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2023年5月12日金曜日

5月12日金曜日/パントマイムやダンス

◇ テレビ

 昨夜は朝までにブログをもうひとつ更新し、早朝から眠った。神奈川近代文学館の小津安二郎展に行きたいと考えていたが、今日はやっぱりやめる。午前中にもブログの更新をひとつ。

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「スナックバイト芸人」。ヒコロヒー、ガンバレルーヤよしこ、相席スタートケイさん、椿鬼奴、バービー、納言みゆき、川村エミコ、まちゃまちゃ、小出真保が出演した。小出真保はスナック玉ちゃんで働いていたのだね。

 昨夜の「トンツカタン森本&フワちゃんの Thursday Night Show」は「日本の名曲を世界に届けたい!」という新企画。アイクぬわら、ものまね芸人の美川憲二が登場し、「さそり座の女」を英訳する。最後にこの曲の英訳バージョンを外国人に聴いてもらうのだが、そのひとりが「ガロ」の表紙がプリントされたTシャツを着ていたのが気になった。フィリップというひと、以前もこの番組に出たことがあったかな。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。オープニングでは、月曜に開催された右朝の二十三回忌追善公演の話をしていた。12時台はポカスカジャンがゲスト。午後にまた、ブログの更新をもうひとつ。

 今日の「徹子の部屋」も録画をすぐに観る。ゲストはが~まるちょば。昔、黒柳徹子が、目を寄り目にして、左から右に動いているように見せる芸をテレビでやっていたんだそうで、それを小学校のときに観て、真似をしたという。徹子さんもそれをやったことを覚えていた。パントマイムの実演をやってみせると、徹子さんはとても無邪気に反応してみせる。パントマイムとジェスチャーの違いを訊かれ、ないものをあるように見せるのがパントマイムだと思われているが、ここに壁があるということを表すだけだったらジェスチャーだが、しかし、壁を前にしたこのひとがどういった気持ちの動きをもって壁の前に立っているかを伝えるのがパントマイムなのだと説明をしていた。いや、そうかなあ、この説明はどうも納得しづらいものがある。欧米とアジアの観客の違いなんかは実演者ならではで、欧米の観客は自己表現が大きく、盛りあがってくれるが、アジアの観客は細かいところまで気がついてくれ、伏線を理解してくれるという違いがあるようだ。それから、オリンピック開会式のピクトグラムのパフォーマンスの裏話も。このパフォーマンスを構成して作っている段階では、有観客か無観客かもわからなかったのだ。が~まるちょばは演じているだけでなく、カメラの撮影もしていたんだな。開会式の中継にはなかった別アングルの映像もこの番組では流された。

 夕方、買いものに出る。帰りに、近所のセブンイレブンの様子が変わっていることに気がつき、窓にブラインドがかかっていて、そういえば、ポスターもなにもなく、看板もなくなっている。確認したくなり、近づいてみたら、改装になるとの貼り紙があった。今日の15時に閉店したようで、まだ閉店した直後だ。6月1日に再オープンするようだ。30分程度で帰宅する。少し歩いたら、急に腹が減った。

 夜も録画していたテレビ番組をあれこれと。録りためたまま、ずっと観そびれていた「週刊ダウ通信」にようやく手をつける。4月17日放送、第3回から観ていなかった。この回は、ココ・シャネルになりたいという忽那の休日に密着する。4月24日放送、第4回は、蓮見がギャルとコントをやりたいという企画。初回に放送された企画の続きだが、ツイッターでの投票が90%を超えないとお蔵入りになるルールが、ここで初めて実践され、結果は、無事に90パーセントを超え、オンエアになっていた。しかし、このルールは面白いのかよくわからない。5月1日放送、第5回は、前週に引き続き、蓮見とギャルの漫才。それと、上原が VTuber になり、普段言えないことを言いたいという企画。5月8日放送も、上原が VTuber になりたい企画の続き。これは早送りしたが、ツイッターの投票はどうなったんだろう。

 これも録りためているだけで観ていなかった「ジェシカ美術部」もまとめて観ていく。4月11日放送、第2回は、初回のボディペインティングの続き。夢屋まさるの「パンケーキ食べたい」をいじる場面があったが、この番組、エンドクレジットを観ると、企画構成に夢屋まさるの名があるんだ。4月18日放送、第3回は、第2回までに学んだことを活かし、ボディペイントアートに挑戦。こういうペースで進んでいく番組なのかとだんだんわかってきた。4月25日放送、第4回も観ると、まだボディペインティングをやっている。5月2日放送、第5回はようやく別のアーティストに替わり、立体造形アートの濱田有美というひとが登場した。5月9日放送、第6回もその続き。

 NHKで放送中の「Live 君の声が聴きたい」も追っかけ再生で観てしまう。まずはいきなり、imase というひとの歌から始まった。「君の声が聴きたい」というこの番組を観るのは初めてで、わからないことが多かったのだが、プロジェクトメンバーとして、内村光良、広瀬アリス、木村佳乃、松村北斗、パンサーの3人が出演していた。録画したのは新しい学校のリーダーズの出演を観たかったからなのだが、新しい学校のリーダーズは2組目にすぐに登場した。2組目からは紹介VTR、トークもあった。「オトナブルー」と「Suki Lie」の2曲を披露したのだが、「オトナブルー」では、ウッチャンもダンスに巻き込んだ。これ、リハーサルはしたんだろうか。還暦近いのにこんなに踊れるウッチャンは、今のお笑い界のなかではやっぱり貴重な存在だ。

 Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のゲストコーナーを順に聴いていく。火曜のゲストは小泉今日子。プロデュースする舞台のプロモーションだったが、後半には社会的な話題にもなった。水曜のゲストは掟ポルシェ、木曜のゲストは真空ジェシカ。ポッドキャストをいろいろと聴きながら、23時頃には眠る。

2022年12月26日月曜日

12月26日月曜日/善玉と悪玉





◇ 飯田橋・門前仲町

 今日も朝から都内に。寒い。飯田橋から江戸川橋のほうまで歩き、途中、神社に寄り道したり、双葉社の近くを通ったりした。昼は門前仲町に移動。吉野家に入り、牛すき鍋膳を食べたいと思っていたのだが、もう終わってしまったのか。確認せずに入って失敗した。しかたがなく、さほど食べたくもなかった肉だく牛カレーを食べた。679円。


◇ 読書

 夕方には東陽町にたどりつき、ベローチェに入り、ひと休み。なにか食べたかったが、パンは売り切れていた。スマホの充電をしながら、しばらく読書をする。石戸諭「東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で」を読み終えた。2021年刊、毎日新聞社。「サンデー毎日」の連載をまとめた本だが、これは連載中にも何度か読んでいて、本になったら読みたいと思っていた。石戸諭という書き手をいつから意識し始めたか、はっきりと覚えているのは「ニューズウィーク日本版」の百田尚樹特集だが、その後、やはり「ニューズウィーク日本版」で連載していた「本好きにささげるホメない書評」のなかで、武田砂鉄さんの本を批判していたのがとても印象に残っている。今、いちばん信頼できる書き手のひとりという認識。「サンデー毎日」の連載は、2020年4月から2021年10月まで。当初は、1964年の東京オリンピックと比較した、2020年の東京を切りとったルポルタージュになるはずだった。取材対象となるのは、本屋、劇場、ライブハウス、飲食店、ホストクラブ、ゲイバー、永田町、自粛警察ユーチューバーなどなど。有名無名の人物が登場し、高知東生や東ちづる、佐野元春を取材している回もあるのだが、目次にはそんなことは書かれていない。終盤はもちろん、オリンピックの東京が描写されていく。パラリンピックのブラインドサッカー、そして、東ちづるが掲げる「まぜこぜ」のあたりには特に揺れ動かされるものがあった。

 東陽町から東西線に乗り、渋谷経由で帰るが、乗り換える前に、あまりにも腹が減り、宮益坂下の富士そばに駆け込んだ。新肉骨茶そばを食べる。630円。以前に食べた記憶よりも辛く、くちびるが痺れる。店内にはなぜかホフディランのポスターが貼ってあった。


◇ テレビ

 うっかりしていたが、先週の「エルピス」を観なければと思っていたのに忘れていた。昨夜、途中まで観たところで眠くなり、中断したんだった。帰宅してからでは TVer の視聴終了に間に合わず、やむを得ず、スマホに TVer のアプリを今さら入れて、電車内で観ていく。第9話終盤に最大の盛りあがりがあり、これは観逃してはまずかった。岡部たかしという俳優をこのドラマを観るまで知らなかったが、序盤は、パワハラやセクハラばかりのいやな上司の役だと思わされていたが、単純な人物造形ではなかった。これが連続ドラマの妙だ。週刊誌の編集長役、マキタスポーツさんも活躍する。マキタさんは岡部たかしと顔のタイプがどうも似ている。終盤の不穏な音響には、音楽を担当する大友良英の存在を初めて感じた。そして、夜遅くに帰宅し、TVer で、「エルピス」の最終回を深夜に観てしまう。実在の複数の事件から着想を得ていることについて、批判的な意見もちらほら目にしていたが、しかし、連続ドラマは最終回を待たねば、正確な分析はやっぱりできないのではないか。前週、第9話の「善玉と悪玉」が効いている。そして、「希望、あるいは災い」の意味が最後になって響いた。大根監督は牛丼が好きだなあと思った。

 そのほか、録画していた土曜の「Nキャス」をようやく。ゼレンスキーの歴史的演説をきちんと観ておきたかった。それから、あき竹城の訃報も。それから、Spotify で「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の、聴きそびれていた先週木曜の回を聴いた。ヒコロヒーがパートナー。「紳士交遊録」のコーナーでは、みうらじゅんが大森貝塚について語った。この日の放送のあと、みうらじゅん賞が土曜に発表されたということもわかり、それもツイッターで確認した。

2022年10月19日水曜日

10月19日水曜日/眠れない



◇ 赤坂・新橋

 あまりよく眠れないまま、朝、ブログの更新をひとつ。午前中、録画していたテレビ番組をいくつか観て、「ビバリー昼ズ」のオープニングだけ聴き、正午前から外出する。ここ数日はやや暖かかったが、今日はだいぶ涼しい。都内まで。赤坂に出て、まず、昼食。大阪マドラスカレーという店に入り、中盛りを食べる。880円。その後、夕方には有楽町に移動し、新橋まで歩いた。新橋の駅前では物産展を開催していて、その横では右翼が演説していた。



◇ 大森

 京浜東北線に乗り、大森に移動。西友のブックオフに寄っていく。文芸誌の最新号がごっそりとあり、これはすべて買う。「文學界」「新潮」「すばる」「三田文學」「悲劇喜劇」が各320円、そのほか、110円の文庫本を2冊、220円の単行本を1冊。駅前のベローチェに寄り、ひと休み。以前、このベローチェを探しても場所がわからなかったが、地図を勘違いして見ていたようだ。駅前からちょっと外れたところにある。スマホの充電をしながら、しばらく読書していく。

 隈研吾・清野由美「変われ!東京」を読み終えた。2020年刊、集英社新書。このコンビによる対談形式の都市論の第3弾。オリンピックに合わせた刊行であり、あとがきにも書かれているように、過去の2冊では批評者だった隈研吾が、この時期には当事者になっている。しかし、ここで語られているものは、矢来町のシェアハウスだったり、吉祥寺のハモニカ横丁だ。洋光台の団地の話が出てきたのも面白かった。

 夜遅くに帰宅し、いったん、2時間ぐらい眠ってから、深夜に録画していた「徹子の部屋」を観る。ゲストは原由子。意外や、この番組は初登場だと。「ザ・ベストテン」のころに、桑田佳祐の鼻歌を原由子が譜面にしていた場面を黒柳徹子が目撃したという話をしていたが、これは番組本番中の話なんだろうか。テレビを観ながら雑務を片づけていたが、くしゃみと鼻水がひどくなる。睡眠不足だろうか。ツイッターを開き、仲本工事が亡くなったことを知った。23時過ぎに出ていた訃報を知ったのは、深夜3時近くだった。テレビの内容があたまに入ってこなくなる。ポッドキャストを聴きながら眠ろうとするが、眠れない。

2022年2月26日土曜日

2月26日土曜日/東葛スポーツ



◇ 芝浦・北千住

 深夜から眠らず、朝から都内に。まず、東京駅に出るが、まるで迷宮のような大手町の地下にもずいぶん慣れて、地図を確認せずに、すいすい進めるようになった。その後、昼には芝浦のほうまで行くことになり、ゆで太郎に入り、たこ玉丼セットという食べたことのないものを食べた。690円。午後は夕方まで用事があるはずだったが、それが予想外に早く片づき、非常に助かった。夜は演劇を観るからだ。北千住に移動し、スマホを充電できる店はどこかにないかと探しまわり、マクドナルドに入る。ホットコーヒー1杯を、1時間ぐらいかけて飲んだ。



◇ 演劇

 丸井の上階、シアター1010 稽古場1で、東葛スポーツ「保健所番号13221」を観た。18時開演、15分前ぐらいに着いただろうか。当日精算、3000円。トイレに入ろうとすると、受付のすぐそばにあるトイレは使えないようで、ロビーのトイレを案内された。いったん、席に荷物を置いてから外に出る。舞台を囲むように、コの字型に椅子が並べられた客席。いつもこのかたちだが、上手側の席に着く。開演前にスクリーンに映されていたのは、市川崑監督の「東京オリンピック」だろうか。開演すると、鉄道の映像から静かに始まった。京成金町線だったのか、運転席の前方を映した映像はゆっくりと進み、金町駅に到着したかと思うと、なんと、金山寿甲がステージに登場し、金山のラップから始まった。俳優として、よその劇団に客演などしているのは知っていたが、東葛スポーツで自らラップするのは初めてだろうか。初日に観たいとうせいこうが「私小説味」とツイートしていたのを目にしたが、なるほど、金町は金山の地元であり、金山の出演は冒頭のみだったが、今回は金山自身の物語というわけか。自身がコロナ陽性となったこと、あるいは、岸田賞の選評に対する皮肉には笑わされたが、笑いに包まれながらも、作家の苦悩がかなり吐露されている。そして、今までもしつこく題材にしてきた東京オリンピックだが、昨夏の公演が中止になったぶん、ネタはそうとう熟成されていたんじゃないだろうか。痛烈さは毎度のことだが、いつにも増して、今作は密度が濃いと思った。90分弱、ゆるむところなく、ずっと面白かった。出演者は5名、テニスコートの神谷圭介、ラブレターズ塚本、ナイロンの菊池明明、青年団の名古屋愛、xiangyu。xiangyu という若い女性を知らなかったが、ひとりだけラップがだんとつに上手いので、このひとは本職かなと思った。

 開演前、スマホの電源を律儀に切ったら、バッテリーが一気に残り少なくなってしまった。さっきのマクドナルドで、また充電してから帰ろうと思うが、ホットコーヒーとスパチキを注文し、つぎは自分の番だと思って待っていると、スマホを見ながらやってくる若者がちらほら。モバイルオーダーというのがあって、そいつらが順番に割り込んでくる。どうも不公平なシステムだ。自分のホットコーヒーだけが先にカウンターに置いてあるのがわかったが、外に面した店舗なのに、カウンターに置きっぱなしにしてたら冷めちゃうじゃないか。ようやく自分の品物を受けとり、スマホの充電をする。xiangyu のことを検索し、Spotify で楽曲を見つけて、さっそく聴いてみた。「シャンユー」と読むこともわかった。


 北千住から千代田線、明治神宮前から副都心線に乗り換え、東横線で帰ってくる。夜遅くに帰宅し、録画していた「Nキャス」で、ウクライナのニュースを観た。映像で改めて観ると、こんな現実があるのかと呆然とさせられる。ウクライナのゼレンスキー大統領が元コメディアンだということも、ここで初めて知った。それ以外にも不可解なニュースがいくつかあり、大和市の子どもを殺害した母親の事件が痛ましいが、代理ミュンヒハウゼン症候群というのが気になる。愛すべき「ほらふき男爵」の名が、こんなネガティブなものに名付けられるのはいやだな。

 タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、塙さんの YouTube の企画で、あの高峰コダマ師匠の自宅を訪ねたそうで、話を聴いているだけでもこれは面白い。しかし、YouTube を観る習慣がなかなか作れず、観るべきものはいろいろあるのに悩ましい。「常連さん」は、丸山ゴンザレスが初登場。海外の情報に強い丸山ゴンザレスがこのタイミングで登場し、地政学的な話をしていたのはよかった。10時台には、月イチの毒蝮さんのコーナーがあり、今月はスタジオに出演した。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を指し、深夜2時過ぎに眠る。

2022年1月1日土曜日

1月1日土曜日/元日

◇ 元日

 早朝にいったん目覚め、ラジオをつけると、「木梨の会」を放送している。聴きながら、もう少し眠りなおす。ラジオは通常どおりなのかと思うと、「ナイツのちゃきちゃき大放送」は休みで、駅伝を放送していた。元日はまず、ブログの更新から。日付順はまだあとまわしにして、新年のごあいさつを先にする。ツイッターに年賀のDMをわずかにいただき、その返信もしていた。

◇ テレビ

 録画していた「紅白歌合戦」を、今回は特に期待していた箇所もなく、ざっと早まわしで観た。ここ数年と比べると、極端なくらいに、ずいぶんバラエティ色が薄められている。お笑い芸人を排除しているのかと思うくらいだったが、裏では「笑う大晦日」をやっていた影響もあるのだろうか。司会は大泉洋と川口春奈。審査員では、三谷幸喜、小池栄子がお笑い要員のようになっていた。前半の最後には、五輪開会式の劇団ひとりのシーンの再現から「マツケンサンバ」につなぐ流れがあり、さらには、パラリンピックのパフォーマーたちも登場していた。この演出家は誰なのだろう。劇団ひとりの登場が、今回、ほぼ唯一のバラエティタレントで、これは大泉洋との関係もあるだろうか。後半は「ドラクエ」のテーマ曲から始まり、すぎやまこういち追悼の意味もあるからこれはいいとは思うが、今回の「紅白」は、なんだか五輪開会式のやりなおしのようなことをいちいちやっている。開会式の演出をさんざん模倣しながら、あとに登場した Perfume の振り付けには、MIKIKO の名がクレジットされていた。バラエティタレントはぜんぜん出ないのかと思っていると、三山ひろしのけん玉企画には、ぺこぱが参加していた。このけん玉も何年続いているのか知らないが、かつての小林幸子の衣装のように、「紅白」内だけで盛りあがる恒例企画になっている。中村佳穂とミレニアム・パレードの登場は、数少ない期待していた箇所だったが、このあたりから番組の流れもよくなってきたようで、そうなると単純なもので、どれもこれも面白く感じられていった。五輪の演出以外は、今がいつの時代かわからないような場面も多いが、藤井風、YOASOBI と続くあたりはさすがに今っぽい。とはいえ、鈴木雅之の「め組のひと」に、佐藤善雄と桑野信義が参加しているのなども前のめりに観てしまうのだが、薬師丸ひろ子の「Woman"Wの悲劇"より」に松任谷正隆がピアノで参加したりなど、新しい曲、新しいアーティストばかりが今の時代の反映ではない。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」には、KREVA、MIYAVI が参加していて、これなんかは本当に浅はかな今っぽさの演出なのだが、氷川きよしは美空ひばりの「歌は我が命」を歌い、この歌は知らなかったが、ここには現在の氷川きよしが溢れている。しかし、さだまさしの出演などは、どう解釈していいのかよくわからない。終盤、布袋寅泰、MISIA のステージにも、もちろん、オリパラをからめた演出があり、いつの間にやら国民的歌手のような扱いの MISIA だが、最後は藤井風とのコラボになった。これが最新の「紅白」だ。今回は、紅組白組の組分けは関係なしに進行していたが、結局、最後には紅組の勝利を発表するのだから、なんのために組分けがないかのような進行をしていたのかも意味がわからなかった。舞台転換中のスタッフのすがたを、おかまいなしに映している場面が多いのも気になったが、これも今までの「紅白」ではなかったんじゃないか。

 午後にラジオをつけると、「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は通常どおりに放送していた。14時台は、U字工事がゲスト。聴きながらオンライン将棋を指し、梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。そのあとは、部屋で読書をし、眠くなり、昼寝をした。こうしていると、元日という感じがなんだかまったくない。今年もまた、外出しない元日になるが、しかし、部屋でなにをしたらいいのか、どうも定まらない。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 79人に。

 外出しないでいると、正月はテレビだけで感じるということになるが、今年は「笑点」の正月特番を観た。毎年、この正月特番は観ていないのだが、今年は新メンバーの発表があるというので、まんまと観るはめになった。毎年恒例の綾瀬はるかが司会をする大喜利を初めて観た。それから、「ヒルナンデス」とのコラボ大喜利、女性ゲストを迎えた振袖大喜利、上方落語家との東西大喜利と続く。演芸は、ナイツの漫才と、玉川太福と一緒に城島茂が浪曲に挑戦する特別企画があった。そして、最後に新メンバーが発表される。新メンバーは桂宮治。いざ発表となると、ずいぶんあっさりとした発表だと思うものだったが、引っぱるような知名度ではないから、そりゃそうだろう。大本命の抜擢で、落語ファンならば驚きはないだろうが、紹介VTRがしっかりとあり、それからなんと、顔を売るために日本テレビの各番組にこれから出演するという。

 年明けすぐに放送された「おもしろ荘」も観る。出演順に、ブラゴーリ、ハナイチゴ、三匹、ゆめちゃん、あっぱれ婦人会、ニュートンズ、マリーマリー、チカトプライド、スナフキンズ、ぱーてぃーちゃんという10組。うわさのあっぱれ婦人会を初めて観ることができた。男女コンビのハナイチゴ、半魚人と人魚のコントをやった三匹が面白かったが、結果は、3位はブラゴーリ、2位はニュートンズ、優勝はゆめちゃんになる。ゆめちゃんは「ネタパレ」でも観ていて、ブルゾンちえみに似ていると思っていたが、それは出川が指摘していた。この番組で不思議とハマってしまったパターンか。今年は歌謡祭という企画もあり、このコーナーには、ねこ屋敷、シマッシュレコード、衝撃デリバリー、片倉ブリザードが出演した。歌謡祭はシマッシュレコードが優勝する。

◇ 音楽

 昨日、爆笑問題の音楽番組を聴いてから、泰葉の「フライディ・チャイナタウン」が気になり、Spotify で、ふと、「Flyday Chinatown」で検索してみると、この曲をネタに海外のラッパーがラップしている曲なんかが配信されている。すごい現象になっているものだが、サンプリングネタでは、泰葉には印税は入らないだろう。泰葉のホンモノの「フライディ・チャイナタウン」はなぜか配信されていない。YouTube でも検索してみると、藤井風が「フライディ・チャイナタウン」をカバーしている動画があった。


 Spotify で、MELODY KOGA さんの新譜「Fruits」も聴いた。大晦日に聴こうと思っていて、聴きそびれてしまった。3年前までは、大晦日は 毎年、MELODY KOGA さんの年越しライブに行っていたのだ。なんと、去年は4枚もアルバムを作っていて、年の瀬にこのニューリリースを見つけ、なんて精力的なのかと驚かされた。

2021年12月31日金曜日

2021年の十大事件

 

 1位:ブログを1年以上休まずに続けられた!

 2位:メガネを変えた!(2月2日

 3位:(このブログには書いてないことが3位。)

 4位:毎日録画チェックをしていた「グッとラック!」が終了し、生活リズムが変わった!(3月26日

 5位:東京オリンピック開会式の開催中、その周辺を歩いていた!(7月23日

 6位:閉館間際の油壺マリンパークに行ってきた!(9月30日

 7位:小林信彦のサイン本に興奮した!(5月22日

 8位:横浜市長選で、田中康夫の生演説を聴いた!(8月19日

 9位:「浅草キッド」を観るために、Netflix の利用を始めた!(12月12日

 10位:コロナが収束した!

◆ 2021年に読んだ本・十選

 斎藤環「世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析」(2015/角川文庫)(2月21日

 遠野遥「破局」(2020/河出書房新社)(3月3日

 村上“ポンタ”秀一「自暴自伝」(2006/文春文庫PLUS)(3月20日

 小林信彦・荒木経惟「私説東京繁盛記」(2002/ちくま文庫)(5月2日

 後藤明生「小説 いかに読み、いかに書くか」(1983/講談社現代新書)(5月23日

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」(2021/新潮社)(7月10日

 北野武「浅草迄」(2020/河出書房新社)(9月25日

 村上春樹「村上春樹 雑文集」(2015/新潮文庫)(9月30日

 中島岳志「「リベラル保守」宣言」(2015/新潮文庫)(11月15日

 吉川潮「コント馬鹿 小説〈ゆーとぴあ〉ホープ」(2010/芸文社)(12月21日

(読んだ順)

今年は112冊の本を読んだ。→ 読書メーター

◆ 2021年・ベスト映画

 「映画:フィッシュマンズ」(7月15日

 「ドライブ・マイ・カー」(9月1日

◆ 2021年・ベストアルバム

 クレイジーケンバンド「好きなんだよ」(9月8日

◆ 2021年・ベストテレビ

 「キョコロヒー」「紙とさまぁ~ず」

◆ 2021年・ベストタレント

 ヒコロヒー

◆ 2021年・ベストラジオ

 「ナイツ ザ・ラジオショー」「中川家 ザ・ラジオショー」

◆ 2021年・ベスト漫才師

 おぼん・こぼん

◆ 2021年・ベストご飯

 赤坂見附「中国茶房8」のランチ

 

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

2021年9月1日水曜日

9月1日水曜日/「ドライブ・マイ・カー」

◇ テレビ

 9月になった途端に、ウソみたいに涼しくなってしまった。朝はまず、ブログの更新から手をつけるが、時間がかかり、仕上げられなかった。録画していたテレビ番組をいくつか。土曜日の「お笑い向上委員会」をようやく観ると、この番組では「ものまね三銃士」と呼ばれている、くっきー、ハリウッドザコシショウ、ガリットチュウ福島が登場した。くっきー、ザコシショウは、放送上は「ラフ&ミュージック」に続いての出演ということになり、番組内でもそのことを言うのだが、もちろん、「向上委員会」はそれ以前に収録されている。さんまは「ラフ&ミュージック」という番組があることすら知らない様子だった。それにしても、くっきーの発するひとことがすべて面白く、視覚的な印象がどうしても強いが、意外と、言葉で笑わせるひとでもある。

 午後から外出。雨の予報が出ていて、ビニール傘をもって出る。海老名で映画を観ようと思うが、その前に、さがみ野で降り、ブックオフに寄っていく。しかし、わざわざ寄ったがまるでいいものなし。110円の文庫本を1冊だけ買っていく。ブックオフを出ると、小雨が降り始めていた。海老名に移動し、温かいものが食べたくなり、らあめん花月に入り、嵐げんこつラーメンを食べた。720円。それから、ビナウォークのドトールに入り、ブレンドとクイニーアマンを食べた。3日前に買った「村上春樹 雑文集」をさっそく読み始めてみたが、「小説家とは、多くを観察し、わずかしか判断を下さないことを生業とする人間」という、核心に迫るような言葉がいきなり現れ、これは読んでおいて損はない。



◇ 映画

 TOHOシネマズ海老名で、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」を観た。3時間弱の大作だが、これだけは劇場で観ておきたかった。もう1本、山田洋次監督の「キネマの神様」も劇場で観たいと思っていたが、年寄りが観る映画だと決めつけているのか、どこの劇場も午前中の上映ばかりで、これは観に行けない。17時50分の回、上映開始15分前にチケットを買ったが、売り切れ寸前で驚いてしまった。座席は間隔を空けた販売ではあるが、どのくらい宣伝されているのかもわからず、そんなに埋まっているとは思っていなかった。1列目、2列目の端っこに、3席残っているのみ。普通だったらとりたくない席だが、今から帰るわけにもいかず、2列目の右端の席をとった。上映直前にチケットを買うのが当たり前だと思っていたが、今やもう、ネットで事前に買ったほうがいいということかな。今日はファーストデイ、1200円だが、シネマイレージカードの更新があり、300円余計にとられてしまい、なんのために安い日にきたのかもわからなくなった。スクリーンは4D上映にも使うスクリーンで、座席はゆったりしていたが、座ってみると、やっぱり、スクリーンを斜めに観るかたちになり、あまりいい席ではない。隣りの席のお客さんがなかなかやってこなくて落ち着かなかったが、予告編が始まってから、お婆さんがやってきた。コントみたいな状況だが、お婆さんはビニール袋をもっていて、直前までがしゃがしゃと音を鳴らし、映画が始まってもずっと抱えているので勘弁してもらいたかったが、少ししたら、隣りの空席に置いてくれてほっとした。

 開始直後はお婆さんのビニール袋が気になってしまったが、映画にのめりこむまでにはさほど時間はかからなかった。席の悪さもすぐに気にならなくなる。序盤に多くのことが語られ、これだけで別のドラマが作れるくらいの惹きつけられる展開があったが、真に語られることはその先にあった。濱口竜介監督の前作である「寝ても覚めても」を予備知識もなく観て、わけもなく惹き込まれたのは、不穏な空気と違和感にだったが、今作の序盤、セックスシーンで、西島秀俊の背中と霧島れいかの顔を映す場面があり、その表情にはぞっとさせられる。この演出がまず、不穏だった。その先は、西島秀俊と三浦透子の物語になり、そして、もうひとつの主役がクルマだった。村上春樹の原作はどうなっているのか知らないが、映画では、クルマが走ることで、人間の心理も走るような感じがある。移動距離と心理の動きが連動していて、たしかにそういうことはあると思わせる。クルマの移動が脳に及ぼすものの謎を描いているのではと思うくらいだ。車内の場面で、岡田将生が語る顔にもまた、不穏な空気がある。それから、戯曲が重要なものとして登場するが、戯曲というのもまた不思議で、起きたことも、これから起こることも、あらかじめ、チェーホフがすべて言い当てているかのようだ。多言語で、さらには手話も含まれ、会話がなされるという、特殊な手法が成立する演劇もまた、謎に満ちている。隣りの席のお婆さんは、手話の場面になったら一緒に手話をやっていて、このお婆さんはいったいなんなんだと驚かされた。ラストシーンも、想像させる幅のあるもので、3時間観てもなお、観るものはこの映画を完結させられない。

◇ ラジオ

 すぐに帰るつもりが、読書に集中していて、電車を乗り過ごしてしまった。夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、日曜に放送された「村上RADIO」を聴いた。不定期の放送でかなり聴き逃しているが、今回は村上作品に登場する音楽の特集。坂本美雨もいない、村上春樹ひとりの放送だった。終盤は眠ってしまい、2時間ぐらいで目覚め、また、終盤を聴きなおした。ラストに菅首相の言葉を引用し、ジョークで批判していた。それがネットニュースになっていたおかげで、この放送を知れたのだが。

 そういえばと思い出し、Spotify のポッドキャストで、昨日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。はるな愛がパラリンピック開会式の舞台裏をしゃべっていた。この放送で、なだぎ武もゲストに出たと知り、その回も探して聴いた。8月19日木曜の放送。こちらでも開会式の裏話をしている。はるな愛は公募だが、オファーされたであろうなだぎ武も、ボランティアみたいなもので、ギャラはほとんど出ていないようだ。弁当は塩むすびが出ただけとも話していた。あの予算はいったいどこに使われているのか。

 昼に聴きそこねた、今日の「ビバリー昼ズ」も聴いた。柳家喬太郎がゲスト。また映画に出演したそうで、その話が中心になる。深夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか、ざっと早まわしで観て、消去する。「お願い!ランキング」は、「はなつまみ」ではなく、別の企画をやっていた。深夜になると、少し肌寒いくらいになった。Spotify で「ドライブ・マイ・カー」のサントラを聴きながら、映画を反芻しつつ、朝まで、ブログに手をつける。


2021年8月28日土曜日

8月28日土曜日/「ラフ&ミュージック」

◇ ラジオ・テレビ

 朝になるとようやく涼しくなるが、またすぐに、じわじわと暑くなってくる。昨夜、聴きながら眠ってしまった「問わず語りの神田伯山」を聴きなおすと、「タイタンシネマライブ」のエンディングトークで言っていたとおり、円楽が圓生を襲名したいと発言しているという話をしていた。9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。「常連さん」は能町みね子。横浜市長選に田中康夫が出ていたことに、ようやくこの番組で触れた。坪倉良和という候補が、我が家の坪倉の父だったとはぜんぜん知らなかった。

 ラジオを中断し、録画していたバラリンピックの開会式をようやく観る。番組表では、NHK総合はあいだにニュースが入ることになっていたので、Eテレの手話付きの放送を録画しておいた。パラリンピックならば、むしろこちらでいいだろう。ショーが始まると、はるな愛がいきなり映る。知らずに観ていたら驚きはあったかもしれない。NHKの解説では、はるな愛だという紹介はしていなかった。オリンピックの開会式とは違い、こちらは子どもっぽくなく、日本的な文化を過剰に押し出すようなところもない。選手入場のプラカードもマンガの吹き出しではなかった。放送の手話の担当者は、20分ずつくらいで交代していた。さすがに、3時間近い放送を、ひとりで手話をやり続けることはないか。手話の表現力というのはすごいもので、観ていると、かなりの運動量だと思った。こちらも1時間ほどで中断し、ラジオに戻り、「田村淳のNewsCLUB」をつける。ニュース解説は石戸諭。そのあとは、林真理子がゲストに登場し、「小説8050」の話をしていた。この小説には、「グッとラック!」に出演していた高橋弁護士が取材協力しているそうである。聴きそびれていた月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」もようやく聴いた。桂宮治がゲスト。「笑点」の新レギュラーは宮治だと思い、塙が電話をかけてきたという話。そういえば、本当は宮治がなるはずだったが、一夜にして三平に変わったという話を某師匠がしゃべっていたのを聴いたことがあるが、事実はどうなのだろうか。中田翔の移籍の話から、塙さんが、伸衛門、遊雀の話をふろうとするのにも笑った。

 夕方、ヤマトの営業所まで。今日もひどい暑さ。かつやの前を通ると、新しいフェア丼が始まっていて、思わず入ってしまった。塩カツ丼を食べる。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄り、西友のイタリアントマトに入り、しばらく読書をした。西友で買いものをして、夜に帰ってくる。日が落ちてもまだまだ暑く、帰宅するまでに汗をかいた。


◇ 対談

 アマゾンプライムで配信された、松本人志と庵野秀明の対談をようやく観た。1時間程度のものかと思っていたら、前後編に分かれていて、40分ずつもある。まず、前編。そういえば、監督は品川祐だった。松本と庵野は初対面。松本が 1963年生まれ、庵野が 1960年生まれ。世代が近く、特撮モノやテレビアニメの共通体験があるのだ。松本が「赤塚不二夫さんも確実に影響受けてますねえ」と、赤塚不二夫からの影響をはっきりと口にしたことは今まであっただろうか。「ウルトラマン」よりも「ウルトラセブン」派だという松本は、実相寺昭雄、金城哲夫のタッグについても言及する。しかし、こういう話になると、庵野秀明のほうが知識が正確だし、かなわない。「全員集合」はどうかというと、庵野は裏番組の「キカイダー」と「キューティーハニー」を観ていたのだという。松本が「エヴァンゲリオン」の映画をすべて映画館で観ているというのも意外だった。しかし、そのくらいでなければこの対談は受けないか。松本が枝雀について触れているところも気になったが、これは枝雀の著書を確認する必要があると思った。後編も続けて観ると、こちらでは、松本が谷崎潤一郎「春琴抄」の話をしていて、これにも驚いた。

◇ テレビ

 深夜0時近くから、録画していた「ラフ&ミュージック」を観始めた。5時間近い放送をまともに観るのはさすがにかったるく、ざっと早まわしで観ていくが、爆笑問題の出演を最初から予告していて、最後の最後まで引っぱっていた。爆笑問題の出演は、結局、いちばん最後になるが、しかし、爆笑問題と松本人志の共演は、単に珍しいと思うだけの視聴者が大半で、この共演は、たとえば、東京03と島田紳助が共演するくらいの事件なのだと理解している視聴者は少ないのではないだろうか。漫才は昨日の「タイタンシネマライブ」のネタとも重複し、昨日からネタのクオリティを心配していたが、案の定、がちゃがちゃの漫才になった。こういう漫才にはなんだか見覚えがあると思ったが、にゃん子・金魚の漫才みたいなのだ。いつにも増して変なテンションだったが、もしかすると、昨日からもうすでにおかしかったということだろうか。松本「ここの奥さんが俺のツイッターをフォローしてんのよ。意味もわからなくて。なんか、遠まわしに威嚇されてんのかな」 太田「威嚇したのはそっちでしょ」という一瞬のやりとりに興奮する。わずか4分弱の共演。そのほかでは、生電話のコーナーが面白かった。本田翼、山田孝之はともかく、蛍原徹、鶴瓶、ウッチャンに電話していくという流れ。深夜3時過ぎに眠ろうとするが、興奮してなかなか眠れなくなった。


 

2021年8月26日木曜日

8月26日木曜日/窓を閉められた




◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。東横線の日吉から目黒線に乗り換え、武蔵小山で降りたが、この駅で降りるのはたぶん初めてだ。外に出ると、朝からもう、陽射しが強烈だった。それから、大崎に移動し、ゲートシティ大崎の1階、「北海道」という居酒屋に入り、ランチメニューのチキン南蛮定食を食べた。880円。コンセントがあり、食べているあいだにスマホの充電ができた。3階のドトールに入り、ひと休み。午後、五反田のブックオフに寄れるかと思っていたが、予定がうまくいかず、夕方、浜松町で、またドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べた。冷房が弱く、あんまり快適でなかった。浜松町から山手線に乗り、品川からは京浜急行で帰ってくる。

  電車移動中、Spotify で、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のポッドキャストを聴いた。はるな愛が火曜日のパートナーで、パラリンピックの開会式に出たというので、その当日の放送が気になったが、はるな愛はお休みで、理由はなにも語られず、代わりにヒコロヒーがパートナーを務めていた。続けて、翌日水曜日のオープニングを聴くと、こちらではもちろん、壇蜜と大竹まことが開会式の話をしていた。

 夜遅く、汗だくになって帰宅すると、部屋の窓が閉めてあって、ひどい暑さだ。開けておいたのに、母親が勝手に閉めてしまい、腹立たしくなった。こんな間抜けなことが四十代半ばになってもまだ起こるのか。暑さをがまんしながら、録画していた昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・古舘伊知郎)を観て、それから、タイムフリーで、先週金曜放送の「ヒコロヒーのオールナイトニッポンX」を聴いた。聴きながら、オンライン将棋を指し、梱包を片づけ、深夜0時半過ぎに眠る。

2021年8月18日水曜日

8月18日水曜日/ラジオとテレビの一日

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。ここ数日は忙しくしていて、少し間が空いてしまった。タイムフリーで、聴きそこねていた「ザ・ラジオショー」も、まずは先週の木曜、それから、金曜の中川家の日と順に聴いていく。木曜は、安田大サーカスの団長がゲストだった。「団長安田」というのが正式な芸名なようで、前からそうだったっけ。鬼越トマホークの YouTube に出たヒコロヒーが、松竹芸能の派閥についてしゃべっていたことに、でたらめだと怒っていたのが面白かった。松竹芸能には、どうもこの熱血漢の系譜がある。金曜まで聴いたら、つぎは「日曜サンデー」。中村獅童がゲストで、そういえば、爆笑問題とは日芸の先輩後輩だ。仕事の話になると、ついついまじめな口調になる獅童を、かっこつけていると太田がいちいち茶化すのが面白かった。

 録画していたテレビ番組もいくつか。「紙とさまぁ~ず」は、泉里香がゲスト。この番組、なんと、あと4回で終了のようだ。12回で終了というのはもともとの予定だったようだが、終わらせるにはもったいない番組だ。毎週観ている番組のなかでも、特に楽しみにする番組になっていただけに、なんとか延命できないものだろうか。この番組のことは、てれびのスキマさんも「週刊文春」のテレビ評でとりあげていた。そのほか、「さまぁ~ず論」(ゲスト・ナイツ)、「ボクらの時代」(稲川淳二・テリー伊藤・笑福亭鶴光)、「アド街ック天国」の八景島の回も観た。

 今日は外出らしい外出はせず、朝と夜と、二度、近所のスーパーまで行ってきたのみ。午前中、郵便ポストで出すものがあり、そのついでに買いものをして、すぐに帰ってきたが、帰宅後にすぐ、ゲリラ豪雨になった。間一髪。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 5386人に。神奈川は 2021人。千葉は 1692人、埼玉は 1451人。大阪もついに二千人超え、2296人。兵庫は 1088人、愛知は 1227人、福岡は 1253人。千人超えの県もだんだん増えている。

 楽天マガジンで、「週刊ポスト」のたけしの連載を読むと、「Nキャス」で開会式をボロクソにけなしたあと、劇団ひとりに会ったそうで、「「別にお前のこと言ってるんじゃなくて、全体的にだよ」みたいにフォローしといたけどね」と。開会式のあのタップのシーンが「座頭市」に似ていることは、たけしもやっぱり思ったようで、しかし、そんなたけしも、MISIA の「君が代」は褒めている。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。昨日は雨上がり決死隊の配信があったが、その直前の収録だったのが惜しい。オープニングの中盤から、太田が「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」について話し始め、そこから、話はメンタリストDaigo の発言につながり、熱がこもっていった。ドン・キホーテというのはまさに誰の得にもならない人物であり、テリー・ギリアムにとっては、映画がドン・キホーテであり、自身がサンチョ・パンサなのだと。つまり、無駄なものに引きずりまわされているという構図であると解釈する。「誰が得するんだよ」という今どきのツッコミに対する嫌悪感も示され、損得ではなく、無駄なものを肯定する話だった。

 アマゾンプライムで、短い時間でなにかドラマを観たくなり、適当に探し、「モーツァルト・イン・ジャングル」というドラマを観始めたら、これが当たり。シモネタにえげつない部分はあるが、笑いのセンスがいい。とりあえず、2話まで。これは続けて観てみよう。深夜1時頃に眠る。

2021年8月8日日曜日

8月8日日曜日/閉会式を少しだけ

◇ ニュース

 朝まで映画を観て、近所の郵便ポストまで投函に行こうと、早朝5時前に外に出ると、雨降りだった。戻ってきて、録画していた昨夜の「Nキャス」を観る。河村たかしが金メダルをかじった件で、たけしが「あいつはいい加減なやつで」と、名古屋で映画の上映をやった際に、舞台あいさつに出てきた河村たかしが映画の結末をしゃべってしまったことに怒っていた。オリンピックの話題一色で、小田急線の刺傷事件は扱わないのかと思ったら、最後の最新ニュースのコーナーで、「続報」を伝えた。この番組内ではここまで扱っていないのに、いきなり「続報」というのも変な感じがした。

 朝から3時間ぐらい眠り、ブログの更新をひとつしてから、録画していた今朝の「サンジャポ」を観た。金メダルを獲った女子ボクシングの入江聖奈選手がスタジオに生出演。別のスタジオには、やはり金メダルを獲った野球の選手たちも登場した。試合はまったく観ていないが、入江選手は「Nキャス」でもオリンピックが始まる前から追いかけていて、カエルが好きなあの選手かと認識していた。素朴なキャラクターも好ましく、二十歳の子が金メダルを獲って、芸能人に混じって座っているすがたにはなんだか感動する。河村たかしの件はいかにも「サンジャポ」好みのニュースだと思ったが、あんまり笑いにはせず、意外とシリアスに扱っていた。実際に金メダルを獲った選手が出演していれば、まあ、そういう扱いになるか。「ワイドナショー」は、オリンピック中継との兼ね合いで、今日は短縮版になり、50分の放送だった。河村たかしの件を、もちろん、こちらでも扱っていたが、松本も、自身の番組などで金メダリストに会う際の困惑を語っていた。金メダルを渡されることがあるが、拒むわけにもいかないし、どう扱っていいか困るというのだ。金メダルをかじるポーズを、記者が要求する悪習についても語られていて、この視点はほかの番組にはないものだった。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴きながら、オンライン将棋を指し、それから、ラジオをつけたまま、少し眠った。目覚めて、また近所の郵便ポストまで行ってくる。朝から雨降りで涼しかったが、雨は止んでいた。しばらく、部屋で読書をして過ごすが、雨が止んでからは部屋が暑くなった。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4066人に。神奈川県は 1860人。埼玉は 1364人。千葉は 998人。大阪は 1164人。夜にまた、スーパーまで買いものに行くと、ついに、横浜市長選のポスターが掲示板に貼られていて、写真を撮ろうとしたが、暗くてよく映らないからやめた。

◇ 閉会式

 夜は、オリンピックの閉会式の放送があり、録画して、あとで観るつもりで、ほかの録画してある番組を観ていたが、ふと気がつくと、録画がもう終了していた。こんなに放送時間が短いはずがないと、意味がわからず、確認してみると、NHKのサブチャンネルでは放送されていて、メインチャンネルはニュースに切り替わってしまい、どうやらそちらを録画していた。メインとサブがあることに気がつかず、放送時間は確認したつもりだったが、なぜこちらを録っていたのか。サブチャンネルのほうで録画を再開するが、保存しようと思っていたのに、途中が抜けるという間抜けなことになった。これで大丈夫だと思い、あとで録画を確認すると、なんと、再開した録画も15分程度で切れていた。ネットニュースを見て、その原因がわかったが、どうやら、台風のニュースのためにサブチャンネルに切り替わったということのようだ。台風ならしかたがないとも思うが、オリンピックの閉会式がまともに放送されない国ってあるんだろうか。しょうがないから録画されていたところまで観ると、まず、古関裕而の「オリンピックマーチ」が使われたりしていて、開会式よりも、ぐっと落ち着いた雰囲気に感じられる。閉会式のほうは、さすがに立て直す時間があったということだろうか。そして、選手入場が終わると、なんと、スカパラが登場したのには驚いた。いや、これは誰とも共有できない個人的感慨かもしれないが、先月は「映画:フィッシュマンズ」を観て、たまらない気持ちになっていたところに、すぐさま、小山田圭吾の一件があり、あの開会式までのドタバタのなか、90年代サブカルチャーの負の部分ばかりがとりざたされ、それらを目にしては疲弊していた。そこにこのスカパラの登場だ。まさか、閉会式で、ドラムを叩く茂木欣一のすがたを観ることになるとは。誰がこれに興奮せずにいられよう。それから、「上を向いて歩こう」が流れ、盛りあがってきたところだったが、ここで録画は切れた。これ、地上波で再放送はしてくれないのだろうか。ツイッターで情報を追うと、DJ松永なども登場したようだ。しかし、今日は閉会式を観ればそれでいいやというつもりの日だったので、それがなくなると、がくっと気が抜けた。代わりに映画でも観ようかという体力もなく、眠くなり、そのあとの記憶はない。

2021年8月4日水曜日

8月4日水曜日/金メダルをなぜかじる


◇ 四ツ木

 朝から都内に。横浜から横須賀線に乗り、錦糸町まで。墨田区から北に向かい、荒川を渡り、葛飾区に入っていった。ある商店街に「キャプテン翼」ゆかりの地という看板があり、京成線の四ツ木駅の近くだったと思うが、「南葛」というからそうなのか、と思ったが、しかし、静岡の話じゃなかったか。小学生のころに読んだきりで、記憶がはっきりしなかったが、ウィキペディアにあたると、マンガのなかの南葛は静岡にあり、架空の土地のようだが、高橋陽一はまさに四ツ木の出身で、ここの「南葛」を由来としているのだとわかった。それにしても、少し外を歩いているだけで、息苦しくなるほどの暑さだ。




 昼には、綾瀬の近くまで行くことになり、バーミヤンに入り、ランチメニューの鶏肉と野菜の甘酢炒めランチを食べた。綾瀬なんてほとんど寄ったことのない街だと思っていたが、ブックオフを見つけ、ここは何度かきていると思い出した。いい本がいくつかあったが、傷んでいて迷い、結局、それらは買わなかった。読みたかった雑誌を2冊買っていく。綾瀬から千代田線に乗り、明治神宮前まで、熟睡して、一瞬も目覚めない。副都心線に乗り換え、東横線直通で横浜に戻ってくる。

◇ 読書

 東横線では読書をする。安藤礼二「吉本隆明 思想家にとって戦争とは何か」を読み終えた。読み始めてはみたものの、これは歯が立たないかと思い、序盤で何度も中断してしまったが、後半はわからないなりに調子よく読み進められた。吉本隆明が自らのうちにはらんでいた「詩人」と「批評家」の二面性。そして、吉本の批評につきまとう、わかりにくさの核心。吉本の批評は、対象となる作家と自らのあいだ、つまり、そのどちらにも帰属しない中間の領域にしか形成されないものであるとか、あるいは、親鸞のなかにある徹底的な解体への意思といった箇所に興味をもった。解体とは、知と愚、善と悪、生と死といった区別を解きほぐすことであり、最終的には「非知」に至るという。どうやら、「非知」に向かって着地することが、「知識」にとっての最終の課題らしいのだ。しかし、それが、最後は麻原彰晃の評価にたどりつきもした。

◇ ニュースなど

 横浜で、ヨドバシカメラに寄り、プリンターのインクを買っていく。有隣堂にも寄り、それから、ベローチェに入り、アイスコーヒーとあんぱんを食べた。ひと休みして、今度はビブレのブックオフに。ここでは4冊買う。地下のタワーレコードにも寄り、「bounce」をもらっていこうとするが、「bounce」はもうなく、代わりに「intoxicate」をもらっていく。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4166人に。大阪は 1224人。神奈川は 1484人。埼玉は 1200人。沖縄が 603人というのも、かなりまずいのではないか。文春オンラインからはまたオリンピック関連の記事があり、閉会式では、なんと、天皇陛下にマルバツクイズをやらせようという案があったのだと。そのほか、「クイック・ジャパン」の最新号が発売見送りというニュースも。

 夜に帰宅し、プリンターのインクをさっそく交換するが、インクのフィルムを剥がすと、インクが溢れ出したのかなんなのか、ふと気がつくと、指がインクまみれになっている。こんなことは初めてだ。その下に、たまたま今日もらってきた「intoxicate」があったからまだよかったが、その上にもインクがこぼれてしまった。売りものの本でも置いてあったら、とり返しがつかないことになっていた。

 また、ツイッターからニュースを見ると、河村たかしが金メダルをかじったという馬鹿としかいえないニュースがあった。映像でも確認した。すぐさま、「元気が出るテレビ」の高田純次を思い出したが、検索してみると、同じことを考えるひとはやはり多いようで、しかし、高田純次の場合は、レスリングの小林選手が電話ボックスに金メダルを置き忘れたという事件がまずあったから、バラエティ番組のネタにされたというわけで、そこを勘違いしてはならない。レスリングの小林選手は金メダルを大事にしているのか、とかなんとか、そんな企画だったように記憶しているが、高田純次が小林選手のアパートを訪ねていくと、たしか、押し入れの布団のあいだに金メダルが押し込んであった。そのアパートにはストロング金剛も連れていき、金メダルを手にしたストロング金剛が、感動のあまり、ちからが入り、金メダルを折り曲げてしまうというドッキリもあった。(もちろん、ニセモノとすり替えてのこと。)

 これもツイッターから、近田春夫に五輪開会式について訊くインタビューを読んだ。「Number」のサイトで、聞き手は下井草秀。この五輪開会式のドタバタのなかで、いちばん面白い動きをしていたのは近田春夫だと思った。いや、近田春夫ただひとりが面白かったといってもいいくらいで、これはとてもいいインタビューだった。近田「小山田圭吾にしても小林賢太郎にしても、自分から熱心に売り込んだわけじゃなく、あくまでも請負という認識だったと思う。そうだとしたら、責められるべきは彼らを選んだ組織委員会だよ。菅首相は、小林賢太郎のユダヤ人大量虐殺ネタに関し、言語道断だと言ってたけど、それだったら、森喜朗だって言語道断じゃん。俺、腹が立って『言語道断音頭』を作っちゃったよ」

 ラジオを聴きながら眠るが、1時間ぐらいで目覚めてしまい、深夜、ブログの更新をひとつ。それから眠りなおそうとするが、眠れず、映画を1本観ようとするにはもう夜が明けてしまいそうで、半端な時間だった。朝まで、録画していたテレビを観たりなど。

2021年7月31日土曜日

7月31日土曜日/開会式ウラオモテ

◇ ラジオ・テレビ

 早朝4時には目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。からだじゅうが痛く、ラジオをつけたまま、しばらく横になっていた。「木梨の会」に、こんな朝早くから藤井フミヤが出演している。とんねるずのビクター時代の楽曲がサブスク解禁になったという話題にもなり、とんねるず、チェッカーズの曲をいくつかかけていた。少し眠りなおし、9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。出水アナが濃厚接触者になったそうで、いつもは中継を担当している渡辺峻アナが代役を務めた。「常連さん」は、「ビリギャル」の坪田信貴が初登場。塙さんとは小学校の同級生なんだとか。

 ラジオは中断し、録画していたテレビを観る。昨夜の「タモリ俱楽部」は、世界の冷凍食品の特集。劇団ひとりが司会をしていて、タモリの番組に、「火薬田ドン」のTシャツを着て出ていた。それから、オリンピックの開会式を、一週間遅れでようやく観始めた。録画していたのはNHKで放送された生中継で、4時間弱の放送なので、さすがにいっぺんには観られない。とりあえず、午前中に半分まで。午後はまた、ラジオに戻り、「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、こちらのゲストも坪田信貴だった。

 夕方、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、相州蕎麦に入り、かき揚げ天せいろを食べた。470円。くまざわ書店にも寄り、「週刊文春」を買っていく。店内もざっと見てまわるが、社会問題の棚に、オリンピック関連の本に混じり、「ファンタズマ」が表紙の「昭和50年男」と、小林賢太郎「こばなしけんたろう」が一緒に平積みしてあった。こういうことを考える店員さんは応援したくなる。ジョイナスプラザを出て、西友のイタリアントマトに入る。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4058人に。増加ペースがいよいよ加速していないか。神奈川県は 1580人。大阪も 1040人となり、千人を超えた。


◇ 雑誌・本

 「週刊文春」を買ったのは、五輪開会式の記事を読みたかったからだが、その記事は、「台本11冊を入手 開会式〝崩壊〟全内幕」というもので、目次のすぐあとに6ページにわたって掲載されていた。楽天マガジンも利用しているのだが、「週刊文春」はこういう目玉になる記事は電子版ではカットしてあり、非常にずるい。その内容だが、これを読むと、開会式がその当日に至るまで、当初の予定からどのように変貌し、どのような人物が関わり、どのような理由でそうなったかがよくわかる。演出責任者だった MIKIKO が排除されていった経緯はすでに報じられていたが、まあ、その号はざっと立ち読みしたような気もするが、この号でも改めて確認できた。IOCにプレゼンした幻の台本というものが存在していて、それが例の、「AKIRA」をモチーフにした場面で幕を開けるというものだ。ところが、そのプレゼンの1ヶ月後には、電通の高田佳夫らにより MIKIKO は排除され、佐々木宏が代わりに責任者に就く。MIKIKO案を白紙に戻したことで、億単位の費用が無駄になったということにまず呆れるが、佐々木宏が出した構成案は、MIKIKO の案を切り貼りしたものだったというからさらにひどい。そして、火消しと海老蔵は、それぞれ、小池百合子、森喜朗が押し込んだ政治案件であり、佐々木宏はそれらをあっさりと採用した。MIKIKO は辞任することになり、その後の台本の変遷もこの記事は伝えていて、山口智充、秋元才加、松重豊らの名もキャスティング案にはあがっていたようだが、しかし、今年3月には、佐々木宏が侮辱演出問題で辞任となり、その後任に小林賢太郎が就く。そして、本番直前のごたごたになっていくわけだが、先にネットに出ていた竹中直人の出演辞退はこの記事が報じたものだ。驚いたことがもうひとつ、競技紹介の場面はもともとは任天堂が監修するはずだったが、佐々木宏に代わったあとに、その場面はピクトグラムに変更された。入場行進にも任天堂の曲が使われていないのはそのような理由があったのだ。聖火ランナーも、松井は森喜朗によるゴリ押しで、王、長嶋、松井を最終走者にする予定だったが、森喜朗が会長を辞任したため、急遽、大坂なおみが選出されたという事情もこの記事は伝えている。

 週刊誌だけでなく、本も読む。小林信彦「昭和の東京、平成の東京」を読み終えた。2005年刊、ちくま文庫。「私説東京放浪記」「私説東京繁盛記」とともに、小林信彦自身が東京三部作と呼ぶ3冊を、今年に入ってから立て続けに読んでいった。東京についてのコラムやエッセイを集めた本であり、時代的には、前のオリンピックの時代からの東京が描写されていて、まさに、今年読まずにいつ読むのかという本だった。そこでくり返し書かれているのが「町殺し」だが、今年もやはり、コロナも重なったとはいえ、あとでふり返ってみれば、そういう年だったということになりそうだ。あとそれから、前から探していた、横浜の古本屋について書かれた文章もこの本に収められていた。一寒堂という古本屋について、111ページに書いてあったと、ここにメモしておく。

◇ 開会式

 夜に帰宅し、録画していた開会式の続きを観て、一週間遅れでやっとすべて観ることができた。朝と夜に分け、一日がかりで4時間すべてを観たわけだが、つまらないかといえばそんなこともなく、さまざまな興味は湧いた。MISIA の国家斉唱、森山未來のパフォーマンスに続き、真矢ミキが大工の棟梁を演じた火消しの場面は、政治案件だということを抜きにしても、あのタップダンスは、まるで、たけしの「座頭市」だ。独創性に問題があるんじゃないだろうか。それから、選手入場となるが、ドラクエのテーマ曲が鳴り、マンガの吹き出しをかたどったギリシャのプラカードが映った瞬間には、観ていて、なんともいえない恥ずかしさが湧きあがった。ここがよかったという視聴者も多かったようだから、少数派の感覚かもしれないが、つくづく、日本は幼稚な国だという気にさせられる。いや、ゲームやマンガが幼稚ということではなく、そのアピールの態度に、悲しいくらいの幼稚さを感じた。子どもが一生懸命、ゲームが上手いところをおとなに見てもらいたがっているというような。そして、多くの視聴者は選手入場が長くて退屈だったというが、たしかに退屈ではあるのだけど、ここは演出の意図とは関係のない部分で、たとえば、遠くの小国の選手たちが、はるばる日本までやってきて手を振っているのかと思うと、それはそれでいいものだと思い、感動もした。日本よりもむしろ、ああいう小さい国を贔屓にしてやりたくなるくらいだ。バッハのあいさつが長いのはどうすることもできないが、後半になると、なだぎ武が登場し、そして、例のピクトグラムと、小林賢太郎の色を強く感じる演出が続いた。ピクトグラムは無観客だからこうしたのかわからないが、あの大会場のなかでは、どうも貧弱さが否めない。そのあとの、劇団ひとりが登場する映像から、上原ひろみと海老蔵のコラボという流れはなかなか面白かった。聖火リレーも、王、長嶋が登場し、大坂なおみにつないでいく場面は感動的なもので、これも演出の意図とは関係がない。評判になっていたドローンだが、あの日、21時半までは千駄ヶ谷にいたが、もう少し残っていれば、あれを生で観ることができたのかと思うと、帰ったのがちょっと惜しい気もした。あの殺伐とした場はいったいどうなっていただろうか。

 23時からラジオをつける。「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。クレイジーケンバンドのカバーアルバムの話題から、「俵星玄蕃」をいつか完コピしたいという話をこの番組ではたびたびしているが、今回のアルバムもその案はあり、だけど、あきらめたということか。剣さんの「俵星玄蕃」は、なかなか難しそうだが、いつか聴いてみたい。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を指し、ブログの更新をひとつしてから、深夜0時過ぎに眠った。

2021年7月28日水曜日

7月28日水曜日/ニュースが気になり


◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。昼食は四谷三丁目になり、なか卯を見つけ、鶏天おろしうどんを食べた。490円。それから、秋葉原まで行くことになり、とりあえず、ヨドバシカメラの脇のベローチェに入り、アイスコーヒーとクリームパンを食べた。日本橋あたりで映画でも観てから帰れないかと思ったが、金の計算をすると、考え込んでしまう。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 3177人に。昨日は4連休明けだから検査数が多いんだという話もあったが、今日も多いのでは話が違う。神奈川県は 1051人に。ついに千人を超えた。気になるニュースがもうひとつ、竹中直人もオリンピックの開会式に出演予定だったが、「放送禁止テレビ」のネタを理由に、前日に辞退を申し出ていたという。小山田圭吾や小林賢太郎よりも、段違いに知名度がある竹中直人までがこうなると、捉えられかたはまた変わるのではないか。しかし、こうつぎつぎにおかしなことが起こると、読書がまるで進まない。

 ベローチェを出て、ブックオフに寄っていく。いいものがひょいひょいと見つかり、結局、映画を観るくらいの金をここで使うことになった。秋葉原から山手線に乗り、品川から京浜急行に乗り換え、特急で横浜まで戻ってくる。感染者数が三千人超えだというのに、電車が混雑していて、恐怖を感じる。

◇ 音楽・テレビ・ラジオ

 とんねるずのビクター時代の楽曲がついにサブスク解禁になり、Spotify で、聴きながら帰った。ビクター時代のCDはベスト盤しかもっていなくて、たとえば、「一気!」のB面、「バハマ・サンセット」などは今までじっくり聴いたことはなかったが、いやあ、これはコメディアンらしい名曲だ。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜放送の「おかべろ」は飯尾和樹がゲスト。「かわおじ」現象についての会話はどうでもいいかと思って聴いていたが、40歳目前にして、家賃が払えなくなり、バイトをしていた時期があったという話と、それから、タモリから言われた「絶対に時代を追うな」という言葉のほか、内村、関根からのアドバイスの話はよかった。月曜の「紙とさまぁ~ず」は、有村架純がゲスト。ゲスト不在、ゲストのアンケートの答えだけを見ながら、おじさんふたりで勝手に盛りあがっているこの番組はやっぱり可笑しい。ラジオも、タイムフリーで、先週の「おぎやはぎのメガネびいき」を途中まで聴いた。小林賢太郎についてしゃべっていたというのがネットニュースになっていて、これは聴いておきたかった。聴きそびれた昨夜の「爆笑問題カーボーイ」も聴き、オンライン将棋を指し、深夜0時前には眠る。

2021年7月24日土曜日

7月24日土曜日/疲れている

◇ 海老名

 昨夜の開会式は録画したが、まだ確認できず、朝から用があり、また県央地区まで出かける。昼食はやや遅い時間になり、海老名のらあめん花月で、豚そばつけ麺を食べた。マクドナルドでひと休み。タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、オープニングは昨夜の開会式の話題になり、劇団ひとりが登場したことをここで初めて知った。一応、ニュースはツイッターで追いかけてはいたのだが、開会式の内容まではあんまり話題になっていないのだろうか。18時を過ぎると、やや涼しくなり、ららぽーと海老名まで足を延ばし、GUで買いものしてから帰った。


 夜に帰宅し、開会式を観ようかと思っていたが、明日も朝から予定があり、放送は4時間もあるので躊躇する。つまらないスケジュールになってしまった。ブログを書きかけたが、疲れがひどくてだめ。ただでさえ、夏バテする時期なのに、ここ数日のニュースによる疲労もあり、生活のペースを乱されている。22時前には眠ってしまい、目覚めると、深夜2時半頃。録画していた「Nキャス」を観ると、オープニングからいきなり、開会式について、たけしが、批判的というよりも呆れているようなコメントをしていた。解任のごたごたのニュースが今週はいちばんの関心事なのだが、まあ、当然だが、今日の試合結果を中心に報じていた。オリンピックの映像は使用に関する契約がかなり細かくあるらしく、その説明を冒頭で安住紳一郎がしていた。開会式もそうなのかわからないが、ダイジェストにもなっていないような映像しか流れない。これはやはり、生中継を録画しておいてよかったが、しかし、4時間の録画をいつになったら観ることができるだろう。開会式当日の周辺の様子も詳しくやっていたが、その日に実際に歩いてみた以上に、新たに知ることは少ない。解任のごたごたについてはまったく詳しく扱わず、小林賢太郎の解任なんてつい2日前の出来事なのに、日曜の番組ではどれだけ扱われるだろうか。番組ではそのあと、富野由悠季のインタビューがあり、これはこれで面白かった。

2021年7月23日金曜日

7月23日金曜日/開会式の日〈後編〉





◇ 現地から

 国立競技場が見えるオリンピックミュージアムの前から、青山通りに戻り、神宮外苑に入っていこうかと思ったが、案の定というか、こちらも封鎖されていた。青山通りの神宮外苑側の歩道も封鎖されている。車道にはテントが並べられ、機動隊だかなんだかわからないが、特殊車両が何台も停まっていてじつに物々しい。そこを、青山一丁目のほうからバスがつぎつぎにやってくる。歩道にいるひとたちが手を振ったりしていたから、選手たちを輸送するバスだったんだろうか。歩道にいるひとたちは、なにか情報を知っているひとたちなのか。









 青山一丁目の交差点から、権田原に進む道路は歩くことができた。こちらにもバスが何台も列を作っていて、さっきのバスはこちらからやってきていたのか、それとも、これらのバスはまた別で、待機しているのだろうか。こちらからも外苑側に入っていく細い道路があり、車両は侵入禁止になっていたが、歩行者は入っていっても問題はなさそうだった。このあたりは住んでいるひとたちがいるからだろうが、いちいち進んでいって、様子を見ることはしなかった。権田原までやってくると、また野次馬が多くなり、パトカーが停まっている。外苑内に進む道路はここでもやっぱり封鎖されている。ここまでは道路の両側の歩道が通れるようになっていたが、ここから先は、外苑側の歩道はまた通行禁止になっていた。それがわからずに、わざわざ横断歩道を渡ってしまい、警官が並んでいるのを見て、こっちはふさがれているんだと気がつき、「あっ、行けないんですか?」とかなんとか、思わず声に出したはずだが、警官たちの態度はいたって丁寧で、あちらをおまわりくださいというようなことをたしか言われたはずだ。もちろん、こんなところで乱暴な態度を見せれば、どんな広められかたをするかわかったもんじゃないから、警官たちだって、いつも以上に優しくしてくれるだろうと思う。










 権田原からさらに進むと、すぐに、信濃町駅前に出る。信濃町から、総武線沿いに千駄ヶ谷に向かって歩くが、ここの歩道にも見物人がとても多かった。考えてみれば、国立競技場の真裏にあたるわけで、最初の花火もおそらくよく見えただろう。ここから見えるということをわかっているのはたぶん地元のひとたちで、子どもも多かったし、いかにもふらっと近所からやってきたようなかっこうのひとが多いように見えた。外苑前から歩いてくると、なおのこと、そういった見物人のタイプの違いは感じられた。千駄ヶ谷の近くまでやってくると、警備員の誘導灯と荷物が路上に置きっぱなしになっている。これだけの規模の祭典でも、末端のほうで働いているひとたちは、荷物の置き場所もないような環境で、まあ、普段からそのような仕事だとは思うが、その落差は大変なものだ。










 地図で見ると新宿御苑の手前に歩道橋があり、左に進むと国立競技場だが、歩道橋の上から右側を眺めると、道路をつぶして、バスをずらりと停めてある。おそらく、開会式終了後に、選手や関係者たちを輸送するバスだろう。このバスの列はどこまで続くのだろうかと、気になって進んでみると、バスの列は四谷四丁目の手前まで続いていた。バスに挟まれ、パトカーも数台停まっていたが、福岡県警や鹿児島県警という文字があり、どうやら全国からパトカーが集結しているのだと、ここで知った。










 四谷四丁目の手前から引き返し、国立競技場方面に進むが、首都高の下にバリケードがあり、やっぱり封鎖されている。ウーバーイーツの配達員がどこを通ればいいのかと警官に尋ねていたが、ここにくるまでにも、まわり道をしているようなウーバーイーツの自転車はちらほらと見かけた。ここを右に曲がると千駄ヶ谷駅にたどりつくが、本格的に物々しくなるのはじつはここからで、そういえば、オリンピック反対派をここまで不思議なくらいに見かけなかったが、千駄ヶ谷駅前にたどりついてみれば、反対派と警官隊がやり合っていて、大変に殺伐としていた。しかし、千駄ヶ谷駅前だけが殺伐としているというのもやっぱり不思議で、国立競技場の最寄り駅を調べてみれば千駄ヶ谷ということにはなるのだろうが、自分は、なんの疑問ももたずに、外苑前から向かった。自然に考えれば、あっちが正面だろうという感覚なのだが、なぜあちらでは反対しないのか。

 開会式は 23時過ぎまで続くが、終わるまでいてもしかたがないかと思い、 21時半頃には、千駄ヶ谷駅の改札に入り、総武線に乗った。途中、ベローチェで休憩する時間はあったが、3時間ぐらいは歩いていたんじゃないか。渋谷から東横線で帰ってくる。帰宅は 23時半頃になり、ひどく疲れてしまい、すぐに眠った。














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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...