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2023年7月17日月曜日

7月17日月曜日/「枝太郎まつり」

◇ 日ノ出町・桜木町・伊勢佐木町

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。正午過ぎから外出。暑い。京浜急行に乗り、日ノ出町まで。平沼橋から歩こうかと思っていたけど、さすがにこの暑さはちょっとと思い、電車に乗った。京急ストアに寄り、パンをひとつ買って食べておく。中央図書館に寄り、読みかけの本を借りなおす。今日は借りる本は決まっているので、あまり時間はかからなかった。思いのほか、時間をもてあましてしまった。まともに食事をする時間はないかと思い、先にパンを食べてしまったが、こうなるのだったらまともに食べてもよかった。野毛坂をくだり、桜木町のほうまで、用もないのにぶらぶらしてくる。

◇ 落語会

 14時半を過ぎ、横浜にぎわい座に。にぎわい座にくること自体、けっこうひさしぶりな気がする。今日は「三代目枝太郎まつり」という公演。ゲスト陣の顔合わせの珍しさが気になり、チケットを購入しておいた。客席に行ってみると、トートバックとバッジが全席に配られてあった。購入した時点で席はだいぶ埋まっていて、観やすさを考え、サイド席の上手側、後ろ寄りのブロックをとったが、この席は舞台からも目立つだろうから、あんまりだらしなく観ているわけにもいかない。15時開演、幕を開ける前に枝太郎が登場する。今日の会は、10周年、10回目のメモリアルな会なのだが、挙手をとると、大多数が初めての客だった。このゲスト陣ならそうなるだろうが、ちょっと悲しいものがあるなあ。普段の枝太郎のお客さんはどこに行ってしまったんだろう。出演者についてここでお知らせがあり、ゲストのひとり、出演予定だった三宅右近は、楽屋まできていたのに、体調がおかしくなり、出演ができなくなったようだ。82歳だというから心配になる。枝太郎は自分で前説をし、一席目も枝太郎。師匠歌丸が若いころに作った「狐裁き」という新作をやった。続いて、ひと組目のゲスト、三宅狂言会の登場だが、ここでもまた枝太郎が先に登場し、若い狂言師が呼び込まれた。この三宅近成というひとは、右近の代わりに、たまたま横浜能楽堂にいたところを呼び寄せたんだそうで、演目も変更になった。能舞台とは違う狂言に興味もあったが、しかし、不覚にもちょっとうとうとしてしまったなあ。笑いが起きているのはわかったが、朦朧として、筋を追うことすらできなかった。そして、ふた組目のゲスト、志の輔が登場。狂言の所作を真似ながら現れた。後半のゲストである西野亮廣とは、「プペル」の映画に声優として志の輔が出演しているというつながりがあるが、西野を志の輔につないだのは枝太郎だったのだ。志の輔はこういう会ではどうせ新作だろうと思っていたら、やっぱり新作で「親の顔」だった。仲入りを挟み、後半にはもうひと組のゲスト、西野亮廣が登場。なにをやるんだろうとは思ったが、まあ、どうってことはない、枝太郎と西野の対談の時間だ。今日は謎の客層なのだが、志の輔師匠目当ての客は西野のことは認識してるんだろうか。客席では子どもが走りまわり、その後も、ロビーから子どもが遊んでいる声が聴こえていた。西野と枝太郎は、枝太郎のほうが歳上で先輩なのだが、「西野さん」「枝太郎」と呼び合う関係。枝太郎はインパルス堤下とも仲がいいようだ。西野との出会いは枝太郎が出演した「いいとも」だったという。その後、どこで親しくなったのかがよくわからなかったが、お〜い!久馬が演出する神保町花月の舞台とかいうことを言っていたかな。それから、志の輔と西野をつないだ、この3人で鰻屋に行ったときの話。西野がテレビをやめようと思った経緯についても語られ、西野には転機がふたつあり、ひとつは後藤ひろひとの舞台を観たときだったというのも知らない話だったが、もうひとつが「志の輔らくご」で観た「ガラガラ」という新作落語だったという。それにショックを受けたというのはわかるのだけど、それがその後の西野の活動にどうつながっているのかはどうもよくわからない。そして、トリはもちろん枝太郎。客席の照明が落とされ、大ネタをやるんだなと思ったら、マクラもふらずに「芝浜」を始めた。花緑に習ったんだそうで、花緑は談志に習ったから、ルーツは談志の「芝浜」なんだ。この会は最後はいつもサイン色紙のプレゼントがあるようだが、今回は権利の関係でなしとのこと。志の輔、西野、どっちの権利なんだろう。志の輔も西野も最後まで残り、客席を背にして記念撮影があった。客にも写真を撮らせてもらえるのかと思ったが、それはなかった。まあ、サインがNGなくらいだからだめなんだろうな。


(この写真は、後日、桂枝太郎のツイッターアカウントに投稿された。)

 

 イセザキモールに向かい、昼食にしようと思うが、食欲も半端で決められない。黄金町方面に歩き、ひさしぶりにバーグで食べようかと、店の前まで行ったが、間の悪いことに定休日だった。18時にもなると、ランチをやっている店もないし、結局、また関内に近いほうまで戻ってきた。とんかつはまやに決め、おろしかつ丼を食べた。900円。ブックオフに寄り、80円の文庫本を1冊、220円の単行本、330円の単行本を1冊ずつ買う。ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。ベローチェを出て、横浜駅までは歩いて帰る。風が吹いていて、涼しいかなと最初は思っていたが、地面からの熱がすごいんだ。横浜駅まで歩いたらさすがに暑くなった。


 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。深夜にコインランドリーに行くつもりでいたが、Spotify で、ポッドキャストを聴いていたら眠ってしまった。深夜1時頃だったか。

2022年9月25日日曜日

9月25日日曜日/野毛大道芸

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、昨夜、冒頭だけ観た「Nキャス」の録画の残りを観ると、台風情報に続いては、旧統一教会問題を扱い、山際大臣と教会の関係について、田崎史郎と鈴木エイトがコメントをしていた。ニュースをあまり追いかけていなかったが、あの勅使河原秀行が会見に現れたのだな。会見では、金平茂紀が斬り込んだ質問をする。そのあとのコーナーでは、ひとを無意識に行動させる「ナッジ」という言葉が注目されているという特集があったが、「ナッジ」といえば、どうしてもモンティ・パイソンを思い浮かべる。40周年の東京ディズニーランドの特集もあり、先週、三谷幸喜が勝海舟のアトラクションがあったという記憶を話していたが、それについて、「ミート・ザ・ワールド」というアトラクションがあったと、わざわざ手紙で知らせてくれた視聴者がいた。番組が取材をすると、当時のツアーガイドをやっていたという女性であり、三谷幸喜の記憶は事実だったと確認された。

 ほかにも、録画していたテレビ番組をいくつか。「ゴッドタン」は「バカヤロウ徒競走」という企画。噂のみなみかわの嫁が初登場。昨夜の「太田光のつぶやき英語」は、デーブ・スペクターがゲスト。「サンジャポ」のオープニング曲で登場した。ミーム投稿に挑戦する大喜利みたいな企画もあり、XXCLUB のコーナーでは、終末医療を描いたフランス映画「愛する人に伝える言葉」に出演した医師にインタビューしていた。

 朝のうちに、ブログの更新をひとつ。更新を終えたあとだったからよかったが、ネットの接続がなぜか途切れてしまい、いつもはソフトバンクエアーの底のボタンをリセットするとすぐになおるのだが、LTEというランプが赤くなったまま、普段の緑色に戻らない。パソコンは使えず、スマホで検索してみると、未払いか圏外だというのだが、そんなはずはなく、問い合わせもめんどうで、眠気がひどい。ラジオを聴きながら2時間ぐらい眠り、目覚めたら、ネットはなにごともなく復旧していた。原因不明。いったいなんだったんだ。

 外出するまで、ラジオをつけておくが、聴きたい番組もなく、Bayfm の吉田照美の番組をなんとなく聴いていた。それから、FMヨコハマの石井竜也の番組に切り替えると、一青窈がゲストだった。一青窈は、本は読みながら破くんだそうで、読み終わったページを減らしていくというような話をしていた。そのあとは、TOKYO FM のきゃりーぱみゅぱみゅの番組をつけておく。

◇ 日ノ出町

 午後から外出。また少し暑くなり、Tシャツで出る。「野毛大道芸」を観るため、横浜から京浜急行に乗り、日ノ出町まで。この土日の開催だが、日曜は予定がはっきりせず、土曜に行くつもりでいたのに、雨降りになったから困ってしまったのだが、運良く、日曜の予定が空くことになったから助かった。コロナ以降、どう再開されるかという試行錯誤をあまり追いきれてはいなかったのだが、今回は縮小開催となり、横浜にぎわい座の有料公演をメインに、成田山の駐車場では無料公演もあるというかたち。(コロナ以前、通常は春の開催で、秋の開催というのも珍しい。)事前にタイムテーブルを調べ、成田山の無料公演を観ようと考えた。まだ時間があるから、ひさしぶりに日の出らーめんで食べようかと思ったが、シャターが閉まっていた。こんな日曜に休みか。

 ちぇるる野毛の交差点から野毛坂をあがり、成田山に入っていったが、しかし、よく考えたら会場は駐車場なのだ。上から見下ろすと、ブルーシートが敷かれた会場ができあがっていて、開始時刻の14時よりも前だったが、桔梗ブラザーズが軽く稽古をしているような様子が見えた。上から写真を撮るが、階段を降りていくと警備員が立っていて、階段からの観覧は禁止とのプレートをもっていた。駐車場内に入場するには整理券が必要で、空いてるから入れそうだったが、入り口では検温と手指の消毒もあり、これ、一度入ってしまうと出入りしづらそうだなと思い、入場を躊躇する。暑くもなりそうだから、つぎの中国雑技芸術団だけ観ればいいだろうか。入り口に立っていたスタッフのおじさんに整理券のことを確認すると、つぎの回の整理券はまだ配布前だったが、しかし、混みそうにないから、また時間になってから戻ることに決める。




 にぎわい座の裏手から正面に出てみると、外の広場では、スタチューの芸人がパフォーマンスをしていた。テントが立ち、ここが総合案内のようになっている。館内に入ってみると、公演を観る客ではないんだけど、スタッフにいきなり検温と消毒をするように言われ、おとなしく従うが、のげシャーレの公演の当日券のことを確認したかった。地下ののげシャーレの公演は無料だが、事前予約制であり、確認したときにはすでに満席になっていた。本当は昨日行くつもりでいたから、予約していたら厄介だったはずで、結果的にはよかったんだけど。当日券をスタッフの兄ちゃんに確認してみると、これもまだ受付前のようだ。


 中国雑技芸術団を観る前に昼食にしようと思い、野毛をぐるっと歩きまわるが決められず、にぎわい座の裏手に戻り、阿里山という店に入った。台湾風豚肉かけご飯を食べる。ワンタンスープと杏仁豆腐がつき、880円。古い店だと思うが、にぎわい座には開館当時から頻繁にきていながら、この店に入ってみたのは初めてだ。座った席の正面の壁には有名人のサイン色紙が飾られていて、右上に高田文夫先生のサインを見つけた。平岡正明があるのもわかったが、そのほかは、遠くからでは判読できなかった。



 15時前になり、再び、成田山の駐車場に戻る。さっき、整理券のことを教わったスタッフのおじさん、同じひとが立っていたのかもしれないが、顔を覚えていなくて、いい加減な会釈をしてしまった。そんなことに気をとられてしまい、整理券をもらったのかどうかも忘れてしまったが、もう開演時刻直前だったから、すぐに入場できた。手指の消毒と検温をして入場しようとすると、どうやら、近くにいた子どもの親だとスタッフに思われたようだ。そりゃあ、小さい子の父親の年恰好か。そんな年恰好でひとりで観る客も少数派かというと、もっと年配のおじさんのひとり客はちらほら目にする。

 ブルーシートが敷かれた、やや後方の真ん中に腰をおろす。さっきは暑かったが、さっきの時間帯よりも日が陰っていてほっとした。開演するとまず、中国雑技芸術団の団長さんが登場する。中国訛りの日本語で、ジョークを交えた前説をするのがおなじみ。そして、最初の演技は変面の芸。京劇の芸だが、この中国雑技芸術団では観たことはあっただろうか。仮面の男が、鮮やかに面をくるくると変えてみせる。客席の真ん中までやってきて、それをやるのが迫力だ。最後に素顔になってみれば、仮面の勇ましさとは違って、愛嬌のある顔をした兄ちゃんだった。続いては、女性が登場し、フラフープの芸を見せる。手足を使い、複数の輪をまわしてみせ、最後は束になったフラフープを全身を使ってまわす。そして目玉は、椅子を何段も重ねていって、その上で倒立したりなどするおなじみの芸だが、いつもは少女のような子がやっていたと思うが、今回は、これもさっきの変面の兄ちゃんがやってみせた。中国雑技芸術団はこの「野毛大道芸」や「ヨコハマ大道芸」、あるいは「あつぎ国際大道芸」などでも何度も観ているが、やっぱり、これだけのダイナミックな芸はほかにない。大道芸を観たなあという充実感がある。



















 中国雑技芸術団の演技は 30分ぐらいで終わり、再び、にぎわい座に行ってみると、回遊型のパフォーマー、クラウンジュカと猫のアーサーのすがたがあった。2階では森直実の写真展も開催されていて、こちらも覗いてみる。そのあと、1階に戻り、のげシャーレの当日券をスタッフの兄ちゃんに訊いてみると、なんと、当日券はもう終わってしまったようだ。なんだかわかったようなわかんないような兄ちゃんで、訊かれたことしか答えないのだが、さっき、当日券の枚数を確認しておけばよかった。さっきの感じだと、なんだか余裕で入れそうな答えかただった。残念。あきらめて、イセザキモールに移動する。

 ブックオフに寄り、80円の文庫本を1冊、220円の単行本を3冊買っていく。一万円を超す高値がついている本を見つけ、まさか、そんな値段で売れるとは思わないが、当然、これは買うに決まっている。有隣堂に少し寄り、それから、ベローチェ入り、ひと休み。スマホの充電をしながらラジオを聴いた。そのあとには読書もするが、近くの席の会話が耳障りで、集中するまで時間がかかった。

 横浜駅まで歩いて帰ることにして、平沼のブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を3冊買い、夜遅くに帰宅した。

◇ テレビ

 録画していた今朝の「サンデージャポン」を観ると、今週も旧統一教会の問題から。勅使河原たちの会見で、金平茂紀が追及する様子をこの番組でも放送する。スタジオでは、鈴木エイトがこの会見に「異議アリ」というのをやるのだが、これは「ミヤネ屋」のパクリらしい。(「ミヤネ屋」は観てないから知らない。)続いてはロシアの話題を扱い、コメンテーター席には小原ブラスが座り、中村逸郎もスタジオに出演し、VTRにはボグダンさんも登場した。

 「ワイドナショー」は、今週は松本が不在の回。田村淳、オズワルド伊藤、神田愛花、三上大進というメンバー。国葬の問題を扱うが、まあ、このメンバーでは淳だけがしっかりしているという感じがする。神田愛花が、この番組のために3時間予習をするというのでみんな驚いていたが、その勉強時間は多いんだろうか。逆に、日頃から勉強してないということを表してるんじゃないのか。

 「笑点」の大喜利の助っ人には、一之輔さんがついに登場した。Spotify で「東京ポッド許可局」を聴きながら、深夜1時半頃に眠る。

2022年5月12日木曜日

5月12日木曜日/柳家喬太郎独演会


◇ 大森町・伊勢佐木町

 朝から都内に。京浜急行の大森町のほうまで用があり、昼食は嘉宴という店に入り、生姜焼肉定食を食べた。スープ、冷奴、杏仁豆腐、ドリンクがつき、800円。大森町から各停に乗り、1時間ぐらいかけて、のんびりと日ノ出町まで移動した。大森町にいるときに雨がぽつぽつと降り始め、まだ大降りにはならないものの、大雨の予報が出ているので、まいばすけっとに寄り、ビニール傘を買っていく。イセザキモールまで歩き、雲雀洞に寄ってみるが、またシャッターが閉まっていた。


 セブンイレブンに寄り、チケットを引き換えてから、関内方面に進む。ブックオフには先週も寄ったばかりだが、220円の単行本を1冊だけ買う。カトレヤプラザのGU、有隣堂を覗き、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電しながらラジオを聴き、それからしばらく読書をする。だいぶ薄暗くなってきてからベローチェを出て、小雨が降るなか、桜木町まで歩いた。



◇ 落語会

 「柳家喬太郎独演会 純情日記港崎篇」という公演を観るために、横浜にぎわい座まで。開館20周年記念公演のひとつなのだが、チケットは抽選制で、申し込んでみたら運良く当選した。抽選制のチケットを申し込むということもあんまりしたことがないのだが、こけら落としから通っていたにぎわい座だから、20周年記念公演をひとつぐらいは観ておきたかった。といっても、ここ数年は行く回数はめっきり減り、半年に一度ぐらいになってしまっているが、魅力的な公演がないのだからしかたがない。それでも、経営は成り立っているということなのだろうか。

 開場時刻の18時半を少し過ぎたころには到着し、1階の傘立てにビニール傘を預け、2階席がある4階までエレベーターであがる。指定席、2階のバルコニー席を選んだのだが、2階席を開けている公演はさらにひさしぶりだ。当然、満席なのだが、それにしてはどうも客席に熱がない気がする。19時開演、まずは前座の左ん坊が「寿限無」をやる。左龍の弟子だろうか。続いて、二ツ目の柳家やなぎ。「さよならたっくん」という新作をやった。そして、喬太郎が登場。一席目はおなじみの「純情日記横浜篇」。しかし、この噺も何年も聴いていなかったはずだ。続いて、一龍斎貞寿が「石川一夢」という講談を語り、仲入りになった。独演会というわりにはいろいろ出てくる会だが、後半はまるまる、喬太郎の「純情日記港崎篇」。仲入りのときに時間を確認しそびれたが、そうとうたっぷりとやっていたはずで、終演は22時近くなった。この「港崎篇」は横浜開港150周年記念の会のために作った噺だそうで、今回、初めて聴いたが、「横浜篇」ともリンクし、スケールの大きい噺だとは思うものの、今日の出来がよかったかというとちょっとわからなかった。気になる言い間違いがいくつかあった。お囃子は恩田えり。出囃子がそれぞれ横浜にちなんだ曲になっていて、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」「伊勢佐木町ブルース」「よこはま・たそがれ」「ブルー・ライト・ヨコハマ」を弾いていた。

 終演後、貼り出された演目の前に写真を撮る列ができる。1階の傘立てのビニール傘を取りにいくと、なぜか外れていて、傘が下に落ちていた。思いのほか、大雨にはならず、横浜駅まで歩いてしまう。平沼のまいばすけっとに寄り、買いものをしてから帰る。

◇ ラジオ

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、「欽ちゃんとオードリー若林のキンワカ60分」を聴いた。正月に放送された特番の2回目。先週木曜に放送されたもので、聴きそびれていて、タイムフリー切れぎりぎりになってしまった。今回はほぼ、若林による欽ちゃんインタビューになり、初回よりも面白い話が多かった。若林が欽ちゃんに軽演劇の定義を訊ねると、セリフの音程が違うという答えを返す。芸はからだで覚えるものというのが欽ちゃんの考えだが、しかし、テレビではそれをいっさい使わなかったという。芸は奥行きであり、テレビは奥行きがないから、芸を見せる場とは違うものだということをすぐに理解していたのだ。

 深夜1時からは、普段は聴いていない「ナインティナインのオールナイトニッポン」をオンタイムで聴いた。上島竜兵について、「お笑いウルトラクイズ」を始め、若いころにお世話になった思い出話。聴きながら眠る。

2021年12月9日木曜日

12月9日木曜日/「ポカスカ寄席」

◇ ラジオ

 朝8時半、つけっぱなしにしていたラジオから、伊集院の声が聴こえて起きあがる。寝不足が続いていたが、昨夜はよく眠れた。しかし、鼻水が止まらない。ラジオをつけたまま、ブログの更新をひとつ。ツイッターを見ると、「伊集院光とらじおと」の終了が決定的という東スポの記事が出ていた。

 午前中に、録画していた昨夜の「あちこちオードリー」を観た。劇団ひとりと大泉洋がゲスト。Netflix の「浅草キッド」は今日から配信開始だが、たまたま目にしたキドカラ―大道のツイートによると、今日はフライデー襲撃事件の日でもあるようだ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、こちらでももちろん「浅草キッド」の話をしている。日付が変わってすぐに配信されるのかと思いきや、何時から配信されるのかがわからないようだ。深見千三郎の映像がまったく残っていないと土屋は言うのだが、昨日、土屋が東貴博に会った際、その話をしたら、東は深見師匠をよく知っていて、「うちに映像あるよ」と言われたという。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけていた。14時台は、神奈月がゲスト。ラ・ママから頭角を現したひとで、その時代の芸人の名がたくさん出てきたのを興味深く聴いた。ウッチャンナンチャンや大川興業がトリをとっていた時代だ。神奈月という芸名は、松竹梅の松みのるに提案されたものだというのは知らなかった。11月生まれだというと、神無月を提案され、それに決めたが、神無月は10月で間違っていたという話。

 夕方から外出。もっと早く出るつもりだったのに、すっかり遅くなった。昨日は雨だからよくわからなかったが、いつの間にか、だいぶ寒くなっている。横浜から、京浜急行で日ノ出町まで。イセザキモールまで歩き、マイカリー食堂に入り、ごろごろチキンカレーを食べた。580円。


 読書の時間を作りたく、躊躇したが、やっぱり、ブックオフの近くにいるのに寄らないわけにはいかない。短時間でまわろうと、2階だけに狙いをしぼるが、なかなかいいものが見つかった。どんなに短時間でも寄ってみるものだ。110円の文庫本を6冊、220円の単行本を1冊買う。レジでアプリのクーポンを見せると、店員が無言のまま、ひとのスマホの画面を触り始めるので、なんだこいつはと思った。なにかを確認したいのならばそれを言うべきだし、確認するときは、失礼しますのひとことでもあるべきだ。あとの予定まで、1時間弱の余裕があり、ドトールに入り、読書をする。食べたいパンがなにもなく、ブレンドのみ。最近のドトールはパンをおろそかにしているのか、ドトールとの付き合いかたをいよいよ考えなおしたくなる。

◇ 演芸会

 18時半過ぎ、「ポカスカ寄席」を観るため、横浜にぎわい座に。予約したチケットを、2階の窓口で引き換える必要があるので、早めに到着した。席は4列目のいちばん端っこで、すぐ隣りには桟敷席がある。この劇場も、最前列はやはり空けている。後方の席も空いていて、あまり売れていないようだ。19時開演、幕が開くと、ポカスカジャンがさっそく板付きで現れる。この「ポカスカ寄席」は4年ぶりの開催で、省吾が脱退してからは初めてであり、復活してくれたことがまずは嬉しいが、以前は、ゲストが3組、お笑い、落語家、ミュージシャンという組み合わせが基本形で、にぎやかな会だった。しかし、今回は、ゲストは昇太師匠のみである。前半はポカスカジャンがたっぷり。ビートルズの曲にドリフのギャグが登場する「ビートルズだよ!全員集合」というネタは、新生ポカスカジャンの初めてのライブで披露されたネタだった。「ひょっこりひょうたん島」の替え歌は、ASKAが捕まったときに作られたネタだと思うが、それこそ、この「ポカスカ寄席」で観て、笑った記憶がある。そして、今日の会は「ポカスカ忠臣蔵」というサブタイトルがついていて、これが目玉の演目だ。忠臣蔵の登場人物をロックミュージシャンに見立て、張り扇をドラムのように使い、ロックの名曲を演奏しながら講談を語る。初披露かと思ったら、夏の単独ライブで一度やっているようだ。最後はおなじみの「八兵衛の一番長い日」だが、ポカスカジャンのネタには、好きなネタもあれば、そうでもないネタもあり、こういう湿り気のあるネタはあまり好きではない。さだまさしの元の曲も「水戸黄門」も、考えてみると、二十年以上前に作ったようなネタだろうからしかたがないのだが、題材がずいぶん古い。新しめのネタにしても、ドリフとビートルズだ。仲入り後は、ゲストの昇太師匠が登場。ここまで、いまひとつ温度があがらない客席に感じていたが、じわじわとほぐしていく話術はさすがだ。噺はおなじみの「人生が二度あれば」。エンディングは、昇太&ポカスカジャンのコラボ企画。昇太師匠は今日が誕生日だそうで、マクラでそれをしゃべっていたが、この時間に、布目館長がバースデーケーキをもって現れた。ポカスカジャンのネタを、昇太師匠が加わり、いくつか披露し、最後はいつもの「笑点・バイ・ミー」になった。これもあまり好きではない。しかし、最後はまさかのアンコールまであり、盛りあがったというよりも、これで終わっちゃうのという物足りなさからのような気がした。2時間よりもだいぶ短く終演する。ロビーに出ると、ガリガリ君のカレンダーとタオルが置いてあって、ひとつずつもらっていった。


◇ 読書

 横浜駅まで歩くことにし、平沼のブックオフに寄り、220円の単行本を1冊だけ買った。帰りの電車内で、藤井青銅「「日本の伝統」の正体」を読み終える。新潮文庫。親本は2017年刊、今年1月に文庫化。初詣や恵方巻、喪服、土下座、あるいは、民謡や演歌、古典落語、江戸しぐさなど、現在の社会に溶け込んでいる伝統っぽいものが、本当に伝統なのかを突き止めていく。専門家ではない目線で、平易な文章で書かれていて、とても読みやすかった。同じ放送作家でも、その姿勢は百田尚樹とは大違いだ。ペリー来航の時代、攘夷派の多くが、鎖国は日本の伝統だと思っていたというのは、著者も書くとおり、よくできすぎている。「つまり、幕末の一部の連中は、二百年前にできた制度を、五十年前にできた言葉で「ずっと昔からの日本の伝統だ!」と叫んでいたことになる。よくできすぎているだけに、かえって不気味になる戯画のようだ。ここまで本書を読んできた方にはもちろんおわかりだろうが、これはなにも「幕末」に限らない。「鎖国」に限らない。」

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか観てから、ブログの更新をもうひとつ。深夜1時頃に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...