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2023年9月22日金曜日

9月22日金曜日/1円玉ばかりになった

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。先週金曜に放送された「イワクラと吉住の番組」の1時間特番をようやく観る。前半は「女の数々の疑問」という企画。YOU、門脇麦、Aマッソ加納がゲスト。後半は「ちいかわ特集」。せいや、ミルクボーイ内海とともに、談笑師匠が出演していた。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。12時台にはゲストあり、岩井ジョニ男が登場。ジョニ男がこの番組を見学したいと言ったことから、だったらゲストでということになったようだ。タモリに弟子入り志願するエピソード、以前に聴いたことはあっただろうか。彼女を紹介し、タモリが酔っぱらってフラメンコを踊り出した話など。ジョニ男の経歴をじっくりと聴くことも今まであまりなかったが、さすが、面白い話がたくさんあるんだ。

◇ 東中野

 午後から都内に。雨の予報なので、傘をもっていく。冷えた飲みものを買いそこね、駅に着いてしまったが、駅の自販機でコークオンのチケットが使えることを思い出した。電車が着くまで、時間ぎりぎり、無事に購入し、電車にも間に合った。コークオンに助けられる。ここで買いそこねていたら、時間がないときは横浜駅の乗り換え時にも買えない。はるばる東中野まで出かけ、まず、昼食。松屋に入り、キムチ牛めしを食べた。500円。ブックオフに寄り、220円の単行本を2冊買ったら、財布の中身は1円玉ばかりになった。


 やはり、雨降りになり、夕方には気がつくと天王洲のほうにいて、新馬場まで歩こうとすると、途中の歩道橋が工事中だ。横断歩道のない交差点で、やたらと長い距離を戻るはめになった。もっと手前に案内を出しとけってえの。新馬場のベローチェに入り、ひと休み。SNS徘徊。インスタを見ると、昨日は蛭子能収展に井上咲楽がきていたようで、ギャラリー主の投稿だが、夜にきていたのか。ツイッターでは、井上咲良本人が根本敬とのツーショット写真を投稿していた。根本敬のこともちゃんと知っているわけだ。その場にはとり・みきもいたようで、その時間に行ってればよかったな。

 新馬場から京浜急行の各停に乗り、読書をしながら帰る。深夜0時前に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は西岡徳馬がゲスト。NHKの「ニュース7」も録画していて、観ないまま、一週間もたまってしまった。ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、深夜2時頃から眠るが、1時間ぐらいで目が覚めてしまう。

◇ ポッドキャスト

 眠りそこねてしまい、Spotify のポッドキャストで、いとうせいこうと九龍ジョーの「だいじなケモノ道」を聴く。2週前の回ではタモリについて、1週前の回では景山民夫について語られていた。令和のタモリとして、いとうせいこうはまず、バカリズムの名をあげる。向田邦子賞の授賞式に、バカリズムもマセキ芸能もこういった授賞式のことはわからないからというので、いとうせいこうがついていって、いとうせいこうがまずスピーチをしたというのはここで聴かなければ知らない話だった。「いいとも」のように、毎日、芸能人から文化人、さまざまなひとに会っているのがじつは宇多丸だという話もしていたのだが、しかし、それならば、現在のテレビの帯番組について、タモリの系譜ではないかもしれないが、「ラヴィット!」や「ぽかぽか」にも触れてもらいたかったが、いとうせいこうも九龍ジョーも、このあたりの番組はおそらくノーチェックだろう。


2023年7月15日土曜日

7月15日土曜日/その偶然がある

◇ ラジオ・テレビ・ポッドキャスト

 早朝から少し眠り、ラジオをつける。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を数週ぶりに聴いた。ポッドキャストでも配信されるようになってから、いつでも聴けると思い、むしろ、放送では聴かなくなってしまっていた。「常連さん」は能町みね子。山下達郎のジャニー喜多川についての発言を扱うが、能町みね子のコメントよりも、この件に関しては、松尾貴史の出演回だったらよかったのにと思った。

 ブログをひとつ更新し、これだけでもう午前中はつぶれてしまった。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」を観ると、フジテレビの番組審議委員会では「日曜報道 THE PRIME」をとりあげていた。スパイ防止法に対する橋下徹の発言について、岡室美奈子が「とりたててそういう説明もないままに、やられたらやり返せ的なことが言われて、大変驚いた次第です」と、日本でも廃案になっている歴史的な経過を説明する必要があると指摘していた。後半は「日本楽曲が世界でバズるワケ」というテーマで、柴那典と博報堂の谷口由貴の対談があり、これも興味深く聴いた。

 午後、ラジオを聴きながら少し眠る。昨夜はろくに眠らず、さすがに眠い。所持金を確かめるとまるで余裕がなく、今日は外出は控える。連休に突入することをもうちょっと考えておくべきだった。しかし、暑いから仕事も減らしたいのだ。ブログの更新を続け、夜になり、スーパーに買いものにだけ行ってくる。

 スレッズを見ていたら、ベッキーが昨日からアメブロを始めたと書いていて、共感なのかなんなのかわからないが、好ましい感情をもった。フォローしていない芸能人たちの投稿がタイムラインに流れてくるのは、むしろ利点と捉えるべきなのか。今朝の「フジテレビ批評」の対談では、TikTok にはその偶然があるという話が出ていた。スレッズに現れる、有吉弘行、田村淳、若槻千夏ら、第一線で活躍している芸能人たちのバランス感覚、空気を読むプロたちの動向に倣うべきことはあるだろう。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。NHKの「ニュース7」では、毎日毎日、災害のニュースばかり。観そびれていた先週の「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」に冨永愛が登場していた。韓国語を学習する「ワルイコハングル」という新コーナーも始まる。今朝の放送では、「慎吾ママの部屋」に六角精児が登場し、野口英世を演じる。昨夜の「ネタパレ」にはダウ90000 が出演し、「やついフェス」で観たのと同じコントをやっていた。「やついフェス」では8人が横一列に立っていたが、ここではテーブルと椅子があり、違うフォーメーションになっていた。

 Spotify で、いとうせいこうと九龍ジョーのポッドキャスト「だいじなケモノ道」を聴くと、7月6日の配信では、「演劇とコントの笑いはどう違うか」というテーマで、宮沢章夫の話を多くしている。その続き、7月13日の配信では、中島らもについて語られていた。中島らもとダウンタウンの関係は考えたこともなかった。中島らもは個人的にはどういうわけか縁のなかった作家で、世代的にも、読書傾向的にも、読んでいてもぜんぜんおかしくないのだが、エッセイの1冊も読んだことがない。しかし、雑誌などに載っているものを読んだり、それ以上に、テレビなどで本人に触れる機会は多い作家だった。

 アマゾンプライムでドラマを1本。「僕は乙女座」というドラマを、まず1話だけ観てみたら、これがなかなか面白い。身長4メートルの黒人男子の青春ドラマという、このアイデアだけで可笑しい。ブーツ・ライリーという監督の名は初めて知った。1話30分程度で観やすく、これはたぶん、引き続き観ることができそうだ。


2023年7月6日木曜日

7月6日木曜日/スレッズ記念日

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、前半に「解散ホントドッキリ」という企画。岡野陽一と、本当に解散する竹内ズが仕掛け人となり、鬼越トマホークがだまされる。逆ドッキリを明かしてから、ホントと明かす流れ。鬼越のふたりはじつにいいひとだ。後半の「津軽地方の不正選挙えげつない説」もとても面白かった。この番組ではたまにあるジャーナリスティックな企画。「津軽選挙」というものをそもそも知らなかったな。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴きながら、1時間ぐらい眠ってしまう。眠気がひどい。それから、聴きそびれていたラジオ番組をあれこれと。先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」と、先週土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」をそれぞれオープニングだけ、それと、先週土曜の「田村淳のNewsCLUB」と続けて聴きながら、部屋で雑務を片づけていく。昨日知ったばかりのSNS、スレッズというのが今日から始まるというので、さっそく登録してみた。

◇ 読書

 夕方から外出。駅前のドトールに入り、読書をしていく。俵万智「サラダ記念日」を読む。どうせならば、サラダ記念日として詠まれている七月六日に読みたいと思い、ついに今年、忘れずに果たすことができた。1989年刊、河出文庫。親本は1987年刊。およそ36年前に社会現象を起こした作品。俵万智は当時24歳。どのように社会に受け入れられたかを、この歌集を読みながら、今さらながらイメージできた気がする。サザンオールスターズが登場する歌があったが、この歌集がまさに、サザンが現れたときのような新しさがあったんじゃないだろうか。しかし、歌集というものをあんまり読んだことはないが、一気に読むようなものではないなと思った。もう少し間合いがほしい。だからというわけではないが、ちょうど、今日から登録したばかりのスレッズをときどき覗きながら読んでいた。そうすると、意外と時間がかかり、ほかの本もカバンに入れてきたのにそれらはほとんど読めなかった。

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。NHKの「ニュース7」を観て、それから、「徹子の部屋」を2日分。昨日のゲストは山内惠介、今日のゲストは研ナオコ。

 夜もまたブログを更新しようとするが、スレッズを覗いてみるたびにずるずると時間を奪われるようだ。疲れを増やすだけになると困るな。ラジオを聴きながら、2、3時間ほど眠り、またついついスレッズを覗いてしまうが、なぜだか検索がきちんと働かなくなった。有名人もどんどん始めているようで、タイムラインはうるさいくらいなのだけれども、初日はフォロー11人、まず最初に、ウディ・アレンのオフィシャルアカウントをフォローした。いとうせいこう、とり・みきをフォローし、ナタリーなどの情報系をいくつか、夜になってからバカリズムをフォロー。インスタを見ると、ヒコロヒーも始めたようなんだけど、検索が馬鹿になっていて見つけられない。と思ったら、チョコプラ長田のフォローからたどっていったらフォローできた。朝まで、ブログの更新をして、眠りそこねる。

2023年6月14日水曜日

6月14日水曜日/同い年の感覚として

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、ゴミを捨てに行ってから、ラジオを聴きながら、もう少し眠りなおした。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の友近の「シン・ラジオ」を聴き始めると、いきなり、ちゃらんぽらん冨好さんのしゃべりからスタートする。水谷千重子の明治座公演が延びたために、冒頭から冨好さんがつないでいたのだ。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「午前0時の森」を観ると、なんと、来週からリニューアルになるというので驚いた。「おかえりこっち側の集い」という番組になるのか。いつものオープニングトークだけが独立した番組になるということなのだろうか。この番組、今まで特集が面白かったのに、あまりにも唐突すぎやしないか。なぜこんな中途半端な時期にという疑問も湧く。

 日曜に放送された「ボクらの時代」は、錦鯉まさのり、とにかく明るい安村、なかやまきんに君という不思議な顔合わせ。まさのりさんときんに君はほぼ初対面だったようだ。ギャグをやる際の動きについて、「止まることは大事」だという点で意見が一致し、その流れから、3人が動きを止めて、CMに入るというパターンがくり返された。このアイコンタクトの妙。まさのりさんは子どものころ、芸人になりたいというつもりはなく、藤子不二雄が大好きで漫画家になりたかったんだそうで、小学生のころに漫才ブームが始まるが、お楽しみ会では手品をやっていたという。まさのりさんは1971年生まれ、自分(1975年生まれ)よりも少し上の世代の感覚として、これはなんとなく理解できる。

 今日の「徹子の部屋」は中村雅俊がゲスト。昨年9月に、渡辺徹と一緒に出演した回の映像から始まった。そのときに、デビュー当時に中村雅俊からもらったという「いつまでもあると思うな人気と仕事」と書かれた色紙が紹介されたが、1984年放送、渡辺徹が23歳のころに出演した回の映像も流され、その色紙はそのときにも紹介されていたんだ。あるいは、中村雅俊は結婚してすぐのころ、植木等のすぐ近所に住んでいて、よく遊びにくる仲だったんだそうで、この関係は知らなかった。

 午後にブログの更新をひとつ。余計な出費は控えるべきか悩んでいたが、腹が減っていたので、夕方に外出し、遅めの昼食にする。かつやに入り、フェアメニューの豚カルビ焼肉とチキンカツの合い盛り丼を食べた。869円。どこかで読書をしていくつもりで、本をわざわざ選んでカバンに入れてきたけれども、どうも考えが定まらない。金も時間も惜しくなり、必要最小限の買いものだけして、すぐに帰ってくる。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれいていた「アンタウォッチマン!」を3週分。5月30日、6月6日の放送は、2週にわたり、バカリズムの特集。バカリズムは1975年生まれ、アンタッチャブルのふたりは山崎が早生まれだが、バカリズムと同学年だ。VTRのなかで、バカリズムが子ども時代をふり返り、「もちろんお笑いは好きでしたし、めちゃくちゃ観てて、学校で、タケちゃんマンの真似とか、知っとるケの真似とかやってた記憶はあるんですけど。」 と語っていると、スタジオで観ていた山崎が「小学生で「タケちゃんマン」は早いかもね。」 バカリズム「そう、早いの。みんなドリフだから。」 この会話は同い年の感覚としてよくわかる。サンドウィッチマンとアンタッチャブルはどちらかというとドリフだったのだろうか。サンドのふたりは1974年生まれ、ひとつ上の学年にあたる。バカリズムの単独ライブのおしゃれな演出は「ひょうきん族」の影響というのも初めて知る話で、今まで気がつかないことだった。そして、学生時代、日本映画学校の漫才の授業では、内海好江師匠に「なんかあんたたち、よくわかんないけど面白いから、その気があるんだったらうち(マセキ)のライブに出てみたら?」 と言ってもらったエピソードが語られた。コンビ時代、デビュー時に黒い衣装を着ていたのは、映画学校で教わった基本衣装という考えかたによるもので、その手法をお笑いにもちこんだのは自分たちだと自負しているという話も面白かった。後編では、「ブラッシュアップライフ」に出演した木南晴夏が証言をする。バカリズムの脚本は、ひとつのシチュエーションに対して会話セリフが多いという特徴をあげ、前半は覚えるのが大変だったが、後半はなじんで覚えやすくなったという。他局だが、実際のドラマの映像も流れた。ネタについては、いとうせいこうが証言していたことが面白かった。いとうせいこうとは「ウンナンのホントコ!」の前説をバカリズムがしていたときに出会う。いとうせいこうがバカリズムに大喜利の方法を訊いたら、「捨てるということを早くする」と言っていたんだそうで、つまり、捨てる訓練をしている、それをいとうせいこうは編集の能力と表した。番組の最後には、バカリズムから、1本ぐらい映画を撮ってみたいという夢が出た。

 昨夜の「アンタウォッチマン!」は尾上松也の特集。これも面白かった。中村獅童が証言者として登場していたが、中村獅童と尾上松也は歌舞伎界で後ろ盾のない境遇が似ているのだ。松也は獅童のやりかたを真似て、歌舞伎界の外に出て行ったというわけか。

 オンタイムでは聴きそびれた今日の「ビバリー昼ズ」を、夜になってタイムフリーで聴いた。12時台ゲストは電気グルーヴ。生出演ではなく、先週に収録済み。予告から楽しみにしていて、これは今日中に聴いてしまいたかった。なにしろ、水曜に登場というのが嬉しい。電気グルーヴに関しては、ナイツよりも乾貴美子(1975年生まれ)のほうがだんぜん信頼できるのだ。昇太師匠とは静岡の話題になり、地元では知られるらしい、藤本房子「ごてんばあさん」という曲がかけられた。検索してみると、これ、作詞は伊集院静なんだな。後半、リスナーからの質問の答えも、ずっとくだらなくて笑いっぱなしの放送だった。

2023年5月22日月曜日

5月22日月曜日/冷風扇は涼しい

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。いよいよ3ヶ月遅れの更新。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「まつも to なかい」は、岡田准一と広末涼子がゲスト。先に登場したのは岡田准一。松本が黒田官兵衛が大好きだとは初めて知った。10分ぐらい経ってから広末涼子が登場する。同い年、同年デビューのふたり、広末に勉強のノートを借りたりする関係だったというのも知らない話だった。そのあとにはスタジオを移動し、岡田准一が武道家の日野晃を紹介する。今回は広末の話はほとんどなく、どうも内容が薄く感じられたが、番組最後には映画の宣伝が流れ、なんてことはない、岡田准一と広末涼子が映画で共演しているから出てきただけのことだったのかと最後になってわかった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」のオープニングは、G7サミットから「THE SECOND」の話題に。高田先生はマシンガンズと三四郎に肩入れしている。12時台は坂本冬美がゲスト。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。オープニングにマシンガンズが電話出演し、ここで語られる「THE SECOND」の裏話がすべて面白かった。例のごとく、この時間に漫才協会入りも決めてしまう。

 午後もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は中尾ミエがゲスト。現在、76歳。この年齢で、去年、舞台で宙づりをやったというのだからすごい。前回の出演からあまり時間が経っていないような気がして、保存はしなくてもいいかというつもりで観ていたが、徹子さんとしみじみ会話しているのがよくって、消去するのが惜しくなった。

 先週木曜の「アメトーーク!」は「バック・トゥ・ザ・家電芸人」。土田晃之、徳井義実、品川祐、かじがや卓哉というメンバー。「家電芸人」が始まったのは15年前だそうで、初期のころは観ていたが、年末特番の恒例企画になってしまってからは、年末年始はほかにも観る番組がたくさんあるから、忙しいので「家電芸人」は観なくなってしまった。もしかすると、観なくなってからは家電の情報からは追いていかれてしまっていたのではないか。今は全番組録画が普通なのかとか、5.1ch は古いんだとか、今回の放送を観ながら何度か驚かされる。昨日日曜の「週刊さんまとマツコ」は、さんまの自宅のテレビが緑色に映るというのは本当なのかを検証する企画。ここでも土田晃之が活躍していた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」に「THE SECOND」の特集記事があった。書き手は中村計。決勝前の、マシンガンズ、囲碁将棋に取材している。たけしの連載は、たけしの「なりすましSNS」に困っているという話から始めていた。そんなアカウント、ほんとにあるのかな。そのあとには、ホームランボールをキャッチした少年からそれをおとなが奪ったという騒動について。その騒動のことをまったく知らなかったが、その映像が拡散され、炎上しているのだという。「どっちにしろ、この男は「大人のマナー」がまるでわかってないところが情けない。(略)ただ、オイラは、いくら情けないヤツだと腹が立っても、それをネット上に書き込んでつるし上げようなんて思わない。「匿名」であるのをいいことに、知り合いでもないヤツを叩くのは単なる〝リンチ〟でしかないんでさ。そいつらは、〝悪者〟を糾弾していい気になってるのかもしれないけど、憂さ晴らしで人の批判をしてるようなヤツは、ボール横取り男と〝同レベル〟だっての。」

 午後にブログの更新をもうひとつ。部屋がいよいよ暑くなってきたので、冷風扇を使い始めようと、まず、冷風扇のまわりに積みあがった本をどける作業にとりかかる。それから、水を溜める水槽を開けてみたら、カビみたいなものがあるようで、やっぱり汚れている。これは、去年、使わなくなったタイミングで洗っておかなければならなかったのか。風呂場にもっていって、ざっと洗い流す。冷風扇をつけると涼しい。

◇ 読書・ポッドキャスト・映画

 涼しくなったところで、部屋で読書をする。バカリズムの「バカリズム案」という本を一気に読んだ。2003年刊、廣済堂出版。もう20年も前の本になるのか。著者はコンビ時代のバカリズム。発売時からこの本のことは知っていたし、古本で何度も買ったり売ったりしているのだが、ちゃんと読もうという気には今までならなかったのだ。なにしろ、この種の本には、先行する名著として天久聖一・タナカカツキ「バカドリル」があり、それに比べると、この本ははっきりと劣っていると感じていたからに違いないのだが、改めて読んでみると、中盤、「位」と題するページには今のバカリズムとダイレクトにつながるようなアイデアがある。しかし、現在からすると、こんな時代だったかなと思うようなエロネタ、女性蔑視的なネタがとても多く、お笑い村的な閉じた空気も感じられる。あとがきを松下が書いていて驚いたのだが、読んでみると、この本はすべて升野が執筆したということを松下が書いていた。

 Spotify で、「だいじなケモノ道」というポッドキャストを初めて聴いた。いとうせいこうと九龍ジョーの番組。昨日の「サンデージャポン」に九龍ジョーが出ていたので、それをきっかけにツイッターを覗いてみたら、このポッドキャストのことを知った。すでに10回配信されていて、今のところはテレビの話題が多いようだ。9回目の「なぜ日本のテレビは芸人だらけになったのか」というテーマが気になり、まず、この回を聴いた。聴いていて、九龍ジョーが話そうとしたことと、いとうせいこうの話がちょっと違うんじゃないかと思ったが、いとうせいこうは欽ちゃんが芸人の地位を上げたという話から始める。もうひとり、キーパーソンとして名前があがるのは上岡龍太郎だ。上岡龍太郎が今もいたら、いとうせいこうの居場所はもっとあったのかもしれないのではと。


 眠る前に、アマゾンプライムで映画を1本。小津安二郎の「生れてはみたけれど」を観た。松田春翠の説明付き。タイトルから、どうも暗い映画のような先入観があったが、喜劇なのだ。惹きつけられる場面も多々あったが、まあ、これは勉強のようなつもり。深夜0時過ぎに眠る。

2022年10月1日土曜日

10月1日土曜日/川端康成展・本牧

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、ツイッターを少し見始めたらけっこう見続けてしまい、胃が痛くなってきた。すぐに眠りなおすつもりだったのに、眠気が飛ぶ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は水上タクシーの特集。サバンナ高橋を、芝浦からつぎの現場の天王洲まで送るという設定で、東京湾を遊覧する。1級小型船舶免許をもつ大家志津香も出演し、大家志津香、タモリが操縦する場面もあった。この企画、次週に続く。

 「太田上田」も2週分、まとめて観た。ダチョウ俱楽部がゲストの前後編だが、上田はコロナで不在だった。ラジオでもしゃべっていたギャグ会議の話がここでも太田から語られたが、いや、ダチョウ俱楽部こそ、戦略家であり、プロフェッショナルなのだ。「聞いてないよ」というギャグは、テレビを観ていた鶴太郎が推したほうがいいと薦めたという話もしていた。「タイタンライブ」に出演してもらいたい太田は、BOOMER&プリンプリンにダチョウが加わるという提案をする。

 「ナイツのちゃきちゃき大放送」を途中からつけると、塙さんの声が聴こえないと思ったら、今日は休みなのか。代わりに狩野英孝が出演していた。「常連さん」はえのきどいちろう。円楽の訃報を扱い、えのきどさんが毎日新聞の油井雅和が書いていたことを引き、立川流と円楽党が寄席に出るようになったのは円楽の功績だというような話をしていたが、土屋さんのほうがあんまり理解していないような感じだった。ツイッターを見ると、今度はアントニオ猪木の訃報が。

◇ 石川町

 午前中から外出。今日は半袖で出る。根岸線に乗り、石川町まで。めったに降りない中華街口のほうに出て、まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンをひとつ買っていく。寿町の手前を曲がり、中村川を渡り、元町に進む。今日の目的地は神奈川近代文学館なのだが、時間の計算を失敗し、早めに行くつもりだったけど、それよりも先に昼食にしようかと思いなおしたのだが、元町までやってきてしまうと、まるで手頃な店がない。昼食はあきらめ、高橋書店にひさしぶりに寄ってみると、階段のところに神奈川近代文学館の割引券が置いてあった。一枚いただく。店内は、書籍はもうほとんど置いていないようで、棚の半分ぐらいしか使っていない。横浜関連のコーナーがあったのと、雑誌と洋書、それから、グリーティングカードを多く扱っていた。

 元町・中華街駅からエスカレーターに乗り、アメリカ山公園に出る。港の見える丘公園を抜け、神奈川近代文学館に着いてしまったが、まだ時間が早く、外のベンチに座り、まいばすけっとで買ったパンはあとで食べるつもりでいたが、先にここで食べてしまう。








 神奈川近代文学館では、「川端康成展」が今日から始まった。展示は当日券だが、関連イベントの「文芸漫談」を予約してあり、イベントの前に展示を観るつもりでいたが、もたついていたら、満足に観るには時間が足りなくなってしまい、展示はイベントのあとに観ることにする。13時半を過ぎてから館内に入り、まずは2階のホールに進む。いとうせいこう、奥泉光の「文芸漫談」。当日精算、1800円。14時開演、20分前ぐらいに入場し、扇形の客席、右端のやや前方の席に座った。客席はほぼ満席になる。開演時刻になると、いとうせいこう、奥泉光が舞台の裏からするっと登場した。このイベントを知ったときにはすぐに予約してしまい、どの作品を題材にするのかも覚えていなかったが、今回は「雪国」を題材にトークをする。神奈川近代文学館での公演は番外編のようなものだろうか、以前、夏目漱石展のときにもここで観ているが、そのあと、宇野千代展のときにもやっているというのを最初にしゃべっていたがそれは知らなかった。宇野千代展は展示を観てもいない。「雪国」を事前に読んでおこうという考えもなぜかなかったのだが、(忘れていたくらいだが、)このイベントは予習をしなくても面白いというのはわかっている。「雪国」は十代のころに読もうとしたことはあったが、最後までは読まなかったはずだ。しかし、今日のトークを聴くと、十代が読めなくても無理はないような内容だ。近代の恋愛と前近代の恋愛を描いているというような話をしていた。主人公の島村は小太りで、霜降り明星のせいやみたいだとどちらかが言い始め、いとうせいこうが粗品のツッコミを何度も真似てみせるのだが、ひとつもウケていなかった。客席は年齢層が高かった。最後は恒例、奥泉光のフルートと、いとうせいこうの朗読のセッションで終わる。90分の予定だったようだが、5分ほどオーバーした。そのあとに1階の展示を観るが、イベントのあとでは、閉館時刻が迫ってくるからどうも落ち着かない。ざっと1時間ぐらい、眺めてまわり、さっさと出てきた。


◇ 本牧

 建物を出て、裏にまわり、本牧に向かって歩いていく。ひさしぶりにワシン坂を歩いた。本牧はブックオフがイオン内に移転になり、それを確認したくもあったのだが、今までの店舗の前を通ってみると、9月10日にイオン本牧のブックオフがオープンするという宣伝の幕が外の壁にかかっている。その前に、17時過ぎだが、まず、遅めの昼食にする。なか卯に入り、鶏唐丼とはいからうどんのセットを食べた。770円。それから、イオンのブックオフに初めて行ってみるが、トレーディングカードの売り場が大きく、古本にしか用がないものにとってはあまり面白くないリニューアルだ。110円の文庫本を2冊、新書を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。アプリのお気に入り登録は以前の店舗のまま、そのまま継続されていて、クーポンも使えた。そのあと、イオンのトイレに入ってみると、なぜか、小便器がやけに小さく、子ども用のトイレに入ってしまったのかと思った。本牧は不思議の国のようだ。ブックオフにいるあいだに、すっかり、あたりは暗くなった。本牧原のバス停から、19時3分発のバスに乗り、横浜駅まで帰った。







 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「ネタパレ」は、かが屋の喫茶店のコントが見事だった。ウエイターの手がふるえる部分だけで笑わせる。なのに、感情を動かされる。芝居で惹きつける力量がすごい。オジンオズボーン篠宮の「大林ひょと子クイズ」には山田邦子が登場した。火曜の「さんま御殿」も観ると、奇しくも、神田愛花が猪木のものまねをしていた。23時過ぎからはFMヨコハマの「HONMOKU RED HOT STREET」をつけ、聴きながら、ブログをひとつ更新した。

2022年7月21日木曜日

7月21日木曜日/花とマクドナルド


◇ 門前仲町・木場

 今日も朝から都内に。昨日と同じく、門前仲町で昼食にするが、手頃な店が見つからず、ぐるぐると歩いてしまい、無駄に時間をかけて、ゆで太郎に決めた。ここのゆで太郎は、もつ次郎というのが併設されていて、こういう店は初めて見た。もつ炒め定食を食べる。680円。正午前だったが、狭い店内は混んでいて、ひとりの店員のおじさんはお客をてきぱきと案内することに専念している。この店員のおじさんが下町的な距離感で、食べ終わったら感想を訊いてきた。美味しかったですと答えるしかない。それから、マクドナルドに入ろうとするが、正午を過ぎてしまい、ここがまた大混雑で、カウンターにたどりつくまでにずいぶん並ばされた。受け取り待ちの番号が表示されている画面を見ていると、受け渡しが終わっても、番号が減らない。表示されるマックス以上の注文があるのだ。モバイルの注文というのもあるのが厄介で、子どもがおつかいで、家族のぶんを大量に買いにきたりしている。こっちはアイスコーヒーのみなのに。読書するつもりでいたのに、その時間も削られてしまう。失敗した。席に着いてみると、ちょうどその席に、花が挿してある小さい花瓶があったが、マクドナルドで置いているのだろうか。こんなマクドナルドは初めてだ。

 夕方は木場のほうまで行くことになり、深川ギャザリアという商業施設に初めて寄った。ここには109シネマズが入っている。外は暑く、汗をかいていたが、建物内に入るときんきんに冷房が効いていて生き返るようだ。どこかでスマホの充電はできないかと検索してみると、カフェ・ド・クリエで充電ができるようだが、充電したいだけなのに、300円台のコーヒーを飲むのはいやだ。フードコートでも充電はできそうになく、あんまり帰りが遅くなるのもいやだし、充電はあきらめることにした。イトーヨーカ堂に寄り、アイスバニラモナカと栄養ドリンクを買って食べた。


◇ テレビ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組を観ようとするが、そういえば、「LOVE LOVE あいしてる」の特番の放送が今日だったのを完全に忘れてしまっていた。吉田拓郎の最後のテレビ出演だったはずだ。録画しておきたかった。「徹子の部屋」(ゲスト・RIKACO)を観て、それから、昨夜の「あちこちオードリー」を観る。こちらはインパルス板倉の「絶望の兆しチェック」という企画。足立梨花、なすなかにし、ZAZYが登場した。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴きながら、ブログの更新をひとつ。楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊文春」の「新・家の履歴書」は太田光代社長だった。ぜんぜん知らなかった光代社長の生い立ち。3歳半までは両足にギプスをはめ、病院で暮らしていたそうで、母親のことを母と認識していなかったという。未婚の母と、演歌歌手の叔父と一緒に暮らすようになり、幼いころは家族構成というものがわかっていなかったそうだ。そして、ご高齢のお母さんと同居しているという現在の状況も初めて知るものだった。構成は岸川真。

 「DVD&動画配信でーた」は通巻500号記念特集。過去に連載していた、ラサール石井、みうらじゅん、三留まゆみらのインタビューのほか、「オールタイムBEST500」という企画も楽しい。1位は「ターミネーター2」。批評家の評価が高い映画よりも、人気作がずらりと並ぶ。

 ツイッターから見つけた、ローチケ演劇宣言というサイトにあった、いとうせいこう、大北栄人、ダ・ヴィンチ・恐山の鼎談をとても興味深く読んだ。「「緊張と緩和」に代わる新たな笑いの理論「エラー報酬の発見」を見つけました!」と題した記事で、笑いを語る記事自体に笑いが含まれているところもいい。ダジャレとものまねに着目している部分がとりわけ面白く、ここでは語られていなかったが、本洒落と駄洒落の関係はそのまま、なりきりタイプのものまねと誇張派のものまねの関係にも当てはまるのではないだろうか。しかし、いとうせいこうと大北栄人が、声を出して笑うことよりも、脳が興奮することのほうを上位に置いているのだが、自分の場合はそこが逆で、からだが反応する笑いのほうが好きだ。知識人たちが論じたがる笑いというのはだいたい後者な気がするが、そりゃあ、脳が興奮している人間のほうが論じるだろうよというだけで、からだが反応する笑いを上位に感じる人間は、あんまり理論には向かわないのかもしれないが、けして知的でないわけではあるまい。その点、ダ・ヴィンチ・恐山が着目していることは面白かった。この鼎談はこれが前編で、後編に続くようだ。

 ツイッターからニュースを見ると、東京都の新規感染者数は3万人超えに。ラジオを聴きながら、深夜0時頃に眠る。

2022年5月3日火曜日

5月3日火曜日/「漫才新人大賞」

◇ 交通

 眠ったり起きたりしながら、気がつくと朝9時前。10時に家を出るつもりだったが、10時に起きればいいのだと勘違いをしていた。11時前にはなんとか出発し、クリエイトに寄り、1本満足バーを買っていく。連休中だからどうだろうかと思っていたが、横浜までの電車は混雑していて座れない。東横線の横浜駅がひどく混んでいたが、混んでいるのはみなとみらい方面で、渋谷方面のホームはあまり並んでいなかった。みなとみらいではなにがあるのか、みなとみらい線の乗り降りに時間がかかっているようで、折り返しに遅れが発生していた。東横線では座れた。渋谷駅には7分遅れの到着。渋谷駅も混雑していて、半蔵門線に乗り換えるのにエスカレーターに乗るだけでも時間がかかるが、どういう加減か、急いだら意外とうまくいったようで、予定通りの電車に乗れてしまえた。



◇ 演芸会

 半蔵門駅から、1本満足バーを食べながら歩き、国立演芸場にたどりつく。漫才協会主催、毎年恒例の「漫才新人大賞」だが、昨年は開催されず、2年ぶりだ。12時半開場、10分過ぎくらいに到着し、入り口では検温と手指の消毒あり、静かな雰囲気だったが、階段に進むと行列ができていた。予約の列に並び、当日精算、3000円。受付の横にはロケット団の倉本さんが立っていて、案内をしていた。ほかに若手もたくさんいるだろうと思うのに、ロケット団がまだそんなことをやるんだ。指定席かと思っていたが、自由席だった。視力がもうだめなので、なるべく前のほうに座りたく、2列目の左端の席に着いた。開演前に、場内にはチルアウト系の音楽が薄く流れていて、いったい誰の選曲なのかと不思議に思った。開演時間が近づくと、審査員の高田先生が、ロケット団の三浦さんに案内され、客席にやってきた。客席中央を見ると、倉本美津留、いとうせいこうもすでに座っていた。もうひとりの審査員、渡辺正行は、昨日の「ビバリー昼ズ」で言っていたが、コロナでお休みになってしまった。

 13時開演、司会のナイツが登場。簡単なオープニングがあり、すんなりと本戦が始まる。出場者は8組、あらかじめ登場順は決まっていて、まず前半、出演順に、2世代ターボ、舎弟、たぬきごはん、バジトウフーという4組。8組の顔ぶれを見て、これならば、2世代ターボの優勝も充分ありえるのではと期待していたが、ちょっと弱いかと思えるような内容だった。順番がトップでなければ、どうだったろうか。前半4組が終わり、ナイツが再び登場。舎弟の「ドアホ!」というギャグを、塙さんがさっそく多用する。後半は、春組織、いち・もく・さん、なにわプラッチック、ぽ〜くちょっぷという4組。8組中、観たことがないのはたったひと組、春組織だけを初めて観たが、この春組織がだんとつで面白かった。20分の仲入りを挟み、前回優勝のマリアがゲストとして漫才を。それからいよいよ、結果発表。全組が並び、審査員も壇上にあがるが、せっかく豪華な審査員をそろえたのに、エンディングしかしゃべらせないのだからもったいない。なんの遊びもなく、すぐに結果発表になり、高田先生はボケもなく、春組織の優勝をあっさりと発表した。まあ、これしかないだろうという結果だ。審査員コメントもそれぞれ短く、倉本美津留といとうせいこうはあたりさわりのないコメントしか言わず、とても本心とは思えなかった。外部から審査員を招いて、あたりさわりのないコメントしか言えないという状況はまずいんじゃないだろうか。渡辺正行がいたら、もうちょっと盛りあがったのではという気がする。高田先生は土屋さんに、たんたんと進めすぎだと突っ込んでいた。2時間強で終演。退場は時間差になり、前の席は少し待たされた。

 半蔵門駅のあたりで昼食にしようと考えていたが、閉まっている店ばかりで選択肢が少ない。麹町のほうまで歩いてみるが、どうも決められず、蕎麦でも食べようかと思い、半蔵門に戻り、一番町に向かって歩いていくが、しかし、小諸そばもゆで太郎も閉まっている。渋谷に出ると混んでいるだろうから、半蔵門で食べてしまいたかったが、うまくいかない。昼食はあきらめて、とりあえず、一番町のベローチェに入り、アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をしながら、しばらく読書をしていく。



◇ 渋谷・学芸大学・自由が丘

 半蔵門から渋谷に移動し、まんだらけに寄っていく。階段の百均に「東京人」のバックナンバーがたくさんあり、1冊だけ、落語特集を見つけて買っていく。もう1冊、「悲劇喜劇」の最新号もあり、ここはときどき、いい雑誌の最新号がまぎれているが、決まった客が売っているのだろうか。道玄坂を横切り、古書サンエーも覗くが、こちらではなにも買わない。

 東横線に乗り、今度は学芸大学に移動する。ゴールデンウィークのセール中につき、今日もブックオフに寄らざるをえない。なかなか買うものが見つけられなかったが、なんとか探し出し、110円の文庫本を1冊、コミックを1冊、220円雑誌を1冊買う。ブックオフを出ると、すっかり日が暮れていた。ここでようやくまともな食事になり、てんやに入り、天丼を食べた。500円。学芸大学から自由が丘に移動し、もう1店、ブックオフに。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊買う。自由が丘からは各停に乗り、のんびりと読書をしながら帰ってきた。



 夜遅くに帰宅し、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・吉行和子)を観て、深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴き、4時頃に眠った。

2022年2月25日金曜日

2月25日金曜日/漫才師と戦争・日の丸

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝から眠りなおし、3時間ぐらいで目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は、新企画「芸人年齢トーーク」。フット後藤、サンド伊達、出川哲朗、堀内健、濱口優というメンバーが、各年齢ごとになにをしていたのかをふり返っていく。MC側には、博多大吉、EXIT兼近が座る。大吉の「年齢学序説」(2010)という本は、発売してすぐに読んだが、たいして面白い本ではなかった。こうして並べてみると、よゐこがいかに若くして売れっ子だったかがわかる。「太田光のつぶやき英語」を観ると、こちらはNFTの特集。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から、そのまま、午後は「中川家 ザ・ラジオショー」をつけっぱなしに。あたまからウクライナの話題に触れる中川家。剛「なんか電話せえへんのかね、バイデンさんとかが。もしもし、プーチンさん?」 礼二「はいはい、なんや?」と、すかさずミニコントに入った。「もうやめといたらて、言うてんねやけど」「なに?」「なにって、きみィ。」「ええ?」「今、今。やってるやん。」「そんな電話やったら切るで、もう。」「ちょっとね」「ほう」「岸田さんがァ」「岸田って、日本のか?」「うん、電話くれえ言うてたけど、あれしよっか? 電話するように言おうか?」「いや、もうそれ…」「(遮るように)ほんでね、プーチンさん。ちょっと遊びにきたら、うち。アメリカまで。」「いやええわ、遠いし。もう今、忙しいやんか。わかってるやんか、今。」「それを言うてんのよ。」「うん、だからその」「いや、だからな。」「一個あたま下げたらええねやって、ウクライナが。」「そんな言わんて。ちょっと遊びにきたら、うち。じゃあ、日本行ったら。岸田さんに言うとくわ。ぼく、日本行くわ、明日。」「ああそう?」「そこで、あのう、会おうか? 六本木で。メシでも食うて。」「メシ、どこ行くのよ?」「好きやんか、日本食。」「好きや。寿司行こうか、ほんなら。」「(急に話題を変えて)お疲れさん、オリンピック。」「…ああ、いやいやまあ、いろいろあったけどね、うち、また。」と、ここでふたりで笑い出し、礼二「こう、気楽にいかんもんかね。(笑)」 剛「気楽にいかへんかなあ。(笑)」 漫才師らしい、低い視線から茶化す会話が心地いい。剛「でも不思議に思うんですけど、こういう国の仕事してるかたは、一生懸命勉強すんでしょ、ちっちゃいときから。勉強して、最後、ミサイルって。めちゃくちゃやん、そんなん。話し合いで済む話やん。一生懸命、一生懸命、脳をフル回転して、勉強して、結局最後、ミサイルで解決って、むちゃくちゃですよ。すいませんね、なんか、こんな堅苦しい話。」

 録画していた今日の「徹子の部屋」もすぐに観てしまう。鈴木雅之がゲスト。途中からは、癌から復帰した桑野信義も加わった。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」の読書欄に、石戸諭「東京ルポルタージュ」の書評があり、書き手を見ると、なんと、佐野元春が書いているのでびっくりする。燃え殻の連載コラムは、永六輔と小沢昭一を喫茶店で目撃した話。「墓碑銘」の欄では松鶴家千とせを扱い、矢野誠一、吉川潮のコメントも紹介されていた。

 夕方近くなってから、用があり、駅前まで。ドトールに寄り、ブレンドと、ブリオッシュショコラを食べた。平日のこの時間にこの店に入ることもなかなかないが、お年寄りたちで、とても混んでいた。しばらく読書をする。2時間ほど経ったころには、気がつくと、店内はだいぶ空いていた。クリエイトで買いものして、すぐに帰るつもりでいたが、腹が減り、吉野家で牛丼を食べていく。


◇ 読書・テレビ

 帰宅してからも読書の続きを。いとうせいこう「小説禁止令に賛同する」をドトールで読み始め、一気に読み終えた。2020年刊、集英社文庫。初出は2017年の「すばる」。いとうせいこうの小説は今までいくつか読んでいるが、「ノーライフキング」(1988)も、「想像ラジオ」(2013)も、文学賞の候補になったわりには自分にはぴんとこないものだったが、数年前に読んだ「鼻に挟み撃ち」(2014)が面白く、そこで認識がちょっと変わったのだが、この「小説禁止令に賛同する」も、読んでみたらすこぶる刺激的だった。小説のかたちを借りた小説論というべきだろうか。小説そのものを問いただすような小説であり、近年の作のほうがはるかに実験的で、挑戦しているのではないだろうか。作中には老いに関する描写もあったが、いや、いとうせいこうほどのキャリアの作家で、この感度のフレッシュさには驚かされる。80年代にピークを迎え、その余力でメシを食ってるような作家もいると思うが、それらに比べると、やはり、80年代に活躍したいとうせいこうだが、作家としての姿勢はよっぽど立派だ。

 夜もラジオ。「問わず語りの神田伯山」を聴き、それから、Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴く。昨日木曜のオープニングは、大竹まこと、小島慶子、吉住というメンバーで、小島慶子が更年期についてたっぷりと語っていた。聴きながら眠り、深夜に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。「タモリ俱楽部」は、劇団ひとり、寺田恵子が出演し、「船橋総選挙」という企画。ハライチが出演した「浦和総選挙」も面白かったが、このシリーズ、グーグルマップを確認しながら観てしまう。そういえば、南船橋だけはブックオフがあるから行ったことがあると思い出した。

 観そびれていた、2週間前に放送された「ドキュメンタリー「解放区」」もようやく観た。1967年に放送されたドキュメンタリー「日の丸」を、類似した状況のある現在に、同じ手法をやりなおしてみせる。それにしても、街頭で捕まえたひとに、なんの説明もなく、いきなり質問攻めにする手法は、ちょっと暴力的に見えてしまうが、もちろん、あとからきちんと説明はされているのだろう。公式ツイッターを使った取材も、これはずいぶんお粗末じゃないかと思ったが、当然、ツイッターにもそれに近い意見は寄せられていたようだ。岸田文雄が演説している場でのインタビューで、外国人の友だちがいますかという質問に、ある女性は、親戚が外国に住んでいると答える。続けて、もし戦争になったらそのひとと戦うことはできますかと訊かれると、「それはしかたがないんじゃないですかね」と平然と答えた。1967年の「日の丸」は、ディレクターは萩元晴彦、構成は寺山修司。検索してみると、この番組は放送ライブラリーにも入っていた。

2021年8月25日水曜日

8月25日水曜日/芋洗坂を下る



◇ 貧乏暇なし

 朝から都内に。六本木に用があったが、ブックファーストがなくなってしまっていて驚いた。青山ブックセンターが文喫になってからは一度も入ったことがないが、あとはもう、六本木には蔦屋書店があるだけになってしまった。六本木ヒルズのなかに文教堂もあるが、あそこはふらっと寄るような場所ではない。交差点から芋洗坂を下り、蔦屋書店の前に出る。それから、麻布十番の先まで移動し、白金高輪方面に進み、そのまま、泉岳寺まで歩いてしまうことにした。魚籃坂を登り、伊皿子坂を下る。なか卯を見つけ、ミニかき揚げ丼と冷やしはいからうどんのセットを食べた。500円。



 泉岳寺から京浜急行に。ちょうどやってきた快速特急が、正面向き、ふたりがけの座席の車両で、そこにひとりで座り、すっかり快適で、上大岡まで寝過ごし、横浜まで戻ってきた。眠気がひどく、首と腰が痛い。横浜東口のドトールに入り、アイスコーヒーとブリオッシュショコラを食べた。金の計算をしてから、読書をする。東口から西口に移動し、有隣堂に寄り、新刊のチェックなどを。それから、ビブレに寄り、まず、地下のタワーレコードで、「bounce」をもらい、もちろん、上階のブックオフにも寄り、2冊だけ買っていく。

◇ 読書

 吉村萬壱「ボラード病」を読み終えた。2017年刊、文春文庫。この手法、文体に、あんまり興味がもてず、可笑しくなりそうでならないという小説だった。いとうせいこうが解説に書いていた、夢オチの正反対の「夢から小説」という分類は面白い。この本はブックオフで買ったもので、文藝春秋からの献本の紙が挟まっていたが、「豊崎様」というのはいったい誰なんだろう。

 20時前に帰宅。部屋に戻ってくると、蒸し暑さが尋常でない。タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を最初から最後まで聴いた。聴きながら、オンライン将棋を指し、ブログの更新をして、梱包も片づけ、深夜0時半過ぎに眠った。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...