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2023年1月6日金曜日

1月6日金曜日/ドリフと正月・希望

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から、ラジオをつけたまま、眠っていた。昨日、無駄な一日を過ごして調子が狂っている。午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。1月2日深夜に放送された「大バラバラ生放送」を観始める。テレビ朝日「バラバラ大作戦」の枠の番組がコラボした3時間の特番。オープニングはクールポコの餅つきでスタート。いつの間にか、傘まわしの芸もできるようになっている。司会は「キョコロヒー」のコンビ。スタジオには、見取り図、阿佐ヶ谷姉妹、シソンヌ長谷川が並ぶ。しかし、だらだらした番組だから、これはあとまわし。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴いて、午後はテレビ。「徹子の部屋」(ゲスト・前田美波里)をオンタイムで観てしまう。それから、たいしたこともしてないのに、あっという間に夕方になってしまった。ブログの更新をひとつ。

 夜もまた、録画していたテレビ番組を。元日に放送された「ドリフに大挑戦SP」を観る。この特番も今回で第3弾。ついに元日の夜に放送されるまでになったのだが、前回から今回までのあいだに、仲本工事が欠けてしまったのが大きな違いだ。(前回の放送直後には上島竜兵が亡くなっている。)喪に服さなくていいのかとも思うのだが、番組は正月らしく、飾りつけをされたお茶の間のセットから始まり、加藤茶、高木ブーを中心に、劇団ひとり、百田夏菜子、サンドウィッチマン、飯尾和樹、近藤春菜、みちょぱがこたつを囲む。高木ブーはみちょぱの大ファンなんだそうだ。VTRはまず、劇団ひとりとアンタッチャブル柴田のコントから始まった。この特番では毎回、このコンビのコントがだんとつで面白い。受験勉強をする女子高生ふたり、なぜか女子高生なのがまずくだらないのだが、勉強をしようとするとどうしても眠ってしまい、お互いがそれをどうやって起こすかが笑いのポイントになってるのだけど、その前に寝る演技に笑わされる。このコンビのコントは後半にももう1本あり、おなじみのCMコントだが、俳優を演じる劇団ひとりの相手役には岡田結実、監督を柴田が演じ、そのスタッフをハライチ澤部と近藤春菜が演じる。柴田のツッコミの激しさは現在のCMの撮影現場ではありえないもので、まわりが時代に合わせたアドリブを自在に入れていくのも見事だった。柴田がここまでドリフのコントにハマるとは、この特番が始まるまではわからなかったが、ズボラな奥さんを佐藤栞里が演じる夫婦のコントも面白かった。コンビのコントでは、バイきんぐ小峠と錦鯉まさのりの泥棒コントも息が合っている。意外なところでは、ハライチ澤部とみちょぱのわんこそばのコントも面白かった。初登場の出演者では、シソンヌがいくつかのコントで活躍を見せる。ドリフとシソンヌというのは遠いような気もするのだが、じつはこれがそんなこともない。むしろ、サンドウィッチマンやカンニング竹山が意外とハマらない(あるいは、別の面白さになってしまう。)ように感じられ、スタイリッシュなセンスが下地にあったほうがどうやらドリフらしくなるのではという気がする。珍しい企画では「忠臣蔵」のコントに神田伯山が登場するというものがあり、伯山の語り(ここだけ末廣亭での収録)から、加藤と志村の忠臣蔵コントのVTRに入っていく。なるほど、かつては説明不要だったが、今では忠臣蔵の説明がいるというわけだ。伯山の語りと過去のコントを交互に見せるという構成が続き、この流れから忠臣蔵の新作コントに入っていった。シソンヌじろうが演じる吉良が可笑しい。現役世代だけでなく、加藤茶、高木ブーの新作コントもいくつもあったのだが、それだけでなく、今回嬉しかったのは、なんといってもすわ親治の登場だ。志村けんとすわ親治が親分子分を演じる過去のコントの映像を流してから、「雷様」のコントにすわ親治が登場した。もちろん、雷様は高木ブーを中心に、加藤茶、すわ親治が加わり、いかりやの役は肥後克広が担当する。すわ親治はギターを弾くピンネタも披露した。続く、勝地涼と加藤茶が神主と巫女を演じるコントでも、すわ親治はブルース・リーネタで登場する。番組終盤になり、すわ親治が活躍する場面が急に増えた。4時間の特番、最後は「少年少女合唱隊」だったが、ここには桑野信義も登場する。桑野はコントにも1本登場し、トランペットを吹くだけの役割だったが、ここでも桑野は演奏のみ、ひとこともしゃべらなかった。体調はどんなものだろうかと思うが、知らなければ気がつかせない。かっこよく登場してみせたのがよかった。このコーナー、最後は音楽のアドリブを勉強するという趣向。高木ブーがカズーを演奏してみせ、それに続き、佐々木彩夏、近藤春菜、錦鯉まさのりもやってみせると、高木ブーはさすがにプロの演奏だとわかる。そして、最後は加藤茶がびしっと決めてみせた。そのまま、「いい湯だな」の大合唱となり、4時間の放送が終わった。

◇ 雑誌・映画

 楽天マガジンで読んだ「ダ・ヴィンチ」2月号、星野源が表紙を飾り、巻末インタビューでは養老孟司について語っている。表紙の星野源は、養老孟司「〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁」という本を手にしていて、この本は毎日新聞の書評をまとめた本なのだが、養老孟司はそのなかで、タイトルとは逆のような、本当の自分なんてものはないということを書いているのだという。四十過ぎから本を書き始め、六十五歳で初めて本が売れた養老孟司は、「六十歳で自分はなにものかを尋ねられたら、著述家とはいわなかったであろう。著述はそれまで間違いなく私の余技だった。いまでもそうだが、それでも作家といわれて、いまでは否定しない。「本当の自分」など、わかりはしない。それを昔から希望と呼んだのである。」と語っているそうで、この箇所を引き、星野源は「僕も『いのちの車窓から』の文庫版あとがきで、〝わからない、ということは希望である〟というようなことを書きました。」と語る。なるほど、星野源のこの本は読んでいないが、日記を毎日書いていると、わからないことや知らないことをやたらと自分が書いていると気がつかされるのだが、もしかすると、それは「希望」なのだろうか。星野源に倣って、養老孟司の本を読みなおしてみようか。

 アマゾンプライムで映画を1本。ルネ・クレール監督「自由を我等に」を観た。以前、観ようとして中断してしまったが、中断したあとからがよかった。ラスト10分ほどの場面には惹きつけられた。これはまた、いずれ観なおしたい映画だ。

 深夜、ブログの更新をもうひとつ。思い出したようにたけしの公式サイトを覗いてみると、昨日5日付けで、新年のコメントが出ていた。「今年は映画の編集作業を再開。ご期待ください。家族が一匹増えました。ゴンちゃんの妹でフクちゃんです。」

 Spotify でポッドキャストを聴きながら、深夜3時過ぎに眠る。

2022年11月8日火曜日

11月8日火曜日/大手町・フラミンゴ

◇ テレビ・雑誌

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「キョコロヒー」と、それから、「午前0時の森」と「しゃべくり007」(ゲスト・長嶋一茂)はざっと早送りで観て消去する。テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊朝日」を読むと、向井さんの「早稲田古本劇場」の書評があり、評者はなんと、片岡義男だ。

 「FLASH」には「仮面ライダー BLACK SUN」の特集記事があり、これはスクショを撮っておいて、全話観終わってから読もう。そのほか、園子温が「山本孝之」の別名で「もしかして、ヒューヒュー」という映画に脚本参加との記事、田代まさしの出所後初インタビューも読む。巻末グラビア、「寄港めし」の欄にはいしのようこが登場。「「一度、志村さんの楽屋に呼び出されて、『最近、すごくいろんなところに噛みついているけどなんなんだ?』と怒られたんです。でも当時の私は必至だから、『今、私は自分の居場所を急いで作っているんだから邪魔しないで』と逆に怒ったんです。そのとき志村さんは、ぽかーんとした顔になっていましたね(笑)」 そんな姿を、志村さんをはじめとしたスタッフは「ようこは何かを模索しているらしい」とおもしろがるように。」

 ツイッターを開いてみると、DJ松永が早稲田の学園祭でスーパーフリーの名を出して炎上したそうで、詳細は知らないが、アルファ&スチャダラパーの「惚れたぜHarajuku」を即座に思い浮かべてしまった。悪趣味な冗談といえばそうだが、これにかぎらず、発言と批判のバランスもクソもない世界に生きているのが現在だ。


◇ 大手町

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」のオープニングだけ聴いて、正午前から外出。11月だというのに、暖かい日が続いている。東京駅まで出て、まず、昼食。なか卯に入り、親子丼とはいからうどんのセットを食べた。550円。大手町ファーストスクエアの地下を通ると、空きテナントなのかわからないが、シャッターが閉めているところがいくつもあり、ただ閉めてあるだけでは殺風景ということなのか、それらには大きな絵が貼りつけられている。絵といえばいいのか、写真を加工したようなアートで、ただプリントしただけのようなものだが、そこに描かれているモチーフは、なぜか、城、熱帯魚、フラミンゴ、富士山、五重塔という妙な趣味である。




 八重洲に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒー。どうもあたまが朦朧としていて、しばらく、Spotify で音楽を聴き、脳をリラックスさせてからしばらく読書をした。

◇ 読書

 帰りの電車内で、シソンヌじろう「サムガールズ あの子が故郷に帰るとき」を読み終えた。2018年刊、ヨシモトブックス。初出はウェブサイトの連載企画。帯には短編小説と書いてあるが、シソンヌじろうが会ったことのない女性の写真を見て、そのひとの人生を勝手に綴るという企画。各回の冒頭にはその写真も掲載され、巻末では本人たちの感想が語られている。全10話、10人の女性が登場し、職業も出身地もさまざまなのだが、最終話には西田尚美が登場している。期待して読んだのだが、小説としてはかなり薄いものに留まっていて、まあ、文芸誌の編集者ではないせいもあるのかな。これだったら、シソンヌのコントのほうがはるかに豊かな表現がなされている。脚本以上に、演じることで表されるものが豊かだということだろう。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・うつみ宮土理)と「さんま御殿」を観て、ポッドキャストをいくつか聴き、深夜0時過ぎには眠った。

2022年5月1日日曜日

5月1日日曜日/告知をすると通知がくる

◇ テレビ・ラジオ・映画

 昨夜は変な時間に眠ってしまい、早朝からもう少し眠りなおす。録画していた昨夜の「Nキャス」を観ると、今週は知床の遊覧船事故のニュースから始まり、山梨の行方不明になった子どものニュース、それから、佐々木朗希に審判が詰め寄ったという映像を初めて観た。ブログをひとつ更新して、もう一回眠りなおしてから、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観る。ここしばらくはウクライナの話題が続いていたが、今週はゴールデンウイークのイベント紹介から始まり、がらっと呑気な番組になった。若林アナと良原アナのロケがあり、そのあとに知床の事故、それから、ウクライナのニュースを扱った。アメリカのカービー報道官が会見で言葉を詰まらせたという映像には、人間的な反応に救われるような思いがする。この番組でも山梨県の女児行方不明事件を扱うが、「Nキャス」も「サンジャポ」も、母親の言葉をくり返し流していて、どうも危険な報道に感じる。こんな報道はやるべきではない。

 今週の「ワイドナショー」は松本が出演。そのほか、ヒロミ、中居正広、根本宗子というメンバー。知床観光船の事故、それから、佐々木朗希に審判が詰め寄った話題を長めに扱っていた。「TVタックル」は野球特集。大谷翔平と佐々木朗希を徹底解剖。

 午後は「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。14時台は、A.B.C-Z の塚田僚一がゲスト。熱海五郎一座に出演するのだ。ラジオを聴きながら雑務。近所の郵便ポストまで投函に行くが、外は雨降り。こういう天候の日は、ちょっと外に出るだけでもいやだ。ブログをもうひとつ更新して、少し昼寝。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。 昨夜に放送された「藤井風テレビ」の後編がなんといっても素晴らしく、「ピアノバー」のコントはシソンヌのコントに藤井風が混じっているという感じだったが、「出所」というヒコロヒーとのコントでは、しっかりと芝居をする。あるいは、「大工の棟梁」というコントでは、シソンヌ、ヒコロヒーのモノボケに、藤井風がえんえんとノリツッコミをしていく。星野源にはない無意識過剰性が藤井風にはあり、まわりに支えられている構図がいい。そして、歌になると、圧倒的なステージを見せる。

 昼に放送されていた「前人未笑」という特番を、せいや、ヒコロヒー、ランジャタイ国崎という布陣に期待して録画しておいた。笑える状況にないひとを笑わせようというのが番組趣旨なのだが、意外と凡庸な番組かなとも思いながら観ていると、最後の国崎のロケが思いがけない展開を見せる。国崎が訪れたのは閉店する文房具屋だったのだが、品物を売るのを手伝っていた国崎は、売りもののすずりを20万円で買うといきなり言い始め、最終的には、自分で値段を吊り上げ、53万円でそのすずりを買った。国崎の奇行が文房具屋さんを救うことになり、爆笑と感動を同時に発生させていたのがすごかった。

 今日の「笑点」は、演芸コーナーにはキャラメルマシーン、大喜利の助っ人にはヨネスケが登場。今週は、全員が円楽と同じ紫色の着物を着る。円楽のリハビリ中の映像が流されたが、ずいぶん瘦せ細ってしまい、こんな映像を流す必要はないんじゃないだろうか。大喜利は、ヨネスケに合わせた「大きなしゃもじを持って一言」という問題もあり、ヨネスケと小遊三のじゃれ合いが楽しかった。

 昨夜の「お笑い向上委員会」は、先週に引き続き、モグライダーを中心に、同じマセキ所属の狩野英孝、パーパーも加わる。「ゴッドタン」は「銀シャリ橋本のテクニックを抜いてあげよう!」という企画。これはものすごく面白かった。

 夜、のらくろ―ドの告知のため、1年4か月ぶりのツイートを投稿するが、ひさしぶりすぎて、どんなトーンで入っていけばいいのかさっぱりわからない。投稿したらしたで、通知がくるから、ありがたいことだが、そのたびにそわそわする。これを日常的にやっていたのかと思うと、こんなことでどれだけ無駄な神経を使っていたかわからない。それとまた、以前からなんとかしたいと思っていた、楽天ブログの整理にもようやくとりかかる。リライトして、こちらのブログに移していきたいと考えているのだが、とりあえず、こちらのブログの下書きに順にコピペしていこう。気が遠くなる作業だが、まずは、2004年1月1日から1月10日まで。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。アマゾンオリジナル映画の「僕を育ててくれたテンダー・バー」を観た。ジョージ・クルーニー監督作にハズレなし。洒脱で、ビタースウィートな味わいに満ちている。

 Spotify のポッドキャスト、「小泉今日子とYOUのK-POP PARTY」の第3回目が4月末に配信されていた。昨年10月以来の配信だが、今回から月イチの配信になるようだ。

2022年4月23日土曜日

4月23日土曜日/「藤井風テレビ」など

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚めてしまうが、昨日からまるで腹が減らない。とんかつカレーがまだ効いている。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は「グーグルマイマッパーの集い」という企画。ハライチ岩井、高橋みなみが出演。小鳥が乗った車止めを「ピコリーノ」ということを初めて知った。あれに名称があるとは考えたこともなかった。「Mステ」はざっと早まわしで、レキシだけ観たが、配信だけ聴いていると「あ、たぎれんたろう」というレキシネームが誰だかわからなかったけれども、Awesome City Club のボーカルのひとだった。あのひとは atagi というのだ。

 せっかく早朝から起きているのだから、「木梨の会」をオンタイムで聴く。それから、もう少し眠りなおし、9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いた。ラジオは中断し、また録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」は番組30周年特集。30年前の初回の放送と同じ企画、「今のフジテレビをどう思いますか?」というアンケートをもう一度行った。三宅恵介の指摘、「芸能人が本業で働いていない」というのはまったくそのとおり。

 木曜の「トークィーンズ」は、野田クリスタルがゲスト。本名が「野田光」というのを初めて知った。同じく木曜の「アメトーーク!」は「K-PROライブ芸人」。アルコ&ピース、三四郎、モグライダー、ウエストランド、ランジャタイが出演した。代表の児島気奈もスタジオに登場。番組を観ながらウィキペディアを確認してみると、立川春吾さん(現・ナツノカモ)の会も K-PRO が制作協力していたのだとわかり、びっくりする。

 なぜ見つけたのか忘れてしまったが、友近のラジオ番組が始まっていることに気がつき、昨日の放送をタイムフリーで聴いた。bayfm の「シン・ラジオ ヒューマニスタは、かく語りき」という夕方の帯番組の、日替わりパーソナリティの金曜日を友近が担当していて、4月から始まった新番組だが、開始と同時に友近はコロナになったため、昨日がまだ2回目の放送だったようだ。3時間もある番組だから、さすがになかなかすべては聴けないだろうが、これは思い出したらなるべく聴いてみよう。歌謡曲をばんばんかけ、作家の寺坂直毅がトークにもときどき参加する。こういう番組は、なにかほかのことをしながら、ながら聴きをするのにちょうどいい。17時台には、ちゃらんぽらん冨好が大阪から電話出演するコーナーもあり、プロフィールを改めて語っていたが、デビューは「お笑いスター誕生!!」だ。とんねるずよりも1歳上で同期。聴きながらブログの更新もして、結局、3時間すべて聴いた。

 夕方、特に用はないのだけど、駅前まで出てくる。ちょっと涼しいが、半袖で出た。ドトールに入り、アイスコーヒーと、ブリオッシュショコラを食べ、読書を2時間ぐらいして、スーパーで買いものしてから帰ってきた。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」は「バブルランウェイ」という新コーナーがあり、大鶴義丹、田中律子が出演し、香取慎吾は赤坂泰彦風の「泡坂泰彦」を演じる。「国宝だって人間だ!」のコーナーには、人間国宝、能楽師の大倉源次郎が出演。昨日の「徹子の部屋」は、佐藤二朗がゲスト。会話がうまく、黒柳徹子ととても噛み合っていた。

 録画の都合で、「藤井風テレビ」(テレビ朝日)という特番を録画しながらオンタイムで観てしまうと、いきなり、シソンヌ、ヒコロヒーとのコントからスタートする。最高の布陣のコントに、さっそく前のめりにさせられた。おまけに、お見送り芸人しんいちのカバー。さらに、藤井風のステージもきっちりと見せる。奇しくも、今朝の「週刊フジテレビ批評」で、三宅恵介が「芸能人が本業で働いていない」と指摘していたことを思い出したが、この番組はしっかりと、コントはコント、歌は歌と、芸能人が芸能を見せている。藤井風のコントは、かつてのアイドルのコントのようでもあり、むしろ、現在のアイドルには失われているアイドル性が、藤井風にはあるようだ。アイドル性であり、スター性であり、神秘性をもった存在を中心に据え、腕のあるコメディアンたちが脇を固めるというこの構図がそもそもバラエティの王道だ。演歌の世界なんかではまだこのスタイルは生きていて、氷川きよしや山内惠介が座長を務め、達者な役者(コメディアンも含む)たちが脇を固めている。座長公演の変形したものとして冠番組があるとすると、藤井風を座長として、そのまま生の舞台に移せるのである。30分であっさりと終わり、次週に続くのもいい。なにもかもがかっこいい番組。構成、そーたに、樅野太紀、谷口マサヒト。演出、藤城剛。コントは誰が書いたのだろう。

 深夜、録画していた「Nキャス」を観ると、知床では観光船の大変な事故があったようで、今日はツイッターを見ていなかったから、ぜんぜん知らなかった。ウクライナのニュースでは、マリウポリの製鉄所の兵糧攻めの様子が伝えられ、今週もむごたらしい映像が流れる。

 テレビの合間に、アマゾンプライムでドラマをひとつ。以前から観たいと思っていた「トワイライト・ゾーン」をようやく観始めた。2019年の新シリーズ。まず、第1話を観るが、政治ネタを得意とするコメディアンが主人公。憧れのコメディアンに出会い、身近なことをネタにしろとアドバイスを受ける導入からもう面白かった。終盤に「夢はクリス・ロックだ」というセリフが出てくる。ストーリーテラーとして登場するのはジョーダン・ピール。このドラマは続けて観よう。

2022年4月16日土曜日

4月16日土曜日/「キングオブコントの会」など

◇ ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。どうも元気がなく、起きあがれず、寝っ転がったまま、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴き始めたら、わりと簡単に元気になり、起きあがって仕事をする。1曲目にかかったビリー・スチュワートの「SUMMERTIME」が強烈で、Spotify ですぐに確認した。チェス・レコードというのも初めて知り、勉強になる番組だ。番組後半には、剣さんが五木寛之について語っているのも珍しくて面白かった。「雨の日には車をみがいて」という本についてだが、五木寛之はカーマニアなのだ。五木寛之と会ったというのは媒体はなんだろうか。五木寛之も剣さんのクルマの本を読んだそうだ。そして、フォーク・クルセダーズの「青年は荒野をめざす」のオリジナル・ラブのカバーをかけた。

 9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。桂子師匠のツイッターが乗っ取られたというのを知らなかったが、確認してみると、アカウント名が変更され、ツイートの大部分は削除されてしまったようだ。「常連さん」のコーナーで、能町みね子もその話題をするが、そこまでの状況を誰も把握していないようだった。あとで、水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をタイムフリーで聴いてみると、桂子師匠のツイッター乗っ取りの話をここですでにしている。ラジオを聴きながら、少し昼寝。

◇ テレビ

 今日は夜にスーパーに買いものに行った以外の外出はせず、例のごとく、録画していたテレビ番組を片っぱしから観ていく。今朝の「ワルイコあつまれ」は、「子ども記者会見」のコーナーに海老名香葉子が登場した。子ども記者たちに戦争体験を語っていたのがとてもよかった。

 昨夜の「ネタパレ」は、ダイヤモンドの動かない漫才が面白かった。ふたりそろって直立不動のまま、動きのボケの描写をずっとしゃべる。この手は盲点だ。じつは野沢は骨折していたそうで、そのための苦肉の策だったのだろうか。そのあとにやった「骨折ショートコント」も面白かった。

 昨夜から始まった新番組「ゴリエと申します。」も録画しておいたが、われわれの世代からすると、欽ちゃんが復活したときのようなニュアンスに似ていないだろうか。50歳目前のゴリだが、ウィキペディアにあたってみると、「欽ちゃん走るッ!」のときがちょうど、欽ちゃん50歳なのだ。タイプもスケールも違うが、動きのコメディアンという点では共通しているとも考えられる。1997年生まれ、25歳の丸山礼がゴリエの大ファンで、娘という設定で出演しているのだが、初回はコントなし。

 ちょうど一週間前に放送された「キングオブコントの会」も、3時間の放送を中断しながらようやく観る。審査員だった、松本人志、さまぁ~ず、バナナマンと、歴代王者たち、初代のバッファロー吾郎と、3代目のキングオブコメディ以外、12組がそろった。前回は王者以外もけっこう出ていたのだが、今回は王者ばかり。今野浩喜も出すわけにはいかないのだろうか。それに加えて、JPがものまねする松本に出演者があいさつに行くコーナーがコントの合間にあった。すでにウィキペディアにデータがまとめられているので便利だが、コント13本、各王者が1本ずつ脚本演出を担当している。(残りの1本は松本作。) すべて面白いかというとそうでもないのだが、4本目、ジャルジャルが担当した「脚本家とエグゼクティブプロデューサーの奴」がとりわけ面白く、これにはびっくりしながら笑わされた。出演が、ジャルジャルと岩崎う大3人だけというのもすっきりしている。この相性のよさにも驚かされたが、ジャルジャルの笑いに、う大がきれいに溶け込んでいた。現実とは違う層に存在しているかのような3人で、いずれも特異なコメディアンである。コントのあとには、そのコントについてスタジオでトークになるのだが、なぜかこのコントのときだけは、スタジオでのトークがなかった。6本目、かもめんたるが担当した「墓参り」もまた面白かった。墓に生えた大根を演じる岩崎う大の芝居に笑わされる。これはくだらないなあ。9本目、シソンヌが担当した「喫茶店」も作家性が強い。このコントにはエキストラも多く出演し、ドラマ的なカメラ割りで撮られている。山内、福徳、小峠という強い演者が脇役を務めているのがむしろ難点なくらいだった。11本目、ハナコが担当した「お座敷遊び」は、ハナコとバナナマンの2組のみが出演する。ハナコはほかのコントにあんまり出ていないなと思ったけど、裏番組の「新しいカギ」にも出ているからか。最後13本目は、松本が担当した「落ちる」というコントで、前回に比べると、いちだんと特殊な設定のコントをもってきた。初手からもう異常であり、そこから、松本特有の狂った論理により駒を進めていく。ここでもまた、う大が活躍していた。

◇ マンガ

 夜にマンガを1冊、しいやみつのり「赤塚不二夫先生との下落合呑べえ日記」を読んだ。2015年刊、小学館。しいやみつのりという名前は初めて知ったが、フジオプロの第3期チーフアシスタントだった人物だ。マンガとコラムにより構成された本で、なんの気なしに読んでみたが、タモリに関する記述に知らないことがあったので驚いた。しいやみつのりは1973年にフジオプロに入社し、タモリが現れた時代を間近で見ていたことになるが、フジテレビの「歌謡ヒットプラザ」という番組で、フジオプロからの中継があり、そのときにどうやらタモリが出演しているようなのだ。マンガには、地味なおじさんとして描かれている。ウィキペディアをあたると、「歌謡ヒットプラザ」は1975年7月から1976年3月まで放送。タモリのテレビ初出演は、1975年8月放送の「土曜ショー」(NET/現・テレビ朝日)とされていて、その番組を観ていた黒柳徹子から赤塚不二夫に電話があり、それが「徹子の部屋」(「13時ショー」)の出演につながったというのは伝説のように語られる話だが、それについても、この本のなかのコラムを読むと、「土曜ショー」で紹介されたのは赤塚不二夫が撮った「原始人、東京に現る」という自主映画であり、その映画のなかでタモリが牧師のネタをやっていたということだ。こちらが本当だとすると、タモリはその番組に出ていたのかはっきりしない。(映画の紹介以外で、出演していたという可能性もある。) てれびのスキマ氏の「タモリ学」もつい確認してしまうが、この本は2014年刊で、しいやみつのりの本はそのあとに出ている。「タモリ学」の連動企画だった「大タモリ年表」がまだネットで読めるが、そこでは「歌謡ヒットプラザ」には触れられていない。「タモリ学」は今年に文庫化されているのだが、はたして書き足されているのか。

 夜にまた、ブログの更新をひとつ。タイムフリー切れぎりぎりで、聴きそびれていたラジオ番組を聴こうとするが、聴きながら眠ってしまい、深夜に目覚め、ダビングのセットをしてからまた聴きなおすが、聴き終わらないうちにまた眠ってしまった。

2021年5月1日土曜日

5月1日土曜日/雨が降りそう

◇ 料金

 昨夜に登録したメルカリの商品がさっそく売れてくれて、すぐに発送しようとすると、クリックポストの残額がもうなくなっている。あまりにもすぐに残額がなくなってしまうので、明細を改めてきちんと確認してみると、Spotify の料金が引き落とされていて、それはいいのだが、ほかにもアマゾンから毎月780円、謎の引き落としがあることに気がついた。よくよく調べてみたらどうやらアマゾンミュージックで、いつ契約してしまったのかが記憶にない。ぜんぜん使ってないのに、2月から3ヶ月も引き落とされていた。こういう馬鹿なことがときどき起こる。今朝は早朝に目覚めてしまい、録画してあった昨夜のテレビ番組をいくつか観た。「ミュージックステーション」は YUKI のところだけ観たが、このひとはたしか、自分よりも歳上のはずである。「ネタパレ」には、ひさしぶりのレイザーラモンHG。このひとは同い年だ。「HOT GUY」になってから初めて観た。ラジオをつけ、「木梨の会。」をオンタイムで途中まで聴いた。田原俊彦を「トシ」と呼ぶ仲だとは知らなかった。とんねるずとは同学年なのだ。



◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。東横線で中目黒まで出て、日比谷線に乗り換え、虎ノ門ヒルズで降りるが、改札を出て、地上に出ると、方向感覚がわからなくなった。東京タワーが見えて、なぜか北にあると勘違いしたが、実際は南だった。仕事は午前中に済み、虎ノ門から銀座線に乗り、渋谷に寄っていく。古書サンエーはまだ閉まっている。まんだらけに寄ると、階段の百均にいい本がごっそりあり、おそらく同じ持ち主の本だったのだろう。千円弱買っていく。まんだらけを出てすぐの、居酒屋のランチメニューが安く、ここで食べていく。鳥道酒場という店。生姜焼き定食、550円。BEAMのなかを通っていくと、吉本の劇場は緊急事態宣言中は休館との知らせが貼ってあった。渋谷でしばらく時間をつぶすことも考えたが、ひとの多さを避けたく、横浜に戻りたくなった。緊急事態宣言といえども、連休中のにぎわいという感じがする。東横線の各停で、眠りながら戻り、夜に映画を観ようかと思い、東口のドトールを目指して歩くが、すれ違った通行人が雨になると言ったのが聞こえた。外に出ると、もう雨がぽつぽつ降り始めている。雨にはこりごりなので、まだ時間が早いけど、今日は帰ってしまうことにした。しかし、最寄り駅に帰ってきて、電車を降りたときには、ひとしきり降ったあとのような天候になっていた。ヤフーの天気予報を確認すると、夜には雨があがることになっている。だったら、映画を観てもよかったか。



◇ テレビ・ラジオ・映画

 夕方に帰宅すると、奥の部屋の本が少し崩れていた。そういえば、午前中に誰かの携帯の地震速報が鳴った。宮城県で震度5と聞いたが、揺れは感じなかった。録画していた「お笑い実力刃」を観る。第2回は、シソンヌとジャルジャル。ジャルジャルが、サンドウィッチマンと同時期に「虎の門」に出ていたというのは記憶になかった。「M-1」では富澤がジャルジャルを審査するという立場になったが、ジャルジャルのほうがむしろ、スタートは順調だったはずだ。それぞれのコントをたっぷり観せてくれるいい番組だが、来週は出演者が3組になる。だんだん薄まっていかないだろうか。テレビを観ながら本の登録を片づけ、タイムフリーでラジオをいくつか。「問わず語りの神田伯山」を聴いたら、浅草がケツまくったという言葉がひとり歩きしているようで、えのきどさんも「ナイツのちゃきちゃき大放送」でその表現を使っていたが、そもそもは落語天さんがツイートしたのが広まったようだ。月曜に放送されたニッポン放送の「ズーム」も聴いたが、ネットニュースにでもなったようで、志らく師匠のここでの発言を、一之輔、伯山が話題にしていた。

 夜になると、外は雷雨になった。映画館に行かなかったのはやっぱり正解で、天気予報はまるであてにならない。アマゾンプライムで映画を1本。「スプリング・ブレイカーズ」を観た。新作映画の「ビーチ・バム」を観たいと思っていて、その前に、同じハーモニー・コリン監督の作品をなにか観てみようかという気になった。強盗のシーンに惹かれたが、このシーンひとつで充分という映画で、ウィキペディアによると、この映画は「映画秘宝」のワーストテンに選ばれたらしい。この情報を知ったのは余計だった。深夜2時半頃に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...