ラベル 東谷義和 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 東谷義和 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年6月4日日曜日

6月4日日曜日/地域判定は大阪に

◇ テレビ・ラジオ

 今日は外出せず、ブログの更新をしながら、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」では、まず、上岡龍太郎の訃報を扱う。爆笑問題との共演といえば、TBSの「はばたけ!ペンギン」を記憶していたのだが、その映像を流してくれたのが嬉しい。1998年放送、この番組で、爆笑問題は上岡龍太郎とトリオ漫才をやっている。スタジオでは、太田からは上岡龍太郎の番組で軍手を探すロケをやった思い出が語られた。そのあとにはウクライナ情勢が扱われたのだが、プーチン影武者説というとんでもない話も出てきた。中村逸郎も「もちろん本当です。」「今いるプーチンは全員影武者」と断言する。本物のプーチンは、2007年の秋から2008年にかけての時期に癌で亡くなったという説があるというのだが、デーブ・スペクターが「誤解あるといけないので」と断りながら「本当のプーチンいるんでしょ?」と訊くと、中村教授は「いないですよ」と即答。ウクライナ侵攻を始めた2014年には、プーチンはすでに別人。コバリチュークという銀行のオーナーが裏ですべてを操っているという説も出てきていると中村教授は語った。この番組では旧統一教会の問題もずっと扱っていて、今日の放送では、府中市に建設中の新たな教会について、鈴木エイトの独自取材により現地の様子を伝えていたのだが、炎上させていた連中はどうせ飽きちゃったから知ることはないんだろう。

 今朝の「ワイドナショー」は、田村淳、国山ハセン、武田鉄矢、神田愛花というメンバー。この番組でももちろん、上岡龍太郎の訃報を扱い、東野からは「いろもん」の思い出、武田鉄矢からは「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」に出演した思い出が語られた。武田鉄矢は紳助と仲がよかったから、その関係もあるのだ。引退時のゴルフコンペにも参加しているんだな。「TVタックル」では上岡龍太郎の訃報には触れられず、収録日は訃報よりも前だろうか。今日の「笑点」は演芸はミルクボーイ。大喜利の冒頭に、ガーシーが成田空港で逮捕とのニュース速報が流れる。

 「週刊さんまとマツコ」は、先週に引き続き、山田邦子特集の後編。鬼越トマホークが失礼な発言を連発すると、さんまのほうが気を遣ってフォローにまわっていた。山田邦子からは「ひょうきん族」時代のさんまの女癖がいじられたりなど。後半は「バナナ大使」でおなじみのイニシャルトークになり、山田邦子の元彼、芸人Oというのは大森うたえもんのことか。西川のりお、桂文枝らのエピソードも語られ、文枝にはバッグを買ってもらったという。

 昨夜の「お笑い向上委員会」は、まず、錦鯉まさのりさんの「あにょにょにょにょ」という謎の返答に涙を流して笑う。そして、野田クリスタル発案の「おもしろイス座り選手権」が始まるというなかなか異常な回だった。後半には、大宮セブンから、すゑひろがりず、タモンズが登場。昨日の「ワルイコあつまれ」には、「昭和歌謡合唱団」のコーナーに尾崎亜美が登場。「オリビアを聴きながら」の歌詞を解説する。一昨日金曜の「A-Studio+」は夏木マリがゲスト。夏木マリと海原やすよともこの関係は知らなかったな。

 ラジオもあれこれと。今日の「爆笑問題の日曜サンデー」でも、ニュースのコーナーでは上岡龍太郎の訃報を扱っていた。「サンジャポ」でも触れられていたが、爆笑問題とは立川流の会でよく会っていた関係でもあった。その思い出が語られていたが、「EXテレビ」で聴いた発言として太田が記憶していたのは、もしかすると、談志師匠と共演していた特番ではなかったかな。

 パソコンのラジコの地域判定が狂ってしまい、「日曜サンデー」はスマホで聴いたのだが、パソコンのほうは大阪の設定になっている。聴きたい番組がぜんぜん聴けないなと思っていたが、しかし、大阪の番組を聴けるじゃないかと気がつき、さんまの「ヤングタウン」を聴いた。昨夜土曜の放送、冒頭から上岡龍太郎の話をする。木曜に珍しく鶴瓶から電話があり、上岡の息子から鶴瓶に連絡があったそうで、紳助に連絡したいというのでさんまのところにかけてきたという。さんまが紳助に連絡し、その時点では4人(?)しか知らず、翌日にマスコミに出るようにしてあるから今日のところは黙っていてくれと言われたが、その夜、大雨の日に「FLASH」の記者に追いかけられ、上岡師匠のことを訊かれるのだろうと思ったら、松本と中田敦彦の一件についてどう思いますかという取材だったという話だった。その一件についても触れ、枝葉を散りばめつつ、上岡龍太郎については簡潔に語り、11分のオープニングが終わった。

2023年1月15日日曜日

1月15日日曜日/財産

◇ 訃報

 早朝に目覚め、ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、いったん眠りなおす。ツイッターを覗いてみたら、高橋幸宏の訃報を目にした。70歳。深夜2時台には訃報が出ていたようだが、10時近くなるまで知らなかった。この時点ではまだ、大手メディアによるツイートはないようだ。ああ。けして熱心なファンだったわけではないのだが。YMOに関してはずっと聴きそびれてきたという思いがあって、サブスク時代になってからようやくアルバムをひととおり聴いたが、世代的に、自分が音楽を聴くようになった90年代というのは、高橋幸宏の経歴を見てみるとどうやら穴のような時期で、スカパラとコラボの曲を出したりはしていたが、音楽よりもむしろ、「AXEL」(テレビ朝日)の司会であったり、竹中直人の番組でコントをしていたりというすがたに親しんでいたような気がする。しかし、それでも、「WIRE」ではスケッチ・ショウの、「ワールド・ハピネス」ではヒューマン・オーディオ・スポンジのライブを観ているのだから、これは大きな財産だ。

◇ テレビ・ラジオ・映画

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」は、ウエストランドがスタジオに初登場のほか、成田悠輔、福田麻貴、ゆうちゃみといった顔ぶれ。井口の顔つきが少し凛々しくなってきたように感じられる。番組終盤にはウエストランドの特集があり、井口のお母さんが地元の岡山からレポートし、そのあとにも、スタジオと生中継でつないだ。VTRには、ウエストランドの恩人として、K-PRO代表の児島気奈も登場した。「ワイドナショー」には、なんと、今田耕司が再登場。そのほか、田村淳、ウエンツ瑛士、豊崎由里絵という顔ぶれ。ガーシーが脅迫容疑で家宅捜索されたとのニュースがあり、ガーシーと田村淳の関係をここで初めて詳しく知れた。

 昼はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」は喰始がゲストで、面白い話をたくさんしていた。爆笑問題のふたりが学生時代、渋谷のショーパブでバイトしたときに厨房にいたのが梅垣義明と吹越満で、この関係を知らなかったが、ショーパブのネタの稽古をするのに、WAHAHA本舗の祐天寺の稽古場を使わせてもらっていたという。太田が、WAHAHA のあのアンダーグラウンドからテレビスターが生まれるとは思わなかったでしょうというようなことを言うと、喰始は「そりゃあ、おふたりだって一緒でしょう。」と返す。その当時、佐藤正宏や村松利史、作家の加藤芳一らと、太田は「俺らテレビに向いてないんでしょうねえ」と話していたという。

 夜になってから、駅前まで買いものに行き、すぐに帰ってくる。アマゾンプライムで映画を1本。キャプラの「スミス都へ行く」を観た。つまらないわけではなかったが、眠くなり、何度か巻き戻して観なおした。2時間を超える映画だが、これはまた改めて観なおす価値のある映画。まぬけなもので、観終わったら眠気がおさまった。今日はブログの更新をふたつ。深夜3時頃に眠る。

2022年7月6日水曜日

7月6日水曜日/三度目の水道橋博士

◇ 雑誌

 たいして眠れていないはずなのに、早朝には目覚めてしまった。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」に参院選有名候補の特集記事があり、水道橋博士に好意的だが、実際に渋谷の演説を聴いた実感とはかなりの誤差がある。「(略)同じハチ公前で行われたれいわ新選組のイベントでは、今回の出馬を「鬼退治」になぞらえ、桃の絵が入ったハチマキにピンクのポロシャツ姿で登場。公示前のゲリラ街宣では聴衆からのリアクションも薄めだったが、今回は壇上に姿を見せるや「待ってました!」と掛け声がかかり、演説の合間には写真撮影を求める若者が列をなした。党代表の山本太郎氏にも劣らない人気ぶりがうかがえる。」「この日、家族総出で演説を聴きに来た作家の樋口毅宏さんは、「博士は笑いと知性の両方を兼ね備えた稀有な人。政治家にならないのはもったいないと以前から思っていた。訴えられたのは、逆にいいタイミングだったのではないか。」と話した。」

 「FLASH」には「ラジオパーソナリティ人気番付」という記事があり、1位には、J-WAVE の番組をやっているサッシャが選ばれていた。FMを聴く習慣がない人間にはなかなかわからない世界だが、1位から順に、サッシャ、ジョン・カビラ、小林克也、クリス・ペプラーと続き、5位にはなんと、三遊亭鬼丸が選ばれている。6位、7位、8位には、福山雅治、桑田佳祐、山下達郎が並び、この3人を抑えて、NACK5の三遊亭鬼丸のほうが上なのだ。AM勢は、9位にようやく、辛坊治郎が登場する。自分がよく聴く番組では、高田先生は12位、ナイツは13位、大竹まことは14位にランクイン。本来なら、伊集院も上位に入っただろう。記事には 30位まで載せていたが、爆笑問題はなぜかこういうランキングにはまったく入らない。

◇ 江戸川橋・水道橋

 今日も朝から都内に。大雨の予報だったが、降りそうになく、涼しくて快適だ。昼食は、めったに行かない江戸川橋の近くで、三好弥という店を見つけ、日替わりランチのもも豚かつ味噌を食べた。900円。まだ午前中だったから空いていたが、有名人の色紙も飾ってあり、人気がありそうな店だった。

 ツイッターを見ていたら、水道橋博士が横浜で演説を行うことがわかり、しかし、そういうときに自分が都内にいるというのも間が悪い。18時からだから、帰りに寄れるかなとも思ったのだが、予定がうまくいかず、17時頃にはまだ飯田橋のあたりにいた。急いで横浜に戻れば、間に合わないこともないが、どうも慌ただしい。飯田橋から水道橋駅まで歩くと、水道橋駅の西口では、維新の青島健太がスタッフたちとビラ配りをしていた。ドームでは試合があるようで、駅から出てくるひとも多く、演説をしているわけではないから、写真は撮りにくかった。


◇ 渋谷

 水道橋から電車に乗るが、飲みものを切らしてしまい、渋谷の乗り換え時に買おうと思い、ドラッグストアがどこかにあるだろうと、宮益坂に出てみるが、意外とないもので、宮益坂を登りきってしまった。こんなことなら、飯田橋か水道橋で買っておけばよかった。そういえば、スマホのバッテリーが切れそうだ。なんだか気が変わり、ベローチェに入り、スマホを少し充電していくことにする。1時間ぐらいでベローチェを出ると、向かいにヒグチがあるのが見え、歩道橋を渡り、念願の飲みものを買えた。

 宮益坂を下り、渋谷駅に戻ろうとすると、ハチ公口のほうから妙な声が聴こえる。声に誘われるように、そちらのほうにわざわざ行ってみると、怪しげな選挙カーが停まっていて、アナウンスをリピートさせていた。クルマには高橋理洋という名前が書いてあるが、本人がそこに乗っているのかはわからず、こんなやつが本当に候補者なのかもわからないくらいだったが、広場のほうでは別の声が聴こえ、その声は置きっぱなしにしてあるスピーカーから聴こえていた。これはどうやらガーシーのものであり、こちらも本人のすがたは見えない。横着な選挙戦があったものだが、こんな奴らにも投票する馬鹿はいるのだろう。

◇ 参院選

 横浜に帰ってきたときには、19時半になろうとしていた。だいぶもたついてしまったが、20時までは街宣はやるはずだ。高島屋前だというのでどちらかと思ったが、中央通路から西口にエスカレーターをあがっていくと、聴き慣れた水道橋博士の声がする。今日は「盆ダンスパーティー」という趣向で、バスターミナルの前に盆踊りの櫓を作り、博士はその上に立っていた。この時間からはもう質疑応答になるようで、高井たかしも櫓にあがった。オーディエンスに加わろうとすると、モアーズのほうからも演説の声が聴こえ、誰がいるんだろうと、いったん離れて様子を観に行くと、こちらでは国民民主党の深作ヘススの応援に玉木雄一郎が駆けつけていた。オーディエンスの輪はこちらのほうが大きい。両方いっぺんに聴くというわけにはいかず、玉木雄一郎はあきらめ、れいわの輪のほうに戻る。博士の街宣を観るのは三度目だが、今回は山本太郎は冒頭のみに出演し、(ツイッターでも「冒頭のみの出演」と告知されていた。)山本太郎が不在の状況での質疑応答だった。当たり前だが、司会をすれば博士は上手い。過去2回聴いた演説は悲しくなるくらいにひどかったが、この質疑応答は悪ふざけなし、真摯に答えていて、意外や、こういう博士ならばとてもいいと思ってしまった。お笑いをやろうとしない博士のほうが博士らしいというのも複雑だが、皮肉でもなんでもなく、このような態度の博士ならば安心できる気がする。今日はいつもの憑りつかれたような顔つきでもなかった。どう判断していいものか。最後、スタッフのひとがポスターを配りにまわり、欲しいと思ったが、こちらにはきてくれずにもらいそこねた。どこに貼るつもりもないのに、自分からもらいにいくのは気が引けた。





 今日は本当は映画を観たいと思っていたのだが、れいわの街宣を知ったために、すっかり予定が狂ってしまった。夜遅くに帰宅し、まず、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・高田敏江)を観た。それから、「水曜日のダウンタウン」もすぐに観てしまう。番組後半は「説教早帰らせ選手権」の第2弾。岡野陽一とザ・マミィ酒井、朝日奈央と小池成、チャンス大城とインタレスティングたけしという3組が競った。スタジオのパネラー席に粗品が座っているのが珍しい気がしたが、粗品だけは、ずいぶん肩にちからが入っている感じがした。

 ツイッターからニュースを見ると、東京都の新規感染者数は 8341人になり、ぐんと跳ねあがった。Spotify のニューリリースから、元ちとせの新アルバムを聴いた。折坂悠太や坂本慎太郎が楽曲を手がけている。聴きながら眠るが、しかし、すぐに目覚めてしまい、眠りなおすが、深夜にやっぱり起きあがる。涼しいから無風で寝ていたせいか、やたらと虫に刺されてしまい、手足のあちこちがかゆい。涼しいとはいえ、汗をかいたままでいたのもよくない。

2022年4月6日水曜日

4月6日水曜日/通信サービスがない

◇ スマホ

 早朝にいったん目覚め、ダビングのセットをしてから、もう少しずるずると眠りなおす。今日も朝から都内に。家を出ようとしている直前に、スマホがなぜかネットにつながらなくなり、「無効なカードです。通信サービスはありません」という表示が画面の上部に出る。ついさっきまで使えていたのに、すぐに復旧するのかなと思ったが、まるでなおらない。こんなことは初めてだ。この状態で外出するのは不安だが、しかたがない。まず、東京駅まで行かねばならず、ネットがつながらないので、電車内は読書に集中するが、東京駅に到着してもネットは復旧しない。問題は、電話をする必要が生じた場合はどうすればいいのかだが、めったに電話なんかしないのに、こんなときにかぎってその必要が生じ、公衆電話を使うはめになるが、おそらく、使うのはおよそ二十年ぶりぐらいだったろう。かといって、二十年前にもそうしょっちゅう電話をかけていた記憶はなく、しかも、その時代はテレホンカードを使っていたはずだ。小銭を使って電話をかけるとなると、いったい何年ぶりになるのか。こんなときにかぎって財布に十円玉がないもので、泣く泣く五十円玉を使うしかない局面になるが、使用法の記憶もあいまいで、おそるおそる五十円玉を投入し、スマホを見ながら電話番号を押した。(通信はできないが、電話番号の確認はできる。) ところが、つながったと思ったら話し中だ。だめだと思い、受話器を置くと、うっかりしていたが、そのままもう五十円玉は戻ってこないのだ。基本的なことをまるで忘れていた。一瞬で五十円を失ってしまい、愕然とする。もう小銭はない。千円札を崩さなければ電話はかけられないが、これ以上、小銭を寄付する間抜けもないので、この件はあきらめ、とにかく、スマホをなおさなければどうしようもないと思った。ソフトバンクのショップを探そうと思うが、しかし、大手町では見当もつかず、八重洲に移動してみることにする。検索すればすぐに見つけられるのに、当然、それもできず、歩いて捜しまわるしかない。八重洲地下街にないかと思ったが、案内図を見てみると、ソフトバンクのショップは見つからない。ドコモのショップはあり、よっぽどそこで訊こうかとも思ったが、地下街はあきらめ、地上に出てみると、そういえば、ヤマダ電機があるじゃないか。ここならなんとかしてくれるのではと、スマホの売り場がある2階にあがり、店員さんに訊いてみると、相談に乗ってくれた。椅子に着き、担当の店員がやってくる。まずは登録状況の確認をするということになったが、その前に、SIMカードの接触の問題かもというので、いったん外して付けなおしてみると、なんてことはない、あっさりとなおってしまったようで、店員さんもかえって困ったような顔をしていた。教わってみれば、馬鹿みたいなものだ。


 その後、霞ヶ関に移動することになり、ダイソーに寄らねばと思っていたので、近くにダイソーはないかと検索すると、日比谷シティにあることがわかり、日比谷シティのダイソーまで歩くが、買う必要のあるものがいくつかあったのに、それらがいずれも見当たらない。のどが渇き、飲みものだけ買っていく。昼食を食べそびれ、新橋に出て、夕方頃にようやくまともな食事をする。ニュー新橋ビルの豚大学に入り、豚丼を食べた。750円。夜に映画を観たいと思っていたのだが、ダイソーにも寄らねばならず、そうなると、予定が難しい。「ガンパウダー・ミルクシェイク」を観るつもりでいたが、品川の劇場ならばレイトショーがあるのだが、品川にはダイソーがない。ダイソーには今日中にどうしても寄ってしまいたく、「ガンパウダー・ミルクシェイク」はあきらめ、別の映画を観ることにして、川崎に向かうことにした。

◇ 読書

 とりあえず、近代書房の向かいのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながらラジオを聴き、それから、読書をする。中野翠「コラムニストになりたかった」を読み終えた。2020年刊、新潮社。初出は「小説新潮」の連載。1946年生まれの著者が、読売新聞社でアルバイトを始めた1969年から現在までをふり返るコラム。中野翠のコラム、いいなと改めて思うようになり、小林信彦が「週刊文春」のコラムをやめてしまった今は、中野翠をもっと追いかけておきたいという気になってきた。たとえば、書き手としてのこのようなスタンス。P209「当時としては順当に「エッセイスト」と名乗るところを、あえてコラムニストにしてのには、わけがある。私が書くもの、書きたいものは、少しばかり時評的だったり批評的だったりする。エッセイストと名乗るにはシミジミ感が薄く、エレガンスに欠ける。それで、ちょっと遠慮して(?)あえてコラムニストと名乗ることにしたのだった。」 P175「一九八五年に『サンデー毎日』の連載エッセーがスタートした頃から、私はライターとしての自分のスタイルについて、一つのイメージ(願望)を持っていた。ひとことで言うと、できるだけ正体不明のライターでいたい。男とも女ともつかない文章を心がけ、プライベートな事柄は極力抑え、世の中やエンターテインメントについての文章を中心に書こう。顔写真は極力避けよう。ナントカ賞とかナントカ委員といった権威的なものと無縁でいよう……と。」

◇ 映画

 ベローチェを出て、モアーズのダイソーに。買うべきものを存分に買い、それから、下階のブックオフにも寄る。しかし、いいものがまるでなく、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。アゼリアのドラッグストアで栄養ドリンクを買い、飲んでから、ラゾーナの109シネマズに向かった。レオス・カラックス監督の「アネット」を、21時5分の回で観ることにした。小さめのスクリーンだったが、さほど混みもせず、中段、真ん中の観やすい席で観た。レオス・カラックスの過去作はあまりよく知らず、前作の「ホーリー・モーターズ」で初めて好きになったのだが、今作も非常に奇妙な映画で、ずっと可笑しかった。いや、可笑しいという反応が正しいのかもわからないが、アネットが登場するたびに、なんだこれはという気にさせられる。コメディアンが主人公というところにも興味をもっていた。医者を演じる俳優がどうも古舘寛治みたいだと思ったが、エンドロールに注意すると、やっぱり古舘寛治だった。

 


◇ テレビ・雑誌

 深夜1時前に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「さんま御殿」は3時間スペシャル。途中まで観ると、最初のブロックは二世特集で、片岡鶴太郎、小堺一機の息子が出演していた。この息子たちが、さんまと共演するというのがすごい。同じく、昨夜に放送された「刺さルール」は、リニューアルされ、クイズ番組の形式を借りた大喜利番組になった。爆笑問題のふたりと、せいや、ヒコロヒー、ニューヨーク嶋佐が回答者。波田陽区の現在に密着したVTRから問題が出るのだが、それはともかく、伯山が司会を務め、売れっ子のお笑い芸人たちの大喜利のジャッジをするというのがなんだか危なっかしい。

 テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。ガーシーという名前をテレビやラジオでちょくちょく耳にするようになったが、どういう人物なのかを「FLASH」の記事でようやく知った。「週刊朝日」の「似顔絵塾」では、松尾貴史が、ナンシー関と伊丹十三の思い出を書いていた。伊丹十三が亡くなる前、松尾貴史主演でボードビリアンの映画を撮ろうとして、毎月打ち合わせをしていたという。この話は以前にもラジオ番組かなにかで聴いたことがあるが、実現しなかったことがつくづく惜しい。深夜3時前に眠る。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...