起こしした本なのだが、白洲明子の許可を得て刊行されたもので、文責は国民文化研究会と新潮社にあるとまえがきに書いてある。もとにした講演は「新潮CD 小林秀雄講演」で聴けるとも親切に書いてあり、小林秀雄が話している声はなにかで聴いたことはあったと思うが、巻末の池田雅延の解説によると、小林秀雄の口調は意識して志ん生に学んだんだそうで、話し言葉もまたとても重視していた。そしてまた、講義のなかでは、インテリをくり返し批判している。まあ、おそらく、あたまでっかちの学生たちを挑発しようとする意味もあったのではと思うが、昭和49年のある講義はユリ・ゲラーの話から始まり、「世間には、不思議はいくらもあるのですが、現代のインテリは、不思議を不思議とする素直な心を失っています。テレビで不思議を見せられると、これに対し嘲笑的態度をとるか、スポーツでも見るような面白がる態度をとるか、どちらかでしょう。今の知識人の中で、一人くらいは、念力というようなものに対してどういう態度をとるのが正しいかを考える人がいてもいいでしょう。ところがいない。彼等にとって、理解出来ない声は、みんな不正常なのです。知識人は堕落していますね。」「本居宣長を読んでいると、彼は「物知り人」というものを実に嫌っている。ちょっとおかしいなと思うくらい嫌っている。嫌い抜いています。彼の言う「物知り人」とは、今日の言葉でいうとインテリです。僕もインテリというものが嫌いです。ジャーナリズムというものは、インテリの言葉しか載っていないんです。あんなところに日本の文化があると思ってはいけませんよ。左翼だとか、右翼だとか、保守だとか、革新だとか、日本を愛するのなら、どうしてあんなに徒党を組むのですか。日本を愛する会なんて、すぐこさえたがる。無意味です。何故かというと、日本というのは僕の心の中にある。諸君の心の中にみんなあるんです。会を作っても、それが育つわけはないからです。こんな古い歴史を持った国民が、自分の魂の中に日本を持ってない筈がないのです。インテリはそれを知らない、それに気がつかない人です。自分に都合のいいことだけ考えるのがインテリというものなのです。インテリには反省がないのです。反省がないということは、信ずる心、信ずる能力を失ったということなのです。」



◇ 水道橋

 それから、夕方には水道橋のほうまで移動することになり、東口から白山通りに出たあたりは、このすぐ近くでバイトをしていたことがあるから思い出の地なのだが、たまに通ることはあっても、改めて立ち止まることはなかった。白山通りを神保町方面に歩いていくと、変わらない店が数多くあることに気がつくが、その記憶はもう二十年ぐらい前になるんじゃないか。神保町にはしょっちゅうきているようでも、この方向で歩いてみないとよみがえらない感覚というのがあるようだ。神保町の交差点のココカラファインに寄り、栄養ドリンクを買い、コンビニでパンをひとつ買って食べた。尿意をもよおし、神保町には寄り道せず、駅のトイレに飛び込み、そのまま、半蔵門線に乗って帰る。

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・三沢あけみ)を観る。ツイッターを見ていたら、三遊亭天歌という落語家が落語界のパワハラを訴えるブログを更新しているのを目にした。なぜだか「おすすめ」に出てくるのだ。天歌というひとをぜんぜん知らなかったが、1982年生まれの二ツ目で、四代目円歌の弟子のようだ。快楽亭ブラ坊の例もあるし、こういうことは増えていくのか。しかし、ブログには具体的なことは書いてないのだから、それ以上の憶測をしてもしかたがない。

 パワハラつながりというわけではないが、タイムフリーで、先週木曜の「伊集院光とらじおと」の最終回をようやく聴いた。ばたばたしていたらなかなか聴けないもので、大事に聴きたいからという考えでもあったのだが、結局、タイムフリーぎりぎりで忙しなく聴くことになり、疲れて眠くもなるし、どうももったいない聴きかたになった。どうせ YouTube に残るだろうから、これはまた改めて聴きなおそう。エンディングでは、オファーはあちこちからもらっていること、しかし、1クールは空けるということなどを話していた。深夜に、ずるずるとだらしなく眠る。

2022年3月26日土曜日

3月26日土曜日/神保町・付き人の本

◇ 神保町

 熟睡できず、4時間ぐらい眠り、早朝に目覚める。今朝は暖かい。録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」は、調理する音を高性能マイクで収録し、その音を聴いて、なんの料理を作っているのかを当てるクイズの企画。ケンドーコバヤシ、Licaxxx が出演。「ネタパレ」には、ダウ90000 が再登場。前回出演時にはまだよくわからなかったが、今回のコントは、台本の緻密さ、展開のスピードにちょっとびっくりしてしまった。ツイッターから、青山真治の訃報を目にし、声を出して驚いた。昨日の夕方にはネットニュースが出ていたようだが、今朝まで知らなかった。57歳、食道癌。

 今日も朝から都内に。東横線で眠っていたら、気がつくと中目黒に着いていて、すかさず立ちあがるが、扉が閉まったあとだ。降りそこねてしまい、車両の端っこまでとぼとぼ移動するが、しかし、落ち着いてよく考えたら、中目黒ではなく、今日は渋谷で乗り換えるのだった。むしろ、降りそこねて助かった。神保町から九段下のほうに移動し、昼にはまた、神保町まで戻ってきた。ボーイズで食べようかと思っていたが、行ってみると、土日は休みだった。先に古本屋をまわることにして、靖国通り沿いに、アットワンダーから順に覗いていくと、古書センター1階のワゴンに、おおっと驚くような本が、ぽんといちばん上になにげなく乗せてある。200円なら買わないわけがない。交差点までやってきたあたりで、雨がぱらつき始め、すかさずココカラファインに入り、ビニール傘を探すが見当たらない。しかし、雨はすぐに止み、ビニール傘を買っていたらかえって後悔するところだった。すずらん通りに入り、東京堂書店、それから、三省堂の三省堂古書館も覗いていくが、なにも買わなかった。志らく師匠が表紙の「東京かわら版」が目に留まり、少し立ち読みする。コロナ以降はもう、「東京かわら版」も買わなくなってしまった。



 すずらん通りを交差点方面に戻り、紅登記という店に入り、ランチセットの生姜焼きを食べた。スープ、ザーサイ、杏仁豆腐がつき、サラダとコーヒーのサービスもあり、780円。それから、飯田橋まで歩き、ブックオフにも寄るが、しかし、ぜんぜんいい本がない。220円の単行本を1冊だけ買う。ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。ラジオを聴きながら仮眠し、しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 帰りの電車内で、乾き亭げそ太郎「我が師・志村けん」を読み終えた。行きの電車で読み始め、行き帰りで一気に読んだ。2021年刊、集英社インターナショナル。志村けんの付き人による回想録だが、布川剛というひとが構成しているのだが、どうもあんまり面白い本になっていない。志村の死を知るまでの描写は細かく、いちばん迫ってくる部分だったが、付き人時代のエピソードは薄く、事実としては面白いにせよ、ふくらみがない。あの志村けんの間近にいるのに、この程度であるはずがないのだ。たけしの運転手だった秋山見学者に「たけしー・ドライバー」という好著があるが、この本は重松清(ライター名・田村章)が構成している。タレント本は構成者の腕によるところが大きい。

 雨の予報だったが、降られずに済んだ。夕方には帰宅し、録画残量を作るため、録りっぱなしだったずいぶん前のテレビ番組を観たりなど。タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、「常連さん」には尾崎世界観が、11時台のゲストにはお見送り芸人しんいちが登場した。最終回を迎えた今週の「伊集院光とらじおと」も順番に聴いていくが、火曜は竹内アナが濃厚接触者になり、安田美香が代役を務めていた。竹内アナはリモート出演はしたのだが、最後の週までばたばたの放送だ。聴きながら、オンライン将棋を1局指し、ブログの更新をひとつ。ラジオを聴きながら、たしか、深夜0時前には眠る。

2022年3月25日金曜日

3月25日金曜日/霞が関・稀有な落語本



◇ 霞が関・虎ノ門・茅場町

 早朝に目覚め、ツイッターを見ると、石井徹也氏(井上鐵二)が吉原から出禁を食らったというツイートをしていた。なにしてるんだ、このひとは。今日も朝から都内に。まず、霞ヶ関に出て、昼食は虎ノ門、おみっちゃんという店に入る。この店はこれで三度目。焼き鳥丼にしようとしたら、10分ぐらいかかるというので、和牛もつ煮込み定食にした。生玉子が無料。750円。そのあとは茅場町のほうまで行くことになり、ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドのレギュラーと、チョコチャンクスコーンを食べた。ベローチェはそもそもコーヒーが安い店だったのだが、Sサイズがなくなり、そうなると、500円を超えるようになってしまう。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、磯山さやかが出演した「あちこちオードリー」の話もしていた。それから、Spotify で音楽を聴きながら、しばらくだらだらした。しかし、こんなことをやっていると、スマホがぜんぜん充電されない。2時間ぐらいでベローチェを出て、眠気を飛ばそうと思い、スギ薬局に寄り、栄養ドリンクとシュークリームを買って食べる。

◇ 読書

 茅場町から日比谷線、中目黒から東横線に乗り換え、横浜に戻ってくる。電車内で、頭木弘樹「落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ」を読み終えた。2020年刊、ちくま文庫。「望星」の連載をもとにした文庫オリジナル。落語の入門書のようで、刊行時には挑発的なタイトルのようにも受け取られたと思うが、この本はむしろ、すれっからしの落語ファンが読んだほうが面白い本だ。落語の面白さを根源的に考えなおしている。米朝の「落語と私」も思わせるが、あとがきまで読むと、米朝の落語観が基礎になっているのだとわかる。桂文我が解説を書いていることも大きな信頼度だ。(文我の解説は「稀有な落語本」と題している。) そして、この著者ならではなのは、カフカや「吾輩は猫である」とも共通するものとして、落語に文学の可能性を探っているところで、ここにも大いに刺激された。

 読書メーターに読み終わった本を登録するついでに、「ブックオフ大学」の感想をチェックしてみると、名前を出して褒めてくれている投稿をひさしぶりに見つけた。3月16日の投稿。嬉しい。

 夜遅くに帰宅する。録画していたテレビを観ながら、楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、「タモリステーション」で沈黙のタモリを直撃取材していた。タイムフリーで、聴きそびれていた月曜の「伊集院光とらじおと」を聴く。最終回ウィークは聴けるだけ聴こう。ニュース解説は青木理。11時台のゲストには、桐畑トール、ホームランなみち、だーりんず小田、母心というレポーター陣が集結した。深夜1時頃に眠る。

2022年3月10日木曜日

3月10日木曜日/ツイートを見てみると

◇ 大手町・品川

 深夜からそのまま眠らずにいられるかと思っていたら、ラジオを聴きながら、やっぱり少し眠ってしまった。朝の時間というものは、途端に余裕がなくなるものだ。朝から都内に。霞が関から大手町に移動し、大手町ビルヂングの地下、庄屋という店に入り、鶏テキ定食を食べた。880円。夕方には品川にたどりつき、やけに腹が減ったものだから、マルエツを見つけ、飲みものとパンを買い、歩きながら食べた。それから、アレア品川のドトールに入り、さっきパンを食べたばかりだが、もうひとつ食べたくなり、ブレンドと、ブリオッシュショコラを食べた。スマホの充電をしながら、1時間ぐらい、読書をしていく。

◇ テレビ・ラジオ・ポッドキャスト

 品川から東海道線に乗り、夜に帰宅する。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」は、新内眞衣とファーストサマーウイカがゲスト。「キョコロヒー」は、謎解き企画に登坂淳一が登場する。「紙とさまぁ~ず」(ゲスト・上白石萌歌)は今週から放送日が水曜の深夜に移り、毎週録画に設定してあるから気がついたのだが、先週の放送で告知はされていたんだろうか。録画しているバラエティ番組がどういうわけか水曜の夜に集中していて、これでさらに増えることになった。

 タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」を聴き始めると、柴田理恵と喜入アナがしゃべっている。伊集院は発熱のためにお休み。残り少ない放送がこんなことで削られるとは。Spotify でポッドキャストを聴き始めたら、眠ってしまい、4時間ほど眠り、深夜に目覚め、ポッドキャストをまた聴きなおした。火曜日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のゲストがブッチャーブラザーズだった。以前、別の場でも語られていたが、宮沢章夫がブッチャーブラザーズにコントを書いていたそうで、竹中直人、宮沢章夫と、4人で集まってネタを作っていた時代もあったというから、考えてみれば、シティボーイズとはすぐ近い距離にいたのだ。聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、間寛平がゲスト。新喜劇GMに就任し、今後の新喜劇についての真剣な話にもなった。

 ネットニュースで、志らく師匠がコロナに感染したことを知り、師匠のツイートをひさしぶりに追いかけてみると、「新ニッポンの話芸」の広瀬和生の発言を批判していた。「新ニッポンの話芸」のポッドキャストは Spotify でも聴けるので、一応、聴いておくかと思い、その回を聴いてみると、志らく一門で行われたという「S-1グランプリ」についてしゃべっている。広瀬氏が調子に乗ってしゃべっているのだが、馬ること声が似ていて、どっちがしゃべっているのかわかりにくい。まあ、広瀬和生というひとは、落語界の状況認識については信用できるが、センスが悪い面も多々ある。笑いがわかるひとだとは思わない。そのついでに、ツイッターで情報を漁っていたら、志ら松さんが廃業したことを「ごくらくらくご」のツイートで知った。変な知りかたをしてしまった。志らく一門の下の世代のひとたちとはほとんど関わりはないのだが、志ら松さんとは縁があり、志ら玉さんや志らべさんにかわいがられていたから、お会いすることが比較的多かった。二ツ目も目前だと思っていたのに、単純に残念がるのも失礼だとは思うが、もうちょっと志ら松さんの高座を観ておけばよかった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、「私の読書日記」の執筆陣に橋本愛が加わっていた。紹介している本が自己啓発本ばかりなんだけど、大丈夫なんだろうか。Netflix で「トークサバイバー!」第3話を観て、早朝から眠りなおす。

2022年1月11日火曜日

1月11日火曜日/「らじおと」が終わる

◇ テレビ

 早朝から、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「深イイ話」は、オダウエダの密着があるかと思って録画しておいたが、どうやらまだ先の放送のようだ。加藤茶夫妻独占密着の部分だけを観るが、よく知らなかったが、この番組では続けて密着しているそうで、これが第5弾になるようだ。今回の放送では、ドリフとももクロの武道館ライブの様子を追いかけていた。綾菜夫人は、結婚してから10年、日記をつけているという。

 年末の「週刊フジテレビ批評」は、矢野了平、たむらようこ、伊藤正宏という3名が出演し、「人気放送作家が選ぶ2021年のベスト番組」という座談会をやっていた。「あたらしいテレビ」でも話題に出た「オモウマい店」がここでも挙がり、いよいよ気になる。矢野了平というひとは、てっきり、クイズ作家だと思っていたが、「水曜日のダウンタウン」の作家などもやっていることを今さら認識した。矢野了平によると、「水曜日のダウンタウン」は、会議の段階ではコンプライアンスはいったん無視していろんなアイデアを出し、そのあとに、会社のしかるべきひとに確認するという作業が必ずあるのだという。続けて、新年1回目の放送も観ると、フジテレビ社長の金光修と原田曜平が対談をしていた。

 1月3日放送、NHKの「東西笑いの殿堂」もようやく観始めた。この番組も、毎年録画はしているが、録画を貯めているだけで、観ていない年が続いていた。スタジオにはまず、爆笑問題が登場し、ハマカーン、ますだおかだ、アインシュタインが座っている。それから、西軍キャプテンの中川家が紹介される。恒例の中継は、NGKからは和牛が、浅草演芸ホールからは林家三平が担当する。あとで末広亭に出る予定の小痴楽はスタジオに登場した。心斎橋角座からはチキチキジョニーが担当するが、毎年、この松竹のブロックが、関東の人間からするとなかなか触れる機会のない部分で、今年は酒井くにお・とおるが最初から面白かった。1時間まで観たところで中断するが、NGKから出演した、西川のりお(のりお・よしおの漫才)の声がずいぶん老けこんだように感じられる。

◇ ラジオ

 ネットニュースで先に知ってしまったが、「伊集院光とらじおと」の終了が、今朝の放送で正式に発表されたというので、タイムフリーで、エンディングのその箇所をさっそく確認した。以下は、最後の4分間の発言。「さあ、ここで、ちょっとお知らせでございます。内容だけ、ぶっちゃけ言いますと、この「伊集院光とらじおと」という番組が、この春いっぱいで終了致します。ええっと、報告が遅れまして、気をもんでいたリスナーのかたも多いと思うんですけども、基本的には、僕はTBSラジオの方針に従って、言っていい時期というのを、ま、TBSラジオと僕の所属しているプロダクション等で、契約やいろんなことも考えた結果、ここまでは言ってはいけない、ということで、なんか僕からすると、やっとご報告することができた、っていう感じなんですけども。ま、久米さんがそうだったように、他局ですけど、僕は福山雅治くんがラジオ辞めるときもそうだったんですけど、しゃべりたいこと、しゃべろうとすれば、別に、3時間でも4時間でも、どうして終わるんですかっていう話はできるんですけども、その時間がさすがにとれないんならば、あんまりたくさんのことを言うと誤解のみを与えていくんじゃないかっていうことで、とりあえず、今日のところは、このご報告をしておこうかなっていう。TBSラジオの上層部のほうからは、「伊集院くん、今日、こういうふうなことを話したらどうですか?」っていうご提案をいただきましたけども、それに従っていると、もうさすがにもはや僕はラジオパーソナリティーではないっていうことになるので、そちらのほうはご遠慮させていただきますけれども、なんていうんですかね、えっと、いろんなことがあって、悩んできて、で、そのなかで、いろんなひとからも助言を受けたり、考え抜いてきましたけど、いちばんこう自分のなかで、ラジオやっててよかったな、そして、なるほど僕は、この6年間のラジオのなかでこういうことを学んだんだって思ったのは、「パラスポーツと」のコーナーで、パラアスリートのひとたちにたくさんお会いして、人生のなかで描いてた未来像が、事故とか病気によって絶たれてしまったときに、ふてくされるのでもなく、自暴自棄になるのでもなく、良い人生にするために、じゃあこっからどうするっていう切り替えの心強さみたいなものをすごく教わりまして。なんか自分は、面白い「伊集院光とらじおと」っていうものは止めますけども、じゃあ、伊集院光のラジオの人生とか、それがだめなら、伊集院光のおしゃべりの人生とか、さらには、伊集院光の人生みたいなものを、ここから前向きに、ちょっと立て直していこうかなっていう。とにかく、僕は伊集院光じゃなきゃいけないんだっていうひとたちに向けてしゃべって、伊集院光じゃないとだめなんだっていうひとたちと一緒にものを作っていくっていうことだけは、ぶらさずにやっていこうということと、今後、ま、ちょっとになりますけど、前向きに、一生懸命やることしかできないので、でいて、最終的にいい終わりかたをしていこうと、まあ思ってます。今日もこれで時間ぎりぎりで、話すことは以上なのかもっといっぱいあんのかよくわかりませんけども、とりあえず、遅くなりましたがご報告です。ええと、明日も、ぜひ、聴いてください。」

 午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。火曜はドラマの話題が多いが、オープニングは大河ドラマの話をしていた。それから、正月の寄席移動の話、文枝・小朝二人会の話と続くのが楽しい。14時台は、笑福亭羽光がゲスト。羽光の昔の仲間で、食えないベテラン漫才師はどうしたらいいかという話になった。

◇ 雑誌

 楽天マガジンで、「BRUTUS」のあんこの特集をざっと読んでいたが、お取り寄せ特集でおなじみの、秋元康、松任谷正隆、酒井順子、佐藤可士和という4人は、この雑誌では「四天王」と呼ばれているらしい。巻末ページには、スチャダラパーと川勝正幸の「超時間余談」という企画があった。これはもちろん、和田誠の「超時間対談」をなぞったもの。構成は辛島いづみ。川勝正幸は今月で没後十年になるのだ。宮沢章夫とやついいちろうの平常心ブラザーズの連載では、宮沢章夫が志ん朝を聴きながら寝ていると語っている。

◇ 再びテレビ

 15時前、集荷の時間に合わせて、近所の郵便ポストまで投函に行く。外は雨降り。こういう日は家にこもるにかぎる。録画していたテレビ番組をつぎつぎに観ていくことになるが、日曜の「ボクらの時代」は、鬼越トマホーク坂井、空気階段もぐら、ニューヨーク嶋佐という3名、「おかべろ」は、インディアンス、モグライダー、オズワルドという3組がゲストで、新年のテレビは若手のお笑い芸人の注目株が引っぱりだこになるのか。正月番組がお笑いだらけになるのは昔からだろうが、「M-1」が年末の風物詩になってからは、話題の中心は若手になった。日曜の「情熱大陸」には、錦鯉が登場した。「M-1」優勝の前から密着していたというから、運のいい番組になった。渡辺隆のあきらめの境地というのは、同世代としては理解するところが多く、四十代、父親とふたり暮らしをする実家の本箱には、新古書店の棚のようなマンガやベストセラーが並んでいた。

 評判の「オモウマい店」の放送もちょうど今日で、興味をもち、初めて観てみた。司会は、ヒロミと小峠、ゲストにオダウエダも出ていたが、タレントはワイプのみで出演する。「グルメンタリー」とはうまく名付けたもので、グルメ番組であり、密着ドキュメンタリーでもあるというのがよくわかった。兵庫のちゃんぽんの店の盛りつけの豪快さにまず驚き、続く、栃木のカフェジェラオカという店は、土日はすべてのメニューが100円だというから謎に満ちている。

◇ 映画

 Netflix で映画を1本。アダム・マッケイ監督の「ドント・ルック・アップ」を観た。アダム・マッケイの監督作は、まあ、どれもこれもべらぼうに面白い。描かれていることについて、まるで知識がないのに、笑わせる場面ではしっかりと笑わされてしまう。この語り口がよっぽど好みに合うのか。毒の加減と、風呂敷の広げかた、それから、結末もギャグの発想だ。エンドロールが終わったあとまで、しっかりとギャグが詰まっていた。しかし、どうでもいいけど、ディカプリオは沢田研二みたいな風貌になった。

 

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をつける。ラジオを聴きながら梱包を片づけるつもりでいたが、肝心の本が見つからず、キャンセルにするという手もあったが、注文者がある研究家のかただったからあきらめられない。販売履歴も確認し、在庫はあるはずなのにと思いつつ、部屋中を引っ掻きまわし、やっとのことでついに発見した。こういうときは思わぬところに埋もれているものだ。古本市の値札が付けっぱなしで、いつぞやの不忍にもっていっていることを思い出した。くたびれてしまい、梱包は朝にすることにして、ラジオを聴きながら眠った。

2021年9月27日月曜日

9月27日月曜日/天王洲

◇ 貧乏暇なし

 早朝に目覚めると、いよいよ部屋が肌寒い。今日も朝から都内に。昼前、新宿歌舞伎町で、スーツの集団に遭遇し、なんだろうと思っていると、黒塗りのクルマが停まり、どうやら、親分か誰かがマンションから出てくる、そのお見送りだったようだ。近づけなかったので、はっきりとはわからなかったが、すごいのは、その親分をクルマに乗せるときに、構成員が道路に出て、3車線すべてを停めていたことだ。ルールもへったくれもなく、都会のど真ん中で堂々と活動している。今日もあっちこっちに移動する日で、昼食は某所で、まわりにはなにも飲食店がなく、某施設の食堂で、カツカレーを食べた。550円。


 夕方、天王洲アイルにたどりつき、品川まで歩いてみたが、桟橋のほうに出ると、歩行者用の橋が運河を渡っている。そこを歩いていくのが気持ちがよかった。向こう岸に渡り、それからもうひとつ、楽水橋というのを渡ると、もう品川駅にだいぶ近くなる。品川インターシティのマクドナルドに入り、アイスコーヒーとアップルパイを食べた。スマホの充電をしたく、そのために入ったようなものだが、コンセントがなく、これは誤算だった。バッテリーは残り3パーセントになり、読書しかできない。ツイッターから新規感染者数の確認だけすると、ここしばらくはメモをすることもやめてしまっていたが、東京都は154人になり、200人を下まわったのは半年ぶりだという。神奈川は 123人、千葉は 83人、埼玉は 78人。大阪も 141人と、200人未満になっている。いったい、なにがどうしてこうなったのか。日記の更新を約1ヶ月遅れでしていると、1ヶ月前がどういう状況だったかよくわかるだけに疑問符だらけだ。


 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた「Nキャス」をようやく観ると、最後の天気予報のコーナーに、「お笑いの日」の宣伝でマヂカルラブリーが出演していて、たけしとのからみもあった。それから、タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」のオープニングを聴いた。月曜アシスタントは、新井麻希から近藤夏子に変わった。2週間の夏休み明けの伊集院だが、夏休みのあいだはラジオのことは忘れるのがテーマだったそうだが、新井麻希の最終回は聴いたそうだ。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を指す。疲れていて、あたまがまわらない。起きていてもなにもできず、23時過ぎには眠る。

2021年2月17日水曜日

2月17日水曜日/文章予測


◇ 貧乏暇なし

 今日は朝から横浜に用事があり、昼食は東口のモスバーガーで、テリヤキチキンバーガーとネーブルコーラを。ネーブルコーラというものを初めて飲んだ。平沼のブックオフにも寄ったが、なにも買わなかった。読書がしたく、ドトールにも2時間半ほど。夕方に帰宅する。

◇ ラジオ

 タイムフリーで聴いた「ナイツ ザ・ラジオショー」。今日のゲストはバカリズム。ナイツとはマセキ芸能の先輩後輩の関係で、ともにまだ有名でなかった時代の話が面白い。バカリズムが内海好江師匠の話をするのは初めて聴いたかもしれない。ウッチャンナンチャンと同じく、バカリズムも日本映画学校からマセキ芸能というコースで、日本映画学校では好江師匠のクラスだったのだ。「好江師匠には目ぇかけられてたから。で、おれらが卒業して2年ぐらいして、からだ崩されて。」「やる気あるんだったらうちの事務所に入ったらって言ってくれたのも好江師匠だから。あんたら、よくわかんないんだけど、なんかでもねえ、たぶん面白いはずだから、ほかにないからやってみたらみたいなこと言われて。」

 今朝の「伊集院光とらじおと」は野村萬斎がゲストで、これも面白かった。コロナ禍で公演が中止になっていったが、薪能などで、中止には慣れているというのである。われわれのやっていることは日々の研鑽で成り立っているものだから動じないのだということも言っていた。

◇ 今日の読書

 石黒圭「文章予測 読解力の鍛え方」を読んだ。角川ソフィア文庫。2017年刊。タイトルに興味をもち、薄い本だからすぐ読めるだろうと思って読んでみた。もともとは、ちくまプリマー新書で出ていた本だということもあり、平易でとても読みやすかった。文章予測の例文を読んでいくと、一文ごとに、読者によって予測される事柄が疑問文のかたちで挟まれていて、まるで漫才みたいだなと思いながら読んだが、続きを読んでいくと、そのあとには「文章理解は文章を媒介にした読み手と書き手の疑似対話」だと書いてあった。漫才というのはあながち間違いではなく、読み手は聞き役のようにして文章を読んでいくということだろう。そして、予測することが文章を読む推進力になっている。だから、さまざまな文学作品の冒頭には欠落感が用意されているというのは面白かった。娯楽作品における、怖がらせる、笑わせる、ほっとさせるテクニックは、読み手の予測を利用している。著者はまったく知らないひとだったが、冒頭にサンキュータツオ氏の文章が引用されていて、あとがきを読むと、タツオさんは早稲田のゼミの後輩なのだそうだ。

2021年2月2日火曜日

2月2日火曜日/メガネを買う

◇ テレビとラジオ

 今朝の「グッとラック!」でやっていた、生活保護の特集はとても勉強になる内容だった。菅総理の「最終的には生活保護」発言を受けての特集だが、ハードルの高さとその問題点について詳しく解説されていた。親族に問い合わせがいってしまうことがハードルの高さの大きな理由のひとつになっているが、それによって、親族から支援が得られるケースは少ないのだという。つまり、効果が薄いうえに、窓口の職員も忙しくなってしまう。まったく意味がない仕組みだという、望月優大の解説がわかりやすい。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「ラジオショー」と、ニッポン放送の番組をつけっぱなしにしておく。TBSの「伊集院光とらじおと」も、オンタイムではなかなか聴かないが、気になるゲストのときはタイムフリーで聴く。今朝のゲストは西川美和だった。

◇ 買いもの

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ジョイナステラスの Zoff に。昨日は新しいカバンを買ったが、今日は新しいメガネを買う。同じ日にまとめて買ってもよかったのだが、どちらも身につけるものだから、ひとつづつ、順番になじませていったほうがいいような気がした。いっぺんに買い換えては、まるで別の人間のようになってしまう。ほかに予定がないこともよかった。今までのメガネは、たしか、8年前から使っているんじゃないか。それまではコンタクトレンズを使っていて、メガネを常用するようになったのは三十代後半からである。それ以降に知り合ったひとがとても多いので、そのかたがたにしてみれば、メガネをかけていない顔はむしろイメージしづらいだろう。だから、メガネ歴は浅く、買いなおすのは初めての経験なのだが、だいたい、メガネはどのくらいの頻度で買いなおすものなのか。今までのメガネは、気がついたら、耳にかける部分が傷だらけになっていた。これはひどいと思ってからもなお、かけ続けていたのだが、そのうちにレンズの傷も目立つようになり、最近などは、街中を歩いていて、逆光になると反射して前が見えなくなってしまう。以前はそんなことはなかったので、これはレンズの傷のせいだろうと思った。こうなると危険にかかわるため、いよいよ限界だと思うようになった。

 昨日も Zoff に寄り、どれにしようかはだいたい目星をつけておいた。予算五千円台のなかから、さほど迷わずに決める。一応、試しにいくつかのフレームをかけてもみるが、こういうご時世だから、あんまりあれこれ触るのも気が引けて、じっくりと吟味はしなかった。しかし、今、新しいメガネを買うということは、五十まではおそらくこの顔で生きていくということになる。どうするんだっけと思いながら、フレームをもって受付カウンターに。それから、店内で視力検査をする。メガネを外す際、傷だらけのメガネを店員に差し出すのが恥ずかしかったが、まあ、そんな客はいくらでもいるのだろう。

 メガネができあがるまで、ドトールに入って読書をしていた。30分ほどでできあがるということだったが、2時間読書する。Zoff に戻る前に、おもいっきり鼻をかんだら、その拍子に三半規管がおかしくなったようで、メガネを受けとる際、店員さんに説明されているあいだ、ずっとめまいがしていた。

◇ 今日の読書

 絲山秋子「沖で待つ」を読んだ。2006年の芥川賞受賞作。併録されている「みなみのしまのぶんたろう」という短編は、石原慎太郎をモデルにしているのだとわかるが、単純な風刺というわけではなく、ひたすら可笑しい作品だった。これを芥川賞受賞作と一緒の本に入れてるのがやばい。

 夜に帰宅し、テレビを観たりしていたが、めまいのせいか、気分がすぐれない。横になって、先週の「爆笑問題カーボーイ」をタイムフリーで聴きなおしていたら、しばらく眠ってしまっていた。深夜には目覚め、今夜の「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。生放送。オープニングにはハライチが登場。そのあとには、鬼越トマホークが登場し、エンディングまでずっと出ていた。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...