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2023年4月27日木曜日

4月27日木曜日/筒美京平の本など

◇ テレビ

 早朝に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。しかし、眠気がひどくなり、横になってラジオを聴く。ところが、横になっていると眠くなくなるので、なんだかわからない。腹も痛い。

 観そびれていた先週の「アンタウォッチマン!」は、レッツゴーよしまさの特集。そもそもは志村けんの大ファンだったというのだが、志村けんのCMをどうしても録画したくて、そのCMの保険会社に問い合わせ、放送する番組を教わって録画していたというのだからすごい。その際に、たまたま録画していたものまね番組がきっかけで、ものまねに開眼する。その番組に出演していたのが、のちに師匠となるなかじままりなのだ。まねだ聖子による証言では、高校生のころにはまねだ聖子のイベントに行き、ショーを撮影したDVDをプレゼントしていたというエピソードが明かされていた。高校の文化祭でものまねショーを披露する映像が番組では流されたが、レパートリーは、城みちる、あいざき進也、野口五郎、小柳ルミ子、森本英世、沢田研二、井上陽水といったもの。この時代にはもう「細かすぎて伝わらないモノマネ」が始まっているはずだから、レパートリーが古いだけでなく、そのスタイルもこの時代には前世代のものとなっている。これがいかに特異な高校生を表しているか。大学生のころにはもうキサラに出演を始め、ギャラはもらわずに営業をやっていたのだという。二足のわらじ生活を始めたのは 2012年なんだ。そして、志村けんの死をきっかけにして、志村のものまねを始める。番組では、YouTube に公開した初めてのドリフのものまねの音声も流された。今週の「アンタウォッチマン!」は未公開集だったが、こちらにもレッツゴーよしまさの回がかなり使われていて、早着替えの実演の披露や、小学生のときに「バカ殿様」の収録を観覧に行ったときのエピソードが語られていた。いや、こんな半端に放送するのならば、2週まるまるレッツゴーよしまさ特集にしてくれたほうがよかったのに。

 夕方から外出。まず、遅めの昼食。吉野家で食べようかというつもりでいたが、行ってみると臨時休業だった。いきなり調子を狂わされる。あまり金を使いたくなかったのに、しょうがないから餃子の王将に行き、ソース焼きそばと餃子を食べる。席に着くと、餃子のタレや酢など、調味料を店員が運んできた。迷惑行為防止か、よく見ると、どこの席も、席には調味料を置きっぱなしにしてないんだ。ダイソーで買いものをして、それから、マクドナルドに入り、しばらく読書をしていく。アイスコーヒーと、新商品の「喫茶店のプリンパイ」というのを食べた。


◇ 読書・ラジオ

 夜に帰宅し、部屋でも読書の続きを。図書館で借りた、近田春夫「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」を読み終えた。2021年刊、文春新書。前半は、下井草秀のインタビューによる語りおろし筒美京平論。後半には対談が3本、筒美京平の実弟である渡辺忠孝、橋本淳、平山みきと、筒美京平について語り合っている。文中に登場する楽曲は、Spotify にあるものはそのたびに聴きながら読んでいった。楽しい読書だった。以下、興味をもった箇所の引用をいくつか。P30「単純に、東京人ならではの含羞。さらに言えば、本来の自分が好きな音楽と自分の作っている音楽が異なる、そのことに対する含羞もあったんじゃないかと。」 P37-38「京平さんはソウルミュージックが好きだったと指摘する人がいるけれど、俺、やっぱりそれはないと思うのよ。ヨーロッパのクラシック音楽の和声が持ってる、あの透明な響きこそが好きだったはずだから。」 P51-52「京平さんが歌っている姿って、まったく想像できないのよ。京平さんとよく会っていた当時、俺は、自分の住んでたところに楽器を置いてなかったから、作曲も編曲も全部頭の中で行って、それを採譜してたわけ。その話をしたら、京平さんが「えっ、そうなんだ?」と言ってニヤニヤしてる。その表情からふと、京平さんはピアノを弾きながら声を出して作曲してるんだってことが伝わってきたんだよ。」「考えてみれば、京平さんの楽曲の魅力は、実際に声を出して歌った時のフィジカルな快感に頼るところが大きい。」「それを試行するために、京平さんは自分で歌うという実験を繰り返しながら曲を作っていたんじゃないかという結論に至った。」 P54-55「新しいもの、若い人たちが興味を持つものに対する貪欲な好奇心が、京平さんは際立って強かった。80年代になると、京平さんと同世代の作曲家は、流行から脱落していく。例えば、平尾昌晃さんとか、中村泰士さんとか、うんと若い頃にはビートの強い楽曲を書いていた作曲家も、齢を重ねるに従って、抒情に満ちあふれた渋いバラードに走ってしまう。「日本の心」みたいなものを掲げたりしてさ。」「若い頃こそ洋楽的なアプローチを行っていたけど、齢を取ると新しいインプットが少なくなるから、元来心の中に潜んでいたしみじみとした日本的な要素が沁み出してくる。そもそも、皮膚感覚的に洋風の音がカッコいいと感じてこの世界に入ってきたわけで、アカデミックな意味で洋楽の構造に興味を抱いていたんじゃないわけ。そうすると、自分の内面においてカッコいいと思う対象が、いつの間にか和風のものに置き換えられていく。それが、この国におけるある程度大成したヒットメーカーの常道的な歩み方だったんだよね。」「だけど京平さんは、すでに血肉化したものよりも、構造的に新しいものに対する興味の方が勝っていた。この点に関しては、本当に稀有な存在だよ。」 P82「当時、京平さんに「最近の若い音楽家だと誰が気になりますか?」と聞く機会があったんだ。そしたら、「スピッツには、自分とすごく似たものを感じるんだ」という答えが返ってきた。意外でしょ。その意味は、今もよく分からないんだけど。」

 タイムフリーで、先週金曜に放送された「うどうのらじお」を聴いた。この番組、今まで一度も聴いたことがなかったが、高田文夫先生がゲストというので初めて聴いてみた。高田先生と有働由美子に接点もなさそうなのだが、そういう場に高田先生が登場するのが珍しくて新鮮だ。「スナック由美子」というのはいつもやってるコーナーなのかな。序盤からいきなりノーパンしゃぶしゃぶの話。その当時、高田先生も接待で行ったことがあるんだ。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...