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2022年6月13日月曜日

6月13日月曜日/初めての新宿梁山泊

◇ ラジオ・ネットニュース

 朝、楽天ブログの移植作業を進める。タイムフリーで、先週金曜に放送された、ヒコロヒーの「CURIOCITY」を聴くと、みなみかわをゲストに迎え、映画の話をしていた。みなみかわは、年間100本の映画を観る映画ファンなのだ。ヒコロヒーのいちばん好きな映画は「女囚さそり」だそうである。来週も引き続き、みなみかわがゲストで、今度は読書について語るようだ。

 11時半からは「ビバリー昼ズ」を聴いた。高田先生、亀戸の「ロケット団定例集会」を観に行ったそうで、中津川弦さんのネタを再現していた。12時台は、片岡鶴太郎がゲスト。この番組に登場する鶴太郎は生き生きしていて、いちいちものまねを挟み、プロフィール紹介だけで10分を超える。画業の話をしているときに、高田先生、本番で言う話じゃないけどと断りつつ、逆バンジーで天国に飛んでいく竜兵を描いてほしいと注文を出すが、鶴太郎はここだけはちょっと神妙なトーンになり、まだ明るく語ることはしなかった。

 ツイッターから見つけた、Yahoo!ニュース の山下達郎インタビューを読んだ。聞き手は能地祐子。サブスクの配信はしないという発言が話題になっているようだが、ボイストレーニングはあまり信用していないという話も面白い。「ボイストレーニングはあまり信用してないです。個性をなくすから。例えばオペラのベルカントなら、スカラ座の壁を突き破るような声を出すための訓練が要る。でも、僕らはマイクに乗っける声なので、しゃがれ声でもとっちゃん坊やでも、それも個性になる。」

 Yahoo!ニュースの記事でもうひとつ、「笑点」の助っ人を分析した堀井憲一郎のコラムも面白かった。昇太と志らくの関係をきちんと指摘している。「仲がいい、というのとは違うとおもうが(たぶん楽屋であまり話をしていないようにおもう)、同じ時期に前座だったことのある仲間であり(昇太の入門は1982年、志らくは1985年)、落語冬の時代を乗り越えてきた同志という気配を感じる。たとえば、5月22日の最初の挨拶で、志らくは「(私は)若いころ笑点批判をずいぶんしたと言われてますけれど、ここだけの話ですけれど、司会の昇太さんも若いころ、笑点なんか絶対出ないっつってましたからね」と言って、このあたりが「落語冬の時代の若手」同士らしいやりとりなのだ。昇太も否定せず「悪いやつだなあ」と返すばかりで、通じあっている空気があった。」

◇ 新宿

 午後から都内に。横浜から東横線に乗り、副都心線直通で、新宿三丁目に出る。先に昼食にしたいと思い、めったに利用しない高島屋寄りの出口から出てみるが、決められないまま、紀伊国屋まで歩いてしまった。紀伊国屋は、しばらく寄らないうちに改装されていて、店内がずいぶんすかすかになっていた。本屋の魅力がわかっていない人間による設計という感じがして、じつに居心地が悪く、つまらない店になってしまったものだ。2階に上がってみると、2階も同じようにすかすか。上の階も気になり、昇ってみると、3階より上は昔と変わらないようで、少しほっとする。1階に戻り、おもての階段から地下に降りてみると、リニューアルオープンを知らせる貼り紙があり、5月27日からこうなったようだ。


 紀伊国屋の裏から出て、靖国通りのブックオフまで足を延ばした。うっかりしていたが、お気に入り店舗に登録しそびれていて、アプリのクーポンは使えず、110円の文庫本を2冊、220円の単行本を2冊買った。時間に余裕があるので、めったに足を踏み入れない新宿一丁目のほうを歩いてみると、シアターサンモールの近くなのだと、今さら位置関係を把握する。しかし、無駄に歩きまわり、昼食が遅くなってもいやだと思い、小諸そばを見つけて、鶏から丼セットを食べた。590円。

 新宿二丁目を通過し、花園神社にたどりつく。夜に花園神社のテント小屋で、新宿梁山泊の芝居を観るのだが、まだ明るいうちに写真を撮っておこうと思った。開演前になると、混雑もするだろう。時間まで、すぐ近くのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電もしておきたかった。








◇ 演劇

 18時半開場、10分を過ぎたころに花園神社に戻る。数年前に大鶴義丹の「昭和ギタン」という本を読み、とても面白い本だったのだが、その後、大鶴義丹が参加している新宿梁山泊の存在を知り、観ておきたいとずっと思っていた。ついに初観劇が叶うというわけである。テントの手前は指定席の入り口で、桟敷席は反対側に入り口があった。チケットの整理番号がなぜか1番だったのだが、開場後に入れば関係はない。検温、消毒をして、自分でチケットをもぎり、靴を入れるビニール袋をもらう。上手側から場内に入ったかたちだが、桟敷席の真ん中には花道が通り、分割されている下手側がまだ空いていて、そちらに進み、腰を降ろした。スタッフたちが元気よく案内をしていて、ひさしぶりに感じる芝居小屋の熱気がさっそく楽しい。開演前に、桟敷席は水が飛んでくるというので、2列目までは、横長のビニールシートが渡されていく。ぜんぜん気が及んでいなかったが、この手の芝居で、そういうことがあるのはわかりきったことだ。最初は3列目に座っていたが、後ろの席に客が増えてきたので、前に詰めて、2列目になり、ビニールシートを使うことになった。満席になるのかと思ったら、桟敷席は意外とゆったりと座れた。開演直前に、演出の金守珍が登場し、前口上を述べる。公演の案内をしているかと思えば、客席に渡辺えりがいることを明かし、指したほうをふり返って見ると本当に座っていた。上演時間は2時間半という長丁場で、休憩を2回挟むことも最初に説明される。上演時間も気にしていなかったが、そういえばそうかと思うことばかりだ。観劇の間が空くと、ずいぶん鈍くなってしまうものだ。

 19時開演。「下谷万年町物語」というこの公演は、もともとは蜷川幸雄が演出する大劇場での上演用に唐十郎が書き下ろした作品ということだが、そのことも、今回、これを観ようと思うまで知らなかった。それを改めて、テントで上演するという試みなのだ。唐十郎作品についても、世代的にはどうしても体験が乏しいから、新鮮に楽しみにしていた。幕が開くと、舞台前方が水槽になっていて、桟敷席からはすぐ目の前なのだが、始まると、俳優たちがなぜかばんばん水に飛び込む。なるほど、これはビニールシートが必要なわけだ。時代は戦後、上野にあった貧民窟の物語だが、序盤は水をよけることに気をとられ、物語がまるであたまに入ってこない。なにしろ、初めて観る新宿梁山泊だから、出演者はほぼ知らない俳優たちばかりで、配役もすんなりとは覚えられない。楽しみにしていたのは大鶴義丹の出演だが、登場すると、その風貌がまず見事で、そのつど、笑いをしっかりとさらっていくのがさすがだった。そのほか、有名俳優では松田洋治が出ていることにも驚くが、大きな見せ場がある役ではなく、さらっと出ている。知らない俳優でも、気になる俳優はあとで検索して調べたが、蜂谷眞未という主演の女優は、どうしてもいちばん印象に残った。水中から抱えられて登場する最初の場面も鮮烈だったが、あとの場面では、赤いスリップ姿で、汗まみれになって立ちまわる。芝居の迫力もすごいが、この舞台を連日こなす、体力的な負担もすさまじいだろう。そして、もうひとりの有名俳優、六平直政の出演にも期待していたが、開演から2時間近くが経ち、三幕目になり、ようやく登場した。六平直政の年齢で、このテンションの芝居を長時間はきついだろうと思ったが、さすがに登場時間は短くしてある。六平は花道の後ろから現れ、着物の女装姿で、くちから水を吹いた。出演は短くとも、その存在感は圧倒的だった。2時間半、過剰なエネルギーで駆け抜けるような舞台で、ラストはもちろん、期待どおりに舞台後方が開き、上下左右から水が噴き出した。終演後、テントから出ても、花園神社をすぐには出る気にならず、だらだらと写真を撮っていた。



 帰宅は深夜0時近くなり、冷凍のジャージャー麵を食べながら、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・鳳蘭&紫吹淳)を観て、深夜2時頃に眠った。

2021年11月23日火曜日

11月23日火曜日/「NHK新人落語大賞」など

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から4時間ぐらい眠り、午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。初回から録画保存している「お笑い実力刃」をずっと観そびれていて、3ヶ月も溜まってしまい、8月放送のロケ職人の特集をようやく観るが、この回から興味を失ったのだった。なすなかにし、さらば森田、飯尾和樹、ジャングルポケット、ヒコロヒー、アルコ&ピースという顔ぶれがロケのテクニックを競う企画だが、やっぱり、これは興味の対象外。日曜の「おかべろ」は、ニューヨークがゲスト。去年の「M-1」の話をしていて、「キングオブコント」の話はまったくないが、関西での放送日はいつだったのだろうか。こういう話になると、ノンスタ石田の分析が面白い。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組を聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」では、山藤章二の「似顔絵塾」と「ブラック・アングル」が最終回。担当編集者の寄稿もあった。祝日の今日は「ナイツ ザ・ラジオショー」はお休みで、代わりに、13時からは「森山良子×清水ミチコのおちゃめなおしゃべりタイム♪」という1時間の特番を放送していた。聴きながら、2時間ぐらい眠る。

 昼に放送されていた「NHK新人落語大賞」を、録画ですぐに観た。昨年は放送日がわからずに観逃してしまい、がっかりしたが、今年は無事に録画した。司会は、林家たい平、南沢奈央。審査員は、桂文珍、柳家権太楼、片岡鶴太郎、堀井憲一郎、広瀬和生という5名。この賞にしては、例年に比べて、本気度の高い審査員をそろえてきた。本選出場者と演目は、出演順に、三遊亭好志朗「権助魚」、桂小鯛「親子酒」、笑福亭生寿「近日息子」、春風亭昇也「壺算」、林家つる子「お菊の皿」、桂二葉「天狗刺し」。東京勢3名のうち、昇也、つる子がどんな落語をやるかは知っていたが、好志朗は初めて観た。最近は若手の会にはしばらく行っていないから、東京の二ツ目にどんなひとがいるのか、ずいぶん疎くなってしまったが、この3名ははたして突出しているのだろうか。上方の3名はもちろん初めて観るだろうと思っていたが、観ている最中に、生寿というひとは「花詩歌タカラヅカ」に出ていたひとだと思い出した。にぎわい座の会で観ているはずで、どんな落語をやっていたかは印象にないが、今回の「近日息子」は面白く、ここまででは初めて声に出して笑った。続けて、昇也、つる子と観て、生寿さんのほうが点が高いかなと思いながら観ていたが、最後に登場した二葉がさらに面白かった。去年も出場したそうで、審査員によると去年よりも成長しているようだが、観逃しているのが悔しい。しかし、むしろ、なんの先入観もないぶん、次第に惹き込まれる驚きはあったかもしれない。女性落語家が続く順番になったが、つる子の熱演とは対照的に、二葉のちからの抜け具合が楽しく、演じる人物のかわいらしさになっていた。審査結果は、二葉には全員が10点を出し、二葉が優勝した。生寿には、文珍、鶴太郎、堀井が10点を出し、計48点で2位だった。権太楼が小鯛に10点を入れていたのは理由がわからないが、つる子には8点を入れていて、これは納得する。広瀬和生はつる子と小鯛に8点を入れるが、昇也に10点を入れていて、これにも首をひねる。鶴太郎にはどの程度の審美眼があるのか、コメントも無難なことしか言わず、はっきりしないが、点数だけ見ると、意外とまともな審査をしていると思った。

◇ 読書・テレビ

 今日は一日、立川談四楼「談志が死んだ」を読んでいた。昼に読み始め、中断しながら、夜に読み終えた。2015年刊、新潮文庫。親本は2012年12月に新潮社から出ているが、この本も、「ザッツ・ア・プレンティー」と同様、手にとる気にはなかなかなれず、没後十年を機に、読むなら今かという気にさせられた。しかし、この小説の第一章の初出は、2012年7月に出た「談四楼がやってきた!」というムックで、このムックは新刊で買っていたが、杉江松恋さんの解説を読むまではそのことを忘れていた。談四楼師匠の小説を読むのは初めてで、もちろん、題材への興味もあるが、実在の人物たちに対する、談四楼師匠の屈折を含んだ感情の揺れ動きにはらはらさせられた。

 夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、田原総一朗と渡辺宜嗣がゲスト。「朝生」初期の映像が流れ、菅直人を大島渚が怒鳴りつけている場面だったが、田原総一朗によると、元芸能人のレーガンを馬鹿にした菅直人に、大島渚が怒ったんだそうだ。田原総一朗、87歳のひとり暮らしの様子を映すVTRもあり、自宅で朝食を作り、仕事場の資料が積みあがったデスクの隙間で食べているすがたに、その散らかりぶりに黒柳徹子は共感を示す。田原とはどうやら親しいらしく、どういうわけか、このふたりは似たところがある。この番組では珍しく、ゲストの田原が黒柳徹子にずばずば質問をする。昔、つき合っていた男に、穴に落っこって死にそうな気がすると言われたことがあるというのはかなり可笑しい。それから、今日の「さんま御殿」を観ると、こちらは声優特集。声優のなかに栗田貫一もいるのが嬉しい。そのほか、アニメ好き代表として、ハライチ岩井、中川翔子も出演する。若手の声優も多数並ぶが、この番組、こういう特集でないときにも最近は声優がよく登場している印象があり、ものまね芸人にするのと同じように、アニメの役柄の声をさんまはやらせようとする。どういうわけか、さんまはアニメ好きなのだ。トークのために話題のアニメをチェックしている面があるとはいえ、好きでなければできないことだろう。

 ツイッターを見ていたら、「おげんさんといっしょ」が今日放送されていたことを知った。グッチ裕三が出ていたようで、これは観逃してはならなかった。つい先日のオールタイムリクエストは録画したが、なぜ今日の放送を事前に知ることができなかったのか。ツイッターのタイムラインを追いかけていないと、ときどきこういう悔しい思いをする。再放送を調べてもまだその予定はない。NHKのサイトから配信を観ることはできるのだが、手元に録画を保存したかった。けして、星野源のファンというわけではないのだが、番組のファンではあるかもしれない。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴き、聴きながら、深夜2時前に眠る。

2021年4月7日水曜日

4月7日水曜日/公園を歩く

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、録画していた昨夜の「チマタの噺」を観ると、片岡鶴太郎がゲストだった。VTRには西横浜が登場し、訪ねた居酒屋の主人が元ミュージシャンというひとで、その時代には桑田佳祐と出会っているという。いったい、どういう手順でこういうひとを見つけ出してくるのか。タイムフリーで昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、なんと、田中がまたお休みで、今度は副鼻腔炎だという。代打にまたまたウエストランドが出ていて、そういえば、昨夜、眠りながら聴いていた記憶がうっすらとある。

◇ 公園

 今日は朝から都内に。電車は空いていて、横浜までは座れたが、眠気がひどく、読書はできない。京浜急行、浅草線直通で蔵前に着き、所持金が少なかったため、ファミリーマートに寄り、Tポイントでコロッケパンを買った。Tポイントを使ってくださいと言うと、店員は200円以下はポイントがつかないといって、こちらの話が通じない。外国人ではなく、日本人の中年男だった。隅田川テラスでパンを食べようとするが、座る場所がなく、立って食べる。その後、大井のほうまで行くことになり、昼には時間ができたので、近くの公園を散歩した。みなとが丘ふ頭公園というなかなか広い公園で、丘の上に登ってみると、裏側はキャンプ場になっていた。実際にキャンプをしている家族がいる。池もある。野良猫もいる。ぐるっとひとまわりして、戻ってきて、しばらくベンチに座っていた。










◇ 蔵前から

 夕方には蔵前に戻ることになり、昼に公園を歩きまわったのでもう充分という気もしたが、もう少し歩いてやろうという気になる。御蔵前書房を少し覗き、裏通りを抜けて、田原町を目指した。Readin’Writin’ にひさしぶりに寄ってみようかとも思ったが、前を通るだけにする。合羽橋の商店街も、いつも交差点を横切るだけで、商店街に入っていったことはなかった。初めて商店街を通り、真ん中ぐらいで引き返してくる。裏通りを抜けて、稲荷町のブックオフに出る。短い時間で4冊、いい買いものをした。


◇ 上野まで

 稲荷町のあたりでご飯を食べて、ベローチェで休もうかというつもりだったが、さらに上野まで歩いてみたくなった。ここを通るのはだいたい夜で、昼間に歩いてみたら、上野の景色がなんだか近くに感じるものだ。グーグルマップで確認してみると、田原町よりもじつは上野のほうが近いのだ。実際、歩いてみると、稲荷町から上野はすぐという感じがする。上野駅に浅草側から近づくこともあまりなかったが、高速道路が空をふさいでいて、見晴らしがよくない。歩道橋にあがると、下にパトカーが数台停まっていた。なにかあったのだろうか。カレー屋のクラウンエースは、うわさは目にしていたが、シャッターが閉まっていた。アメ横のほうに抜けようとすると、路上に席を作っている酒場がとてもにぎわっていて、マスクをしていない人間が密集しているあいだを歩いていくのは、少し怖かった。どこかで食べていこうと思うが、まるで決められず。線路の東西を行ったりきたりして、だいぶ長い時間、歩きまわることになった。最終的にはガード下の建物の二階に見つけた新東洋という台湾料理屋に入ってみた。ひっそりある感じがよかったが、おもてに出ていた定食メニューを頼もうとすると、定食は昼だけだという。しかたなく、スタミナ焼きそばを頼むが、野菜ばかりでなにがスタミナなのかわからなかった。990円。つまらない店に入ってしまった。




 マクドナルドがいつの間にか移転していて、入ってみると、内装もきれいになっていた。アイスコーヒー1杯で、30分ほど。読書する気力なし。上野のブックオフにも寄っていくが、なにも買うものなし。御徒町から京浜東北線、品川から京浜急行で帰ってくる。21時半頃に帰宅し、タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴き始めたら、すぐに眠った。

2020年12月7日月曜日

12月7日月曜日/ポップコーンを食うな

◇ 一日の流れ

 録画している「グッとラック!」を午前中のうちに観て、「ラジオビバリー昼ズ」が始まる時間に間に合わせたら、いい流れで一日が始まるという気がしている。

 「ビバリー」の今日のゲストは片岡鶴太郎だった。高田文夫先生を前にして、ノッているのがわかる。こんなに絶好調な鶴太郎に出会うのはひさしぶりだ。いいキャッチャーがいると、ばんばんいい球が出るもので、こんなにいい球をまだまだ投げられるひとだとは思ってもみなかった。

◇ 祖父

 先週金曜の「徹子の部屋」に池田エライザが出ていて、録画してあったその放送を観た。「徹子の部屋」も毎日録画している番組。

 池田エライザは少し前に「キネマ旬報」の表紙を飾っていて、それをぱらぱらと立ち読みしたときに読書が好きだということを知ったが、ここでもやっぱり読書についてしゃべっていた。小学生のときには父親に古本屋に連れられ、105円の小説を買ってもらっていたという。これは間違いなく新古書店だろうし、新古書店がそのような記憶として語られる世代だ。

 ギターも得意だということはこの番組で初めて知った。母親は歌手、祖父はギタリストだったと徹子に紹介されると、「ギターを片手にもったコメディアンというか」「俳優をやってたり、コメディアンをやってたり、ギターをやったりっていろんなことをしてたんですけど」と説明していた。この祖父にもものすごく興味を惹かれるが、フィリピンのかたなのかもしれない。

◇ 新聞

 夕方から外出し、平沼橋まで。「ブックオフ大学ぶらぶら学部」の書評が載っている昨日の読売新聞を買おうと、販売店を検索してみると、通り道とするには平沼橋がちょうどいい。しかし、行ってみたはいいが、いきなり入っていいものかわからない。まごついていたら、ちょうど外におじさんが出てきて、訊くことができたから助かった。買えるというのでなかに入れてもらうと、おじさんはそのへんの束から一部取り出してきてくれて、150円をそのおじさんに渡した。


◇ ドルビーシネマ

 ムービルのモスバーガーで時間をつなぎ、T・ジョイ横浜で、ドルビーシネマ上映の「AKIRA」をレイトショーで観てきた。「AKIRA」を観るのは二度目だったが、この映画に特に思い入れがあるわけではなく、ドルビーシネマをちょっと体験してみたいという気持ちがあったからなのだが、結論からいえば、ドルビーシネマの醍醐味はよくわからなかった。前面からしか音が感じられず、普通の上映となにが違うんだろうと思った。そもそも、ドルビーシネマ用に作られているわけではない旧作を、どのようにしてドルビーシネマ上映にするのかが素人にはさっぱりわからない。

 「AKIRA」を初めて観たのはたしか「MEMORIES」公開記念の上映で、「老人Z」との2本立てだった。すると、四半世紀前になるのか。たしか、新宿のどこかの映画館だったが、もはや記憶がはっきりしない。しかし、「AKIRA」というマンガはもちろんマンガ史に残る大傑作なのだが、映画はそこまでの作品ではないという感想を、初めて観たそのときにも思ったはずだ。二度目に観る今回も、思い起こされるのは初めて映画を観たときの記憶ではなく、原作マンガを読んだときの記憶だった。そのくらい、原作マンガを読んだ体験のほうが強烈なものとして残っている。

 ドルビーシネマ用の劇場はとても広く、客席はがらがらだったのだが、自分のほうが先に席をとっているのに、一列違いのすぐ目の前の席にあとからやってきた男がいた。いったいどういう神経をしていたらその席がとれるのか。どうせ誰もこないだろうと思い、自分のほうが横の席に移動したが、そいつにはこの不快感はおそらくなんにも伝わっていない。その男、山盛りのポップコーンを食っていたのが余計に腹立たしかった。ドルビーシネマのサウンドを味わおうと耳をそばだてていると、ポップコーンを食っている音が聴こえる。お前のポップコーンを食う音を聴くためにこっちは耳をそばだてているのではないのだ。映画の終盤までのんびり食いやがって、ポップコーンが減ってくると、容器のなかでポップコーンがしゃかしゃか動く音がするのまでわかるようになった。

 

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...