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2024年4月26日金曜日

4月26日金曜日/無声映画に浸る

◇ ラジオ・ニュース

 早朝、ゴミを出してから、ブログの更新をひとつ。もう少し眠りなおす。録画していたテレビ番組をいくつか。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。金曜のメンバーで飲み会をやろうと東貴博の店に行ってみると、はなわや乾貴美子ら、メンバーがたくさん増えていた話。パジャマ党の詩村博史が天才だったという話をしていたが、なじみのない名前だ。ウィキペディアを見ると、まだご存命。

 SNSから、市井紗耶香が繰り上げ当選になり、1日で辞職したというニュースを目にした。東京15区の補欠選挙で、無所属議員が自動失職したための繰り上げ当選ということだが、その無所属議員が誰だかその記事には書いていなかったが、別の記事を探すと、須藤元気のことだ。須藤元気が東京15区の補欠選挙に立候補したことはわかっていたが、今まで参議院議員だったんだということを忘れていた。だから、参院選に出ていた市井紗耶香の名が出てきたのか。辞退を表明していたのだが、旧立憲民主党が解散したため、名簿から削除できなくなっていたという事情があったのだ。旧立憲民主党というのもややこしい。そして、市井紗耶香の代わりに、今度は RAG FAIR の奥村政佳が繰り上げ当選した。

◇ 早稲田

 午後から都内に。横浜から東横線、副都心線直通に乗り、西早稲田まで。諏訪町の交差点から早稲田に向かい、まず、昼食。早稲田にくると、だいたいいつもキッチンオトボケに入ってしまう。ジャンジャン焼き定食を食べた。780円。

 早稲田大学の大隈記念講堂で行われる「The Art of the Benshi」という無声映画の公演があり、なにで知ったのかは忘れてしまったが、無料なので申し込んでいた。開催が近づいてから関連イベントの案内のメールが届き、その関連イベントは出演する活動弁士たち3人によるトークショーなのだが、せっかくだから、それも観覧したくなる。それはメインの公演の前の時間に行われ、事前に想定していたよりも早くやってくることになった。会場は大隈記念講堂小講堂というのだが、それがどこなのか、検索してみてもよくわからず、余裕をもって向かうほうがいいと思い、着くのがだいぶ早くなった。時間つなぎにキャンパス内をぶらつき、村上春樹ライブラリーに初めて入った。

 大隈記念講堂小講堂は大隈記念講堂の隣りと案内されていたのだが、隣りとはどこなのか。講堂の一部は工事をしていて、フェンスに囲われているからもとのかたちがわからないのだが、工事のフェンスを通り抜けたその先にその小講堂はあった。小講堂といっても意外と大きい。客席は空いていて、前のほうに座った。16時15分から始まる。上手に先生が2名、下手に弁士の片岡一郎さん、山城秀之さんが着いた。出演するはずだったもうひとりの弁士、大森くみこさんは腰痛になったそうで、欠席になった。片岡さんは白い着流し姿。このトークではアメリカツアーの報告をする。片岡さんたちは3週間に渡り、全米4都市をまわる公演を行い、日本に帰ってきたのだ。どこの都市でも、最初は怪訝そうだったスタッフたちの反応が公演後では変わるというのは面白い話だった。トークは1時間ほどで終わる。

 メインの公演まではまだ時間があり、トイレに行きたくなり、いったん、また早稲田のキャンパス内に入り、講堂に戻ってきた。こちらは盛況で、トイレなんかに行っていたせいで、ずいぶん後ろの席になった。18時開演。マイケル・エメリック教授の開会の辞から始まり、まずは「生さぬ仲」が上映される。説明は3人の弁士の掛け合いによる。大森くみこさんの代役は、急遽、山内菜々子さんが務めた。つぎに片岡さんの説明による「刀の誓い」があり、続けて、大森さんがやるはずだった「Sweetie」も片岡さんが担当する。小さい女の子が主役のかわいい映画だった。休憩を挟み、後半は山城弁士によるおなじみの「血煙高田馬場」から。続いて、片岡さんの「突貫小僧」があり、最後はまた3人の掛け合いによる「豪傑児雷也」。今回は短い作品ばかり6本。無声映画はけっこう観ているもので、後半はいずれも知っている作品だった。この公演はツアー最後をしめくくる最終公演でもある。1200名収容の会場がいっぱいになった。客席には澤登翠先生もいらしたようだ。21時まで、3時間たっぷり。

 西早稲田駅まで歩き、副都心線から東横線直通の各停に乗り、のんびりと読書をしながら帰ってきた。帰宅は深夜になる。深夜だというのに、風呂場の掃除をしてから眠った。

2023年11月28日火曜日

11月28日火曜日/配信動画を買った深夜

◇ 早稲田・新大久保・新宿

 朝から都内に。電車に乗る時間が長く、タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「ビバリー昼ズ」を聴いた。12時台は島崎和歌子がゲスト。この番組には初登場だとは意外だ。にぎやかな放送をエンディングまで聴く。車内で、座った姿勢でラジオを聴きながら、首を後ろの窓に寄りかからせていたら、咳き込んでしまい、なかなか治まらずに苦しかった。なんの加減でそうなるのか。

 早稲田のほうまで出て、昼は新大久保に移動する。ドン・キホーテがある通り、以前はネイキッドロフトがあったあたりで、ブクギョンチャジャンという店に入り、チャジャン麺というのを食べた。870円。たくあんがついたが、韓国にもたくあんはあるのか。

 時間をつぶす必要があり、またラジオを聴いた。昨日月曜の「ビバリー昼ズ」の12時台のゲストは春日太一。新刊の橋本忍の本について、たっぷりと語っていた。月曜もエンディングまで聴き、続けて、「伊集院光のタネ」を聴く。先週金曜の回は、パートナーが安田美香、テーマは「明るいお葬式」。なかなかデリケートなテーマを扱う伊集院のうまさ。葬式のあとに現れたバッタが香典にとまった話に感動させられる。

 新宿に移動し、花園神社のそばのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、金の計算をする。いつまで経っても楽にならない。SNSの徘徊をするのみ、読書はできなかった。新宿三丁目始発の副都心線、東横線直通の各停に乗り、横浜まで戻ってくる。帰りの電車内で、ようやく読書をする。

◇ テレビ・雑誌・配信

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」には、福来スズ子に弟子入り志願する田舎の子、富田望生が登場した。可笑しさもあり、かわいらしさもある役どころ。観終わって、録画が停まると、ちょうど放送中の「うたコン」が「ブギウギ」特集をやっていた。これは録画をしそこねてしまった。オンタイムで途中から観ると、新納慎也が「東京の屋根の下」を、神野美伽が「ラッパと娘」を歌っていた。新納慎也は「ブギウギ」に出演していたが、神野美伽はどういう人選なのだろう。

 昨夜の「バカリヅカ」は、よみうりランドでロケをする企画。園内の撮影許可はとれているが、アトラクションの撮影許可が手違いでとれていないといって、遊園地の乗りものに乗ってるテイでロケをする。「週刊ダウ通信」も2週分まとめて。先週の放送は前週に予告されていたとおり、Aマッソをゲストに迎え、お酒の力を借りて蓮見に本音をぶつける企画だったが、収拾がつかなくなったためにお蔵入りだって。マジか。ガチャで出た質問に答えるゆるいトーク企画になっていた。昨夜の放送はアルコ&ピース平子が登場し、イベント会場に飾る写真を平子がプロデュースする。

 今日の「徹子の部屋」は春風亭一之輔さんがゲスト。徹子さんとは、2015年の「浅草芸能大賞」で一緒に受賞しているという縁があるんだ。その年は徹子さんが大賞を、一之輔さんは新人賞をとっている。奨励賞は市川染五郎、今の松本幸四郎だ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「SPA!」の岩崎う大の連載を読み、う大にNSCにいた時代があったことを初めて知った。グランジの佐藤大とコンビを組んでいたというのだが、う大はその後、WAGEに戻るという順序になる。ウィキペディアにあたってみると、そのことも書いてあったのだが、ハイデハイデがWAGEの所属だったことを今さら知って驚いた。ハイデハイデは森ハヤシのコンビだったんだ。ハイデハイデは「ブレイクもの!」という番組で観ていたコンビだが、その後、戸倉上山田で開催された学生落語のコンテストに一緒に出場しているという思い出がある。といっても、こっちは落語、向こうはお笑い部門だが、そのときに優勝したのはプチ王子というコンビで、そのひとりがハイデハイデと兼任していたと記憶しているのだが、プチ王子については検索しても情報が見つけられない。あれも森ハヤシだったんだろうか。戸倉上山田のコンテストは、その翌年には岩崎う大が出場しているはずで、その年には一之輔さんも出場している。

 テレビはほどほどで切りあげ、深夜に近くなってから配信動画を観始める。ゲンロンカフェに太田光が出演した回の視聴期限が今月いっぱいで、観よう観ようと思っているうちに残り3日になってしまった。しかし、これはやっぱり観ないわけにはいかない。シラスに登録するところから始めて、ついに購入するが、なにしろ、ぜんぶで7時間もある動画だ。万が一、観る時間が作れなくなるともったいないから、まずは本編だけを購入した。冒頭、途中までは無料公開の動画をすでに観ていたが、話の流れをつかむために、あたまから観る。聞き手を務めるのは石戸諭。太田が、たけしの登場により、欽ちゃんや谷村新司が好きだった今までの自分を疑い始めたという重要な話をしていたところで、石戸諭がじつに軽いあいづちを打つ。石戸諭の書くものは好きなんだけど、どうも変なところで笑いすぎるひとだ。トークは「笑って人類!」を中心にして、さまざまな方向に広がっていく。お笑いを始めた当時の空気が語られ、爆笑問題もまた、ラジカルの影響を受けて、コントからスタートしたということになるか。コントと漫才、あるいは、物語への執着、太田のお笑い論、芸論ともいえる話。2時間弱あたりからは政治の話題になり、憲法の話にもなった。2時間10分あたりで、会場は休憩に入った。光代社長も控え室にいて、仕事をしているようだ。このイベントが行われたのは5月31日。休憩後はその当時の統一教会に関する炎上について、太田はネットよりも、雑誌や識者たちの決めつけにムカついたという話をしていた。コロナ禍の「サンジャポ」をふり返り、「サンジャポ」からまた宗教の話にもなる。石戸諭は「サンジャポ」の面接に呼ばれたことがあるという、太田も知らなかった話も出てきた。それにしても、石戸諭が変なところで笑うのは、ビールを飲みながらやっているせいもあるだろうか。4時間を過ぎたところで、会場は23時になった。サイン会を予告していたため、会場はサイン会になり、配信は中断された。30分ほどの中断ののち、画面が復活すると、石戸諭の横には東浩紀が座っていた。太田が休憩から戻り、東浩紀が加わった3人でのトークが始まったばかりというところで、4時間40分の本編は終わり。この先が気になってしかたがないが、寝不足になるし、さすがにここでやめておく。早朝4時頃に眠る。

2023年6月5日月曜日

6月5日月曜日/早稲田・佐藤信展








◇ 早稲田

 朝から都内に。気温があがりそうなので、家から半袖で出る。服装選びが難しくなってきた。副都心線の東新宿に出て、早稲田のほうを目指すのに戸山公園を通り抜けたが、いつぶりだろうか、せっかくだから、箱根山の山頂にも寄っていく。公園を抜けて、早稲田駅のほうに歩くはずが、どうも勘違いしていたようで、景色に違和感があると思っていたら、まったく逆方向に歩いていた。西早稲田駅の手前までやってきてようやく気がつくのだからぼんやりしている。勘違いのせいで、無駄に時間を食った。午後になり、昼食も食わねばならず、キッチンオトボケに。早稲田にきたときはいつもこの店だ。ジャンジャン焼き定食を食べる。720円。店内は早大生だろう若者たちで混んでいた。



 そのあとは早稲田大学の演劇博物館に。「佐藤信 演劇の確信犯」という展示を観たかった。開催は8月までだが、そう都合よく早稲田に寄る用事があるかわからない。入場無料。まあ、規模は小さく、1階の特別展示室をひと部屋使っているだけのものだが、無料のリーフレットが置いてあり、ずいぶんしっかりしたリーフレットなので、本当に無料なのか何度も確認してしまった。佐藤信という名前は、自分と似た名前なのでわりと早くから知ってはいたような気がするのだけど、演劇の歴史を多少は知るようになると、寺山修司、唐十郎と並ぶ重要人物だとわかるようになってくる。そのわりには一般的な知名度は低く、その足跡を詳しく知る機会もなかなかなかった。近年は劇場事業にも多く関わっているのだな。若葉町ウォーフでも、今年に入ってからけっこう公演をやっていたようだ。あの劇場の前はよく通るのに、ぜんぜん気がついていなかった。黒テントの公演は、そういえば、松本大洋が原作のものを一度観ていることを展示を観ているうちに思い出したが、その記憶ももはやあいまいだ。

 展示のなかに、「プロパガンダ」という映画が15時から別の部屋で上映されるという案内があった。YMOのこの映画の存在をここで初めて知ったが、せっかくだから観てみたいじゃないか。しかし、上映時間まではまだ1時間ほどある。上階で開催中の「推し活!展」と、それから、常設展ものんびりと眺めてまわるが、まだ30分ほどあり、飲みものがなくなりそうなので、この時間に買っておきたくなる。校内の売店に行ってみるが、安くないから外に出て、ドラッグストアでもないかと探しながら歩くが見つけられず、都電の早稲田駅の近くまでやってきてしまった。まいばすけっとを見つけ、飲みものと栄養ドリンク、エクレアを買い、歩きながら食べる。睡眠不足も心配だった。演劇博物館に戻ると、ちょうどいい時間だ。しかし、その部屋に行ってみると、もう上映される時刻なのに客席には誰もいない。ひとりで座っていると、スタッフのひとがやってきて、再生を始めた。始まると、お客さんはもう少し増えた。映画はDVDによる上映。「プロパガンダ」というこの映画は1984年に製作されたもので、前年1983年末にYMOは「散開」している。YMOと佐藤信がつながるとは思わず、アングラ演劇のイメージとYMOのイメージは遠い気がしていたが、もうちょっと時代状況を知りたいな。演奏が続く場面は少しうとうとしてしまったが、おおむね眠らずに観ていた。エンドクレジットまで観ると、この散開ツアーの演出も佐藤信なのだ。上映時間は90分弱。




 思いがけず、早稲田で長い時間を過ごすことになった。西早稲田まで歩き、副都心線で渋谷に移動する。まんだらけに寄り、階段の百均からコミック文庫を2冊買っていく。新南口のベローチェに入り、ひと休み。金の計算をすると、ため息しか出ない。疲れてしまって、今日は読書はまったくできなかった。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・ジュディ・オング)を観る。それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングでは、金曜のエンディングでも話していたが、ここで改めてたっぷりと上岡龍太郎についてしゃべっていた。フジテレビでは、引退直前に談志師匠と一緒に出演した特番の映像が流れたようだ。高田先生は、上岡、紳助を尊敬する松本が引退するのではと、本気のトーンで心配していた。12時台のゲストには徳光和夫が登場し、これもとても面白かった。徳光さんは上岡龍太郎よりもひとつ歳上か。歌謡界、スポーツ界の話が多かったが、最近は「東京かわら版」をチェックし、寄席にも行っているようで、徳光さんから、奈々福、三三、あずみらの名前が出る。美空ひばりの「裏窓」という曲の前口上を実演してみせると、これはさすがに見事だった。深夜0時過ぎに眠る。

2022年10月21日金曜日

10月21日金曜日/漱石山房・嵐が丘

◇ ラジオ・テレビ

 朝に起きあがり、ニッポン放送をつけていたら、一之輔さんの「あなたとハッピー」では「オールナイトニッポン」2部の特集をやっていて、真璃子と篠原美也子が出演していた。一之輔さんは同世代だけれども、このあたりはぜんぜん聴いてなかったな。録画していた昨夜の「アメトーーク!」は恒例の「立ちトーーク」。小籔千豊、友近、笑い飯西田、ロッチ中岡、シソンヌ長谷川、出川哲朗、バイきんぐ小峠、アンガールズ田中、佐久間一行、お見送り芸人しんいちというメンバー。ラジオに戻り、「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生が仲本工事の思い出を少ししゃべっていた。




◇ 早稲田

 ラジオは切りあげ、正午過ぎから外出する。天気がいい。東横線、副都心線直通に乗り、西早稲田まで。西早稲田駅から早稲田通りには出ず、諏訪町の交差点から早稲田方面に歩いていった。まず、昼食。キッチンオトボケに入り、ジャンジャン焼き定食。690円。早稲田にくると、いつもこの店になってしまう。店内では、おじさんの客が「もうだめだ」と弱音を吐いていた。この時点でもう、14時を過ぎていたのだが、あんまりのんびりしている時間はない。

 キャンドゥに寄り、飲みものだけ買い、下校する小学生たちが通る細道を進み、漱石山房記念館に向かう。開館5周年記念の特別展「夏目漱石と芥川龍之介」が開催中。特別に観たい展示というわけでもなかったのだが、今年1月に初めてこの記念館に訪れてみて、いい場所だなと思い、ときどき覗いてみたいという気になった。漱石と龍之介、互いの手紙が多く展示されていて、漱石が芥川龍之介を励ます手紙などをじっくりと読んだ。しかし、つぎの予定があるから時間も気にしていて忙しない。映像の展示があり、椅子に座って観始めたが、眠りそうになり、これは途中でやめる。どうも落ち着かず、1時間もかからずに外に出てしまい、せっかちでよくないのだが、裏の公園にも入ってみると、ここはおそらく、普段から小さい子たちの遊び場になっているようで、あんまりうろうろしていては迷惑かと思い、あやしいものではありませんよという顔をしながら、ぐるっとまわっただけですぐに公園を出ていく。










◇ 池袋

 グーグルマップを見ながら有楽町線の江戸川橋駅まで歩くと、地下鉄の入り口の前に、外国人の撮影隊がたむろしていた。こんなところになんの用があるのだろうか。有楽町線に乗り、池袋に移動する。「東京芸術祭」の公演、野外劇「嵐が丘」を観るため、池袋西口公園に。「ナイツのちゃきちゃき大放送」に片桐はいりが出演した際にこの公演の告知をしていて、料金100円だというので、すぐに予約した。16時になり、ちょうど受付が始まるところだったが、開演まではまだ少し時間があり、受付はあとまわしにして、混雑する前に会場の写真を何枚か撮っておく。それから、ドラッグストアに寄り、栄養ドリンクとエクレアを買って食べておいた。東京芸術劇場の地下に降り、ロビーにある椅子に座り、開演が近くなるまで休憩する。歩いてばかりで、疲れてしまった。




 池袋西口公園に戻ると、テントには、当日券キャンセル待ちの列ができていた。整理番号順に入場しているのかと思ったが、チケットを引き換えてみると、チケットのどこにも番号はなく、スタッフのひとに訊いたら、すぐに客席に入れた。入り口で、黄色いリストバンドをもらって装着する。この劇場を今まで知らなかったが、「池袋西口公園野外劇場グローバリングシアター」というのが正式名称だ。席は2種類、500円のファーストエリアと、100円のエンドエリアとがあり、自分はエンドエリアを予約したのだが、舞台は使わず、中央のスペースを囲み、円形に客席が作られていて、席にあまり差があるようには感じない。自由席だが、自分が座った席のすぐ後ろにはカフェがあり、こっちの席のほうがよっぽど特等席だと思ったが、まあ、カフェで飲食するほうが料金は高くなるだろう。劇場には囲いがあるわけでもなく、通りすがりのひとも自由に見物できる。17時開演だが、その10分前ぐらいからなにか声がしていると思っていると、声の主は片桐はいりだ。すでに役に入り込み、しゃべったり歌ったりしながら、客席のまわりをうろうろしている。開演時間になると、演出家の小野寺修二が中央に登場し、前説をした。登場人物がいろんなところから現れるので、公演中にトイレなどで席を立つ場合は注意してくださいというようなことを言う。出演者の人数は多く、一般的によく知られている俳優は片桐はいりだけだが、小劇場やダンスの世界では活躍しているひともいるようだ。阿佐ヶ谷スパイダースの富岡晃一郎は過去に観たことがある。「嵐が丘」というのはもちろんエミリー・ブロンテの「嵐が丘」なのだが、この原作の内容もよく知らず、この公演を観てもなおよくわからなかったのだが、それでもとても面白かった。マイムやダンスの技術が駆使された動作のすべてが美しく演出されていて、小野寺修二がかつて結成していた「水と油」というグループの公演が好きだったのだが、それを思い出しもした。そして、形式を理解するまでに少し時間がかかったが、この作劇では演者と話者が一致しない。演者本人がセリフをしゃべるのが当たり前だとすれば、セリフがあらかじめ録音されたものである場合、あるいは、演者とは別の演者がそのセリフを発している場合もあり、これがすぐにはわからなかった。ましてや、円形の舞台であり、正面がない。誰がその瞬間に中心にいるのか。ここが演出の面白いところだったが、これは説明するのがなかなか大変だ。公演中にあたりはじわじわと暗くなっていき、70分ほどで終演した。



 東口に移動し、サンシャイン脇のベローチェに入り、ひと休み。大量のチラシを袋でもらったのだが、ここで初めて中身を広げてみると、「嵐が丘」のなかなかしっかりしたパンフレットが入っているので驚いた。「東京芸術祭」だから、助成金でも出てるんだろう。演劇の会場で大量のチラシをもらうこともひさしぶりのことで、デジタル化の流れとコロナが重なり、チラシなしの会場も増えていると思うが、もらったチラシを一枚ずつじっくりと眺めるこの時間がなにより楽しい。演劇をいちばんよく観ていたころは、チラシで得る情報というのがなによりも大きく、それをもとに連鎖的に足を運んでいくということをしていた。今日のチラシのなかにまたこの野外劇場の公演を見つけ、無料イベントなので、スマホからさっそく申し込んだ。有名人が出演するから倍率はどうなるか。

 ベローチェを出て、サンシャイン通りのブックオフに寄っていく。なかなかいい本あり、110円の文庫本を3冊、新書を1冊、220円の単行本を買った。所持金を気にしていなかったが、ちょっとピンチになった。池袋から副都心線、東横線直通の急行に乗り、横浜に戻ってくる。

 深夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、TRFがゲスト。普段から芸能ニュースをよく見ているようでも、覚えていないことも多いのだが、DJ KOOが5年前にすさまじい手術をしているということを知らなかった。深夜3時頃に眠る。

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4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...