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2023年8月15日火曜日

8月15日火曜日/終戦記念日

◇ テレビ

 朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の「サンデージャポン」を火曜まで観ることができないというのもひさしぶりだ。どうもやることが多く、ばてている。トップは日大アメフト部薬物問題から。理事長である林真理子の経歴を紹介し、古い映像もいろいろと流された。林真理子と友人だという茂木健一郎を良原アナが取材する。林真理子、太田光代と話す機会があったという茂木健一郎のツイートが紹介されていた。それから、自民党のエッフェル塔写真だが、あの松川るいというひとは、今さら思い出したが、「劇場版センキョナンデス」に登場していたひとだ。あの映画のなかでは、わりと好印象をもったのだけどな。

 少し眠りなおし、午後、かつやに行ってくる。ロースカツ定食を食べた。627円。25周年感謝祭だとかで、今日まで150円引き。昼食どきのかつやはさすがに混んでいた。ついでに駅前まで、買いものをして、すぐに帰ってくる。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、これも聴きそびれていた「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、オープニングには春とヒコーキが登場。そのあとの「カレンダーリクエスト」という企画では、満島ひかりがゲストだった。いつもはNHKで裏番組をやってるんだけど、高校野球の中継のために今日は休みなんだ。「石橋貴明のGATE7」は、2週にわたり、伊集院光がゲスト。最初の週はラジコで聴きそこねてしまい、これは YouTube で違法のものを聴いた。野球の話をする番組なのだが、最初の週では貴明のほうが話を脱線させ、伊集院が野球の話に戻そうとする。一昨日の2週目では、伊集院がサバンナ・バナナズについて語っていた。

 録画していた「徹子の部屋」を、まず、観そびれていた昨日の放送は海老名香葉子がゲスト。もうすぐ、90歳だとは。お元気だな。そして、今日の放送は傑作選。「戦争と私」というテーマで、三波春夫、加藤治子、高峰秀子、三代目江戸家猫八の過去の出演回の映像が流された。◆ 三波春夫の回は1977年放送。三波「とにかく、百日間、この陣地をわれわれは死んでも守らなきゃあならないって、そういう命令なんですよ。ところがとんでもない、5日間でもうそれこそお手上げですよ。退却しなくちゃならない。そりゃひどかったですよ、その、砲弾の音というのはすさまじかったですね。戦友が悲鳴あげるわけですよね。「あっ!」っつったら、まったく、肩から首からすぽーんとね、きれいになくなっちゃうんですよ。爆風ですね。それが目の前ですからね。じつにびっくりですね。」「あれは何日だったかな、たしか、(8月)14日の朝だったと思いますけどね。(略)僕ら、ぜんぜん知らんわけですよ。終戦をやっと知ったのが9月の9日の夜でした。でえ、そんときにね、ロシア語が聴こえるわけですね。目の前にくるんですよ、斥候がね。(三波春夫はにこにこして)斥候隊がね。5、6人きたんでしょうかね、あれ。入り込んできちゃったんですよ。きやがったなと思ってね。ちょうど手榴弾もってましたからね。ひとつ、(投げるしぐさ)投げたわけですよ。投げたら、それがほんとに、その朝の戦闘開始の音でした。」 徹子「それは三波さんがお投げになった?」 三波「ええ、投げた。したら、(にこにこしながら)びゅーっ、という独特の手榴弾の音でね。それから14日の激戦の火ぶたがきられましたけどね。ええ、そんとき、最後までロシアの兵隊がね、「ママ―、ママ―」って母親の名前を呼んでました。ニッポンの兵隊も「お母さん」っつってね。僕の戦友はね、僕にしっかりしがみつきながらね、「お母さん、お母さん、痛いよ痛いよ」って言いながら死んでいきましたよ。」「(略)だからそんときにまあなんという、戦争そのものの真っただ中ですから、もうなにも考える日もありませんね。自分がとにかく生きなきゃいけないんだ、相手を殺さなきゃならない、ってことですからね。ところがまったく、(にこにこしながら)顔も知らなきゃ名前も知らないやつと戦うんだから、戦争なんてじつに愚かなものだと思いましたよ。で、僕は非常に射撃が上手かったせいですかね、僕が撃つ弾がよく当たるんですよ。そうしたら、今度はソ連のほうでは飛行機を1台出しましてね。あのトーチカにいるのはその、大変その頑強なやつがいるってんでね。僕に向かって爆弾を落としましてね。ほんとに、まんまるいタドンみたいなのがすーっとくるわけですよ。それを見た瞬間にもうだめだったんですがね。ばあーっと、そのまま。3時間ぐらいよく寝てましたね。もうぜんぶコンクリートあたまからかぶっちゃいましてね。」 徹子「怪我は?」 三波「ええ、怪我はね、わずか、ここにちょっと傷が残ってますがね。(略)部隊長も誰もいないんですよ、僕が目が覚めたら。もう北詰(三波春夫の本名)は死んだもんだと思って。みんな、逃げて行っちゃってるわけですよ。(略)そりゃもう、さびしいもなにも通りこしてね、もううつろですね。背中は寒い、足の裏は寒いね。かすかにね、大砲の音が、どーんと遠くね、祭りの花火の音みたいに聴こえるわけですよ。足の裏から聴こえるもんですね、音って。そう思いましたね。耳が「あっ、これは浪花節やれなくなったな」と思いましたよ。」 ◆ 高峰秀子の回は1989年放送。高峰「もう戦後は終わった終わったってね、戦後は終わったかもしれませんよ、でも、戦前なのよ、もうね。戦後が終われば「前」なのよ。だから、けっしてね、ひとごとじゃないとわたしは思うんだけど、そういうこと言うと、古いババアだなんて言われるからね、あんまり言いたくないけど、絶対に、戦後が終わりゃあ戦前なのよ。」 高峰秀子は敗戦の日に特攻隊の慰問に行っていた話をする。長谷川一夫、山田五十鈴らと、1時間ぐらいのショーをやっていたのだ。玉音放送があっても、雑音でなにもわからず、ぴんとこないという感じだったという。戦争が終わったのに、特攻隊員たちはどんどん飛んで行ってしまったという話をしていた。◆ 三代目江戸家猫八の回は1978年放送。猫八は広島で被爆した体験を語る。兵隊として、死体を片づける作業をしていて、爆心地から2キロぐらいのところにいたのだ。猫八「ボーイングB29がきたわけですよ、そしたらね、四十代のね、二等兵がね、一つ星が、あとでみんな駆り出されたひとたちですよ。おとっつぁんみたいなひとがね、入ってきて、「(敬礼して)兵長さん、また飛行機がまいりました」って言うんですよ。「落下傘が落ちました」って言うんですよ。それが原爆なんですよ。その日はお天気でしたよ、8月6日の8時15分、晴天ですよ。太陽がさんさんと降り注いでる。それよりもっと明るかったんですよ。つまり、白い光線ってよく言いますけど。ぱあーっと明るくなった。なんだろうと思ってわたしね、おもて飛び出した途端に、どおんと音がしたの。後ろから爆風が、ばあーっときて、2メートルぐらい吹き飛ばされましたよ。これはなんかねえ、なんかわかんないけど怖いなと思ってね。臆病ですからね。すぐ、防空壕入って出てこなかったんですよ。そしたら、おもてで作業してた班長の兵隊が、兵舎に戻ってきたんですよ。「岡田(猫八の本名)、たしか、なんか、外出の支度してうろうろしてたけど、どうしたかな、あいつは。」「あいつはずるいからな。どっか逃げちゃったんじゃねえかな。」って、うわさしてるところへ「はい、ここにおります」って出てったんですよ、防空壕から。「あっ、やっぱりこいつだ。このやろう、このなかに隠れてやがった」って。とにかく、外出の支度してっからおもて行けって。見てこいって。」「だから、街へ出たときに、真っ黒に焼けただれたお母さんが赤ん坊を抱いて、それでもうとにかく、まだ小さい子もいるでしょ、ほかに。だから子どもの名を呼ぶね、おじいちゃんが孫の名を呼ぶ、奥さんが旦那の名前を呼びながら右往左往してる。まあ…、地獄ですね。地獄ですよ。ぜんぶ黒いですから。真っ黒ですよ、焼けたのが。それで、川んなかに熱くて逃げたひとが、そのまんまのこういうかたちでお亡くなりになってましたよ。わたし、今思い出してもね、泣けてきますよ。そりゃあ、二十何万というひとでしょ。なんの罪もないひとでしょ。僕ら兵隊ですからね。そのあと片づけに行くとねえ、やけどでただれたひとが道端へずーっと寝かされてんですよ。なかには目の見えないかたもいらっしゃる。足音が聴こえると、「兵隊さん、助けて。水ちょうだい。水ください」って言うの。だけど、水あげらんないんですよ。「軍医殿、水をやってもよくありますか!?」「いかん!」水やったら、ほら、なくなっちゃうでしょ。だから「いかん!」って言うんですよ。でも、このかたたちは、どうにもならないってことわかりますからね。目で、僕は軍医殿に、軍医殿に飲ませろとは言えないでしょう。目だけ(うなずいてみせる)。これでしょ? あったかくなっちゃった水筒の水を、「兵隊さん、おいしかったですよ」ってねえ。そのまんまですよ。何人も、何人も、わたしの水筒の水を飲んで息をひきとりましたよ。だから、わたしは、今だから言えますけど、そのひとたちがね、手を握りしめて、今、言っていいか悪いかわかりませんけど、「兵隊さん、かたきをとってください」ってみんな亡くなりましたよ。まあとにかく、僕はその地獄を見てきましたよね。それからその死体をぜんぶ、トラックへ積んで、太田川の堤防へ積みあげてるんですよ。どうしようもないですよ、だって。それで、ガソリンをかけて、荼毘に伏したわけですよ。そんなことってありませんよね。ですからね、再び、戦争はやっちゃいけません。」

 夜遅くにブログの更新をひとつ。今日はずっと家にいたのに、ひとつしか更新できなかった。終戦記念日に戦争に関する映画をなにか観たいとも思っていたのだが、その時間もなくなった。深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2023年8月5日土曜日

8月5日土曜日/砂まじりの茅ヶ崎

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」は恒例の「夏ドラマ辛口放談」。梅田恵子、吉田潮、木村隆志、大島育宙というメンバーがそれぞれのベスト3をあげる。4人全員がベスト3に入れていたのがテレビ朝日の「ハヤブサ消防団」、3人がフジテレビ「ばらかもん」をあげていた。TBSの「VIVANT」がもっと評判がいいのかと思っていたが、ここでは2名しかあげていないんだな。この放談は来週に続く。

 今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」は、ナイツが夏休みに入るため、事前収録だった。この本番前には石橋貴明がやってきてしゃべっていたようだ。オープニングでは、出水アナが新しい学校のリーダーズを知らなかったという話をしていて、ナイツのふたりは知ってるからといって得意げに驚いてみせる。そのあとの「常連さん」はえのきどいちろうの担当。

◇ 寒川町・茅ヶ崎

 昼から外出。海老名から相模線に乗り、茅ヶ崎まで行くのだが、その前に香川という駅で下車する。ブックオフに寄りたかった。グーグルマップを見ながら向かうと、駅から10分ほど歩いたところにあった。住所でいうと、寒川町大曲。めったにこない土地だが、時間の余裕はなく、のんびりしていられない。店内をぐるっとまわり、110円の文庫本を2冊、220円の単行本を2冊買っていく。香川駅に戻り、つぎの電車は上り電車だというので、逆方向かと思ったら、これが茅ヶ崎行きだ。南に向かう茅ヶ崎方面のほうがここでは上りなんだ。





 茅ヶ崎に到着し、ここでもまず、北口のブックオフに寄る。220円の単行本を1冊だけ買う。しかし、茅ヶ崎なんて街は過去に訪れたことはあっただろうか。遅めの昼食にしようとするが、駅前の様子がまるでわからない。冷房の効いた駅ビルを抜け、南口に出てみると、まるで店が見つからない。花火大会に向かうひとだろう、南口はバスターミナルが混み始めている。改札前でも、混雑にそなえた看板を立てたりなど、準備を始めていた。結局、北口に戻り、マイカリー食堂に入り、ごろごろチキンカレーを食べた。590円。






 再び、南口に出て、海岸のほうに歩いていく。茅ヶ崎球場のほうまで、30分ぐらいで着くかと思って歩き始めてみたが、実際にはもうちょっとかかったか。それから、海岸のほうに移動することになり、ここで初めて海を見るが、じつに爽快だ。茅ヶ崎の海を訪れるのもおそらく初めてだろう。ここがサザンビーチというやつか。水着のお姉ちゃんも当たり前のようにうろうろしているのだけど、関わらないぶんにはどうっていうこともなく、不思議と平常心でいられたから、もう年寄りなのかもしれない。年寄りになっちまったよ。

 夜になり、ある都合により花火大会をのん気に眺めていたのだが、こんなにしっかりと花火を見ることも生まれてこのかた初めてだったかもしれない。花火大会後の海岸の様子を見てみたかったが、いろいろと事情があり、そういうわけにもいかず、あきらめて、花火大会の会場からは離れることにする。サザン通りを歩いて帰りたいと思うが、その前に、海外沿いの道路にあるセブンイレブンに寄った。店に入ってみると、床がやけに滑り、なにかと思えば、海岸から買いものにやってくる客のせいで床が砂まみれになっているのだ。なるほど、砂まじりの茅ヶ崎とはこのことか。店内は店員が什器を移動させている最中だった。花火大会用に普段とは違うレイアウトにしてあったのか。商品はもう残っていないのではとも思ったが、商品はまだまだ豊富にあり、さすが、準備がしっかりしている。フルーツオレとパンをひとつ買い、駐車場で食べていく。そのあとはサザン通りを茅ヶ崎駅まで歩いた。



 茅ヶ崎駅まで戻ってみると、花火大会の客でまだまだ混んでいるんだと思ったが、なんと、東海道線が止まっているという。よりによって、この花火大会のときにそんな事故があるとは間が悪いもんだ。改札前はごった返していて、相模線は普通に運行しているのだが、振り替え輸送をしているため、改札では入場規制が行われていた。終電まではまだ時間があるからいいが、もともと、花火大会の客で混むだろうから、茅ヶ崎で時間をつなぐのは難しいだろうなとは思っていた。マクドナルドの閉店時間も事前に確認していて、もう閉まっているのだが、開いていたとしても混雑になっていたに決まっている。しかし、改札の前にいても暑くてしかたがない。北口に出て、コンビニを探し、ファミリーマートの店内で少し涼んでいくが、いつまでもいるわけにはいかない。近くにはファミレスがあったが、やはり、満席になっているようで待たされている客がいる。無駄にうろついていても汗だくになるだけで、どうすることもできず、しばらくしてから改札前に戻ってみると、さっきよりもひとは減っているようだ。改札に入れそうだったから入ってしまうと、相模線がちょうど発車するところだった。本当だったらもっと空いていたのかもしれないが、大混雑のまま、海老名まで乗った。相鉄線に乗り換え、ようやく座れた。どっと疲れが出る。今日は長い時間、ずっと座っていなかったのだ。帰宅は深夜になった。へとへとに疲れていたが、テレビの録画のチェックをしてから、深夜2時頃に眠る。


2023年7月14日金曜日

7月14日金曜日/東のお笑いの大将

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。





◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。

2023年4月17日月曜日

4月17日月曜日/穴守稲荷








◇ 穴守稲荷・大鳥居

 朝から都内に。京浜急行の空港線に乗り、穴守稲荷まで。朝の空港線は混んでいた。天気はいいが、風が強い。緑道を大鳥居のほうまで歩き、すき家を見つけて、炭火とろとろポークカレーを食べた。690円。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台は錦鯉がゲスト。少し眠り、それから読書。図書館で借りた、大島新「ドキュメンタリーの舞台裏」を読み終えた。2022年刊、文藝春秋。「センキョナンデス」を観たばかりだったから、とても興味をもって読んだ。おおむね、大島新の半自伝的な内容。唐十郎との関わりは知らなかった。「情熱大陸」の唐十郎の回のディレクターを務め、それが最初の映画につながっていく。しかし、これを知らないというのはフィルモグラフィを調べたこともなかったのか。その後の、園子温のドキュメンタリーからは劇場公開時に観ている。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は内田也哉子がゲスト。昨夜の「ガキの使い」は、部活シリーズの企画「なりきって勝利を掴め!桑田部」。レギュラーチームと陣内智則チームが桑田佳祐になりきる対決をする。かったるい内容だった。「情熱大陸」も録画しておいた。野村萬斎、裕基親子が「ハムレット」に挑む様子を追いかける。

 土曜に放送された「人生最高レストラン」は、300回記念、ゲストは石橋貴明。いきなり番組の約束ごとを守らず、セットの外側から登場する。石橋貴明がトーク番組のゲストというのも珍しく、語られる話がいちいち興味深い。井原高忠に「とんねるず」と名づけられたことは有名だが、そのときの井原高忠の口調を再現してみせる。あるいは、尾崎豊とのエピソード。大友康平の結婚式の二次会で尾崎豊に会い、同じ東武東上線沿線同士の話で盛りあがっていたら、そこに内田裕也が現れ、尾崎が呼ばれていってしまったという。あるいは、フジテレビ内の流水書房で立ち読みしていたら、氷室京介に声をかけられた話であるとか。「メジャーリーグ2」の裏話も面白かった。

 寝っ転がり、タイムフリーで、聴きそびれていた先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、オープニングでは、この前日に林家三平の会に出演したその楽屋での話をしていた。ねづっちがツイートしていた、謎かけを頼まれて困っている相手が三平であることが判明する。14時台は、さまぁ~ずの大竹一樹がゲスト。フランス座に行こうとしていたというのは初めて知る話だった。ほんとだろうか。

 Spotify で、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のポッドキャストをチェックすると、先週水曜のゲストが大崎洋だった。パートナーは水谷加奈。ダウンタウンと一緒に、大阪でラジカル・ガジベリビンバ・システムを観たときのことを語っていたのがとても興味深かったのだが、しかし、なんだかもっちゃりしたしゃべりかたで、なにを言わんとしているのかわかりにくいところが多々あった。タヌキオヤジだなあ。

 楽天マガジンで読んだ「週刊プレイボーイ」、オール巨人の連載エッセイは見開き拡大版、どこでも眠れるという「阪神君の寝姿コレクション」として、NGKのロビーの小さいソファで器用に眠るオール阪神の写真が6枚。これをわざわざ、拡大版にして掲載しているのがくだらなくて笑う。

 ブログの更新をしてから少し眠り、深夜にコインランドリーに行ってくる。

2022年9月22日木曜日

9月22日木曜日/散髪 その他

◇ テレビ・雑誌

 昨夜は何時間眠れたかわからず、朝、ブログの更新をひとつ。早朝からもう少し眠りなおす。一気に涼しくなり、そのせいか、鼻水がひどい。風邪薬を飲んでおく。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」は、岡田圭右、雛形あきこがゲスト。火曜の「深夜0時の森」は、水卜アナが夏休みということで、代打に小籔千豊が登場した。若林と小籔千豊の関係をよく知らなかったが、このトークは通常回よりもずっと面白かった。ラジオも含め、雑談番組というのは当たり前のようにあるのだが、実際、雑談が面白いタレントというのはほんのひと握りで、小籔千豊はそのひとりだろう。

 テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊新潮」に、角川歴彦逮捕によるたけしの映画への影響の記事があり、これに対し、たけしはなにか発言していないかと公式サイトを覗いてみると、19日の時点ですでにコメントが出ていた。「ところで、また馬鹿な週刊誌が、まぬけな質問をしてきた。KADOKAWA から頼まれたのかわからないが、事実と全く違う内容の記事を書こうとしている。まるで俺のわがままが原因で契約がまとまらないと言いたいようだけど、こちらは弁護士を入れて常識的に交渉しているだけだよ。それでも契約内容がまとまらないのだから、契約できるわけがない。文春ばかり売れて自分が売れないからって、嘘ばかり書くんじゃない。とにかく、新潮は買わないように。読みたければ、人に見せてもらうとかしてくれ。」 そして、今日22日付けのコメントでは、映画祭参加の報告に続けて、「今日発売の週刊新潮に「ビートたけし 最後の映画の行方」と書いてある。最後だなんてとんでもない。先月ここに書いたように、俺は新しい映画の準備を進めているところだ。おい、聞いてんのか茶坊主。」


◇ 二俣川

 午後から外出。肌寒く、パーカーを着ていく。家を出た途端に小雨がぱらつき出し、引き返し、傘をもっていった。まず、かつやに寄り、フェア丼のロースカツと豚焼肉の合い盛り丼を食べた。759円。カツ煮冷やしそばは定番メニューにしてほしいくらいだったのだが、すぐに終了してしまった。二俣川まで歩き、ジョイナステラスの無印良品に寄り、買いものをする。そのついでに、くまざわ書店も覗いていく。西友でも買うものがあり、それからまた、ジョイナステラスに戻ってきた。異様な眠気に襲われ、歩きながらでも眠ってしまいたくなった。ドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーを飲みながら読書をするが、しばらく眠気で朦朧とし、なかなか読み進められなかった。QBハウスで散髪してから帰宅する。

◇ 読書・テレビ・ラジオ・音楽

 ドトールで、綿矢りさ「私をくいとめて」を読み終えた。2020年刊、朝日文庫。親本は2017年刊。去年観た大九明子監督の映画がとても面白かったのだが、その原作をようやく読んだ。映画でとても印象的だった大瀧詠一の曲は原作でも流れていて、ほかにも、原作に忠実だったんだなとわかったところがいくつかあった。文庫解説は金原ひとみ。今までの綿矢りさの小説に秘められていた「小さな憎悪、小さな悪意、小さなストレス」のような「小さな嫌なもの」が今作にはないと指摘している。

 夜に帰宅し、月曜に放送された「お笑いオムニバスGP」を観た。川島明と白石麻衣が司会のほか、渋谷凪咲、ナイツ、チョコレートプラネット、ノブコブ吉村が出演。2時間の放送の前半は「オモウソい店GP」という企画で、まるまる「オモウマい店」のパロディ。それぞれの店の店員たちを、ジェラードン、チョコレートプラネット、友近、ロバート秋山、ロッチ、ネルソンズ、マヂカルラブリーが演じた。後半は「2憶4千万のものまねメドレー」。これを楽しみに録画していたのだが、本来ならば、とんねるず(あるいは、石橋貴明)の特番として放送してもらうのが理想であり、まるで別の番組と合わせたこの形式での放送は、どうもいやな事情を露骨に見せられているかのようだ。川島明ら、出演者たちはこちらのスタジオにも移動はするものの、しかし、このコーナーの司会は小木博明と柴田英嗣が務める。石橋貴明ももちろん、審査員長として登場する。この企画は「みなさんのおかげでした」のころからつねにすこぶる面白く、「細かすぎて」同様、確実に笑いが起こる仕組みが発明されている。今回も、トップの神奈月からさっそく爆笑させられた。登場順に、神奈月、モリタク&河口こうへい、ラパルフェ都留、霜降り明星せいや、山本高広、こにわ、レイザーラモンRG&椿鬼奴、ホリ、レッツゴーよしまさ、原口あきまさという10組。なんといっても、気になっていたのはレッツゴーよしまさというひとだ。10組中、このひとだけはまったく知らない名前だったのだが、ネタは、ひとりでドリフターズ全員を演じるというもの。どうやら、放送後からツイッターでも話題になっていたようで、今日の「ビバリー昼ズ」でも清水ミチコが話題にしていた。素の志村けんのものまねという大発明に驚かされるが、加藤茶のものまねも見事だった。ほかもみんな面白かったのだが、最後に、貴明から発表された優勝者はまさかのせいやだった。ウイニングランとして、もう一度、まったく同じネタをさせられる拷問のような時間にまた笑わされる。真剣に優劣を競うような野暮はなく、所詮はシャレで終わらせるのがこの番組の美点。とはいえ、そのあとに、ラパルフェ都留とレッツゴーよしまさのネタをもう一度放送する時間もあった。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組もいくつか。先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、14時台のゲストが、ダウ90000 の蓮見翔と吉原怜那だった。「白黒アンジャッシュ」を観たおかげで、メンバーそれぞれを認識できるようになった。塙さんが「マオ9000」というボケをするのだが、小林麻央の9000字のブログというのが、検索しても、なんのニュースのことなのかさっぱりわからない。

 先週金曜の「問わず語りの神田伯山」は、「刺さルール」の収録があったというので、太田の炎上についてしゃべるのかと思ったら、自身の「刺さルール」での発言についてしゃべる。そのあとは別の話にもなるが、最後の最後にようやく太田の炎上の話題にもっていった。爆笑問題をいじりながらも、炎上させているやつらをからかう。笑いにしているいい助け舟だと思った。

 Spotify で、KERA の新アルバム「逃亡者K」が配信されていた。電気グルーヴ「ママケーキ」以来のまりんの声で始まるアルバム。聴きながらブログの更新をしようとするが、眠くなりだめ。何時から眠っていたという記憶もないのだが、深夜に目覚め、誕生日に突入していた。眠っているうちに誕生日を迎えるなんて、いったい何年ぶりのことだろうか。去年に比べると、宮沢章夫は亡くなるし、来週には国葬があるし、気分はずいぶん重苦しい。朝までにブログを更新する。


2022年6月18日土曜日

6月18日土曜日/ドッキリヤミ市場

◇ ラジオ

 早朝から3時間ぐらい眠り、9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。11時台は、石橋貴明がゲスト。「石橋、薪を焚べる」でもちあがった、爆笑問題とナイツの対決構想がここで再び語られる。貴明は東京の笑いへの思いがひといちばい強いのだが、爆笑問題とナイツにはそこまでの思いはあるのだろうか。

 昨日あたりから少し蒸し暑くなり、じっとしているだけでも、じわじわ疲れてくる。ツイッターを見ると、大村崑がトレンドに入っていて、どきっとしたけれど、なにかのテレビに出ていたのか、90歳で筋トレしているとかなんとか、むしろ、異常に元気だという話題だった。そのいっぽう、マヒナスターズ松平直樹の訃報を目にする。88歳。

 午後も、家を出るまでラジオをつけていた。「田村淳のNewsCLUB」は今週も政治家のゲストが続き、河野太郎が出演した。

◇ 白楽

 15時頃から外出。東横線に乗り、白楽まで。ドッキリヤミ市場がようやく復活するというので、フリマはまだないのだが、とりあえず、様子を見ておきたくなった。そのついでに古本屋もまわりたく、かなり早い時間から向かってしまうことにする。古本屋をまわるだけならば、ヤミ市復活前に、一度ぐらい、なんでもないときに訪れておけばよかったのだが、ヤミ市休止中に寄ることはついになかった。まず、昼食にしたいと思いながら、六角橋商店街を進むが決められない。鐵塔書院まできてしまい、先に覗いていくが、しかし、なにも買わなかった。途中、キャンドゥにも寄り、シールはがし液があるのを見つけ、ひとつ買っておく。




 昼食は決められず、時間が悪かったようで、準備中にしている店が多い。大通りまで出てしまったが、この大通りに、サリサリカリーが移転していることを初めて知った。向かいの高石書店はシャッターが閉まっている。業務スーパーのある通りを進み、相原書店に寄るが、ここはなかなか手堅い店で、買えるものは見つけられない。小山書店にも寄ろうとするが、こちらもシャッターが閉まっていた。ひととおり、まわってはみたものの、今日は一冊も買うことができず、六角橋商店街を白楽駅のほうに戻り、結局、駅のすぐそばの美珍に入り、肉野菜炒め定食を食べた。930円。ちょっと節約したい気もあったので、もう少し安い店がよかったのだが、しかたがない。この店に入るのは「ひとつき十冊」の打ち上げ以来だった。ドトールに入り、ひと休み。ヤミ市まではまだ2時間以上あり、こんなに早くくる必要はなかった。読書をするが、眠くなり、少し眠ってからまた読書をしていたら、外は雨降りになっている。天気予報をぜんぜん確認していなかった。








 19時半を過ぎ、ドトールを出て、再び、商店街に出る。ドトールにいるあいだにツイッターを見て、ヤミ市が中止でないことは確認したが、せっかくの復活なのに雨降りとは、がっかりなことになった。しかし、駅側から仲見世に入っていくと、それでもなかなかお客さんは多いように感じる。考えてみれば、いつも出店ばかりだから、まわりの様子は知っているようでよく知らないのだけれども、イベントができるスペースがいくつかあって、大道芸や演奏などをやっていた。津軽三味線のシャーミィ鈴木さんというひとはヤミ市ではおなじみだ。ほかの場所では、ジャズバンドが演奏の準備をしていたが、なかなか始まりそうにない。仲見世をいちばん先まで行って戻り、途中から仲見世の外にも出てみたが、さすがに外にはあまりひとがいなかった。雨に濡れながら写真を撮り、また仲見世に戻る。ジャズバンドがそろそろ演奏を始めそうだったが、立って待っているスペースもなく、傘があればと思ったが、今回はもう、仲見世を何度か往復しただけで帰りたくなった。







 駅でパスモをチャージしておこうとしたら、なぜか券売機からはじかれてしまった。何度か試してみるが、どうしても券売機に吐き出される。パスモがついに劣化したのか。置くだけでチャージする形式の券売機なら大丈夫じゃないかと思ったが、ここの駅の券売機は吸い込み式ばかりだ。残額がなければ改札は通れず、しかたがないから駅員さんを呼び出し、チャージをしてもらった。

 夜遅くに帰宅し、カップ麺を食べながら、録画していた「ダウンタウンDX」を観た。「お笑い事務所一斉調査」という特集で、各事務所から、ヒコロヒー、Aマッソ、きつね、三四郎、相席スタート、フットボールアワー後藤が出演していた。もしダウンタウンが移籍したらというテーマのトークで、マセキに移籍したら月3億払うと三四郎が言っていたが、これはウッチャンナンチャンを基準に割り出された現実的な数字なのだろう。

 FMヨコハマのイクラさんの番組を途中からつけ、そのまま、続けて「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いていたが、眠ってしまう。深夜に目覚め、録画していた「Nキャス」を観た。それよりあとの記憶はない。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...