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2021年5月17日月曜日

5月17日月曜日/澤田隆治先生




◇ 新川崎・川崎

 朝早くから外出。気温があがると思い、Tシャツで出る。実際、外に出るとやや生暖かいが、小雨に加え、風が強い。髪がたちまちぼさぼさになった。傘をもって出たが、まったく差さずに雨はじきに止んでしまう。横須賀線の新川崎まで用があり、初めて降りる駅だったが、そのあとは平間駅まで歩き、南武線で川崎に出る。昼食はマイカリー食堂で、ロースかつカレーを食べた。ベローチェでひと休み。DMの返信などに時間をとられ、読書がぜんぜん進まない。ベローチェの向かいに近代書房があるが、川崎に寄れるときはなぜか月曜にあたることが多く、近代書房は必ず定休日だ。モアーズのブックオフにだけ寄っていく。6冊買い、100円引きのアプリのクーポンを使った。京浜東北線でのんびり、読書しながら帰ってくる。

◇ ラジオ・YouTube

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングで、澤田隆治先生の訃報に触れられていたが、高田先生は「俺はあんまり好きじゃなかったけどな」と言っていた。澤田隆治というひとは高田先生にとっても怖いひとだったのだろう。12時台ゲストは、森三中黒沢かずこがついに登場した。高田先生に質問攻めになり、カウンセリングのような放送になった。そこで語られた高田先生のテレビ論。「テレビは四十までのもんだよ。」「作るほうも出るほうもね。四十までわあわあやって、そんとき才能あるときにわあーって作ってさ。あとはさ、だめだよ、それで売れなかったら。」「年寄りが出てきて作るもんじゃないじゃない。だって、芸をちゃんと見せるもんじゃないんだからさ。若いひとがばあーって動きまわってりゃいいんだからさ。大通りみたいなもんだから、わあーって動いてりゃいいんだから。古典芸能なんかはじっくり極めてくから、落語でも講談でもね、きっちりきっちり芸でやってきゃいいけど、テレビってメディアは大通りだからさ。」 

 「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、オープニングはやっぱり澤田先生の話になるが、相手が平野ノラでは話が通じない。年末恒例の「漫才大会」で、「漫才の殿堂」を表彰するコーナーがあったが、ある年からいきなりなくなった、その経緯について語られていた。「漫才大会」というイベントのなかでは不評だったのかもしれないが、個人的には、岸野師匠と澤田先生のトークはとても興味深いものだったし、春日三球もあそこぐらいでしか観る機会はなく、意義のある企画だと思っていた。ナイツも、じかに知っている師匠は大事にしているが、歴史的な感覚は欠けているのかもしれない。

 YouTube で、観そびれていた「電波少年W」の澤田隆治先生がゲストの回を観る。2月に放送されたもので、「電波少年」のチャンネルでは期間限定の公開だったが、澤田先生のチャンネルでも公開されていて、こちらはフルサイズ、しかも、挿入される「てなもんや三度笠」の映像もそのまま観ることができる。松本明子、松村邦洋、土屋敏男と一緒に、てれびのスキマさんも出演していた。全員が同じスタジオにはいないような雰囲気だったが、どのようなかたちで収録しているのか。結果的に貴重な放送になり、澤田先生から面白い話がたくさん出ていたが、松本明子、松村邦洋の知識がまばらで頼りない。「THE MANZAI」を観たときに「負けたと思ったね」というのはすごい証言だが、ほかではしゃべっていることなのかどうか。

 澤田先生には二度お会いする機会があり、一度目というのが信じがたい縁であったが、二度目は澤田先生が新刊を出された際に、八重洲ブックセンターでサイン会があり、それに伺いごあいさつをした。覚えていただいているかわからなかったが、説明したら、わかってくださった。そのサイン会の前には講演があり、高齢で、目を悪くされているという話だったが、手元で本を読むために、本に焦点が合うようにしたコンタクトレンズを入れていると語られていた。あいさつしても、顔なんか見えてなかったのかもしれない。「花王名人劇場」の10周年記念に放送をまとめた「笑人間」という1000ページを超えるぶ厚い本があるが、この本には「上巻」と書いてあり、調べてみてもどうやらこの本は上巻しか存在しない。そのことを澤田先生に直接訊ねてみたら、「今、下巻を作っている」というので仰天した。平成元年に上巻が出た本の下巻である。


◇ 読書

 大村崑「崑ちゃん」を今日は朝から読み始め、帰宅してから、深夜に読み終えた。たまたま手元にあった本で、澤田先生の話が出てくるだろうと思って読んでみたら、どういうわけか、ぜんぜん出てこないのであてが外れる。とはいえ、「やりくりアパート」の時代の話はある。予想を超える面白い本で、しみじみしたところがなく、陽気なトーンに貫かれているという点では、以前に読んだ小松政夫の著書とも共通している。楽しそうなタイトル、楽しそうな表紙なのに、田岡一雄との付き合いがさらっと書いてあったりして、2016年刊だから、吉本の闇営業騒動のあとだったら、こんな記述は削られるに違いないだろう。キャバレーのボーイをしていた時代の写真が載っていて、先日の「アメトーーク!」では「キャバクラボーイ芸人」があったばかりだが、大村崑もまた、この時代はなかなか悪そうな顔をしている。渥美清、トニー谷、米朝らとの交流の話もすこぶる面白かった。深夜1時前に眠る。

2021年2月10日水曜日

2月10日水曜日/アマゾンレビュー

◇ レビュー

 ツイッターで「ブックオフ大学」を検索していたら、アマゾンのリンクを貼っているものがあり、そういえばと思い、アマゾンレビューを初めて確認してみたら、投稿がいくつかある。よく知らなかったのだが、星をつける場合は必ずレビューを書くというわけではなく、レビューが書かれているものは3件あった。星の少ないレビューはないのだが、そのうちのひとつを読んだら、なんと、自分の文章が名指しで酷評されているではないですか。ギャグで書いてあることをまるで理解していないクソマジメな意見に、なんだこりゃと最初は笑ってしまったが、よくよく考えたら迷惑な話で、だんだんむかむかしてきた。やり場がない怒りが湧き起こり、新年からまったくツイートをしていなかったが、ついつい、スクショに撮り、フリートで投稿した。

 以下にその部分を引用する。

この新書の弱点は、9人の執筆者の文章にばらつきがあることです。
 上述の「Z」氏の直後に続く佐藤晋氏の「私の新古書店」は、ブックオフに対する複雑な思いを当人の推測と妄想にみちた癖の強い文章で綴っていますが、いくつかツッコミどころがあります。
 ブックオフは入店すると複数の店員が「いらっしゃいませこんにちは」と判で押したように連呼するのが特徴ですが、これに対して「それなりの複雑な歴史があるのかもしれない」ともやもやした気持ちを吐露しています。しかしこの連呼は、万引き防止の声掛けとして知られているものではないでしょうか。私たち店員は常にあなたをそばで見ていますよ、と万引き犯をけん制する合図として始まったと聞いていますが。
 また店員は商品を五十音順に並べるだけだから、「最初の一音さえ判読できればなにも問題ない」と佐藤は言い切っています。ですが、それは事実ではないでしょう。佐藤正午と佐藤優と佐藤健一を作家の名前順で並べるときには、下の名前の最初の漢字まで正確に把握しなければならないはず。
 さらには、先の「Z」氏が「ビームせどらー」の詳細な歴史を紹介したあとなのに、「れーざーが出る」機械を手にした金儲けを目的とした人たちが店内にいる話をざっくりと紹介しています。この新書一冊を編纂するうえでリーダーシップを発揮するひとりの人がいなかったことが透けて見えました。

 ギャグで書いていることを「事実ではない」と言われても苦笑するしかないのだが、せっかくだから反論してやると、このレビュアーが書いていることも事実ではない。佐藤正午と佐藤優と佐藤健一を、正確に五十音順に並べているブックオフがいったいどこにあるというんだ。しかし、自分の書いたものはギャグであり、そのようなつもりで書いたわけではない。

 「ギャグ」という言葉もなかなか通じない言葉で、この際、使いたくない言葉ではあるが、「ボケ」だということにしてもいいだろう。たとえば、文章のなかでずっと「ボケ」ているのだと説明すればわかってもらえるのだろうか。これが「ツッコミ」型の文章だったらこのような文句はおそらく出ないのである。(砂鉄さんのはそうでしょう?) お笑い芸人がボケ役を演じると本当に馬鹿なひとなのだと思われてしまう時代がかつてはあったが、文章でボケると、ただ間違えていると思う読者がやっぱり一定数いるのだ。現代は文字情報が肥大している。そのような読者を先まわりして封じ込めるような書きかたをするというのもひとつの手だが、自分が文章を書くとしたら、そういうガードの堅い文章は嫌いだから、やりたくはなかった。だいいち、そんなことをしたらギャグが死ぬことになる。

 もちろん、なんの問題もなくギャグとして笑ってくれている読者が多数いることもエゴサーチにより発見している。このレビュアー氏は「いくつかツッコミどころがあります」と宣言しているとおり、本人は気の利いたツッコミをやっているつもりなのだが、自分だけが見破った気になれてしまうというところがまったくのひどい勘違いである。こういう人間は、手品を観ればトリックがわかったと得意げになり、落語を聴けばオチがわかったと声に出す、そういったタイプの人間である。

◇ 二俣川

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川のくまざわ書店に寄り、雑誌の立ち読みをした。「キネマ旬報」の年間ベストテンをざっと目を通す。ドン・キホーテのサイゼリヤで、ドリンクバーとシナモンプチフォッカを注文し、2時間ほど読書をした。それから、ジョイナステラスのQBハウスで散髪を。夜になってから帰ってくる。

◇ 配信

 YouTube で「電波少年W」を初めて観た。期間限定の配信とは知らず、最初の2回は観逃してしまった。この回のゲストはテリー伊藤。過去の映像がかなり流れているようで、この部分はWOWOWの放送でないと観ることができない。土屋敏男ってひとは普段はこんなしゃべりかたをするんだということも知らなかった。

 アマゾンプライムで映画を1本。サイモン・ペッグ主演の「マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり」を観た。イギリスのコメディというと、モンティ・パイソンのイメージがあまりにも強いが、この映画はアメリカのコメディの印象と変わらない。引き続き、近年の海外のコメディをいろいろと観ていきたいと思っている。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...