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2023年9月30日土曜日

9月30日土曜日/タモリも首を振る

◇ ラジオ・テレビ

 朝、ラジオを聴きながらブログの更新をしようとするが、だいぶ間が空いてしまうと調子がつかめない。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけると、今日は塙さんがお休みで、代打を蛍原徹が務めていた。毒蝮さんの「ミュージックプレゼント」は「ちゃきちゃき大放送」では今日が最後になるのか。ウィキペディアを見ると「えんがわ」に移るようで、玉さん、外山さんのコンビが、マムシさんとの相性はやっぱりベストだ。「常連さん」のコーナーには松尾貴史が登場。蛍原と松尾貴史の共演は、松尾貴史の記憶によると約20年ぶりになるようだ。大阪万博の話題で、松尾「ああ、ごめんなさい、吉本のひとには言いにくいですよね。(笑)」 蛍原「いやあ、それはまあ、なんでも言ってください。(笑)」

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「ミュージックステーション」の3時間特番を、早送りしながらざっと観る。ランキング企画は「国民的憧れダンスソング」。神奈川県の高校のダンス部を、新しい学校のリーダーズがサプライズで訪問し、スタジオで「オトナブルー」をコラボした。高校生たちが一生懸命にやっていて、そのいなたいすがたに感動してしまう。そのあと、トークの時間では、出演者それぞれのやってみたいことを訊くコーナーがあり、BE:FIRST が「オトナブルー」を一緒に踊りたいと言い始め、出演者みんなで首振りダンスをやってみる。タモリはどうかなと思ったけど、タモリも首振りダンスをやってくれた。タモリ「さっき観てて、少し自分でもこころのなかでやってたんだ。」


◇ 読書

 夕方から外出し、まず、吉野家に寄り、親子丼を食べた。547円。読書をするため、ライフのマクドナルドに入り、今度はアイスコーヒーと月見パイを食べる。川勝正幸「ポップの現場から」を読み終えた。2013年刊、東京ニュース通信社。「テレビブロス」の連載、25年分からセレクトされたコラム集。刊行年からちょうど10年が経つが、亡くなってから1年後に出されたこの本を今まで読んでいなかったのだ。できることならば、コンプリート版を出してもらいたいとは思っていた。川勝正幸のこのコラムをいったいいつから読んでいたのかと思い出してみると、「テレビブロス」を初めて買ったのは石野卓球のインタビューを読みたかったからで、どの号かもはっきりと特定できるのだが、その号が1993年、それから毎号買うようになり、川勝正幸のコラムもリアルタイムで読み続けていた。だから、多くのコラムは再会するように読んだが、植草甚一のベスト本や、クレイジーケンバンドが初めて紹介された回なんかはよく覚えている。いや、この連載コラムからどれだけ多くのことを教わってきたことか。今、10年以上が経ち、その不在の大きさを痛感させられる。ナンシー関以降には多くのエピゴーネンが現れたが、川勝正幸にはエピゴーネンすらいないではないか。以下、いくつか引用を。

P27(スチャダラパーとAKIについて)「両方に共通しているのは、①大人から軽蔑されてる日本の高度経済成長以降のジャンク文化の中から獲得した独自の批評精神②怒りを笑いで包むことで伝達力を強靭にする技③爆笑問題の太田君的な世間をナメた目、を持っていること。彼らとひと回り上の世代としてはちょっとズレると、いつ後ろから頭をガツンとやられかねない鋭さが怖うれしい限りなんである。」(1990年)

P37「ナンシーのテレビ/人物論デビュー以降、ブラウン管の隅をつつく文章は増えたが、その手の人々とナンシーとの差は大きい。彼女には、ブラウン管の隅をつつく以前に人を見る目があり、それと同時にそういうことに気づいてしまう自分を「何言ってんだか。私は」とテレるはにかみがあるのだ。」(1991年)

P73「映画、音楽、小説、芸術……についてその魅力を文章で表現することは、はなから負け戦を覚悟しなければならない。せめて引き分けに持ち込むためには、①文章そのものが面白い②作者も唸る楽しみ方が提示されている③身体に正直なことしか書かれていない、の三つが必要である。そのことを僕は'70年代に植草さんのエッセイで学び、いまだになかなか出来ないでいる。」

P165(辛島いづみのインタビュー)「あるとき先生に、「川勝君は運動はできないけど、勉強はよくできるし、先生の言うことも聞くし、真面目だね」ってものすごく褒められたそうなんです。でも川勝さんはそれを褒められたとは取らずに、傷ついたらしくて。」「「冗談じゃない」と思ったんでしょうね。で、高校に入った途端、授業を聞かずに本ばかり読むようになった。お母さんが、「あの子の唯一の反抗は、本を読むことだった」って(笑)。真面目とは言われたくない。でも、不良にはなれない。じゃあ、「非暴力、不服従」みたいな。ガンジーかよっていう(笑)。そういった部分で、「不良への憧れ」がすごく強かったんだと思います。」

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、夜にもまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨年末に放送された「笑いの正体」の3回目を観そびれていた。この回は中居正広が体調不良で不在、劇団ひとりが進行役を務めていた。そのほか、スタジオには、千原ジュニア、アンガールズ田中、高橋ひかるが出演。3回目のテーマは「ツッコミ」。VTR中、インタビューを受けているのは、博多大吉、小峠英二、三村マサカズ、後藤輝基、近藤春菜、銀シャリ橋本、オズワルド伊藤といった面々。大吉からはダウンタウン浜田の衝撃が、それから、ツッコミが弱いと言われていた大吉は、おぎやはぎの漫才を観たことが転機になったと語る。ダウンタウン、おぎやはぎの影響力は、多くの漫才師の共通体験としてあるだろう。面白いのは、三村マサカズが、試行錯誤ののちに、いかりや長介を意識するようになっていったと語っていたところだ。最後に、「ツッコミの正体」とは、と訊かれた三村の答え。「ほんとはね、「間」と「声のトーン」、の2個で押していこうとしたんですけど、笑うお客さんがいて、笑いじゃないですか。だから、笑うひとの「機嫌」て大事だなって、それも思い始めちゃった。「機嫌」て、意外と大事なんですよね、うん。自分が機嫌悪くても笑いとれないし、お客さんが機嫌悪くても笑いなんて生まれないわけで。ひとり機嫌悪いひといると、空気ってものすごい悪くなるじゃないですか。機嫌って大事だなって。だからもう、ずっと機嫌よくやっていたい。」

 続けて、月曜に放送されたばかりの第4回も観た。第4回のテーマは「モノマネ進化論」。中居正広が司会のほか、スタジオには、劇団ひとり、アンガールズ田中、ヒコロヒーが出演。インタビューを受けているのは、コロッケ、松村邦洋、原口あきまさ、JP、キンタロー、博多華丸、ロバート秋山、せいや。番組終盤に「モノマネの可能性を広げる芸人たち」として、華丸、秋山、せいやを登場させたのだが、これはどうだろうか。ものまね史において「細かすぎて伝わらないモノマネ」はたしかに重要だが、その重要性についてはキンタローが語っていた。せいやは YouTube でものまねをやっているそうだが、しかし、せいやにはものまねの発明はあるだろうか。秋山がやっていることには発明がある。興味深いエピソードがいくつか。コロッケには上京前に、所ジョージ、タモリ、赤塚不二夫にものまねを観てもらった体験があり、所に「似てるけど、面白くないよね」と言われ、その言葉をきっかけに、やりそうでやらないものまねを始めた。松村邦洋は「カプリコーン」というショーパブで働いていたときに、栗田貫一がやってきて、「自分の声があってものまねやんなきゃだめだ」とアドバイスされたという。原口あきまさの「ニセモノはニセモノらしく」という言葉も、シンプルだが至言だ。

 聴きそびれていた先週の「田村淳のNewsCLUB」をタイムフリーで聴いた。この日は、文化放送メディアプラスホールから公開生放送。ニュース解説は古谷経衡、そのあとのゲストのコーナーには大竹まことが登場した。入れ違いに出演した古谷経衡を指し、「古谷って、だめだよねえあいつ。」と大竹。なんのことかというと、古谷が「ゴールデンラジオ!」で「君たちはどう生きるか」を観なくていいと言ったことについてなのだが、しかし、大竹自身の感想は訊かれても濁していた。大竹のリクエスト曲が2曲、ひとつは、ジョーン・バエズ「雨を汚したのは誰」という曲で、核実験に抗議しているプロテストソングなんだな。もう1曲は、映画「ひまわり」のテーマ曲だった。それにしても、「ゴールデンラジオ!」が17年で長いと思ったら、田村淳のこの番組も15年もやってるんだ。この番組は、裏番組だったTBSの久米宏の番組が終了してからよく聴くようになったのだった。

2023年9月22日金曜日

9月22日金曜日/1円玉ばかりになった

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。先週金曜に放送された「イワクラと吉住の番組」の1時間特番をようやく観る。前半は「女の数々の疑問」という企画。YOU、門脇麦、Aマッソ加納がゲスト。後半は「ちいかわ特集」。せいや、ミルクボーイ内海とともに、談笑師匠が出演していた。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。12時台にはゲストあり、岩井ジョニ男が登場。ジョニ男がこの番組を見学したいと言ったことから、だったらゲストでということになったようだ。タモリに弟子入り志願するエピソード、以前に聴いたことはあっただろうか。彼女を紹介し、タモリが酔っぱらってフラメンコを踊り出した話など。ジョニ男の経歴をじっくりと聴くことも今まであまりなかったが、さすが、面白い話がたくさんあるんだ。

◇ 東中野

 午後から都内に。雨の予報なので、傘をもっていく。冷えた飲みものを買いそこね、駅に着いてしまったが、駅の自販機でコークオンのチケットが使えることを思い出した。電車が着くまで、時間ぎりぎり、無事に購入し、電車にも間に合った。コークオンに助けられる。ここで買いそこねていたら、時間がないときは横浜駅の乗り換え時にも買えない。はるばる東中野まで出かけ、まず、昼食。松屋に入り、キムチ牛めしを食べた。500円。ブックオフに寄り、220円の単行本を2冊買ったら、財布の中身は1円玉ばかりになった。


 やはり、雨降りになり、夕方には気がつくと天王洲のほうにいて、新馬場まで歩こうとすると、途中の歩道橋が工事中だ。横断歩道のない交差点で、やたらと長い距離を戻るはめになった。もっと手前に案内を出しとけってえの。新馬場のベローチェに入り、ひと休み。SNS徘徊。インスタを見ると、昨日は蛭子能収展に井上咲楽がきていたようで、ギャラリー主の投稿だが、夜にきていたのか。ツイッターでは、井上咲良本人が根本敬とのツーショット写真を投稿していた。根本敬のこともちゃんと知っているわけだ。その場にはとり・みきもいたようで、その時間に行ってればよかったな。

 新馬場から京浜急行の各停に乗り、読書をしながら帰る。深夜0時前に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は西岡徳馬がゲスト。NHKの「ニュース7」も録画していて、観ないまま、一週間もたまってしまった。ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、深夜2時頃から眠るが、1時間ぐらいで目が覚めてしまう。

◇ ポッドキャスト

 眠りそこねてしまい、Spotify のポッドキャストで、いとうせいこうと九龍ジョーの「だいじなケモノ道」を聴く。2週前の回ではタモリについて、1週前の回では景山民夫について語られていた。令和のタモリとして、いとうせいこうはまず、バカリズムの名をあげる。向田邦子賞の授賞式に、バカリズムもマセキ芸能もこういった授賞式のことはわからないからというので、いとうせいこうがついていって、いとうせいこうがまずスピーチをしたというのはここで聴かなければ知らない話だった。「いいとも」のように、毎日、芸能人から文化人、さまざまなひとに会っているのがじつは宇多丸だという話もしていたのだが、しかし、それならば、現在のテレビの帯番組について、タモリの系譜ではないかもしれないが、「ラヴィット!」や「ぽかぽか」にも触れてもらいたかったが、いとうせいこうも九龍ジョーも、このあたりの番組はおそらくノーチェックだろう。


2023年6月16日金曜日

6月16日金曜日/「怪物」ティーチイン

◇ ラジオ

 朝に目覚め、ダビングのセットをしようとテレビをつけたら、永山絢斗が大麻所持容疑で逮捕とのニュースが流れる。少し眠りなおし、それから、ブログの更新をひとつ。昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」は、12時台ゲストに柄本明が登場。磯山さやかが主演している「愛のこむらがえり」に出演している。高田先生との顔合わせが珍しいと思ったが、同い年のふたり、初期の東京乾電池とその時代の空気の話を興味をもって聴いた。自由劇場では串田和美のやっていることは高尚に感じられ、それよりも、佐藤B作の東京ボードビルショーに憧れてというので始めたのが東京乾電池なんだな。後半には勘三郎や志村けんの思い出も語られた。

 カバンを昨日買ったことを忘れていて、家を出る直前に気がつき、中身の入れ替えをする。今まで使っていたカバンと同じくらいのサイズのつもりで買ったが、新しいカバンのほうがでかかった。ブックオフをまわるときに便利になるか。

◇ 病院

 午後から外出。いよいよ夏らしい気候になってきた。横浜に出て、まず、昼食。ひさしぶりに岡野の八起に入り、日替わりメニューのAセット、豚肉と舞茸の炒め定食を食べた。830円。八起のすぐ近く、交差点の角のラーメン屋がなくなってしまっていた。向かいのラーメン屋も同じ家系なのに、なぜかいつも行列ができているのが不思議なのだが、角の店のほうは空いていて、空いているこちらの店しか入ったことがなかった。

 市民病院まで歩き、3ヶ月に一度の呼吸器内科の検診。今回は珍しく予約時刻に間に合い、たいして待たされず、すぐに診察が終わる。酸素の数値は「95」。これがやや低めなのだということもいつの間にかわかるようになった。薬局のほうは混んでいて、けっこう待たされた。シムビコートの価格がまた安くなったようで、とても助かる。



 また歩いて、横浜駅のほうまで戻る。Tシャツをもう1枚買っておきたく、ビブレのユニクロ、GUに寄るが、決められず、結局、地下街の無印良品で買った。有隣堂も覗いていく。地下のドトールに入りたかったが、満席で入れず、再び地上に出て、めったに利用しない南幸のドトールに入り、ひと休み。ダイソーで買うものがあったことを思い出し、ドトールを出たあとにまた地下街に戻った。それから、東急ストアにも寄り、エクレアを買って食べた。

◇ 映画

 エクレアを食べてから、エレベーターに乗り、T・ジョイ横浜に。是枝裕和監督の「怪物」の上映後に監督のティーチインがあることを知り、通常料金で映画を観ることもまずないのだが、横浜の劇場で是枝監督の話が聴けるのならば、この機会を逃しては惜しい。19時ちょうどの回だったが、エクレアをのん気に食べていたら、10分前になってしまった。忙しなく入場する。ほぼ満席、予約時には両隣りも埋まっているはずだったが、上映が始まっても右側の席が空いている。さらにその奥も空いていたようで、映画が始まってから男女4人組がぞろぞろとやってきて、前を横切っていくのには舌打ちしてやりたくなった。おまけにこいつら、階段をあがるのにスマホで足元を照らしてやがるんだ。階段ぐらい、暗闇でも昇れるだろう。右隣りの席もあとからこられてはたまらないなと思っていたが、こちらは最後まで現れず、空席のままだった。

 是枝監督の作品に関しては、欠かさず観ているというわけではなかったが、おおむね、初期の作品からリアルタイムでその動向は追いかけてきている。しかし、坂元裕二作品についてはあまり知らず、いくつかのテレビドラマを、それも途中まで観たことがある程度だ。いや、テレビドラマを全話観るのは大変なんだよ。映画の序盤にあった、校長室のシーンのコメディぎりぎりの会話劇などは、坂元裕二らしい味わいではないだろうか。映画は直線的には進まず、視点が変わり、複雑になっていく。子どもの世界が描かれている映画だった。そうだった、おとなからの視点とはズレがあった小学生時代の感覚がよみがえってくる。単純にエンターテインメントには進まない映画だとも思った。是枝監督自身の脚本のほうが作品が素直ではないかという気がした。

 ティーチインは上映後に45分ほど行われた。最前列の席が空けてあったが、ここには関係者や取材陣がぞろぞろとやってきた。監督が現れ、監督自身が客席から質問をとるかたちで進行する。自分みたいにせっかくだからっていうんでふらっとやってきたような客は少なかったのか、ティーチインのあいだはつぎからつぎへと手があがり、しっかりと勉強してきているお客さんがとても多いようだった。カテゴライズされることの悩みを描いている作品がカンヌでクィアに関する賞を受賞したことへの懸念はあったかという質問があり、監督からはLGBTQに対する配慮の話があったが、しかし、観ている最中にはそんなことはあまり意識させられなかったとも思った。子どもの友情と考えては鈍いのだろうか。脚本に関する質問も是枝監督が答えることになるのだが、制作期間にコロナが挟まったが、脚本はまったく変更なしだったそうで、コロナ禍に見られたような誤解の連鎖はどこにでも起こり得ることだと、坂元裕二の脚本は予見していたのではというような話が是枝監督から語られた。最前列にいたプロデューサーが答える場面もあり、坂元裕二には連続ドラマの坂本調を2時間に凝縮したようなというお願いをしたという。終盤はじつは脚本をカットしている部分もあるという演出の話が面白かった。すると、映画の後半は是枝調というところか。そのほか、田中裕子の演技のすごさについて、最後は坂本龍一の音楽について語られた。ティーチインが終わり、監督のあいさつの時間が撮影タイムになった。このあとにはパンフ購入者にはサイン会があったが、お金がないのでパンフは買わなかった。





◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は熊谷真美がゲスト。静岡に移住した話は、この番組で以前に話してなかったかなと思ったが、離婚前に夫婦でもこの番組に出演し、そのときにはもう移住してたんだっけ。今回が14回目の出演だそうだが、徹子さん「それでそのあいだにあなた、離婚しただの、結婚しただの、なんとかだのっていうのが必ずあるってすごくない?」「いちばん最初のさ、ダンナさんってつかこうへいさんよね?」って、最後はつかこうへいとの離婚の原因にまで話題が及んだ。

 「ミュージックステーション」の2時間スペシャルも早送りしながらざっと観る。米米CLUBは視聴者生投票の企画があり、5曲のなかから投票上位3曲のメドレーを披露する。選ばれたのは「浪漫飛行」「FUNK FUJIYAMA」「TIME STOP」という3曲で、「アブラ・カダ・ブラ」と「愛はふしぎさ」が漏れた。いや、そもそものその5曲の選曲がやや不満だけども。米米CLUBは番組終盤にもう1曲、「いきなりサビソングTOP20」という企画も同時にあり、この2位に選ばれた「君がいるだけで」も披露したのだが、これ、ランキングの取材をしたあとに出演オファーしてるんだろうか。ざっと観て早く寝るつもりが、「いきなりサビソング」のランキングに興味が湧き、けっこうしっかりと観てしまった。BiSHの解散前最後の出演もあったのだが、アイナ・ジ・エンドと長屋晴子が共演した「ジャニス」というミュージカルをタモリが観に行ったとか言っていたのにはちょっと驚いた。タモリがミュージカル嫌いを公言していたことももはや記憶の彼方だ。

2023年4月28日金曜日

4月28日金曜日/パンと肉めしを食べた


◇ 天王洲・新橋

 朝から都内に。今日は天気がよく、パーカーで出る。体調もすっきりしている。まず、天王洲アイルのほうに用があり、京浜急行の新馬場から歩き、途中、まいばすけっとに寄り、パンをひとつ買って食べた。品川から続いている旧東海道がこのあたりに延びているんだな。昼もまともに昼食をとるひまがなく、コンビニでパンを買って食べる。夕方、新橋のほうに出て、ここでようやく遅めの昼食。あまり腹が減っていなかったが、ニュー新橋ビルの岡もとに入り、肉めしを食べた。759円。今回は忘れずに無料券を使い、生玉子をつけた。SL広場の前を通ると、ステージが組まれていて、ステージ上には将棋盤のパネルが立てられている。将棋の解説がこれから始まるのか、それとも始まらないのか、わからなかったが、今日は図書館の本を返却する都合があるため、早めに横浜に戻らなければならなかった。



 新橋から東海道線に乗り、横浜に戻り、まず、本の返却をするため、県民センターに。それから、ベローチェに入り、ひと休み。スマホのバッテリーが減ってしまい、充電をしたかった。しばらく読書をしていく。ツイッターを覗いてみると、田村淳の炎上に高橋まことがからんできたことを知り、ツイートを追いかけてみるが、流れがよくわからない。そもそもは、有田芳生のツイートに田村淳が噛みつき、それに町山智浩が噛みつき、それに国生さゆりが噛みついたんだと思うが、それが先週の段階で、しかし、田村淳のラジオはよく聴いているのに、その話はしていないんじゃないか。明日の放送ではしゃべってもらいたいな。

 ベローチェを出て、有隣堂に寄っていく。「Hanada」をひさしぶりに立ち読みしてみたら、阿曽山大噴火の連載が始まっていた。これは少々意外だ。この5月号でもう3回目。「創」の連載はどうしたんだろうと、すぐそばにあった「創」の最新号も立ち読みしてみると、目次には名前が見当たらない。いつの間にか終わってしまったのか。

◇ テレビ・読書

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。放送直後の「ミュージックステーション」をまず観たかった。新しい学校のリーダーズが初登場。オープニングで、ポーズを決めようとすると、なにをどう警戒されたのかカメラが切り替わってしまい、きちんと映されなかった。そのあとには「青春日本代表」の靴下をタモリにプレゼントする。生放送のこのはらはらする感じ。「オトナブルー」のあと、CM明けにはタモリもウケていた。それからもうひとつ、「あのちゃんの電電電波」という新番組も、第2回の放送のゲストが新しい学校のリーダーズだった。この番組では4人がひとりずつ、順番にあのちゃんとトークをしていった。しかし、あのちゃんのトークは観てられないな。この番組では「オトナブルー」と「Suki Lie」の2曲。

 観そびれていた先週の「トンツカタン森本とフワちゃんの Thursday Night Show」を観ると、「世界を笑わせたい!」シリーズにぱーてぃーちゃんが登場していた。このシリーズは毎回面白い。昨夜の放送は「フワちゃん王決定戦」という企画。国山ハセンとピン芸人の岡田康太がゲスト。紹介されたフワちゃんのホームページの相関図をつい確認してしまう。

 夜も部屋で読書を。佐藤究「サージウスの死神」を読み終えた。2020年刊、講談社文庫。親本は2005年刊。直木賞作家の作品もなにか読んでみたいと思い、だいぶ前に買ってあったのだが、そのまま、しばらく放ったらかしにしてあった。吉田大助の解説を読むまで知らなかったが、佐藤究はもともとは純文学でデビューしていて、これがそのデビュー作なのだ。それから十年以上のちに、エンターテインメント作家として再デビューし、直木賞作家となったわけか。直木賞作家の作品はこういう感じかと、純文学なのに、どうもチューニングが合わない感じで最後まで読んだ。

2023年4月21日金曜日

4月21日金曜日/知名度の謎



◇ 新橋・川崎

 今日も朝から都内に。昼食は新橋、適当に歩いて見つけたアマカレーという店に入り、チキンカツカレーを食べる。750円。ベローチェに入り、しばらく読書。午後は川崎に移動し、まず、モアーズのブックオフに寄る。110円の文庫本を1冊、新書を1冊、220円の文庫を1冊、単行本を1冊買う。それから、今日二度目のベローチェに。ラジオを聴いて、そのあとにはまた読書をする。

 夜になり、ダイスの上階、TOHOシネマズ川崎で、2ヶ月に一度の「タイタンシネマライブ」を観る。19時半開演。開演前には、スクリーンには「田中裕二の野球部」のイベントの映像が流されていた。出演順に、しびれグラムサム、ひらおか族、鎌、ネコニスズ、ダニエルズ、まんじゅう大帝国、春とヒコーキ、キュウ、脳みそ夫、ぐりんぴーす、シティホテル3号室、ウエストランド、エレキコミック、なすなかにし、BOOMER、爆笑問題という16組。前のほうの席をとったら、ちょっと観にくかった。ひらおか族という双子のコンビは初めて観たが、「タイタンの学校」出身の新人。タイタン勢では、春とヒコーキのハンバーガーのトレイをもったやつが部屋にくるコントが面白かった。ウエストランドはクイズ作家の悪口。ゲスト陣では、エレキコミックの学生コントにいちばん笑った。設定を離れたアドリブがばんばん入り、キンコメ高橋や「キングオブコント」をネタにする。ぐりんぴーすというコンビも知らなかったが、太田プロの所属だとエンディングで初めてわかった。

◇ テレビ

 東海道線が遅延していて、帰宅がずいぶん遅くなった。録画していたテレビ番組をいくつか。一昨日の「水曜日のダウンタウン」をようやく、「日本人知名度ランキング」を興味深く観た。100位にいきなり登場したのは太田光。10代には知られてないのか。太田が宮根に似ているという声を意外に感じたが、99位がその宮根誠司。しかし、太田の場合は、爆笑問題としてコンビの知名度は高いのではないだろうか。98位の岡田准一、94位の相葉雅紀も、もちろんグループで認識されてるのではと思うが、この調査方法、フルネームがわからないとカウントされないのだろうか。麻生太郎が89位というのもかなり低い気がする。矢沢永吉の83位というのも驚きで、82位のきゃりーぱみゅぱみゅ、81位のバナナマン日村よりも矢沢のほうが低いという結果なのか。こうして観ていると、世代を超えた知名度の獲得がいかに難しいかと思わされる。70位には HIKAKIN が入り、これは逆に、想像よりも高いと思った。となると、堺正章が62位に入っているというのは現役感の証明になるかもしれない。36位に岸田文雄が入っていたが、そうか、今回は存命のひとに限定した調査だから安倍晋三は入らないのか。菅義偉は28位に入っている。長嶋茂雄が39位、長嶋一茂が22位というのにも驚かされ、歴史的なことをつい考えてしまい、偉大な人物のほうが勝手に上位だろうと思ってしまうが、単純な知名度になるとこういう結果なのだ。ところが、現役感がものを言うのかと思えば、萩本欽一が25位に入っていたりするのだからこれはこれで驚異的だ。15位には中居正広が入り、ここからは知名度90%以上となる。納得の名前が並び、14位は所ジョージ、そして、13位には浜田雅功がランクイン。12位に小泉純一郎が入るんだな。11位は木村拓哉、10位はマツコ・デラックス。9位には松本人志がランクイン。ダウンタウンはともに上位という結果になったが、ふたりそろって、高齢者の知名度は弱いようだ。8位はデヴィ夫人、7位は黒柳徹子、6位はイチロー、5位には笑福亭鶴瓶が入る。残るはこれしかないという顔ぶれで、4位にはいよいよ、たけしがランクインし、知名度は95.1パーセント。3位は和田アキ子。2位はさんまで、全世代で90パーセントを超える96.6パーセント。1位はやっぱりタモリか。97.1パーセントという知名度。BIG3のこの知名度はさすがなのだが、しかし、そういえば、ばつぐんの好感度を誇るサンドウィッチマンがふたりともランク外なのも不思議ではないか。やっぱり、コンビの知名度と個々の知名度は違うのだろう。あるいは、宮崎駿や村上春樹といった名前が入らないのも奇妙だ。顔を見てもわからないということなのかもしれないが、それは知名度が低いということとは違うんじゃないのか。いや、そもそも、番組が作成したリストのなかに含まれていたのかもわからないのだけど。

2023年4月11日火曜日

4月11日火曜日/閉館していたと知る

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「しゃべくり007」は2時間スペシャル。前半は栗山英樹がゲスト。長嶋一茂、荒木大輔も登場したが、これはざっと早送りで観てしまう。後半は、竹田真一、藤井貴彦、山里亮太がゲスト。朝の新番組のメンバーか。これも興味がなく、早送り。昨夜の「ネプリーグ」も2時間スペシャル。普段は観ていない番組だが、木村拓哉の「教場」チームと爆笑問題のタイタンチームの対決があるから録画しておいた。いきなり「プシュー!」をやってみせる木村拓哉。しかし、こんなゲームとクイズの番組、さすがにぜんぶ観てられないと思い、冒頭だけ観て消去した。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台は柴田理恵がゲスト。途中で消して、ブログの更新をもうひとつ。

◇ 二俣川

 午後から外出。二俣川まで歩き、相州蕎麦に入り、カツカレーを食べた。700円。今まで気がついていなかったが、相鉄ライフは先月で閉館していたのか。二俣川なんかしょっちゅう寄っているのだけど、たまたま、ここしばらくはくることがなかったから知らずにいた。相州蕎麦とドトールは営業を続けている。




 ジョイナステラスのくまざわ書店があるフロアに行政サービスコーナーが移転し、市立図書館で借りた本を、今日はここに返しにこなければならなかった。もともとはライフにあった行政サービスコーナーだが、それがここに移転したことを調べておきながら、なぜ移転したのかまではまったく考えていなかった。ライフが営業をやめたからここに移ってきたというわけか。くまざわ書店もよく寄るのだから、ここに行政サービスコーナーがあるのはちょうどいい。帰りもまた歩くが、ラジオを聴きながら歩いていたら、眠気に襲われ、今にも倒れそうになるくらいにつらくなる。食べたあと、なにも休まずに歩いていたのがよくなかっただろうか。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夕方に帰宅し、いったん眠ろうかと思ったが、横になったら楽になり、横になったまま、ブログの更新をもうひとつ。そのあとは、録画していた「さんま御殿」をすぐに観る。出演者たちの座席の距離がついにコロナ前に戻ったようだ。「節約家 VS 浪費家」というテーマで、節約家側に一之輔さんが初登場。さんまとは初対面だろうか。松本明子も出演していたのが心強かったのだが、一之輔さん、どっしりとかまえていて、そんなに発言は多くなかったが、最後に話をふられ、それが「踊る!ヒット賞」に選ばれた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊朝日」の嵐山光三郎の連載エッセイは、先週に引き続き、タモリのことを書いている。「いいとも増刊号」編集長だったころのことを書いているのだが、嵐山光三郎は一度だけ「タモリ俱楽部」にも出演しているのか。坂本龍一の追悼記事もあり、大貫妙子、友部正人、大友良英がコメントを寄せている。そして、「ニューズウィーク日本版」は坂本龍一を表紙にした追悼特集。スクショだけ撮っておいて、これはまた改めてじっくりと読もう。

 タイムフリーで、聴かねばと思っていた先週木曜の「ハライチのターン!」をようやく聴いた。澤部が体調不良のためにお休み、代役が伊集院光だというのでこれは聴かなければならなかった。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。書けるときは書けるものだ。深夜0時半頃に眠る。

2023年4月4日火曜日

4月4日火曜日/疲れ気味・回鍋肉



◇ 新橋・秋葉原

 だいぶ疲れ気味だが、朝から都内に。動くとやや暑くなり、元気が出ない。午前中に昼食を済ませてしまう。ニュー新橋ビルの地下、美食小屋に入り、回鍋肉を食べた。600円。この店は三度目。午前中はまだ空いていた。午後は岩本町のほうに移動し、ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をする。帰りは秋葉原のほうにまわり、ブックオフに寄っていく。しかし、ここは本の価格設定が高めで、買えるものがさっぱり見つからず、110円の文庫本を2冊だけ。その代わりに、CDのフロアを初めて物色してみたら、これがなかなかいいものあり、370円のCDを2枚、550円のCDをこれも2枚買った。


◇ 読書・テレビ・雑誌・音楽

 ベローチェで、遠野遥「改良」を読み終えた。朝に読み始めて、一日で読んだ。2022年刊、河出文庫。親本は2019年刊。この作品で文藝賞を受賞した、遠野遥のデビュー作にあたる。遠野遥はやっぱり可笑しいんだよな。以下、平野啓一郎の解説より。「この文体は、確かに新鮮だが、しかしどこかで心当たりもあり、人によっては、カミュの『異邦人』を思い出すかも知れず、また私は、横光利一の『機械』を連想した。」「私は嘗て、「『機械』には、ただ心理だけがあり、感情がない。」と書いたことがあるが、『改良』に読者が感じる違和感も、これと似ている。主人公の〝納得〟する理屈は、その一文だけ取り出してみれば、瑕疵なく意味をなしているが、しかし、普通なら、状況に対してそれを適用しようとした時、何かもっと感情的な抵抗があるはずなのではないか、と感じられる。この小説に、どことなく人間の思考を学習したAIが書いたかのような雰囲気があるのは、そのためである。」

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。「徹子の部屋」を観そびれていて、3日分溜まってしまっていた。先週金曜は八代亜紀、月曜は和田アキ子、そして、今日火曜は桂宮治がゲスト。一之輔さんが新レギュラーになる前の収録だったのかもしれない。そのほか、先週土曜に放送された「太田光のつぶやき英語」では、XXCLUB がM・ナイト・シャマラン監督にインタビューしていた。

 楽天マガジンで「週刊朝日」を読むと、嵐山光三郎の連載エッセイは「タモリ倶楽部」終了に合わせ、2ページまるまる、タモリについて書かれていた。これは次号に続くようだ。巻末ページでは「山藤章二のブラックアングル」傑作選が始まる。

 Spotify で、今日も坂本龍一の楽曲を聴きあさっていたのだが、「B2-UNIT」というアルバムを初めてまともに聴いてみたら、これ、かなり好きだと思った。なぜもっと早く聴かなかったんだろう。坂本龍一のポッドキャストもあるのだが、これは J-WAVE の番組だったんだろうかな。



2023年4月1日土曜日

4月1日土曜日/面白くならない映画



◇ 新木場・大森・川崎

 今日も朝から都内に。昼食は東雲のゆで太郎。限定メニューの肉とじ丼セットを食べた。700円。写真を撮りそこねてしまい、しかたがないから、食べ終わってから撮った。そのあとは新木場のほうまで行くことになり、予定として考えていなかったから調子が狂う。新木場はだめだ。

 今夜は映画を観てしまおうと思い、映画のスケジュールを調べながら、予定の立てなおし。まず、新木場から京葉線、東京駅から京浜東北線に乗り、大森に移動する。西友のブックオフに寄るが、しかし、買うものなし。220円の単行本を1冊だけ買う。店内、暖房が暑かった。今度は大森から川崎に移動し、東口に出ると、スタチューの大道芸が目に入る。市議会選の選挙演説もちらほら。地下には潜らず、地上からダイスの前を通り、銀柳街に入っていく。モアーズのブックオフにも寄るが、こちらも買うものなし。いつもは見ないCDの棚のほうまで初めてまわってみたが、目ぼしいものはなんにもない。220円のコミックを1冊だけ買う。川崎はだめだ。



◇ 映画・テレビ

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ツイッターを徘徊。そのあとはしばらく読書をする。図書館で借りた本を読み始めるが、読む本がたくさんあり、どれから読んでいこうかしぼれずに困る。

 夜になり、ダイスのTOHOシネマズ川崎に。評判の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」をようやく、21時ちょうどの回で観た。アカデミー賞作品賞受賞作でもあり、かなり期待していたのだが、なんだかなあ、これがアカデミー賞なのか。面白くなりそうな感じはずっとあるのだけど、しかし、どうも面白くならないんだな。笑いに決着をつけず、するっと逃げる感じがある。いや、主題はそこではないのだろうが、だけど、面白くないものをわざわざ親切に読み解こうとすることにどれほどの意味があるだろうか。だったら、娯楽作品ではなく、専門書のひとつも読んだほうがマシではないか。指がソーセージになるあたりから、松本人志の映画のようだと思い始めたのだが、実際に影響はないのだろうか。後半はだいぶ眠くなってしまった。そもそも、寝不足で映画を観るからよくないのだ。


 深夜に帰宅。雨降りになり、帰宅前にずぶ濡れになった。ことごとく、間が悪い。録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「タモリ俱楽部」は最終回。「タモリ流レシピを訂正しよう」という企画、田中裕二、劇団ひとり、市川紗椰が出演し、これはいいメンバーだと思った。スタッフの笑い声がいちだんと大きい感じがして、さすが、最終回は現場の盛りあがりがすごいのだろう。ああ、しかし、これで終わりか。あっさりとした最終回。深夜3時頃に眠る。

2023年3月20日月曜日

3月20日月曜日/目を剥いてしゃべる

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「笑点」は、オープニングアニメの一之輔さんの部分がついにできあがった。番組は愛媛収録、演芸にはテツandトモが登場。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、バルボン、秋竜山の訃報に触れる。そのあとには、高田先生が今読んでいる本について、太田光「笑って人類!」のほか、錦織一清「少年タイムカプセル」、田中小実昌「ひるは映画館、よるは酒」と、もうひとつ、「敗北としての東京」という本を紹介していたのだが、これが検索してもわからない。タイトルが間違っているのか、著者名もわからない。12時台は室井滋がゲスト。


◇ 東京

 今日は午後から都内に。東京駅に出て、まず、昼食。丸の内口のなか卯に入り、ランチメニューの親子丼とはいからうどんのセットを食べた。550円。玉子の値上げのニュースを見ていると、今のうちに食べておかねばという気にさせられる。フィナンシャルシティ地下のドトールに入り、ひと休み。読書にしばらく没頭する。ツイッターを覗いてみたら、道端ジェシカがMDMA所持により逮捕とのニュース。

 夜になり、八重洲側に移動し、飲みものを買いたいと思い、ドラッグストアに寄りたかったが、夜になるともう閉まっている店ばかりだ。グーグルマップで検索してみると、東京ミッドタウン地下のウエルシアが22時まで開いているようで、地下からそちらに向かってみるが、どうやって東京ミッドタウンに入ればいいのかわからず、いっぺん外に出てから東京ミッドタウンに入り、変に遠まわりをすることになった。東京ミッドタウンのなかに入ってしまえば、地図があり、八重洲地下街とつながっているとわかる。ウエルシアで飲みものだけ買い、八重洲地下街に戻ってみると、八重洲地下街にもウエルシアがあり、この時間も営業していた。

◇ 読書・テレビ・ラジオ・雑誌

 帰りは東京駅から京浜東北線に乗り、のんびりと読書をしていく。高瀬隼子「犬のかたちをしているもの」を今日一日で読み終えた。2022年刊、集英社文庫。親本は2020年刊。すばる文学賞受賞作であり、これが著者のデビュー作。そのときの選考委員だった奥泉光が文庫解説を書いている。好きな文体。芥川賞受賞作も読んでみたいのだけど、ブックオフで安く買える前に文庫化してしまうだろうか。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観る。ゲストは渡部篤郎。目を剥いてしゃべる表情が、なんだか貴乃花のものまねみたいなしゃべりかたに見える。あの二枚目俳優が、こういうおじさんになっていくんだなあというのが面白いもんだ。先週は中村壱太郎が扇千景の話をしていたが、渡部篤郎は、奇しくも、伊丹十三監督の「静かな生活」に出演した際のことを話し、この映画では渡部篤郎は大江光をモデルにした役を演じている。これもおそらく、収録は大江健三郎の訃報よりも前だろう。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。14時台は松田大輔がゲスト。本当は東京ダイナマイトで出演する予定が、ハチミツ二郎の体調不良により、松田ひとりの出演になった。塙さんもハチミツ二郎の本を読んだようだ。ハチミツ二郎自身からあの本の話を聴きたかったな。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」に「ブラタモリ」が年内終了の危機との記事があり、これは気になる。「タモリは今年限りで芸能界を引退することを考えているそうです。」と、映像制作会社幹部という人物が証言している。「サンデー毎日」を読むと、こちらにも「「堺雅人とタモリ」の進退 「芸能界の地殻変動」の兆しか」という記事があり、書き手は本多圭だが、こちらは「週刊現代」ほどは踏み込んでいない。「サンデー毎日」の不定期連載、石戸諭の「路上のデモクラシー」は大江健三郎追悼。大江作品の「正しくない」登場人物の描写から、樋口毅宏「中野正彦の昭和九十二年」回収騒動につなげてみせ、大江作品が今の時代に新作として出されたら、社会は挑発的な表現に耐えられるかと問いかけている。

2023年2月23日木曜日

2月23日木曜日/ラジオを聴く一日

◇ ラジオ

 朝に目覚め、寝床から出ないまま、ブログの更新をひとつ。それからまたタイムフリーで、「オールナイトニッポン55時間スペシャル」を聴いていく。先週土曜の昼に放送されていた「タモリのオールナイトニッポン」をようやく聴いた。レギュラー放送当時はもちろん聴いたことがないのだが、その後、復活特番が放送されたことがあり、ラジオのタモリに触れたのはそのときが初めてで、酔っぱらった井上陽水と藤子不二雄A先生が乱入して面白かった記憶がある。そのときに、NHKのニュースをつぎはぎにしたコーナーなども聴いたのだが、その時代にはまだそれが放送できたのだな。今回の放送では、まず、当時31歳のタモリが歌う「オールナイトニッポンブルース」の音源が流され、これの迫力に驚かされる。そのあとにはゲストの星野源がすぐに登場した。登場前には、星野源が作った若林がラップするジングルが流れ、タモリが若林の印象を語った。番組は、2時間、ほぼタモリと星野源のトーク。まじめな話が多かった。横になって聴いていたが、眠らずに最後まで聴いた。ランDMC が「いいとも」に登場した際の共演について星野源が訊いていて、YouTube で、改めてその共演の動画も確認したくなった。


 昼は「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴いて、それから、午後には録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・コロッケ)を観た。そのほか、「紙とさまぁ~ず」も2週分(ゲスト・宮沢りえの前後編)をまとめて観る。

 今日は外出せず、ラジオを聴く一日。「オールナイトニッポン55時間スペシャル」から、今度は「ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン」を聴く。放送順は、土曜の昼にまず「ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン」があり、そのあとに「タモリのオールナイトニッポン」があった。ウンナンはレギュラー放送当時も(さほど熱心に聴いていたわけではないが)よく聴いていた。この特番では番組開始45分頃から出川哲朗が加わり、同級生3人の思い出トークになる。そして、1時間を過ぎたあたりからバカリズムも加わった。来年に出川の還暦祭りが開催されるとの発表があり、その構想をみんなでえんえんとしゃべっていたが、ウッチャンナンチャンの話をしたほうがいいよと、出川が気をまわしていたのが可笑しかった。出川がいちばんこの番組を大事に考えていたんじゃないか。

 「オールナイトニッポン」だけでなく、先週金曜に放送された文化放送の特番「SAYONARAシティボーイズ」もようやく聴いた。この番組も、この情報が出た瞬間からとても楽しみにしていたのだ。番組は、大竹ときたろうのコントから始まった。警備員の仕事をする年寄りたちのコント。そして、ナレーションはヒコロヒーという最高の布陣。そのあとには、3人のトークがあり、それから、警備員のコントの続きには斉木しげるも登場する。番組開始30分過ぎからは、シティボーイズ3人のトークにピエール瀧も加わった。さらっとマスメディア復帰はこの番組ということになるのか。瀧はシティボーイズの舞台にも参加したことがあり、3人との関係は深い。瀧から見た3人の役割は、それぞれ、きたろうは「ブレイン」、大竹は「スポークスマン」、斉木しげるは「守り神」と。

 そういえばと、いつもは Spotify で聴いている「大竹まこと ゴールデンラジオ!」だが、今日はラジコのタイムフリーを使う。笑福亭笑瓶の話をしているのではないかと思ったからだが、今日の放送は祝日だから大竹まことはお休みで、代わりにラバーガールがしゃべっていた。検索してみると、昨日の放送では笑瓶の話をしていたようで、その発言がネットニュースになっていた。その箇所を探しながら聴いていくと、13時40分過ぎにまず速報が入り、訃報が伝えられていた。そのあと、14時15分頃に改めて詳細が伝えられ、そこで大竹まことが語っていた。「楽しい思い出だらけでね」と、笑瓶、ガダルカナル・タカとのゴルフの思い出、そして、笑瓶の東京での初めてのレギュラー番組というのが大竹まことも共演していた番組で、年末に山田邦子がゲストに出たときにも触れられていた山田邦子の番組なのだ。「いやあ、まいったなあ。」と、大竹まことは声に出した。

 Spotify で、今朝の「森本毅郎・スタンバイ!」のポッドキャストも聴いた。森本毅郎は、笑福亭笑瓶とは「噂の!東京マガジン」で長く共演していた。番組冒頭、笑瓶の急逝について、4分ほど語られていた。

2023年1月14日土曜日

1月14日土曜日/「大怪獣のあとしまつ」など

◇ ラジオ・テレビ・映画

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。昨夜は不思議とやや暖かかった。少し眠りなおし、9時前に起きあがる。ラジオをつけ、「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴いた。中継の担当が外山惠理になり、やっぱり小気味がよくていい。この番組が始まってから何年経つのか、本当にちゃきちゃきしているのは外山さんだけだ。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」に落合陽一が登場した。落合陽一の出演はなぜか次週に続く。このコーナー、今まで多くのゲストが登場したが、2週にまたぐのは初めてのはずだ。落合陽一だけがそんなに特別扱いされる理由がまったくわからない。そのあとの「好きの取調室」のコーナーには、菊水武史という犬の涙の研究をしている学者が登場した。白目が見えることが人間と犬の共通点であり、なるほど、だから、視線の表現でコミュニケーションができるのだ。犬は人間と暮らすなかで、ともに進化してきたという。野生動物は視線が知られては命取りになるため、黒目が多いんだそうだ。勉強になる。

 昨夜の「タモリ俱楽部」は「ひらがな研究」という企画。第1回は「ぬ」について研究する。これは面白かった。宇多丸、藤原さくら、劇団ひとりが出演。解説役には、「ん」「あ”」などの著書がある山口謠司がリモート出演した。タモリが吹き替えを担当したジブリの短編の話がタモリから出たのも珍しく、その映画では、謎の効果音の表現に「ぬ」を使ったという話だった。

 昨夜の「太田上田」は、こちらではテレビ神奈川で観ているのだが、中京テレビでは年末の放送だったのか。「ボキャブラ大忘年会」として、X-GUN、古坂大魔王、小島奈津子が出演した。太田がネプチューンを見る目が怖かったという小島奈津子の証言。

 アマゾンプライムでは「風雲!たけし城」の配信が始まり、気になるので確認してみたが、初回から配信されているわけではないのだな。20回分が配信されていて、最後は最終回になっている。番組終盤の20回が配信されているというわけだ。とりあえず、1本目だけを観てみると、競馬のレースのゲームだけは記憶になかったが、ほかは細かい部分もかなり覚えている。最終回は1989年だから、そのころには中学生だったが、この番組を熱心に観ていたのは小学生のころで、小学生のころの記憶を同時に思い出しもする。要するに、この番組のまねごとをしてよく遊んでいたのだ。逆に、たけしのほかのいくつもの番組のように、そういえば、改めて思い返し、マニア的に考えることは「たけし城」に関してはなかった。たまたま世界的にウケてしまった内容だったのだが、たけしの出演場面は少なく、たけしの歴史のなかではそこまで重要な番組とは考えていなかったが、配信ということになると、その比重もまた変わってくるのかもしれない。島田洋七の「だるまさんがころんだ」なんかを観ると、「イカゲーム」は「たけし城」にインスパイアされたに違いないという気もするのだがどうだろうか。

 映画も1本。三木聡監督「大怪獣のあとしまつ」をついに観た。去年の公開時に炎上騒ぎがあったことは知っていて、不愉快なものを感じ、炎上の内容はまったく確認する気にはならなかったのが、炎上とは別に、前作の「音量を上げろタコ!」も個人的には不満な内容だったため、(それ以前の三木聡作品はすべて大好きなのだが。)どうも積極的に観たいという気にはならず、劇場公開時には観逃してしまったのだが、いやいや、観てみたらとても面白い。疑問な点があるとすれば、三木聡にしてはロウブロウなギャグが多めなところで、もしかすると、これは公開規模を意識したのだろうか。ロウブロウなギャグもいいのだけど、ハイブロウなギャグで押し切ってくれていたら、そこまで文句は出なかったのかもしれない。映画制作の裏側のことはわからないが、三谷幸喜にしても、映画になるとギャグがロウブロウになる。これだけの豪華キャストで、洒脱なコメディというのは実現しないのだろうか。ふせえりはもちろん、大好きな岩松了、そして、笹野高史、六角精児といった顔ぶれの活躍する場面がもっと観たかったとは思った。

2023年1月2日月曜日

1月2日月曜日/正月はテレビ

◇ ラジオ・テレビ

 朝、目覚めると、つけっぱなしだったラジオから「パンサー向井の#ふらっと」が流れる。番組が始まったタイミングで起きあがる。ラジオはもう通常どおりなのか、TBSラジオだけでなく、ニッポン放送の垣花正の番組も始まっている。

 今日も録画していたテレビ番組をあれこれと。今日はまず、昨日元日に放送された「ブラタモリ×家族に乾杯」から観始める。新年恒例のこの特番、今年は3年ぶりに都内から出て、江ノ島でのロケを行った。神奈川県民としては、なじみのある土地だから嬉しい。今さら知ったが、ここの神社は芸能の神様なのだな。コロナ後、ようやくそれぞれの番組本来のかたちに戻ってみると、どちらもつくづく面白い番組であり、つくづく面白い対比。「家族に乾杯」のウェットな世界はそれだけだと苦手なものでもあるのだが、鶴瓶が江ノ島のひとびとと交流しているあいだに、いっぽうではドライなタモリがゆうゆうと島の名所をめぐっている。タモリは女性アナウンサーとともに行動し、鶴瓶はひとり、面白い出会いを求め、島の坂道を歩きまわっていた。感動させられてしまうのは、その対比のせいだろうか。

◇ 生活

 それにしても、録画残量の確保に時間を奪われ、新年2日目からさっそくだめだ。こんなことをしている間に、またすぐに一年が過ぎてしまう。昨日はツイッターに年賀のDMをいただき、その返信から、今日はやりとりが続く。ブログの更新もひとつ。聴きそびれていた年末のラジオ番組をタイムフリーで聴きながら雑務も。

 夕方から外出。家を出た途端に雨がぽつぽつと降り始める。まず、スーパーで買いものをするつもりでいたが、行ってみると、明日3日まで休みとの貼り紙がしてあった。ほかのスーパーにも行ってみたが、どこも閉まっている。ダイソーは営業していて、ここでいくつかの買いものを、それから、ドラッグストアでは飲みものとプロテインバーを買い、セブンイレブンにも寄り、しかたなく、ここでパンを買っておく。雨はすぐに止んだ。かつやに寄り、味噌たまカツ丼を食べてから帰る。715円から、割引券を利用し、100円引き。


◇ テレビ

 帰宅してからもまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日放送されていたテレビ東京の「新春!お笑い名人寄席」をすぐに観てしまう。新年恒例の演芸番組だが、これも毎年録画はしているものの、録画したままで観ないことになりがちで、去年も観たかどうか覚えていない。司会は東貴博。浅草演芸ホールからの中継で放送されるのだが、かつては生中継だったが、今は事前収録になっている。テツandトモからスタートし、U字工事、サンドウィッチマン、ナイツ、錦鯉、ぺこぱと、ここまでノンストップで演芸が続いた。そのあとはサンド軍とナイツ軍の対決形式になり、東京ホテイソン、ウエストランド、三四郎、わらふぢなるお、お見送り芸人しんいち、それから、コラボ企画がいくつかあり、マギー司郎&桜井日奈子、阿佐ヶ谷姉妹&おぼん・こぼんはともかくとして、ロケット団&成田悠輔のトリオ漫才が異色。そして、テレビ東京の秘蔵映像からなぜかケーシー高峰の名場面が流される時間があり、そのあとは小朝が司会の「美人大喜利」。蝶花楼桃花、藤田ニコル、渡邊美穂、野呂佳代、フワちゃんが並んだ。このメンバーは、ここまでにも浅草演芸ホールの客席に座り、笑っているすがたがときどき映されていたが、ここのコーナーの出演者だったのだ。それから、伯山の講談(「和田平助」を8分で)がきちんとあり、そのつぎはダチョウ俱楽部の時間。過去の名場面が流され、最新の温泉ロケには肥後とジモンのほか、三四郎、かねきよ(新宿カウボーイ)が登場した。そしてまた秘蔵映像から、今度は円楽の高座の映像が流されたが、亡くなる前の高座を流すのがどうもいやだ。秘蔵映像というなら、もっと元気なころの映像を出せばいいのに。この流れで、つぎは三平の高座になるが、円楽の思い出を語る場面が使われ、あとはどれだけカットされてしまったのか、三平の高座はものすごく短かった。演芸の最後は爆笑問題の漫才。楽屋裏での伯山との様子を映す映像も使われていた。番組最後にはサンド軍とナイツ軍の対決の結果が東貴博から発表され、MVPには安めぐみが選ばれた。

 今日はひたすらテレビ。これも今日放送された「さんまのまんま」新春スペシャルを観る。最初のゲストは堂安律。続いて、草彅剛が登場。この番組には31年ぶりの出演、さんまとの共演は7年ぶりになるそうで、そういえば、さんまが「ワルイコあつまれ」に出演したときには草彅はいなかったんだ。ここにあとから、柄本佑、浜辺美波、池松壮亮が加わる。この3人は「シン・仮面ライダー」のプロモーションなんだな。続いては YOASOBI が登場。そこにあとから加わったのは、ヤクルトの高津臣吾監督と村上宗隆だ。さらに、出川哲朗とロッチ中岡のコンビが加わり、さらに今田耕司も登場した。新年恒例、今田耕司の「おすすめ芸人コーナー」は、今年はなんと、高津臣吾、村上宗隆と一緒に観るということになる。出演芸人は、オーサカクレオパトラ、かけおち、cacao、ソマオ・ミートボールという4組。cacao だけは初めて観たが、バットを武器にしようとするコントを野球選手の前でやるのはまずいんじゃないか。かけおちのネタを観て、さんま「今どきの、要するに「M-1」とか観てても、若手の漫才観てても、ああいうバージョンが多いよね。ひとりがしゃべって、ひとりがぜんぶ落としていったりするような感じは、流行りやのかなあと思て。」

◇ 読書・映画

 夜は部屋で読書。今年1冊目の読書は、年またぎで読んでいた浜口庫之助「ハマクラの音楽いろいろ」となった。2016年刊、立東舎文庫。親本は1991年刊。浜口庫之助の自伝的エッセイ。亡くなった翌年に出た本なのだが、そうか、平成までご存命だったんだな。なにしろ、多くのヒット曲は自分にとっては親の世代の曲ばかり。本人をテレビで観たような記憶もないが、しかし、「人生いろいろ」(1987)のヒットだけはリアルタイムで知っている。妻の浜口眞弓(渚まゆみ)によるあとがきには、浜口庫之助が「音楽について書いた最初で最後の本」と書いてあるが、亡くなる前に少しずつ書きためていた原稿をまとめて本にしたようで、音楽以外のことも多く書かれている。それこそ、二度目の結婚である27歳下の妻のこと、娘のことが後半は中心で、音楽について書いた本という感じの本ではないのだが、そのぶん、音楽的なことは輪島裕介による文庫解説に補足されている。

 深夜、朝までにアマゾンプライムで映画を1本。山中貞雄監督「人情紙風船」を観た。これもようやく観たという映画で、たしか、細野晴臣、山下達郎もフェイバリットにあげていたはずだ。天才と呼ばれる山中貞雄のたった3本の残された映画のうちのひとつ。アマゾンプライムのおかげで、この3本をすべて観ることができた。

2022年12月28日水曜日

12月28日水曜日/作家としての大鶴義丹

◇ テレビ

 朝、ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、録画していたテレビ番組をあれこれと。「明石家サンタ」は今年はクリスマスイブではなく、25日深夜の放送だった。「お笑い向上委員会」で選ばれたネルソンズ岸も電話出演。しかし、ここで改めてしゃべるのではなく、「向上委員会」でしゃべった映像を流し、ここでは商品を選ぶだけだった。いや、しかし、この番組が求めている不幸な話は内容よりも話術が肝なのに、同じ話だからって映像を流すだけなのはちょっと違うんじゃないか。

 「徹子の部屋」も3日分。月曜は松原智恵子がゲスト。今年2月に亡くなったという夫は黒木純一郎というジャーナリストで、有名なひとなのかわからないが、瀬戸内寂聴の本などを手がけていたそうだ。昨日火曜は山村紅葉がゲスト。西村京太郎追悼の回だった。そして、今日はタモリがゲスト。昨年末はひさしぶりの出演だったが、これで年末恒例のタモリの出演は本格的に復活か。最後に「来年はどんな年になりますかね?」と訊かれたタモリ、「誰も予測できないですよね、これはねえ。でもなんていうかな…、新しい戦前になるんじゃないですかね。」

 そのほか、観そびれていた「太田上田」(ゲスト・古舘伊知郎)を2週分、それから、「A-Studio+」も2週分(ゲスト・かまいたち、神田伯山)まとめて観たりなど。

 ブログをなんとか更新して、夕方、やや暗くなってから外出する。かつやに入り、遅めの昼食。味噌たまカツ丼を食べた。割引券を利用し、715円から100円引き。それから、ドトールに入り、読書をしていく。ブレンドは250円になったのか。一部の店舗だけかと思っていたら、みんな、この値段になっちゃったんだな。


◇ 読書

 夜に帰宅してからも読書を続け、大鶴義丹「女優」を読み終えた。2022年刊、集英社。今年読んだ本のなかで、今年に発売された本はこの1冊だけかもしれない。何年か前に、大鶴義丹の「昭和ギタン」という自伝的な小説を読んだら、これがべらぼうに面白く、なにしろ、唐十郎と李麗仙の息子であるから、その育った環境はすさまじく特殊なものなのだが、それを描く筆致にも惹かれ、大鶴義丹はやっぱり優れた作家なんだと認識するようになった。今作については大鶴義丹が「徹子の部屋」に出演した際にも語られていたが、母・李麗仙をモデルにした小説だというので、「昭和ギタン」を面白く読んだものとしては、これもぜひ読みたいと思っていた。初出は「すばる」の連載だが、奇しくも、この連載中に李麗仙は亡くなっている。しかし、読んでみると、思いのほか、フィクションの度合いが強く、主人公の母はたしかに李麗仙を思わせる経歴の老女優なのだが、主人公は小劇場の主宰者であり、五十代になってもバイトをしながら演劇を続けているような人物だ。「女優」というタイトルが指しているのは、母だけではおそらくない。母の物語でもあるのだが、むしろ、この小説は小劇場内幕モノのような面が強くないだろうか。大鶴義丹本人は若くしてテレビドラマで活躍したが、ここに描かれているような小劇場の世界を横目で見ていたということか。いや、現在の大鶴義丹は、新宿梁山泊に出演し、幼少期を過ごしたアングラ演劇の環境に回帰している。小説のなかには演劇論もかなり含まれていて、これは大鶴義丹の演劇への熱の表れではないだろうか。

◇ ラジオ・雑誌・ポッドキャスト

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴いた。先週はずっと、ラジオで「M-1」の話題がよく出るので、そのチェックに忙しかった。この日はまず、14時台にはトレンディエンジェルがゲスト。今年は「キングオブコント」にも出場したそうで、準々決勝まで残っていたというのはぜんぜん知らなかった。そして、15時台には山田邦子が電話出演した。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」には年末恒例の「顔面相似形」が載っていた。ご時世的に、いつまで続けるのだろうかと心配になる企画だが、しかし、あいかわらずの馬鹿馬鹿しさで、ギリヤーク尼ヶ崎と工藤静香を並べた写真には笑ってしまった。そのほか、能町みね子の連載では「M-1」の山田邦子の評価について。ますだおかだ増田のラジオ番組のなかで、西川のりおが山田邦子について発言していたことは知らなかった。「新・家の履歴書」にはマキタスポーツさんが登場。「マキタ学級大文化祭」による借金を返済するため、ラブホテルでバイトしていた時期のことも語られていたが、そのバイトがBBゴローの紹介だったというのは知らなかった。その時期は、サンドウィッチマンが優勝したころだったか。マキタさんの経歴をたどるなかで、「東京ポッド許可局」についてはなぜか触れられていなかった。後半のページにはラジオ特集がたっぷりとあり、しかし、これはいっぺんには読みきれない。

 Spotify のポッドキャストで、ツイッターから見つけた「エッセンシャルラジオ」という番組を聴いた。「ブックオフ大学」についてしゃべっているというので、しっかりと聴いてしまったが、好意的に読んでくれているようでとてもありがたい。


2022年11月25日金曜日

11月25日金曜日/「九八とゲイブル」


◇ 新宿・神保町

 今日も朝から都内に。早い時間に昼食になってしまい、新宿西口、よもだそばに入り、朝カレー定食を食べた。430円。ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をする。夕方には神保町に移動。地下鉄から外に出ると、すっかり日が暮れていた。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンをひとつ買って食べておく。

 神保町にやってきたのは映画を観るため。神保町シアターを初めて利用する。このすぐ近くまではしょっちゅうきているのだけれども、今まで一度も入ったことがなかった。2階は吉本の劇場だが、こちらにも入ったことがなく、1階の窓口は、吉本のチケット売り場と隣り合わせになっている。お目当ては「辛口喜劇のススメ」という特集、タモリが出演する「九八とゲイブル」という映画を観ておきたかった。以前、「したまちコメディ映画祭」でも上映されたのだが、なにかで都合がつかず、そのときは観そこねてしまった。劇場のツイッターを確認していると、チケットが完売する心配はなさそうだったが、念のため、上映時間よりもだいぶ早くやってきて、無事に購入する。整理番号は23番だった。





 すずらん通りに出て、ドトールに入り、時間をつなぐ。昼食が早かったから、腹が減り、ジャーマンドックを食べる。しばらく読書をするが、東京堂に寄りたくなり、早めに店を出た。ついでに、ダイソーにも寄り、消耗品を買っておく。

◇ 映画

 19時を過ぎ、神保町シアターに戻る。「九八とゲイブル」は19時15分の回。ロビーは入場を待つ客でいっぱいになっている。壁に貼られた飾りつけを、さっき、客がまだ誰もいないときに写真に撮っておいたが、この上映後には貼り替えられるというので、先に撮っておいてよかった。整理番号23番だが、客席に入ってみると、観やすそうな席はおおむね埋まってしまい、最前列が空いていたので、最前列の真ん中に席に座った。客席は次第にいっぱいになっていったが、なんと、寒空はだかさんがいらっしゃるのには驚いた。小西康陽が名画座でよく見かけていた寒空はだかを誰なんだろうと気になっていたというのは話としては聞くものの、本当にいらっしゃるんだ。席を探しながら、すぐ目の前を横切っていったのだが、やがて、戻ってきて、自分の隣りの席に座ったのでさらに驚いた。寒空はだかさんと並んで観るタモリの映画というのはいい体験だ。はだかさんはガラケーをいじり、上映前にはカバンからスリッパを取り出し、それに履き替えた。

 さて、映画だが、まず、最前列に座ってしまったのはやや失敗だった。わりと新しめの劇場だから、最前列でも観やすく設計されているのではと勝手に思ってしまったが、最前列はスクリーンが近く、とても観にくかった。劇場を知らないからこんなはめになるが、はだかさんが隣りに座らなかったらもっと後悔していただろう。映画は1978年公開、原作は井上ひさし、監督は瀬川昌治。オープニングに「面白グループ」のクレジットがあり、ギャグの部分を担当している。浅草芸人の物語なのだが、愛川欽也がドサまわり先で出会ったタモリとコンビを組み、浅草の舞台に立つようになる。ここでタモリが当時のネタを多数披露しているのだが、しかし、主役はあくまでも愛川欽也で、愛川欽也にはラブシーンもあった。ピンク・レディーや山口百恵の曲が流れ、その時代かと意識させられるが、同時代のテレビよりも、おそらく、映画界のほうがはるかに古めかしいのではないだろうか。警察との追いかけっこになるクライマックス、愛川欽也とタモリがチャップリンの扮装をして逃げる場面があるが、そこでチャップリンらしい芸をやるわけでもなく、タモリは寺山修司のものまねや君が代の替え歌をやってみせる。終始、ギャグの感覚がちぐはぐに感じられる映画だった。ソフト化されないのは精神病院という設定がネックになっているせいか。三木のり平が出演しているのも楽しいのだが、財津一郎が可笑しかった。踊り子役のあき竹城は迫力のヌードを見せている。赤塚不二夫も少し出演。上映が終わっても、隣りの席のはだかさんは席を立たずにメモをとっていた。

◇ 読書

 帰りの電車で、立川談志「談志名跡問答」を読み終えた。2012年刊、扶桑社。この本も「談志まつり」の日から読み始めていた。大半は「en-taxi」で連載されていた福田和也によるインタビュー(福田和也もかなりしゃべるのだが)、そのほか、「en-taxi」に掲載された対談やエッセイが集められている。雑誌掲載時におおむね読んでいるはずだが、談志師匠の最晩年の考えを再確認できる。著者名には、本当は、福田和也、石原慎太郎、立川談春の名も並べられているのだが、これはどうもバランスが悪い。どういう気の遣いかたなんだろうか。巻末には、石原慎太郎、福田和也の追悼文も収められている。石原慎太郎の追悼文は「正論」に掲載されたもので、雑誌掲載時にも読んだが、忘れている部分も多く、改めて素晴らしい追悼文だと思った。そのあとに福田和也の追悼文を読まなければならないのが情けない。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・ジェジュン)を観て、ラジオを聴きながら深夜1時前に眠る。

2022年11月5日土曜日

11月5日土曜日/「エルピス」が面白い



◇ 芝浦

 朝から都内に。まず、九段下のほうに用があり、それから、芝浦に移動。田町まで歩き、まだ午前中だったが、すき家に入り、豚かば焼き丼を食べた。580円。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクも買って飲んでおく。ベローチェに入り、ひと休み。今日は時間があるから、読書がたくさんできそうだと思っていたが、神経がひどく疲れている。Spotify で、ぼんやりとしばらく音楽を聴いていた。いつの間にか、あがた森魚のアルバムが多数配信されるようになっていた。初めて聴くものばかりだが、カバー曲がいくつもあるのが気になり、小泉今日子「快盗ルビイ」、松田聖子「風立ちぬ」、中森明菜「禁区」を聴いてみると、それぞれ面白い。読書は1時間もできなかった。





 田町から泉岳寺まで歩き、京浜急行の快速で帰ってくる。眠くてしかたがない。寄り道せず、昼過ぎにはもう、うちに帰ってきてしまった。

◇ テレビ

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」を観ると、「子ども記者会見」のコーナーにリリー・フランキーが登場していた。香取慎吾とは、草彅剛と一緒にやっていたラジオ番組の構成作家だったという関係なんだそうで、そういえば、リリー・フランキーはもともとはそういう仕事をしているひとだった。かつて、リリー・フランキーが「真剣10代しゃべり場」に出たときのことを強烈に覚えているのだが、この場でも、不思議なくらいに子どもたちをすっと惹き込んでしまう。「ほんとにひとが死ぬときってのは、誰も思い出さなくなったとき。」と、永六輔と同じようなことを言うのだが、案外、永六輔のような存在になっていくのかもしれないな。あるいは、野坂昭如とか。

 昨夜の「タモリ俱楽部」は「ナレーター基礎講座」という企画。服部伴蔵門、小坂由里子というプロのナレーターが出演し、そのテクニックに迫るというもので、これは面白かった。麻布十番のアオイスタジオというところでの収録だったのだが、冒頭、タモリが、はっぴいえんどのファーストアルバムが録音された歴史あるスタジオだと紹介する。そのほか、「ネタパレ」と「A-Studio+」(ゲスト・三谷幸喜)も。火曜の「アンタウォッチマン」は「2017年のジェラードン」という特集。来週は吉川晃司SPだそうで、いよいよなんだかよくわからない番組になってきた。

 今朝の「週刊フジテレビ批評」では、恒例の「秋ドラマ辛口放談」があり、梅田恵子、吉田潮、木村隆志、大島育宙が出演。4人全員が「silent」を絶賛し、3人が「エルピス」を評価する。こうなるともう、これは観るべきだろうと、深夜に TVer で、ついに「エルピス」の第1話、第2話を続けて観てしまった。第1話がまだ配信されていてありがたい。第1話は配信され続けられるようだが、第2話は一週間で終わってしまうから、今のうちにまとめて観てしまうのがいいだろうと思った。第1話は15分拡大の放送だったようだが、TVer ならば、2話合わせて2時間弱。評判どおり、観始めるととても面白く、ゆるむところがまったくない。テレビ局を舞台に、業界裏幕モノのようなミーハー的な興味を惹きつつ、冤罪というハードなテーマにもっていく。この手腕は見事としか言いようがない。マスコミの現状に対して、じつに批評的であり、はっきりと反権力的。麻生太郎のような人物も登場する。安倍晋三の映像が配信では静止画になっていることは「フジテレビ批評」で大島育宙がしゃべっていたが、(映像の権利の問題だろうが、)それを見越したうえで、めいっぱい挑戦している。なにより、それを軽やかに、俳優たちの素晴らしい演技とともに、すこぶる面白いドラマとして描いている。「仮面ライダー BLACK SUN」とも共通するものを感じるが、ニュースや情報番組ではできない戦いが、フィクションならばできるということが示されているようで、ふつふつと興奮させられるものがあった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...