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2022年1月1日土曜日

1月1日土曜日/元日

◇ 元日

 早朝にいったん目覚め、ラジオをつけると、「木梨の会」を放送している。聴きながら、もう少し眠りなおす。ラジオは通常どおりなのかと思うと、「ナイツのちゃきちゃき大放送」は休みで、駅伝を放送していた。元日はまず、ブログの更新から。日付順はまだあとまわしにして、新年のごあいさつを先にする。ツイッターに年賀のDMをわずかにいただき、その返信もしていた。

◇ テレビ

 録画していた「紅白歌合戦」を、今回は特に期待していた箇所もなく、ざっと早まわしで観た。ここ数年と比べると、極端なくらいに、ずいぶんバラエティ色が薄められている。お笑い芸人を排除しているのかと思うくらいだったが、裏では「笑う大晦日」をやっていた影響もあるのだろうか。司会は大泉洋と川口春奈。審査員では、三谷幸喜、小池栄子がお笑い要員のようになっていた。前半の最後には、五輪開会式の劇団ひとりのシーンの再現から「マツケンサンバ」につなぐ流れがあり、さらには、パラリンピックのパフォーマーたちも登場していた。この演出家は誰なのだろう。劇団ひとりの登場が、今回、ほぼ唯一のバラエティタレントで、これは大泉洋との関係もあるだろうか。後半は「ドラクエ」のテーマ曲から始まり、すぎやまこういち追悼の意味もあるからこれはいいとは思うが、今回の「紅白」は、なんだか五輪開会式のやりなおしのようなことをいちいちやっている。開会式の演出をさんざん模倣しながら、あとに登場した Perfume の振り付けには、MIKIKO の名がクレジットされていた。バラエティタレントはぜんぜん出ないのかと思っていると、三山ひろしのけん玉企画には、ぺこぱが参加していた。このけん玉も何年続いているのか知らないが、かつての小林幸子の衣装のように、「紅白」内だけで盛りあがる恒例企画になっている。中村佳穂とミレニアム・パレードの登場は、数少ない期待していた箇所だったが、このあたりから番組の流れもよくなってきたようで、そうなると単純なもので、どれもこれも面白く感じられていった。五輪の演出以外は、今がいつの時代かわからないような場面も多いが、藤井風、YOASOBI と続くあたりはさすがに今っぽい。とはいえ、鈴木雅之の「め組のひと」に、佐藤善雄と桑野信義が参加しているのなども前のめりに観てしまうのだが、薬師丸ひろ子の「Woman"Wの悲劇"より」に松任谷正隆がピアノで参加したりなど、新しい曲、新しいアーティストばかりが今の時代の反映ではない。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」には、KREVA、MIYAVI が参加していて、これなんかは本当に浅はかな今っぽさの演出なのだが、氷川きよしは美空ひばりの「歌は我が命」を歌い、この歌は知らなかったが、ここには現在の氷川きよしが溢れている。しかし、さだまさしの出演などは、どう解釈していいのかよくわからない。終盤、布袋寅泰、MISIA のステージにも、もちろん、オリパラをからめた演出があり、いつの間にやら国民的歌手のような扱いの MISIA だが、最後は藤井風とのコラボになった。これが最新の「紅白」だ。今回は、紅組白組の組分けは関係なしに進行していたが、結局、最後には紅組の勝利を発表するのだから、なんのために組分けがないかのような進行をしていたのかも意味がわからなかった。舞台転換中のスタッフのすがたを、おかまいなしに映している場面が多いのも気になったが、これも今までの「紅白」ではなかったんじゃないか。

 午後にラジオをつけると、「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は通常どおりに放送していた。14時台は、U字工事がゲスト。聴きながらオンライン将棋を指し、梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。そのあとは、部屋で読書をし、眠くなり、昼寝をした。こうしていると、元日という感じがなんだかまったくない。今年もまた、外出しない元日になるが、しかし、部屋でなにをしたらいいのか、どうも定まらない。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 79人に。

 外出しないでいると、正月はテレビだけで感じるということになるが、今年は「笑点」の正月特番を観た。毎年、この正月特番は観ていないのだが、今年は新メンバーの発表があるというので、まんまと観るはめになった。毎年恒例の綾瀬はるかが司会をする大喜利を初めて観た。それから、「ヒルナンデス」とのコラボ大喜利、女性ゲストを迎えた振袖大喜利、上方落語家との東西大喜利と続く。演芸は、ナイツの漫才と、玉川太福と一緒に城島茂が浪曲に挑戦する特別企画があった。そして、最後に新メンバーが発表される。新メンバーは桂宮治。いざ発表となると、ずいぶんあっさりとした発表だと思うものだったが、引っぱるような知名度ではないから、そりゃそうだろう。大本命の抜擢で、落語ファンならば驚きはないだろうが、紹介VTRがしっかりとあり、それからなんと、顔を売るために日本テレビの各番組にこれから出演するという。

 年明けすぐに放送された「おもしろ荘」も観る。出演順に、ブラゴーリ、ハナイチゴ、三匹、ゆめちゃん、あっぱれ婦人会、ニュートンズ、マリーマリー、チカトプライド、スナフキンズ、ぱーてぃーちゃんという10組。うわさのあっぱれ婦人会を初めて観ることができた。男女コンビのハナイチゴ、半魚人と人魚のコントをやった三匹が面白かったが、結果は、3位はブラゴーリ、2位はニュートンズ、優勝はゆめちゃんになる。ゆめちゃんは「ネタパレ」でも観ていて、ブルゾンちえみに似ていると思っていたが、それは出川が指摘していた。この番組で不思議とハマってしまったパターンか。今年は歌謡祭という企画もあり、このコーナーには、ねこ屋敷、シマッシュレコード、衝撃デリバリー、片倉ブリザードが出演した。歌謡祭はシマッシュレコードが優勝する。

◇ 音楽

 昨日、爆笑問題の音楽番組を聴いてから、泰葉の「フライディ・チャイナタウン」が気になり、Spotify で、ふと、「Flyday Chinatown」で検索してみると、この曲をネタに海外のラッパーがラップしている曲なんかが配信されている。すごい現象になっているものだが、サンプリングネタでは、泰葉には印税は入らないだろう。泰葉のホンモノの「フライディ・チャイナタウン」はなぜか配信されていない。YouTube でも検索してみると、藤井風が「フライディ・チャイナタウン」をカバーしている動画があった。


 Spotify で、MELODY KOGA さんの新譜「Fruits」も聴いた。大晦日に聴こうと思っていて、聴きそびれてしまった。3年前までは、大晦日は 毎年、MELODY KOGA さんの年越しライブに行っていたのだ。なんと、去年は4枚もアルバムを作っていて、年の瀬にこのニューリリースを見つけ、なんて精力的なのかと驚かされた。

2021年10月16日土曜日

10月16日土曜日/コーヒーをこぼした

◇ テレビ・ラジオ

 何度か目覚めながら、朝9時半過ぎまで眠っていた。ラジオをつけず、音楽をつけっぱなしにしていたら、だいぶ眠りすぎてしまった。まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」を観た。PUFFYが出演し、タコの特集という脈絡のなさがすごい。タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を冒頭から聴いた。「常連さん」は談笑師匠。小三治の訃報を扱うときに、談笑師匠が担当なのはちょうどよかった。小三治と共演した際に、後ろすがたが談志に似ていると言われたエピソード。そして、小三治、談志、小さんも、みんな動物園が好きだったという共通点がある。13時からは、文化放送の「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説は木村草太。淳は自身ではちょっと右寄りだと認識しているようだが、ツイッターでは、極右から左寄りだといって攻撃されるという。

◇ 二俣川

 14時過ぎ、ヤマトの営業所まで。天気雨のようで、傘をもたずに出るが、けっこう降られてしまった。二俣川に出て、ジョイナステラスのくまざわ書店に寄っていく。「BRUTUS」の最新号は、前号に引き続き、村上春樹特集の下巻。楽天マガジンでも読めるのだが、実際の雑誌で読んだほうが読みやすいので、少し立ち読みしていく。前号は「読む。」編だったが、今号は「聴く。観る。集める。食べる。飲む。」編。要するに、「読む。」以外のことがぜんぶまとめられている。この店は、文芸誌の売り場には先月号と今月号を並べて置いてあり、文芸に熱心な店員がいるのだろうか。

 ジョイナステラスを出て、相州蕎麦に入り、カレーライスセットを食べていく。650円。ドトールに入ろうかと思っていたが、混んでいるのでやめて、再び、ジョイナステラスを抜け、西友に行く。上階のコジマ×ビックカメラで、録画用のDVDを買っていく。ドトールがだめならイタリアントマトに入ろうかと思ったが、DVDを買ったら、金がずいぶん減ってしまった。来週の予定を考えると、この所持金でもう少しねばらなければならない。もう余計なことはするなということだ。食料だけ買って、おとなしく帰ることにする。

◇ ラジオ・テレビ

 ラジコで、なにげなく検索していて気がついたが、TOKYO FM では、今月はずっと、早朝に「村上RADIO」の再放送をやっていたようだ。10月1日から始まっていて、6回まではもう、タイムフリーでも聴けない。第6回のつぎはなぜか第9回まで飛んでいて、「歌詞を訳してみました」という特集。聴きながら、楽天マガジンで「BRUTUS」の村上春樹特集を読んだ。この特集に、「村上RADIO」の放送リストも載っている。

 Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の気になる回をいくつか聴く。この番組は作家がわりとよく登場する。月曜のゲストは岸政彦。新刊の「東京の生活史」の話題が中心になる。大竹まことは岸政彦に好印象をもったのか、岸政彦も饒舌で、とても会話が弾んでいた。岸政彦は阿佐ヶ谷姉妹の大ファンだとも言っていた。水曜のゲストは大沢在昌。仕事は朝2時間するだけで、週に、2、3回はゴルフに行っているという。こういうスタイルの売れっ子作家って、これより下の世代にはもういないんじゃないか。

 録画していた昨日の「ミュージックステーション」の4時間特番を、ざっと早まわしで観た。「35年間の神曲ランキング」という企画で、過去の映像もずいぶん流れたが、ブルーハーツやドリカムでも、辞めたメンバーもモザイクをかけずにそのまま放送していた。小林武史も出演しているのに、マイ・リトル・ラバーの映像も流す。2000年代になると急に知らない曲が増えるが、90年代のミリオンヒットの時代から、2000年代はロングヒットの時代になるんだそうだ。しかし、この4時間特番のなかで、いちばん観たかったのは、MIKIKO プロデュースの10分間のパフォーマンスだ。こうなると、五輪開会式よりも、「Mステ」のほうがよっぽど質の高い日本のカルチャーを紹介しているということになる。終盤の神曲メドレーもしっかりと観てしまうが、B.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」から、米米CLUB「君がいるだけで」という流れがあり、カールスモーキー石井はどうやら衣装にハンガーをつけたままで出て、歌っている途中ではずし、いつの間にか手にもっていた。テレビでよくわからない小ネタをするカールスモーキー石井をひさしぶりに観た気がする。最後はV6が、この番組では最後のパフォーマンスを見せた。

 テレビを観ながら、コーヒーを思いっきりひっくり返してしまった。カップ一杯、ほとんどまるまるこぼしてしまい、ちょっとのんびりするつもりが、余計に仕事を増やすはめになった。そばに置いてあった、清水國明のサイン本がコーヒーの犠牲になった。外でコーヒー代を惜しみ、家でインスタントコーヒーなんか飲んでるからこんなことになる。

 23時からはラジオ。「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。1曲目は 1986オメガトライブの「COSMIC LOVE」。この曲がなんと、CKBの「スージー・ウォンの世界」と似ているとは気がつかなかった。そして2曲目、川西杏「投票所へ行こうよ」って、すごいなこの番組は。今週はエンディングで、ドリフの「盆回り」もかけていた。深夜0時まで聴き、深夜1時過ぎに眠る。

2021年7月31日土曜日

7月31日土曜日/開会式ウラオモテ

◇ ラジオ・テレビ

 早朝4時には目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。からだじゅうが痛く、ラジオをつけたまま、しばらく横になっていた。「木梨の会」に、こんな朝早くから藤井フミヤが出演している。とんねるずのビクター時代の楽曲がサブスク解禁になったという話題にもなり、とんねるず、チェッカーズの曲をいくつかかけていた。少し眠りなおし、9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。出水アナが濃厚接触者になったそうで、いつもは中継を担当している渡辺峻アナが代役を務めた。「常連さん」は、「ビリギャル」の坪田信貴が初登場。塙さんとは小学校の同級生なんだとか。

 ラジオは中断し、録画していたテレビを観る。昨夜の「タモリ俱楽部」は、世界の冷凍食品の特集。劇団ひとりが司会をしていて、タモリの番組に、「火薬田ドン」のTシャツを着て出ていた。それから、オリンピックの開会式を、一週間遅れでようやく観始めた。録画していたのはNHKで放送された生中継で、4時間弱の放送なので、さすがにいっぺんには観られない。とりあえず、午前中に半分まで。午後はまた、ラジオに戻り、「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、こちらのゲストも坪田信貴だった。

 夕方、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、相州蕎麦に入り、かき揚げ天せいろを食べた。470円。くまざわ書店にも寄り、「週刊文春」を買っていく。店内もざっと見てまわるが、社会問題の棚に、オリンピック関連の本に混じり、「ファンタズマ」が表紙の「昭和50年男」と、小林賢太郎「こばなしけんたろう」が一緒に平積みしてあった。こういうことを考える店員さんは応援したくなる。ジョイナスプラザを出て、西友のイタリアントマトに入る。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4058人に。増加ペースがいよいよ加速していないか。神奈川県は 1580人。大阪も 1040人となり、千人を超えた。


◇ 雑誌・本

 「週刊文春」を買ったのは、五輪開会式の記事を読みたかったからだが、その記事は、「台本11冊を入手 開会式〝崩壊〟全内幕」というもので、目次のすぐあとに6ページにわたって掲載されていた。楽天マガジンも利用しているのだが、「週刊文春」はこういう目玉になる記事は電子版ではカットしてあり、非常にずるい。その内容だが、これを読むと、開会式がその当日に至るまで、当初の予定からどのように変貌し、どのような人物が関わり、どのような理由でそうなったかがよくわかる。演出責任者だった MIKIKO が排除されていった経緯はすでに報じられていたが、まあ、その号はざっと立ち読みしたような気もするが、この号でも改めて確認できた。IOCにプレゼンした幻の台本というものが存在していて、それが例の、「AKIRA」をモチーフにした場面で幕を開けるというものだ。ところが、そのプレゼンの1ヶ月後には、電通の高田佳夫らにより MIKIKO は排除され、佐々木宏が代わりに責任者に就く。MIKIKO案を白紙に戻したことで、億単位の費用が無駄になったということにまず呆れるが、佐々木宏が出した構成案は、MIKIKO の案を切り貼りしたものだったというからさらにひどい。そして、火消しと海老蔵は、それぞれ、小池百合子、森喜朗が押し込んだ政治案件であり、佐々木宏はそれらをあっさりと採用した。MIKIKO は辞任することになり、その後の台本の変遷もこの記事は伝えていて、山口智充、秋元才加、松重豊らの名もキャスティング案にはあがっていたようだが、しかし、今年3月には、佐々木宏が侮辱演出問題で辞任となり、その後任に小林賢太郎が就く。そして、本番直前のごたごたになっていくわけだが、先にネットに出ていた竹中直人の出演辞退はこの記事が報じたものだ。驚いたことがもうひとつ、競技紹介の場面はもともとは任天堂が監修するはずだったが、佐々木宏に代わったあとに、その場面はピクトグラムに変更された。入場行進にも任天堂の曲が使われていないのはそのような理由があったのだ。聖火ランナーも、松井は森喜朗によるゴリ押しで、王、長嶋、松井を最終走者にする予定だったが、森喜朗が会長を辞任したため、急遽、大坂なおみが選出されたという事情もこの記事は伝えている。

 週刊誌だけでなく、本も読む。小林信彦「昭和の東京、平成の東京」を読み終えた。2005年刊、ちくま文庫。「私説東京放浪記」「私説東京繁盛記」とともに、小林信彦自身が東京三部作と呼ぶ3冊を、今年に入ってから立て続けに読んでいった。東京についてのコラムやエッセイを集めた本であり、時代的には、前のオリンピックの時代からの東京が描写されていて、まさに、今年読まずにいつ読むのかという本だった。そこでくり返し書かれているのが「町殺し」だが、今年もやはり、コロナも重なったとはいえ、あとでふり返ってみれば、そういう年だったということになりそうだ。あとそれから、前から探していた、横浜の古本屋について書かれた文章もこの本に収められていた。一寒堂という古本屋について、111ページに書いてあったと、ここにメモしておく。

◇ 開会式

 夜に帰宅し、録画していた開会式の続きを観て、一週間遅れでやっとすべて観ることができた。朝と夜に分け、一日がかりで4時間すべてを観たわけだが、つまらないかといえばそんなこともなく、さまざまな興味は湧いた。MISIA の国家斉唱、森山未來のパフォーマンスに続き、真矢ミキが大工の棟梁を演じた火消しの場面は、政治案件だということを抜きにしても、あのタップダンスは、まるで、たけしの「座頭市」だ。独創性に問題があるんじゃないだろうか。それから、選手入場となるが、ドラクエのテーマ曲が鳴り、マンガの吹き出しをかたどったギリシャのプラカードが映った瞬間には、観ていて、なんともいえない恥ずかしさが湧きあがった。ここがよかったという視聴者も多かったようだから、少数派の感覚かもしれないが、つくづく、日本は幼稚な国だという気にさせられる。いや、ゲームやマンガが幼稚ということではなく、そのアピールの態度に、悲しいくらいの幼稚さを感じた。子どもが一生懸命、ゲームが上手いところをおとなに見てもらいたがっているというような。そして、多くの視聴者は選手入場が長くて退屈だったというが、たしかに退屈ではあるのだけど、ここは演出の意図とは関係のない部分で、たとえば、遠くの小国の選手たちが、はるばる日本までやってきて手を振っているのかと思うと、それはそれでいいものだと思い、感動もした。日本よりもむしろ、ああいう小さい国を贔屓にしてやりたくなるくらいだ。バッハのあいさつが長いのはどうすることもできないが、後半になると、なだぎ武が登場し、そして、例のピクトグラムと、小林賢太郎の色を強く感じる演出が続いた。ピクトグラムは無観客だからこうしたのかわからないが、あの大会場のなかでは、どうも貧弱さが否めない。そのあとの、劇団ひとりが登場する映像から、上原ひろみと海老蔵のコラボという流れはなかなか面白かった。聖火リレーも、王、長嶋が登場し、大坂なおみにつないでいく場面は感動的なもので、これも演出の意図とは関係がない。評判になっていたドローンだが、あの日、21時半までは千駄ヶ谷にいたが、もう少し残っていれば、あれを生で観ることができたのかと思うと、帰ったのがちょっと惜しい気もした。あの殺伐とした場はいったいどうなっていただろうか。

 23時からラジオをつける。「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。クレイジーケンバンドのカバーアルバムの話題から、「俵星玄蕃」をいつか完コピしたいという話をこの番組ではたびたびしているが、今回のアルバムもその案はあり、だけど、あきらめたということか。剣さんの「俵星玄蕃」は、なかなか難しそうだが、いつか聴いてみたい。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を指し、ブログの更新をひとつしてから、深夜0時過ぎに眠った。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...