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2023年6月29日木曜日

6月29日木曜日/午後・ブックの日

◇ テレビ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」はオアシズがゲスト。以前、若林が話題に出した光浦のインスタの写真は、じつは金髪にしていたわけではなく、白髪が光っていただけだったことが光浦本人から明らかにされる。それにしても、オアシズとオードリーの会話のこの弾みよう。相性がすごくいいんだな。

 昨夜に放送された「おげんさんのサブスク堂」の2回目は、所ジョージがゲストの2週目。今週はついに植木等の話になり、所ジョージと共演している「オヨビでない奴!」(TBS)の映像が流れた。そして、映画「日本一のヤクザ男」で歌われている「しょんべんして寝ちゃえよ」という詞のすごさについて。所ジョージが黒澤明の「まあだだよ」に出演したときの話にもなり、今回はさながら昭和の芸能史だ。番組最後には、今週は松重豊の選曲で、シーナ&ロケットの「YOU MAY DREAM」の映像が流れた。これはNHKではなく、TVKの映像。

◇ ブックの日

 午後から外出。今日は29日、ブックの日はブックオフをまわらなければならないのだが、動き出すのがまた遅くなり、午後になってしまった。今月もまず、鶴ヶ峰から。先に昼食にするつもりでいたが、駅前の中華屋が今日は定休日だった。昼食は保留にし、先にブックオフに向かう。いよいよ暑くなり、駅から離れたブックオフは苦労になってきた。このタイミングで、所ジョージの本がたくさん見つかり、文庫と新書で4冊、トータルでは、110円の文庫本を4冊、新書を2冊、雑誌を1冊、かと思いきや、1冊だけ105円の値札が貼ってあることにレジで気がつき、店員に訊いてみたら、これは105円にしてくれた。鶴ヶ峰店だけはブックの日は2割引きになり、それからアプリのクーポンで300円引き、7冊買って、たったの312円。

 鶴ヶ峰駅に戻り、大和経由で町田のほうにまわろうかと考えていたが、急に気が変わり、東戸塚にまわりたくなった。ひとまず、横浜に出て、ここで昼食にする。ムービルの金太郎に入り、合盛ニラレバを食べた。800円。それから、ビブレのブックオフに。4冊まではすいすいと見つかるが、あと1冊が見つけられずに難航する。110円の文庫本を4冊、コミックを1冊選び、なんとか500円を超えた。横須賀線に乗り、東戸塚に移動する。短い移動時間だが、眠気がひどく、電車内では本が読めなかった。暑さのせいか、じんわりと疲れている。東戸塚では、先にドトールに入り、ひと休み。Spotify で、音楽をぼんやりと30分ほど聴き、それから読書をした。

 ドトールを出て、オリンピックのブックオフに。先々月に買うのをあきらめた松尾スズキの演劇ぶっく社の戯曲は、まだ、まるまる売れ残っていた。これは今月も買わない。110円の文庫本を2冊、コミックを1冊、220円単行本を2冊買う。最後は東口のブックオフ。店内は冷房が弱く、とても蒸し暑かったが、店員たちはよくこんな状態で働けるもんだ。220円の文庫本を2冊、220円の単行本を2冊買う。今月は4店しかまわらず、いまひとつ。仕事が片づいたところで、西口の東急ストアに寄り、パンを買って食べる。

◇ ラジオ

 東戸塚駅の西口からバスに乗り、二俣川まで。車内では、タイムフリーで、今週火曜の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。豊崎由美が「笑って人類!」の書評を書いてくれたんだそうで、オープニングはまずその話を、「マボロシの鳥」からの豊崎との因縁をたっぷりとしゃべっていた。それから、「日曜サンデー」でもしゃべっていた「愛のこむらがえり」から、柄本明のセリフに使われていたチェーホフの「かもめ」について、これもたっぷりと語り、芸術はひとを狂わせるという話になっていった。この番組のオープニングでは、たびたび素晴らしい演説になるのだが、この番組はこのオープニングをなぜポッドキャストにしてくれないんだろうか。太田のこの記憶力、再現力にもいつも驚かされ、洗練された話芸でこそないが、迫力をもった、とても惹きつけられる語りだ。

 二俣川から歩いて帰り、歩きながら、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。パートナーはヒコロヒー。今期はドラマに2本出演していたヒコロヒーと、奇しくも、これも演技の話になった。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「ニュース7」と、それから、今日の「徹子の部屋」(ゲスト・吉岡里帆)を観て、深夜0時前に眠る。

2022年3月7日月曜日

3月7日月曜日/竹橋・ラジオの話も




◇ 霞が関・竹橋・神保町

 早朝に目覚め、朝から都内に。まず、霞が関に出て、昼は竹橋に移動する。地下鉄の竹橋駅の入り口に直結している、パレスサイドビルの地下に飲食店街があるとわかり、ここで食べていこうと思うが、全体的に値段が高い。しかし、唯一、おきらく食堂という店が安く、ここに決める。セルフサービス、メインのおかずひとつと、小鉢ふたつを自分で選び、味噌汁、ご飯がつき、500円。こういう店は初心者には難しく、じっくり選ぶこともできず、目についたものをぱっぱと取っていくしかない。自分の意志とは関係なく、カツ煮、アジフライ、筑前煮という組み合わせになった。

 竹橋まできてしまったら、ついでに神保町まで歩きたくなるもので、そうなると、どうしても古本屋を覗いていくことになる。アットワンダーの店の外の棚をざっと眺めていくが、横の棚ではなく、靖国通りに面した正面の棚から「ユリイカ」を2冊買っていく。その並び、長島書店の店頭からは、山藤章二「全体重」を500円、「はらたいらのゲバゲバ時評」を200円で買う。交差点から、すずらん通りに入り、東京堂書店の店内をまわると、石川九楊のサイン本が置いてあり、書道家のサインというのはすごいんじゃないかと思い、開いてみると、さすが、おおっと声が出そうになるような迫力あるサインが書かれていた。三省堂古書館も覗くが、こちらではなにも買わなかった。



 靖国通りの反対側に渡り、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。ラジオを聴き、読書も少しして、1時間ほどで出る。半蔵門線に乗り、渋谷からは東横線に乗り換え、夕方には帰宅した。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、宇崎竜童・阿木燿子夫妻がゲスト。昨夜の「おかべろ」は、岡田圭右がゲスト。土曜の「お笑い向上委員会」は、なかやまきんに君、あぁ~しらき、あかつが登場した。昨日の「週刊さんまとマツコ」は、麒麟川島がMCを務め、セーラーズの再ブームを特集する。関西でセーラーズを広めたのが西川のりおだというのは知らなかった。さんまがとんねるず周辺の話題に触れるのも珍しく、その当時は、小錦、マイケル・ジャクソン、マイク・タイソンもセーラーズを愛用したという。これは80年代史だ。思いがけず、この特集は面白かった。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生、なんと、お見送り芸人しんいちの話題からしゃべり始める。高田先生も半年前にお見送りされていたのだ。そのあとには、高田先生がゲストに出た、土曜の「ロケット団定例集会」の話もした。

 Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、先週木曜のゲストがお見送り芸人しんいちだった。その日は、光浦靖子がカナダからリモート出演。大竹まことにも、光浦にも、邪険にされていて面白かった。続けて、今日のオープニングも聴くと、大竹まことと阿佐ヶ谷姉妹が、「R-1」について、けっこうたっぷりとしゃべっていた。もちろん、お見送り芸人しんいちについても多く触れる。大竹「やっぱりなんかこう、観てて、まあ、思うけど、あれだねえ。やっぱし、あたまだけで構築したネタと、なんかこう、からだもそれにくっついたネタ? ZAZYとか、吉住だっけ? めちゃくちゃ面白いんだけど、やっぱしなんか、あたまんなかで作ったネタ感がとってもするんだよね。」「なんかこう、お見送り芸人のほうは、そんな感じじゃないんだよね。なんかこう、客と呼吸してて、ウケたネタだけもってきたみたいな。(笑)」「でもそれが、「R-1」やってても、少ない客だけど、客と行ったりきたりしてる感じ? なんかそういうのを、やっぱし、ひとりで脳内で構築してるネタは、客がどこまでついてくるかっていう話じゃない?」

 昨日の「石橋貴明のGATE7」で、どうやら植木等の話をしていたということをネットニュースで知り、これは聴かねばと思った。野球の話をする番組だが、それまでの話題とは関係なく、昨日の夜中に急に探し当てたといって、植木等の「FUN×4」をオープニングにかける。曲を聴いたあとに、貴明は植木等の軽さについてしみじみと語った。「このねえ、この軽さが出ないんだよね。あのやっぱ植木さんの、この軽さってもう、天性なんだよ。こんなにねえ、抜けて、歌と、エンターテインメントできないんですよ。もう植木さんのこの声と…、うん、この軽さってねえ…。まあ、僕らドラマ、13話、「時間ですよ」でご一緒して、一緒にいつも、空いてる時間、相撲観てたんですけど。植木さん、おとなしくて、ほんと、もの静かなかたで。紳士で。でも、すごくとんねるずを好きでいてくれて。「あいつらはいい」って。(笑)やっぱ、大瀧さんのアレンジも最高だよね。」

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊現代」の井筒監督の映画コラムは「ファーゴ」を楽しく語っている。今、再上映されてるのか。「週刊プレイボーイ」には、JPのインタビュー記事あり。オール巨人の連載は「浅草キッド」を観たという導入から、キャバレーの営業の話に。おぼん・こぼんとの対談にも触れられ、そういえば読みそびれていたと思い、検索して、探して読んだ。「Number」のウェブでの対談だったのだ。巨人の連載と同様、この対談も構成は中村計。

 ブログをひとつ更新するが、すいすい更新するつもりが、ずいぶん時間を食った。とりとめのない日について書くほうがかえって難しい。ツイッターを見ると、昨日、確認し損ねていたが、「G-1グランプリ」の決勝進出者が発表されていた。「R-1」と同じ日に準決勝が開催されていたのだ。準決勝のチケットは売り切れを確認していたが、決勝はどうしようか。谷頭和希が「ブックオフ大学」について書いている記事の第3回が公開されているのも見つけ、さっそく読む。もうひとつ、昨日、トレンドにあがっていた、ヤフーニュースの木梨憲武インタビューも読んだ。先に貴明もインタビューされていた「RED Chair」というシリーズ。時間を覚えていないが、深夜0時前には眠ったんじゃなかったっけ。

2021年7月6日火曜日

7月6日火曜日/「日本の喜劇人」を読む(12)

◇ 雑誌・テレビ

 朝っぱらから、楽天マガジンで雑誌のチェックを。「週刊朝日」の亀和田武の「マガジンの虎」で、上白石萌音が表紙の「ミュージック・マガジン」をとりあげていたが、「昭和歌謡という言葉を耳にするようになって、もう10年以上はたつ。」というのは話が大雑把すぎるんじゃないか。クレイジーケンバンドを追いかけていたからわかるが、20年は経とうとしているはずだ。(たとえば、「クイック・ジャパン」で、初めてクレイジーケンバンドが特集された号は 2001年刊。) 「SPA!」の渋谷直角の連載マンガは、主人公が「ルー大柴のお笑いダイナマイトショー」に出演し、キャイ~ンに出会った話が描かれていた。いつも不思議に思うが、このマンガはどこまでが事実なのだろうか。「伊集院光とらじおと」を途中からつけると、ゲストが本谷有希子で、これは聴く。ツイッターでニュースをチェックすると、なんと、田中康夫が横浜市長選に出馬の意向と。

 録画していた今日の「徹子の部屋」を観ると、また追悼特集で、今回は、なかにし礼、鈴木登紀子、綿引勝彦、小野清子の4名をとりあげていて、なかにし礼と綿引勝彦のところだけを観た。綿引勝彦が亡くなっていたというのがどうも記憶になかったが、確認してみると、昨年末に亡くなっていたのだ。すると、昨年は、「天までとどけ」の母と父が立て続けに亡くなったということか。続けて、日曜に放送された「週刊さんまとマツコ」も観た。たつき諒の「私が見た未来」というマンガに予言が描かれているというので、都市伝説のスペシャリストだという YouTuber が出演し、予言の解釈をしていた。富士山の噴火が今年の8月なのではないかと予測していたが、とかくコンプライアンスのうるさい世の中だというのに、どういうわけかこういうものは未だに平気で放送される。いや、規制を望む気もないのだが、なにか変な気がする。

 夕方、ヤマトの営業所まで。今日も雨降りで、家を出るときには止んでいたが、一応、傘はもっていく。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄ってから、ドトールに。クイニーアマンを食べたかったが、売り切れていたので、アイスコーヒーのみ。小銭を使わずに済んだ。しばらく読書をして、ライフに寄り、買いものしてから帰る。ライフでトイレに入り、ふと鏡を見ると、白髪が目立っていてぎょっとする。ずっと、実年齢よりも若く見られる人生だが、ずいぶん老けたと思う瞬間はやっぱりある。1年後は、いったいどんな顔になっているか。

◇ 読書

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」をまだ読んでいて、いよいよ後半に進んだ。後半は「日本の喜劇人2」となっているが、これは、新潮文庫版では「喜劇人に花束を」というタイトルで出ているもので、「日本の喜劇人」は何度か読みなおしたが、「喜劇人に花束を」は一度読んだっきり。そもそも、これが「日本の喜劇人2」だったとは、今回初めてわかり、いったいいつの段階でそうなったのか。そもそも、単行本刊行時には「植木等と藤山寛美」というタイトルだったものに、伊東四朗の章を加え、文庫化したのが「喜劇人に花束を」なのだが、植木等、藤山寛美、伊東四朗というこの組み合わせも妙で、「日本の喜劇人」とはまったく別の本としか思っていなかった。しかし、「2」だというから、まずは第一部、植木等の章を読む。最後に、八十歳で死去の一文が加えられていたが、「喜劇人に花束を」からはおおむね変更はなさそうだ。読みなおしてみると、やっぱり、「日本の喜劇人」とは感触の違う読みものだと思った。評論的な面よりも、より観察者であり、証言者であり、ドキュメンタリー的になっている。「テレビの黄金時代」に書かれていたこととも、かなり重複しているんじゃないだろうか。改めて勉強になったのは、「ニッポン無責任時代」が公開された1962年は、アンチヒーローの当たり年であったということ。座頭市シリーズがあり、「椿三十郎」があり、前年には「用心棒」があった。それに加えて、1964、65年になると、高度経済成長からは落ちこぼれた無数の大衆が、東映のやくざ映画やクレイジー映画を愛好していたというわけだ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた「うたコン」を観た。加山雄三特集だというので、ひさしぶりに録画しておいた。谷原章介の司会を改めて観ると、中身の見えないひとである。中身が見えないのか、あるいは、中身を見せないのか。「バナナサンド」の特番も、所ジョージがゲストなので録画しておいたが、こちらはまったく観るべきところのない2時間だった。タイムフリーでラジオも。昨日月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、コウメ太夫がゲスト。梅沢富美男劇団在籍時に、歌を出さないかという話もあったくらいに、じつは歌が上手いらしい。ダンスの能力も高く、つねに自信なさげな佇まいでいるひとだが、潜在能力はまだまだこんなものではないんじゃないのか。深夜1時からはオンタイムのラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2021年6月15日火曜日

6月15日火曜日/「日本の喜劇人」を読む(7)

◇ テレビ・ラジオ

 今朝は涼しく、気持ちよく眠れた。午前中に、録画していた昨夜の「さまぁ~ず論」を観た。ゲストは見取り図、今週は後編。三村に、MCのパンサー向井が、生き残っていかなきゃみたいな時期はあったのかと訊くと、三村は「本当のこというと、生き残っていかなきゃっていうギリの、底辺の話じゃなくて、天下獲ろうっていう上の話だからね。」と答えた。うっかりすると忘れてしまうが、バカルディの時代はたしかにそうで、ダウンタウン、ウンナンに続く存在として、ホンジャマカ、バカルディが期待されていた時代の空気があった。しかし、三村は「天下を獲れてないのよ。」と。「とんねるずさん、ダウンタウンさんとかとはちょっと違うなって、ひそかに思ってますよ。」 大竹「三村さん曰く、お笑いの歴史のね、いずれ年表みたいのが出たとしたら、俺らは載らないだろうっていうの。」  三村「そんな細かい年表なんかないから。」「こっから年表に載るにはって考えると、ピークはこの先にないと載れないのよ。」

 タイムフリーで聴いた昨日月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、劇団ひとりがゲスト。「元気が出るテレビ」の「お笑い甲子園」でのデビューから、「本能のハイキック」「リチャードホール」「ゴッドタン」と、こうして話を聴いていくと、目立ったブレイクがあったわけではなく、数珠つなぎに仕事が仕事を呼び寄せていったという感じがある。「陰日向に咲く」も、幻冬舎の編集者がライブを見て、流行りのネタ本を提案されたが、書いてみたら小説っぽかったからというので、小説の企画に切り換えたという。この切り換えも見事だ。小説が監督業につながっていくわけだが、後半は土屋も出演する「浅草キッド」の話になり、聴けば聴くほど、これは観たくなる。


◇ 読書・テレビ・ラジオ

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、相州そばに寄り、特製肉つけ麺を食べた。780円。西友のイタリアントマトに入り、読書をしていく。小林信彦「決定版 日本の喜劇人」の続きを、暇ができた日に一章ずつ読み進めている。第七章はクレイジー・キャッツ(この本ではこの表記)。80年代以降の植木等、「スーダラ伝説」の再ブレイクについても書き足されていて、これは新潮文庫版と見比べなければならない。帰宅してから見比べてみると、なべおさみについての箇所が「決定版」ではごっそりカットされているのだ。「決定版」では、なべおさみは索引に名前すらない。

 録画していた今日の「徹子の部屋」は、小林亜星追悼になっていた。これを観るまで気がつかなかったが、「この木なんの木」は作詞が伊藤アキラなのだ。この曲は、作詞家、作曲家を、立て続けに亡くしてしまった。日曜の「笑点」を観ると、演芸コーナーに球児好児が出ていた。「ゲロゲーロ」のネタは、球児師匠がひっくり返る箇所があるが(もちろん、ひっくりカエルのシャレ)、球児師匠はもうひっくり返れない。代わりに、好児師匠がひっくり返るように変えられていて、好児師匠はお元気だ。

 タイムフリーで聴いた昨日月曜の「伊集院光とらじおと」は、林真理子がゲスト。「小説8050」という新刊が話題の中心になるが、伊集院にここまで熱っぽく語られると興味も湧く。それから、林真理子は雑誌の連載コラムなんかでも最近はずいぶん直されると言い、コンプライアンスの話にもなった。今朝の「らじおと」も、オープニングはあまり聴かないのだが、珍しく聴いてみたら、今朝は小林亜星追悼から始まっていた。今日のゲストは予告どおり、円楽が登場する。昨日の放送後に収録したもので、45分たっぷり放送した。二人会の話が中心だが、密度の濃い落語論が語られていた。伊集院が談志師匠のエピソードを話していたが、しかし、これは話が不正確だと思う。聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FLASH」の巻末の「寄港めし」というページに伯山が登場していた。浅草の蕎麦屋を紹介しながらインタビューに答え、こちらでも談志師匠の話をしている。

 続けて、昨夜の「深夜の馬鹿力」も聴く。当然、二人会の話を期待してだが、なんと、つい先週に、にぎわい座の円楽の会にまた出ていたと知り、これは悔しくてたまらない。ツイッターで検索してみても、伊集院ファンでもこれはさすがにノーチェックだろう。しかし、「タイタンシネマライブ」と同じ日だったから、一か八かで観に行くということはなかったとは思うが、それにしても、にぎわい座に毎月通っていた時期もあるのだから、そのモチベーションがあれば、二度の出演のどちらかは観ていておかしくない。思うように落語会に行けないというのはつまらないものだ。二人会の話はたっぷりと、1時間45分過ぎにようやくコーナーに入ったが、エンディングにまた二人会の話に戻った。円楽の二席について、「一文笛」という噺を初めて聴いた驚きを、筋を説明しながらえんえんと語っていたが、ほかの部分でも、落語ファンなら知っているようなことに対しても、素朴な驚きをもって語っているというところが多々あり、考えてみると、十代で落語家になり、その後に離れたという距離感は独特だ。落語ファンの段階がなく、いきなり落語家として落語とつきあい、しかし、落語家の感覚にも伊集院はなりきらなかった。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をつける。ぼんやり聴いていたら、いつから二人会の話になったのかわからず、いい加減なもので、じきに眠ってしまった。

2021年3月6日土曜日

3月6日土曜日/アプリを気にする

◇ テレビ

 土曜の午前中はいつも、「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴きながら過ごすことになるが、今朝はその前に、録画しておいた「サワコの朝」を観た。こちらのゲストもナイツだった。ゲストの思い出の音楽を訊くコーナーでは、津島昭希「浪花節だよこの俺は」と、吉幾三「俺ら東京さいぐだ」を紹介していた。このコーナーを笑いに使う例は初めて観た。

◇ 鶴ヶ峰

 午後、ヤマトの営業所まで。そのあとはだいたい二俣川に寄るが、今日はそのまま、鶴ヶ峰まで歩くことに。スマホに入れてあるコカ・コーラのアプリが万歩計になっていて、一週間で49000歩になると、スタンプがひとつつく。今週は歩数が少なく、今日は時間があるので歩いてしまおうと思った。歩数が少ないのは、アプリの不具合で万歩計が作動していなかった可能性もあるが。それにしても暖かく、歩くと少し暑くなった。花粉で目もかゆくなる。うちを出て、1時間ほどで鶴ヶ峰のブックオフに到着した。ブックオフがあるから目的地にしたわけだが、せっかく歩いてきたわりにはたいした収穫もなく、普段はあまり見ない雑誌の棚もじっくり見て、粘ってはみたが、なにも見つからない。500円ほどの買いものをするが、会計前、ブックオフのアプリがネットの接続が悪くて起動しない。いったん、データを消去してみるが、今度はパスワードがわからなくてログインできなくなった。わずか5円のポイントのためにじたばたするのも阿呆らしい。財布のなかにはまだ、アプリの前に使っていたポイントカードもあり、めんどうだからこっちに貯めてもらったが、いつ使うかわからないポイントを貯めてなんになるのだろう。


 鶴ヶ峰駅の近くまで戻ってくると、しばらくこない間に、ゆで太郎がなくなっていてショックを受ける。コロナの影響かとどうしても思ってしまう。ミスタードーナツに入り、ひと休み。どういうわけか、学生みたいな若者たちが多く、やたら混んでいた。2時間ほど、読書をしていく。高山羽根子「オブジェクタム」を読み終えたが、よくわからなかった。遠野遥と同時に芥川賞を受賞した高山羽根子だが、これは受賞作よりも以前に出た本だ。帯には評論家4名の賛辞のコメントが並んでいて、悩まされる。高山羽根子はもう一冊買ってあるので、感想は保留に。

 帰りは電車にしようかと思っていたが、ブックオフであまりいい本が買えなかったので、帰りも歩くことにする。スマホでラジオを聴きながら歩いていれば、なにも苦ではない。夜はやや寒くなる。クリエイトで買いものしてから、21時頃に帰宅する。

◇ 音楽版SNS

 数日前にFC2からのメールで知った Chooning というアプリをインストールしてみた。FC2が出資しているようで、Spotify と連携して使う音楽版SNSみたいなもののようだが、どんなもんだろうか、ちょっと初めてみようと思った。初投稿はクレージーキャッツ&ユーミンの「Still Crazy For You」にした。その曲を探しているときに、植木等のアルバムがずいぶん配信されていることに初めて気がついた。大瀧詠一ももうすぐサブスク解禁だそうだが、「植木等的音楽」がすでに聴けるようになっている。これはCDをもっていないのだ。ほかにやることもあったのだが、深夜まで音楽を聴き漁るはめになった。

(★ Chooning は1ヶ月も経たないうちに飽きてしまい、もうやめました。)

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...