2021年6月30日水曜日

6月30日水曜日/眠ってしまう


◇ 貧乏暇なし

 朝から都内に。雨降り。昼食は神保町になり、パスタ人という店で、ねぎ塩豚肉のスパゲッティを食べた。590円。この店は過去に一度入ったような記憶があったが、こんなに量が少なかったかなというような量で、スープが多く、ラーメンを食べてるみたいなスパゲッティだった。せっかくの神保町だったが、古本屋をまわるような時間はなく、夕方には秋葉原に。ヨドバシカメラの脇のベローチェに入り、ひと休み。それから、ブックオフに寄り、4冊買った。京浜東北線で品川に出て、京浜急行で帰る。

 電車内で、隈研吾・清野由美「新・ムラ論TOKYO」を読み終えた。2011年刊、集英社新書。先日読んだ「新・都市論TOKYO」の第2弾だが、「都市論」に比べて、「ムラ論」のほうはどうもぴんとこないと思いながら読んでいた。刊行から10年後に読んでいるせいか、扱われている街も、下北沢、高円寺、秋葉原と、10年も経つと、「ムラ」のほうがおそらく、「都市」よりも変化がめまぐるしい。その後の分析を読みたくなる。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・林家木久扇&きく姫)と、続けて、「チマタの噺」を2週分(ゲスト・三遊亭好楽の前後編)まとめて観た。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(春風亭昇太&乾貴美子)も聴く。今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」も、安藤なつが離婚調停という報道が出ていたから気になっていたが、冒頭からいじられ、そのあとはさらっと通常モードになる。聴くものが多く、めまいがしそうになるが、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」もひとまずオープニングだけ聴くと、太田が先週木曜に「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に出ていた話をしていた。元MANZAI-C の森が「ゴールデンラジオ」の作家をやっているそうで、よく聴いている番組なのにぜんぜん知らなかった。「ゴールデンラジオ」でも、たぶんどこかで話してはいるのだろう。先週木曜だったら、夜に「ハデジ」の収録の見学に伺ったから、先に聴いておけばよかったと思った。それで、Spotify のポッドキャストで、今度はその、太田がゲストの「ゴールデンラジオ」を聴くが、しかし、聴きながら眠ってしまい、目覚めてはまた聴きなおすが、最後まで聴けずにどうしても眠ってしまう。時間の記憶なし。あたまもまわらない。深夜、寒くなり、長袖のパーカーを着た。

2021年6月29日火曜日

6月29日火曜日/作戦ミスのブックの日

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「紙とさまぁ~ず」を観た。新番組だが、ゲストに答えてもらったアンケートをもとに、ゲスト不在で、さまぁ~ずがふたりだけでトークをするという番組で、この形式を考えたのは発明だ。初回のゲストは米倉涼子。どうでもいいことしか訊かないのがさらに面白く、これはむしろ、本人を前にしたならば、こういう話題はわざわざしないというような話題こそがいい。

 ラジオを聴きながら梱包をするが、セロテープを切らしてしまった。もうすぐなくなるとはわかっていたのに、買わなきゃと思いつつ、結局、買いそびれたままになった。正午前にいったん、ダイソーまで、セロテープを買いに行き、すぐに戻ってくる。タイムフリーで、先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。ロケット団がゲストというのは嬉しく、これはもっと早く聴かねばならなかった。漫才協会入りから、おぼん・こぼんに弟子入りするこまかい経緯は初めて知るものだった。ナイツとは同世代で、ナイツよりも先に漫才協会に入っていた若手漫才師であり、寄席での評価はナイツよりもロケット団のほうが早かったはずだ。

◇ ブックの日

 午後、改めて外出。忙しさは避けているつもりなのに、なにか歯車が噛み合っていないのか、ひどく疲れが溜まっている。眠気もひどく、あたまもまわらないが、ブックの日なので、今月もブックオフをまわらなければならない。まずは横浜に出て、西口五番街のひさごに入り、ランチメニューの牛すじライスを食べた。680円。1店目はビブレのブックオフから。1店目からなかなか買う本が見つけられず、粘りづよくまわり、なんとか500円オーバーにする。アプリのクーポンを使い、まあ、4冊買って、250円なのだからどう買っても得で、1冊でもいい本があれば寄る意味はある。跨線橋をわたり、平沼のブックオフに向かうが、跨線橋は陽射しが強く、暑かった。平沼も買うものがない。しかし、あきらめずにもう一周まわると、なにかしら見つけられるものだ。1周目で見落とす本というのはなんなんだろうか。


 最後は町田を目指し、横浜線沿いにまわっていこうと思うが、今日はどうも元気がない。しばらく行っていないアクロスプラザ店にも行きたかったが、駅から距離があるので躊躇する。駅から近い店舗ならば、つぎは中山なのだが、駅で運賃表を見ると、そのひとつ手前の鴨居までは運賃が安いことに気がつき、鴨居で降りたほうが若干安あがりである。しかし、鴨居の店舗も駅からは歩くのだ。電車でも座れず、立ちっぱなし。3店目、鴨居ではまず、文庫本を3冊、すいすいと手にとる。ところが、そのあとはいい本がない。2階も見て、なにもなくてまた1階に戻ってくるが、さっきはよく見なかったワゴンに意外と悪くない本が入っていることに気がつき、220円均一のワゴンからすぐに2冊を選び出した。ワゴンにはだいたい、大量に余っているような本を入れてあるのだろうと思っていたが、棚よりもいい本がある場合もあるのか。ここでは、770円から300円引き。駅まで戻る途中に、文教堂併設のローソンがあり、店内を覗いていった。こういう店は、店員の仕事内容はどうなっているのかが不思議だ。



 鴨居から、中山か十日市場に寄ろうかと考えていたが、時間も体力もつらくなってきた。町田を越えて、古淵に行くことにする。古淵までも電車内は座れず、横浜線がそんなに混んでるとは思わなかった。まず、ドトールに入り、ようやくひと休み。アイスコーヒーと、クイニーアマンを食べ、しばらく読書をする。山崎ナオコーラ「文豪お墓まいり記」を読み終えた。2019年刊。ブックの日には、本や作家に関係する本を読みながらブックオフをまわるのがいいだろうと思い、だいたいそうするようになった。ナオコーラさんの夫妻は夏葉社の島田さんが親しいようだから、自分もなんとなく近い距離にいるような気になっていたが、文体にもとても親近感が湧く。思考の展開のさせかたにかなり共感するところがあった。ナオコーラさんの本は、だいぶ前にエッセイを1冊読んで以来だったが、今度は小説を読もう。





 19時過ぎ、日が暮れてから、本日4店目、古淵のブックオフに。しかし、ここでも買うものなし。2周まわり、なんとか3冊選び、550円にする。1時間以上も食ってしまい、時間の配分を失敗した。外に出ると、小雨が降り始めていた。最後は町田。急いで移動し、21時閉店まで、30分ほどしかなく、2階から駆け足でまわる。町田店で買うものがないなんてことはまずないのだが、見るからに棚に隙間があり、閉店間際ではさすがにもういいものは残っていないか。110円の文庫本をやっとのことで5冊選び、500円以上にして、残り5分で1階に降り、220円の単行本で買うものを見つけ、文庫本は1冊、これは買わなくてもいいと思うのをやめることにした。660円から、町田店だけはブックの日は1割引きにもなり、それからさらに300円引きになる。町田を優先したほうが明らかに得なのだが、交通費を安くすることに囚われていた。町田で時間切れになるのならば、まず始めに町田に行ってしまったほうがよっぽどいい。ブックの日で、5店まわってこの程度かと思うようなものしか買えず、作戦ミスなのか、それともブックオフがもうだめなのか。鶴間店は22時閉店だから、寄ろうと思えばまだ寄ることはできたが、もう気力が落ちてしまった。雨も止まない。町田から、ちょうど急行に乗れたので、大和まで乗り、もう帰る。22時頃に帰宅し、深夜0時過ぎに眠る。

2021年6月28日月曜日

6月28日月曜日/後楽園

◇ 貧乏暇なし

 朝から今日は横浜に。昼食は瀬戸うどんで、日替わりランチの、ぶっかけ、イカ天、ナス天、ごまいなりのセットを食べた。550円。横浜だけで済めばよかったのだが、午後は都内まで行くことになり、余計な電車賃がかかる。後楽園から茗荷谷に向かう坂道を登っていくと、カレー屋のクラウンエースがあり、上野の店はつぶれてしまったが、茗荷谷にもあるとは知らなかった。坂道を戻り、後楽園駅の地下のマクドナルドに入り、ひと休みする。それから、小石川を歩き、飯田橋に出て、ブックオフに寄っていく。220円の作家別の棚に「途派文芸集」という変わった装丁の本を見つけ、手にとってみたら、島田潤一郎の名が書いてあり、なんだこれはと開いてみると、島田さんが小説を書いている。こんな本は知らなかった。島田さん、高橋源一郎のラジオに出たときに小説を書くように薦められていたけど、もうすでに書いていたのか。斜めにかかった帯(?)が破れてしまっているが、めったに見ないだろうから、これは買っておく。そのほか、110円の文庫本も2冊。飯田橋から南北線に乗り、日吉から東横線に乗り換え、横浜に戻ってくる。




◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた昨日の「ワイドナショー」を観た。コメンテーターに、つるの剛士が初登場。この番組は、炎上しがちなひとをかなり意図的に出演させているのではないか。ビリー・アイリッシュが、13、14歳頃に差別発言した動画について謝罪をしたというニュースがあり、ゲストに合わせてニュースを選んでいるのか、ニュースに合わせてゲストを選んでいるのかわからないが、つるの剛士はここで、パクチー泥棒の一件についてもしゃべった。それはさておき、ワイドナティーンの吉澤悠華という女の子は、つるの剛士がコメントしている後ろに映っているときにも、ぜんぜん気を抜いていなくて、ちょっと気になる面白さだった。

 タイムフリーでラジオも聴く。今日の「ビバリー昼ズ」は、オープニングでさっそく、昨夜の「はなつまみ」に触れる。高田先生は、週末には「ロケット団定例集会」に行ってきたそうで、両国の江戸東京博物館で開催されたとは知らなかった。先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」にロケット団が出ていたのに、それを聴きそびれいていた。「ズーム」を聴くと、こちらでももちろん、志らく師匠が「はなつまみ」について、冒頭でしゃべっていた。

2021年6月27日日曜日

6月27日日曜日/「はなつまみ」が面白かった

◇ ラジオ

 午前中に、「安住紳一郎の日曜天国」の先週のゲストがみうらじゅんだったことを思い出し、タイムフリー切れ前に聴いた。「ダンシャリって立川なイメージがあって。僕は桂シュウシュウのほうだから。」「基本は掘ってる立場なんで。掘られるのが意外と気持ちいいということがわかった。」 後者は「「ない仕事」の作り方」が本屋大賞の発掘部門に選ばれたことについての談。昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」もタイムフリーで聴く。10時台、月イチの毒蝮さんのコーナーは事務所からの中継だった。談志師匠らと一緒に撮った昔の写真がスタジオにはもちこまれていて、その時代の思い出話になったのがとてもよかった。11時代のゲストは、GLAY の TAKURO。昼はオンタイムで、NHK-FM のグッチ裕三の番組をつけていたら、ゲストが八代亜紀で、浪曲の話になったりして面白かったが、ずっと聴いているわけにもいかない。



 昼から外出。まず、自由が丘に出て、ブックオフに寄っていく。4冊購入。自由が丘から多摩川に戻り、改札内の梅もとで、チキンカツカレーを食べていく。無料券でコロッケをつけてもらおうとしたら、コロッケを切らしていて、とり天ならあるというのでとり天にしてもらったが、チキンカツにとり天ではあまりにも鶏だらけだ。多摩川線に乗り換え、鵜の木に。ドトールに入り、混んでいて、離れ小島のような端っこの席に座った。昨日買った「本の雑誌」をざっと読む。P+D BOOKS の特集で、これは勉強のために読んでおく意味がある。しかし、眠気がひどく、少し居眠りしていたら、あっという間に時間がなくなった。今日は家庭教師の日で、17時からお邪魔し、2次関数の問題を順番にやっていく。高校の数学はなかなか手強いが、それでも、初見で解いて、理解できるからほっとする。学生時代に比べて、数学はできなくなるかというとけしてそんなことはなく、コンピューター的な演算能力は衰えるものの、理解力は歳をとったほうがさすがに増しているんじゃないだろうか。理解はできるが、ただし、計算するのはうんとめんどうになる。試験はもう来週だという。外苑前にある学校は、オリンピック期間中は教室を貸してしまい、生徒は予備校を使うことになるというから、ずいぶん無茶苦茶な話だ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた「はなつまみ」の特番を追っかけ再生で観た。志らく師匠がついに登場するのが楽しみで、これは早く観たくてしかたがなかった。伯山と志らく師匠の直接対決は期待以上の面白さで、誰が悪者になることもなく、伯山の志らく師匠に対する悪口の数々、志らく師匠の危なっかしいツイートも、すべて、このための伏線だったかのように回収してくれた。太田が師匠の側につき、一緒になって伯山を責めるのにも笑う。笑いは解毒であり、治癒の効果がある。師匠、この番組にときどき出てくれるといいのだけど。冒頭とラストに伯山の講談がある構成もよかった。

 聴きそびれいていた月曜の「ズーム」もタイムフリーで聴いた。伊沢拓司がゲストで、志らく師匠が、うちの弟子には伊沢くんみたいな好青年がいないというようなことを言っていて、弟子に好青年を求めていたのかと驚いた。続けて、金曜の「問わず語りの神田伯山」も聴くと、番組後半で「はなつまみ」の特番の話をしていた。深夜2時頃に眠る。

2021年6月26日土曜日

6月26日土曜日/川崎の古本屋など


◇ 有楽町・蒲田・川崎

 朝から都内に。東海道線、山手線を乗り継ぎ、有楽町まで。土曜だから、電車は空いていた。オリンピックに向けてか、有楽町駅も改装されたようで、トイレがずいぶんきれいになっていた。といっても、以前のトイレをそんなに覚えているわけではないが。国際フォーラムは通行止めになっていて、その手前には荷捌き禁止の看板が出ている。銀座をひさしぶりに歩いたが、昼には蒲田に移動する。

 蒲田駅の西口と東口、両方を通るが、駅前では、どちらでも都議選の選挙演説をやっていた。東口を歩き、有名人の写真がたくさん飾ってある、春香園という中華屋で昼食にする。ランチメニューの豚肉キクラゲ玉子炒めを食べた。スープ、サラダ付き、600円。杏仁豆腐はセルフサービスと書いてあり、それがどういうことなのかよくわからなかったが、帰り際に、入り口の脇に冷蔵ケースがあることに気がつき、客がそこから勝手にとって食べていいということだったようだ。座った席の真後ろにあったので、視界に入らず、食べそこねてしまった。店員も教えてくれればいいのに、なんにも言わない。





 ブックオフに寄るが、なかなか目ぼしいものがなく、220円の単行本を1冊だけ買っていく。寝不足でふらふらしていて、ひと休みしたくなり、検索して、アプリコにドトールがあるのを見つけ、行ってみるが、混雑していたのでやめる。蒲田から京浜東北線で、川崎に移動し、近代書房の向かいのベローチェに入り、ようやくひと休みした。ラジオを聴きながら少し眠り、読書もするが、冷房がややきつい。2時間弱で出て、ひさしぶりに近代書房を覗く。川崎に寄ることはちょくちょくあったが、どういうわけか月曜ばかりで、ずっと近代書房の定休日にあたっていた。外の均一棚から、「本の雑誌」の先月号を見つけて買っていく。こちらもひさしぶりに朋翔堂にも行ってみると、外に、古い「FRIDAY」がごっそり出してあって、なにかいいものはないかと、一冊ずつ、表紙の見出しだけ確認していった。岡田有希子の自殺報道の号など、5冊買っていく。もっと買ってもよかったかもしれないが、活用法がはっきりとあるわけでもない。店内からも、「東京人」の夏目漱石特集を買う。立て続けにいいものが買えて、調子がよくなってきたので、ブックスマッキーにも足を延ばした。こちらの店は隙のない値付けで、いつもあまり買わないのだが、今日は雑誌に目が向く日で、「ビックリハウス」のバックナンバーから、とんねるずが表紙のものを買った。そして、モアーズのブックオフにも寄るが、しかし、こちらでは買うものがまったくなかった。本を詰めたカゴを複数並べているせどりがいたが、どうもこの店ではせどりによく出会うようだ。この規模の店で買うものがないというのは、せどりに先に抜かれてしまっているのか。川崎から京浜東北線で帰り、横浜には寄り道せず、ロピアで買いものしてから帰る。





◇ ラジオ

 夜に帰宅して、録画していたテレビ番組をいくつか。それから、タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「爆笑問題の日曜サンデー」をようやく聴いた。エド山口の YouTube を、桑田佳祐が観ているというので、太田も観るようになったそうだ。寺内タケシが亡くなったことから、エド山口が語っていた寺内タケシのエピソードについてもしゃべっていた。寺内タケシの訃報を今週の月曜まで知らずにいて愕然としてしまったが、この番組を聴いていれば知れたのだ。聴きながら、オンライン将棋を指し、時間の記憶もなく、早々に眠る。

2021年6月25日金曜日

6月25日金曜日/「昭和50年男」



◇ 病院

 午後から外出。雨がぱらぱらと降っているが、天気雨のようで、駅に向かうまでに陽射しは強くなる。夏のプールで、シャワーを浴びているような雨だ。差していた傘も閉じた。横浜に出て、西口五番街のとり一で、ランチメニューのつくね丼を食べていく。550円。雨は止み、傘がさっそく邪魔になった。市民病院に歩いて向かうが、14時半の予約なのに、食べ終わった時点で、もう14時半になってしまった。天気がよくなり、登り坂を歩いていくと、じんわりと汗をかく。予約の時刻から、20分ほど遅刻して到着。疲れてしまい、診察を待つあいだ、眠くなった。例のごとく、体内の酸素量を測るのみの簡単な診察だが、今日は、数値が若干少ないと言われた。次回の診察は3ヶ月後、誕生日の翌日になった。病院の近くの薬局に寄り、薬を買い、横浜駅まで歩いて戻るが、帰り道は涼しくなり、汗はかかなかった。ビブレのタワーレコードに寄り、「bounce」をもらっていく。ここしばらくはうっかりしていて、何号かもらい忘れていた。上階のブックオフにも寄るが、なにも買うものなし。地下に入り、有隣堂にも寄っていく。

◇ 雑誌

 有隣堂で「昭和50年男」を買い、ベローチェに入り、さっそく読んだ。この雑誌は今まで買ったことがなかったが、最新号はコーネリアス「ファンタズマ」のデザインをそのまま拝借した表紙で、1997年の音楽シーンにしぼった特集をしている。冒頭からいきなり、小山田圭吾、石野卓球のインタビューが続く。それから、茂木欣一、曽我部恵一、ギターウルフセイジのインタビューなどもあり、なんというかゆいところに手が届いた人選かと思う人選で、これは買わないわけにはいかないと思った。なぜ、1997年なのか、という根拠はよくわからないが、コーネリアスが「ファンタズマ」なら、電気グルーヴは「Shangri-La」の年だ。卓球のインタビューでは、「Shangri-La」のリリース当時、シルベッティのクレジットがないことを山下達郎に怒られたというエピソードが語られていて、当時、卓球のインタビューは見つけたものはすべて読んでいたが、これは知らない話だった。「デビューした頃、トゥーマッチに偽悪的に振る舞っていたのは、そうでもしないと魑魅魍魎としたメジャーの世界に飲み込まれると思っていたんだよ。」とは卓球の言。渋谷系を扱うには、1997年はちょっと遅い感じがするが、この特集では、SMAP、SPEED、ポケットビスケッツなども登場し、強いていえば、渋谷系が J-POP に昇華され、吸収されたのがだいたいこのあたりということだろうか。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画したまま観そびれていた、先週土曜放送の「まっちゃんねる」をようやく観た。2回目の「まっちゃんねる」は「女子メンタル」と「イケメンタル」の2本立てで、この番組はもう、単に「ドキュメンタル」を地上波でやるだけの番組になってしまうのだろうか。そうなると、松本人志はいよいよなにもしない。松本は、演者が演者を笑わせるという構図をやたらと好むが、もちろん、本来は観客(視聴者)を笑わせるべきで、その点では、「キングオブコントの会」のほうを歓迎したいのだが、しかし、そうはいっても観逃せはしない番組で、今回、「女子メンタル」はあまり見どころがなかったが、「イケメンタル」のほうは山田孝之の充実ぶりに目を見張る。「全裸監督」に扮してからがさすがで、型が決まっているぶん、揺るぎなさがほかのネタとはまるで違っていた。深夜1時頃に眠る。

2021年6月24日木曜日

6月24日木曜日/巣鴨・町屋



◇ 巣鴨

 昼前から外出。いよいよ夏らしい暑さになりつつある。相鉄線に乗っていると、途中で雨が降り、窓を閉めるようにアナウンスがあった。コロナの換気のために窓を開けていて、そこにゲリラ豪雨という組み合わせだ。過去にはなかった注意がいろいろと増える。東横線、山手線を乗り継ぎ、巣鴨まで、だいぶ、時間に余裕をもって到着した。巣鴨駅で降りることもめったになく、いか八郎の引退騒動以来である。駅前のパチンコ屋の前を通りがかり、あれっと思って近づいてみたら、店の広告にかしめさんが出ている。似ていると思ったが、ちゃんと名前が表記されていた。もうひとりのひとも落語家だろうが、名前が隠れていて見えなかった。

 西友に寄り、飲みものだけ買い、やけに広い道路を渡り、とげぬき地蔵に向かう商店街に入っていく。目的地はガモール志學亭。志ららさんが店長を務める落語カフェ(?)がオープンすると知ったのは「ビバリー昼ズ」だった。ホームページを確認すると、ちょうど落語会のある日に、別の予定で都内に出ることになっていたから、その前に寄ってみようと思った。落語会は14時から。ところが、20分前に着いた時点で、店員さんに訊ねてみると、満席だという。巣鴨駅には早く着いていたのに、わざわざのんびりしてしまった。おそらく、落語目当ての客ばかりではないのだろう。巣鴨の町の雰囲気をよく知らなかったが、なんのことはない、単にカフェとして大繁盛している。店員さんに二席空く予定と申し訳なさそうに言われ、また直前にお越しくださいということだったが、そのあとにもぞくぞくと客が現れる。これでは直前にきてもどうなるかわからず、まあ、せっかくきたけど、遠慮してもいいかという気になった。オープンしたばかりで、対応法がまだうまくできていないだろう。そもそも、ホームページを見ても、料金は飲食代だけということなのか、はっきりしない。しかし、繁盛していることがむしろ嬉しかった。少し先に進んだところにとげぬき地蔵尊があり、とりあえず、そちらを観光する。お参りするわけでもなく、ぶらぶらし、高座の様子をちょっと見てみたいと思い、14時過ぎにまた店の前に行ってみると、入り口のガラス扉を閉めている。落語のときはそりゃそうか。透明なガラスだから、なかは見えるのだが、落語会はまだ始まっていなかった。店の前で待っているわけにもいかず、あきらめて通りすぎる。


 事前に周辺の古本屋を調べると、この商店街を抜けた庚申塚のほうに一軒あり、そちらまで歩いてみることにする。それにしても、この人出の多さはなんなんだと思うほどだった。平日の昼間だが、年寄りには関係なく、露店もびっしり出ている。このコロナ禍の都内で、巣鴨がいちばんにぎわっているのではないか。商店街の終わりまで進むと、庚申塚の駅がすぐで、古本屋はその向こうにあった。かすみ書店というお店。わざわざやってきたが、残念ながらシャッターが閉まっていた。ブックオフに寄りたいと思い、今度は大塚まで歩く。この道は、スタジオフォーに行くのに歩いたことがあった。庚申塚からは、15分程度で大塚に到着。わざわざやってきたブックオフだが、買うものが見当たらず、2冊だけ買った。大塚で食べていこうと、駅前のごちゃごちゃしたエリアを覗くがなかなか決められず、やたらと歩きまわることになった。幸龍軒という中華屋に決め、とろレバ丼を食べた。900円。







◇ 都電

 これからがその別の予定で、町屋まで移動する。大塚駅前から、都電荒川線を初めて利用してみるが、路線検索すると、これがいちばん安いのだ。走っているすがたを見るとかわいらしく、乗ってみたいと思うが、しかし、実際に乗ってみると、たいして面白いもんじゃない。景色がいいわけでもなし、乗客もおおむね普段から利用しているような雰囲気で、もの珍しくて乗ってみたような人間は自分以外には見当たらず、きょろきょろするだけみっともない。大塚から座れたが、途中、お年寄りがずいぶん乗り降りする。席を譲るべきかと思っていると、みんな目の前を通りすぎ、車両の後ろに進んでいく。降りそこねてはいけないから、出口に近づいておくということなのか。あるいは、前から乗ってくるひとがいるから後ろに詰めておくというマナーなのか。乗車法はバスと同じで、車内で本を読むと酔うのではないかと思っていたが、そんなこともなかっただろうか。車両はバスよりも長い。40分、ぼんやりすることになり、混雑する区間もあり、目の前に人間がいるから視線のやり場に困る。混雑すると、風景はますます見えない。町屋の直前にはだいぶ混んでいたが、町屋で降りるひとが多かった。サンポップ町屋のサンマルクカフェに入り、アイスコーヒーとチョコクロを食べた。コーヒーのSサイズが、いつの間にか300円になっていた。滞在時間、2時間弱。


◇ 町屋

 18時半ちょうどに、かふぇ若茶に。「ハデジのまたまためんどくさい」の公開収録にお誘いいただき、収録は19時からだが、やや早めに伺った。ゆたかさん、かずおさん、河崎さん、池沼さん、すでにみなさんそろっている。今回は、奥の鉄道模型がバックではなく、店の真ん中にしゃべる場所を作ってあり、お客さんも少ないようだから奥の席に着いた。アイスカフェオレをいただく。収録前に座り位置の確認があり、かずおさん、河崎さんはその位置のまま、雑談をしていたのだが、かずおさんが自分に向かってよく話しかけてくれる。YouTube で観たカエルの捕食の動画について、なぜ自分に向かってそんな話をするのかがよくわからなかったが。収録内容の打ち合わせも少しあり、その話の流れで、かずおさんの若いころの話を初めて知ったが、「テレビ演芸」のときのヒロミとのエピソードが面白く、それを収録前に聴けたのが嬉しかった。原田泰造とは東村山の先輩後輩の関係で、かずおさんとつき合いがあるというのも知らなかった話で、ゆたかさんからは細かい過去の話をいろいろと教わっているが、かずおさんはかずおさんでやっぱり面白い話がある。収録では、少し前にツイートされていた、1990年の「オリーブ」に載っていた芸人の人気ランキングの話題をする。1本目の収録は、ランキングの1位になっていた Z-BEAM の話が長くなり、ほかの芸人にまでは触れられず、2本目で、ほかの芸人についてはざっと駆け足で語られた。ランキングでは、鮫島伸一、バカルディを話題にし、バカルディのエピソードから芸歴の話にもなり、初めて知ったが、好江師匠のカバン持ちの時代も含めると、正確な芸歴では、かずおさんはウンナンよりも先輩になるのだ。つまり、伊集院もウンナンより先輩ということになる。こんな話はいくらでも聴いていたかったが、3本目は弟子のムサシさんが加わり、ムサシさんが買った派手な衣装を話題にする。

 20時半には収録は終わり、カフェオレ代を払い、すみやかに失礼する。収録抜きにあれこれ質問したいくらいだったが、収録後に雑談していいものか、いつも計りかねる。町屋から千代田線、明治神宮前で乗り換え、副都心線、東横線直通の各停でのんびり帰ってくる。電車内、読書をしようとするも、記憶を刺激されたせいか、脳が興奮している。帰宅前にコンビニに寄り、「週刊文春」の小林信彦の連載だけを立ち読み。帰宅は23時過ぎになるが、その直後、激しいどしゃぶりになった。あと少し遅かったら、ずぶ濡れになるところだった。Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴くと、光浦はカナダに留学するため、来週からは新パートナーが登場するようだ。深夜1時過ぎに眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...